アクセンチュアは7月9日、OpenAIと国内でのAIエージェントを活用したビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)とシステム開発、サイバーセキュリティの事業展開を開始すると発表した。製造と金融を重点に取り組む。
この取り組みは、2025年12月に開始したグローバルでの両社の協業を拡充するものという。アクセンチュアは、「豊富な業界知見やBPR、大規模システム変革の実績に、『OpenAI Frontier』と『Codex』を組み合わせ、AIエージェントの活用を業務効率化にとどめず、迅速かつ継続的な価値創出へとつなげる全社的な変革を推進する」と説明している。
具体的には、製造と金融の2つの業界を重点領域に位置付ける。製造向けには、設計・開発や生産・運用、製品・現場までの知識をAI活用可能な形で整備し、設計、シミュレーション、デジタルツイン、品質、保全、ロボティクス、フィールドサービスなどの高度化を支援するという。金融向けには、個別業務の効率化、顧客体験、オペレーション、リスク/コンプライアンス、システム開発などの中核機能をAIネイティブに再設計するという。
BPRでは、アクセンチュアの「Forward Deployed Engineer」(FDE)のリソース、BPRの知見、OpenAI Frontier、Codexを組み合わせ、部門横断の業務をAIエージェントで実行する「Accenture Agentic BPR Accelerator」を提供する。業務自動化と高度化による生産性向上を図り、再利用可能な業務資産を企業全体で蓄積させて、AIエージェントによる自律的かつ継続的な改善を続ける企業運営の実現につなげる。
システム開発では、アクセンチュアが実績を生かして、AI活用前提に開発ライフサイクル全体を再設計するDevOpsソリューションを提供する。AIエージェントの設計・開発期間を従来比で最大6分の1に短縮するという。
サイバーセキュリティでは、OpenAIの「OpenAI Daybreak Cyber Partner Program」への参加を通じて、アクセンチュアが「GPT-5.5」などのOpenAIの主要モデルをセキュリティサービスに組み込み、ソフトウェアレジリエンスの強化、セキュリティ運用の高度化、AI活用セキュリティ機能の導入支援を提供することにしている。

