トヨタ WiLL VS 2001年モデルレビュー・評価

10年ほど前に通勤の為購入。

ステルス戦闘機をモチーフにデザインされた車。
中身はカローラなので、走行性能は至って普通。

◯エクステリア◯
フロントとリアのつり目と角ばったデザイン、トヨタのエンブレムが付いていない事もあり、外車と間違われる事もしばしば。エンジンはカローラですが。
自分は当時エースコンバットにハマっていたので即決でした。
購入理由の一番はエクステリアではないでしょうか。

◯インテリア◯
インパネは黒板に赤文字でスポーティー。機能は極めて普通。
シフトレバーが戦闘機の操縦桿になっている笑。ネタとしては最高。
リアウィンドウは視界狭く、後部座席の窓も狭い。デザインで犠牲になっているけど仕方ない。
前の座席がバケットシートなので、ややスポーティ。

◯燃費◯
レギュラーで街乗り12 高速で最高15位。極めて普通。

◯エンジン◯
1.8リットルvvtiエンジンで、回転数でバルブがどうこうらしいが、極めて普通。高速でもストレスは無い。乗り心地等も普通。

兎に角デザイン命の車でした。今でもたまに見かけると目を引きます。

本気で検討するため中古車屋で少しだけ動かしました。

【エクステリア】
もうサイコー。これに尽きます。
トヨタ車の中で、こんなカッコいいリアビューを見せてくれるのは、80スープラと、このwill VSぐらいと思うほど惚れます。
ケチをつけるとすると、1.5リッターモデルは、最近の軽自動車よりも酷い手動格納ドアミラーなのと、リアガラスの普通の透明ガラスで、プライバシーガラスになってないこと。あと、全てのモデルがそうですけど、ハロゲンなのにプロジェクター式ヘッドライトなので、地味に暗いです。
なお、アンテナはZZTセリカと同様にロングポール式なので、洗車機を使う場合は、その都度、アンテナ取り外しが必要です。

【インテリア】
ほんと、戦闘機をモチーフとしたデザイン。贔屓目に見てもサイコーです。スピードメーターのオプティトロンも、写真で見るよりも、結構見やすいですよ。
あと、シフトノブ造形の拘りは凄い。
シートも見た目だけではなく、ホールド性が地味に凄くよくできて居ますし、座面も厚みが十分。蒸れにくく、長時間ドライブも快適そう。
ドアの開け閉めをすると…音が軽いですね（笑）
ZZTセリカと同じか、それよりも軽く聞こえます。
さて、賛否両論の後部座席に座ると…確かに暗い！
これは皆様が言うことだけど、確かに。
顔を横に向けると壁！なのは良いとしても、大きいフロントシートのせいで光も刺し込まないですし、昼間でも読書には少し暗い。
後部座席の座面は薄そうだけど、座り心地は悪くなかったです。ZZTセリカのように座面にお尻スッポリ入れて高さを稼ぐ事はしてないですし、足回り頭上ともに広くて快適です。この暗さを許してくれるかどうかで、このクルマの評価が大きく変わります。

【エンジン性能】
殆ど踏めなかったので分かりませんが、始動はスムーズ。１.5リッターでも全然問題なし。車内は思ったよりも静かでした。

【走行性能】
これも数メートルでは分かりませんが、期待でしそうでした。

【乗り心地】
思ったよりも良い。

【燃費】
分かりません。

【価格】
古いクルマなのに、タマ数の少なさと、ルックスのためか、地味に人気があるようで、プラチナ価格になりつつあります。1.5リッターモデルなのに、同じスペックのカローラと比べて、年式、走行距離の割に全体的に高い！特に6MTモデルは更に高い(^_^;)
早めに入手した方が良いかと。

【総評】
中古車で、後ろに人を乗せるスポーツカーを狙うなら、是非、選択肢の一つに入れて欲しいクルマです。
純正フルエアロ車を見かけたら、即確保！といきたいですね。