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SHARE【いまや貴重な5速MT】スズキ「ワゴンR」最新「ZL」グレードに600km試乗。派手じゃないのに“運転が楽しい”理由
掲載 carview! 文:小林 和久(株式会社ヘンシュウシャ) 108
30年以上続く「ワゴンR」、今も5MTを設定する意味とは
スズキ「ワゴンR」といえば、1993年の登場以来、日本の軽自動車の在り方そのものを変えてしまった一台として知られています。
それまでの軽自動車の常識を創造したのも、スズキ「アルト」でした。低価格・実用性重視という価値観を軽自動車にもたらしたのがアルトだとすれば、ワゴンRが持ち込んだのは「高さ方向にスペースを求める」という発想です。
全高を思い切って引き上げ、室内空間を最大化するというこのパッケージングは、瞬く間に軽自動車のスタンダードとなり、以降のスーパーハイトワゴンの登場、隆盛へとつながっていきました。以来、世代を重ねながらも「実用車としての完成度の高さ」という軸をぶらすことなく、モデルチェンジを重ねてきたのがワゴンRという車です。
現行モデルは、そうした歴史の延長線上にありながらも、軽自動車全体の高度化・上質化の流れにしっかりと対応した内容に仕上がっています。今回試乗したのは「ZL」というグレードで、快適装備と実用装備をバランスよく備えた、いわば現行ワゴンRの中核を担う存在です。
そして何より特筆すべきは、このクラスで数少なくなったマニュアルトランスミッション、5MTを今なお設定し続けているという点でしょう。
効率だけを考えればCVT一本化が合理的なはずのこのクラスにおいて、あえてMTを残し続けるスズキの姿勢には、単なる商品戦略を超えた、「軽自動車のニーズのすべてをスズキが担わなければ」という意気込みも感じます。
(次のページに続く)
#スズキ #ワゴンR #軽自動車 #マニュアル #MT車
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