1999年に日本国内で発売された「ニュービートル」は、フォルクスワーゲンが長期にわたって販売していたヒット作「タイプ1」(愛称ビートル)をモチーフとした自動車です。このクルマは、同社の主力車種「ゴルフ」などで採用されていた「A4」という共通プラットフォームで設計されており、生産の合理化を図りながら開発されました。フロントフードからルーフを経てリアトランクにかかる「円弧」を描く特徴的な外装は、「タイプ1」のスタイリングを想起させるデザインとなっています。なお、この車両のボディタイプには、ハッチバックとカブリオレが用意されており、カブリオレタイプの車両については、2003年から日本市場に導入されています。2009年9月発売モデルのグレードについては、「ニュービートル EZ」「ニュービートル LZ」がラインナップされています。このモデルでは、従来のグレード「ニュービートル」「ニュービートル ヴィンテージ」が「ニュービートル LZ」に統合されました。なお、「ニュービートル EZ」にはフォグランプが採用され、「ニュービートル LZ」はレザー3本スポークステアリングホイール、16インチアルミホイール、レザーシートなどが装備されています。そのほか、このクルマの特別仕様車については、2010年3月発売モデルに設定された「ニュービートル EZ」をベースとした特別仕様車「ニュービートル プライムエディション」などがあります。このモデルのエクステリアとしては、ダークティンテッドガラスや16インチアルミホイールが備えられており、インテリアに関しては、ハンドブレーキグリップやシフトノブ、レザー素材のステアリングホイールが採用されています。なお、専用装備として搭載されているパークディスタンスコントロールにより、車庫入れ時などに障害物との距離が把握できるようになっています。※記載の文章は、2018年11月時点の情報です。