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SHAREプジョー508/508SW 勝負のプライスタグ!
掲載 更新 carview! 文:岡崎 五朗/写真:篠原 晃一
原点回帰の思い切ったプライスタグ
ついに「プジョー508」が日本の街を走りだした。プジョーの新しいデザイン言語を最初に採用したスタイリングは美しく、同時に質感も飛躍的に向上。その他、後席や荷室のスペース、装備内容、ドライブフィールなど、すべての面でプジョーの新フラッグシップに相応しい仕上がりをもっていたことは、すでに海外試乗で紹介済み。ちなみに今回は海外試乗との重複を避けて書いているので、まずは海外試乗レポートをご一読いただければ幸いだ。
ただし、海外試乗会に用意されていたのはMT仕様のみで、6速AT仕様には試乗できていなかった。日本で販売される1.6リッター直4ターボ+6速ATの組み合わせは果たしてどんな走りを生みだしているのか? 気になる日本仕様の仕上がりを報告する前に、まずはサプライズとも言っていい魅力的な価格設定について触れておきたい。
508にはセダンとSWの2つのボディタイプがあり、標準グレードが「アリュール」、上級グレードが「グリフ」と呼ばれるが、もっとも安いアリュールのセダンは374というプライスタグを下げている。
僕としてはナビ付きで400を切ってくれば、かなりの価格インパクトがあると考えていたが、そこからさらに25も安くしてきたのには正直驚かされた。ボディサイズや装備内容、見栄えといったプラスαを考えれば、ナビなしで324を付けてきたVWのパサートとも十分対抗できる。もちろん、予算に余裕があれば上級グレードのグリフに注目するのも悪くない。本革シートやカラーヘッドアップディスプレイ、ディレクショナルキセノンヘッドライト、17インチタイヤ、インテリジェントハイビームといった充実した装備を持ちつつ、40高の414はなかなかお買い得である。また、巨大なガラスルーフを備えるSWの価格も、アリュールがセダンから20高、グリフが23高と、予想以上に控えめな設定だった。
プジョーは一時、全体的に価格を高くしすぎて日本での販売台数を落としてしまっていたが、200を切る「207」をはじめ、最近は価格設定を大胆に見直すことで、“お洒落で運転が楽しく、コストパフォーマンスに優れたブランド”というかつての魅力を取り戻しつつあった。その結果、昨年は対前年比38%アップという過去最高の伸び率を記録。今年に入ってからも対前年比10%アップという好調をキープしているのだが、プジョーらしさを強烈に感じさせる508の登場によって、勢いはさらに増しそうだ。
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