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来年日本上陸予定のボルボ最新セダンS60の実力を上位モデルで確かめた
掲載 更新 carview! 文:石井 昌道/写真:ボルボ・カー・ジャパン
セダンでも勝負できるか
ボルボの新世代商品は、デザインで他のプレミアム・ブランドを引き離し、走りでも独自の魅力を放っている。販売台数は右肩あがり。リーマンショックで苦境に陥ったフォードを離れ、中国のジーリーの傘下となったことで潤沢な資金を得たからこその快進撃ではあるが、新世代商品の第一弾、XC90が発売された2015年に4%だった利益率は、2016年は6.1%、2017年は6.7%と着実に伸びて早くも業界平均を上回るところまできている。
単に金をかけたからいいクルマができただけではなく、賢いモジュール化戦略などが功を奏しているわけだ。ボルボの独立性を約束している、つまり金は出すが口は出さないジーリーの姿勢も成功の秘訣だろう。販売台数は57万台(2017年)で当面は80万台程度を目指す。自動車メーカーのなかでは小規模だが、個性を維持するにはあまり拡大しすぎないことも肝要だろう。
そんな勢いにのるボルボの最新モデルであるS60は、40/60/90と大中小のシリーズのうちの真ん中のセダン。メルセデス・ベンツCクラスやBMW3シリーズ、アウディA4などがライバルとなる。これまでの快進撃は人気のSUVとボルボのアイデンティティであるステーションワゴンに負うところが大きかったが、セダンでも勝負できるかどうかが見物。今でもセダンの需要が大きいアメリカに、ボルボ初の生産工場を設立したことからも本気度が垣間見える。
ボルボはSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)とCMA(コンパクト・モジュール・アーキテクチャー)の2種類のプラットフォームを持っているが、60シリーズは大きい方のSPA。エンジンは直列4気筒2.0LでT5はターボ、T6はスーパーチャージャー+ターボ、T8ツインエンジンはツインチャージャーに電気モーターも追加したプラグインハイブリッド。ここまでは既存のラインアップにも見られたが、S60で目新しいのはT8のハイチューンバージョン、ポールスター・エンジニアードが加わったことだ。
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