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SHAREクラウン4兄弟。世界は「エステート」、日本は「クロスオーバー」が本命な理由
掲載 carview! 文:山本 晋也/写真:トヨタ自動車 139
新型クラウンにはFFとFR、2つのプラットフォームがある!?
トヨタの、いや日本を代表する高級車といえば「クラウン」でしょう。長らくオーソドックスなセダンスタイルを軸に進化してきたクラウンですが、新型がドラスティックに変身したのはご存知の通りです。
すでに販売が始まっているセダンSUVとでもいうべき「クロスオーバー」、ハッチバックSUVスタイルの「スポーツ」、燃料電池バージョンも用意する「セダン」、そしてワゴンとSUVのクロスオーバーとして懐かしい名前を復活させた「エステート」という4種類のボディタイプがラインナップされることは既報の通りです。
あらためて発売時期とパワートレインを整理すると次のようになります。
クロスオーバー・・・・発売済み|HEV
スポーツ・・・・・・・2023年秋以降|HEV/PHEV
セダン・・・・・・・・2023年秋頃|HEV/FCEV
エステート・・・・・・2024年|HEV/PHEV
※HEV=ハイブリッド、PHEV=プラグインハイブリッド、FCEV=燃料電池
セダンはリア駆動となりますが、それ以外のクラウンは4WD駆動となることが発表されています。セダンのハイブリッドについてはFRレイアウトになるという情報も公表済みです。ご存知のようにクロスオーバーはFFベースのアーキテクチャを用いたハイブリッド4WDですから、少なくとも2種類以上の異なるプラットフォームの上に成り立つのが新世代クラウンといえます。
>>クラウン クロスオーバーってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>クラウン クロスオーバーのユーザーのレビューと専門家の評価はこちら
>>クラウン クロスオーバーの気になる点は? みんなの質問はこちら
>>クラウン クロスオーバーの中古車情報はこちら
単独モデルからモデルファミリーに格上げされたクラウン
大径タイヤに4ドアクーペ的なボディを組み合わせた「クラウン クロスオーバー」が登場したときに「セダンじゃなければクラウンとは認めない」という原理主義的な批判もありましたが、新型は“クラウンファミリー”的な存在になったといえます。「クラウン」はトヨタにおける新しいサブブランドとして再定義されたと理解すべきかもしれません。

<写真:クラウン クロスオーバー(2022年9月発売済み)>
もっと言うと、トヨタから暖簾分けをして「クラウン」という自動車メーカーが生まれたとも言えるのではないでしょうか。新興の自動車メーカーが、クロスオーバー/スポーツ/セダン/エステートという4つのモデルをラインナップしていると捉えれば、クラウンファミリーの役割も理解できるかもしれません。
クラウンセダンのライバルは“運転手付きの”アルヴェル?
ところで、先日トヨタは「アルファード/ヴェルファイア」をフルモデルチェンジしました。その発表会において、新型アルファードのライバルとしてクラウンセダンの名前が出ていました。新型アルファードはハイブリッドを基本としていますが、カーボンニュートラル時代を先取りする経営者なら、FCEVを用意するクラウンセダンを選ぶかもしれない、というニュアンスだったと記憶しています。
>>アルファードってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
>>ヴェルファイアってどんなクルマ? 価格やスペック情報はこちら
この発言は、クラウンセダンはショーファードリブン(運転手付きのクルマ)としてのニーズを考慮した商品であるという意味にも取れます。ショーファードリブン的モデルが、クラウンファミリーで最も売れるモデルになることは考えづらいですから、やはり新しいクラウンにおいてはSUVスタイルの多様なラインナップでファミリー全体を盛り上げていこうという商品企画であると捉えるべきでしょう。

<写真:クラウン セダン(今秋発売予定)>
クラウンの本命は最後に登場するエステートかもしれない
クラウンが日本の伝統を示すブランドだとすれば、たとえば大相撲の結びの一番は横綱が務めるように、最後に登場するモデルが高い力量をもっていることが自然ともいえます。
世界の売れ筋ボディタイプのトレンドを見ても、荷室の広い5人乗りクロスオーバーSUVである「エステート」がラインナップにおける大本命と捉えるべきだと思うのです。
とくに新しいクラウンファミリーは世界に打って出ることも宣言されています。海外での売れ筋は、トレンドのど真ん中のエステートとなることでしょう。エステートが大トリとして最後に登場するのは、それだけの自信と期待の証明なのかもしれません。

<写真:クラウン エステート(2024年発売予定)>
ただし日本での使いやすさでいえば、クロスオーバーが最適モデルという意見もあります。クラウン4モデルのボディサイズを整理すると次のようになりますが、いわゆる機械式駐車場のパレットに乗るサイズである全長5m×全幅1.85m以内に収まっているのはクロスオーバーだけだからです。
クロスオーバー|全長4930mm・全幅1840mm・全高1540mm
スポーツ|全長4710mm・全幅1880mm・全高1560mm
セダン|全長5030mm・全幅1890mm・全高1470mm
エステート|全長4930mm・全幅1880mm・全高1620mm
ローンチされる順番から考えると、グローバル市場での本命はエステートかもしれません。しかし、こと日本市場での最適化でいうとクロスオーバーを選んでおくのが適切なのかもしれません。
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2023/7/11 18:01比較的若い輸入車オーナー勢の顧客を獲得するにはエステートかスポーツしかないだろうなぁ。
クラウンのオーナー層の平均年齢は上がり続けてるみたいだし、チャレンジが必要なんでしょうね。
「クラウン」は国内ではあまりにもビッグネームなので、素直にチャレンジ姿勢は応援したい。
途絶えさせるのはあまりにもったいない。-
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