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今月(10月1日~10月31日)
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さらっと読めるがもっと読みたいネタバレ2025年3月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 呪いを受けて余命1年になったヒロインが残りの時間を好きなことをして過ごすため婚約破棄を申し出る始まり、好きな設定で画も綺麗で、この作品は短編としてよりも長く読みたかった。
短編だからか、ヒロイン(家族も)が自分の運命を受け入れているのが、違和感を感じるほどあっさりしてる。呪いを受けて、聖女に解除できないと言われてももう少し生きること、第二王子の婚約者で公爵家としての気概をみたかった。
第二王子の頑張った姿をもっとみたかった。ヒロインに付き合いながら、一方で呪い解除のために努力した様子は全く描写がなく、終始表情が動かない王子の心情が読めなくて、深掘りしてほしい。
長い物語になったら蛇足が多くなりそうだけど、深掘りして欲しかったとも思うし、短編だからヒロイン視点に集中して綺麗に纏まっているとも思う。
でも、最後のヒロインの笑顔が可愛い。
彼女と第二王子の想いが通じたこの先が読みたい!いいね
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王子さまの子を孕んでしまったので、嫌われ者公子は逃げることにしました【特別版】(イラスト付き)
魔法人形がめっちゃ可愛いネタバレ2025年2月28日このレビューはネタバレを含みます▼ オメガ、アルファ、ベータの判別をする方法が無く、区別もし難いのに、オメガ差別だけは明確にある国の公爵令息(Ω)と第二王子(α)の物語。
公子は作品中、殆どを魔法人形に意識を移して行動したり、外部の人との接触は人形の姿でしている。その姿がとても可愛い描写で、癒されるし楽しい。
猫耳と尻尾に舌足らずなしゃべり方、それでいて、本体の公子に代わって働き者で子守も出来る、有能でめっちゃ可愛いパーフェクトな魔法人形。
オメガが1人で子育てする現実の厳しさが公子を追 い詰めていく様子が切ない。
そんな公子を明るく支えてくれる逃亡先の島国のご婦人達が、優しくて頼もしくてとても励まされる存在感。
第二王子の思い込みが結構酷い。基本は穏やかな人の様だけど、王族としての強引さでグイグイ来る割りに、公子の想い人を盛大に勘違いして、想像で公子を責める辺りが一方的。空回る様子は滑稽である。
その後、第二王子自身が公子の子供の父親だと判明すると、 人目を憚らず怒濤の勢いで口説き溺愛まっしぐら、公子と子供の信用を得ようと頑張るところはまっすぐで強い気持ちを感じられて、ニヨニヨする。大切な自分のオメガのために国の慣習を変えようとする愛情の強さが、物語の先の未来に明るい展望がみえて良い読後感だった。
ただ、第二王子と結ばれた後、本体でのいちゃいちゃをもっと読みたかった。 -
みんな良い子で可愛いネタバレ2025年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ ゲーム世界に転生した大商会の次男(受け)と侯爵家嫡男(攻め)の物語。
ゲーム世界と現実になった今世でのキャラ達のゲームとのギャップが、面白い。ゲームでは典型的なオレ様キャラが今世では苦労性の兄貴分だったり、ゲームの通りに可愛くて実力もあるヒロインが、現実では可愛いが戦う治癒術師になって主人公にゴリラ評を貰っちゃう。
主人公は、ゲーム設定では子供の頃に死んでしまい、攻略対象者のトラウマになるモブ(商会の次男)に転生したが、今世で生き延びたため、ゲームとのギャップに怯える切なさや、物語をゲームのシナリオに沿わせようと奮闘する頑張りが健気で、彼と登場人物達との交流が最後まで楽しかった。
侯爵家嫡男で後継ぎの攻め、子供の頃から抱えていた受けへの執着がどの時点で恋情になったのか不明だけど、受けとの拗れた擦れ違いを努力と真っ直ぐな想いで婚約までこぎ着けた重い愛は正に溺愛で、受けに関してだけ人間味を表す攻めが可愛い。
どのキャラもゲーム設定に対して、とても活き活きしていて現実を謳歌している物語になっていて、好きな作品。いいね
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溺愛は好きなのにネタバレ2025年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公達があまり好きになれない。。。
1巻の時の受けは、店のスタッフの纏め役で仕事を頑張る様子が好人物だったが、2巻で自分に好きだと言ってる元同級生に対して無防備過ぎて無神経な対応が好感度下がった。
攻めは、周囲に対しての無駄な攻撃性が悪目立ちしてイライラした、誤解されやすい事に自分で気づいていながら悪化させる態度がただの嫌な人にしか見えない。受けへの好意を自覚してから、受けにだけ軟化する態度や気遣いは溺愛といえるし、溺愛好きなのに、人として難あり過ぎて、作品を心から楽しむことは無かった。好き要素はあったのにちょっと残念。
主人公達の周囲の人が良い人達で、場を明るくしてくれたから良かった。いいね
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ハロー、グリーンデイズ【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
ほんわかしてて、芯がちゃんとあるネタバレ2025年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。植物専攻の院生:御影(受け)と大学の後輩:七星(攻め)。
御影は恋を諦めた隠れゲイ、独りで生きていくのだと思っていた。七星は、学費も生活費も自分で賄っている苦学生、生活支援のために御影とルームシェアを始めて、ゆっくり関係を構築している様子が丁寧に描かれて好きな展開。
恋愛面でも、要所要所で話し合いをして、恋愛初心者の御影が恋人の距離感に悩んだり進展させようとジタバタするの可愛い。お互いを想いあっていて、ほんわかしながらも芯のある2人が、とても好感持てる。
エチはあっさりで、全体の展開に大きなメリハリは少ないけれど、植物の雑学があり面白く読んだ。
人付き合いより好きな物に没頭して独りを選んできた御影と過去の失敗で家族と距離が出来て独りになった七星が、植物学を通して通じ合う優しくて読むと癒される作品。いいね
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ほっとする話ネタバレ2025年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 疲れ気味のサラリーマン(受け)と土建屋(攻め)が駄菓子屋での交流で惹かれ合う。実は知り合う前にちょっとした邂逅があって土建屋はリーマンに懐く素地が出来ていたというあるあるがあり、年下攻めに癒される受けというカップリングも好きパターン。
お話自体は、自宅にも行くようになり土建屋の片思い状態でエチだけはする関係に、でも年下ワンコが頑張ってリーマンを想い続けてハッピエン。お互いに良い影響を与え合う関係になれて、ちょっとビターな過去も清算できて、よくある流れだけど予定調和も綺麗に纏まっていればほっとする。
エチは、スムーズすぎるし土建屋が怪力過ぎてファンタジーを感じるが、蕩けているから良い画です。 -
モフモフに温かい家族と探偵、好きが沢山2025年1月31日快晴(受け)は、仕事も住居も無くて所持残金ヤバイ状態で、寅野(攻め)の探偵事務所前で住み込み求人を見つけて飛び込んだ所から物語が始まる。快晴の仕事は、事務全般に平日の食事の準備、その後、探偵助手が加わった。
公私を共に過ごして近づく距離や惹かれていく過程が好きだ。
快晴の元ヤンで荒事に耐性がありながら料理出来る家庭的な面や、寅野のトラ獣人らしい強くて大きな体とモフモフが最高だし、強面なのに身内には弱いところも見せちゃうギャップなど、主人公達が愛おしい人物で何度も読んで楽しい。
寅野の姪の結、母親が亡くなってから分離不安症になり身近な人への試し行為が激しい。喜怒哀楽も激しい。快晴と寅野の中心にいる大切な家族の1人で、大人を振り回す子供パワー全開さがリアルに子供らしくて可愛い。
エチがエロエロな上にとても綺麗な画で素敵。ヒトと獣人の体格差も萌える。
物語全体で人の繋がりや絆が描かれていて好き。
探偵業での色んな依頼で離れていた繋がりが結ばれたり、家族としての絆、結の実の父も出てきて家族の有り様を模索していく。獣人のモフモフ、子育て物も好物で、エロも最高、好き要素が沢山あって、★が足らない程推したい作品。もっとみる▼いいね
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激重な執着、凄すぎて素晴らしいネタバレ2025年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 激務で疲れ切ってる広告マン・ナオト(受け)と腕の良い整体師・カズマ(攻め)の激重な再会愛。
ナオトがチョロくて驚いた。整体師の凄腕に速攻メロメロになってしまう。カズマは、20年越しに網にかかった獲物に容赦無く整体師の腕を振るって、強すぎる執着が物語初回から全開で想いの強さに圧倒される。
ストーリー性はあるけれど、何よりもベッドシーンの熱量の凄さが迫力あり、見応えあり、体勢のバランスも取れていて素晴らしい。
攻めの狂愛が狂おしい。ナオトへの囲い込みと情報源の確保に抜かりなく、sexに慣れさせて自分好みに変えるし、またナオトに興味を持つ者への排除方法も容赦無い。更に、性技と金銭を手に入れるために整体師とホストの掛け持ちするとか、ナオトを逃がさない包囲網が計画的過ぎて、言葉も無い。
この重たすぎる愛を何だかんだと受け止めているのだから、ナオトも似たような者なのだろう。
一応2巻以降から、躰だけでなく気持ちも追い着こうとナオトは模索するけど、カズマのあらゆる感情を含めた愛情を受け止めながらも飲み込まされた感じがした。
感情の複雑さや2人の関係性を言葉にしても、ナオトもカズマも、「好き」や「愛してる」等の恋愛感情を端的に表現する言葉を、最後まで言わなかったのが印象的だった。 -
画が美しい2025年1月31日八方美人な保険会社社員(受け)とコンビニ店員(攻め)の猫が縁で同居する話。ただの顔見知りと成り行きで同居を始めるとは、余りに無防備で警戒心無いけれど、ハートフルなので良い話とする。
巨大な猫被りしている受けの心の声と言動が違くて、美人で仕事も出来る男なのにギャップに笑える。
大学生の攻めは、家族が多い中で育って家事は出来るし、紳士で優しい、学生なのに既にスパダリ感が滲み出ていていい男。
2人の縁を繋いだ白猫ちゃんが超プリティー。動物の描写がとても巧くて、猫らしい動きやフォルムが素晴らしい。
仕事が出来る年上と包容力のある年下の組み合わせが好きで、そこに猫ちゃんがいれば至福である。
好きな同居物な作品。もっとみる▼ -
家族が向き合う複雑さ2025年1月29日1巻の画が雑で読むのが辛いが、最終巻までには画面が綺麗になった。母を1人で看取った大学3年生の主人公が、ヨーロッパ各地にいる母の友人を訪ね歩く物語、主人公が旅の中で何を得るのかが気になって頑張って最後まで読んだ。
母親が自分の生きた証を知って欲しくて手紙を繋ぐ旅をさせた、荒療治だけど主人公にはしんみりする時間をあげずに、バラバラになっていた家族を繋ぐ最後のタイミングだったのかもしれない。
ただ主人公が一番重い役回りをさせられたように思う、一番若いのに。母親からは、1人で看取ることと自分の過去を一方的に知らされ、父親と兄からは病状の悪さを知らされなかったとはいえ、親の看病と看取りをした主人公に労いも無く、自分たちが家を出ていった事に理解を求められた。
多分、内省的だと思う主人公にはカルチャーショックが沢山あっただろうに、もうちょっと主人公の救済もしてあげて欲しかった。
救いなのは、主人公の友人や旅先で出会った見知らぬ人の優しさ。主人公に負担の多い家族の救済だけど、旅漫画として楽しめた。もっとみる▼いいね
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思ったよりもハイテンション2025年1月28日1冊全て表題作。外資系ホテルに勤めるホテルマン(受け)と総支配人(攻め)のラブコメ。ホテルマンの洋一郎はホテルの総支配人になる夢のため就職しても勉強を続ける努力家で、総支配人のサイードをライバル視している。頭はいいのに流されやすく、サイードに求愛されたらそのままベッドイン。展開が超早くて笑う。
躰だけの関係でいるがサイードの先祖が作った曰く付きの時計に触れたら幼児の姿になった洋一郎。幼児姿が超可愛い。
上司と部下なのにサイードに対して口が悪く、元々ツンケンしている洋一郎が、幼児姿になってからは更に遠慮が無くなり、ドタバタなラブコメが楽しい。
ツンデレな洋一郎の態度に対して、サイードの対応がとても寛容な点と気持ちを疑われた時だけはしっかりお仕置きしている所が、溺愛が深くてニヨニヨする。
何度読み返しても楽しくなれる作品。もっとみる▼いいね
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うーむネタバレ2024年12月31日このレビューはネタバレを含みます▼ ホントは★3.5にしたいな。
タイトル通りの展開で、攻めの執着度合いが素敵で、受けが絆されてハッピエン。1巻だけは付き合うまでモチャモチャして、濃厚エロもあり最高に好きな展開なのだけど、2巻以降、エチのシチュエーションが社会人としてはマイナスばかり。社用車で、取引先の別荘、夜の社内等々、どうしてそんなところで最後まで盛り上がるの・・・しかも一晩中。そこをぐっと我慢してホテルに雪崩れ込むのが大人では?と、巻が進むほどに引っ掛かり、4巻を買うか迷い中。
画は好みで体のバランスも上手くて画力がある、出来るリーマンの仕事ぶりも合間にあって、難点はエロシチュのみ。
純粋にエロ補給には満点な作品。 -
田舎は魔境、記憶とのギャップが・・・2024年12月31日主人公はほんのり前世の記憶がある3歳児。同じ世界に転生したと思っていたら、星が落ちて魔素が満ちた事でファンタジー化した世界線の日本だった。
都会で生まれたけど魔素欠乏症の治療の為に祖父母が住む田舎へ移住する。魔素によって魔境となった田舎には、絡みつく山菜や自走する野菜、巨大なカブトムシ、家守等の神様達がいて、主人公にとっては驚きの連続。
前世の記憶があるからこそ、田舎の魔境っぷりが怖くなる主人公の違和感や記憶とのギャップが面白い。
魔境の田舎生活で、魔法や物理で強くなるには“出来ると信じる気持ち”を強く持つことが大切。だから、攻撃的な植物を怖いと思う前世の記憶を捨てたいと願う主人公の思いは、とても切実。
前世の記憶が肝心なところで足を引っ張るが、美味しい物が大好きな主人公は、時に軽々と怖い気持ちを克服していくので、その単純さと1人で抱えてしまっている切なさが相まって、応援したくなる。もっとみる▼いいね
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拗らせながらも強い主人公ちゃん2024年12月28日結界師が日本を守る世界で、術者の一族に生まれた主人公ちゃん、本当は強い術者の力を持っているが隠している。
子供の頃に力を示せなかったことで、優秀な双子の姉と比べられて育ち、両親から冷遇されてきた。
冷遇されても押し潰されず、少々?性格悪く育ったけれど優しさを忘れていないし強くある主人公ちゃんが格好いい。
強い術者の嫁が欲しい一族本家の新当主に見初められ、反発しながらも契約結婚した主人公ちゃん、テンポ良く物語が進行して楽しい。
契約結婚で夫婦になって、色っぽさは皆無だけど、少しずつお互いを知って距離感近づいてるモダモダ感が良き。旦那の方が本気で主人公ちゃんを嫁にしようと攻勢に出ると、主人公ちゃんが年相応に可愛い表情見せていて、これからの展開が楽しみ。もっとみる▼いいね
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設定が不明瞭、受けがアホだから?ネタバレ2024年12月26日このレビューはネタバレを含みます▼ 鬼が人口の9割りを占める世界でヒトは鬼の捕食対象で、ヒトだとバレると性的に食べられてしまう世界観、らしい。
受けがかなりアホの子で、チョロくて流されやすい。
3巻まで読んで、鬼とヒトの設定が不明瞭。
鬼がヒトを性的に食べたくなるのは、嗜好品的な感じなのか?主食ではないし、性的に食べて、攻めの体調不良が落ち着いたのは何故。巨ツノ持ちがヒトから出る匂いに気づくのは、フェロモンを嗅ぎつけているのか。鬼にマーキングされたヒトが、性的に食べられたくなるのは何故か。攻めは受けに説明しようとしていたけど、受けは聞き流していたし、受けのお兄ちゃんはマーキングや鬼の事を知っていそうだけど、説明シーンが無かった。
多分、受けの視点で物語展開しているから、この子に聞く気が起きない限り、世界観の説明はされなさそう。
2巻以降、一方的な性行為から気持ちの確認をし始めるが、かなりモダモダして進んでは戻るを繰り返して、迷走してる感じが読んでてイラッとモヤッとする、長すぎる。
頭空っぽにしてエロ補給するには良いのかもしれない。一応、受けの認識だけは、両想いになったので、これからエロだけでなくいちゃいちゃが増えるのを楽しみにしたい。いいね
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続編、熱望しますネタバレ2024年11月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 料理で人を笑顔にしたい料理人(受け)と戦争の英雄(攻め)の話。
まさかラストが英雄との別離になるとは思わなかった。
料理人は、料理の修業を重ねたくて、愚直に真っ直ぐに料理をする事と治癒の力を両立させる道を模索する善良な人。
主人公目線でしか語られないので、職場の人や神殿の思惑、英雄がどんな根回しをして貴族の実家に平民との恋人関係を許させたのかなど全く見えない。ので、状況把握が読み手としては不十分だけど、料理人がどこまでも料理や食べる人に対して誠実である姿勢が貫かれて気持ちが良い。
恐らく、周囲の思惑は色々あったけれど、いち早く治癒力を確信した英雄が料理人の自由意志を守ってくれた。それ故に、治癒を必要とする人がいる他国に、恋人になったばかりの料理人が旅立つ事を見送らねばならないとは、切なすぎる、辛い。
料理人が、料理以外にはとても無防備で人の悪意や思惑を察することが出来ないピュアっ子なので、恋人の英雄の元に戻ってこられるのかがとても心配!
料理人が、治癒力でも料理でも人を助けられたら、英雄と付き合っていく自信がつくと言って旅立つけれど、もし聖人と認められたらそれはそれで問題が上がるだろうし、物語が旅立ちのシーンでエンドしてるので、もう、是非とも続編を切望します!
英雄の元に帰ってきて、恋人たちは一緒にいて欲しい。いいね
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距離感の変化がネタバレ2024年11月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 市民吹奏楽団に所属するサックス奏者の志筑(受け)とフルート奏者の矢野(攻め)のセフ○から始まる意外と純な恋。
性格や人当たりははまるで逆なのに、性癖や恋愛下手で、sexにはルーズな所が共通項で、恋人同士になってから手を繋いだりほっぺにキスするだけで照れてるギャップが堪らなく萌える。
志筑が男前で体格も良いのであまり受ける側に見えないけど、その意外性が新鮮。
設定にセ○レがあるのに、エチなシーンが事後の着替えや一コマだけの回想だったり、本編に色っぽさがどこにも無くて吃驚した。恋人になってすぐに同棲してもエチなシーンが無くてとっても物足りない。が、ストーリー展開は好きだ、本編にエチシーンが無くても成り立つ作者様の構成力に平伏すしか無い。
恋人になってからの方が、純情なやり取りにニマニマしている。気遣いに優しさが含まれ、お互いを理解したい独占したい嫌われたくないとモダモダしてるの良き、喧嘩しても心は離れないで、距離感を探りながら想いが深まっていく変化が好き。
まだまだ続きが楽しみな作品。 -
誠実な2人が好きネタバレ2024年11月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 前世王子で現世はアイドルの洸(受け)と前世は護衛騎士で現世は芸能マネージャーの本庄(攻め)。
2人共言葉を惜しまず誠実に真っ直ぐな人柄で好人物な所がとても好き。
アイドルの洸を見て前世を思い出したら、強火のドルオタまっしぐらな本庄のはまり具合が面白い。有名企業のエリートリーマンが、オタ活中心の生活になり、果てはアイドル活動を応援するために転職してマネージャーになる行動力に愛の深さを感じる。好きを隠せていないけど、仕事は有能で公正な態度が好感度上がる。
洸にも前世の記憶があり恋愛の意味で好きだと告白されて一度は断るが、洸の“何度も転生を繰り返し伝えられなかった後悔はしたくない”と、言葉を惜しまないまっすぐさが眩しくて、本庄が覚悟を決めて本心で受け止めるシーンがとても好き。
その後で、思いの外強い職業倫理に阻まれて恋人付き合いにセーブがかかる所も、コミカルで笑えるし誠実さがあって楽しい。
2巻の恋人編で、アイドルとして認知度が上がっていく様子も亀の歩みで進展する恋愛面も充実感がある。やっとやっとエチにまでこぎ着けて、エロくは無いけどしっとりした色気がほんのりあって、前世を通して本懐を遂げた想いがじんわり伝わる良いシーンでした。
公私共に充実していながら、不穏な空気で次巻に続いているので、今から待ち遠しい。 -
初々しくて可愛い2024年11月26日1冊全て表題作+番外2作。★3.5と、細かく付けられたらいいな。
無口な高校生(受け)と小説家(攻め)、隣人宅同士が黒猫を拾ったことで、付き合いが始まる。
やったことないのに料理をしたり、無表情だけど小説家への好意が真っ直ぐに伝わる様子が可愛い。
小説家は、高校生相手に戸惑いつつも嵌まっていくのがニヤニヤする。
作者様買いで、社会人の作品を多く読んでいるけど、高校生の健気可愛い初々しさがキュンとする作品。もっとみる▼いいね
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アホ可愛いーネタバレ2024年10月31日このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバース物、「高嶺の花は、散らされたい」の続編で、ハナ(Ω)と連雀(α)の物語。
ハナがとてもアホ可愛い、αと思われるくらいには仕事が出来るのに、恋した連雀のパンツに執着して巣材を集める残念なΩ。
つよつよαの連雀、最近読んだ中で久しぶりにみたオラオラ感の強いα。圧が強くて言葉足らずだったりするけど、ハナを大切にして、毒親に揺れるハナを支えてくれる優しい男。
作者様の描くエチシーンがとってもエロエロで好き。どんなアングルでもデッサンが狂わず美しい、色っぽくも可愛いので見応えがある。
ハナと連雀の物語は綺麗に纏まっているけど、ハナの毒親が用意したお見合い相手が、当て馬としてはお行儀良く、最後はαにしてはモブみたいな扱いで中途半端、この人の最初の存在感をどうしたかったのか不思議。
同じく、連雀妹がハナを敵視している様だが、Ωの間違った認識を教えたことがあるくらいで、大した障害にもならず、ただの妹キャラでしかなく賑やかし感が拭えない。
主役達と周辺キャラとの関係があっさりしていて、肩透かしした感はあるけど、ハナと連雀のお子さんも生まれてハッピーエンドなので、後読感は良かった。 -
秘密の関係とギャップが良きネタバレ2024年10月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買い。テレビ局ディレクター・秦(受け)とドジっ子AD・五十嵐(攻め)の話。秦は、仕事ではADのドジっぷりにパワハラまがいに叱責するが、プライベートでは立場が逆転している。暗所恐怖症という秘密を黙っている代わりにsexを要求され、そのままなし崩しで関係が続く。
エチシーンがエロエロで素敵、弱味を握られて不本意ながらも感じちゃう秦がエロ可愛い。仕事では容赦無く恐いのに、公私のギャップがとても良い。更に大事なところで墓穴を掘るうっかりさんな点も愉しくていいキャラだ。
五十嵐の秦への懐き方が大型ワンコで、可愛くもあり獰猛さもあり、上司を脅して始まった関係で「好き」と言っちゃう、ちょっとお馬鹿な面も可愛いし、暗闇を怖がる秦を彼なりにフォローする優しさもあり、色んなギャップがある。
2人の擦れ違いを楽しく読んでしまう、好きな作品。 -
のんびり採取の旅2024年10月31日神の都合で強引に転生させられたタケルが、沢山の異能(ギフト)を貰って何の憂いもなく素材採取家として異世界をのんびり旅する。
2巻まで読了。タケルは、ドラゴンの子供を相棒にして優しい人たちとの交流があって、一緒に旅している気分になれて楽しい。
転生物によくある美味しいご飯シーン、元サラリーマンとして対人関係を上手く熟すこともあれば、異世界常識から外れてやらかすこともある、どれもアルアルだけど過剰な事が無く面白く読んでいられる。もっとみる▼いいね
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にゃんこと一緒に広がる世界2024年10月31日デザイナーの太陽と元野良の子猫ユキ、毒餌で苦しんでるユキを助けて保護するところから物語スタート。動物に苦手意識があったけど、毒餌のせいでキャットフードが食べられないユキのために手作りご飯を作り始める太陽。それまで自炊せず調理器具すらなかったのに、ユキのために鍋・包丁に食材買ってお世話する太陽の思いやり深さに心が温まる。
猫を知るために猫カフェ行ったり、自室を片づけて清潔を保つ事で生活が向上したり、ユキとの生活にどっぷり沼る様子が丁寧に描かれていて楽しい。
保護猫のチラシのデザイン仕事が依頼されるなどユキの好影響が仕事にもあり、太陽の世界が広がっていく幸せ展開が沢山ある。
猫も他の動物も可愛いくて癒されるし、人間関係が良い方向に進むので安心して読んでいられる。ほっこりしたいときに何度も読んでいる作品。もっとみる▼ -
正直さと気遣いのバランスが絶妙2024年9月30日物書きのキナホの元に、恋人のアキトが突然連れてきた二人の子どもは、事故で亡くなったアキトの従姉妹の遺児達だった。遺児の兄弟を引き取ろうとしない親戚を見てアキトが衝動的に連れて帰ってきたのが物語の始まり。
突然始まる子ども達との同居に、距離感を探りながら受け入れたキナホの度量の広さに脱帽です。
疑似家族になって、助け合い、感謝と笑顔を忘れないのがほっこりするし、気遣い過ぎずに正直に事情や気持ちを言葉にしていく事も、他人同士が家族になっていく過程が見えて、距離感が絶妙だと思う。
子ども達を引き取らなかった祖父母達とも連絡は取り合い、子ども達の母親との思い出を大切にする姿勢がとても優しい。
登場人物達にそれぞれスポットが当たる回があり、キナホ達以外の家庭事情も描かれて、物語が進むたびに、子育ての悩みや新たな展開があり、キャラの意外な一面が見えたり、作品世界に多面的な深みが出てとても楽しい。
作者様の別作品「それなりに~」のキャラ達が登場していて、彼らのその後も織り交ぜて今作品が読めるのも楽しい要素。もっとみる▼ -
ご飯風景がとても美味しそうネタバレ2024年9月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 利き酒師:水澄(受け)と蕎麦職人:誓(攻め)の話。
八方美人が禍して無職になった利き酒師が、一夜の相手にした男と後日再会して、腕の良い蕎麦職人と知り店に雇って貰う。都合良いけど、好きな展開。
躰の相性は最高で、料理人としても腕が良く惹かれているのに、ノンケへの恋にトラウマがあって心にブレーキかけているわちゃわちゃが楽しい。
エチシーンは、舌の動きがエロくてトロトロになりながら激しめに翻弄されてるの素敵。
sexにはルーズだけど、仕事出来る人達の大人な付き合いしてるの良き。2人の職場が同じ店なので仕事の様子も描かれて、何度も読み返すくらい好きな作品。
2巻では、水澄のトラウマを偶然知って距離感に迷う誓、対して、距離を置かれたことで自分との関係に後悔していると思い込む水澄。更にトラウマの原因や誓の元妻が現れて水澄を混乱させる。怒濤の勢いで展開して目が離せない。
水澄は、気持ちを誤魔化すために、屁理屈捏ねているが、酔うと本音が出たり、流されやすいチョロさが本音と建前の違いが浮き出て、アホ可愛い。
誓は、硬派だけどエロには積極的で、自分に嘘が無いところが好感度高い。
相性の合わない人はいても嫌な人はいないので、人間関係に恵まれていて安心して読める。 -
何度読んでも泣けちゃう2024年9月18日勇者アレン(攻め、本名ライリー)と酒場の次男イリヤ(受け、前世がライリーの幼馴染みのアレン)の話。
全編通して切なさが溢れている。複数人の視点で回想するような語り口で物語が進行していく。
どうしようも無い残酷さに翻弄される登場人物達が、癒えない傷を抱えながらも掴んだ幸せなエンドに何度読んでも泣けるし安堵するし感情移入する。
最愛の幼馴染みを殺されて、復讐に生きてきたライリーが感情を取り戻して良かった。
最速で生まれ変わってアレンの記憶を持ちながらもイリヤとして逞しく真っ直ぐ生きてる男前な性格に、切ないばかりでなく読み手の心も救われる。
誰もが格好良くて、何年経っても好きな作品。もっとみる▼ -
ちゃんとした大人がいない2024年9月14日表題作+短編+描き下ろしの構成。表題作は、シェアハウスの管理人・ヒロト(受け、31歳)と行き倒れていた大学生・春(攻め、19歳)の話、短編は、シェアハウスの住人同士の話。
ヒロトは真面目だけど流されて不倫しちゃう優柔不断さがあって、春は気のない相手とも同棲出来ちゃう軽い一面があった。そんな2人がシェアハウスでの生活で、胃袋掴まれて本気で惚れた春に応えるかたちでハッピエン。
気になる点は、31歳男性が天使に見える感性が判らない。せめて春視点の時にヒロトがどう映っているのか、天使的な描写が欲しかった。
同居もの、ご飯シーンがある、好きな設定なのに作品としてはあまり好きになれないのは、主要人物に魅力を感じ無い。人間関係に誠実さが無く軽い感じがする。特に短編の主人公達の軽薄さが嫌だ、シェアハウスの共有スペースでsexする神経が信じられない。
一番評価が高いのは、シェアハウスに住む3匹の猫ちゃん達がとってもプリティーなこと。もっとみる▼ -
思ったよりも仕事BLネタバレ2024年9月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。ケーキ大好きなワンコ大学生と凄腕パティシエの話。
街のケーキ屋をもう一度盛り上げるために奮闘したり、パティシエとしてのやる気を取り戻す、しっかりしたお仕事BLだった。
終盤、お互いに相手が店を辞めると勘違いしていたが、パティシエにかかった疑問が解消されずに少しモヤった。
ワンコ大学生の誕生日(十五夜)をイメージしたケーキをプレゼントしているのロマンチックで、2人の気持ちが少しずつ惹かれあっていく様子が丁寧に描かれている。その分健全にキス止まりだったので、出来れば続編読みたい。いいね
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偽装のつもりが本気の好きになるネタバレ2024年9月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。パティシエ(受け)とウェディングプランナー(攻め)は、仕事の為に結婚指輪が欲しくて婚活アプリで知り合う。
パティシエが終始空回りしたり暴走していて面白い。ダメ男好きで恋愛下手なパティシエは、相手に尽くし過ぎて自滅する恋愛ばかりしてきたので、条件を満たす相手をアプリで探した。そしたら、地味だと思ったその人が好みも満たす最高の相手だった、素敵なハッピエン。
パティシエがジタバタするけど、その分ウェディングプランナーの彼はどっしり構えていて、言葉不足にもならず、変な擦れ違いも起きず、元ヤンの過去は隠したがるけど、スパダリさんで格好いい人。
それと2人のキューピットになる西くんがとても良い子。
学生のバイト店員なのに、オーナーパティシエの婚活を応援し、スピード婚を心配もする、友達の距離感で雇用主よりもしっかりした若者がとても良いキャラだ。
エチはダイジェストな感じでさらっとしていた。もう少しじっくり見せて欲しかったな。いいね
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説明文が多い、色々とご都合主義だなぁ2024年9月8日料理人もので楽しい、拾われた獣人の子供たちは明るくて保護者になった主人公によく懐いてる。子供たちは、異世界召喚され帰れないせいで独りになってしまった主人公の救いになり大切な家族が出来てほのぼのする。
ただ、料理の材料説明が多くて目が滑る。また、御利益のある材料を掛け合わせることで付与されるサービスが余りに大きくて、都合良すぎるように思う・・・。
主人公が使える能力使うのは当然だけど、異世界交流が子供たち中心でまだ少なくて残念。
冒険者になって、料理人としてお店も始めるみたいで、これからに期待してる。もっとみる▼いいね
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ヤンキー×普通の子、王道が尊い2024年8月11日1巻は高校生編両想いになるまで、2巻はお付き合い編ヤンキー後輩が大学受験に合格するまで。
ハイスペックで毎日が詰まらなかったヤンキー後輩(理人・攻め)が先輩(淳・受け)の笑顔に惚れて猛アピール、紆余曲折あってハッピエン、というとても王道な展開がめっちゃ好き!本当はもっと★を付けたい。ヤンキーを怖がっていた淳が、段々絆されていく様が可愛い、淳の事を思いやりながらも好きを諦めず淳を追い掛ける理人の溺愛が素敵。
コミカル描写も可愛いく、淳の親友・尾田っちの存在感が良い。ヤンキーに迫られ怖がる淳を庇ったり応援したり淳を大切にしてくれて、恋人関係になった2人を自然体で受け入れる親友は度量の広さがあって良い友人だ。
濡れ場が濃厚で、しっとりした空気感が伝わってくる画力が素晴らしい。ちょっとむっちりした躰の線が独特で雄みが強く筋肉質なヤンキーの躰に、特段鍛えていない普通の男子との体格差が萌える。どんなアングルでも体勢が安定していてバランスが崩れないから見栄えが良くてエチに集中出来る。
日常に溶け込んだ恋愛模様が絶妙で性生活に悩む10代らしさが愉しく、お互いに大好きなことがよく判るので、擦れ違っていても安心して読んでいられる。繰り返し読んでいる、とても好きな作品。
続編があるとのこと、楽しみです!もっとみる▼ -
淡々としている、終盤のエチが濃厚ネタバレ2024年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 早い段階で主人公の悩みや問題を銀狼(攻め)が把握しているので、権力も地位もあって主人公への気持ちに自覚が早い銀狼が解決に動くのが分かる辺りで、先を読むワクワクが半減してしまい、読み進めるのがしんどくて、数日に分けて時間をかけて読んだ。
ただ終盤、両想い後のエチは最初から最後まで詳細に描かれ濃厚描写なので読み応えバッチリ、物語も動き出して楽しさが戻ってきた。エチ描写は、甘々なのに容赦無く攻める様子もとろとろに気持ち良くなってる様子もあり、溺愛が凄い。
最後は諸々の問題も拗れた感情も解れて、気持ちよく大団になるので、★は3→4にした。いいね
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黒猫獣人シェインがピュアでとても可愛い2024年7月31日母親から酷い暴言を受け声を出せなくなり、苦労しながらも懸命に生きているシェイン(受け)が、何処までも応援したくなる健気な子。
シェインは、話せないし、平民なのに無理矢理王子の身代わりに仕立てられたので、終始、受動的だった点はもどかしかった。でも、大切な仕事仲間に支障が出ることを懸念して慎重に行動しているシェインが平民らしくもあり健気可愛い。
狼殿下のランフォード(攻め)は、鋭敏過ぎる嗅覚で匂いから感情を読み取れる能力がある。この事で人間不信になるほど嫌な思いをしたけど、話せないシェインをフォローしてくれるなんて、シェインの為の能力の様でとても萌える。
文章は読みやすく、ストーリー展開も分かりやすい。もっとみる▼いいね
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とにかく可愛い!2024年7月27日web原作が好きでコミックス化がとても嬉しい。作品全体がとてもふんわりほのぼの系時々世界規模のシリアスが挟まれる物語。
物語のふんわりを形成している中心に、主人公のフランがいる。前世で遊んでいたゲームの世界の悪役に転生したから、良い子になって勇者にやられる未来を回避する地道な努力が微笑ましく可愛い。
前世(高校生)を思い出した割に言動も思考も6歳相応でピュアっぷりがじんわりと癒される。
コミックス化でビジュアルがはっきりして、元より可愛い世界の更に可愛いが強化された。
喜怒哀楽がストレートで、言葉がつたない所があるけど、大切なことは外さない、いつも一生懸命なフランを中心に広がる優しい物語が大好きだ。もっとみる▼いいね
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書籍版書き下ろしあり!2024年7月27日web原作が好きで書籍化もコミックス化もして嬉しい。何より嬉しいのは、3・4巻に原作には無かったフランが7歳の時の物語が全編描き下ろしされている!
原作では、6歳の頃のエピソードの後、14歳に時間が飛んで、よりBL色も増していくけれど、書籍ではwebでは描かれていない時期の可愛いフランのエピソードがあって、読み応えもたっぷりだ。
フラン視点だけでなく、トリアイナ家家族や使用人達周囲の視点から語られる【閑話】が好き。他者視点のフランに癒されたり、フラン視点では気付かない点が補足されて世界観に深みが出るので楽しく読める。
web原作はとてつもない長編になっている。同じように書籍でも出来る限り末永くフランの物語を読み続けていきたい!もっとみる▼ -
主人公の空回りがイタい2024年7月23日死に戻って元恋人と再会すると、同じタイミングで死んだから、彼にも死に戻りの記憶があると信じてグイグイいくが、逆効果でドン引きされている。
前の生で恋人だったから好かれるはず、みたいな雰囲気を感じて主人公ちゃんをあまり好きになれない。冷静になれば落ち着いて話が出来るのに、元恋人に対して空回るのを繰り返すのはウザい。
前の生でどうやって彼女達は恋人同士になれたのか?
まだ1巻しか読んでいないが、世界観が作り込まれていてこの先がとても気になる。登場人物の魅力的には★3だけど、物語の謎に期待を込めて★4に。もっとみる▼いいね
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ラブコメで面白い2024年7月22日1冊全て表題作。恋愛は終わるものと思っている航(受け)と言葉が少な過ぎる湊(攻め)。
中高生男子のノリが楽しいラブコメだった。BL的な受け攻めが粗筋にはあるけど、キス止まりなので色っぽいシーンもちゃんと見たい、続編か番外編を希望します!
カメラ好きの共通点があって親友になり、大学時代は同居して、就職きっかけで生活拠点がバラバラに。航も湊も、どの時点で恋愛を自覚したのかよく判らないけど、航の方が学生時点で自覚して、湊は離れてから気づいたのかな。離れた時間が想いを育んでいる感じもして、コミカルの中にも切なさや清涼感のある物語だと思った。
お互いへの好意は疑いようが無いとはいえ、湊が言葉を尽くして最初から「好き」と言っていれば展開はもう少し早かったように思う。
毎話、最後に【「うん」て言うまであと○日】とカウントダウンがあって、ニヨニヨしながら楽しく読んだ。もっとみる▼ -
このたび獣人隊長の花嫁になりまして! 押しかけ令嬢のモフモフ新婚暮らし
さらっと読める2024年7月22日主人公ちゃんが異文化、風習の異なる獣人社会に1人で飛び込む胆力が凄い。異文化を持つ獣人の事を事前に勉強してきて、更に少しずつ知り合っていこうとする思慮深さがあって、旦那との仲を深める努力が可愛らしい。
結構早くに両想いになり、色んなシチュのエチシーンがあってよき。主人公ちゃんの女性らしい柔らかな躰と獣人隊長の大柄で固くてがっしりした躰との体格差がステキ。
でも獣人と仲良くなる手段がブラッシングや甘いお菓子での懐柔策なのは物足りない。
人間と獣人の友好の証という政略結婚で、主人公ちゃんの恋の成就もあって、winーwinで後読感の良い作品。もっとみる▼いいね
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主人公が前向きネタバレ2024年7月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公ちゃんの婚約者に対して少しはあった好意?が、度重なる無神経な言動で霧散してからの相手への無関心さが徹底していて清々しい!
続きが気になり過ぎて、web原作を読みにいってしまった。
主人公ちゃんに対して婚約者の無神経ぶりが酷い。学園が婚約者との親交を深める場だとされているのに、王女の騎士を自認していても、婚約者を放置し過ぎ、放置した理由も自分勝手!幼馴染みの王女に夢中だけど、本人には王女への恋情は無く友情しかない様子。とはいえ、傍からどう見えるかの客観視が全く出来ていないことに心底呆れる。これで侯爵家嫡男で跡取りだとか、教育に失敗している。
学園が物語展開の舞台だけど、大人の意見が全く出てこなくて、子供目線だけなのは物足りなかった。
画が綺麗で読みやすく纏まっている。原作は読んだけどコミックの先が楽しみ。
ここから先はホントにネタバレですが、原作で主人公ちゃんから白の結婚を望まれて初めて焦りだす男の思考には失望したし、何が駄目で主人公ちゃんに見限られたのかを理解しないまま終幕したエンドも残念。何より主人公ちゃんは婚約者の王女への感心を誤解したままで無関心を貫いて、婚約者に壊された心が癒されないままのエンドも悔しく思う。
主人公ちゃんには貴族令嬢として結婚が避けられないなら白の結婚を認めさせた上でお一人様を満喫するくらいのマウントを見せて欲しかった。
愚かな婚約者には、跡継ぎが必要なら親戚から養子をとるか、主人公ちゃんに土下座して愛人を持たせて貰う位の惨めさが見たかった。
少しの不満はあれども、感情移入出来て、作品としてはとても楽しくて好きです。いいね
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この度、野獣なコワモテ将軍の教育係(妻)を拝命いたしました【単行本版】【電子限定ペーパー付】
ラブラブなご夫婦ですネタバレ2024年6月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。子爵令嬢レティシアと平民の一兵士から成り上がった中将ディオンの話。
ディオンは、野獣の様と怖がられ貴族からは見下されがちだけど、人に優しく正義感ある殿方。物事を明け透けな程ストレートに話すのでレティシアを困らせ、また野獣の嗅覚で妻の窮地を救う強さもあり素晴らしく頼もしい。
レティシアは、強面なディオンに対しても冷静に人柄を判断できる思慮深く賢くて上品な淑女。後半で、ディオンに窮屈を強いる貴族生活よりも自由に生きたいときには山暮らしにも着いていくと心を決めるシーンがある、馴染んだ生活よりも愛する人を選ぶところが、思いやりがあって芯の強い人だ。お互いを尊敬して尊重し合っているのが物語通して強く感じる。
国王の思惑付きで夫婦になったが、ディオンにとってレティシアは一目惚れした女性で、自分の想いを隠すこと無く伝えるので、レティシアも心を寄せていく流れが自然にある。貴族の結婚だけど、婚姻後にゆっくり恋愛している夫婦が微笑ましい。
ディオンは正直者過ぎて、夜の営みの時に、良いところを言葉で教えるようレティシアに頼んでしまうし、レティシアは健気に応えているのがとても萌えるし、エチシーンも艶っぽくて素敵でございます。いいね
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年下シェフのとろけるおねだり【電子単行本版/限定特典まんが付き】
色っぽくて可愛いネタバレ2024年6月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。イタリアンレストランのソムリエ(受け)は年下同僚のシェフ(攻め)が気になっている。でもノンケ相手に恋する気は無かったのに酒の勢いで躰の関係に。
エチには積極的な2人で、物語通してエチシーンが沢山ある。
攻めくんが「sexして相性が良いならこのまま付き合おう」と言っちゃうあっけらかんとした明るさがあって、同性であることやノンケな自分の性癖には余り葛藤がない。軽い感じもしたけどわんこ属性で嫌な感じはせず、恋愛に消極的な受けを根気良く口説いているのが爽やかさすら感じた、イイ男だ。
受けさん、恋愛に良い思い出が無くてモダモダしちゃうけど、気持ちが定まれば真っ直ぐに向き合える芯がしっかりした大人な人で、更にエロ可愛いのがとても眼福。
エチはファンタジー色強めだけど、仕事風景が描かれて仕事に励む人もグルメも好きな要素で、主人公達も好人物なので好きな作品の一つになった。 -
全28頁ネタバレ2024年6月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 「はじめて、はじめました。」の番外編で、本編直後の話。ホテルで一泊する2人だけど寝落ちしちゃった尭良、残念だね。でも、恋人になったばかりの初々しいやり取りに、キュンが詰まっていて可愛い。お互いを見る優しい眼差しがほんわりする。
是非とも続編が読みたい作品!いいね
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短編集+番外編だった・・・2024年6月28日表題作は、ノンケ高校生が友達になったゲイの子に懐かれて口説かれて絆されそうな処で終了。他に2CPの短編がある。
短編集でも構わないけど、どの作品も話として中途半端でもう少し展開を見たかった。
しかも全149頁中の3分の1が「いじわるしないで」の番外編だった。読んでいない作品だったので物語に入り込めず、読んでない・・・。
好きな作家さんなので買ったけど、荒筋だけでなく、レヴューもしっかり見ておくんだったと後悔。
作品的に★1だけど、好みな絵柄なので★2に。もっとみる▼いいね
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エロエロで可愛い上にギャップがイイネタバレ2024年6月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 鬼上司:獄寺(受け)と部下:庄司(攻め)のオフィスラブ。
暴走する部下・庄司は、鬼上司のエロい秘密を知ったら暴きたくなり、ギャップに引き込まれ、立場とか同性とかすっ飛ばして強引に迫るし、自分以外に親密な男がいると嫉妬と妄想で責めてしまうような愚か者。だけど、躰だけでなく心も含めて恋人になろうとするワンコ気質なのは可愛いし、エチになると初心者の獄寺に容赦無く攻め込むエスっ気とのギャップも良い。
庄司のギャップに輪をかけて、獄寺の可愛いさと仕事中の鬼上司ぶりとのギャップがまた素晴らしい!自分の性癖を隠してきたから、恋愛初心者で何でも庄司が初めて。戸惑いながらもエロに積極的な獄寺がとってもエロ可愛い。
2人共、綺麗な躰をしていて画面映えする。女性用の紐パンを身につける獄寺がちゃんと色っぽく感じる自分に変態疑惑を持つが、作品を楽しめるので構わないのだ。色んなシチュのエチがあって楽しい。
主人公達だけでなく、獄寺の身内も会社の同僚達も個性があって、物語が進めば人間関係にも絡みが起きて先が楽しみ。
唯一残念なのは、獄寺の愛犬みたらしのみーちゃんが、縫いぐるみの様な外見で動物らしさが無い、個性的だけど可愛く無い。猫の描写は上手だから、みーちゃんが縫いぐるみチックなのはわざとだと思うが、ちゃんと描いて欲しかった。いいね
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3カップルの短編集ネタバレ2024年6月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 子ども食堂を営む町の食堂を舞台にした3カップルの話。
・シングルファーザー(受け)と社会福祉士(攻め)になった元中学同級生の再会愛(1~3話)。
・食堂でボランティアしてくれる高校生と大学生の恋愛未満の進路も絡む青春なやり取り(4~5話)。
・食堂店主(受け)と店員(攻め)の10年愛を実らす養子縁組迄の話(6~7話)。
それぞれのキャラで、シングルファーザーとその息子が一番可愛い。男手一つで育てようと懸命になって、そんなパパが大好きな息子、彼らを助けてくれる子ども食堂の人間関係が見える1~3話が一番好き。また、中学生の頃は勇気が持てずに向き合えなかった恋心に向き合う展開とエチシーンの色っぽさが最高。
他のカップル達や登場人物に嫌な人がいなくて心温まる作品で好きです。 -
ご飯シーンが好きネタバレ2024年6月15日このレビューはネタバレを含みます▼ グルメ、同居物も好きな要素なので、作品に出るご飯シーンが美味しそうで、ワイワイ食べてるのが楽しくなる。
BLとしてジャンル分けされているけど、3巻まででやっと好きを伝えあったところで物語が終わっていて、色っぽいシーンはキスすら無し。ちょっと物足りない。2人とも健全で初々しい青年たちだ。
食材や料理の描写が上手くて、作り方解説もあってグルメ要素が強く、大学生の一軒家でルームシェアしている賑やかさが作品通して楽しく描かれていて、恋愛要素が薄くても楽しく読んだ。いいね
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どうやって体型維持をしているのか2024年6月15日1冊全て表題作。北海道にある高校の養護教諭(受け)とその高校の定時制に通う学生(攻め)の話。
お菓子作りを頻繁にして、恋人から「太る」と言われて振られる受けさんはどうやって体型維持をしているのか、その努力を知りたい。ストーリーとは逸れるけどめっちゃ気になった。
物語自体は、嫌な人も出てこないし攻めくんの誠実さと気持ちの真っ直ぐさが良い感じ。美味しそうなお菓子も画の華やぎになって、綺麗な画と共にさらっと読める。もっとみる▼いいね
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勇者パーティから聖女を救ったのは魔王様でした【デジタル修正版】
美しい画2024年5月30日異世界に転生して聖女になった主人公、ゲス勇者達に性的に遊ばれているところを魔王様が助けてくれる。魔王軍の城に匿って貰って元気を取り戻す主人公、癒されて正常な思考を取り戻して欲しい。勇者達といたときには、強者の意見が正しいとばかりに性奉仕を自分でも正当化していたけど、回復魔法を使って役割分担しているのだから、対等であって、言いなりにならなくてよかった事だ。
魔王がとっても美麗な男性で角すら格好いい。そして、男達に傷つけられた主人公を気遣う優しさに本物のスパダリを見た。格好良くて権力も地位も力も持ってて、しかも優しい!更に性格に天然入って可愛げまであるとか!隙がなさ過ぎる。
主人公ちゃんも魔王への恐怖よりも好感度が勝って、初対面から惹かれてるのにニマニマする。チャンスがあれば頑張ってアピールしてるの、方法がエロで大胆だけど羞恥に震えながらなのは健気に思う。魔王との体格差があるエチシーンは、美しくも色っぽくて素敵。どんなアングルでも躰の線が可笑しくならず魅せてくれるので見応えあり。もっとみる▼ -
二人とも可愛いネタバレ2024年5月26日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。社会人の佳乃(受け)と大学3年生のロウ(攻め)。
9歳の年の差があるのに感じないくらい佳乃が可愛い。キラキラの美形で女性避けで指輪するくらいには人の視線の意味も理解するのに、出会いが無くて恋愛初心者のまま30歳の誕生日を迎えてしまった。恋をするよりはsexしたくてゲイバーに行ったら、気になる人を見つけて健気に距離を詰めたり、素っ気ない言葉を真に受けて諦めようとしたり、もどかしくなる程に懸命な佳乃が超可愛い。内心では恋を自覚したりどうしたらいいかモダモダしながら、仕事はきっちり熟す出来る社会人なのが格好いい。
ロウは人からの秋波に敏感で、思わせぶりな態度で好きと言わせるのを楽しんできた遊び人だった。駅で人助けする佳乃を知っていて、ゲイバーに来た佳乃を捕まえようとするが、いつもの振る舞いをして佳乃を傷つけちゃう不器用者。でもちゃんと向き合って、佳乃にだけ必死になるロウも可愛い。
両想いになってからは、思いの外ロウが紳士で優しいので、可愛いカップルになったのがほのぼのする。
2人の体格差は余り無いので、男同士の色っぽいエチシーンがとっても良き。いいね
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仲良し家族になってる2024年5月24日1冊全て表題作。大学生の海斗(受け)とアパートの隣人で他大学生の創(攻め)、海斗の甥:空太の話。
突然5歳の空太を預かることがきっかけで創との交流が増えた。目つきの悪さで子どもに怖がられる創の自然な笑顔に惹かれていってドキドキしたり戸惑ったり、気持ちを自覚したら距離感や会話が不自然になってモダモダする。よくある展開だけど王道で良い、青春だ、全部が可愛い。
後半、想いが通じてから急展開過ぎて、エチもあんまり色っぽくないのが残念。
人間関係の中心にいた空太。未就学児にしては、言葉選びが賢くて大人びていて、ちょっと不自然。海斗と創が大好きで表情豊かで可愛いばかりで、もう少し我が儘言って海斗と喧嘩したり色んな場面が見たかった。
★を細かくつけたい、今回は3.3位。もっとみる▼いいね
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パパとぼくとかぞくになってよ【単行本版】【電子限定特典付き】
パパ頑張れ!2024年5月17日1冊全て表題作。シングルファーザーの野々村(受け)と息子の空、中途採用で同僚になった片岡(攻め)の話。
男手ひとつで育てる苦労と子どもパワーに翻弄される大変な日々が垣間見えた。同僚になり同じアパートに越してきた片岡が、空一色だった野々村の中に入ってくる過程が丁寧に描かれている。1人で頑張り続けてきた野々村が片岡に助けを求めて心の余裕を取り戻したり、空の事等で意見が合わなくて少し疎遠になったり、人付き合いのやり取りがとても自然な流れで展開していた。
子どもの我が儘がリアル。空はいつも好き勝手な事を言うし、直ぐに走るし追いかける野々村パパは大変だけど、パパが大好きで心配したり笑顔に喜んだり、出来る協力はしてくれる子。よくいる“可愛くて賢く良い子”には描かれ無いところがとてもリアル感があっていい。
エチシーンはなくキスまで。なので★は4.5にしたかった。もっとみる▼ -
恋情への執着心が強い2024年5月17日前世で失恋した未練を解消するために《紫の上計画》を立てて恋の成就を企む執着心の強さが印象的で、実際に子どもを引き取ると計画そっちのけになるお人好しさが可愛い。
自己評価の低い主人公は、スパダリに育ったアルテオに愛されて幸せになって欲しい。
短編だから仕方ないけど、原作には引き取られた孤児アルテオ視点の短編もあるので、そちらもマンガ化して欲しかったな。もっとみる▼いいね
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最高のツンデレがいたネタバレ2024年5月17日このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースの世界で、Ωだけに獣耳が付いて生まれるためバース検査をしなくても生まれながらにΩだと分かってしまう特徴がある。そして、基本的に成長してもバース検査は行われないから、αかβかは曖昧なまま大人になる世界。外見に現れるバース性に作中のΩ達は苦悩するけど、落ち込むばかりで無く、仕事や生き方で周囲の好奇な視線を撥ね除けてる強さがとても好感が持てた。
主人公の理人(受け)は、好きなアパレルメーカーに転職してΩのための服を広く人に知って欲しいと広報活動をする頑張り屋で、反面、ウサギ属性に引きずられ寂しがり屋でよく泣く子。外では絶対に泣かないバリバリ仕事する出来る男で、自宅と想い人・汐見の前でだけはプライベートだと泣けちゃうし甘えたになる、最高のツンデレさん。
汐見(攻め)は、αと思われるほど優秀なβだった。なので、理人のフェロモンに反応せず、理人にΩの魅力が無いのかと勘違いさせるけど、本当はヒート中の理人によろめきながらも耐え抜いた強い理性の持ち主。普段から大らかな人柄で、仕事には真摯に取り組むこちらも出来る男。
物語の舞台になるアパレルメーカーでの仕事風景も職業物として読み応えがあり、Ωの事を真剣に考えている人達の優しい思いがほっとする。
恋人同士になったその後の様子が後書き後の短編でついていて、デレて可愛い理人がいる!いいね
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真逆な性格なのにお似合いカップル2024年5月15日1冊全て表題作。吸血出来ない吸血体質(受)と犬体質(攻)の話。
タイトルから犬体質の青波がヤンチャなわんこなのかと思えば、問題児は吸血体質の一穂の方だった。仕事は出来るのにすぐ汚部屋にしちゃうズボラで寂しがり、吸血体質を受け付けられず不健康な生活をしている一穂。一穂を放って置けなくて世話しちゃう青波はお人好しで、一穂の不摂生な生活を改善するため強引に同居するのがテンポ良く急展開して面白い。
同居の中で、体質のことや生活面で意見がぶつかってもコミカルな流れで暗くならないし、青波が犬姿で過ごす時間も多く、モフモフを見て癒される。
自分の体質に向き合うことで思春期みたいな反応をしている一穂が可愛いかった。
エチもコミカルさがありさっぱりしているけど、日常の一コマみたいに自然な流れでよかった。もっとみる▼いいね
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助教授の初恋ケーススタディ【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
私生活ダメダメの34歳なのに2024年5月14日1冊全て表題作。構いたくなるタイプの由鶴(34歳、受け)と世話好きオカン体質の朝陽(27歳、攻め)は、お互いに丁度良く補完し合えて良いカップル。
この2人の回りをちょろちょろしていたJk巴、編集者の日置の扱いが中途半端。どちらも由鶴に執着しているが、朝陽を少し焚きつけた程度で人物や人間関係の深みが無く、2人も出てきた意味が分からない。当て馬は1人でいいし、何なら、恋愛を避けてきたらしい由鶴の内面をもっと掘り下げて欲しかった。
エチは可愛くも色っぽかったけれど、普段の由鶴は、表情に乏しく、死んだ魚のような目をしていて、普段の表情にもう少し生気があってもよかったな。★は3.5にしたかった。もっとみる▼いいね
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テイストが随分違うネタバレ2024年5月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。「僕の可愛い酔っぱらい」の続編だけど、前作と雰囲気が違って重苦しい話。唯一の清涼剤は、真っ直ぐに好きを貫いたヒナの存在。ちぃさんも頑張って新しい恋人を悪者から守ろうとしてるけど、ヒナは1人の男だから、庇われても辛いだけだった。
純粋なる悪者役が、壽(ひさし)。クズだと思うこの男。心底ネガティブで人を巻き込まないと気が済まない点は、本当に性根が悪い。
身代わり同士のセ○レだったちぃさんが幸せになれるかもしれないときに、踏み潰して自分は海外に逃亡するとか最低だ。悪意しかない存在で、良い点が全く無い。諦められなかった恋心を自分自身で蔑むところも、ゲイ否定を他人に強要する点も、読んでいて気分悪い。
せめて、ちぃさんにヒナとの関係は、身代わりではなく大切な人だと壽に面と向かって主張して欲しかった。出来れば明確なるざまぁが欲しかった、切実に。
後書きにもあったけれど、カットされたエピソードなどがあるそうで、明るいテイストになるのなら、続編を期待したい。いいね
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新装版 僕の可愛い酔っぱらい【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
攻め君がピュア2024年5月14日1冊全て表題作。モテる割に恋愛下手でよく振られるヒナ(攻)が、酔った勢いでキスされただけで意識しすぎて挙動不審になるとは、意外とピュアだと思った。
自分から好きになったら、行動も気持ちも重くなる男は端から見る分には面白くて好きな展開なので、ノンケと付き合うことに気後れするちぃさん(受)を追い込む様が必死でよかった。
ちぃさんの過去に訳ありな雰囲気があり、波乱の伏線が気になる。
吹き出し以外の手書きのセリフが、解像度悪いのかとても読み辛い。もっとみる▼いいね
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ダリヤが生きる世界が好き!2024年4月29日★をもっとつけたい、満点でも足りない。
異世界転生者のダリヤが魔導具師として活き活きしている世界は、読んでいて没入感が深くとても楽しい。前世知識が今世の仕事のアイデアになったりしても、しっかり今世を楽しんでいるダリヤが好き。
書籍版はweb小説から加筆されたりエピソードが増えるので、情報量が沢山で嬉しい!
名誉男爵の娘でも庶民的に育ったダリヤと貴族との認識違いや擦れ違いが、もどかしくも面白い。
ただ貴族男性達が、あくまでダリヤを男爵令嬢として扱うのには違和感がある。男爵叙爵の前からダリヤを貴族女性と比較しては驚いているのが、ダリヤの生い立ちを調べて(いるはずで)、実際に人となりを知っても都度驚くほど理解出来ない事なのかと不思議。
ダリヤの物作りが好きという情熱が、周囲の人に伝播してより良い物が出来ていき、種類が増えていく。職人達は楽しそうで、製造場所や流通の整備をする更に周囲の人の苦労との落差がまた面白く心躍る。
ダリヤからは見えない視点で、騎士の悲哀や乗り越えようとする諦めない希望が主題になる時も好きな展開。
まだまだ長く長く続いて欲しい。ずっと読んでいたい物語。大河ドラマのように、ダリヤの生涯を追いかけて欲しい。もっとみる▼ -
好みだから救われた結婚生活2024年4月28日結婚式の最中に前世を思い出したセレスティーヌは、前世が枯れ専だったから、太っていて薄毛、自分の親と同年代で悪評ある宰相との結婚にトキメクことが出来た。
これが普通にイケメン好きだったり、別のタイプが好みだったら、見た目も中身も難ある宰相を受け入れる事は厳しく、周囲の目論み通り悲惨な結婚生活になったと思う。
主人公夫婦の私欲からの行動だったり、正義感や善意では無い行いが、“悪の華道”なのだろうか。罪の無い人を貶める悪道とは違い、一味ある悪の華道が面白く感じる。
セレスティーヌが、悪評高い人との結婚を堂々とノロケて楽しく生活しているので、鬱々したりドロドロした展開は無くサラッと読める。枯れ専のトキメキポイントが周囲に余り共感されないけど、本人は気にしていない擦れ違いぶりも楽しい。もっとみる▼いいね
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めっちゃピュア2024年4月27日1冊全て表題作。ネコ族の三毛(受け)が、とってもピュアピュアで可愛い。雄の三毛猫が珍しいからと過保護に育てられ友達がいなかったので、大学入学を期に親元離れて入寮して、最初の目標が「友達作る」って所が微笑ましい。思い込みの激しい点はあるけど、真っ直ぐで思いやりがあって人のために行動できる強さが眩しい。
同室のイヌ族の蓮木(攻め)は、表情が乏しいけど、三毛に振り回されながらも三毛の可愛さにやられているのが分かるので、ニヤニヤしながら読んでいられる。三毛のピュアさも世間知らずも理解して、自分の欲よりも三毛のペースに合わせてくれる優しさがとても男前で格好いい。
画が綺麗で、ケモ耳可愛い、獣姿もちゃんと動物の動きをしていて画力があって素晴らしい。
三毛と蓮木の体格差も萌える。あらゆる好みが詰まっていて大好きな作品です。もっとみる▼ -
メンタルの強さが面白い2024年4月23日主人公がギャップがあって素晴らしく愉しい。可憐で心優しくたおやかな風情でありながらとても働き者で、畑仕事も料理も上手く熟してしまうし、状況は不遇でも心底楽しんでしまうメンタルの強さが清々しい。
雛女として生活していたにしては、労働に躊躇いが無い、ほんの数日で廃屋での食生活が改善しすぎな点など、都合良すぎて違和感もある。多分、土を司る黄家の能力で出来た事なのだと想像する。
まだ1巻だけ読了、これからの展開や人間関係の変化などが楽しみ!もっとみる▼いいね
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芸人の下積み時代を垣間見るネタバレ2024年4月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。細かくつけると★4.5。夢を諦めて会社員になった主人公(受け)、芸人時代のコアなファン(今の職場の先輩:攻め)の話。
夢破れた悲哀があれば、仕事に厳しい先輩が芸人時代の自分のファンだったギャップが怖いくらいガチで危うい、けど笑えた。
主人公は、漫才のネタに自分の相方への恋心を混ぜちゃった事で、叶わない想いが消化不良起こして自爆しちゃった気がする。公私混同するものではないが、新しい職場で頑張ってやり直してる真っ直ぐさは好感がある。職場の先輩、推しへのガチ恋ぶりがちょっと怖い。でも、客観視して自分の心情を分析してるのが読者目線に被って共感した。
芸人を頑張り続ける元相方、主人公の気持ちに気づいていた様で、応える気が無かったとしても幾つかの対応が無神経だった。割り切りすぎていて、人として好きになれない人物だった。
ライトに笑える話だと思っていたら、思いの外、芸人の下積み時代の事情に詳しくて、各自の視点違いで語られる言葉が切実だったり、クスッとしたり、興味深く面白かった。いいね
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成熟した大人の回2024年3月30日シリーズ7作目。獣属の晶と宗吾の家族を中心にした物語で、今回は、宗吾の父親・宗司と保育士・優の再会愛を実らす回。いつもと違って親世代の話で若い頃には叶えられなかった恋心が年を経て成就する模様は、しっとりとした風情と切なさがあり、また昔と変わらない情熱があって素敵な恋模様。そんなじいじ達を中心に孫にあたるちびちゃん達がとっても可愛い。
シリーズ初めは、獣属の在り方に迷っていた晶と宗吾のカップルから家族が増えて幸せが広がっていて、ほっこり出来る大好きなシリーズ。もっとみる▼いいね
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モフモフは最高2024年3月28日不運体質のリズは間違いで応募した軍の事務員に採用されて、そこで不手際から白獣の世話係になる。自分が望む形ではないことが不運ではあるけれど、白獣の赤ちゃんのモフモフにまみれる毎日は羨ましい!白獣の赤ちゃんのふわふわ感がコミックスの画だとよく伝わるし、成獣は格好いい。動物の描写が上手いのでそれだけで読んでいて楽しい。
リズは慣れないことにも一生懸命で頑張り屋の良い子だ。
画が綺麗で、可愛いモフモフの傍らで、リズは可愛いし団長は格好いいので恋模様も期待大。もっとみる▼いいね
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魔王城の料理番 ~コワモテ魔族ばかりだけど、ホワイトな職場です~
頑張りが頼もしい2024年3月27日元の世界でホームレスになり先行き不安定な時に異世界召喚されて、その場から逃げたら更に異世界転移したらしい。元の世界に戻される事を拒絶して、職を得た主人公は強い。泣きつくでも落ち込むでも無く、頑張って働く逞しさが生命力の強さを感じる。
厨房が舞台なので、試作試食シーンがあり、異世界素材で代用してつくる料理が面白く、主人公が自分の存在意義をかけて新メニュー開発に努力して料理を通じて交流する様は、主人公の人の好さが出て楽しい。もっとみる▼いいね
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着ぐるみが衝撃だったけど買って良かったネタバレ2024年3月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。試し読みした時、社会人の部屋着が着ぐるみなのが衝撃で保留にし、画が綺麗で設定も好きだったので気になり続け、やっぱり購入。とても面白くて楽しく読んだ、後悔しなかった!
上司・雀(受け)と部下・慶司(攻め)の話。社内恋愛になること、年の差もある、2人共ゲイであることを隠しているなど、恋をするにもネックになることが複数あってぐるぐる考えて、でも週末にデートすれば楽しんで、久しぶりに恋をする感じが凄くして、読んでいても楽しくなった。背の高い慶司が雀を持ち運ぶ体格差もかなり萌える。ゲイバレの危機でギクシャクしても、心を決めた後のエチシーンは素敵でした。いいね
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一生懸命なのが凄くいいネタバレ2024年3月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。元は根暗で引っ込み思案な智也(受け)が自分を変えたくてアイドルを頑張ってる。彼の原動力が、初めて行ったゲイバーで自分を評価してくれた人(一般人)の画像。それ以来、画像をお守りに一般人を推し活しながらアイドル活動を頑張ってきた、その推しの度合がかなり重度なのが愛の重さを感じて一途で良い。
智也の推し(ケイ:攻め)とは、智也へのストーカー対策で護衛として再会。推しへの愛が強すぎて挙動不審になる智也が面白い。そんな智也にドン引きしているケイが、智也のアイドルとしての努力をみて見直していく様子も好きな展開。ケイのプライベートだと口調が荒くなるのが雄みがあって格好いい。
アイドルグループの仲も良くて読んでいてニコニコする。良い人が多くてほっこりする反面、ストーカーの接近方法がエグくて衝撃だった。
色々並べ立てたけど、智也の懸命で真っ直ぐな行動が、全編通して爽やかで健気で応援したくなるキャラクターでとても好きな作品になりました。 -
どうしようもないほどに、運命【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
ケモ耳ケモ尻尾は最高ネタバレ2024年3月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。Ω猫獣人の魅央とα狼獣人の皇輝の両片想いな話。
何よりもふわふわな猫耳と長い尻尾が魅力的。予想以上にエチのシーンが多くて眼福。
α同士だと結婚出来ない世界で、αのふりを強要されている魅央とは結婚出来ないが、諦めきれずに親友として魅央の傍にいる皇輝。魅央は抑圧される毎日がストレスになり発情期が不安定で抑制剤を飲んでもヒートになって皇輝にΩだとバレてsexしてしまう。
3話辺りまで、ヒートに流されながらも思考に筋が通っていたと思うのに、sexした後に何故か意思の擦れ違いが起きている不思議。両片想いが長いと、謎理論で期待しないようにするから、余計なループが起きる。何度寝ても「好き」は言わない、両片想いのもだもだが続いて面白い。安心して読めたのは、皇輝の父上が魅央を認めて見守ってくれたから、素晴らしいお人だ。そして同じように魅央を見守る弟の望も超可愛い!
魅央が家の呪縛から解かれてやっと両想いになって優しく項を噛む皇輝がスパダリで素敵。皇輝が一生懸命優しくしようとしているのに理性を崩していく魅央が可愛い。遠回りをするけど両片想いのカップルは端から見るとラブラブだから、ずっとニヨニヨしながら読んでいられて、楽しかった。 -
男色霊の棲むアパート~ノンケの俺が見えないナニかをハメられてメスイキなんかするわけない~
覗き見しているみたいネタバレ2024年3月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 仕送りを止められて家賃の安い物件に引っ越した大学生が、部屋にいた男色の霊に堕ちちゃう話。
新生活を再スタートして初日からエロい霊障が始まる。大学生はエロい女性霊だと思っていたら男性器で性別認識して動揺するが霊はお構いなしに調教を進める傍若無人で無慈悲な存在。
徹底して一方的なのが突き抜けていて、これが生きた人間が相手なら有り得ないと思うのに霊だと感情移入とかなく、春画的なアイテムとして読んでいられる。定点カメラから見る映像みたいだったり、際どいアングルもあって、かなり直接的で見応えのある画面が多い。主人公の躰に残される手の後が執着深くて恐怖。
後ろの開発までされるとsex漬けの日々となり、精神的に追い込まれる。一度は何とか実家に逃げるけど、物件解約の為に部屋に戻ったら、力尽くで閉じ込められてsexで蹂躙され鏡に映る感じてる自分を見させられて受け入れちゃう。
愛も情も無い一方的な陵/辱に堕ちて、それでも最後のシーンの主人公は、受け入れたことで女っぽい湿った色気があった。細身でも筋肉質で男の躰だったのに、変わり様がヤバい。いいね
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冷静なコメントが面白い2024年3月11日生まれた瞬間から前世の記憶を持っている主人公、出生と同時に母が亡くなったことで父親から疎まれて、最低限の世話しかされずに放置された。人生スタートが寂しいものだが、前世で子育てして幸せだった記憶を拠り所にして、自分を取り巻く環境を把握していくのは逞しい。父親や使用人への冷静なコメントが、外見赤ちゃんとのギャップがあって面白い。
持ち前の頑張りで父親の感心を取り戻し家族を纏めた。このバイタリティーで、1歳にして誘拐されて保護された後も周囲の人に可愛がられている。
ただ、1歳で出来ることが多すぎて、年齢設定が可笑しくも感じる。精神が大人だから心の声が大人視点の思考でも面白く思うけど、1歳児が出来る行動力を超えている所は、ファンタジーとはいえ都合良過ぎに感じた。細かくつけると★3.5。もっとみる▼いいね
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笑顔の前にある努力ネタバレ2024年3月9日このレビューはネタバレを含みます▼ ガテン系のΩと児童作家のαの夫夫の笑顔溢れる家庭の日常話。
2巻まで読了。笑顔でいられる様になるまで、こーすけ(Ω)も遥(α)も色んな寂しさや辛さがあって、沢山の努力をしてきて家族が出来た今は幸せに笑える様になった、泣けちゃう!
可愛い乙男だったこーすけが、家業を継ぐために努力していた。読書大好きな遥が、強いαになることを強要される息苦しさが寂しい。親が思うαでないからって祖母に預けるのは育児放棄だと思うが、遥のためにはなったかもしれない。祖母亡き後、また苦しい日々が続くけど、好きな世界を否定されても挫けずに優しい感性を保ち続けた遥は強い人。
こーすけも強くなろうとして実現した部分もあるし、頑なになった部分を柔らかくしようとまた努力する姿が頼もしい。封印した可愛い物が好きな気持ちと向き合うこーすけの表情が可愛いくて好きだ。真っ直ぐな人に見えていたけど意外と拗れてた部分もあったのが人間味があって良き。
魅力的な人物達が綺麗な画で描かれて読みやすく、優しい気持ちになれるのでとても好きな作品! -
会社員の恋愛2024年3月9日失恋してやけ酒したら、介抱してくれた人が実は会社の同僚だった。その後、飲みに行き家に行くようになり、傷心を慰めていく。交流から惹かれ合う過程が丁寧で一気に読んだ。人を気遣う優しさがしみじみと感じられる人の好さがほっこりする。惹かれあって互いに意識していても、直ぐにはカップルにならないのがリアル感あって良いな。
素朴で味がある画で悪くはない、ちょっと雑だったのが残念。あとは、エチのシーンが端的で。色気はあるけど物足りなかった。もっとみる▼いいね
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朝が来たら、ふたりは【単行本版(シーモア限定描き下ろし付き)】
絵が綺麗、シンプルでおしゃれネタバレ2024年2月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。会社の先輩後輩同士。お互いにゲイだけど、後輩はオープンにしていて、先輩は隠してる。
ゲイバレをほのめかして関係を迫るやり方は強引だけど、2人の時間が増えて人となりが判るようになると惹かれていく、心の変化が判るので丁寧な描写が良い。
仕事の様子はリーマンらしく、楽しい同僚が周りにいる。性癖のカミングアウトによるトラウマがそれぞれあって、辛かったり理不尽があり、それらを飲み込んだり昇華できたりしていた。主人公達がセンシティブなことに誠実に向き合っている様子が読んでいて気持ちが良い。職場にも家族にも2人の理解者がいて、祝福されるカップルになれたエンディングが素敵。
エチは色っぽく2人共に積極的。先輩はSっ気が顔を出しエチをリードする、でも後輩の方が絶倫だったのが笑える。 -
服飾への愛が重い2024年2月29日何よりも服が好きなルチアが服飾師として活き活きと仕事していて、服で依頼人達の問題解決やそのきっかけを作っていくのが痛快。
服飾知識も技術もあって更なる向上心高く、服で悩みがある依頼人に対して真摯な対応と優しさに溢れている、とても好人物。だけど、若い女性で庶民だから侮られやすく妬まれやすい、そんな状況も仕事ぶりとコミュニケーションで乗り越える活力が強くて凄い!
「魔導具師ダリアは~」のスピンオフなので、本編では描写されなかった別視点があったりして、物語世界が多面的になり深みが出来てとても読み応えがある。
服飾という華やかな業界が舞台なので、ルチアの周囲に恋バナが沢山あって、様々な恋愛事情や庶民と貴族の違いを、ダリヤとは違う視点で語られるのが面白い。
ルチア自身の恋愛はまだ始まらないけれど、素敵な男性達が彼女の周りにいて、これからの展開がとても楽しみ!もっとみる▼ -
異世界に転移したら山の中だった。反動で強さよりも快適さを選びました。
画になると一層楽しさがある2024年2月28日タイトルにある様に、巻き込まれで異世界転移したので、無人島の山中に落ちて数ヶ月を1人で過ごす理不尽に遭いながら、神々に保護されて加護を貰った後はのんびり好きに生きる主人公の日常が楽しい。原作も読んでいて、小説は想像力が刺激されて面白い。対してコミックス化で画になると、食事風景はより美味しそうだし、精霊やリシュは可愛かったりモフモフが一層強調されて良いです。
忘れがちだから構わないけど、主人公は美形設定らしいが、余り美形感がないのは残念。
1巻では、コミックス化による変化が目に付いたけど、それ以降では原作に沿った流れで安心して読める。もっとみる▼いいね
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人の話を聞かない人が多い2024年2月25日生まれる世界を間違えた主人公サラが、異世界で子どもに若返って生き直す物語。サラはラノベ文化に触れてこなかったからか、魔力を手に入れても上手く工夫することが出来ていなくてもどかしいけど、頑張っている様は応援したくなる。
対して、周囲の大人達はよく知らない子どもには、“最低限の見守りはするけど助けはしない”が徹底していて、生きる厳しさが前面に出て余り共感できない。どちらかというと、親しい人でさえ自分に都合の良いことばかり主張する人が多くて、人の話を聞かない。
ご都合主義的に上手く行きすぎても面白くないけど、主人公との会話で話が通じないことがあると読んでいてストレスを感じる。
そんな中、サラを大切にしてくれるアランはとても貴重な存在。彼には沢山頑張ってサラと幸せになってほしい。
サラは怖がるけれど、高山オオカミやワタヒツジなどの魔物達が地味に可愛い。もっとみる▼いいね
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淡々としてるネタバレ2024年2月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公は成人男性の記憶を持って転生した聖獣の子どもで、かなりチート能力満載。見た目も舌足らずな話し方も可愛いが、思考や理解力は大人なので、周囲で起きる問題を解決していく転生物の王道展開。
喜怒哀楽はあるのだけど大人目線だからか冷静で淡々とした描写が多く、主人公から見た人物評が辛辣だったりすると面白かった。いいね
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とろとろエチが素敵ネタバレ2024年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻まで読了した。様々な獣性(AS)を持つ人達の世界が舞台、3組のカップルがいる。
会社の上司(黒兎・受け)と部下(狼・攻め)、会社員(鼠・受け)と有名モデル(ホワイトライオン・攻め)、2巻でカップル成立したモデル(トイプードル・受け)とマネージャー(黒柴・攻め)の3組。
それぞれに違う甘々があって良い。中でも狼×黒兎が安定感あって一番好き。恋愛の悩みに加えて、各自の獣性からくる悩みもあって、ぐるぐる鬱々してる。悩みを打ち明けた後のエチがトロトロ幸せで良い。
同性同士でも子供が出来る世界なので、恋人から結婚までが早く、2巻から子ども率が上がる、ちっちゃいこは可愛い。
子育て編に続くらしく、次巻が楽しみ!いいね
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謎ばかりで続きが気になる2024年1月31日続き物と分かって読んだけど、謎が多い。
とわは誰の子なの?一人でご飯食べられないのは、闇があるのか、それとも人に囲まれていた故郷と上京先の環境変化のせいか?3人家族になってから3年経つみたいだが、へらぴは専業主夫?へらぴの親は息子の状況を知っているのか。暴走族とちゃんと縁が切れたのか、浜クンとの再会は何かの伏線なのか。疑問が尽きず1巻では何も解決していない。また、過去と今が行ったり来たりするので、いつの話なのか分かりづらい。
でも、家族仲が良く、毎日楽しそうなのはほのぼのする。年の割に子供のとわが賢くて可愛くて良い子。物語をリードしてくれそう。
エチの描写がとても綺麗で色っぽい、どんな体勢でも躰の線が変にならなくて見応えある。
大家さんのゲイ家族への理解度の高さが素晴らしい。続巻が待ち遠しい!もっとみる▼ -
俺の声でえっちなことしてた?【コミックス版/シーモア限定おまけ付き】
流されやすい・・・ネタバレ2024年1月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。本当は★3.5にしたい。
商社勤務の同僚同士。社内デザイナーの受けの流されやすさと、ソフトな対応の割に強引に進める攻めによる、定番の擦れ違いが起きるが直ぐに和解できちゃう話。
2人共ゲイではない様なのに、同性同士の恋愛に葛藤する描写は無く、好きな声だから受け入れちゃう受けの子、自分の声に可愛い反応をしてくれる所に盛り上がった攻め君。好きな設定なのだけど、チョロすぎるのが物語を薄味にしてる気がする。
攻めは珍しく7人弟妹の長男で、家族とのシーンはほんわかした。
ストーリー展開普通だけど、画は綺麗でキャラは可愛い。いいね
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仄暗い雰囲気の作品集2024年1月28日短編集5作品。表題作含む3作はBLでNLの作品もある。
「それを言ったらおしまいよ」素直になれない攻めが観念するまで待ち続けた受け。腐れ縁も含めてダラダラと付き合いが続くんだろうな。
「ある5五月」スピードで再婚と離婚した中高年のカップル、幸子と同年代の身としては、お互いにもっと歩み寄りと理解する努力したらと思う。言葉足らずでは無いのか・・・。
「ピアニスト」若い頃にピアニストとして成功したけど一瞬の夢で終わった45歳の男。ゲイの彼は自分を気にかける若い男相手に妄想するけど、実は自/殺した父親と同じ表情をしている男を助けたかっただけ、男は現実を直視できて生きる事にした。空回り具合が滑稽で切ない。
短編集最後の「ピアニスト」に救いがあって良かった。モヤッとする終わり方の作品もあったので、1冊の読後感も救ってくれた。もっとみる▼いいね
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ピュアなのに熟年夫婦2024年1月26日1巻を小冊子付初版本で買ってから、2巻が出るまで10年待つとは思わなかった・・・。でも好き、諦めなくて良かった!画のクオリティーも変わらず美しい、キャラクターも可愛いし格好いいし。何より、男同士、年の差、義理でも叔父甥関係であることに、真面目に葛藤している常識ある人達に好感を持つ。
エチは最後だけだけど、色っぽいし、昂之叔父さんの優しさと情熱が伝わる描写でした。
史央と昂之の子として、巨大な犬のぬいぐるみ・たろうさんのキャラがとても好き。ぬいぐるみだけど、表情豊かで、彼視点の短編では史央達の日常をたろうさんのツッコミ付で覗き見できて面白い。もっとみる▼ -
ねこねこ幼女の愛情ごはん~異世界でもふもふ達に料理を作ります!~
優しさと可愛いが詰まっている2024年1月26日歪んだ運命のせいで不運にまみれ死にかけて、運命の輪(フォーチュナ)の妖精に幸運を取り戻して貰い新しい世界に白猫幼女として転移した。これはもう転生ではないのか。
人よりもイケメンよりもモフモフであることが重要なエリカは、保護者になった狼獣人をしばらくの間、狼として認識してしまう残念な女子。モフ好きがかなり主張するエリカは、一生懸命生きるため料理人になる。頑張る彼女を見守る周囲の大人達も優しくて強い人ばかりで、安心して読める。
異世界転移物では、庶民的な王族が多い気がする、この作品もフレンドリーな王族ばかりで、主人公に都合が良すぎて深みを感じない点は少し残念。
料理人エリカが作るご飯は美味しそうで、ほのぼのする幸せ描写が満載、癒されたいとき読み返したい作品です。もっとみる▼いいね
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絵が綺麗で可愛いネタバレ2024年1月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作(4話)+短編(高校3年生同士)の構成。
表題作は、40過ぎの課長(受け)と20代の若手エースの部下(攻め)の話。部下への配慮が出来て察しは良く包容力がある課長、恋愛方面には疎かった。お節介な親戚達のせいでお見合いがライフワークになっていたとしても、自分から「付き合おう」と言った後にお見合いするのはデリカシーが無いよ、うっかりが過ぎるよ課長。
仕事場面や同期との飲み会など、リーマンの日常の中に社内恋愛が混じり込んでくるので、世代や立場の違いで結婚観や仕事の事に色んな意見が出て、情報が多くて楽しい。
真面目な2人が、ちゃんとお付き合いを決めたことを人前式の様に見届け会をしたのが、この先の2人の安定感を想像出来て素敵なラストシーンだった。描き下ろしも、2人のその後を垣間見られて好きな話。
短編は、受験が終わった高校3年生同士の話。
高校生活が陸上一色だった子が和歌を通して情緒が育つ。和歌をやり取りしていた相手が自分に恋してると知ってこれから、という所で完結。進学先がそれぞれ決まっている彼らがこの先でどんな関係を築くのか展開があるのか思い出になるのか、知りたかった。いいね
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主人公救済の話ネタバレ2024年1月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。不器用なカメラ好き大学生の宗平(受け)、フランス人とのハーフで美容師の卵・ルカス(攻め)の話。
宗平は、不器用過ぎてsexの時にどう動けばいいか分からず緊/縛の性癖の扉を開けてしまう。基本的に宗平視点で進行するので、ルカスが宗平を好きになった点が判りづらい。
宗平の失恋旅行先のフランスで出会って、日本の大学で再会したルカスは、再会後もセ○レ関係が続いていたが、一度距離を置いた後、宗平から連絡を取ったことで完全に攻勢に出た。言葉も行動もsexも気持ちも真っ直ぐに宗平に伝えて、宗平を追い詰める時もあったけど、何とか受け入れた宗平を嬉しそうに構うルカスは強くて優しい男で、最後には宗平の縛らないとsex出来ない癖も乗り越えて見せた。
こんなに頑張ったルカスの内面をもう少し見せて欲しかった。
水面下で三角関係になっているのも物語の面白い点。ただこれも登場人物達の心情は詳しく明かされないので、宗平に負担無く気持ちがぶつかり合う事も無く静かに収束した。言葉になること無く終わる想いも印象的だし、人間関係を維持するのに飲み込んだ言葉があるのはリアルにも感じた。いいね
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主人公達2人が気持ちの良い人柄ネタバレ2024年1月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。男前な社会人の木村(受け)と俳優:梅原(攻め)の話。出会いが衝撃的、自分の部屋に以前住んでいた人が持ったままだった鍵で入って来る、リアルで起きたら恐怖でしかない。出会いが驚きだけど、普通に知り合いの仲になり、部屋からの景色に思い入れのある梅原は部屋に通って、木村にも懐く。
木村は、上司との社内恋愛が実は不倫だったと知ると、関係を解消して仕事も辞めたばかりだった。傷心であっても、梅原や辞めた会社の後輩など他人を思い遣れる優しくて強い人。そんな木村に懐く梅原は犬猫の様で可愛い。
物語が恋愛モードに入っても、梅原に惹かれながらも浮かれずに、冷静に自分や相手の気持ちを推し量る大人な対応が素敵に思う。
スキャンダルが怖くて梅原が長期ロケに出ている隙に引っ越しをして連絡を絶つけど、執念で探し出した梅原の溺愛が読んでてニマニマした。木村と梅原は体格差があるから、抱きしめ合う構図が絵になる。エチの描写はさっぱりしてるけど、2人でイチャイチャしてる様子が可愛くてほっこりした。絵が綺麗だし読みやすい作品でした。いいね
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モフモフと友情2024年1月18日前世で大往生だったけど孤独死したお爺ちゃんが、神様から「楽しい人生を送りなさい」とチート能力盛り沢山で転生先に送り出されて始まる主人公シウの物語。
チートを貰いながらはっちゃけるわけで無く堅実に生きていくシウは誠実で好人物、彼に愛情たっぷりに育てられた騎獣フェレスは愛嬌がありモフモフ描写が超癒し。
登場人物にあまり嫌な人はいなくて、読みやすい文章だけど、大きな山場がないし、戦闘シーンでもシウは冷静なので盛り上がりには欠ける。主人公視点で物語展開するので、物語の謎や問題が起きても解決するのに寄り道が沢山あって、フラグ回収に時間がかかる。長い物語だけに読み続けるのが少々大変に感じた。
シウを中心に広がる人間関係は優しい。友人達はシウのチート能力を知っても驚きながらもひがむことなく受け入れる良い子ばかり、身分ある友人も節度ある対応をしてくれるから安心して読める。元お爺ちゃんが慣れた孤独から頑張って友人増やしていくのが、微笑ましくも楽しい。もっとみる▼いいね
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第2のパパ達が素敵ネタバレ2023年12月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作、短編、表題作の書き下ろしの構成。
姉夫婦に代わり甥の世話をする吉成(攻め)、クールな保育士の高岡(受け)の話。基本は吉成視点で物語が進行して、高岡への心境の変化がよく判るし、最初は距離のあった2人がゆっくり近づいていく過程も丁寧に描かれてる。
吉成も高岡も思いやりや気遣いに溢れていて、気持ちが温かくなる作品。
短編は、服飾ブランドに勤める同僚同士の話。仕事に手を抜かず恋をしても格好いいし可愛くて、コンパクトに纏まって読み応えがある。
表題作の描き下ろしは、吉成の甥っ子・渉が小学生位に成長した頃の様子で、海外赴任した両親の元に移住した渉が夏休みには吉成達の第2のパパに会いに帰ってくる、絆が続いているエピソードが嬉しい。いいね
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とにかく可愛い2023年12月31日1冊全て表題作。少女漫画の様だけど絵柄も可愛い、主人公達の人柄も可愛い。
サブタイトルが「家族計画」、「彼氏計画」、「甘々計画」と3作あり、恋人同士になるまでの最初の話が一番好き。気持ちの擦れ違いをしても勇気出して修正する頑張りが眩しい。
ヤンキーだけど実は家族のために家事全般引き受けて甥っ子の世話もする火野(受け)、スイーツ男子の水沢(攻め)も、誰かのために自然と行動出来る所がとても善良で読んでいてほっこりした。もっとみる▼いいね
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お腹が空く2023年12月28日主人公達のご飯シーンを読んでいるとお腹が空くので、深夜には読まないようにしている。主人公ののんびりさは物語の癒し。反面、仲が良かった家族との思い出が時々出てくるけど、異世界転移して離ればなれの状態になって、どう思っているのかあまり心境を描写される事が無いから本音の分かり難い少年だと思う。
沢山の保護者と見習い組等の仲間が増えて楽しいが、ご飯に集るばかりの人がいるのは卑しい感じがしてマイナス。もっとみる▼いいね
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スポーツみたいにさっぱりしてる2023年12月28日とはいえ、特に爽やかなわけでは無いけど・・・。
1冊全て表題作。消防士同士だからか2人共自己主張がはっきりしていて、訓練でのライバル心が全面にあった。矢島(攻め)にとっては、ライバルなのに酒の勢いでsexしちゃうし、同性なのに嫌悪感が無かった事に矛盾(コントラディクト)を感じるのだろうけど、求められたから絆されたのかな。
矢島と鳥飼(受け)、両者の視点から物語展開があって、相手に嵌まる経緯は分かるのだが、さっぱり感じるのは情緒に欠けるからかもしれない。レスキュー隊の訓練が物語の舞台だからか汗臭い感じがいつもする。
体格がほぼ同じ2人のエチは迫力あって良いです。もっとみる▼ -
面白いネタバレ2023年12月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。2人を巡り合わせたいくつもの偶然があってドラマチック。偶然を物にしたチカ(受け)の努力が突飛だけど頑張りが凄い。
チカは通勤途中で見かけた好みの男性が好きな小説家(攻め)だと気づくと気を引くために女装する。普通にファンを名乗れば良いのに、女性を装うのは恋愛を目指したからだろうし、その努力が厭らしく無く応援したくなる頑張り。
通勤中に女装して、会社までその格好だったのだろうか、度胸が凄い。なりふり構わない真っ直ぐさがチカの魅力に感じた。そんな積極的なチカを受け止める官能小説家だけど童貞だった久典は、とても誠実で良い人。2人共真面目にエチに積極的なのも男同士のカップルらしさがあり、素敵な話が読めた。いいね
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可愛いストーカーネタバレ2023年12月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 1冊全て表題作。千がβからΩになった後、高校の後輩でαの京と再会して偽装結婚してからも、ファン目線で家庭内ストーカーしているのが可愛い。京は、Ωだった妹の死をきっかけに、Ωを守るけど番うことには抵抗感があって葛藤している。その割に、千の囲い込みは最速で進めるし、千が喜ぶことをしたいと行動してしまう、脇が甘いところが高校生っぽくて可愛いと思う。
京が自分の気持ちを決めきれず千と距離を置いても、千はへこたれずに京に気持ちを伝え続ける、メンタルの強さが男らしい。
αΩの仄暗い差別はあるけど、メインカップルやその周囲の人達は良い人ばかりで、ほのぼのしたオメガバースになっていて、安心して読めた。 -
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とにかく可愛い、でも侵略なんだな(^^)2023年12月3日1冊全て表題作。子どもの姿と大人の姿の両方を取れる猫型エイリアン(ニャングリアン)を無害?と判断して地球での共存を選んだ現代ファンタジーな世界の話。
タレント事務所の社員(受け)はお腹を空かせていた猫型エイリアン(攻め)と出会って、彼らをアイドルグループにして大人気になる。直前まで、エイリアンに懐疑的だった受けが少し会話しただけで絆されて仕事を斡旋する展開が早くてニャングリアンの思う壺。
人を癒し幸福にする力を発揮する方法の一つがエロ設定で受け君はどんどん絆されちゃう。
ニャングリアンとsexすると、融合出来た場合結婚も出来て仲間を増やせる。それは、地球人がニャングリアンになるの?幸せながらも侵略の最終形態なのでは。。。凄い、ニャングリアン達は優秀で善良なんだけど、平和に密かに確実に侵略されている。でも可愛いからほのぼのしちゃう。もっとみる▼いいね
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