ロードバイクにリヤキャリアを装着・ミノウラMT-800N
秋も深まり、我がチーム恒例のキャンプ自転車ツーリングの季節。
しかし、私は過去のキャンプは、他のメンバーたちとは別行動で、車や電車&徒歩で参加しました・・。
何故ならば、キャンプ道具を積載できる自転車を持っていないからです。
コレではイカ~ンと、今回愛車のクロモリロードバイク、テスタッチ・コンサイス2に荷物を搭載できるように、リヤキャリアを装着することにしました。
先週の団子ツーリングの記事で 走りましたこのテスタッチ。
細身の昔ながらのクロモリ車ですが、生粋のロードレーサー。
高グレードではないのでパイプは薄いものではないですが、軽量化のために華奢な細いパイプを使っています。
荷物を積むことは考えられてはいません。
コイツは散歩&ツーリング用なので、荷物を積める様にと、リクセンカウルのリヤアタッチメントを装備、この時はザック型のリヤバックを装着してあります。
1泊2日程度の荷物は装備できますが、キャンプ道具となるとこのバックの容量や、プラスチックのアタッチメントの積載重量を越えてしまい、無理です。
なので、リヤにキャリアを付けようと計画。
いろいろと調べて、ネット通販で購入。
週末に届きました。
中身はこんな感じ。
購入したのは、ミノウラMT-800Nというリヤキャリア。
ネットの通販サイトでは、MTB,700Cのクロスバイクに装着可能とのこと。
ならばロードでも着きそうな予感がしたので注文。2800。結構ごつくて重いけど頑丈そう。
見たらおもいっきり「MTB用リヤキャリアです」と書いてありビビル。ロードに装着できるのか?
最悪の事態を想定して、オプションの装着金具を全て購入。後から買うと送料が高いから・・。
タイヤにキャリアが当たったらイカンので、2センチ高さを上げられるFB金具。補助ステーがフレームに届かない場合の延長ステー。補助ステーをシートポストに装着できるクランプ金具。です。コレでどんな場合でも対処します。
標準で装着用金具類がコレだけ入っています。
うーん、何とかなるかな?
早速装着します。
まずはこの、リクセンカウルのリヤアタッチメントを外します。
シートピラーにクランプではまっています。
で、今回このキャリアを装着する、大前提です。
リヤエンド部分に、ダボ穴があることです!
コレがないと装着できません。ここを間違わないでくださいね!
この穴が有ると無いとでは大違いです。
昔ながらの自転車には装備されていますが、今時のロードバイクには、殆んど付いていないでしょうね・・。ダボ穴はツーリング車には必ず付いています。ロードレーサには付いていないことが多いのです。シクロクロス車には付いていることがあります。
私のテスタッチにも穴がありました、一応。ツーリング車では、穴の開いたダボ穴部品が溶接されたり頑丈そうですが、こいつはエンドに穴が開いているだけ。
このテスタッチはロードレーサーですが、スポルティーフとしても使えるようにドロヨケを装着するためのこの穴があるのでしょう。
ハードテールのMTBやアメリカンバイクの普及グレードは、ツーリング愛好者が使うのでダボ穴があったりします。シティーバイクにも付いていると思います。
このダボ穴が無くても装着できるキャリアをNITTOのサイトで見ましたが、このリヤバックサポーターのR15ですが、
このステーの位置と大きさから強度的にはどうかなあ?って思いますけど。
このテスタッチのダボ穴はなんだか部材が薄くて、強度的にはクラックが入りそうで不安ですが、日本一周する訳ではないので、隣の県までの1泊2日のキャンプ装備を支えてくれれば・・・。はたして持つのか!?いや、無垢の鉄なんだから強いはずです!
ダボ穴に、付属のネジが合うか確認します。
スプロケットがすぐ裏側にあるので、一番短いボルトの一番細い奴を挿入します。
ん?は、入らない!焦れば焦るほど入り口で弾かれてしまう・・。コレで全ての計画はパ~なのか?
おそらく一度も挿入されたことの無い部分です、入り口付近が固くなっているのでしょう。
グリスを先端に塗って入り口にあてがい、グリグリ、回しながら馴染ませます。
出し入れを繰り返し、全体を湿らせ、慎重に挿入すると、しゅっと奥まで吸い込まれました・・。ああっ、は、入った~!
穴の中に塗料が付いていた様で、何度か回転させて取れたようです。
ここで問題発生!エンドの幅がこの薄さっていうのも問題ですが・・・。
タボ穴を貫通したボルトの先端がスプロケットに迫る!
いつもの14-25Tなのですが、トップギヤの14T、までの距離は数ミリです。
キャンプ場はいつも山なので、12-27Tを装備するでしょう。
するとトップギヤ12Tの位置はもっと下部ですから、より幅のあるチェーン部分とのクリアランスはどうなる!?
ま、その問題は先送りにします。
14-25Tでは、問題はなさそうです・・。
ふう、第一関門突破。
仮止めしてこんな感じです。
ただ、補助ステーが付いていないので、ぐらぐらな状態です。
取り付けステート呼ばれるその部品は、この細いシートステーのダボ穴に装着するようになっています。ツーリング車ですと、カンチブレーキやVブレーキなので、このブレーキキャリパーの位置にダボ穴が付いています。
しかし、このテスタッチにはご覧の通り無いのです・・。
しかし、このキャリアには付属部品としてゴムバンドで装着できるクリップバンドがあります。それをつけられる場所を探します。
メーカーでは、この取り付けステーが車体と平行に付けないと強度が確保できないと記載されています。
車体に平行って?トップチューブに平行って感じかなあ?
ならばこんな感じ?
う、ここでは、反対側はブレーキ本体に当たってしまいます。だめです。というか、ステーをキャリアの一番後ろに付けてもこの位置、延長ステーなどいらなかった・。
ならば、オプションで買った、
シートポストにはめるクランプを使ったらどうでしょう?
なかなかスマートに付きそうな予感が・・。
ちょっと上向きになりますが・・。
ごちゃごちゃした画像でスミマセンが・・。
あー、だめだ。ステーを一番手前に出してもキャリアにステーが当たってしまう。
クランプも届いていません。
うーん。今時のスローピングフレームならいけたかも。コイツは正統派のホリゾンタルフレームです。
やはりMTB用なのか?!
フレームに平行に装着する、というのを諦めます。
ブレーキよりも下方のシートステーに装着しました。
付属部品の、ゴムバンドを内側にはめたクリップバンドで装着が可能です。
シートステーにダボ穴が無くてもこのように付けられました。
強度はどうでしょうか?出来るだけシートステーの上方に頑張りましたが、かなりしっかりしている気がします。
反対側もこんな感じで。
このステーは、エンド部分のダボ穴よりも荷重が掛かっていない気がするので、ぐらつかないような安定させる部分だと言いきかせます。だ、大丈夫・・。
日本一周じゃないんだから!きっとやれるはず~。
付属部品のクリップバンドのアップ。
結構しっかりはまっています。
細身のクロモリだからか。
アルミのシートステーだったら強度的にどうなんでしょう?
真じゃないと安定しないでしょう楕とかじゃ。
カーボンバックステーにはもちろん無理。
装着の注意点は、ボルトの長さが多種類あるので、スポークに当たらないようにとか上手に組み合わせてみてください。細いのは2本余りますから・・。
キャリア全体図。
んん!いいんじゃないですか?!
すっきりと付きましたよ~。
キャリア自体の強度は、18キロまでのお荷物の搭載がオッケー。自転車本体の耐荷重はわかりましぇーん!
装着のおさらい。
リヤエンド部はダボ穴に装着。
この部分にダボ穴の無い自転車への取り付けキットはミノウラさんでは取り扱っていないので、このダボ穴が付いていることが装着条件です。
ううーん、エンド部の強度が不安。荷物の軽量化が迫られます。
ステーの取り付け位置。付属のクリップバンドで装着。
キャリヤ自体はかなり頑丈そうです。
しっかり付いています。ぐらついていません。
すっきり装着。こう見るとロードバイクには見えないですね・・。
結局、オプションで購入した補助金具類は一切使用せず、付属部品だけで装着できました。
オプション部品も価格的にはそんなに高くないので保険だと思えば。トホホ・・。
元ロードレーサーがこんな姿に!まさにツーリング車です。
そもそもタイヤは太くしてますが所詮25C。私の体重と荷物を受け止めるとなると辛いでしょう。このG3スポークの強度は?
キャンプ道具は厳選して、相当軽量化をしないと・・。
私も辛くなりますからね(笑)。
いつものあのキャンプ場なら峠が2本あるなあ・・。
キャンプまで時間が無く、ぶっつけ本番になりそう。荷物を満載しての耐久試験をしたいところですが、本番が試験を兼ねるということで・・。やってみないとわかりませんから。その前に、人間のほうも耐久試験をー。
次回は、パニアバックを装着です。
では、また。
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コメント
こんばんわ。
僕も9月に同じキャリアを付けました、パニアバッグは仮止めしてみましたが、実はまだタグすら外してません(笑)
なので、荷物を積んで走りに行ってないのです・・・最近ガソリンが値下がりしてきて車で釣りに出るのが苦にならなくなってしまって・・・
今月下旬の3連休では何処かブラブラして、コンロで淹れたコーヒーでも飲んでみます。
投稿: 羽ぴょん | 2008年11月10日 (月) 23:51
キャリアが少し後ろ下がりなこととスポーク数が少ないことを除けば。立派なランドナーというかツーリング車ですよ。ダボ穴があってよかったですね。ワッシャーを噛ませばチェーンとのクリアランスも確保できそうです。
体重のかかるリアハブを受け止めているのですから、フレームのリアエンドの強度は問題無いと思いますが、ホイルはどうでしょう?頑丈なホイール+28Cくらいのタイヤが欲しい感じですね。あ、ちょっと前ですが、タキザワに28Cのタイヤがバーゲンで置いてありましたよ。
最後に、センタースタンド(2本足に広がるヤツ)があれば最高ですね!
投稿: ecotech | 2008年11月11日 (火) 12:51
羽ぴょんさん、こんばんは~。
いやー、羽ぴょんさんのブログを見てビックリ。キャリアもバックも全く同じ組み合わせです。バックは色違いですけど。
ネットでいろいろと検索したのですが、装着可能で、お値段控えめともなると、やはりあの組み合わせになるのですね~。
あれはMTB用のキャリアですから、羽ぴょんさんバイクのほうが正統派、マッチングも良いですね、決まっていますよ!
シートステーのブレーキ上部にキャリアダボがあるなんて羨ましい!やはり良き時代のMTBです。この頃はMTBでロングツーリングした時代なんですよ。今じゃコストダウンで省かれる装備ですが。ここにキャリアがつけられると美しいですね。
ドロップハンドル&バーコンも素晴らしい。バーコンはやってみたい改造です!
自転車を走らせて、ふと景色の良い場所で止まり、パニアバックからコンロと豆を取り出して、のんびりと淹れたてのコーヒーを飲む。素敵なツーリングですね。
ecotechさん、こんばんは~。
ああ、やっぱり後下がりですよね!しまった!できるだけステーを高い位置につけようとしたのがアダになりましたね。ご指摘ありがとうございます~。早速ちょっと前下がりにしました。取説を見ると、水平か前下がりじゃないと荷物が落ちますと書いてありました(笑)。
このホイール、カンパのベントは重い代わりに丈夫さが売りですが、万が一スポークが切れたら・・、この配列じゃあ走行不能になりますね。
手組みが一番良いですね。遊んでいるR500の装着も考えましたが、タイヤ交換がもう面倒くさいです・・。タキザワの手組み良いですよ。
アンブロシオの安いリムで、星の♯14スポーク36本でクロス組み。
コレなら丈夫。ティアグラハブで組んでも前後組みで15000くらいと激安ですね。重いでしょうけど。
ああ、ワッシャーですね。そうすればネジ頭が出ないですね。
エンドはキャリアの接続部分より厚いので強度は大丈夫ですね。ただ、変な振動が連続で加わるとクラックが恐いです・・。また、ボルトも妙に細くて、ここに力が加わってるんじゃないかと。あまったボルトは持って行きます。
28Cがあれば安心ですよね・・。
フレームは昔ながらのジオメトリで結構フレームとタイヤの間は広いので、32Cが無理でも28Cならば・・。
ブレーキアーチはどうなんでしょうか?ティアグラのブレーキアーチ、25Cで若干の隙間です。もう少し太いのが入りそうなんですが・・。自信がありません。
ラージアーチのBR-R450ならば28Cは問題なく入るとは思いますが、シマノはデータを出していますかねえ?タイヤの太さもメーカーによって違っていましてねえ・・。
今回コレで行って、やはり太いタイヤでないとダメということなら、BR-R450つけて28Cにします。32Cが入ればなあ。カンチブレーキのバイクにしないとだめでしょうねえ。コルナゴのシクロクロスが急に欲しくなりました・・。ダボ穴付いてますかね?
スタンドもあると便利です。けど、スポーツバイクなのでつけません、ポリシーです(笑)。
投稿: 管理人(電動おやぢ) | 2008年11月11日 (火) 23:08