これは
の続きです。
ξ
10/4(土)の自民党総裁選で、第1回目投票の「党員票」得票数の分布地図は衝撃的だった。ここまで高市への支持が厚かったことに驚いた。
これによく似た地図、どこかで見たことがあると思ったら、2024年、アメリカ大統領選のトランプ圧勝の選挙人獲得数の州別地図だった。*1
この第1回目投票の結果は、次の決選投票の国会議員票に明らかに影響を与えた。
国会議員たちは党員・党友の意思に逆らわない選択をしたということだ。
こうして高市は都道府県連票のみならず国会議員票もトップとなり完全勝利といえる結果になった。
ξ
このニュースは、海外、特にヨーロッパのメディアに驚きを持って迎えられた。
強烈なウヨクの党首が日本にも生まれたという論調が多いのは、フランスのルペンやイタリアのメローニのようにヨーロッパに新たなウヨクが台頭して大統領・首相職を争っている大きな現実があるからだろう。
ついに、長い間、実質一党独裁だった日本の与党の新党首までが、という同時多発性への驚きだったように思える。
しかしヨーロッパのメディアの反応は、ヨーロッパの現状に引き寄せられた過剰反応であって、日本は別に安倍晋三首相が登場した時ほどにも驚いていない。
騒ぎたがっているのは、立憲民主党・共産党・社民党のような凋落リベラルだけだ。
ξ
ワタシが期待しているのは、「真ん中の層」が報われることである。*2
成蹊大学の伊藤昌亮教授は、過去1年程度で起きている現象のポイントは「真ん中の層」だと語る。
これまでの国内政党は貧困層や子育て世代、大企業や富裕層を優先する傾向が強く、「今更真ん中に注力する勢力はあまりなかった」と分析。
受け皿となっているのが国民民主党の「現役世代」や参政党の「日本人」という言葉だという。
SNS上では、こうした疎外感は外国人が日本人より優遇されているという主張となって表れることが多い。
例えば、X(旧ツイッター)上では、日本人が何年もかけて教育ローンを返済する一方で、政府は中国人留学生に支援金を支給しているといった投稿が拡散されている。・・・
「真ん中の層」(中間層)が没落していくのは、もうゴメンである。
象徴的にあえて言えば、非課税世帯への給付金など考えてみるのも無駄、個人消費ひいては経済も成長しない、まったくの無駄ということだ。*3
まんべんのない消費税減税のほうがずっと役に立つ。
高市新総裁に大きな期待を抱いたのは党員・党友だけではない。もちろん祝・高市新総裁(首相)誕生である。