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naoさんのページ|漫画の感想・口コミも業界最大級!シーモアレビュー
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ERR_MNG
レビュー
今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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大好きなアルファのスピンオフ!ネタバレ2025年6月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 前作ではなんだかその献身が報われたような報われてないような…でも本人も納得していたし、そもそもが自分より関わったオメガの幸せを一番に考えて動いているひとだし、と後藤推しの私はその幸せを願わずにはいられなかったのだけど。…で、このスピンオフ。碧には可愛さだけでなく逞しさ強さも感じられるのが良い。この先ふたりの前に立ちはだかるだろういくつかの障壁もぶち壊して、愛そう守ろう導こうってある種の使命感のようなものまで抱えてる後藤を逆に愛して包んであげられるような存在になっていってほしい。
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久々出会えたかも…超お気に入りの1冊!ネタバレ2024年10月4日このレビューはネタバレを含みます▼ もうすでに何回も読んでしまった。先ず絵が可愛い、攻めのビジュ最高、受けバカ可愛い、共通の友人くんもめっちゃ良い奴…終始笑いとほのぼのと愛しかない、ので安心して楽しめる!
真澄の態度がのらりくらりとしていて最初のうちは掴みどころがないけど、そのつれない態度とは裏腹に小豆を見る目が、、、その表情が、、、もうね、好きでたまらん!て毎回言っちゃってる。作者さま上手い。だから攻めの貞操観念ゆる設定も許せちゃうし(全編にわたりそんな場面を一切描写しないところも◯)受けへの実は出会って以来の深〜い愛着も素直に信じることができてしまう。
単純素直可愛い小豆の側が振り回され最終的に涙も鼻水も気持ちも振り絞り(笑)なんとか成就したみたいな流れにはなっているものの、実際には長年にわたり惚れっぽいノンケ男の失恋を毎回茶化しながらも見守りゲイの自分は友人として側にいられればいいやと半ば最初から諦めの境地で過ごしてきた真澄の、そんな現状に降ってわいたゲレンデでのハプニングからの大逆転ストーリーだったりする?と思うと、とにかく真澄が可愛くてしかたがなくなる。「いや、いーや」くらい言わせてあげて(笑)
話の展開としては1冊で綺麗にまとまっているし超お気に入りBL本入り確定!だけど、真澄のツンだけでなくデレもハマってく小豆ももっとたくさん見たいし、続編…あったらすごく嬉しい。ぜひお願いします! -
当て馬スレスレ、優しい王子様の恋の行方…ネタバレ2023年6月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 普段重めな話ばかりを好んで読んでしまう反動で手っ取り早くキュンキュンしたいとフラッと手を出したお話だったけど、サクサクっと読み進める小気味よさや期待どおりの甘々さ加減に加えて、本来なら涙をのむはずの優しき当て馬くん(上手く行けばスピンオフで救済される、が定番)が報われる展開になんだか今まで見てきた多くの優しくかつ哀しき当て馬くんの分も幸せになってくれ〜!と思わずにはいられなかった。
わりと長いこと生きてきて、もちろん外見の好みとかから先ずは入るし惹かれるってそういうことだろうけど、本当にその人を好きになる瞬間って人としての打算のない優しさに触れたときかもな〜とつくづく思うから。結果こちらが当て馬となった、まさかのワンコ系の元彼にはそれがまだまだ足りなかった。いろいろな意味で人生経験不足というか…できれば何と言ってお別れしたのか、その場面も見たかったかな。 -
幸せになってほしい…ネタバレ2023年5月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 踊る阿呆〜の続編!壱話前後編、読了。本編前半ではその非道と思える行いからなかなか好きになれなかった環。なのに、今は…とにかくその幸せを願ってしまう。スピンオフあるあるとはいえこんなに彼らの行く末に心を掴まれてしまったのは環と結城子爵がともに魅力的に描かれていて、かつ本編にて結城子爵のバックボーンとしてのその妻子のことも軽んじられることなく描かれていたからなのかもなあと。単純に悪妻のような描かれ方をしていたならばどれだけ気軽にふたりを応援できたかしれないけれど、そうではない。ふたりが想い合えば想い合うほど、読んでいるこちらもそんなふたりの幸せを願えば願うほど、それによって傷つくだろう人たちの存在がのしかかり罪の意識に苛まれて身動きが取れなくなってしまう。でもこんなに重くて切なくて美しい両想い、やはり成就してほしい。悲恋…で終わってほしくない。大震災という史実がぶっ込まれ、この先本当にどうなっていくのか。心配。祈るような気持ちで次回を待っています。
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萌えが詰まった神作品!スピンオフ下さい…ネタバレ2023年3月16日このレビューはネタバレを含みます▼ じいこ先生はpixivで読んで以来のファンだけど、今作が歴代の中でも1番好きかも。繰り返し読んでしまう。
課長モードの時の白石さんがとにかく可愛くて…でもって素はワイルドなのに肝心のとこは優しくて繊細とか、もう最高でしかない…。安住くんも過去の傷を引きずりながらもけっこう前向きだったり、変えていこうという努力が端々に見えてて、好感が持てた。応援したくなるふたり。晴れて恋人同士になってからのふたりももっともっと見ていたいし、親友の竜がまたすごく良いキャラクターだったから、彼がノンケであろうことは重々承知の上で…あえてのスピンオフ!も熱望中です。 -
どこまでものんちゃんパパ推し!ネタバレ2023年2月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は単話で追っていたくらいにはそもそも好きな絵柄だし惹かれる内容なのだけど、…さすがに長い。三角関係てあまりにもどっちつかずだとあ〜もう全部チャラにしてやり直し!的な気分になってしまう(短気なので笑)自分としてはのんちゃんパパの境遇に当初からぐーっとハマったし、男のずるさ弱さみたいなとこ含めていいなあと思ってしまったから、このままズルズルと焦らされた先にゆりこ先生が御曹司選ぶルートに行き着くのだとしたら…やっぱり辛いしその展開は直視できそうにない…ので、この先は結末を知ってから読み進めるか否か決めることになりそう。
→追記。うーん、そっちですか…という感じ。やっぱり読むの辛いからやめておこう(笑)のんちゃんパパ親子の幸せを願います。 -
性癖にも、あと心にも刺さった…2023年2月9日もう皆さんのレビューにあるとおり、作画(修正甘々も良き!)もストーリーもとにかく最高!慶司、外も内もかっこよすぎだし、雀はめちゃくちゃ可愛くてでも仕事中はイケオジなの、たまらんかった…。これからも何度でも読み返したい。
で、例の「偏見ない、が1番偏見ある」がなんだか心にチクリと棘のように残った。最近LGBT関連のニュースにいろいろと触れたからかな。同僚田中、悪気ないにしても無神経な奴め〜と呆れつつも、でもじゃあ自分は?本当にそういうこと言ったりしたりしたことない?って考え出したら急に自信がなくなってきた…。自分の伝え方ひとつ、話し方ひとつが誰かを傷つけてはいやしないか、常に気をつけていたいと思う。完璧に、というのはきっと無理なのかもしれないけれど、歳的に「いい大人」になったというのはそういうことが備わっている人間のことなのかなと。雀はその点でもほんと「いい大人」、優しいひとだということがちょっとした描写から伝わってくる。作者さま、すごいです。そんな雀の良さをわかっている慶司も若いのにほんと見る目あるよ。この先もずっと幸せでいてほしい、素敵なふたり。もっとみる▼ -
はじめの、はじめての恋にほっこりネタバレ2023年1月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 全233P。残酷描写も暴力も普段は地雷中の地雷のはずがBLに関してだけはなぜか極道モノに惹かれてしまう癖ありで…今回も攻めの元ヤクザ設定に先ず飛び付いて…いつもなら恐る恐る読み進むところだけれど、このお話は素敵な表紙のイメージそのまま、とってもソフトでピュアで終始あたたかく優しい。攻めと受けの体格差に激萌えしつつ安心して読めた。
はじめの、恋とは愛とはなんぞやと自身にも周りにもつい問いかけてしまうような純な恋愛初心者な部分と、とはいえ色々と場数は踏んできてますけど的なオトナの色気ないし余裕をも併せ持っているところ、すごく好き。5年後の41歳はじめがまた良い。もしそのまた5年後があったらきっともっとカッコ良くなってるよ…そんな攻めに出会えて満足。 -
星見えぬ街で君を知る【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】
タイトルに惹かれて。ピュアっピュアな恋2022年12月21日うぶなふたりの、王道といえば王道、十分に予測可能なストーリー展開…なのだけど、単話の時から毎回楽しみに待っていて1冊にまとまったらそれもすぐ購入してしまったくらいには大好きなお話。何事も経験が大事とは云うけれど、このふたりに関してはピュアな心のまま唯一無二の相手に巡り会えたことがすごく良かったと思う。まさしく運命の再会。のどかで一見開放感に溢れている田舎の田園風景のもと、実は互いに誰にも言えない閉塞感や孤独感を抱えつつそれらをひたすら胸に秘めつつも並んで空を見上げていたふたり。そんなふたりにだからこそ訪れた奇跡だったのかも。バイト先の店長や先輩方のスピンオフも読みたい!で、そこでチラッとでもふたりが順調な様子が垣間見られたらまたまた幸せだなと。もっとみる▼いいね
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1本の映画を観たよう…独特の世界観に没入2022年12月19日ユエンが子どもらと住む小島の海辺の静けさ・侘しさと、退廃・混沌・いん靡…そんな言葉の似合いそうな中華圏の夜の街並との対比が面白い。ユエン自身の中の澄んだ心根と青柳(ヤン)を前に漂うなんともいえない色気…それらを暗示しているよう。
ヤンの裸がまた良くて…ガチムチとまではいかないけれどもそのがっしりとした筋肉質な背中に、ユエンを想いつつ修羅場を生き抜いてきた彼の逞しさや頼り甲斐が感じられて、読んでいるこちらも毎回うっとり。
新鋭作家さまとは信じられないほどに背景やユエンやヤンの纏う衣装などの描写が精密で、物語としても1冊に綺麗にまとまりつつ、でも駆け足感があるわけではなく何度かのふたりの絡みも濃厚なので満足感もしっかり味わえる。もっと下さい…というよりは、この1冊を何度も何度も読み返していこうと思える作品。要するに、超絶オススメ!ということです。もっとみる▼ -
こんな続編欲しい…!を叶えてくれている2022年11月5日「あとは恋だけなんだって」の2cpのその後。どちらのカップルも成長してる!特に、一途で可愛い八王子と誠実で優しい殿田…このふたりの自然体な関係性が大好きで、ハプニングとか金欠とかいつかは来るかもしれない身内へのカムアウトとか、人生の中でそれなりにやってくるだろう諸々の試練も培ってきた愛情と信頼で飄々と乗り越えていくのだろうなと。終盤の未来予想図の一コマは思わぬご褒美をもらえた気分で、こちらも本当に幸せな気持ちに。満たされました。もっとみる▼
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画力の凄さ・迫力に圧倒されまくり!ネタバレ2022年11月4日このレビューはネタバレを含みます▼ …で、ノンケがそんないきなりオトコに堕ちるか〜とか最後の雇い主いいひと過ぎての大団て都合良すぎないか〜とかの諸々はどうでもよくなった。1巻にまとめるためにはこのくらいのスピード感でちょうど良いようにも思えたし。とにかく描写が素晴らしい!ふたりの絡みが本当に真に迫って、読んでるこちらも苦しくなってしまうくらいだった。特に118頁、好き。たぎるとはこういうことだなと。
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祝完結!2巻一気読みをオススメします。ネタバレ2022年10月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 日高先生の作品は好きなのでこのお話もずっと気になっていて、でも完結まで待ってからのほうが良いかも…と2巻が出るのを待って待って待ち続けていた作品。結論としては…待って良かった!
主人公のふたりを囲む大人たちのお節介?や助言が実にいい。皆、ただの良い先輩、良い上司…てわけでもなく、エゴもあれば後悔もあれば優しさも思いやりもある…そのバランスが絶妙でとってもリアル。特にベストプッシュ賞でもあげたいくらいの功労者、戸和田さん…気になるなあ。もう彼らのほうは本当の本当に戻れない過去になってしまっているのかな。(スピンオフ熱望!)
最後のリバ展開は、タチネコでは括れない雰囲気をなんとなく最初のほうから感じていたふたりだったこともあり、関係性としてはそれがぴったりはまるなあと納得。個人的には亮の可愛さにお風呂場の前でキューンとなっていたひろくんに激萌えでした。 -
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程良く筋肉質な消防士同士の絡みが美しい!ネタバレ2022年8月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 設定を読んだ段階で想像していたよりは男臭くなかったというか、バリバリ体育会系なお話なのに線が綺麗な絵柄だからか、終始爽やかで心地良い読後感。途中から鳥飼がなんだか健気で可愛くていじらしくて…なるべくしてなったふたりだったんだなあと。いろいろな偶然が重なっちゃった末のアクシデント的な…みたいな始まりもファンタジーとしてはアリだけど、以前から鳥飼の側には矢島に対する想いがあってそれが極まった末の…というのが説得力があって良かった。まだ矢島から鳥飼への「好き」のひと言が聞けていないのが心残りなので(ノンケがあれだけの熱量で抱く=「鳥飼大好き」なんだと思うけれどもっ)この先のラブラブ特救隊編もぜひ!
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石橋防衛隊(公認)【単行本版】【シーモア限定描きおろし特典付き】
表紙、最高。永遠の榛名推し!2022年8月5日単話でずっと追いかけてきて、でもやはり単行本も…結果、一片の悔いなし!単話版では拝めなかったカラーの表紙のふたりが、特に榛名が凛々しくて。本編ではふたりの互いへの想いが終始強く揺るぎなく、おかげで当て馬候補くん達が当て馬に昇格する隙すら一切与えられずにそのせいかそんな後輩くん達も最初から愛おしく思えてしまうという…で、そういうハラハラやヤキモキがない一方、特殊な環境ゆえに彼らに付き纏う切なさには常にキュンキュンさせられっぱなしだった。榛名はそのずば抜けた能力とともにこれ以上ない強運の持ち主でもあるはずだからこの先も航と離ればなれになる未来が想像できない…というか退官するまでもその先もなんだかんだでずーっと一緒の場所に居ていつまでも愛おしい唯一のそのひとを防衛し続けてね、と。それがまわりまわって国益になる笑。
期間限定でふたりが洋上の遠距離になってしまう的な続編があれば勿論読みたいけれど、そのあたりのより切ない感じは佐倉先輩cpで読んでみたいような気もしていて…榛名推しの私も思わずぐらついてしまうくらいにかっこよく印象に残っている宇都宮さん…ふたりにもっと出番を。
この先も続編、番外編…期待を込めて待機し続けます!もっとみる▼ -
愛あり、笑いあり、ガチムチありネタバレ2022年8月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 内田先生が好き過ぎてほぼ全作品制覇してしまい現段階で最後に辿り着いたのがこの上下巻で…安定の美形攻め×ガチムチ三枚目受が最高!!!内田作品の中でも1、2を争うくらいに好き!表紙から三角関係のお話なの?と多少の期待と大きな不安を抱きつつ読んでみれば、終始大家さんと管理人のモダモダ両片想い話だよね、これ。で、終いにはケンカップル感は何処へやら…マフラーのくだりとかもう、めちゃめちゃ可愛いカップルにしか見えんかった!で、気の毒だけど後輩の畠山に対して先輩・菅野からはそもそも全く矢印が出ておらず…この辺りが三角関係とは思えなかった所以かなと。確かに鈍感が過ぎて悪気ナシとはいえ長期に渡って後輩くんに対して罪深いことをしてしまったといえなくもない管理人はこの先大家と愛を育みつつも、サイコパスみ有り有りの後輩くんの干渉もしばらくは甘んじて受け続けてあげるしかないな…彼が次に踏み出せるようになるその時までは。管理人は超のつく後輩想いだし、大家は飄々としつつなかなかの器の持ち主だし、一番歳下なのにわちゃわちゃした大人たちの間の優秀な潤滑油にもなってくれている聡也くん含め、この先も4人でコタツ囲んで賑やかに掛け合いしていて欲しい。ふたりのその後のラブラブや傷心の後輩くんにも幸あれな続編…出ないかな〜。まだまだ読みたいです!
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絵に惚れる!ネタバレ2022年8月1日このレビューはネタバレを含みます▼ BLはストーリー重視でどちらかというと絵のクオリティは気にしないほうだけど、この作品はもう…画力が…とにかく溜息ものの素晴らしさで、冒頭からものすごく引き込まれた。表題作…特に牧が何とも言えないかっこよさで、昔好きだった俳優の誰だかに似てるような…とぼんやりと思うくらいに、良かった。受けの彼は回想の高校時代は快活そうな感じだっただけに、今はまだ回復途中という段階なのだろうなと。心の問題の解決は一足飛びにはいかない。難しい。これからも気長に優しく牧が支えて、たくさん笑顔にしてくれるよう祈りたい気持ちになった。短編のほうもなんだか夏休みに読むのにぴったりというか、田舎暮らしも熱っぽいふたりの絡みも堪能できて、幸せな読後感で良い。他の作品もこれから作者様買いしてしまいそうな予感…。
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最高傑作に出会ってしまった…!2022年7月27日媚シリーズ、全て読了。こんな名作をなぜ今まで知らずにいたのか…というくらい本当にハマったし、もう毎日のように読み返してしまうくらいには大好きな作品に。池先生の描かれる全てが素晴らしいのだけれど、特に加賦さん…!漢の色気ありすぎだよ…。韮沢の底知れない献身愛に目が行きがちだけど、読み返すと加賦さんも最初から中々の溺愛っぷり。でもって、めちゃくちゃ一途!韮沢を前にするとすぐキスしにいっちゃうとこなんかもその心情が極道というより乙女で…こちらも毎回キュンキュンしてしまった。「可愛いすぎて、大切すぎて、失うのが怖い」ってもう…何よりの愛情。にも関わらずそれだけ深く愛されていることに無自覚でしょっちゅう忘れては無茶してしまう韮沢と、その度にまた根気強くその身体に教え直す加賦さんがまた可愛くて。最終話でやっとしっかり韮沢にも伝わったのかなと。人としてふたりが対等な位置に立てた気がしたし、抱える苦悩が共有されただろうことも良かった。愛するということは失う恐怖と常に闘っていく、ということでもあって。いつか命尽きるその刻まで、愛し愛され、濃密な人生を送ってほしい…そう願わずにはいられない、最高のふたり。
あと、読み返せば読み返すほど、コウキの存在が光る。サイコパスっぽい冷淡さを終始漂わせつつ、韮沢を見守りたい助けたいっていう部分だけは絶対にブレない、ブレないだろうと読者側も最後まで信じられた男。本編は最高の終わり方だったと思うけれど、コウキのスピンオフとか本編のサイドストーリー的なふたりの更なるラブラブとかはもうこの先もいくらでも見たい…!ぜひ読みたい!(池先生もあとがきで需要があれば描くかも的なことおっしゃられていたので)これはもう切望し続けます!もっとみる▼ -
祝続編!尊の寝顔、許しきってる感じ堪らんネタバレ2022年7月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 2話まで読了。片方が男優だったり風俗関係だったりの場合、最終的に足を洗ってくれる展開を願ってしまいがちだけど(前作でそのように収まったとこちらもすっかり納得してたけど)そうか…尊にとっては男優の仕事は簡単には捨てられない、辞められない、大切なものだったのね。で、やっぱり仕事とはいえ他との絡みを見るのはメイちゃん大好きな私としては辛い部分もあるけれど、当のメイちゃんのあの可愛さと包容力と突き抜けた尊への想いを前にしたら、その器の大きさに、愛の深さに、心狭っせまな私などもうひれ伏すしかないわと思った。小鳥…笑。尊のちょっとかっこ悪いくらいの溺愛っぷりもほんと安心できていい。この先も、幸せなふたりをたくさん読みたい。楽しみです!
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綺麗の真逆ながら…心洗われる2022年6月11日タイトルや表紙からしてもっと野獣な男なのかと、あの噛みつき防止みたいなの本当につけられてるのかとか思ってしまい、グロいシーンを想像してしばらく手が出せず…が、読んで良かった!哀しさも切なさもあるけれどあたたかな体温を感じられる、素敵な作品。
絵柄もストーリーもなんとも男くさい、でもふたりが結ばれる場面なんかもう、魂の触れ合いという感じでグッときた。こんなBL読みたかった、、、ありがとうございます!
おっさんヤクザとカイジュウだったはずが、最後には曽母さん(名前からして母性を感じる…)が色っぽく、城が可愛いワンコに見え出したくらい、このふたり好き。完結とはなってないようだし、続きも期待していいのかな…すごく読みたい。もっとみる▼ -
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まだまだふたり(+健さん)を見ていたい!ネタバレ2022年5月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 最終話目前にして猫田さん同様不安に押し潰されそうになっていたわけだけど…良かったあ。いつだって羽根の意思を尊重してきた優しい猫田さんから溢れた唯一の我儘というか願いが叶って、感無量。そして最終話の羽根くん、いつにも増して綺麗に見えた。愛し愛される生活は人を健康的にする。
完結まで追いかけて、結果、表紙や序盤の展開からは思いもよらない、めちゃくちゃハートフルな物語だった。かなり生々しいエロの描写までもがこのふたりの場合、時に可愛く時に清々しくすら見えてくる不思議。
ふたりだけじゃなく、組長さん、田中さん、栗林くん、柿本くん、おばあちゃんに健さん笑…もうみんなみんな大好き。 -
「今」の空気感が良い!可愛いお話ネタバレ2022年5月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 先ず絵がすごく好みで。夕と凪、ふたりのキャラやビジュアルが絶妙な上にストーリーもどこまでも自然体で良い。大学の仲間たちとの雰囲気含め、本人たちにBL特有の背徳感やある種の性急さがほとんどなくて、それこそが「今」の感覚なのかなあと。ゆったりほんわり距離を縮めていく過程が堪らなく可愛かった。凪の長めのコートとか夕のピアスも良かった。夕の左右のピアスは今1個だなとか2個だな〜とか思わずチェックしてしまうくらいに何故だかお気に入りに。
直接の描写はないけれど充分にキュンキュンできるし、BL初心者の人にはこれ以上に適した入り口ないかもっていうくらい…で、まあまあ色々読んできた人にとっては心洗われる系のお話。まさしく癒し。
この先の、関係を深めていくふたりをもっともっと見たい。続編希望です! -
攻めの3泊4日に心からお疲れ様と言いたい!ネタバレ2022年4月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 話の内容としては、根っからゲイの自らをいまだ心のどこかで認められず「普通」の呪縛から逃れられずこのままでは相手をも不幸にしてしまうと勝手に思い詰め勝手に別れを決めた受け・穂村の、でもいざ最後の別れ旅となったらモダモダ未練いっぱいな行動の数々に振り回されまくる攻め・高瀬という…ああ、面倒くさいな穂村…でもなんか解るというかリアル過ぎて読みながらこちらも身につまされるというか…要するには穂村は乙女脳なんだろうと。やっちゃいけないことをやっちゃう、言っちゃいけないことを言っちゃう、全て相手の愛情を確認したくてやっている事なわけで…別れ旅と勝手に位置付けながらも実は別れるなんてできないって事もきっと初めから解っていた筈。そんな面倒くさい男・穂村とやっていけるのはやっぱりアナタしかいないんだよ…というくらいには度量が大きい男・高瀬が良かった(ゲーマーだけど)。旅の終わりの東京駅での…土壇場でやっと正直な気持ちを口にした穂村に対して高瀬が見せた一瞬の激情が印象的だった。もっと怒ってもいい、本当にごめんなさいだよ。高瀬は我慢していないと言っていたけれど、愛=忍耐だわ、ほんと。
終点だけど、終点じゃない。そんなふたりのお話。 -
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惚れた男は親友で【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】
最初から最後まで…怒涛のスピード感!!!ネタバレ2022年3月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 毎月楽しみに単話買いしていた作品で、巻末の描き下ろし読みたさに結局単行本版も買ってしまった。この描き下ろしがまた…短くも甘々でめちゃくちゃ良かった。1話から7話まで一気に読める分スピード感も増し増しでふたりの熱量がもう半端なくて、読後の満足感ったらない。
3話目最後の同時並行的なコマ割りの描き方がエロくも印象的で、単純明快・猪突猛進すぎて逆に掴みどころがないように思えていたシゲが与一の寝顔見つめながら初めて本心を垣間見せてるっぽい表情&台詞と含め、私の中では1番のお気に入りのシーン。これからも何度も読み返すこと必至。
ラブラブハピエンのお話を欲している方にはもう絶対にオススメ…読まなきゃ損!とすら思う。ふたりの熱量にあてられて思わずこちらも熱量いっぱいの感想を書きたくなってしまうくらいには唯一無二の、BLの醍醐味満載の作品。いつもならカプ成立後もいろいろと心配で先が見たくなり続編希望するところだけれど(片方ノンケだと特に)、与一とシゲに関してはもう絶対大丈夫だろうなぁこのふたりは…って、変わらずわちゃわちゃしながらも寄り添い生きていく愛あるその後までを確信できた。そういう意味でも満足です。 -
「笑う門には〜」待望のスピンオフ!!!ネタバレ2022年3月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 前作の「タランテラ」コンビが好き過ぎて、でも実は同じくらい気になっていた「弾マックス」のスピンオフ!前作にちょいちょい出てきていたふたりの様子に、ああこれもう絶対あずは相方を愛しちゃってるじゃん…と思ってはいたけれど、本作を読んで司のほうも無自覚なまま想いを深めてきていたんだな〜と。ほんとこの2作品とも一見頼りなくて穏やかでマイペースな攻めがイザ見せる男の顔と優しさと包容力が半端なくて、受けはそれぞれ振り回されまくってはいるけれどそんな姿もひたすら可愛くて…しかもチーズのように割けようとも?お尻まで明け渡してしまうくらいにはとにかく健気に相手のことを心底想っていて、互いに一生添い遂げる覚悟も持っていて。ほんと最高だわ…このコンビたち。
クーポンも使い果たした後だったのに堪らず買ってしまったけれど、後悔ナシ。前作同様、これも何度も読み返すだろう作品。あずを椅子代わりにして調子乗ってるふうの司が可愛い。これぞ体格差萌え。そして…司ママ、弱ってあらぬ方向に突っ走る人間の目を醒まさせる時のキレ方が司と一緒で笑った。これ、遺伝だったのね。
あと、今作にもチラチラ出てきた田名部さん見る度にやっぱり好きだ…と思ってしまう。おとぼけ口もふとした時の真剣な表情のギャップも堪らん…ライバル同士でもある両コンビの続編、切に希望します! -
BLでありSFでありアオハルありの人間ドラマネタバレ2022年2月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 別作品目当てに数回読んだon blueでこの作品も何話かは読んでいたけれど、そんなチラ読みで内容が理解できる訳もなく…今回1巻2巻と通して読んで、ああコレ好きなやつだわ!と。いろいろ詰め込まれてる感はあるけれど、全てがロードムービー風の時間経過の中にあるのでトンデモ設定もすんなりと入ってくる。アニメの「犬やしき」を彷彿とさせつつもそこにはページを割かずサクッと終わらせてるとこが笑えて、かえって良かった。
1巻だけだと律が最低野郎過ぎるというかもっとも嫌いなタイプのクズさでもうどうしようと思ったけれど、2巻に入りその内面の苦悩に触れる中で私も真澄同様、最終的には絆されてしまった。ラストのふたりの後ろ姿の余韻が堪らなくて、並べることでふたりが揃う表紙もまた素敵で。
あと、若く可愛く作品の重要部分の鍵を握ってもいた脇役ふたりのその後が気になって…でもこのサクサクッとした終わり方がきっとベスト。それもあって巻末のイメージカットは本当に嬉しかった。作者さま、ありがとうございます! -
しっかりせいよ、山岡〜!→追記ネタバレ2022年1月22日このレビューはネタバレを含みます▼ ほのぼのオメガバースが読めるこのシリーズ大好きで、単行本にまとまるのを待てるわけもなく今や月イチの楽しみになってるわけだけど、先月からやっと待ちに待っていたたつる&山岡の話に再突入したと思ったら…雲行きが怪しい。。。千昭&虎は幸せいっぱいだし、雫月&雄大の初々しく可愛い話が続いた後だけにこっちも油断しちゃってたけど…いくらα一族からの外圧強しといえども山岡自身の頭の中で「番の解消」の選択肢が一瞬でもチラついてたのが、なんかショック。楽天的なたつるとちょっと考え込みがちだけど優しくてしっかり者の山岡っていうのがすごく良いバランスのはずなのに、たつるもほんのちょっととはいえ頭をよぎってしまった捨てられる怖さから山岡の前で自然体でいられなくなってるし、山岡は山岡で元々抱えていたんだろう脆さが露呈し出してて…心配。このシリーズはどのcpもハピエンしか有り得ないってわかってはいるんだけど…心配。この先、ついに兵糧攻めにあった山岡が、山岡の苦境に気づいたたつるが、おかしな決断に至らないことを祈るしかないなあ。ほんとに山岡が解消とか言い出したなら、芳野あたりに一発ぶん殴ってもらおう…。まあ、しっかり者といえどもまだ10代だもんね。何話かかるかわからないけど最終的には幸せなふたりが見られると信じて見守るしかない。次の更新が待ち遠しい。
→追記:39話読了。さすがのたつる、わりと深刻な事態も深刻に捉えないその強さ!ちょっと安心したかも。あとお珠が可愛すぎて…あの虎似の眉の感じとかふよふよほっぺとか堪らん…見るたび癒される。
→追記:63話読了。相楽・梶、最高!梶くん、山岡以来のイチオシキャラになったわ。物語もこれだけ続くとマンネリしてきそうなものだけど、このシリーズだけはほわほわたまにハラハラしながらいつまでも見ていたい。どのカプにも思い入れがあるから、ちょこっと登場する他カプの幸せそうな様子が見られるのも良き。 -
よこいぬ完結特集&番外編ネタバレ2022年1月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 完結特集、良かった!のばら先生が中盤までBAD ENDも構想にあったと、それがぼんやりと恐れていた結末そのものだったので命拾いした気分。生存endへと導いた諸々全てに感謝。特別寄稿の数々でまたひと味違う3人を拝めたのも幸せ。特に最後の松本ミーコハウス先生の新谷菊池が可愛くてたまらんかった(健気ワンコに魂もっていかれた派…本編長々レビュー済)。で、番外編。「ヤクザのへんなおっさん」については詳細ぼやかすと予想していたから冒頭がっつりトッキー登場に驚いた。これ、本編で須藤さんに特に思い入れの深かった人にとっては蛇足なのか救済なのか…救済だといいな。ちょい草臥れたイケオジ、飄々としながらも失ったほうの目で人の心の奥まで見透かしていそうな鋭さがあり…のばら先生の中でもうキャラとして息づいてる感じがした。薬物依存の治療について、新谷も苦しい道のりを予測して警察、通院、人(きっと芦田先生)の協力を得て…なビジョンを伝えていたけれど、そこはまだ若さゆえの浅はかさというか、春真を小脇に抱えたままで担えるような役割では決してなかったよ。鬱状態に苦しむ須藤さんとそれを優しく受け止めるトッキーの夜のやりとりにつくづくそう思った。春真の更生を側で支えてきた3年後の新谷は自分1人で抱えられるものの限界についてもう十分に理解していたと思うけども。壮絶な生い立ち・環境に傷付き自己肯定感の低くなってしまった人間の生き直しに寄り添うって、その人を全部受け止めて心をほぐしていく時間と度量とが必要と思うんだけど(受け売りからの持論)須藤さんに対し今その役割を担っているのがきっとトッキーで。自らに向けられる好意を未だ同情や傷の舐め合いと捉えてしまう須藤さんのそれは根深くて、でもその部分にも臆せず切り込んでいくのが頼もしかった。抱える闇は須藤さんに負けず劣らずでも、闇だからこそ闇を包んで浄化できる…みたいな。新谷、春真、芦田先生、よしつぐくん、そしてトッキー…須藤さんが今まで関わった人々の中にその幸せを願っている人間は確かにいたよと…トッキーとの日々の中でそれが実感として伝わって笑顔が増えていってくれたらいい。
よこいぬもこれで本当に最後…トッキーの包容力見習って今度こそちゃんとしなよね新谷よ!と発破をかけたくなるくらいには私はそもそも一途攻が好きな筈なんだ…二股男にやきもきするの苦しかった…もう新谷で最後にしたいよ。 -
祝完結!皆に幸あれネタバレ2021年12月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 温かな終着点に心底安堵した。カワイソウ合戦の果ての心中endとか悪い予感に押し潰されそうだったから。狂気の3P…須藤さんに応じる刹那、傷つき涙する春真ともあえて視線を合わせてしまう二股優男←鳥肌モノ。破滅的な状況に興奮を覚える自称クソ野郎な新谷は確かにいた。その闇を目の当たりにしても信じる気持ちを捨てない春真が健気すぎて…盲目な想いも危う過ぎるピュアさもここまで突き抜けると神々しさすら感じてこっちまで涙が出た。新谷もここを境に腹を括った感あり、命懸けで春真を庇い命懸けで須藤さんの逃避行に付き添う。本当に命があって良かったよ…。4巻は春真を想うと苦しくて、でもこの時点で新谷にとっての春真が一方的に庇護する相手から頼り頼られ支え合いたい存在へと変化していると思えたから、待てた。それを誰より感じ取っていたのがある意味ずっと新谷を通してふたりを〔見ていた〕須藤さんだと思っていて、だからこその「敵わなかった」であり春真をも救ったのかなと。
最終巻、3年間プラトニックて…新谷よ…初期のもみあげが雄みがあってお気に入りだったのがツーブロに!と思ったらまさかの聖人モード発動。贖罪・更生を目指す春真を見守り父や兄に徹し続け…一連の出来事で負った心の傷と罪悪感の大きさに気付かされると同時に、どちらをも救おうとした想いは本物だったと。そこは見直した。世の二股男も皆これくらいの代償払う覚悟を持てと思う。で、禊ぎ明け3年ぶりが初々しさ全開で春真に胸の鼓動を聴かせる新谷とか、たまらん。カワイソウに惹かれてる訳でも繋ぎ止めてる訳でもない、真正面から伝え合う「愛してる」に感無量。カッコつけないでいいと言われた側からやっぱり春真の前では王子様やっちゃう新谷くん、好きだ〜。
寄り添い歩くふたりの後ろ姿が微笑ましく、ひとり歩み出した須藤さんの表情も童心に帰ったかの様で先への希望の感じられる印象的なラスト。受け2人が互いの新谷への想いを理解し尊重し合えたからこそ実現した一瞬の集いが、ふたりとひとりに分かれて生きていく彼らの背中を優しく押すものであってくれと願う。皆、どうか幸せに(番外編読了済)
3人の脆さ強さが苦く愛おしく中でも菊池春真が大好きでした。その涙と成長にこんなに心揺さぶられたキャラクター、他にない。のばら先生、有難うございました。この先こそは新谷信じてもう全て託すから…春真、愛し愛され幸せになってね。 -
甘々とツンデレのさじ加減が絶妙ネタバレ2021年12月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作のみ、本編のたぶん3分の2以上はアラフォー元ヤクザ攻めとその戸籍上息子な受けが致している描写の繰り返し…しかもだいたい朝っぱらから、で、攻めは最中もほぼほぼ常にくわえ煙草という笑。なかなかに最低な設定にも関わらず、なのになんでこんなハートフルな気持ちになるのかといったら、もうこれは〝愛〟のひと言に尽きる。実は一途で深い。いわお、せらが18になるのをずーっと待っていたんだよね。普段はツンデレが過ぎるけど、遊んでるふうを装ってるけど、待って待ってやっと手に入れヨメにして、それからはもうせら一筋なんだろうな〜と…指輪、いわおもその後のどのシーンみても欠かさずつけてるのがまた良き。そもそも2歳で出会った時からせらの幸せだけ考えて生きてる男なんだよなと、いわおのその仕草や表情のひとつひとつがそう思わせてくれる。絵も可愛くてせらの突き抜けたおバカっぷりもここまでくると愛おしさしかない。フラッと何気なく飛び付いたお話だったけど、後悔なし。まだまだもっとふたり+1匹の日常を見ていたい。
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兎虎、最高!!!→最終巻後、追記ネタバレ2021年11月24日このレビューはネタバレを含みます▼ キャンペーンでポイントをゲットしたら真っ先に全巻揃えようと思っていて、いざ読んだらもう止まらなくなって最終的に4巻の続きも単話で最後まで買う羽目に。。。極道モノとかなけなしの倫理観が邪魔して設定うんぬんにいちいち引っかかるからそんなに好きじゃなかったはずなのに…1巻の兎虎のチュウ(動物バージョンの)がもう可愛すぎて!!!完全に堕ちた。卯月センセイが可愛いのはもちろんヤーさん野浪が意外性満載で、ちっちゃな兎に覆い被さる裸体も超絶魅力的。気の毒なまでに寸止め喰らいまくるところが笑えるわ切ないわで、でもだからこそ応援したくなるというか、舎弟タカ同様ハラハラとその可愛くもデンジャラスな恋路を見守ってしまった。
これからも繰り返し繰り返し読み返すだろうけどきっと何度読んでも毎回キュンも笑いもほろりも感じることができるだろうと思える、ホント最高で貴重な作品。出会えたことにありがとうと言いたいし、途中困難にぶち当たりながらも完結まで描き続けて下さった作者さまにもありがとうと言いたい。
最終巻(5巻)も描き下ろしとか入っているといいなあと期待しつつ、楽しみに待ちます!→追記。最終巻読了。単話版ですでに結末まで読んでいたけれど、比べるとそれぞれの話のラストとかの卯月センセイの表情とか心の中の台詞にしっかり加筆修正が入っていて、結果、より幸せであたたかな感じに。描き下ろしも良かった。医者とヤクザというこの先も困難が待ち受けていそうな組み合わせなのに、このふたりならそれぞれの仕事や役割にプライドを持ちつつ支え合ってふたりなりの幸せを掴んでいけそうだな〜と。これからも何回でも読み返します。兎虎、永遠に大好きです! -
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終盤の攻めの言葉が印象的。大好きな作品ネタバレ2021年11月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 「お前はもうオレのものだよ」
まだ傷の癒切らぬ身体で、それでも己が今まで身を置いていた世界ときっぱり訣別を果たすべく覚悟を決めた足立が、今の今結ばれたばかりの最愛のひと板橋に残した言葉。その優しい視線と相まって、足立の永年に渡る板橋への想いの深さ強さにハッとさせられる、切ないけど心に残る素敵なシーン。繰り返し繰り返し読みたくなる。戻れば命だってどうなるかわからないような状況で、でも身を引くとか一切考えてないところがなんだかすごく新鮮に思えて、良かった。どこまでも男らしく、しぶとい。そんな足立だからこそ板橋は前向きにその帰りを待ち続けることができたし、最終的にあの三宅さんの心をも動かすことができたのかも…と。友情面でいえば、品川だけじゃなく銭湯墨田も何気にいい味だしてたと思う。4人揃った後日談とか、想像するだけで和む。 -
受けが不憫すぎて、でもそこが可愛い→追記ネタバレ2021年8月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 今1番、毎月の更新を楽しみにしているお話。シゲ…見た目そのままに裏表のないイイ奴なんだろうけど…無神経さが度を越しててちょっと宇宙人に見えてきたよ…(注:4話読了時点)大好きなトビワシオ先生作品の中でも私的No.1に踊り出ようとしてるお話なのでもう絶対ハピエンになってくれなきゃと思っているし信じているけど、この先シゲが与一の気持ちに心底真剣な顔で向き合う瞬間なんてほんとに来るのか〜?って心配になるくらいには軽い、軽すぎるよシゲ。でも3話の最後の表情はなんかすごく良かったんだよなあ。与一の想いが、苦労が、最後にはしっかり報われますように!
追記(6話読了):良かった!シゲの真剣な顔ばっちり見られたし、これ以上ないだろうってくらいの熱烈な告白に感動&安堵の気持ちでいっぱいに。与一がビジュアル的にしっかり男で、だからこそ絡みにも迫力があるのがこれぞBLって感じで好きだな。元々ノンケだったはずのシゲだけどほんとに諸々飛び越えて与一の隣に来たんだなあ…これ、一冊にまとまって書き下ろしでも付いていようものなら、それも買っちゃうパターンかもしれない。 -
表紙の幸せそうなふたりに涙。素敵なお話ネタバレ2021年8月27日このレビューはネタバレを含みます▼ カサイウカ先生の「あとは恋だけなんだって」シリーズが大好きでこの話も分冊版の段階から気になっていて一冊にまとまるのをずっと待っていたから、今回前編の「例えば雨が降ったなら」と合わせてやっと一気読みすることが叶って嬉しい!自分の中で温めていた分もかなりの期待を込めて読んだけれど、裏切らないどころかそれ以上、なんとも心地のよい読後感。四十半ばの、人生の悲哀たっぷりなおっさんふたりが再会後、互いに、過去に、立ちはだかる問題に葛藤しながらも向き合って一緒に生き直していく中でどんどん若返っていくというかスッキリ綺麗になっていくというか…憑き物が落ちるってこういうことかなあと。最後のほうはもうふたりとも可愛すぎて笑顔が天使に見えた。エロは少なめ…というより、終盤にやっと1回的な。互いに人生経験積んでいてもはや身体より気持ちの繋がりを重要視しているように思えた分、余計に気持ちがしっかり繋がってからのソレがより深く幸せなものとして印象に残った。
人が生きていく上で愛情や他者への信頼って大事だなと思わせてくれる、末永く都度読み返していきたい一冊。 -
バンド好きにはたまらない話!2021年8月22日実際、好きな音楽が一緒ってそれだけでも波長が合うって保証されてるような気もする。まあ、それきっかけでノンケ男子がいきなりそうなる?って部分はこの際ちょっと置いておいて。ふたりがふたりとも仕事にプライド持ってて一生懸命で、そういう描写がしっかりあるからこそ、ふたりの趣味嗜好に傾ける熱にもかえって説得力があった。フェスの場面、野外の解放感やらタイムテーブルと睨めっこしながらステージをはしごするワクワク感やら、読んでいるこちらも羨ましくなってしまうような。そんな中でもふたりにとって一回頭が冷える時間があったことが、決して最愛のバンドを前にした高揚感に流されてとかではないんだなと思えて、良かった。
あー、ライブ行きたい。もっとみる▼いいね
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傑作!読んで良かったネタバレ2021年8月22日このレビューはネタバレを含みます▼ りーるー先生好きだけど芸人モノ?どうかな?と敬遠していたことを試し読みの段階で後悔した。業界のことも嫌味なくリアルに表現されていて、登場するそれぞれについても脇役に至るまで人物描写が深い。読んでいるこちらが椎葉と一緒にハラハラしちゃうくらい奔放すぎる男性遍歴を持つ松尾だけど、実は学生時代から秘かに椎葉のことを好きだったのかも、だからこそモーちゃんは椎葉を仲間に誘ったのかな…冒頭で亡くなってるのに、モーちゃんの存在感、影響力が本編通して最後まで半端なかった。完成度は高いし十分に読後感も良いけれど、松尾の想いの深層を含めて、なんだかんだで「ふたりだち」のスタートをきったふたりの相方として恋人としてのこの先をもっと読んでみたくもなった。というか、松尾と椎葉が本編中ではまだ初々しすぎて…絡みの色っぽさという部分ではまほろ師匠に負けるな!がんばれ椎葉!な想いが強い。それだけワンコな椎葉が可愛かった、ということでもあるけれど。続編、切に希望します!
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拗らせおっさんふたりの両片想い、可愛い!ネタバレ2021年7月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好物な両片想い展開に読み始めからそうそうコレコレ!とテンション上がりまくり。乱暴に扱っているようでいて薫が道也をめちゃくちゃ大事に想ってることが序盤からその表情やなんかからダダ漏れてて、作者さん上手いな〜と。クスッと笑える部分あり、ガチムチなのに内面けっこう乙女なふたりにキュンキュンしっぱなし、見守る周囲も良い子ばかりで終始ノンストレスで読めた。最後の薫の囁きはもちろん道也が気にしていたあの言葉なんだけど、それぞれが若かりし頃のふたりの思い出を大事にしっかり引き摺りつつも経年変化を遂げた今のお互いの心やカラダを何より愛してるって感じがほんと尊い。あと、終盤やっとお目見えした薫の身体が美しくて良し!30手前ですらおっさん扱いの作品だってごろごろあるけど、アラフォーだってまだまだ若い!おっさんだって捨てたもんじゃない!!!と思わせてくれた。電子特典もすごく良かったけど、屋上の民から昇格後のふたりのラブラブ話、もっと読みたかった〜。
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男前な受け、最高!!!2021年7月17日読む前、表紙を見て「えーっ、こっちが受けかあ。黒髪攻めが良かったなあ」などと思った自分を殴ってやりたい!そのくらい、男前受けの黒井と執着攻めの白樺のふたりが素敵で…もう絵もストーリーも最高。黒井の場合、もちろん物理的には間違いなく受けなんだけど、精神的には攻めというか、抱かれてるんだけど抱いている…な状況がとてつもなく色っぽい!そしてその分、白樺がやたら可愛く見えてくるのも良い。白樺を側に置くと決断してからの黒井の腹の括り方も半端なくて、潔くて、これは白樺、時也に限らず周りの男子全員惚れてまうやろ〜!と。これからも2巻まとめて愛読すること間違いナシ、がっちり両想い確認後のしっかり墨の入った黒井の背中も拝める続編とか…出ないかな〜、読みたい!!!もっとみる▼
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2ケツって尊い…2021年7月8日「睨めば恋」のスピンオフと知りつつも、堪らずこっちを先に読んでしまった…。遥か昔の小学生時代に紡木たく先生の「ホットロード」にどハマりしチェッカーズの「Jim&Janeの伝説」聴きまくってた身としてはバイク絡む話には相変わらず弱かった。実際の自分たちはチャリの2人乗りで遠出が精一杯だったけど(今のご時世それもNGなのか…)青春だ〜と思い出してはほっこり。あの感覚は特別だから、そりゃあ好きな男の後ろに違う誰かが乗るのを見るのはツラいし寅がモヤるのも当たり前。それにしても男同士の2ケツにこれほど萌える時がくるとは。哲也も寅も足掛け何年足踏みしてたの!!!って感じだけど、それぞれが結局のところお互いを想い続けて意識的にだろうが無意識的にだろうが一緒に生きてく為の土台作りしてきてたんだよなあと思ったら、もうその愛情の深さにジーンとなった。一途が良い。一途が好きだな。BLにハマってからは物語上のすれ違い中のよくある寄り道にもわりと心広く捉えることができるようになってきていた気がしてたけど、たったひとりに操を立てて想い続ける…がやっぱり1番好きだし、すっきりした気持ちになれて良い。その分、成就後はもうこれでもかってくらいラブラブでいてほしい!寅はもう安心していっぱい甘えたらいいよ。幸せになってほしい。ほんと応援したくなる、可愛いふたりでした。
「睨めば恋」にも俄然興味がわいてきたので(あの、ちびっ子可愛かった弟クンが…!)早速読みたい。もっとみる▼ -
初見の人はぜひネタバレ等見ずに本編へ!ネタバレ2021年6月30日このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃ良い!先ずは予備知識入れずに読んで、その後で再度読み返すともう…。お話の温かさとこの作者さんのちょっと独特な絵柄がすごく合っていて感動で胸が一杯に。(例のアレは昔の某映画並みの現象が起こったわけね、とフワッと理解)
読み放題で読んだにも関わらず、これはMY本棚に欲しい!とあえてのR18版を購入。R18版のほうが白抜きにいちいち気を削がれずに済むというか、かえって物語に集中できる気がする。
最終話たかしの「この先何度入れるだろう、いつまで一緒にいられるだろう」が印象的で好き。 -
冬に読みたい!2021年6月23日寒い土地の狭い1Rで向き合って、健気に温め合って、ほんと青春だなあとほっこり。舞台が札幌ってところもなんか良かった。ふたりが通ってるの北大かなあ、とか想像しながら。なんだかんだで時間も機会もある学生時代だからこその悩みでありすれ違いだけど、こういう試練を乗り越えながら絆を深めていく、まだまだ若いふたりの通過点のお話ってことで最後までほのぼのと読めた。大きな出来事があるわけではなく進み方もゆっくりだけど、絵の綺麗さもあってか(特に志真くんのコート姿がいちいちかっこよかった!)すごく印象に残った。
夏に出会ってしまったので、また寒い季節になってほっこりしたくなった時にじっくり読み返したい。もっとみる▼いいね
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純愛!オススメです2021年6月17日一冊丸々表題作。この作者さんの描くキリッと男らしいんだけど優しさのある黒髪攻めととにかく可愛くてかつ健気な受けの組み合わせ、大好き!作品ごとの顔の区別は見事につかないんだけど、攻めの表情が毎回いい。ちょいタレ目なのも好き。
特にこの作品は爽やかさと切なさのさじ加減が絶妙。
高2の話がメインだったから卒業までまだ大分あるよ〜…?と途中心配にもなったけど、要の純粋な想いにすごく共感できたし、こちらの期待を裏切らず最後まで誠実を貫いた名取先生が本当かっこよかった。大切な人の大切な時間を壊したくない、大事にしたかったからこそ早めに伝えた「待つ」という決意だったんだろうなと。もっとみる▼ -
淡白な(はずだった)攻めがいざ執着したら2021年6月15日「俺しか知らないカラダ」(色っぽさが本当に素敵な作品なのであえてのR18版購入済)の続編。初っ端から、もう良平のベタ惚れ感が滲み出ていて可愛い。
最初こそ、作者さんの絵柄が綺麗で洗練されているがゆえに特に良平が全く学生に見えずあまりに隙なさすぎで好みのお話とは違うかな〜と思ったけれど、幼少期から親の都合で転校を繰り返し…結果、無執着な人間に…なバックボーンを知って一気に共感してしまった。自分もそうだったから思うけど、これって子どもにとっては一種の自己防衛で、数年おきに来る別れにいちいち傷つかず新たな環境に馴染むためには必要不可欠な素養。良く言えばcool、悪く言えばどこか冷めてる。でもだからこそそんなふうに育った人間が成長して環境や友人、恋人を自由に選択できる立場になった時には、小さい時に無意識に抑圧してきた分、ハマったら最後その執着は果てしないものになるような…。その分、上手くハマれば長〜く持続できるわけなんだけど。とことん可愛い天然魔性な悠馬くんが今後いかにして良平のその実は強く根深い独占欲を受けとめていくのか…多少の波乱はあってもいいけど、基本的には甘々幸せなふたりを希望!もっとみる▼ -
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不自由な環境が恋を育てる2021年5月25日男子寮にこんなにゴロゴロcpが?…とは思うけど、決して爛れた雰囲気ではなく、皆それぞれが学生らしく部活に試験にバイトにって頑張りながら一途に恋してて、すごく可愛い。一押しはやっぱり仁木&矢澤のふたりかな。2人きりになれる時間・場所を確保するための葛藤・努力が健気でいじらしくて応援したくなる。にしても、いつ寮長やら友人やらが入ってくるかもわからん鍵の掛からない部屋て…スリリングすぎるでしょ。もっとみる▼
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オメガバースなのに読後感ほっこりネタバレ2021年5月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 1cp目の山岡といい2cp目の虎といい、攻めの優しさ&温かさが良い。オメガバース設定特有の切なさは勿論あって、でも悩むΩに対してα側が不器用ながらも思いやりと愛情を遺憾なく発揮してくれているから安心して読める。Ωの宿命に抗えずαの親友とも…なたつるを探しにきた時の山岡の、表情は悲しそうだけど責めるでもなくただ優しく寄り添っていたのがもうほんとに切なくて、大好きになった。
コミックス版を繰り返し読んでるけど先が気になって今や単話版も毎月購入中。この作者さんの描く身体…線が細すぎず男の骨格のがっしり感はちゃんと残してて、受け攻め双方ともに綺麗で魅力的。特にお尻が丸くて可愛くて好き!
山岡&たつるcpがしばらくフィーチャーされていないのが寂しい。番になってからのふたりのエピソードとか、また読みたいなあ。 -
巡り合わせの妙2021年5月21日「ワンダー・ボーダー」が好きすぎて、だからこそ失意の夏朗さんにも幸せになってもらわなくちゃ寝覚めが悪いわ〜くらいの気持ちで読み始めたら、もうこれでもかってくらい数々の試練が待っていて…でもおかげで前作の手痛すぎる失恋を経て強くしぶとくかっこよくなった、諦めない夏朗さんを見ることができて満足。和秋派の私も思わずグラっときた、今作の夏朗さんのあのなんともいえない色気は梅雨彦くんだからこそ引き出せたものなんだろうなあ。
最後の、雨の街頭での洋春・和秋との一瞬のニアミス…幸せ一杯な夏朗さんを見とめた洋春も幸せそうで…その側に当たり前のように和秋がいて…大好きなシーン。毎回、この部分はアプリで見開きで読みたくなる。夏朗さん市役所勤めだし、洋春たちも地元に愛着あるようだし、慣れ親しんだ街でこの先もたまに小さなニアミスでも繰り返しながら、それぞれに幸せに暮らしていってほしい。もっとみる▼いいね
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作品中に漂う団地独特の空気感、好きネタバレ2021年5月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 旦那さんが結婚する迄ずっと団地暮らしだった(今作の明くんの立場に酷似)のもあって、忍の弟への想いに心底じんわりしてしまい、団地の外観から外廊下や階段、やたら狭い居室、いかにも素朴で小さな公園…ひとつひとつの描写がリアルで懐かしくて、前作「青春エンドロール113」に続き終始共感し通しだった。今作のほうをより推したくなるのは、忍と夏喜の関係性が前作の純粋かつ本能全開的なものから少し落ち着いた、でもより深いものに変わった気がするから。
家族想いで、自分の夢やらやりたい事やらを突き詰めて考える時間も余裕もないままとにかく働かなければならない自身の立場を嘆くこともなく、今ある場所で精一杯将来に繋がる道を模索しようとしている忍、つくづくかっこいい。そんな忍の生き方、忍と夏喜が大事に育んできたふたりの絆、そんな諸々をノビ多くんも認めたからこその、あのエンドロールのサプライズだったのかなと。
まだまだこの先いくつも試練があるだろうけど(いつの日にかぶち当たるであろうカミングアウト問題含め)支え合いながら乗り越えていくふたりの幸せな後日談が読みたい、ください。 -
お気に入りの作品、お気に入りのふたりネタバレ2021年5月5日このレビューはネタバレを含みます▼ これぞ、ほんとの腐れ縁。もう、とにかく単純に、どうしたって忘れられなかったんだろうなあ…お互いに。
浮気肯定派ではないし夏朗さんのような実直誠実な人が傷つくのを見るのは辛い。これは賛否分かれるだろうなとも思うけど、ふたりとも初っ端からお互いへの必死な想いが滲み出ていて、気付けばふたりの復縁を願い祝福したい気持ちになってた。
和秋は言葉足らなすぎマイペースすぎだけど、本人も洋春との再会を経てやっと自分のそういう部分を自覚して、自己完結せず相手に伝えることの大切さに気付きつつある模様。飄々としてみえて実は健気なところもあったり、コレに全力で奪いに来られたら元々気持ちの残っていた洋春はそりゃ抗えないわ…と。
あと、洋春のあえてのそばかす、可愛かった。ホクロ好きは自覚していたけど、そばかす男子も良いな〜。
電子限定特典のベランダでのやらかしもふたりが可愛くて、好き。こういうやりとりを繰り返しながら、たまには訪れるだろうすれ違いや誤解を埋めて埋めて、今度こそ離れずに腐れ縁を貫いてほしい。続編「オーバースコール」の夏朗さんともども、本当に大好きなひとと仲良く、末永くお幸せにっ。 -
良質な映画を観たような読後感2021年5月4日新刊が出たのを機に一気に読んで、結果的にそれが良かったと思う。読みはじめに野末さんタメだ〜と気付いて以降、余計に応援したくなってしまったのもある。
続編では相手が大事だからこそ足踏みしてしまう野末が切なくて。友人たちよ、ナイスアシストでした。
終盤のある決断がとても現実的で、だからこそこのふたりなりの、この先もちゃんと続いていく未来が見えたような気がしてスッキリした。
それぞれの家のインテリアの描写も気取り過ぎず、でも素敵で、そういう視点から見ても楽しめる。
全体を通してものすごく雰囲気のある作品。大好き。もっとみる▼いいね
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幸せとは何か2021年5月1日STAYGOLD1巻目に番外編が載っていて、そこから来て見事にハマってしまった。秀良子先生の描く世界観、すごく好き。
「かわいい」と言われて顔を真っ赤にしちゃう八代、ほんとに可愛い。それに結果的にではあるけど、見る目ある。百瀬という男の子はきっと間違いなく原石だから。誠実で優しくかつ周りに振り回されない価値基準をしっかり持ってる。
不特定多数の誰にどう思われようが自分の気持ちに素直に生きて、しかもこの世でたったひとり、自分の一番大事なひとがそれを肯定してくれて「かわいい」「好き」って言い続けてくれるならもうそれ以上の幸せはないんじゃないかな。末永くその幸せを願いたくなるような初々しいふたり。大好きな作品。もっとみる▼いいね
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一緒に生きるということ2021年4月30日もう何度となく読み返してる。内容、絵ともに秀逸。キャンパスライフ特有のワイワイふわふわした空気感もリアルで良かった。水族館のシーン、切なくて大好き。
直人と太一はゲイのカップルというより、お互いに唯一無二の存在がたまたま同性だったというふたり。前半、自分たちは家族になれない、という想いが本人たちが自覚している以上に重くのしかかっていたように思えたけれど、でも、子育てだって結局のところ係る時間ほんの10数年で子どもはあっという間に大人になっていくわけで、長い人生考えたらパートナーとふたりで過ごす時間のほうがきっとずっと長い。「恋人であり親友である」くらいの関係性の相手じゃないと一緒に生きていくのは難しい、というのが持論なので、その点、直人と太一は時にぶつかり合いながらも良い関係性を築けていっていると思った。
当て馬というには見た目と違いその引き際も含め爽やか過ぎるくらいに爽やかだった仁科くん。彼にも幸せになってほしい。いつかスピンオフで読めたらいいな。もっとみる▼ -
この作品に出会えて良かったネタバレ2021年4月30日このレビューはネタバレを含みます▼ BLにハマってまだまだ日が浅いけれど、この作品が今だけでなくこの先もずっと自分の中でのNo. 1なんじゃないかと思ってる。BLの枠にとどまらず、ひとつの家族の物語として読むことができた。その都度描かれる菊花ちゃんの成長が愛しかった。
「優士と駿人」優士のちょいくたびれた感じ、はらっと落ちる前髪とかいちいち好きだわ〜と思いつつ、最初の段階では叔父と甥て露ほどの希望もないのでは…と思ってしまっていたけれど、歳月を経ていく中で優士自身が自分の中の想いと向き合い、葛藤して苦しんで出した答えが最終的にhappyなものであってくれて良かった。一途に想い続けてきた駿人のためにも。男の子の13歳からのその先ってほんと細胞爆発って感じに成長・変貌を遂げる時期だから、片や既にいろいろと限界見えてくるお年頃に差し掛かっていた優士が、その成長を驚きつつ喜びつつ、どこか焦燥感も抱いてしまって…みたいな部分、すごく共感できた。6巻半ば、弱りきった優士が思わず本音を吐露する場面は読んでいて、まさかのほんとに泣けてしまった。
「コウと日高」こっちのふたりの行く末も先のふたりに負けないくらい、気になってる。実際、4巻はふたりの物語だった。「色即是空」笑えた。「何も知らずに100年生きるより」って…日高の想いが終始切ない。最終巻の最後、コウももういい加減自覚したのかなとやっと思えたけれど。魂のかけら、とか言ってしまっている時点でそういうことじゃん、と。続編があるとのことなので、動き出すコウに期待したい。また日高の心の声を読みたい。今はまだ、何を思ってあんな日々を送っているのか、心の内がわからないから。どうかどうか、幸せになってください。
追記…作中に出てくるスマパンの名曲、最近また聴いてるけど、聴く度に日高の涙を思い出しては切ない気分になる。これ、もう私の中では完全に彼のテーマ曲みたくなってしまった。キラキラしてみえた初恋の子から教えてもらった曲がこれとか…日高少年の、一気に世界が開けた感じというか、光を見つけた感じというか、わかる。青春。だからこそ、彼にとっての切ないままの曲で終わってほしくない。 -
心がじんわり温かくなる2021年4月29日「僕のおまわりさん」シリーズ通して好きだけど、特にこの2巻目は祝同棲なだけあってラブ度も増してそれぞれの相手への気遣いとか思いやりも端々に感じられて、大好き。
誠治くんは中年ぽっこりお腹(笑)だし、晋ちゃんはやたらとガタイが良く、お互い髭やらすね毛やらしっかり生えてるいかにも男なふたりが…って、綺麗めBLとは違って男同士という部分を生々しく感じさせられてしまうかと思いきや、これも作者さんの力量なんでしょうが…不思議とものすごく爽やかな読後感だったり。誠治くんがいちいち可愛い。
飼い猫ちゃんも良い味出していて、ほっこりしたい時に読み返したくなる作品。この先のふたりの話も楽しみ。もっとみる▼いいね
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諸々曝け出し甘えられる相手がいるって幸せネタバレ2021年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品はとにかく1ページ1ページの情報量が多くて、読後の満足感が半端ない。「挫折しボロボロになった牧野さんを持ち前の優しさと包容力で再生させていく清宮さん」という前半からの、「立ち直った牧野さんが過去散々その優しさを利用されあげくにポイされ続けてきた清宮さんのトラウマをも堂々と受け止め恋を成就させる」な後半に至るふたりの葛藤と成長の過程が丁寧に描かれていて何度読んでもその都度発見があるというか…ほんと飽きない。
それぞれに思い切り恋を自覚する際の描写があって、その表現が独特なのだけどすごく印象的で大好き。
福くんの続編の中でこのふたりの数年後が垣間見れたら嬉しいなあ。楽しみ。 -
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いちこちゃんとおとやんに幸あれ✨ネタバレ2020年7月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は公認不倫て何?と思ったし、そうまでして夫婦関係を継続する意味あるのだろうかと違和感しかなかったけれど、読めば読むほどいちこちゃんやおとやんの葛藤や弱さや根底にある相手への捨てられない気持ちが伝わってきて、いつのまにかふたりを応援したい気持ちになってた。
形式上一度離婚して区切りをつけることがこの「夫婦」にとっては必要だったのかもしれない。またふたり並んで歩んでいくんだろうなと思わせてくれるラスト、良かった。ホッとした。
この先は想像するしかないけれど、美月さんとの再会・対話を経て呪詛から解放されたおとやんと素直な気持ちを表せるようになったいちこちゃんなら、もうソレにこだわる気持ちが薄れた分、今後は自然な流れとして男女としての関係も徐々に取り戻していけるんじゃないかな。ふたりの幸せを祈ります! -
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だんだんとリアリティが出てきたかなネタバレ2020年5月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻目の段階では7年も?…ちょっとおとぎ話が過ぎるかなとか思ってたけど、読み進めるにつれてわかるわかる!という共感が増してきた。
産後の、自分自身ではどうにもならない気分の変化、不安や葛藤、物理的な育児の大変さ。それらに対して相手が自分と同じく向き合って、きっとたくさん我慢もしつつ、でも優しさや頼りがいを常に感じさせてくれた、そういう期間があったことが何年も経過した今でも夫婦の信頼の元になってると思うから。そのことを改めて思い返させてくれた才川夫妻に感謝。いいね
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人生はまだまだ長いのだから…2019年11月27日もう無理なら陽ちゃんには手放す勇気を持ってほしい…。
読みながら、自分も乳幼児子育て真っ最中は母モードからの切替が上手くできずに、行為はしたくないけど側にはいてギュッとしててほしい…みたいな、相手にとってみたらたぶんかなり理不尽?なことを考えていた期間が確かにあったなと。だから、陽ちゃんや新名さんの奥さん側の気持ちも少なからず理解できてしまう。今は夫婦ふたりの時間が大事で、なくてはならないものと思えるので、唯一のはずのパートナーに異性として見て貰えないというみちや新名さんの陥った事態の切なさ・残酷さもわかる。
登場人物それぞれの想いがリアルで複雑で単純には割り切れないところがこの物語の良さで、毎回引き込まれる。4巻も楽しみ!もっとみる▼ -
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可愛い2019年10月31日序盤ですっかり蓮次に魅了されてしまい、最新巻まで一気読み。もっと引っかかるかなあと思っていた蓮次のオネエ言葉も全然気にならなかった…というよりむしろ心地よい。主人公たちの恋愛だけでなく、兄弟愛や家族愛が散りばめられていて、読んでいてもキュンキュンとほっこりがかわるがわるやってくる。この先も楽しみ!もっとみる▼
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名言!ネタバレ2019年10月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 村田さんの 人生はあがいてやっとトントン、動かなければ落ちていく のひと言が印象的だった。登場する女子がなんだかんだ皆タフで、ドロドロするかと思いきや意外と爽やかな読後感✨
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初めて同士2019年10月30日で、もうこのまま添い遂げよう!という勢いの純粋なふたりに共感。お互い相手の気持ちはわかりきってるはずなのについ不安になって悩んでしまう、みたいなモダモダは学生時代を思い出すけど、このふたりはとっくに社会人なんだった…でも、そんなところも可愛いかな。もっとみる▼
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大人の純愛ネタバレ2019年10月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 夫婦でも、互いにどんなに想い合っていても、いつまでも男女で居続けたかったら、努力と適度な緊張感が必要。最終的にこの部分はすごく共感できた。
タイトルで判断して最近まで読まずにきたことを後悔。中盤の昼ドラ展開?は辛かったけれど、13巻まで全て読んで、これは純愛モノだったんだなあと。
終始、一樹が一途!無意識下でも一途(笑)で良かった。だからこそ親友との一件はウーンと思ってしまう。3人の長年のちょっと特殊な友情が極まった結果だったのかな…と。漫画だからこそ成立する、これはこれで美しいエピソードと言えなくもないかな。いいね
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表紙に惹かれて→追記ネタバレ2019年10月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 最新巻まで一気読み!
この表紙の絵が不器用な大人3人の関係性の全てをあらわしているような…そうだったらいいな。
→追記。31巻時点。なかなか決着つかなそう過ぎて、のんちゃんパパ推しな分だけこれで理事長endだったら辛いわ〜と一旦読むのを止めて…もうどれだけ経ったんだろう。最終的にのんちゃんパパendならば気を取り直して全部読もうと思って待っていたけれど。…さすがに長いなあ。
→追記。41巻時点。長らく購入はしていないが読み放題にて。結末見えてきたみたいですね、うーん、残念。理事長が人気でたから当初の結末を変えてしまわれたのかなあ…とも思えてしまう。だってこのまま終わりならのんちゃんパパの存在、そもそも必要だった?理事長とゆりこ先生の韓流ドラマ風ストーリー、だけでよくなかった?最初に表紙から感じた印象、間違っていたのかな。あと、年配の人の描かれ方が…デフォルメなのわかるけどあんな等身になっちゃうの?年取ると…可愛いの通り越して毎回そこはちょっと悲しくなってしまった。
レビューって取り消せないのよなあ😩…評価下げるしかないのか。最初にレビューしてから4年近く経ってる…4年待ってこれは辛い。三角関係の話は読む前によくよく考えなければ。