日産 ティアナ 2008年モデルレビュー・評価

【エクステリア】
とても立派に見えます。周囲であまり走っていないこともイイですね。

【インテリア】
この車のセールスポイントであり素晴らしいです。特にベージュの内装は温かみがあり日本らしくおすすめです。

【エンジン性能】
2.5LのV6ですが、V6ならではの滑らかさは今一歩と感じます。アイドリング時は音も振動も少ないのですが、加速時はホンダの2.4L直4に負けているように思います。力強さも感じません。しかし、たいていのユーザーは日常走行で問題となるようなことは無いでしょう。

【走行性能】
乗り心地優先かと思いきや、なかなか高速域でも安定感があります。乗り心地と操縦安定性を上手く両立していると感じます。

【乗り心地】
とても良いです。柔らかめのサスでストロークも深いと感じます。私はJ31も所有していましたが、若干J31よりも硬めに感じますが乗り心地は満足です。
また、シートの座り心地がとても良いと同乗者から言われます。柔らかいにも関わらずコシがある最高のシートです。

【燃費】
CVTになり少々改善されましたが、燃費が良いクルマとは言えません。普通です。

【価格】
V6でこの価格は安いです。
中古市場でも安いですが大きな理由が下記の通りあります。唯一の欠点です。

【総評】
エクステリア、インテリア、乗り心地と、ほぼすべてにおいて満足しておりましたが、12万キロを超えたあたりで問題が発生しました。
以前所有していたJ31もトラブルが多かったことから耐久性は高くありません。
特に中古で購入するのはおすすめできません。
中古購入はトヨタをおすすめします。

不具合内容
? ハブベアリング摩耗による異音（J31同様）
? メーターのLED切れ（J32特有症状）
? ハンドル塗装劣化に伴う剥がれ （J32特有症状）
? エンジンのアイドリング振動増加と回転不安定 （メンテで改善可能かも）
? ダッシュボード劣化 （古いため仕方が無いかも）

?〜?が酷い項目。
特に?の異音は日々大きくなっており乗っていて気分が悪いです。
?のメーターは最近は半分以上点灯しておらず、日によっては全滅のときもありました。ディーラーによるとスピードを認識できないことから車検に通らず、修理にはメーターの交換（10万以上）が必要とのこと。

以前所有していたJ31は、これに加えて燃料計故障、熱による各センサー故障、ステアリングオイル漏れがありました。

総評しますと、設計自体は大変優れており満足できる良い車ですが品質管理はNGです。
耐久性が低く、あらゆる部品でコストダウンをしている車種です。
よって、中古で購入することはおすすめしません。
特にメーターの不良は、この時期の日産車に多いトラブルであり、中古車ショップで低走行車を見つけたからといって購入は控えたほうが良いかもしれません。
メーターを交換して走行距離がゼロになっている可能性があります。

私の家庭では夫婦揃って日産車でトラブルに見舞われ苦労をしました。
妻は一足先にトヨタに乗り換え快適に過ごしています。
私もトヨタに変える予定です。
日産の車が耐久性が低いことは自動車修理工場、中古者を取り扱うショップまたは整備工場にヒアリングすれば分かります。特に外国人は日本人とは異なり正直に教えてくれます。

ティアナはゴーン氏によるコストカットを施された車種かもしれません。
J31、J32共に車の設計自体は素晴らしいものでした。
ただ、乗り潰すまで永く乗らなければという条件付きであったことが残念でならないです。

【エクステリア】
少し高級感があるが、特徴が無く良いとはおもわない。
【インテリア】
レザーシートを選んで若干のラグジュアリー感を味わえるが、全体的に色が明るいベージュなのでガラスに映り込みうんてんしにくい。
【エンジン性能】
トルクはフラットだが、ものたりない。 速度とミッションのチューニングが悪く、街中で走る実用速度40〜50km/h付近の不自然な速度変化が在りストレスが溜まる。
【走行性能】
オッさん車としても良くない。 カーブにオーバースピードで侵入すると、完全オーバーに成り後輪も踏ん張りがなくコントロールに苦労する。
【乗り心地】
低速から高速まで室内は静かでオッさんには良いが、官能的なエンジン音が全く無く運転が作業に感じ苦痛だ。
【燃費】
8〜11km/h
【価格】
つまらない車だが、若干の高級感のためにこの価格は高く感じる。
【総評】
ヴィッツ〜ベンツSシリーズ迄多くの車を乗り継いできたが、日本の車特に高級車ってやっぱり40年前と同じで方向性間違ってる様に思う。