写真家の篠山紀信が死去、享年83

　写真家の篠山紀信が1月4日に死去した。享年83。

　篠山紀信は1940年、東京都新宿区出身。日本大学芸術学部写真科で学ぶ傍ら、広告制作専門会社のライトパブリシティに入社し、広告写真の撮影からキャリアをスタートさせた。在籍中に発表したヌード写真が注目を集め、新鋭写真家として1961年に「日本広告写真家協会展公募部門」APA賞を受賞した。1968年に独立した後、「週刊プレイボーイ」ヌード写真を発表したほか、青年誌「GORO」での「激写」シリーズ、「週刊朝日」の「女子大生」シリーズなどを手掛け、話題を集めた。これまでに写真を中心とした著書を300冊以上刊行し、作家の三島由紀夫や、山口百恵、坂東玉三郎、ジョン・レノンとオノ・ヨーコなど時代を象徴する著名人を撮影。また、俳優の樋口可南子を撮影した「water　fruit」や、宮沢りえをモデルにした「Santa Fe」などのヌード写真集は社会現象を起こした。

2022年掲載インタビュー

「"今の時代"が面白い」：篠山紀信、SHOOP、リステア清水博之が語るヌードの現在

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