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深紅のイタリア代表! フェラーリ458イタリア
掲載 更新 carview! 写真:編集部
5月最後の週末、「フェラーリ・フェスティバル」が富士スピードウェイで開催された。そこではなんと、最新のV8フェラーリ「458 イタリア」と史上最速のロードゴーイングカーと謳われる「599 GTO」が日本初披露されていたのだ。まずは458イタリアから詳解していこう。
■まさにイタリア代表スポーツカー
排気量と気筒数を表すフェラーリ伝統の数字に加え、祖国イタリアの名が授けられた「458 イタリア」は、F430の実質的な後継モデルだ。F1をはじめとしたモータースポーツの技術を色濃くフィードバックしている点も同様。とはいえシャシーやパワートレーンなどはすべて新設計となる。コクピットの風景はまさにF1さながらで、主要なコマンドスイッチがステアリングホイールに集約されるなど、ハイスピード走行時の操作性を重視している。
CFD(数値流体力学)や風洞実験を繰り返した美しいスタイリングはピニンファリーナの手によるもの。すべての造形が空力性能とダウンフォースに貢献し、Cd値は0.33をマークする。ひとつ例を挙げると、ノーズ部分の空力弾性ウイングレットは、速度の上昇に応じて変形することでラジエーターの開口面積を縮小し、ダウンフォースを得ながら空気抵抗も減少させているのだ。
全長4527mm×全幅1937mm×全高1213mm、ホイールベース2650mmのボディは、先代F430から大きく変わらないが、シャシーは先に述べたように完全新設計。従来のアルミニウムに加え、新合金の採用や航空技術を応用したアルミ成型などによって、ねじれ剛性15%&ビーム剛性5%増しの強靭なボディを手に入れている。
■レブリミットは驚愕の9000rpm
卓越したパフォーマンス性能のまさに心臓部、ミッドリアに搭載される4.5リッターV8は、2段階調整式の直噴システムや連続可変バルブタイミングの採用などによって、性能向上や低燃費化を追求した最新エンジンだ。最高出力は570ps、最大トルクは540Nmを発生。レブリミットはロードカーとしては世界初という9000rpmを誇り、最大トルクもその80%を3250rpmから発生させて鋭いピックアップを可能としている。1リッターあたり127ps/120Nmというパワー&トルクはもちろん世界最高水準だ。
組み合わせる7速デュアルクラッチは、カリフォルニアに採用したギアボックスの改良型で、変速時間がさらに短縮されている。また0-100km/h加速3.4秒、最高速325km/hを叩きだす一方で、欧州複合モード燃費13.3L/100km(≒7.5km/L)、CO2排出量307g/kmをマークするなど効率性も最大限に高められた。
サスペンション形式も一新し、フロントにLアームが特徴のダブルウィッシュボーン、リアにマルチリンクを採用。専用チューンされたミシュラン・パイロットスポーツの効果も相まって、足回りの剛性は35%も強化されている。磁性流体を利用したショックアブソーバー(SCM2)は最新の第2世代。599に採用された第1世代よりも、内部摩擦抵抗を35%低減し、ダンパーフォースの生成時間も15mm/秒から8mm/秒に短縮されている。
フェラーリ最新の2シーターベルリネッタ、「458 イタリア」の価格は2830。日本では7月中旬からデリバリーが開始されるが、驚くことに既に2年待ちとも言われる注文が入っているようだ。
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