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Mクラス燃費25%向上 最新4MATIC 雪上試乗
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:ダイムラーAG、メルセデス・ベンツ日本
3代目Mクラスがいよいよ登場
90年代初め、北米ではフォード・エクスプローラに代表される日常ユースも意識したSUVが売れに売れていた。しかし、当時メルセデスがもっていたのは軍用車両並みのスペックを誇るGクラス(ゲレンデヴァーゲン)のみ。日常ユースには明らかにオーバースペックで、価格も高いGクラスでは量販は望めないと判断したメルセデスは、新たなSUVの開発に着手する。その結果97年(日本導入は98年)に登場したのが初代Mクラスだ。
初代Mクラスのもうひとつのトピックは、メルセデスにとって念願だった北米現地生産に乗り出したこと。アラバマ州のタスカルーサ工場で生産されるMクラスは、メルセデスの乗用車としては初めての海外工場で生産されるモデルになった。
このように、初代Mクラスはメルセデスにとってコンセプト的にもビジネス的にも非常に重要なモデルだったわけだが、肝心のハードウェアはというと、残念ながら多くの人がメルセデス・ベンツというブランドに期待するレベルに達していなかった。まるでアメリカ車のようなプラスティッキーなインテリアは僕を大いに失望させたし、メルセデスらしい濃密さ、緻密さを伝えてこない乗り味にもガッカリさせられた。
当のメルセデス自身も、このままではマズいと思ったのだろう。2005年デビューの2代目(現行モデル)ではボディ構造をラダーフレームからモノコック式に刷新すると同時に、各部の質感を大幅に引き上げてきた。正直なところ、初代にはなんの魅力も感じなかったが、現行モデルは多くの人にオススメできるモデルへと成長したのである。
MLだけでなく、現行EクラスやSLK、マイナーチェンジしたCクラスを含め、最近のメルセデスはハードウェアの実力をグイグイ引き上げてきている。過去の一時、具体的には90年代中頃~後半、コストダウンに足をすくわれた感もあったが、それを克服したいま、彼らは本来の輝きを完全に取り戻したと断言していい。
そんななか登場する3代目Mクラスは果たしてどんな出来映えだったのか? 12年半ばを予定する日本導入を前に、オーストリアのインスブルック周辺で開催された試乗会に参加した。
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