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今月(10月1日~10月31日)
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まわりまわってネタバレ2025年8月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 甘さより苦味の方が強い恋愛ものです。
2人が結ばれるまでかなりの遠回りをする上、レイモンドというどう考えてもオリヴィアと結ばれるキャラもいたため先が読みにくく、ストーリーの収拾をどのようにつけるのか最後まで目が離せませんでした。
正直、読者の中ではルミナス派とレイモンド派に分かれるかと思います(作品の評価もここで大きく影響しそう)。私は途中までは瑕疵がなく愛も深いレイモンドと結ばれるのが自然かと思っていました。
ですが「ヒロインのために責任や何もかもを捨てられるか」という分岐点により、ルミナスが粘り勝ちします。レイモンドもオリヴィアを愛していましたが「責任」の前ではルミナスには一歩届かず…という切ない展開でした。
ルミナスの過去の過ちについては、オリヴィアとレイモンドの仲睦まじい姿を見せつけられ遠くから歯噛みする思いを長い間味わった事により、個人的には溜飲は下がりました。よく耐えたね…二度と浮気するなよ!
ヒロインのために何もかもを捨てられる、どこまでも追いかけてきてくれるヒーローが好きなら手にとってみても良い作品かと思います。ちなみに最後に王子様とさよならするのはルミナスの方でした。 -
おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中!【特典SS付】
原作!ネタバレ2025年8月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 連載中のコミックの先が読めるの?!と購入。
ニコルのおひとり様満喫生活にあたふたするケイオスと、噛み合わない2人がおもしろくてコミック連載を楽しみにしていたひとりです。
おひとり様なニコルはいつも楽しそうでしたが、正直どこまでが本心なんだろう?ってずっと疑問に思ってました。しかし、ストーリー終盤に吐露する「ケイオスと仲良くなろうと努力していた頃の自分が惨めで、謝られたり優しくされたりしても納得できなかった」という本音に、ストンと腑に落ちました。キレイさっぱり振り切れていたわけではなく、ヒロインはちゃんと傷ついて、怒っていたのです。
そりゃあ、ケイオスがあれだけご機嫌をとろうとしても心は動かないでしょう。
あと外野、いい仕事してますね笑。キャロラインはもう余計な事するな!笑とか思ったり、乙女心教室とか、最後の決闘(?)のガヤとか、読者を明るい気持ちにさせるような演出と和解で「あの頃の」ニコルもおひとり様のニコルも読者も、にっこりするようなエンディングに晴れ晴れとした気持ちになりました! -
切ないけど(2巻読了後追記)ネタバレ2025年7月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 挿絵担当の方もラチェリアの恋と同じで期待で胸がいっぱいでした!
ストーリーですが、ジュエルスとサフィリナが仲睦まじかっただけに、あらすじからいずれ2人が破局するとわかってて読むのが辛かったです。ジュエルスとの仲の良さも丁寧に描かれており、その分離婚に至るまでが切なくて、裏切りでもない無情な展開に記憶を失う前のジュエルスが恋しくてたまりませんでした。嫌な夫だったらこんな感情にはならなかった…。記憶がなかったからとはいえ何してるのジュエルスー!
作者さんの描く、優しく聡明で辛くとも前を向く強いヒロインが大好きです。貴族社会に馴染めなさそうなマニシャや、徐々に記憶を取り戻しつつあるジュエルスなどがヒロインに今後どう絡んでくるのか、特にジュエルスやドナヴァンの心情の変化が気になり続きを早く読みたくてたまりません。
2巻待機ですがサフィリナが更なる幸せな結末を迎えないともう満足できそうにないです!
(以下2巻読了後追記)
大団でした。きれいに終わりすぎたのってサフィリナの優しさと強さありきですよね…。
サフィリナは許していましたが、個人的にマニシャは好きになりきれず…正直ジュエルスと幸せになっても「あ、ふーん、そう…」としか思えず本当にごめん。
ここで星減らそうかとも考えたのですが聡明なヒロイン、サフィリナに免じて星5のままで。 -
重愛ネタバレ2025年7月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 嫌われからの怒涛の逆転、相思相愛(相死相愛?)ストーリーです。もうやめてってぐらいヒロインが愛されます。ご注意を笑
メリューエルの愛も重いのですが、ミュチュスカの自覚後の愛が「逆襲愛」過ぎて大好物でした!どこにそんな偏愛を隠してたの…。
Rシーンもおなかいっぱいなぐらい濃厚でTLラノベとして満足できる作品でした。
ヒロインもヤンデレな場合感情移入しづらいかと思いましたが、メリューエルのヤンデレさは自己犠牲心もありいさぎよく、個人的に不快感はあまりありませんでした。
蛇蝎のごとくヒロインを嫌っていたヒーローがどう転ぶか、気になる方は是非手に取ってほしい作品です。 -
記憶に残る作品ネタバレ2025年3月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 何気なく手に取ったこの作品、あまりに面白くて購入した自分にガッツポーズしてしまった…。
暗鬱とした復讐ものかと思いきや、すっとぼけを演じるヒロインと、祖国とは違い真っ当な扱いをするオリーブやシリルはじめアウリラの人物達に雰囲気がやわらぎます。かといって明るいお話ではなく、ヒロインのネグレクトどころではない境遇と元の「ウエンディ」の無念と共に知らない世界で独り立ち向かう弔い合戦は、見届けたくなるれっきとした復讐ものでした。
「呪われた子」のワードの扱いも逸脱です。最初はファンタジー的な意味合いかと思いましたが、リアルでも負の意味を含むレッテルと同じではありませんか?そしてその呪いを解いたのが王子様だった、というのも何とも乙女心をくすぐります。最高かよ。
ただの復讐には終わらず、ヒロインがこの世界で生きる意味を得ていく可能性がある事にとてつもなく「読んで良かった」と思うことができました。 -
悪女の手帳~私を殺した皆さまに、最高の結末を~【電子限定SS付き】
いつものネタバレ2025年2月5日このレビューはネタバレを含みます▼ マチバリさん初の、自ら復讐するヒロインのお話です。
他の作品も読んでいますが、報いを受ける悪役達の様子を楽しむ?いつもの作品でした。
高評価は他の方に任せて、率直な感想を書かせて頂きます。
良く言えば作者さんの安定した人気の復讐系の作品です。破綻した部分はなく、その点安心して読む事ができました。
そして悪く言えば加護や手帳などの舞台装置以外はよくある同系統の作品と似たり寄ったりでした。目新しいものがなく愛が重すぎるヒーローも不在で、ドラマティックな展開もなく、粛々と復讐が遂行されていきます。同じような作品が乱立する中、あまり個人的に記憶に残らないような作品で残念でした。
明確な主人公がいない時の作品の方が、惹きつけられるような不気味さがあり、夢中で読んでいた気がします。同系統の話でも他作品と差別化を図るのは大事だと思いました。 -
星4か5でめちゃくちゃ迷った…ネタバレ2025年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 世界設定が細かくて重厚感があり、作者さん作品中の歴史年表を細かく書いてるんじゃないかと疑うレベル。
中身はヒロインを痛めつけた連中が次々と「ざまあ」される流行のやつですが、このカテゴリの中にポンと置かれるだけではもったいない輝きを放つ作品でした。
前半の悪役達が堕ちるべき所に堕ちていく因果応報の展開も夢中で読みましたが、この作品の真骨頂は後半以降からのかけ上がるような明るい「アナスタシア」の展開だと思います。
暗鬱としたオフィーリアの死からのアナスタシアの婚活の野望と溺愛ポンコツ家族。悲劇と喜劇がとてつもなくいい塩梅で飽きが来ず余す所なく楽しめました。
ギリシャ風の人名、国名など横文字多過ぎて途中ポカンとなりましたが話の面白さでカバー。
で、評価4か5で迷った理由ですが、私以外にも必ず同志がいるはず。本編ラストの終わり方です。こういうのもアリかもしれませんが私は白黒つけたいほう…。続編熱望…。
なので言わせてください。
アナスタシアのマケダニア編は?!二人の再会は?!カリトンは転生を信じてくれるの?!なにゆえ!!そこで!!!終わっちゃうの!!!!!以上です。 -
敵国に嫁いで孤立無援ですが、どうやら私は最強種の魔女らしいですよ?
最強とは…??ネタバレ2024年12月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 十夜さんとセレンさん?!買うしかないな!と購入。
あとがきで十夜さんがセレンさんを熱望したというだけあり、挿絵ひとつひとつに見入ってしまいます。
残念なのが、1巻時点で王国最強の魔法使いであるヒロインがいかに強いのかエピソード不足で、具体性がなくて魅力を発揮しきれていないと感じました。破滅の魔女とか最強とか言葉だけ並べられてもピンとこず。基本明るいやや鈍感系ヒロインとして可愛らしく振る舞うので、強いと言われても説得性がなくて実際のヒロインとイメージが乖離してしまいます。そして見合った努力や活躍もしてないうちに(あまりすごさが伝わらない事はしていますが)周囲から褒めそやされるのが不自然で、ストーリーの薄っぺらさを感じます。このヒロイン、そんなにすごいですか?
十夜さんの執筆姿勢に思うところがあるので他作品含め次巻を買う事はありません。 -
人を選ぶ2024年12月23日「ダークな方面に全振り」しており人を選ぶ作品です。
幸福感ゼロ。きゅんもゼロ。不遇なヒロインを救ってくれるヒーローを期待しちゃった、そんな方は手痛く裏切られます、ご注意を!
しかしダークに全振りしているだけに、鬱展開が刺さる方にはおすすめです。予想を裏切る不幸の数々に、ハピエン好きな私でも何故か妙に強く惹きつけられ、そしてかっこいいヒーローを期待して見事に打ち砕かれつつ、夢中で読んでしまいました。
全ての方におすすめはできませんが、安易な救いがない作風に中世風ファンタジーの他作品とは一線を画しており、こんな毛色の作品を待っていた方も中にはいるのではないでしょうか。もっとみる▼ -
余韻が響くネタバレ2024年12月5日このレビューはネタバレを含みます▼ ロルダンの迎えた結末に何とも言えない余韻が残ります。
「悪人はやっつけられ、主人公は幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」ではこの作品は終わりません。悪い奴がやっつけられたその後の心情の変化とただの「ざまあ」ではすまない顛末が描かれています。
最初は憎たらしいと思っていたロルダンが辿った結末があまりに哀れで、「因果応報だ」とは私は思う事ができませんでした。
ロルダンが無反省で図太かったなら未来も庭師を続けていられたと思います。悔恨、矜持、様々な心情があって薬を受け入れずに高熱でベッドで丸まる最後に、ロルダンの本質が哀れで、かつ、愛おしいとすら感じてしまいました。
残された人達も自分達の選択に心が後に残り、答えや支えを見つけていきます。ただただ幸せなだけには終わらず、心理描写が詳細をきわめており、つらつら考えてしまうような作品でした。
でもねぇーー話変わるけどあらすじでとんでもねえネタバレブチ込んでくるのはお姉さんどうかと思うんだよね!(2024年12月現在) -
こ、これは…!ネタバレ2024年12月1日このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ刺さる作品に遭遇してしまった!
ヤンデレといっても表現的にまだ「可愛げ」が残る作品が多い中、この作品はガチで勇者がイカれてて最高でした笑。
勇者の目、表情、顔の造形も刺さる、刺さる…。
チート級な強さ、追跡能力で逃げ場がないのに絶望どころかメンタル強めのヒロイン。顔のいい勇者にすぐ絆されずに本質見抜いて恐怖して、でも嘘をついて側にいるのは不誠実だと言うヒロインが強くて好感度高いです。「貴方に恋をしてない」とハッキリとフるあたり相当な胆力。あんたが勇者だよ…。
どこからどう見ても魔王な勇者と、非力でもただでは折れないヒロインが魅力的で最後まで見届けたい作品です! -
これは推せる2024年11月1日いい!騎士キャラもイラストも推し活を謳歌するメリィも、魔物討伐という中でも殺伐としてない世界観もすごくすごく好きでした。
ネロくんだけでなく、はちゃめちゃに魅力的な騎士がたくさんいて「もっとあのキャラの出番欲しい一巻完結だったらどうしよう」と思ってたら二巻に続くようで生きる楽しみが増えました笑
どことなくほんわかしていてマイナスな感情がうまれない作品で安心しながら読めました。可愛い雰囲気とイラストにも胸がときめきます。いい…そしてメリィノート欲しすぎる笑。
続き出たらまたレビュー書きたいです。もっとみる▼いいね
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人質として嫁ぎましたが、この国でも見捨てられそうです【特典SS付】【イラスト付】
恋愛中心ではない2024年10月30日練り込まれた設定に重厚感があり安定の面白さで読むのに夢中になるような作品でした!
高評価レビューがつきそうな良作かと思います。この作品の良いところは他の方が書いてくれると願って、あえて辛口レビュー失礼します。
まず、あとがきで作者さんがふれているように恋愛に重きを置いたストーリーではありません。恋愛要素はしっかりありますが、表紙、あらすじから中身との温度の差に個人的にやや期待外れな気持ちになりました。恋愛要素を盛り上げるための展開ではなく、権謀術数めぐるストーリーに恋愛が付随するような形です。
あと人物設定が細かくて楽しかったのですが、一巻完結の作品にしては詰め込み過ぎであっさり退場するキャラも複数おり、感動が上すべりしてしまい残念でした。
総評するとめちゃくちゃ面白い作品です!いや、私のレビューでは説得性がありませんが…。でもおすすめしたい作品です。もっとみる▼ -
余命一週間を言い渡された伯爵令嬢の最期 ~貴方は最期まで私を愛してはくれませんでした~
ヒロインが優しすぎるネタバレ2024年9月27日このレビューはネタバレを含みます▼ ご都合主義な綺麗事ではない展開でしたがステラの優しさや強さが美しくて切ないストーリーでした。
余命を知られてしまったらどうなってしまうのか、ステラが最後に何を選択するのか気になって一気に読んでしまいました。
そしてまず叫びたい()のはクラウスのド屑さです。卑屈、傲慢、残酷、自己中、感情的、意地っ張り、浮気野郎などあげるときりがないです。そしてわりと最後までゴネます。あんなに愛されてたのに、ステラの様子のおかしさに一番に気づくべきなのに、もう本当にお馬鹿さんです。特に余命を知った後のアレクシアとのやり取りでもうダメだった。ステラ、最後の1週間の時間を一部でもこんな人間に使ってしまったの本当に本当にもったいないよ…。
救いようのないクラウスに対し、アレクシアそのものが救いでした。婚約者よりステラの事をよくわかっています。
ステラが泣いたり弱い部分を見せるのもアレクシアです。そしてステラが最後に選んだ人でもあり、心底安心しました。
欲を言えば浮気相手や屑ウスのその後より、他キャラクターの後日談をもっと見たかったです。女神のようなステラのいなくなった世界の切なさがあればより良い余韻が得られたかと思いました。 -
許せる?許せない?ネタバレ2024年5月24日このレビューはネタバレを含みます▼ ただの痴情のもつれの話かと思えば、複数の人間が絡んだ国家を巻き込んだ復讐劇だったり予想より壮大なストーリーでした。
よく練られた設定で最後まで飽きずに読めましたが、いかんせん女性が暴行されるシーンが多すぎて辛かったです。アニータも暴行を受けます。ルイスに。同意の上じゃないしルイスは知らないとはいえ病気の妻に…ただただ悲しい行為です。ケガしてるし恋愛小説におけるスパイスとも言い難い。どんな気持ちで読めば良いの…。
しかも病気のせいとはいえルイスはあろうことか同性とも関係を持ってしまいます。最初はよくあるヒロインの誤解かと思えばガチのやつで個人的に本当に地雷でした。症状を抑えるためだから仕方ないでしょ、なんて言葉で片付けられないし嫌悪感でいっぱいでした。さすがに無理です。
しかしルイスは生涯ただ一人アニータのみを愛し抜きます。終盤のアニータの最後の贈り物にも胸を締め付けられました。
穏やかに終わりましたが、結局アニータ許しちゃうんだ…とか色々モヤつきが多く残り高評価はつけられませんでした。 -
視線ネタバレ2024年5月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 綺麗にまとまったストーリーでした。
心理描写が細やかで、短編ではありますがすっきりとした読後感を得られます。
ライオネルの正攻法での略奪愛はいっそ清々しく、周囲の悪意もあまりなくテンポ良く進む展開に安心して読み進める事ができました。
ただヒロイン達が結ばれる過程がスムーズで、ストーリーのスパイスとなるような弊害も元婚約者の悪あがきぐらいで見方によってはやや盛り上がりに欠けます。元婚約者の奸計もつつがなく先回りして対策されていたり、個人的には展開を盛り立てるような程よい焦燥感が物足りなかったかと感じました。
あとこれは個人的な好みなんですが初夜で無垢なはずのヒロインが積極的だったのにやや抵抗感がありました。どちらかと言うとリードされるヒロインが好きなのです、これは余談です笑 -
束縛系義弟…(2巻読了後追記)ネタバレ2024年5月12日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインが公爵家に馴染んでいき、無表情でお人形のようなクリストフが様子はそのままにお義姉ちゃん大好きっ子になりヒロインの関心が他に向けられただけで嫉妬する展開はお約束ですが、可愛くてニマニマが止まりません笑。
ヒロインの軌道修正で今後時が経ちゲームヒロインや他攻略対象の登場でどういう展開になるのか楽しみで2巻待機です。
(以下2巻感想↓↓↓↓)
攻略対象もあまり活躍せずストーリーにあまり進展なし。反面、クリストフのいきすぎる束縛の数々にやや辟易してきます。
ヒロインが学園に入学して「箱入り娘」を卒業して新しい展開が始まると期待しましたが、クリストフの猛反対でまさかの入学なし…。他の攻略対象達との交流は?美しすぎるヒロインに付き物の、ヒーローをやきもきさせるような展開は??
クリストフの執着も公爵家の「血」由来のものも入っていると思うと、ただの束縛系義弟では?という感想に。修道女への仕打ちから残酷さはゲーム通りだったようで、ヒロイン介入でも更生できていない部分もあり残念でした。いいね
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ヒロインに転生したとはしゃいでいたら、実は転生悪役令嬢が主役の世界だった
普通の顔の格好いいヒーローネタバレ2024年4月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 悪役令嬢に転生しようがヒロインに転生しようが、結局ハッピーエンドを迎えるのは中身の人格が優れている方だった、というスッキリした終わり方でした。
私はざまあされる方のカップルは絶対に幸せになって欲しくないと思う方なので、あんなにイチャコラしていたブライアン達が終盤よそよそしくなる様は滑稽でした。共通の敵であるヒロインを貶めて高め合う愛情なんて破綻して当然です。
ヒロインの理不尽な境遇が長く続いた分、最後謝罪(という名の自己満足)に訪れたブライアン達に、言って欲しかった言葉をヒロインが的確に自意識過剰王子にお見舞いしたり、お茶会でフィルが啖呵を切ったりするシーンは大変スカッとしましたし格好良かったです!
人の好みはそれぞれですが甘い言葉だけを垂れ流すイケメンキャラはヒロインと同じく私も好きではありません。しかし人によってはやっぱりスパダリイケメンの方が好き、なんて贅沢な意見もあるかもしれないので作品として万人受けするかは微妙な所です。
個人的にはこんな毛色の作品があってもいいと思いました。 -
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
花燃やしたの許さんぞネタバレ2024年3月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 被害妄想てんこ盛りのどうしようもない王子視点で大体のストーリーが進みます。
赴任先の辺境で揉まれて逞しく生まれ変わった王子が素直にヒロインに過ちを認めて詫びる話…と思いきや、わりと最後まで自分本位で下らないプライドを捨てません。自ら婚約解消したヒロインに平然と再度距離を詰めようとしたり(しかもストヴァル不在時…)、ヒロインに新たに想い人ができたからと逆上したりとどうしようもなく子供っぽい王子でした。本当にどうしようもない(語彙力不足)
ヒロインから花を取り上げて燃やして笑うシーンはさすがに持ってたスマホを投げそうになりました。誰か早くこの王子を矯正してくれ!!
最後は泣いちゃうぐらい後悔する王子でしたが作品のタイトル通り遅過ぎます。大遅刻です。
結局この作品で得た感想は終盤までひたすら子供っぽく自己中な王子を見せられ続け、困惑に終始したため評価は星2。ヒロイン視点で描かれていれば評価は違ったかもしれませんが何故王子視点で描かれたのか…。 -
亡国の悪妃~愛されてはいけない前世に戻ってきてしまいました~
ある点が気にならなければネタバレ2024年3月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 良作でした。よく練られたストーリーと程よい喜劇は最後までテンポ良く読み進める事ができました。
しかし抜けたヒロインはストーリーを進める上で動かしやすいキャラだったかもしれませんが、娼館時代からの決意があるはずなのにすぐルスランに絆されて情事に流されるのは、見ていて芯の無いヒロインのように思えました。意志があっちにフラフラこっちにフラフラ…。迂闊な行動や発言も多く好きにはなりきれませんでした。
前の生のヒロインがルスランに冷たく接する場面やヒロインを裏切ってしまったルスランが病み、転落していく描写は地の文で流さずしっかり表現してほしかったです。サラッとした説明だったせいで娼館時代前後の展開がやや唐突で物足りなく感じました。それに反してルスランとエジェンの情事の描写はしっかりと描かれており…何ていうか…媚薬のせいとはいえ読了後もめっっっっっっっちゃモヤモヤが残り続けるシーンでした。誰かいない?共感が欲しいわ。
色々述べましたが改めて良作だと思うので抜けたヒロインやモヤつきが気にならない方には星4.5ぐらいでお勧めしたいです。私は気になる人間なので星3ぐらいで。 -
甘くはない恋愛もの(3巻読了後追記)ネタバレ2023年12月26日このレビューはネタバレを含みます▼ どちらかと言うと恋愛ものですが権謀術数めぐる世界観で、キャッキャウフフな惚れた腫れたな恋愛ものを期待している方には向きません、ご注意を。奸計や王侯貴族の口撃の応酬は読む人にとっては楽しいかもしれません。
ヒロインが抱える容姿のコンプレックスに周りの揶揄があまりに繰り返し辛辣で、途中食傷気味になります。
フェルドリックのやり取りもどこか子供っぽく、いつまでも素直にならずにいつ進歩があるのかとこちらも途中食傷気味に。
あとフェルドリックが隙間なく嫌な奴で助走つけて殴りたい気持ちに何度かなりました。ごめん。ヒロインに優しいはずなんですがヒーローとして好感を抱ききれないというか…。
終盤にかけて明かされるフェルドリックなりの愛情表現が誤解される最悪の言葉の選択やタイミングによって昇華され、実を結ぶことなく地に落ちる様は思わず「不器用かよ!」と言わずにはいられませんでした笑。残念な事に、個人的に他の男性キャラ(ほとんど既婚者、一部女性)が魅力的過ぎて最後まで素直になりきれないヒーローのキャラが少し霞んでしまった感が否めません。あのヒーローなだけに脇役への好感度が高くなり過ぎた傾向にあるように思えました。
最後はまるくおさまりますが、個人的にヒーローへの好感度の低さから3巻もかかるのは引き延ばしすぎでややうんざりしました。 -
耐え忍んだヒロインネタバレ2023年12月8日このレビューはネタバレを含みます▼ まずセブランの思考回路がどうなっているのか頭かち割って中身見てみたいです。優しいと表現されていますが、ただの流される男です。義妹とイチャコラしつつレティシアも手に入れるつもりなのでしょうか。最低かよ。
ストーリーはレティシアの不憫な境遇の描写が長く続き「ただ静かに消え去るつもりでした」の展開はいつ来るのか歯噛みしながら読み進めました。1巻目終わり頃にレティシアはようやく行動に移します。長ぇ!レティシアよく耐えた。
彼女を幸せにしてくれそうなのはもうあの人しかいなさそうですね。素晴らしく一途で、横恋慕しない謙虚な彼です。
期待を込めて星5。続き出たらまたレビュー書きたいです。 -
親友を抱いていたのは、私にプロポーズをした恋人でした 【シーモア限定特典SS付】
やっぱり一途な愛が一番(完結後追記)ネタバレ2023年8月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さんの描く他作品が好きな系統のものだったため購入しました。
今回の作品ではみんな「愛してる」と言いながら無償の愛ではありません。どこかに私欲があり、誰かを傷付けています。ヒロインを中心に渦巻く登場人物達全員の顛末がとても気になり、一気に読んでしまいました。
やっぱり「たった一人、自分だけを愛してくれる人」がいいですね!!ルナリアにディランがいてくれて本当に本当に良かった。
ストーリーも、感情論に流されず「あの時」本当はどうすれば良かったのかきちんと気づけて清算できたのはとてもすっきりしました。でも2人の女性に気持ちが揺れ動いたノイシュはやっぱり許せないですね。ディランの爪の垢煎じて飲ませてやりたいです。というか飲め。その後の元王女との夫婦関係の描写に無駄で過剰なハッピーエンド感がなかったのは良かった。 -
ヤンデレ製造機だったはずの義弟が、ヤンデレになって溺愛監禁してきます!
もったいないネタバレ2023年7月28日このレビューはネタバレを含みます▼ まず思ったのが「もったいない」でした。
設定はかなりしっかりしているのに、肝心のストーリーはわりとあっさり。ヤンデレのわりに甘いノアにはいっぱい愛されますがストーリーが平坦で、監◯→身も心も繋がるまで大きなスパイスとなるような事件もありません。ヒロインの婚約者も義姉弟の弊害となるようなものも、ヒロインが関わるまでもなくノアがすでに解決済み…。
短編ゆえ仕方ないなら長編にして、ドS王子とか高慢な悪魔とか(こっちはストーリーにでてきてすらいない。めっちゃ気になるキャラたくさんいるやん!)それらとの絡みがあった方が面白くなりそうでもったいないと思ってしまいました。まあ乙女とBLの「混ぜるな危険」を危惧したのかなあ…作者さんなら上手くやってくれそうな気もするのですが。
お値段からいうと短編ですし妥当な面白さなのだと思います。サクッと義弟に監◯されてみたい方(?)にはぴったりなのではないでしょうか。とっても愛されます。 -
バンリの激重感情ネタバレ2023年7月21日このレビューはネタバレを含みます▼ ありがちな転生ものかと思い手に取れば、バンリの激重感情に身悶えしてしまった…。
描写が丁寧で、バンリの気持ちがわからなくなり絶望して望みを捨てるリディアに切なさが突き抜けます。物語の視点がバンリになる場面ではリディアへのクソデカ感情が確認でき、あんなシーンやこんなシーンでももっとバンリ視点で読んでみたいという欲が出てきてしまいます。困った。
冒頭のよくある断罪シーンまでは淡々と進みますが、わりと色んなラノベで見る場面はあれぐらいあっさりしていたほうがテンポ良く進み読みやすいと思いました。
それにしてもモルトくん可愛いのにエグいお薬作っちゃうのお姉さんビックリだよ。2巻目以降も活躍するのかな?楽しみだね!!!
物語がどう決着するのか大変楽しみな作品でした。 -
なかなかネタバレ2023年5月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 視点は婚約破棄される側とは反対の奪う側のヒロインですが、あくまで演技という免罪符があるせいかあまり抵抗感はありませんでした。
徐々に親密になっていく様子はありがちな展開ですが、演技なのかそうでないのか、キャラの本当の気持ちが誰に向いているのかワクワク期待する展開は個人的に好みでした。
演技中のヒロインは今にもざまあされそうなお馬鹿ヒロインですが、常識人だし努力家だしメンタル強めの有能ヒロインだったので、物語中で周囲への誤解がとけなかったのは残念笑。
昨今の女性向けラノベによくある「舞台装置」がこの作品にもありますが、もしかしたらヒロイン含め多くがイレギュラーなんでしょうね。新しい視点で楽しめました!いいね
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ひとりでは幸せになれないネタバレ2023年4月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 秀作でした。ラノベらしいご都合主義はなく、理不尽な世界で深く想い合うヒロイン達2人がただただ切なく、展開に気持ちの整理がつかなくて、読了後は救いを求めたい気分でした。ラノベの域を超越してるのでは?と思わず「ラノベとは」と検索したレベル。しんどくない?私はしんどい。
救いはヒロイン達2人の愛の結晶が幸福な未来に繋がった事でしょうか。そうでもなければあらゆる犠牲がやるせない。
私はハッピーエンドが大好きな人間です。定義は人それぞれだと思います。
気持ち的には評価は星4。でも星5をつけたい -
悪役令嬢の娘なので、王子様はお断りいたします! イケメン王子は溺愛する令嬢との結婚に手段を選ばない【特典SS付き】
悪役令嬢の新しい世界観ネタバレ2023年3月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 母親の方がよくある悪役令嬢の立場というのはあまりなく新鮮でした。婚約破棄→ハイスペの別イケメンに溺愛、という甘い展開にならなかった悪役令嬢の世界線ってこんな感じかな。
ヒロインとヒーローの関係は陳腐な表現ですがロミジュリ。ただ主に身勝手だったのは「公」を忘れた未練まみれのいじめっ子王太子でしたが…。
ヒーローもヒロインを手に入れたいからと無体に籠絡する事なく、しっかり地盤を固めて向き合った様子に好感を持ちました。逆に無理やりやヤンデレが好きな方はここで評価が分かれそう。私は個人的にはどちらの展開も好きですが、いじめっ子王太子を相手にするのにヒーローが感情的になってはハッピーエンドは遠のきそうです。
「溺愛」と名のつくラノベはたくさんありますが本当にヒロインを大切にする様子に、いわゆる「砂を吐きそうな甘いセリフ」を言われてもむず痒くならない素敵なヒーローでした! -
あなたに復讐の花束を ~悪役にされた令嬢は、処刑台から甦る~
復讐の果てに花束ネタバレ2022年12月23日このレビューはネタバレを含みます▼ この物語がどう決着するのだろうと終始ハラハラドキドキ、先が気になりすぎて夢中になって読みました。
リーゼのあまりに理不尽な境遇、イザークのリーゼに対する冷遇と罵倒、立ち塞がる残忍で狡猾なカトリーレ。処刑から始まり、全てが絶望的でリーゼが恋焦がれたイザークの変わりようが悲しくて、モヤモヤしてきゅんきゅんして、何とも私の大好物なやつでした。
モヤモヤきゅんきゅん最高。
幼い頃から最も好きな人に振り向いてもらえない全く同じ境遇なのに、アンドリックとカトリーレの行動の対比というか大きな違いも興味深い。いやアンドリックほんと男前…。
イザークよりアンドリックの方が活躍する場面が多いですが、これは構成上仕方ない事なのでしょう。しかしとにかく最後まで読んでほしい。
そう長くない作品ですが駆け足にもならず、重厚感や細かな設定、世界観がしっかりあり引き込まれました。
モヤモヤきゅんきゅん最高(2回目) -
物理的にも強い公爵令嬢ネタバレ2022年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの行動、思考はガチガチの暗殺者なので展開も昨今タイトルに「令嬢」とつく作品とは毛色が違います。
よくある「理不尽な仕打ちをうけるヒロイン」ではありますが、他の作品と違い真っ向から毅然とした態度をとるでもなく、ざまあ展開にもっていくため復讐を企てるでもなく、「今バレずに殺れるか?」と物騒な思考をおもちのヒロインです。うーん、斜め上でおもしろい。
信念というか考えも歴戦の兵士か?というぐらいの精神で愛情に疎いけれども純真さもあり(かなり微量ですが)何というか不快感は全くなくむしろ好きになりました。
物語序盤でも触れられる自己犠牲についてその意味を理解していくヒロインをもっと見てみたいし、第一王子との絡みももっと見ていたかった!でも簡単に絆されて欲しくはないそんな魅力的なヒロインでした。 -
狂ってるけどそれがいい2022年7月3日この作品、もっと注目されるべきでは…?
ヒーローだけに限らずヤンデレ好き、ハピエン寄りのメリバ好きには是非おすすめしたいです。
物語の途中にある伏線を回収した時はゾッとしました。えぇ、ページ進めるの少し怖くなったりしました。まあ何となく予想できる事ではありましたが…。しかし1番強調したいのは「具体的なネタバレは読んでほしくはない」です。
ベッドシーンも濃厚で短い作品ながら非常に惹きつけられました。
どうしたら私の拙いレビューで読んでくれる人が増えてくれるだろうかと考えましたが思い浮かばないのでここで諦めます。あまり多くは語ってはいけない気がしました。もっとみる▼ -
少しものたりないネタバレ2022年7月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 小説のタイトルで「おっ」と思い購入しました。
ヒロインは素直でナイジェルの恋愛感情になかなか気づかない鈍感系主人公ですが、不快なところはなく可愛かったです。
義弟という立場でありながらヒロインの事が好き過ぎたりヒロインの婚約者候補に焦るナイジェルにはきゅんとしました。
ストーリーも破綻したところはなく良作だと思います。
ただし不安要素のない安心安全な作品、というだけの印象でした。
もっと王妃側の思惑を利用したりストーリーに盛り上がりが欲しかったのですがそれは贅沢な感想なのかもしれません。あまり茶々を入れたくはないぐらいの良作でしたが心に残るような作品かと問われれば正直そこまでではありませんでした。いいね
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強制的に悪役令嬢にされていたのでまずはおかゆを食べようと思います。
おかゆからは連想できない過酷すぎる状況ネタバレ2022年6月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 連載中のコミックスの先が知りたくて購入。
主人公の過酷な状況と、あまりにも非道すぎるネルラがどんな顛末を迎えるか気になって一気に読みました。
買わなきゃ良かった、までは思いませんが何とも後味が悪く納得できない点が多くあり、高評価はつけられませんでした。
ネルラの力の影響を受けていたとはいえ、最終的に主人公の斬首を黙認したバルドや人の尊厳をこれでもかというぐらい踏みにじったネルラの結末があっさりしすぎなのは受け入れ難い。バルド呑気に茶ぁ飲んでんじゃねーよ!って思ってしまいました。ごめんね。
(最近ざまあストーリーの読みすぎかもしれません)
数百年前の話や黒幕など壮大な設定も興味深かったのですが、それを一巻にまとめるのは窮屈です。
良かったのは、理不尽な状況に屈しなかった弱くも強い主人公でした。うさぎってストレスに弱いのにね…。
個人的には「ハリネズ」はどんな意図で制作されたのか理解不能すぎて絶対にプレイしたいとは思えませんでした。 -
豹変した完璧貴公子との破談を阻止します!~わたしを大嫌いな婚約者に恋をしてしまいました~
短いけど完成度が高いネタバレ2022年6月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 軽い気持ちで購入したら思いのほか良作でした…びっくり。
レイノルドが最終的に思いを遂げるまでの過程が良いです。
当初はヒロインを突き放す彼ですがその後ヒロインを愛するまでの描写は、呪いの弊害や葛藤も相まりとても情熱的に感じます。
短い作品のため神云々の設定は人によっては置いてけぼりに感じるかもしれません。説明不足ではないのですが。
この作品に更に肉付けしていったら大作になる予感もしますが、それだとレイノルドが「答え」を得るまでダラダラなりそうなので適切な長さなのでしょう。
この作者さんの別作品も是非読みたいと思いました。 -
うわぁ…これはひどい(褒めてる)2022年5月21日物語の基盤はよくある悪役令嬢の逆転ざまぁストーリーです。
ヒロインを処刑にまで追い込んだ、目が曇りまくった極悪非道どもの特大カウンターの因果応報は大変スカッとします。
やや残酷さがあるものの中途半端なざまぁはかえって消化不良にさせるため、作者さんの思い切りは正解かと。ただ残酷さゆえに爽やかな読了感は得られないので合わない可能性のある方は回れ右。糖度はないに等しく、きゅんを期待してる方も回れ右。
しかしとあるキャラの「同郷」のくだりの設定必要だったのでしょうか。気になるセリフだけ吐かれても最早スッキリするすべがない笑。
この作者さんの作品は初めてふれましたが今後も期待したい方だなと思いました。もっとみる▼ -
とんでもなく鈍行ストーリー2022年5月17日原作未読です。ヒーローはヒロインの事好きなのはわかるんですが、そこから先はなかなか進まず引き伸ばしすぎです。
じれったい恋模様を見るのが好きな方はハマる…のでしょうか。私も当初はヒーローの矢印めっちゃヒロインに向いてるやん!早くくっついてくれ!!とやきもきしながら楽しんで読んでいましたが、あまりな鈍行ストーリーに最早何を楽しむべきかわからなくなってきました。
この作品、もしかしてヒーローの恋心を遠くからニマニマしながら眺めるだけの作品ですか?毎巻それの確認作業に当たっている気分です。
かと言って受付嬢としてのストーリーは進んでいるのかというと、進んでいるのかもなあ?というレベル。
ヒーローも気持ちを伝えずヒロインもその気持ちに気づく事なく、ストーリーは遅々として進まず毎巻購入するたびこの作品が好きだからこそガッカリします。もっとみる▼ -
刷り込みで親鳥を正しく認識できない雛鳥ネタバレ2022年4月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 大体は楽しく読めました。
ただエリク(アルバート)のシルヴィアに対する本当の感情は本人からもっとハッキリと言葉にしてほしかったかな。
ほのめかす文面だけでは物足りず私のようにモヤモヤする読者はいるのではないでしょうか笑 ただの乗り換えか、と。
最初からシルヴィアではなくリジー(エリアナ)が好きで今もエリアナだけが好きだと気付いた事をハッキリ言うべきだと思うのですがどうでしょうアルバートくん…。シルヴィアへの感情はきちんとした言葉で訂正してほしかったかな。男前度ではアズラクの方が上でした。
結局はエリクは恩義と恋を勘違いして女の子を2人(おそらく)泣かせてますね…。
余韻もあまり心地よく感じませんでした。 -
ヒロインの言動を鵜呑みにした純真ヒーロー2022年4月23日一巻完結ですが非常に満足しました。
記憶喪失という勘違いはあるものの、元婚約者と閉鎖的な環境で強制的に向き合わなければならない状況というのがおもしろいですね。
ヒーローは寡黙ですがヒロインへの愛はわかりやすく、モヤモヤしつつキュンキュンしました!もっとみる▼いいね
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新しいネタバレ2022年4月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 「ロロナ」という歯車がなくなり彼女を疎んできた人物達が次々と自滅していくお話です。
なんというか倒叙ミステリーでも読んでいるような感覚だったのですが、ぎゃふんされる側には特に愛着はわきませんでした。
よくある婚約破棄ものにはない展開で、ストーリーではヒロインの軌跡を辿るのですが「わざと」なのかどっちなのか不気味さがあり、惹きつけられます。
ヒロインがほぼ不在のためヒロインありきの愛憎を期待している人にはやや物足りないかもしれません。終盤(おまけ?)糖度が上がりますが、一気に読むとミステリー小説からいきなり恋愛小説になります。
あと個人の感覚なのですが、重い内容だったため挿絵のタッチがややミスマッチなのが残念。 -
この悪役令嬢、つよい(完結後追記)ネタバレ2022年4月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 昨今流行りの悪役令嬢ものですが、転生でもなく主人公は嫌味なところがなくひたすら魅力的です。悪役令嬢ものの作品が多く出るなかマンネリというか似たり寄ったりの作品ばかりで飽きかけてましたが、この作品に出会えてよかった!こういう時がたまにあるから作品漁るのやめられねぇ笑
小説のタイトル通りに100日後に死ぬ設定ですが主人公は悲観的ではありません。ひたすら目的のため一途に突き進みます。主要キャラ達も全員愛おしいです。
想像してるようなざまあ展開はないでしょう。
凛々しくも不憫な主人公が好きな方は読むのをおすすめします。
最終的に主人公と結ばれる相手には賛否あるかもしれませんが、神様の過去話を読んだ上で陰ながらひたすら見守ってくれた彼なら相手にとって不足はねぇ!と思ってしまいました(王妃としての未来も見てみたかったのですが…)
何より、最終エピローグの演出がとてもとてもとてもよかった。途中切なくてモヤっとしていたのですが最後のあのシーンにぜんぶ持っていかれた笑。ちゃんと最後まで読んでよかった。
主人公は誰かのために精一杯生きて、これからは自分の幸せのために精一杯生きるのでしょう。切なかったけど、やりたい事をやり遂げた「悪役令嬢」が愛おしくてたまらなかった。 -
完結!2022年4月13日一時どうなる事かと思いましたが無事に完結してくれてよかった!
ラッキースケベの女性向け版なんてあまりないジャンルですが終始可愛くてにぎやかな感じです
連載始めから最終話まで巻数のわりに長い時間が経過してますがブレる事なく楽しめました
下品といえば下品なんですけど、個人的にはあまり不快な感じがしないエロでした。絵柄が可愛いせいかな?男性向けのラッキースケベ、女性向けもあってもいい!
ガチのエロはTLで、ギャグならこれぐらいの微エロの方がいいと個人的には思います
シリアスな感じはこの作品には向かない。可愛くて元気、王道でスッキリとしたストーリーがこの作品のいい所ではないでしょうか
ヒロインも可愛く、気持ちのいい作品でした!もっとみる▼