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『SUVらしい車作りは出来ないのだろうか?』 BMW X3 2011年モデル XFOUR92さんのレビュー・評価
X3 2011年モデル
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X3の新車
新車価格: 541〜828 万円 2011年3月1日発売〜2017年10月販売終了
中古車価格: 70〜218 万円 (79物件) X3 2011年モデルの中古車を見る
自動車(本体) > BMW > X3 2011年モデル > xDrive35i M Sport
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2015年1月13日 01:38 [787585-1]
| 満足度 | 3 |
|---|
| エクステリア | 4 |
|---|---|
| インテリア | 2 |
| エンジン性能 | 3 |
| 走行性能 | 3 |
| 乗り心地 | 2 |
| 燃費 | 2 |
| 価格 | 2 |
当初X3にしようと試乗車がなくX4に決めかけていたが、セールスから連絡がありX3の35iの在庫が見つかり購入した。
前車は、E89のZ4の35i。
<エンジン>
市街地では、低速域からトルクが出てDCTのZ4以上にキビキビと走れる。
ノーマルモードで十分で直6が奏でるサウンドもグッドでSUVらしからぬ音で振り向く人までいる始末。
しかし、高速では、中間加速、定速巡航共にトルク不足を感じる。
ATの学習効果次第、つまり加減速を繰り返す乗り方をしていれば、アクセルを少し踏んだだけでシフトダウンし、そこから踏んでいけば・・・トルク不足で回転は上がるが車速がのらない。
1.9トンの車重には厳しいエンジンだ。
燃費は、市街地では4〜7KM/Lで満タンで300キロ未満でGSへとなる。
高速は8〜10KM/Lだが、100KM/H巡航時は悪く、この特性だと120位の方が燃費は良いかもしれない。
同車速なら1.8トンのR35 GT-Rより悪い
E89と同じ直6の3Lターボだが、E89は一世代前のN54と呼ばれるパラレルツインターボにDCTの組み合わせで多分今はE89以外には搭載されない。
X3は、N55のツインスクロールのシングルターボ。
日本でもスバルやレクサスのNXもこの方式。
BMWはこれをツインパワーターボと呼ぶ。
N54の極悪燃費からターボをシングル化した様だが、この燃費だと余り意味はなく最近のBMWのケチケチ作戦から単純にコストダウンだろう。
<走行性能と乗り心地>
28iのMスポと35iには、可変ギヤのステアリングが標準で市街地や駐車場では実に小回りが効く。
しかし、ハンドリングで突如切れすぎ段差を感じる時があり、固定ギヤの方が自然。
BMWらしく?高速巡航は路面の情報を伝えてくるので後席の住人だけでなく、ドライバーも上下左右に揺られとても疲れる。
AWDで4輪で路面を掴む印象も薄く轍に対してステアリング修正が必要だ。
いつもハイな気分で運転する訳でなく、ましてSUVなのだからもう少し考えて車を作ってほしい。
SAVと勝手に造語を作るのはよいが、BMWはメルセデスやトヨタ、アウディのノーマルモデルの様なリラックスできる車は逆に作る事が出来ないのか?と2シリーズアクティブツアラーに試乗して思った。
FFのファミリーカーでは異常な味付けだったからだ。
<装備他>
3、4シリと大差ないインテリアで、例えばドアミラーのスイッチは日本のKカー以下のプラスチックパーツなのは相変わらず。
これはBMWの地域性みたいなもので当分良くならない。
ヘッドライトはLEDになり車速により照射範囲を自動可変だが、日本の100KM/Hでも十分に光が届くとは言えない。
メルセデスはこの機能にプラスしてハイビーム時も自動調整し、例えば標識に反射すると減光(実際にC200で体験)するが、これはBMWには上のクラスでもない様だ。
Mスポで悔やまれるのは、ライバルでも採用のリアゲートの自動オープンでリアバンパーの下に足を入れると作動する。便利だがMスポにはオプションでも用意されない。
カメラは、トップ、フロント、リアビューが全グレード標準でとても便利。
惜しいのはトップビュー時にハイト不足の横長の画面で映像が小さく視認性が悪い。
安全装備を含め、ライバルが標準装備でもオプションなのはアウディ同様に割高感が否めない。
LEDライトは、35iのXline以上が標準で他は\14.5万のオプションというのはいくら何でもの感がある。
前にも書いたが、ドアロック時にドアミラーを瞬時に畳む、リバース時のドアミラーの下降角度なんかは、その機能を持っているのだからiドライブで調整できるようにして欲しい。
<その他>
10日で1,200キロ乗った感想は、SUVで重心が高いとか、空力と車重で燃費が悪いとかに関係なく、今後はBMWを買わないだろうな感が強くなった。
その最大要因は直6はよいが、他に取り柄の無いエンジンと拘りのない物作り。
BMWはエンジン屋で走りのパートにコストをかけており、内外装特に内装の質感や材質はシンプルで良いと言う人が今でもいる。
(実際に5シリ以上にはその部分も残っているが、新しい3シリ以降にはない)
私はそれは絶対に違うと思う。
比較のためにアウディSQ5に試乗したが、音は別にしてもトルクの出方などで明らかに優れており金がかかっていると思った。
エンジンだけでなく他の要素があってこそだが、BMWのエンジンが優れていたのは残念ながら過去のこと。
その代表格が今の直6の3Lターボだろう。
メルセデスは日本にも今年中に3Lのツインターボを導入してくるが、ノーマルで330Hp、49Kでハイスペックは360Hpでトルクは53K程度になる。
ハイスペックは、アウディのSモデルの様な位置づけで「AMGスポーツ450」となる。
BMWもM235iやZ4の35isがあるが、これ以上ブーストを上げるのは燃費の点で出来ない。
つまり基本設計が古くライバルに劣っているのだ。
エンジン屋としては、直6NAのN52エンジンで終わったと思う。
ディーゼル以上の振動の3気筒ターボは論外だ。
M社エンジンでも最近は無駄な脚色が多い。
M5同様にアクティブサウンドシステムがM3やM4、M235iに採用された。
レクサス同様に疑似エキゾ−スト音をスピーカーから流すのは大きなお世話だ!
まるで○○の鳴き声でエンジン自体の音が聞こえず不快この上なく、知らない人はM3の音を最高とネットで評すが、Mは素晴らしいという先入観から来る誤解だ。
M3はシフトアップ時の派手な変速ショックも演出?
とにかく過去の遺産や独車だから優れているという先入観は捨てた方が良い。
独車だからとPoloを買う人を理解できないし、このX3で言えばCX-5の方が優れていると今でも思う。
うちの鬼嫁や愚息は盲目で何が何でも輸入車でMAZDAを買うこと自体に抵抗がありCX-5なんて鼻から除外だったが、今や値段だけが高級なBMWと言う名前にお金を出すのには疲れた。
FシリーズになってからのBMWは見える部分もクオリティが低いが、見えない部分は凄いことになっている。
エンジン、足回り、配線に至るまでコストダウン一直線、恥も外聞も無い。
これは複数のプロの意見だ。
車をばらせば、すぐに解るのだと。
- 乗車人数
- 2人
- 使用目的
- 通勤・送迎
- 買い物
- 頻度
- 週3〜4回
- 重視項目
- スポーティ
- 快適性
- レビュー対象車
- 新車
- 購入時期
- 2014年12月
- 購入地域
- 静岡県
- 新車価格
- 787万円
- 本体値引き額
- 70万円
- オプション値引き額
- 10万円
※値引き額は参考値ですので、詳細は各ディーラーにお問合せください。
参考になった30人
「X3 2011年モデル」の新着レビュー
| レビュータイトル | 満足度 | 投稿日時 |
|---|---|---|
| 2020年4月26日 13:17 | ||
| 2018年10月19日 11:57 | ||
| 2018年2月14日 07:46 | ||
| 2017年6月14日 14:02 | ||
| 2016年12月19日 13:19 | ||
| 2016年11月29日 23:49 | ||
| 2016年10月4日 20:06 | ||
| 2016年2月27日 23:34 | ||
| 2016年2月22日 10:55 | ||
| 2015年12月8日 23:17 |
X3の中古車 (全4モデル/664物件)
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X3 20 xDrive Xライン 弊社デモカー ブラックレザーシート 純正ナビゲーション ETC アクティブクルーズコントロール フロント・リアコーナーセンサー 純正地デジチューナー
- 支払総額
- 684.7万円
- 車両価格
- 648.0万円
- 諸費用
- 36.7万円
- 年式
- 2025年
- 走行距離
- 0.4万km
-
- 支払総額
- 288.3万円
- 車両価格
- 275.0万円
- 諸費用
- 13.3万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 4.8万km
-
- 支払総額
- 517.7万円
- 車両価格
- 498.0万円
- 諸費用
- 19.7万円
- 年式
- 2022年
- 走行距離
- 1.0万km
-
- 支払総額
- 553.4万円
- 車両価格
- 528.0万円
- 諸費用
- 25.4万円
- 年式
- 2024年
- 走行距離
- 2.3万km
-
- 支払総額
- 210.6万円
- 車両価格
- 198.0万円
- 諸費用
- 12.6万円
- 年式
- 2018年
- 走行距離
- 9.2万km










