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『街乗り派にも良心的なクルマ』 スズキ ジムニーシエラ 2002年モデル 安くて結構!さんのレビュー・評価
ジムニーシエラ 2002年モデル
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ジムニーシエラの新車
新車価格: 159〜186 万円 2002年1月1日発売〜2018年6月販売終了
中古車価格: 63〜245 万円 (53物件) ジムニーシエラ 2002年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > スズキ > ジムニーシエラ 2002年モデル > ランドベンチャー
2016年11月4日 16:54 [974180-1]
| 満足度 | 5 |
|---|
| エクステリア | 3 |
|---|---|
| インテリア | 3 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 5 |
| 乗り心地 | 3 |
| 燃費 | 無評価 |
| 価格 | 5 |
次期マイカー探しでジムニー兄弟に試乗しました。
9型ジムニー・XGのMTをレンタル、10型ジムニー・ランドベンチャーのATと9型シエラ・ランドベンチャーのMT/ATはディーラー試乗です。
【ポジション・視界】
ジムニー兄弟はシートの高さとハンドルリーチの調整はできません。フロアからシートまでの高低差は大きくないので、足を伸ばした座り方になります。一般的な乗用車よりもアクセルペダルは右側にあって踏みやすいです。ブレーキペダルもアクセルペダルから極端に離れていないので踏みやすいです。MT車のブレーキペダルは更に踏みやすかったです。ペダルの踏みやすさでポジションを決めたらシートは目一杯後ろに下げた位置になりました。ちなみに私、身長は166cmしかありません。足も特に長いわけではありません(笑)。
室内は横幅に余裕がなく、ハンドルを切った際に肘がドアにぶつかることがあります。
着座位置が高く、前方の状況は良く分かりますし、ボンネットは左右とも先端まで見えます。Aピラーは立っていて圧迫感はないです。ウエストラインは水平で低く、左側面をすり抜けてくる自転車も良く見えます。ホイールベースの中央に着座するのでクルマの挙動が分かりやすいです。不思議な安心感がありますね。
【乗り心地】
乗り心地は“横揺れ”だけ気になります。
リジットサスペンションを採用するクルマは右輪と左輪が一本の軸で連結されていて、片方の車輪が路面の凹みに入ると反対側の車輪が突き上がります。この時、車体が大きく横に揺れます。しかもジムニー兄弟は、前軸も後軸もリジットなので、1つの凹凸につき前軸と後軸で別々に横に揺れるわけです。駐車場を斜めに出入りするだけでも最低2回の横揺れに襲われます。トラックでは当たり前の構造ですが、4輪独立サスペンションの乗用車に乗り慣れた方はびっくりするかも知れません。前後リジットは最低地上高を確保し耐久性を得るための構造ですから、これに我慢できなければジムニー兄弟を諦めて頂くしかありません。
トレッドが広いシエラの方が安定して旋回しますが、路面に捕獲される幅(範囲)も広いわけで“横揺れ”のキッカケも多く受けるような気がしました。ホイールベースに対するトレッド比もジムニーの方が市街地走行では丁度良いように感じました。そしてジムニーの方が明らかに小回りは効きますので、獣道でこそ本領を発揮するでしょう。よって意外にも、エンジンだけ大きいジムニー=ナローフェンダーなシエラがあるのなら試乗してみたいと思いました。
【走行性能・燃費】
ハンドリング。電動パワステを採用するジムニーはタイヤが細いこともあってハンドルが軽めです。それでいて普段は操向輪と駆動輪が切り離されているので、ハンドルから手を離してもしばらくは真っすぐ走るFRの良さを持っています。油圧パワステを採用するシエラはトレッドが広くタイヤが太いこともあって結構どっしりとしています。カーブが終わってハンドルを戻す際も最後まで自分でハンドルを切り戻さないといけない感じでした。
踏まないと効かないブレーキはすぐに慣れるでしょう。ブレーキペダルはちゃんと右足で踏める位置にありますのでパニックブレーキに対応できます。ガレ場から落ちないように?敢えて慎重な制動力に設定しているのでしょうかね?
燃費は9型ジムニーMTで10.5km/Lでした。軽い渋滞はありましたが、おおむね流れている一般道の峠道を上ったり下りたりを2人乗車で繰り返していました。言われるほど悪い燃費ではないと思います。
ジムニーのK6Aはアクセルをベタ踏みすると苦しそうに加速します。3気筒、タービン、トルクコンバーター、全てが安っぽさと喧しさに貢献?トルクコンバーターを介さないぶんMTの方が若干静かでレスポンスも良く感じましたが、ATもシフトショックが少なめでCVTほど変速がルーズじゃないので好感が持てます。ガレ場での繊細なクラッチミートが、、、という猛者はMT一択でしょうが、渋滞路線メインな方はATをお勧め致します。
シエラのM13Aは透き通るように回る4気筒で全くと言っていいほど振動を感じませんが、いかんせん低速トルクが弱く、市街地での瞬発力はジムニーとほとんど差がありません。性能面はともかくとして、快適性という面では両者には大きな壁があります。K6Aは回すほどに騒々しいクソガキ。M13Aは爽やかに伸びる好青年。遠出する機会が多い方はシエラをお勧め致します。長く乗り続けるので下取り価格も気にしないという方もシエラをお勧め致します。
【改善要望】
ジムニー兄弟に限ったことではないですが、MTのシフトフィールがぐにょぐにょしていてイマイチですね。縦方向はいいのですが、横方向にシフトする際どこまでレバーを倒せばいいのか分かりづらいのです。カッチリとしたシフトフィールが得られるのなら、腕力を要求されてもかまいません。
後席は狭さよりも後席に座る2名の膝と膝がぶつかることが不快です。フロアトンネルの上に仕切りを付けて欲しいです。常時仕切りがあると後席シートバックを畳めなくなるでしょうから、180度回転できるセンターコンソールを運転席に設ければいいのではないでしょうか?
シエラのワイドフェンダーは“後付け”感バリバリですね。ボディ・フェンダー間の挟み物といい、ボディ・フェンダーの色違いが目立つホワイトパール車を見たことがあります。フロントバンパーも出張り過ぎてカッコ悪いし。
【装備・総評】
シエラにはフロントウインドーのデアイサー(解氷)、横滑り防止装置、ATにロックアップ機構が付きます。また、ランドベンチャーを選択しなくてもヒーテッドドアミラーとシートヒーターが付きます。
走破性ばかりが注目されるクルマですが、車両感覚の掴みやすさ、ペダルの踏みやすさ、FRベースならではの自然な挙動、コンパクトな車体など、日常的に使用するにも良心的なクルマなので末永く生産して欲しいです。
- レビュー対象車
- 試乗
参考になった30人
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