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ロレアル(L'OREAL)の2023年12月期第2四半期(2023年1〜6月)連結決算は、売上高が前年同期比13.3%増の205億7000万ユーロ(約3兆2315億3700)、営業利益が同13.7%増の42億5800万ユーロ(約6687億7300)、純利益が同11.1%増加の36億1600万ユーロ(約5679億5600)で、大幅な増収増益を記録した前年同期をさらに上回り、上半期で200億ユーロを突破した。特に「ラロッシュポゼ(La Roche-Posay)」を中心としたダーマトロジカル ビューティ事業本部(旧アクティブコスメティックス事業)が同29.0%増と躍進。地域別ではラテンアメリカが同23.6%増と最も成長した。
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事業部別の売上高は、近年強化しているダーマトロジカル ビューティ事業本部が同29.0%増の32億8400万ユーロ(約5154億4600)と好調。敏感肌などの肌悩み、美容意識の高まりによる“メディカルプロフェッショナル”へのニーズに応えるブランドおよび商品が着実に売上を伸ばしている。コンシューマープロダクツ事業本部は、同15.0%増の76億8700万ユーロ(約1兆2060億9800)で、半期の過去最高を達成するとともに、リュクス事業本部の売上を上回った。「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の新作「ファルシーズ・シュール・マスカラ」や、「ロレアル パリ(L'Oreal Paris)」の「テレスコピック・リフト・マスカラ」といった目元のメイクアップ製品の人気が後押しした。リュクス事業本部は同7.6%増の72億8800万ユーロ(約1兆1445億3700)で、「イヴ・サンローラン・ボーテ(Yves Saint Laurent Beauté)」や「プラダ(PRADA)」、「ヴァレンティノ ビューティ(VALENTINO BEAUTY)」といったクチュールブランドがけん引。なお、ナチュラ社(Natura&Co)から買収した「イソップ(Aēsop)」の売上は下半期から統合する。プロフェッショナルプロダクツ事業本部は中国本土やインド、イギリスで顕著な成長を遂げ、同7.6%増の23億1300万ユーロ(約3632億2900)に着地した。
地域別では、構成比が最も高いヨーロッパで同18.2%増の64億9100万ユーロ(約1兆191億8400)を計上し、売上を支えた。コンシューマープロダクツ事業本部のすべての主要ブランドおよび全カテゴリーが伸長。ラ ロッシュ ポゼや、プラダの「パラドックス」、YSLの「リブレ」などの人気が継続した。高い成長率を記録したラテンアメリカでは、特にメキシコとブラジルがけん引したほか、Eコマースが急成長。北米は同13.0%増の53億3200万ユーロ(約8365億2700)で、特にコンシューマープロダクツ事業本部のヘアケアとスキンケアが市場を上回り、2桁成長を遂げた。また、同市場での「ランコム(LANCÔME)」の回復も好調要因に挙げられている。そのほか、北アジアは同3.9%増の56億5200万ユーロ(約887億7300)、南アジア太平洋、中東、北アフリカ、サハラ以南のアフリカで構成されるSAPMENA–SSAは同23.6%増の16億4700万ユーロ(約2584億9700)で成長した。
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