NTTデータは、SAPジャパンが提供する最新のAI/機械学習(ML)基盤「SAP Databricks」を含む統合型データプラットフォーム「SAP Business Data Cloud」を、7月から国内で初めて利用開始すると7月30日に発表した。同ソリューションの活用により、SAPおよび非SAPの多様なデータを統合・分析し、高度なAI/MLモデルの迅速な構築に加え、生成AIによるインサイトの創出や業務プロセスの自動化も可能となる。
近年、急速な市場変化、地政学リスクの高まり、急激な為替変動などにより、企業を取り巻く環境の複雑性が増しており、企業経営にはますます難しいかじ取りが求められている。そのような状況の中で、企業にとってはリアルタイムかつ精度の高い意思決定が必要で、企業の経営判断材料として、SAPをはじめとする基幹システムに蓄積されたデータは極めて重要な資産になる。一方で、これらのデータを予測分析や洞察生成に有効活用するには、依然として多くの障壁があるという。
SAP Business Data Cloudは、SAPおよび非SAPを問わず企業内外のデータをビジネスコンテキストとともに統合・管理し、AI活用のために信頼されるビジネスデータを提供するフルマネージド型のSaaSソリューション。SAP Databricksの活用により、予測型AIによる将来予測やシナリオ分析をはじめ、生成AIを活用したナレッジの自動生成や業務文書の作成支援、自然言語インターフェースによる意思決定支援も可能になる。
NTTデータは、国内ファーストユーザーとして自社を「クライアントゼロ」と位置付け、SAPおよび非SAPデータを活用して財務や販売など複数領域のデータを統合的に分析し、経営・業務における将来予測による「予知経営」の実践や予測分析の高度化に取り組む。この取り組みでは、NTTデータのグループ各社がそれぞれの強みを生かして連携し、グループ全体で知見を共有・循環させ、顧客への展開を加速させていく。
同社は、同プラットフォームを社内のAI分析基盤の1つとして活用し、ビジネスデータを最大限に引き出すことにより、経営・業務における「予知経営」の高度化に加え、生成AIを活用した創造的業務の支援にも取り組む。さらに、この取り組みを通じて得た知見をもとに、日本企業のデータドリブン経営の高度化を支援し、新たな価値提供を目指すとしている。

