LVMH、24年通期は減収減益　日本を除くアジアの不振が影響

　LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン グループ（以下、LVMH）が、2024年通期（2024年1月〜12月）の業績を発表した。売上高は前年比1.7％減となる846億8300万ユーロ（約13兆7495億）で、純利益は同17％減となる125億5000万ユーロ（約2兆379億）と落ち込んだ。

　同社の日本での売り上げは、2024年第1四半期（2024年1月〜3月）に前年同期比32％増、第2四半期（2024年4月〜6月）に同57％増と大幅に伸長していたものの、第3四半期（2024年7月〜9月）は同20％増、第4四半期は同8％増と、伸びが落ち着きつつある。他の地域では、第4四半期でアメリカが同3％増、ヨーロッパが同4％増と堅調に推移しているが、日本を除くアジアが同10％減（2024年通期では前年比11％減）と、不振が続いている。

　部門別では、ワイン＆スピリッツ部門が同8％減、ファッション＆レザーグッズ部門が同1％減と苦戦。一方、パフューム＆コスメティクス部門は同2％増、ウォッチ＆ジュエリー部門は3％増、セレクティブ・リテーリング部門は7％増と増収だった。

1ユーロ=162

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