■2014.07.26 小河内避難小屋では愉快な本物の登山者が集まり、とても楽しい一時を過ごす事ができた。
小屋番さんの山小屋話や山のトイレ事情の変遷など通常では聞けない話が盛りだくさんでいつまで経っても話が尽きない。
特に72歳のサミッターさん(実際はとても若く見える)の話は特に面白く凄いことを簡単に話されるので驚く事と感心する事ばかり。
林道歩きの20km程度なら全く問題なく進みで道が通れなければ自分で道を切り開いても目的地へ向かう事を普通に話すので私もこれくらい強くならなくてはと思いました。
ここは避難小屋なので基本は自炊、私は残しておいた生米をおかゆにし食べた、他の登山者も同じですべて自炊。
小屋番さんの奥さんがさらっと出してく下さったポテトサラダがとても美味しく食が進みました。
本日の宿泊者は
72歳のサミッター様
60後半の登山者3名
60代の女性登山者
50代の2名(横窪沢から同ルートの登山者と私)
結局、私が一番の若輩者でした。
ちなみに小屋番さんは73歳で最長老となります。
小屋番さんも楽しそうに皆の話を聞いていました。
朝、皆が小屋から外へ出て御来光を待ちます。
そう、ここは小屋から御来光と富士山が見える『天空の避難小屋、小河内避難小屋』なんです。
5:01 蝙蝠岳の山頂から御来光です。
まさに『ダイヤモンド蝙蝠』です。
実は小屋で知り合った方に「ダイヤモンド蝙蝠」とググれば私の山行記が検索出きるようにしときますと伝えてある。


塩見岳、蝙蝠岳

まさにダイヤモンド蝙蝠です。

富士山とダイヤモンド蝙蝠岳

最高のロケーション

小屋番さんお気に入りの影絵

空に雲は無し


他の登山者が出発しても尚、72歳のサミッターさん、小屋番さん、私でよもや話をし7時近くに小屋を後にする。

振り返ると

また振り返ると

雲海の上の富士山。

ここからが一番鉄兜に見える塩見岳。

8:18 烏帽子岳

雷鳥の烏帽子さん、今年もまた逢えました。

三伏峠の水場で水を汲み小屋へ向かう、スタンプを貰う為です。
何度この場所に来たのだろう。
今日は土曜日どんどん登山者が登ってくる。

小屋で天然酵母パンを2コ買い今日と明日の行動食にする。
本谷山を越え五右衛門沢へ、ここで体を拭こうと思ったら。
沢に水がなく枯れていた。
仕方なく最後の登りへ足を進める。
出た稜線、風が涼しく気持ちが良い。
13:30 塩見小屋
お約束通り食堂が空くまで外で待機です。この小屋、来年と再来年で建て替えられるそうです。
この塩見小屋の手拭い今でも愛用しています、色が出ますが。

湿った空気が入ってきた。
男性的な塩見岳、私の好きな山の一つです。
小屋は狭く泊まる登山者は外でまったりしています。

女性の小屋番さんだけあって食事には女性の配慮があります。

鳥、名前はイワヒバリ?

そろそろ日が沈みます。

食堂で寝る登山者は3名、ちゃんと布団がしいてあります。
今回の山行で一番熟睡ができたのはこの塩見小屋でした。
約束通り、食堂の朝は早く3:40に起床となります。
ここの小屋番さんとも色々話をし中途半端な山岳会団体が多く礼儀をしらないのもそういった団体だそうです。
今回は私もそれに遭遇しました。
元々小河内の小屋番さんが30年近く塩見小屋にいて山小屋の親父の良い意味での頑固さがここの小屋番さんにも残っているようです。
とても素敵な小河内避難小屋と塩見小屋でした。
■南アルプス大縦走(8泊9日)撮影した写真
2014.07 南アルプス縦走 9日目:小太郎山を経由し下山
2014.07 南アルプス縦走 8日目:三峰岳・間ノ岳・北岳
2014.07 南アルプス縦走 7日目:塩見岳を超え熊ノ平へ
2014.07 南アルプス縦走 6日目:ダイヤモンド蝙蝠
2014.07 南アルプス縦走 5日目:天空の小河内避難小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 4日目:百間洞から荒川小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 3日目:聖岳・兎岳を超え百間洞まで
2014.07 南アルプス縦走 2日目:上河内岳を超え聖平小屋まで
2014.07 南アルプス縦走 1日目:横窪沢小屋まで