米百貨店大手「ノードストローム」がカナダから撤退、6月末までに閉店へ

　米百貨店大手のノードストローム（Nordstrom）が、カナダから撤退すると発表した。公式オンラインストアは3月2日にクローズしており、カナダで営業している全13店舗は6月末までに順次閉店する。

　ノードストロームは2014年にカナダに上陸。百貨店を6店舗、アウトレット業態「Nordstrom Rack」を7店舗展開している。撤退理由について同社の最高経営責任者であるErik Nordstromは「カナダ事業を開始後、収益化に向けて取り組んできたが、現実的な打開策が見つからないと判断した」などとコメントしている。

　なお、カナダ事業からの撤退に伴い、2023年度の連結売上高は前年度から約4億ドル（約545億8960）減、EBIT（利払い・税引き前損益）は約3500万ドル（約47億7659億）の改善を見込んでいる。

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