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SHARE「シビックのくせに高い」は本当か? “新車価格400時代”と日本人の給料を冷静に見比べて見えてきた残酷な現実
掲載 carview! 文:伊達軍曹 366
まだ「100台のシビック」の夢を見ている人へ
通算11代目となる現行型ホンダ「シビック」が2021年9月に発表された際、「このクルマのグローバルにおけるメインターゲットはZ世代(1990年代半ばから2000年代初頭に生まれた世代。2021年時点での年齢は18~26歳ぐらい)です」という旨のホンダの説明に対し、多くの日本人ユーザーは「……ホンダ、正気か?」と疑義を呈した。
一部には「バカじゃねえの?」「日本の現実が見えてねえな!」的なことを言う者もいたが、とにかく共通していたのは「シビックのくせに高いじゃないか」というニュアンスだった。
そしてその「シビックのくせに高いじゃないか! けしからん!」というようなユーザーの深層心理は、2025年の今も基本的には変わっていないように思われる。
たしかに現行FL型シビックの車両価格は、一番安いガソリン車の「LX」でも354万4200であり、売れ筋の「e:HEV EX」は440万3300。さすがに「安い」とは言い難いプライスだ。
だが約440という車両価格は、本当に「高い」のだろうか?
筆者は、高いとは思わない。前述のとおり「安い!」とは決して思わないが、かといって「シビックのくせに高いじゃないか!」とは思わない――ということだ。なぜならば、まず第一に「最近のクルマはどれもそんなモン」であるからだ。
その昔、新車の価格は安かった。もちろん「今にして思えば安かった」という話だが、平成の初期から中期頃にかけては、新車価格のイメージはおおむね下記のようなニュアンスであったはずだ。
・軽自動車=なんとなく90ぐらい
・安めのクルマ=100台
・まあまあのクルマ=200台
・ちょっといい感じのクルマ=300台
・いわゆるいいクルマ=400以上
しかしその後の約20年間で、上記の価格はそっくりそのまま100ほど上方へスライドした。2025年における新車価格の実相は、おおむね下記のとおりだ。
・軽自動車=190ぐらい(ホンダ「N-BOX」など)
・安めのクルマ=200弱から200台(トヨタ「ルーミー」やホンダ「WR-V」など)
・まあまあのクルマ=300台(トヨタ「カローラ クロス」やスバル「インプレッサ」など)
・ちょっといい感じのクルマ=400台(トヨタ「ハリアー」や日産「エクストレイル」など)
・いわゆるいいクルマ=500以上(トヨタ「クラウンシリーズ」や各種輸入車など)
(次のページに続く)
#ホンダ シビック #新車価格 #自動車業界分析 #Cセグメント #車の買い方
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