CFCLが自社生産拠点「ニッティングラボ」を設立、ホールガーメント機を活用した実験的な研究開発も

　「シーエフシーエル（CFCL）」が、研究から開発、企画、生産までを一貫して行う自社生産拠点「CFCLニッティングラボ（CFCL Knitting Lab.）」を2024年2月末に東京に設立する。

　CFCLニッティングラボは、同ブランドの事業の核となるコンピュータープログラミングニットの分野において、更なるクリエイションとビジネスの進化を図ることを目的として設立。ホールガーメント機を活用した実験的なサンプルの研究と開発を行うことで、より自由なクリエイション創出の場を実現するとともに、日本のさまざまな素材や伝統工芸との共創に取り組むことで、ニットウェアのさらなる可能性の模索も目指すとしている。

　また、ビジネスの成長と生産数増加に伴って見えてきた、年々縮小傾向にある日本のニット産業における生産キャパシティオーバーの課題にも着目。サンプル製作や生産の一部を内製化することで取引工場の負担を軽減し、より量産に集中できる環境づくりのサポートを目指していくほか、将来的には自社工場の設立により、取引工場とのさらなる連携と生産キャパシティの強化も視野に入れているという。

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