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vamさんのページ|漫画の感想・口コミも業界最大級!シーモアレビュー
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ERR_MNG
レビュー
今月(10月1日~10月31日)
レビュー数0件
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シーモア島


投稿レビュー
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純真無垢な愛の物語に感動の拍手をネタバレ2025年1月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 出会えて良かったと心から思える作品に巡り会えました。こんなにも心が震えて泣ける作品は、滅多にありません。
宇迦之御魂神さまに使える眷属のお狐様の三珠さんが、人間の暦くんに恋をした種を越えた素敵な素敵な物語です。
三珠さんの真っ直ぐでひたむきな想いは、読み手も感情移入して応援したくなります。
眩いばかりの三珠さんの笑顔は、そのピュアな心そのもので、茉白先生の絵の美しさに魅了されます。とにかく三珠さんが可愛いくてたまらないのです。
種が違えども、暦が三珠さんに惹かれて行くのもナチュラルで優しい世界に引き込まれて行きます。
人間を愛した三珠さんの覚悟が胸を打ち、涙が溢れて止まりませんでした。
永遠の命や神の元での地位より、数十年暦と生きられる人生を選んだ三珠さんに涙、涙です。なんて尊い愛でしょうか。
そしてもう一つの深い愛がありました。
宇迦之御魂神さまの愛。幼い頃から三珠さんを可愛がっていた宇迦之御魂神さま。きっと手離す事は寂しくお辛い事だったでしょう。それでも、三珠さんの幸せを願って手離すされた。手離すのも愛。見守って行く事も愛だと思いました。もうこの二人の絆にも涙が止まりませんでした。
この作品には愛が沢山詰まっています。
そして…茉白先生の物語の内容も勿論、構成、伏線の回収が素晴らしくて感動です。
三珠さんと暦との出会い、三珠さんが大事にしている赤いマフラー、解き明かされた二人の運命にまたまた涙が止まりません。
何度読んでも泣けてしまうし、その繊細な心理描写も本当に素晴らしく、この物語に出会えて幸せです。
茉白先生の絵の美しさは等身大のキャラにも、小さくなった三珠さんにも描かれています。
小さな三珠さんがめちゃくちゃ可愛いくて、可愛いくて萌えの嵐です。むちむち、ぷにぷに、たまりません。ぜひ読んで下さい!
大好きな作品が沢山の方に読んで頂けましたら、この上ない幸せです。 -
エロ可愛い❤ネタバレ2023年9月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 今、ハマっている大好きなおんせん先生の作品で、元々はpixivに掲載されている短編作品です。時々、X(旧Twitter)で単発で2人のエピソードも見られます。
今回、商業化で『pink.』が発売されて、とても嬉しいです。単話25ページです。
幼なじみの誰にも内緒の秘密の恋。
髪色をピンクに染めた貴ちゃんの訳を知ってるのは、幼なじみの陽太だけ…
2人の間に築かれた絆がとても素敵で、貴ちゃんが陽太を大切に思う気持ちにキュンとします。
君は僕のピンク。
2人だけでいる時間が幸せな一時であって、好きだから触れたい、肌を重ねたいと思うのも自然です。
可愛い顔した陽太がエロさを滲ませていて、とてもエロ可愛いです。(学校なので最後まではしてませんが)
この2人、もっともっと見たいです。 -
面白くて何度も読み返してますネタバレ2023年8月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 分冊版から追いかけて、まとまるまで待ってました。やっぱり面白い作品は、途切れる事なく一気に読んだ方が更に感情移入しやすくて、楽しめます。
良縁と悪食もとても面白くて、テンポがよく展開して、あっという間に読み終わりましたが、読後感は大満足でまた読みたくなるというループです。
執着系溺愛ラブコメが最高でした。卑屈オタクの一木のお見合い相手が、まさかの憧れのハイスペ小田島。
グイグイ押して来る小田島に対し、とにかく卑屈一木のリアクションがいちいち面白くて笑ってしまいます。好意を持つ小田島に押されていく間に、一木の好きという感情も、期待してしまう気持ちも膨らんで行くのが手に取るように伝わって来て、恋する一木がとても可愛いです。反面、我に返って現実を見る一木の思いがまた切なくて、胸にツキンと来ます。一木のいじらしさに、感情移入しながら読んでいました。
一方、小田島の印象はイケメンで好みがドンピシャのいい男。ですが、何か魂胆でもあるのかしらと疑心暗鬼になるような感じでした(笑)
小田島の執着した思いを持ちながら、徐々に一木を囲い込んで落とす思惑は見事でした。そのルックスとスパダリ感とエチでメロメロにさせるハンター小田島。一木にメロメロにされている事もまた然り。
割れ鍋に綴じ蓋のような2人は最高のカプでした。
ボーナストラックも電子おまけも面白かったです。 -
最高の続編ネタバレ2023年3月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 続編の単行本が発売されましたが、発売まで我慢出来ず分冊版で読んでいたので、こちらにレビューします。
オープンゲイの黄海とクローズの鎮。
前作で恋が実った2人の恋人編が最高でした。
1巻でゆるい黄海に驚きましたが、時間を置いて再読してみると見方も受け止め方も変わって、ただただ黄海の健気さや一途さが可愛いくて仕方なくなりました。
その黄海とクローズな鎮のお付き合いでは、どうしても隠さないといけない2人の関係。
我慢する、我慢させられるという受け止め方ではなく、お互いに相手を思いやって歩み寄る2人の姿が素敵でした。相変わらず黄海は鎮が好きだから、我慢させられているという感覚ではないんだろうと思います。う~ん可愛い。
多くを語るイメージのない鎮もまた、黄海を気遣い時折見せる優しさがたまりません。
そんな2人の間に石ころ投げて波紋を起こすような男コウスケが登場する2巻。
オープンゲイであるコウスケの気持ちもわからないではないけれど、2人を巻き込むのは違うし、黄海を心配したとしてもやり方が間違っている。
コウスケの乱入によって、鎮の想いが語られて黄海の事をどれだけ大切に想っているかひしひしと伝わってきた。
手を繋ぐシーンは感動でした。
2巻めっちゃ良かったので、またその続きが見たくなる2人でした。 -
末長くお幸せにネタバレ2023年3月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 35ページ短編読み切りです。この短いお話の中に、テーマとタイトルの意味がきちんと描かれていて満足感十分、さすがのよだか先生お見事です。
同姓婚が認めれた世の中。付き合って七年の英二郎に、意を決してプロポーズした豊寿…
晴れて夫夫となった2人だけど、どうしても結婚したかった豊寿に比べ、英二郎の結婚に対する温度差が見えた気がしました。
親や周囲の反応、世間体…気にならないと言えばウソになるかもしれないですね。
それでも結婚出来て嬉しい豊寿。
英二郎が語り出した結婚を決めた理由…
その理由に見えた深い愛に涙が溢れて来ました。
一生一緒に添い遂げたい想いが胸に響きます。
『100年先までいっしょにいたい』素敵なタイトルです。 -
可愛い恋の予感♥ネタバレ2023年2月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 末広マチ先生の最新作が大盤振る舞いで、第1話無料で読めました。
告知やあらすじなど、前情報を入れずに読んだらすごく面白かったです。
思わず「へっ!?」て声が出たほどです。
とても面白展開で、1話から楽しめましたよ~。
彼女が出来たけど、超奥手でぴゅあっぴゅあなために振られたというDK熊井くんが可愛いんです。
そして、友達とわちゃわちゃしてるDK達が楽しそうで可愛いです。
その熊井くんの勘違いから始まるお付き合い。
私もえっ?何?どうゆう事?ってなりました。
なるほど、そういう事か、面白い。
熊井くんのお相手となる笹原くんがすんごい美男子で、綺麗な顔で爆モテくん。
モテて来たとしても、普通に恋がしたいと言った彼の表情が美しく印象的でした。
さぁ、どんな恋になって行くのか楽しみです。 -
作品紹介文(あらすじ)が詳しすぎる(笑)ネタバレ2023年2月18日このレビューはネタバレを含みます▼ なゆた先生の人外ケモ耳って新鮮で期待値が高いです。まだ1話ですが、面白い予感しかないです。
亜人と人間が共存する世界。
狼男と吸血鬼のミックスとして生まれた煌。子供の頃は、人間の幼なじみと仲良くしていたが……
なぜ人間嫌いになってしまったのか、人間を避ける理由はどこにあるのか…そこが物語の焦点でとても気になるし、物語に入り込んでしまえる序章です。
仲の良かった幼なじみとも疎遠になった煌と、その幼なじみ・樹との再会。幼なじみで再会BLって萌え要素の一つですよね。
頑なな態度の煌と昔から変わらず煌を慕う樹。
2人の温度差の原因は何なのか…
ずっと煌を探し続けた樹の想い…
まだ1話、気になるところばかりで、続きが早く読みたいです。
あらすじというか、作品紹介文が詳しくて、それを読んでしまうとあぁ、なるほど…とわかってしまいます(笑) -
萌えきゅんです♥ネタバレ2023年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなおんせん先生の新連載。
可愛い絵柄で、細かいところも丁寧に描かれる先生の作品がとても好きです。
キャラもストーリーも可愛いし、ただ可愛いだけでなくえっちで萌えが散りばめられています。とにかくエロ可愛い。まだ2話なのですが、期待してしまう先生です。
今回は、幼なじみ同士のDKたち。
兄のせいで彼女に振られっぱなしのヨシ。
幼なじみの律希と組んで、律希と付き合うと嘘をつき…
このヨシが柴犬の子犬のように可愛いんです。
くるくる変わる表情豊かなヨシを見ているだけで楽しい。
そんなヨシと付き合うふりをする事なった律希は、クールなイケメン。
付き合うふりだけのはずが、グイグイ攻め出すのが見ものです。
流されるようなヨシはチョロさが心配www
そして、気になるのが、ヨシの兄のテル…
ヨシの告白に納得してるのか、疑いを持って見てるのか何か考えてそうで不気味です。
律希もまたヨシに対する感情が溢れ出してきたような展開に目が離せません。
付き合うふりのはずの2人…
ヨシも意識し出して、その心情の変化に注目です。 -
めっちゃ笑いましたネタバレ2023年1月4日このレビューはネタバレを含みます▼ Twitterで初めて知ったアヤノソーダ先生の初コミックです。
夜中にふふっと笑い声を漏らしそうになって、必死に声を抑えながら読みました。
女遊びが過ぎて親に田舎の男子寮のある学校に入れられた暁。男ばかりでうんざりかと思いきや、美人なクラスメイトの澄人にドギマギ、しかも寮の同室とは…
美人な澄人に嫌われないように、反応してしまう息子を抑えるべく奮闘する暁のいちいちがとても面白いです。
ただただ暁と仲良くなりたい澄人の無自覚な煽りと暁の下半身の暴走との攻防戦に笑うしかないです。
性春真っ盛りなDKのわちゃわちゃを楽しめますが、恋の甘さを期待するにはまだ未知の展開…
なんとなくらぶめいた雰囲気の匂わせがあるようなないようなwww
この先の展開に期待したいところです。
周りの登場人物も個性的で、2人を上手く引き立ててくれて楽しいですよ~。 -
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エロさ際立つ由元作品♥️ネタバレ2022年10月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな由元先生の新連載で、我慢出来ずに購入しました。現在、連載中の『五百路准教授の密かな愉しみ』もスタートダッシュからエロさが発揮されていますが、こちらも1話目からえっちぃです。
以下、ネタバレです。
友人にもらった怪しげな恋のおまじないグッズを試してみる朔。儀式は密やかに行い、誰にも見られてはいけないはずが…
褐色肌の銀髪イケメンに見られた朔。
怪しげな男に身動き出来ず…
銀髪男にされるがままの展開に背中がゾワゾワして来ます。
耳です!耳を攻め立てられた朔を見てるだけで、ほんとにゾワゾワ、ぞくぞくしました。
指は秘境へと入り解しながら、舌は耳を攻め立てるって…もう1話で鼻血もんです。
あれよあれよという間に、ズプッとインされる朔ですが悪魔の手際の良さが抵抗する間もないほどに、流されて行くのもやむ無しって感じでしょうか。
作品紹介にある『悪魔が与える溺愛』気になる言葉です。
どんな風に溺愛されるのか期待が高まります。
由元先生の描かれるエチも見所たっぷりなので、楽しみです。 -
1話目からえっちぃぞネタバレ2022年10月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな由元先生の新連載、レビュー1人目は緊張するなぁ。みんな読んで欲しいです。
この読者レビューもそうですが、誰が見てるかわからないですよね。通販サイトのレビューが引き起こすラブエロなお話で、1話を読了しましたが既にエロさが溢れて、展開も面白いです。
大人のオ*モチャのレビューを書いた人を知ってしまったら…
そのレビュー内容が官能的で、想像する姿がとてもエロく描かれています。由元先生の描くエチエチなシーンが綺麗かつエロさ抜群ですね。残念ながら修正は白抜きですが、アングルが読み手を煽ります。
秘密を知ってしまった大学生・須賀井と、バレてないと思ってる准教授・五百路。
この先どう展開するのか楽しみです。 -
読後感ワクワクネタバレ2022年9月11日このレビューはネタバレを含みます▼ こん炉先生の婚活ラブコメ、めっちゃ面白くて1話からハマりました。
同性婚が認められた世の中で、婚活に失敗ばかりしてる卑屈オタクの一木。結婚に希望を見いだせないけど、恋心は別物のご様子です。
同僚のハイスペックなイケメン小田島に不毛な恋心を抱いているが……
この二人のキャラがそれぞれとても魅力的なんです。
小田島のイケメンぶりは言うまでもなく、ドキドキさせられるカッコ良さ。でも嫌みがなくスマートです。卑屈な一木にも分け隔てなく優しく接するけれど、なんだろ?なんか引っ掛かるのはなぜだ?
一方の一木は、小田島とのやり取りで事あるごとに、絶妙なリアクションを見せて楽しませてくれるこん炉先生です(笑)表情豊かで、とても可愛い人。
母親を心配させたくなくて、お見合いをする事にした一木が向かった先にいたのは…
一木とのお見合いと結婚に乗り気な小田島に困惑する一木ですが、そのいちいちが面白いんですよね。
なぜ小田島は見合いを申し込んだのか?
話のやり取りの中で気になった小田島の結婚観。
何か思惑があって見合いをしたのか、何かスッキリせず小田島が気になります。
小田島に強引な提案を勧められて、あれよあれよといつの間にかルームシェアする事になって、話の展開もテンポ良く進んであっという間の1話でした。
すごく面白かったぁ~。
早く続きが読みたいです。 -
最高のスタートダッシュネタバレ2022年9月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなよだか先生の新連載スタートにワクワクしています。過去作品どれも素晴らしいので、新作も楽しみにしてましたが、やはり期待を裏切らない素敵な作品です。
獣人と人間が共存する世界。
目つきだけで人生を損してきたような快晴は、親無し、金なし、宿無しのないないづくし。
住み込み条件で、快晴を雇った探偵事務所の所長・慈雨はホワイトタイガーの獣人。表紙絵の慈雨がホントに美しいホワイトタイガーで、雄々しさも感じられてカッコいいし、体格差もいいですよね。
その慈雨と暮らす小さな獣人の子供・結ちゃんも可愛いんです。どうやら慈雨にはワケありな背景があって気になるところです。
見た目の威圧感や仕事を選んでいるようなところも、客商売にはきつい気がしたんですが、実際には人を見極める力や優しさを持った素敵な獣人さん。
引き受けた依頼案件の話では、じ~んとうるうるするような心温まる話で、とても良かったです。
見た目で損してきた快晴も、人を見た目で判断した事を反省するいい機会になって良かったです。
この2人がどう変化して行くのだろう…と思うところで動きが見えてto be continued…
早く続きが見たくてウズウズしています。
とても良かった第1話。この先の期待が高まります。 -
全力で応援します。ネタバレ2022年8月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きなtacocasi先生の世界。今回は小さな王国の皇子の従者×従者の物語です。
現在第2話まで。もう少し先を見てからレビューを書こうと思っていましたが、予期せぬ事態が発生し、やむを得ず2話までの感想となりました。
地位と権力を得る為に出世を目指す美貌の文官・烏堂。この烏堂さまが黒髪ロン毛の素敵なお方。作品の告知イラストなどホントに美貌の青年です。
ある日、烏堂を妬む輩の計略にハマり、左遷させられることに…
新たな任務についたのは第4皇子の側付きで、変わり者の皇子と護衛武官・兎太と3人で旅に出るという展開です。
皇子宇斗のキャラも変わっていて気になるし、護衛武官・兎太はガタイがでかくて傷だらけの武骨な男だけどカッコいいんです。
魅力的なキャラばかりで楽しみしかありませんでした。旅も始まったばかりで面白い予感しかなかったんです。まだ恋も芽生えていません。烏堂さまと兎太がどのように恋に落ちるのか、とてもワクワクしてました。
ところが、NUUDE編集部の突然の休刊が発表され、作家様方の連載が中止せざるを得ない状況を余儀なくされてしまいました。
とても悲しくて辛い事が起きてしまいました
tacocasi先生の作品はまだスタートしたばかりで、大変ショックでした。
読者以上に、心を痛めていらっしゃるtacocasi先生のお気持ちを考えると辛いです。
この作品を埋もれさせたくはないと、何らかの形で尽力されるのではないかと思っています。
tacocasi先生が一番良い形で、一番良い環境で執筆を続けられることを願って止みません。
心身共に、健康で頑張って下さることをお祈りしています。
この作品とtacocasi先生を全力で応援したいと思います。 -
石橋防衛隊(公認)【単行本版】【シーモア限定描きおろし特典付き】
最高の面白さネタバレ2022年8月12日このレビューはネタバレを含みます▼ やっとこさ単行本の発売に歓喜です。ずっと待ちわびていました。
前作(個人)のずば抜けた面白さに、続編が楽しみで仕方ありませんでした。
ウノハナ先生、天才ですか!笑いの神様が降臨されたかのようなコミカルなセンスに何度吹き出したことでしょう。いや、笑いの要素だけじゃない。恋する男たちの真っ正直な心情と欲望が絶妙過ぎて、やっぱり可笑しいし、かつキュンとさせられて大満足の完結となりました。
(個人)で恋人となれた国分寺×石橋の最高の防衛戦です。
相変わらず、国分寺の心の声が面白過ぎます(笑)これは恋人だから普通の事なんだけど、一歩間違えればちょっと危ない(笑)
石橋に近寄る者には目を光らせ、石橋に対しては目をギラつかせる国分寺。なるほど(個人)では焦らされたまま、本懐を遂げられなかった彼らのリベンジ戦となりましたね。
今考えれば、いつもいい雰囲気いい所で邪魔が入っていたのは、誰より何より石橋の貞操を守ってきたのはウノハナ先生だったのではないでしょうか(笑)
焦れに焦らされたまま(公認)に突入し、やっと魚雷が着弾命中して本懐を遂げられた時には、感無量でしたね。
これから先も石橋を狙う輩から守り抜き、彼しか目に入らない国分寺。ずっとこれからも一緒にいる幸せを噛みしめながら、任務を遂行して行くのでしょうね。とても素敵な結びに感動でした。
今作品では、新しいキャラも登場し、石橋の従兄弟は二人の恋のスパイスとなり、国分寺の下級生壬生は変態性を持ち合わすナイスキャラでした。二人が加わることで楽しさが膨らみましたね~。
そして、二人の先輩となる宇都宮×佐倉カプの再登場もとても良かったです。特に宇都宮さんのカッコ良さに目が釘付けになりました。めっちゃ素敵なイケメンさんに惚れちゃいました。このカプをもっともっと見たいです! ぜひともスピンオフを切に願います。
後書きに「いつか番外編を」とありましたが、そのお言葉を信じて再び彼らに出会える日を楽しみにお待ちしています。
楽しい作品をありがとうございました。 -
健気な夢魔が可愛いすぎる♥️ネタバレ2022年8月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな由元先生の新刊です。これは既刊作品の中で一番好きかもしれない!めっちゃ良かったぁぁぁ。
以下、ネタバレです。
夢魔でありながら、性的な事が苦手で精気にありつけないフォニ。倒れているところをホスト晴心に拾われることでスタートします。
もう、このフォニが堪らなく可愛いのです。サキュバスなのに強引にもなれず、腰が低くてとても奥ゆかしいのがツボでした。イン魔らしくないイン魔とでもいいますか、初めてのサキュバス像がとても新鮮で、可愛いかったです。
とにもかくにもフォニの健気さに胸を打たれます。晴心から精気を供給してもらう為のセッ☆スを重ねて行くたびに、フォニがどんどんエロく可愛いくなっていくのがいいですねぇ。そんな中で、晴心の優しさに惹かれていくのも無理はないなぁと思います。
一方の晴心は過去の恋愛経験がトラウマとなり、誰も特別にはしたくないと思っていたはずが……
フォニと暮らすうちに、晴心の中で生まれた特別な感情や嫉妬や独占欲にドキドキです。
もうそれは特別ってことなんだよね。
フォニにとって晴心は特別な存在で、晴心の特別になりたかったけれど、彼の優しさは自分だけに向けられたものではないと身を引くフォニが堪らなく切なかった。晴心の幸せを願うフォニ。最後の抱擁に涙し、想いを告げる哀しい笑顔に涙が溢れて止まりませんでした。あの笑顔はとても印象的でした。
ここは何回読んでも泣けてしまいます。
そして、フォニを失いたくない想いに気づいた晴心の本気も素敵でした。
二人の幸せエチもまたエロかったぁ。
由元先生のエチシーンが綺麗な絵柄でとても好き。
修正は白抜きで残念ですが、絡み合う二人がとても官能的に描かれています。繋がる部分やアングルがエロくて思わずいつも合掌です。
後書きにキャラ設定の事に触れているのですが、
夢魔は精気が足りないと老いていくという設定が素敵で、最終的に晴心が人生を終える時、フォニも老いて共に逝ける。これって最高じゃないですか?
寿命の違う人間と人外では哀しい別れと、残された者の辛さがあります。由元先生の設定では、共に生きて共に老いて、やがてはどちらからともなく逝ける。フォニが一生孤独を背負わなくてもいいのです。素晴らしいですよね。由元先生、最高です。
素敵なラブストーリーをありがとうございました。 -
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ニマニマが止まらない続編❤️ネタバレ2022年7月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 待ちに待った『うかさち』の続編配信がスタートされました。分冊版の6話から続編となりますが、表記に誤りがあるのか6話完結とされていますが続編なので続きます。ご安心下さいませ。
本編の後、番外編として『キツネとネズミのかくれんぼ』が恋人になった二人の後日譚として描かれています。続編はその恋人編ですね。とにかく恋人になってからは甘いのなんのって、読みながら終始ニヤケてしまいますよ。
見た目クールそうに見えるキツネ族でαの宇迦野さんですが、さちおが好きでたまらない感じが目に見えて伝わってくる溺愛ぶりです。番外編で彼氏力の高さの片鱗が垣間見えましたが、立派なスパダリ彼氏でさちおに首ったけ。二人のイチャイチャ甘々ラブラブに、見ているこちらが照れてしまいます。
スーツをパリッと着こなして、セットされた髪の宇迦野さんも素敵ですが、前髪下ろしたラフな姿にもキュンとします。おいなりにこだわりがあるのも笑えました。素敵な中に、クスッと笑わせてくれるギャップ萌えはさすがのはなさわ先生です。
一方のさちおはひたすら可愛い恋人ですが、『恋人』にまだ慣れていない戸惑いがあって、心の中がわちゃわちゃしてるのが楽しいし可愛いんです。
宇迦野さんに恋をして、愛される喜びだとか幸せ感じる姿がとても微笑ましいですね。
恋心に触発されてしまう予定外のヒートもまた好きの証で、なんだかいいなぁ。好きなんだなぁ。
発情エチは立ったままで営まれたりとエロいです。いつも思うのですが、感じるさちおの涙目と開いた口の表情がとても可愛いくて好き~。
ラブラブな二人を堪能出来た続編スタートでした。
好きな人が出来て恋を育んで、幸せなリア充になった漫画家Ω・胡桃沢さちお。Ωで被捕食者である自分自身を卑屈に思っていたさちおが変化し、それが作風に影響する事がいいのか悪いのか…そこが次の2話に繋がって行くのか、非常に気になるところです。作風に影響したとして、満たされてるさちおが描きたいことがそれであるなら、それはそれでいいんじゃないかと思います。しかしながらファンに納得されるかが問題ですよね…
うーん…吉と出るか凶と出るか気になります。
早く続きが読みたいです!
今なら分冊版の1話が無料で読めます。7月29日まで。 -
安黒先生と白井先生のグレーな恋【描き下ろしおまけ付き特装版】
とにかく美しい~♥️ネタバレ2022年7月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 分冊版を途中まで追ってましたが、1話あたりのお値段が高いので単行本を待ちわびていました。やはり書き下ろし見たさで待っている人も多いのではないでしょうか。
もうこれは買って良かったと太鼓判を押します!
角から角まで堪能した一冊でした。犬猿の仲からの両片思いでケンカップルが王道ながらも最高でした。
塾講師の安黒と白井。生徒の胡桃沢を狙っての攻防だったはずが、入れ食いで本当の『好き』を知らない二人に対して、胡桃沢から試しに二人で付き合ってみろと言われ……という展開。
仮の恋人同士と言えど、大人の付き合いが始まったからにはエチなしではいられない二人の色気やフェロモンがすんごい溢れ出ています。高城先生の画力の素晴らしさは言うまでもありませんが、今回の新作は今まで以上にエチシーンがとても素晴らしく美しかったんです。
肢体のラインが堪らなく綺麗で、締まった身体の筋肉美に見惚れてしまいました。鎖骨のラインや肩甲骨の盛り上がりや広い背中、引き締まった腹筋のシックスパック、どこをとってもびゅ~てぃふぉ~なのです。ガチムチ過ぎないのが良いですね~。
そんな美しの肢体の絡みがまた官能的で、アングルからもそそられます。もうホントに眼福ありがとうございます。合掌。
仮のお付き合いで身体が先行したものの、恋の進展もとっても良かったです。
犬猿の仲から両片思いに移り変わる過程の心情が、とても伝わって来ますね。ゆっくりと互いの知らない面に惹かれ合っていく様や、無自覚な嫉妬、素直になれない不器用さやすれ違い…さすが高城生徒、キュン処をばっちりおさえていらっしゃいます♪
先生の描かれる黒髪攻め様ズがとても好きですが、強気の攻めの中の甘さがたまらんですね。とにかく甘い言葉に見てるこちらが照れちゃいますよ。素敵でしたぁ。
修正は完全白抜きですが、個人的には絡む肢体の美しさだけでも見ごたえありました。
書き下ろしもエチエチでした。
二人の講師に狙われていた胡桃沢くん。好きな人がいるということでしたが、胡桃沢くんのスピンも期待したいところです! -
絶対オススメです❤️ネタバレ2022年6月30日このレビューはネタバレを含みます▼ Twitter『コテツコのヘヤ』で毎日2ページずつ更新されて、ついには同人誌として一冊の本にまとまり、更には電子化されるというファンには有難いお宝本です。お値段的に高いような印象ですが、買って損はないほど大満足の内容だと思います。レビュー数は少ないながらも、星満点(5.0)は納得です。
『ほんと野獣』から派生した『野獣幼稚園』。
上田先生に恋する幼稚園児の輝くんと、同じく山瀬先生に恋する真澄くんが、そりゃもう可愛いのなんのってキュンキュンしまくりです。萌えの渋滞発生ですよ。
他にも輝くんのライバルとして礼人くんや、『お参りですよ』のメンバー達も園児や先生、高校生で登場してきて見所満載の豪華コラボとなっています。
もうクーポン利用して見て欲しいです!
初めて上田先生を見て一目惚れした輝くんがとってもおませさんで微笑ましくて、やたらと可愛いんです。真澄くんの園児姿もめっちゃ可愛いです。
一途に想い続けて卒園してから小・中学校へと進学、ずっと変わらず真っ直ぐ気持ちをぶつける輝くんのいじらしさが愛おしくなってくるのです。
一度はつきはなそうとしてみた上田先生も、突き放し切れずにいるその揺れる想いもジーンとするし、輝くんのどうにもならない切なさもギュッと胸に来ます。
子供だからと思ってみても、絶対ブレずに諦めない強さと本気の恋心に、真っ向に向き合って考えて答えを出す上田先生もまた素敵なんです。
輝くんの想いを受け止めて、自分の心の内を伝えた時には感動ものでした。
晴れて高校を卒業して18歳を迎えるまで手を出さなかった上田先生の理性に拍手です。
そしてようやく結ばれる日の初エチは、今までの我慢を解放するかのようにエロさが爆発(R18)
修正はありますが甘いので、怒張する血管なども見てとれてエッチぃです。(紙と電子の規制が違うのかは定かではありません。)
幸せな恋人同士になった二人は、ついには同棲編として紙が発売されているので、いずれ電子化されるのではないでしょうか。
そして現在Twitterでは『野獣幼稚園~another』として、如月真澄くん×山瀬先生の恋が進行中で、めっちゃ可愛いくて、切なさもあって、こちらも必見ですね~。たまらなく可愛い二人ですよ。
お値段は安いとは言えませんが、小鉄子作品が大好きな人にはたまらん一冊です。オススメします。 -
可愛いだけじゃなく、深みがある物語ネタバレ2022年6月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 前作『ごちそうΩはチュウと鳴く』にどハマりで、新作が楽しみで仕方ありませんでした。やはり『可愛い』を堪能出来るはなさわ先生の作品は、キャラがとっても魅力的です。
陰キャで童貞を隠すために、陽キャを演じる小泉先生が、とにかく可愛い人なんです。擬態を被ってモテメンだけど、実はうぶうぶでネガティブ思考でクスッと笑える心の声が楽しいです。陳謝、平伏には笑ってしまった。
酔った時に漏れ出た本音と泣き姿がいじらしくて、思わず母性がくすぐられてしまう。本当の自分じゃない自分を演じることのしんどさ。それでも、傷つくことから自分を守るための鎧を纏わなきゃいけないほどの、過去のトラウマが辛いのです。信頼していた先生の裏切りにも似たいじめの加担は、教育者でありながら許しがたい行為です。守るべき生徒を守らずに、我が身の保身に走る大人がなぜ教育者なんだろう。
学校が怖い子供を守るために、そしてひいては過去の自分を救うために教師を目指した小泉先生は、強くて誰よりカッコ良かったです。
そういう素敵な小泉先生の真摯な思いに感動したのは私だけではなく、本当の姿を知った鰐淵先生が惹かれて行くのもとってもナチュラルで良かったです。
ちょっと強引に手を出し過ぎる部分もありましたが、慣れない田舎に馴染むように鰐淵先生なりに一生懸命連れ出して、喜ばせてあげたかったんでしょうね。小泉先生が笑顔を見せた瞬間の鰐淵先生の横顔がめちゃめちゃカッコ良かったです。所々、すんごい優しい表情を見せるのは必見です!
小泉先生が自分のためだけの頑張りだと卑下するけれど、ちゃんと生徒に向き合って真剣に考えていて、目指した教師になれているのだと思えます。自分のことより生徒を見てる先生だからこそ、鰐淵先生が惚れたんだよねぇ。
小泉先生もまた、自分のために怒ってくれて気持ちを救ってくれた優しい鰐淵先生に出会えて本当に良かったです。
昔、少年だった小泉先生の担任が、鰐淵先生のような人であったなら小泉少年を守ってくれていた事でしょうね。
晴れて気持ちが通じあった初エチは、抱かれる小泉先生がめっちゃ可愛いかったです。そして名前を呼び合う二人にキュンキュンしました。修正は白抜きです。
書き下ろしのベタ惚れな鰐淵先生も見逃せません!
可愛い可愛いだけではなく、物語に深みのある素敵な作品でした。
また次なる作品が楽しみで仕方ありません。 -
だんだんと面白くなって行く予感ネタバレ2022年6月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 小鉄子先生の作品が大好きで、商業本、同人誌、Twitterを彷徨って楽しんでます。ホント好きです。
亜人と人間が共存する世界。
偏見や差別をしない純粋無垢で心優しい卯月(人)と、亜人(吸血族)ということで仲間からはじかれて『ぼっち』になれてしまっている紅介の出会い。
子供の頃から疎外感を味わい、孤独感からあきらめたような冷めた目の紅介がとても寂しげに感じます。傷つきやすい子供だからこそ、哀しい思いをして来たのかと思うと胸が痛みます。
そんな紅介に対して、何の警戒心をもたずに、誰と変わりなく接する卯月が、本当に純粋で優しくて可愛いのです。
その卯月もまた辛い経験をしてきたかと思うと、哀しかったです。いじめられている子を庇う事で、卯月自身もいじめられてしまう……正義が押し潰されてしまう理不尽な事は、どこにでもあるのだと思うと、ふつふつと怒りが込み上げて来ます。そんな哀しい思いをしながらも、明るく振る舞って来たであろう卯月の強さと優しさは、誰よりもカッコいいヒーローのようです。
そんな二人がお互いに認めあって、心を寄り添わせていく過程にドキドキします。
まだはっきりとは形を成さない芽生えた感情の行く末はどうなっていくのか、その展開に期待が高まります。早く幸せになって欲しい~。
卯月は可愛いし、紅介のクールさはカッコいい。狼化して卯月に襲いかかってしまった小坂くん。紅介にボコにされてしまってお気の毒だったけど、紅介が強くてカッコ良かったぁ~(笑)
後書きで、卯月自身がBLっぽくないよねと言ってましたが、吸血行為はなんだかエロチックだったし、小鉄子先生が②巻は『レロレロじゅるじゅる』の予定と仰っていたので期待して待っていましょう。
ご存知の方も多いかと思いますが、Twitter『のコテツコのヘヤ』を覗いて見て下さい。現在『ほんと野獣』から派生した『野獣幼稚園~another』(如月真澄×山瀬靖幸)編が毎日2ページ更新されています。先日、『野獣幼稚園』(上田先生×輝くん)が電子でも読めるようになりました。どちらも楽しくて微笑ましい恋です。あわせてどうぞお楽しみ下さい。 -
独活/倉橋トモ/佐倉リコ/つゆきゆるこ/汀えいじ/ナツメカズキ/乃一ミクロ/宮田トヲル/ゆくえ萌葱/ん村
好きな作家様目当てなら……ネタバレ2022年6月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 豪華作家陣が集結したノンケの恋のアンソロジーです。総勢10名のALL新作読み切りで300ページ越え。好きな作家さんだけを目的とするなら、お値段的にちょっとお財布のヒモが厳しくなるかもしれませんね。単行本は単行本として発売するとして、各作家さん単独に、切り売りされてもファンに喜ばれるかなと思いました。
それぞれ上手くまとまっている満足感はありますし、作品によってはその続きを熱望したくなるものもあります。すごく気になりますよね。
スッキリと心地良い結びとなるものもあるので、どちらにしても読後感は良いと思います。
アンソロジーなので、好みがあるから、よくよく吟味されて購入した方が良いと思います。
以降、敬称略です。
ナツメカズキ:リーマンものはとても新鮮でスーツ男子のカッコ良さと素の姿にギャップ萌えです。年下攻めで身長差もええ塩梅。待ってくれている男が、一番の理解者で見守ってくれていたなんてキュンとします。単行本一冊でお願いしたいです。
ゆくえ萌葱:片思いの切なさに胸がツキンと痛くなる。流す涙が切なく美しいです。
宮田トヲル:曖昧で微妙な二人にドキドキ。気がついたらいつの間にか、恋に落ちてたってのが萌え度が高いですね。とにもかくにも、宮田先生の作品もキャラも可愛くてたまらないです。もう少し先の二人を見てみたいです。アンソロジーから発生して連載もあり得るかと願って止みません。
つゆきゆるこ:すっごく可愛くて好きな作品でした。幼馴染みの両片思いが最高にキュンとしました。「天ちゃん」「夏くん」と呼び合う二人にホッコリしました。めっちゃ良かったです。
ただ、つゆき先生にしては珍しく、人物の描き分けが難しくて、二人の様相が似ていて一瞬混乱します。そこが残念でした。
倉橋トモ:とても綺麗な絵でイケメン眼福です。親友だと思っていたら…
何がきっかけで恋が始まるかわからないですよね。
これは、もう続きをおかわりください。めっちゃ気になります。連載して欲しい~。
と、いった感じです。
短編の難しさもありますが、いい意味での物足りなさで良かったです。 -
拍手~。パチパチパチパチ~。ネタバレ2022年6月12日このレビューはネタバレを含みます▼ みそ先生のデビュー作品『後ろの席の加藤くん』の続編です。絵柄もキュラも可愛いくて読みやすい大好きな作家様。
前作で恋人同士になったイケメン加藤くんとモブ系小和田くんの後日譚で、二人の成長ぶりと深まる愛情にキュンキュンとしました。
スクールカーストの中の『村人A』的な小和田くんが、晴れて上位の加藤くんと恋人同士になって同じスタートラインに立っているはずなのに、どこかまだ抜けきれてない小和田くん。自分をモブ系と思ってるような自信のない気持ちはわからないわけではないけれど、加藤くんの気持ちをもっと信頼してあげて欲しい…と、思ってたんですよね。
なんだか対等でない様子にモヤモヤする加藤くんの気持ちもわかります。
それでもね、小和田くんがと~ってもカッコ良かったんです。小和田くんなりに加藤くんを喜ばせてあげたくて、いつも全力で一生懸命で、いつも優しさが溢れて、健気な小和田くんが素敵でした。時折、頑張りが空回って哀しいけど、あきらめない芯の強さがあります。ブレたり、びくついたりしながらも、だんだんと成長する姿が清々しくてホントにカッコよくなったなぁとしみじみ…。恋人としてたくましく強くカッコよく成長した小和田くんに拍手です。気を使い過ぎて対等でないように見えたのも、加藤くんの前ではカッコよくいたいから。そんな愛情深い小和田くんが愛おしくなりました。恋を知って、誰かのために強く変わろうとするのが良かったぁ。そういう想いが届いて良かったです。
そして、加藤くんもまた小和田くんへの想いが深まって、ヤキモチ妬いたりすねて見せたり、屈託のない笑顔を見せるのも全部小和田くんのもの。可愛いさが増し増しになってる加藤くんでした。
当て馬役の登場にも、一切ブレない加藤くんが男前で、小和田くんが思ってる以上に愛されているのだとニマニマして楽しかったです。
エチは結構小和田くんが積極的で、加藤くんはとてもとてもエロ可愛いかったです。
美作&佐藤くんも嬉しい登場で、相変わらず口の悪い美作くんでしたが、ホントは優しい不器用な人ですね。彼らの後日譚も収録されていて、甘々ラブラブで良かったです。 -
めっちゃ可愛いです❤️ネタバレ2022年6月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 山下先生の初コミックスという事で、おめでとうございます。更に、既にもう重版が決定していてデビューで快挙を果たし、ダブルでおめでとうございます♫
実際読んでみて、発売後スピード重版決定が納得出来る素敵な作品でした。これは読まなきゃね。
もうとにかく、絵柄も恋も可愛いんですよね。甘酸っぱさとキュンキュンを補給したい方にはオススメですね。恋するときめきの感情を、再発見させてくれる作品だと思います。
大学の先輩後輩でもあり、住まいもアパートのお隣さん同士の夕さんと凪くん。
何気ない穏やかな日常の中で、芽生えた淡い想いがゆっくり形を成して恋に育って行く過程が、優し~く綴られています。
ちょっとした優しさが嬉しかったり、自分の知らない顔を垣間見た寂しさだったり、つい目で追ってしまったり……私達がみんな経験した事があるであろう恋の感情が、とても親近感のあるシチュエーションで描かれています。うん、うん、そうだよねと共感を得やすくて、キュン処もツボを押さえていてホント可愛いですね。
夕さんの事をどんどん好きになる凪の気持ちも、来る者拒まずだった夕さんの本気の初恋も、思い違いからのすれ違いも、みんな新鮮に映って見えて清々しい恋模様でした。ひたすら可愛いのですよ~。
セリフのない無音のシーンが流れるのがまた良くて、二人の感情を推し測れる余白もとっても素敵でした。
二人でキッチンに立ってる後ろ姿がとても素敵で大好きなワンシーンなんですが、この体格差がいい塩梅なんですよ~。
キスやえっちな事も初々しくて、直接的な描写を控え気味にして、最後までぴゅあな二人を崩さなかったように思います。
Twitterでも、その後の可愛い二人がチラっと見ることが出来ますよ。
そして、色々と読者からの質問に真摯に回答される山下先生の優しいお人柄が伺えます。その優しさが今回の作品に反映されているんだなぁと思いました。本当に優しさに癒される作品ですよ。
これからも応援して行きたい作家様で、次の作品への期待が高まります。楽しみです~。 -
なゆた先生、好き~❤️ネタバレ2022年6月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きななゆた先生の新刊は、なんと極道系。とは言っても、組の跡目問題に絡ませた恋模様なので、血なまぐさいことはありませんし、素敵男子にキュンと出来るのでご安心を!
ヤクザの家に生まれ育った隆成は、普通の家庭に憧れて跡目を継ぐことを嫌がっていたところ、祖父であり組長からある条件を出されて…
祖父の条件に加え、別の跡目候補の登場で、今まで感じなかった隆成の中に芽生える初めての感情にニマニマしました。子供の頃からずっと一緒にいる隆成のお付き役の綾乃に対するモヤモヤは、明らかな嫉妬で可愛いんですよね。素直になれずに、拗ねてる様は子供みたい。いつも一緒にいることが当たり前で、離れることなんて考えもしなかった隆成のその感情は、親愛の情なのか、それとも恋心か…
盛り上がるぞぉ~と期待も高まるわけですよ。
ですが…
綾乃が好きな気持ちを打ち明けたあと、隆成の気持ちがはっきりとは見えないんです。綾乃の気持ちを受け入れてはいるものの、隆成の心が今一つ曖昧なんです。ん?このまま行くのか?
結局、隆成自身が自分の気持ちがはっきりわからないままで、関係を進展させて行ったので、な~んかもひとつ物足りない気がしました。両思いには間違いないんですけど、ちょっともったいない気がしました。
ただ、跡目を継ぐ隆成についていき、一緒に一生を背負う覚悟で墨を入れた綾乃がめちゃめちゃカッコ良かったですし、綾乃だけに背負わせなかった隆成の男気もカッコ良かったです。書き下ろしの二人は、25歳の大人のイケメンになっていて、綾乃の攻め様具合が良かったです。
組の中で起きたクスリの売買の問題や、隆成の教育係?の吉田さんの存在が面白かったです。
別件ではありますが…
先日、なゆた先生から『春懸けて、鶯。』の続編中止の発表があり、とても驚きました。担当編集者との齟齬が生じたため、これ以上の進行は無理と苦渋の決断をされたようです。とてもお心を痛めていらっしゃる中での、ファンへの謝罪はとても胸が痛みました。なゆた先生の心身の健康が何よりも大事ですから、また元気になられて作品を生み出せるように心から願っています。陰ながら、精一杯応援させて頂きたいと思います。 -
ひゃっほ~❤️ネタバレ2022年6月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 嬉しい~。めっちゃ嬉しい~。大好きなシリーズの最初の作品の続編が、分冊版の6話から帰って来ましたぁ!おかえりなさい。
多賀名義で『ヤンキーの津田くんは…』で始まり、次に多賀タイラ名義として、スピンオフで『メルト アット ナイト』さらにそのスピンオフの『テイク ユアー タイム』が出版されました。どの作品も不器用なモダ恋で、キュンキュンが止まらないシリーズとなっていますので、ぜひとも読んで欲しいです。
ツダマス(津田増田)に会える喜びに重ねて、『メルト…』の国春くんとトモさんまで登場し、なんて豪華な共演でしょ♫はぁ、みんな相変わらず可愛いかったよぉ~。テンション上がりっぱなしです。
前作では津田が高校生ということで、えっちはおあずけのままだったので、そりゃもう期待が高まるってもんですね。高校は卒業出来たけど、童貞卒業はいかに?って感じです。
早く繋がりたい津田と、なんとなくまだ及び腰な増田。どうなる二人のえっち?を楽しめそうですね。
津田は単にえっちしたいだけでなく、好きでたまらない気持ちが溢れて、その感情がすごく伝わってくるんです。前よりもっと好きになってるなぁ、と思うとキュンとします。
増田はまだ素直になりきれないところがあるんだけど、それがまた可愛いのです。
まだまだモダつきそうなところへ、何やら波乱が訪れそうな予感でとても気になります。
頑張れツダマス!と応援したくなる続編スタートです。楽しみだわ~。 -
たくさんの人に読んで欲しい傑作ですネタバレ2022年5月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 『オメガの婿取り』が面白くて作者様買いです。タイトルにある魔女を題材に、かなりハードボイルドなファンタジーです。ジェットコースターのようにハラハラ、ドキドキと目まぐるしい展開に夢中になって一気に読みました。
これをギュッと凝縮して一冊にまとめるには、削る作業にかなりご苦労されたのではないかと思うくらい濃くて深い内容で、何一つ無駄がないんです。全ての細かな設定に意味を持ち、緻密に練り上げられた秀逸な作品に、心が震えました。まさにスタンディングオベーション級の感動作です。
魔女の能力を持ち、そのために大切な人を奪われてきた寿一。自分の力を悪用しようと狙う者から逃れるために、誰も巻き込まないように孤独に耐える寿一が哀しくて胸が痛みます。
そして寿一の隣人須藤もまた、壮絶な過去を持ち十字架を背負うように、自身の生に執着を持たず、死に急ぐような生き方がとても辛くて胸が押し潰されそうでした。
胸が痛くて苦しくて、彼らの平穏な幸せを願わずにはいられませんでした。
寄り添いながら孤独を埋め合い、もがきながら懸命に生に向かってる二人が、それぞれの生きる意味、生きる価値を取り戻して行く様に涙が溢れて止まりません。一緒に生きて行きたいと思える唯一無二の相手がいる幸せを掴んだ二人に感涙です。
人物紹介で須藤のニコニコ顔の意味を知った時、とても切なくて、寿一と共に心から笑顔になれた時は見てる私も幸せでした。
最後まで手に汗握る展開でしたが、とても面白くてかつ感動出来る作品ですね。
魔女を狙う者と魔女狩りで狙われる者。その二組がどちらを切り取って描かれても、物語が深くて、一冊におさめるにはもったいないほどでした。狙う側の夏美と啓悟の背景もドラマがあり、彼らのスピンオフがぜひとも見たいものです。もちろん、寿一と須藤の続編も見たいです。
力を供給するためのエチではなく、心から愛し愛されるエチがとても幸せそうで、美しい交わりでした。追われることに怯えながら暮らす日々に終わりを迎えて幸せになって欲しいと、心から願います!
良かったぁぁ。めっちゃ良かったぁぁ。
涙なくして読めませんでした。
どうか、多くの方の目に留まりますように… -
惚れ薬を飲んだスパダリがヤバすぎます!【単行本版/コミックシーモア限定特典まんが付き】
メロメロです❤️ネタバレ2022年5月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 画力とエロと恋模様の三拍子揃った南国先生の作品に惚れ込んでます。このバランスのお見事なこと!
我慢出来ず分冊で追いながら、やっぱり書き下ろしや特典見たさと、Twitterで見た情報を確認したくて購入しました。『とろとろ秘湯で恋、はじまる。』の臣と壱春がちょこっと登場してました!これ、気づいた方、ホントすごいです。エライ!ちなみに『とろとろ~』は30日までお値下げ中です。
さて本題ですが、もう何度読んでも良いですね。堪能、満足、合掌…
街で助けたおばあさんにもらった怪しげな『媚薬』を、好きな人に飲ませてしまったマジメ真岡さん。
想い人は、通い詰める珈琲店マスターの牡丹さん。この牡丹さんのむせ返るフェロモンと色気と雄みの破壊力が半端ないんです。ふわふわと優しい牡丹さんが一転、欲望のスイッチが入るや否やむわっ、むわっと溢れ出す欲情がすごくエロチックなのですよ。一気にエロ度が加速して、濃厚、濃密なキスや秘境を開く指の猛攻がとにかくえっちぃ。さらには牡丹さんの引き締まった筋肉の美しさよ。
責任を感じて身を委ねる真岡さんもまた、どんどん開発されて、どんどんえっちな身体になっていくのがたまりませんよ?感情が表情に出にくいと言われるけれども、とろける表情はまさに恍惚の顔。牡丹さんの前では心も身体も開放されてしまうんですね。南国先生の描写が美しくて、官能的です。構図が素晴らしくて、アングルもきわどいから、読み手をこれでもか、これでもかと煽ってくるんです。牡丹さんがよくする舌なめずりも反則です。ただ修正が完全白抜きなのが残念無念…。これは18-禁で再販して欲しいですね~。
天然で、マジメで素直過ぎるほど素直で、真っ直ぐな真岡さんのキャラがとても魅力的に描かれていて、セリフの言葉選びも絶妙に笑いのツボをくすぐります。ホント可愛い人。ただただ牡丹さんが好きで、牡丹さんの珈琲店も大切に思い、いじらしくて応援したくなります。
そんな真岡さんに惹かれて、自分をなくしてしまうほどに身体から攻め立てる牡丹さんの愛もまた深いものでした。
『媚薬』がもたらす勘違いや思い込みですれ違ってしまう心と心。好きなのに…
どちらもひたすらに愛を傾ける心は深く、純愛だなぁと思いました。
書き下ろしは、『~ごっこ』でエチ堪能です!
良かったぁ。
分冊版8話からセカンドシーズンに突入のようで、また楽しみが出来ました!やった! -
心が温まって優しい気持ちになれました。ネタバレ2022年5月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 『ストレンジ』の優しい世界観や『リンク アンド リング』の穏やかで優しい恋模様が好きで、作者様買いしました。心が洗われるようで、とても良かったです。
人に触れることで記憶や思考を共有出来る能力を持つユージン。
人に触れられることが苦手な尋輝から、原因となる過去の記憶を探って欲しいと頼まれて…
自分の抱える悩みを、他人に理解してもらうことは容易いことではない事もあると思います。生きづらい時間を過ごして来たんだろうと思う尋輝。
それが原因で人との関わり方も苦手になって、関わり方さえもわからなくなってしまったように思えます。それは、とても寂しくて孤独を味わうようなもので哀しい。
もがいて苦しんで、自分を変えたい、克服したい思いが尋輝を突き動かしたんだと思うと、少しずつでも乗り越えていって欲しいと願わずにはいられませんでした。
そして、前向きに明るいユージンとの出会いが、尋輝の重石を抱えた心を軽くして解放して行ったのが良かったです。
ユージンもまた特殊な能力を持つことで、特殊な目で見られる事は生きづらいに違いない。それでも自分の力で、誰かの力になりたくて尋輝の心に寄り添ってるユージンの優しさがじわじわと心に沁みて、私自身も温かい気持ちになれました。
お互いがそれぞれに認めあって、受け入れて受け入れてもらって、自分がありのままでいられる事がとても素晴らしかったです。当たり前のように、哀しみや喜びを共に分かち合える人がいる事が幸せなのですね。
母に守ってもらって欲しかった幼少期の尋輝。わだかまりが完全に消えたわけではないのでだろうけど、少しは心が救われたように思うし、そこからまた考え方も変わって前に進める気がします。勇気を出して歩み寄れて良かった。ユージンが側に居てくれて良かった。これからも更に絆が深まっていく二人にエールを贈ります。
他社サイトさんではBLマンガジャンルに分類されてますが、恋愛要素の見えないブロマンスで、優しさに包まれる素敵な作品です。シーモアさんでは女性マンガジャンルになってます。
まだ続くようで、違う主人公で描かれるみたいです。また楽しみです! -
もっとおかわりください。ネタバレ2022年5月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 良かった!すんごい良かったです。
『ご馳走さまが聞こえない!』からぽけろう沼にズブズブはまってしまいました。めっちゃ好きな作者様です。
3話完結ですが、読み応えたっぷりです。あと2話分ほど足してぜひとも単行本化して頂きたい作品です!
馬庭(先輩)と馬場(後輩)。ばば繋がりで社内でニコいち、兄弟扱いされている二人。
身長やガタイのデカさと無表情で、見た目で判断されて人間関係に損をして傷ついてきた馬場(弟分)と、面倒見のいい優しい馬庭(兄)への執着愛が最高に良かったです。
孤独であることに苛まれてきた馬場にとって、馬庭の何気ない優しさは、どれほど救われたことだろう。自分の居場所になってくれた馬庭への感情が、恋へと変わって行くのもとてもよくわかる。
離したくない、馬庭を欲する気持ちがどんどん膨らんで、欲して欲して止まない想いが、ガンガン伝わって来ました。一途と執着はどう違うのだろうと考えてみたけれど、これは紛れもなく執着愛でした。
でも胸やけしそうな重いものではなくて、馬場の心にスッと入り込めるほど感情移入してしまいました。
焦らず、急かず、慎重に馬庭との距離を詰めたいと思いながらも、嫉妬や不安が邪魔をする。恋故の苦しみですよね。
馬場弟の心情から、馬庭兄の心情へと、とても自然に転換されて行き、ホントに二人の心理描写が丁寧に繊細に描かれています。こういうところがぽけろう先生の好きなところです。
馬場の執着愛が強いけれど、馬場の気持ちに向き合った馬庭もまたいつの間にか、かけがえのない存在として気づく過程が良かったです。
お互いの勘違いや思い込みにですれ違う中、相手を傷つけながら自分自身も傷ついてる馬場の心が痛そうで切なかったなぁ…胸が痛かった。
馬場の涙。馬庭の涙。たまりません。
ぽけろう先生の十八番と言ってもいい執着攻め、体格差、溺愛、良いですねぇ。良い。
エチ描写もエロくて、服越しにグリグリ押し付けるのは、あれは反則級にえっちです。
もっともっと、ラブラブな二人を見たいので叶うならあと2話分ほど欲しいところです。そして単行本にしてください。ぷり~ず。 -
おっもしろ~いネタバレ2022年5月18日このレビューはネタバレを含みます▼ またまた新作で楽しい~。1話100ptでお安く、今なら3話まで20pt還元5月21日までです。毎日クーポンをあわせてちょっとお得になりますよ。(1%とか3%オフクーポンって、使い道難しくないですか?)
ちょっと斜め上行ってる設定が面白可笑しくて、今回も弾けまくって楽しい~。
神職見習いの類は村人の依頼で、サボり気味な土地神様にちゃんとしてもらおうと、土地神『全様』の元へ…
ぶっ(笑)神様がサボり気味ってなんなのぉ(笑)
その全様はとてもイケメンなのに、やる気なさげで残念な神様なんです。なんて怠惰な土地神様。土地を守ってもらう村人お気の毒。
そして、この神様がエロい!エロ神様です(笑)
俗物にまみれ過ぎているんだか、村人が捨てたエロ本読んでるし(笑)コ~ォラ!村人よ。山に捨てちゃいかん。
持ってる力をエロ事に使って、ただれてるなぁ。笑ってしまいます。
あれよ、あれよと1話からエロぶっちぎりに全開で、神様に好きにされる類です。見習いとはいえ、チョロいよねぇ。ぬらぬらと弄る触手にゾワゾワしますがめっちゃエロいです。(苦手な方はご注意下さいね。)
何で全様はやる気がないんだろう…
2話までしか読んでないのですが、おそらく次の3話目で、えっ!?そうなの!?という事実が発覚される模様です。レビューを先に読んでしまって、気付きました。
単行本をお待ちの方や、ネタバレが気になる方はお気をつけ下さい。
全様がとても気になります。
そして、まだ恋の気配もない二人。今のところ2話まではラブコメならぬエロコメです(笑)エロが先行して、どう恋に発展していくのか楽しみです。 -
はぁ…素敵な4人にうっとり。ネタバレ2022年5月17日このレビューはネタバレを含みます▼ ソノオ先生の同人誌を電子で読めるって、ホントにありがたいし、嬉しい~。
睡眠アシスタントのマキノと望が、お仕事紹介してくれてます。こんな素敵なサービスをイケメンにされたら、ドキドキして眠れないかも(笑)うん、マキノに癒さて眠りたいな。あと、望に抱き枕バナナになって欲しい。
そして、彼らのプライベートタイムも覗けちゃうから嬉しいな。恋人同士の顔になってイチャイチャタイムにニンマリです。望の甘える姿は貴重ですね。達郎の胸でムギュってされたい。
春臣が私のツボで、日焼け姿も酔ってる姿も可愛くて笑ってしまいました。
またいつか、4人に会えるといいなぁ、会いたいなぁ。
表紙など含め34ページ。250pt。大満足でした! -
読み応えあって面白かった~。ネタバレ2022年5月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 『俺の胸でおやすみ』のスピンオフです。前作で気になってた達郎と望のお話だから嬉しい~。春臣とマキノの話も良かったけど、こっちも更に好き~。望が睡眠アシスタントの会社を辞めた理由にまつわるオーナーや会社の事情も深く斬り込んでいて、お仕事系物語としても面白さがアップしてます。そして!達郎と望の大人のモダモダした焦れ恋が楽しめます。
確かな信頼もあって、お互いに相手を思いやってる二人なのに、ずいぶんと不器用に遠回りした恋にやきもきさせられました。それが楽しいんだけど。
二人のケンカを痴話ゲンカと呼ばずに、『愛の交換』と粋な表現をした大坪さんに座布団10枚!
(前作から思ってましたが、大坪さんの存在が癒しです。大坪さん好き~。)
端から見ても気持ちが滲み出てるのに、頑なに自分の心に蓋をして見ないフリをする望のワケとは…
認めたくない望の素直じゃないところが、とても可愛いらしい。
好きになりたくないと思ってる時点で、もう十二分に好きなんだよ、望くん。
恋と仕事の両天秤でセーブをかけるけど、どちらも大事なもの。恋から逃げ出してしまうほどに、達郎に対しての想いが強かった望が愛おしく思えて来ます。
大きな胸と大きな心で、しっかりと支えてきた達郎も決して器用とは言えないけど、でも望の閉じた心を開いた達郎は素敵ですよね。
想いが通じあった二人の初めてのキスとエチが、とても綺麗でした。全部じゃないけど、今まで読んだ作品の中で一番美しく感じました。自分の恋心に素直になった望が色気が溢れて、とても幸せそうで美しかったです。う~ん、眼福。
春臣とマキノも時々登場しますが、めっちゃ可愛いく描かれて良かったです。マキノにとっては、望は目の上のたんこぶ的存在ですが、ブレない春臣だから大丈夫そうですね。望が二人を抱き寄せてるシーンが大好きです。可愛い~。
仕事に関しては、やはり相性というものがあると思うワケです。お客様との相性や持ち場、仕事内容との相性があって、それぞれが自分に合った居場所で存分に持ち味を活かせるように、そういう職場を目指して奮闘する彼らが素敵でした。 -
キツネとネズミのかくれんぼ【ごちそうΩはチュウと鳴く 特装版小冊子】
満足度の高い小冊子は必読です。ネタバレ2022年5月14日このレビューはネタバレを含みます▼ ありがとうございます(泣)
ありがとうございます(歓喜)
めっちゃ嬉しい特装版の小冊子だ(幸せ)
最近、毎日本編を読んではキュンキュン萌え萌え。
さちおが愛し過ぎてたまりません。
見て、ほら。表紙のさちお。なんてラブリーなの。
宇迦野さんじゃないけど、ハムハム甘噛みしたい。
宇迦野さんの表紙の舌なめずりがそそりますね~。
恋人同士になってからの二人が描かれた20ページ。200ptで価値ありだと思います。キュンキュンがまんべんなく詰まった大満足の小冊子です。買って損はないと思います。ごちそうチュウが好きなら、ホント読んで欲しいです。そして、本編未読の方にはぜひオススメしたいなぁ。
宇迦野さんの彼氏度の破壊力たるや、ハートをズキュンと撃ち抜かれました。まだ敬語なんですけど、けど!殺し文句で秒殺です。
さちおをもまだ少し遠慮がちかと思えば…
初の恋人になってのヒートで、甘さが混じったエロさが溢れ出ています。捕食欲を越えた愛の営みがとろけそうにエロくて、やっぱり愛なのです。
しっぽ…しっぽがーーーーーーーッ。きゃ~興奮!
さちおの素直な甘えも無自覚に煽り上手。
もっと、もっと見たい二人はTwitterで続編の告知を見つけてガッツポーズです。っしゃー!
早く続きが見たいし、二人の番の事も気になって仕方ないのです。 -
短編ではもったいない~。ネタバレ2022年5月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 『うちの上司は見た目がいい』(女性マンガジャンル)が大好きな作家様。先生のTwitterで次巻で最終巻となると知り、寂しくなって他の作品を読もうと見つけた作品です。ハルタ先生のデビュー作品は、BLだったのですね。短編42ページ。200pt。
静かにそっと芽吹く恋の感情と、どうしようもない切なさがとても良かったです。
美大の宗太はふとした事から、三島青(セイ)と知り合って…
学校の屋上で、二人で見た青空に浮かんで見える真昼の月。夜空に輝く月も美しくて風情がありますが、昼に見える月も珍しくて趣があります。大気中のチリや水蒸気のない澄んだ空気の時に見られるらしく、雲一つない青空が綺麗なイメージですね。
昼間の月を見ながら、空の青、海の青が好きだという宗太。まだ知り合って間もない二人なのに、なんだか夏目漱石の月の話を思い浮かべてしまったくらい、叙情的な雰囲気が素敵でした。
やがて仲も深まり、友人という関係を越えて芽生えた宗太の恋心にキュン。眠る青にそっと口づけた1シーンが美しくて、ちょっぴり切なさを感じました。キスという表現よりは、口づけの方がなんとなくしっくり来る気がしました。
好きという感情を抑え込み、涙と共に想いを流し去るように雨の中を歩く宗太の姿に胸が痛みました。降りしきる雨が冷たく感じるような気持ちです。
距離をおいて、会わなくなってしまった二人。
短編だから仕方ないのですが、ここからちょっと駆け足気味に展開し、青の心情ももう少し掘り下げて欲しかった気がしました。だから、短編にするにはもったいなくて、ロングでじっくり描かれていたらもっともっと感情移入しやすかったと思います。とても素敵なんですけどね。
これから二人の新たな関係が始まって行くんだろうなぁという結びで、その先が気になるところです。
ハルタ先生の作品はまだ2作品しか配信されていませんが、女性マンガでも、BLマンガでももっとたくさん読みたくなる作家様です。
新作の話はまだ知りませんが、次の作品が楽しみで仕方ありません。
『うちの上司~』の最終巻も楽しみです!
ちなみに、既刊3巻半額お得セール中。12日までですよぉ。 -
恋っていいね。ネタバレ2022年5月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったぁぁ~。ma2先生の作品選んで間違いなしです!絵がとても綺麗で、すごく好きな絵です。リーマンを愛すると仰る通り、リーマンの物語が最高に素敵ですね。『目の毒すぎる職場のふたり』も萌えますが、先日読んだ『「好き」と言って』はBがLしてるお話で、腐にはたまらん作品でした。
そしてこちらは女性マンガなので、同じ女性としての感情移入が半端ないほど心理描写が繊細に描かれていて、そわそわドキドキしたり、キュンキュンしたり、切なくなったりと夢中で読みました。もう五十路入って恋とはかなり縁遠い私でも、恋っていいな、恋したいなと幾つになっても夢を見させてくれる素敵な物語です。
二組をメインに恋模様が交差しながら展開して行くと同時に、一組だけ時代が違う大正ロマンスも収録されていて毛色が違って楽しめました。
上司・黒澤と後輩・森田の恋:なぜ気になるの?なぜ気にするの?どうして構うの?と読み手の心をくすぐるキュンポイントを突いてやられました。黒澤の何気ない優しさが、森田の心の曇りを軽く吹き消してしまう。それが嬉しくもあり、罪作りだなぁと焦れ焦れしてしまう。言葉一つで喜んだり、傷ついたりするんだよね。森田に対するいちいちが無自覚なのか?と思いきや、自分の気持ちをごまかしていたのか?とも思う。時々見せるヤキモチにニマニマしちゃいますよ。同じ職場で、それぞれの立場だとか、年齢だとか、過去だとか、黒澤の中にある葛藤がブレーキをかけたのか…男性側の心理も良くわかります。
とにもかくにも黒澤がカッコ良すぎて、私の目はハート。年齢も35歳と28歳でナイスなお年頃。二人の近づいて行く距離感をお楽しみ下さい。
ガチムチ大島と胸筋大好き小津の恋:自分の事をそのままでいいと認めてもらえる喜びっていいですよね。少しずつ、そしてどんどん心の中を占めて行く二人。この人じゃなきゃダメだと思えるって、ホント素敵。さて、まだ3巻へと続くので展開が気になります。
そして、大正時代のロマンス最高です。イケメンで年上の旦那様・崇高と幼妻・文乃。まだ女学生の彼女を大切に思い、卒業まで手を出すことを我慢する崇高にキュン。可愛いけど、色気も感じる物語です。
まだまだ気になる人達がいて、市川さんと坂元くんもどうなるのか…そして、伊丹くん、そうだったのか…ビックリしたよ。あと今村くんも気になるな。
8日まで、お得なセール中でお見逃しなく! -
きゅうううううん♥️ネタバレ2022年5月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 最高にキュンキュンさせてもらいました!
デビュー作『泣きっ面にハグ』からずっと好きな作者様。黒田先生の描かれる攻めくん達が超タイプ。惚れてまうやろってくらいカッコ良くて、受けくん達はみんな可愛いキャラで大好きです。
同姓婚が認められ、お試し期間として仮結婚のシステムが出来た世の中。ある日突然、久しぶりに再会した幼なじみの涼介にプロポーズされた太一。
幼い頃に交わした可愛い可愛い結婚の約束が、と~っても愛らしくて微笑ましいのです。その約束をずっと信じて、一途に太一の為に何もかも頑張ってきた涼介が、ニート太一にはもったいないほどいい男でね、惚れ惚れしちゃう。
絶対幸せにするという強い決意と、猛烈なアタックが凄くて太一が羨ましいよぉ。
『一念岩をも通す』ってこういう事かな。恋する男の本気を見たね。そして、太一を好き過ぎて激甘に甘~い。これほどまでに愛される太一は果報者だぞぉ。幸せ者~。もうノックダウンされてしまいました。
一緒に暮らすようになって太一なりにしっかりサポートして、お互いにないものを補いあってるのが良かった。
すれ違ってしまうところも不器用だなぁと思うけど、そこで相手への気持ちを再確認出来たのも良かったねぇ。
忘れ切れなかった想いを貫き通した涼介が男前だし、涼介と自分自身に向き合った太一が起こした行動も素敵でした。
エチは最初は触りっこだけでしたが、十分エロかったし、初エチは涼介の脱・童貞にビックリ!太一しか目に入らなかったんだねぇ。本当に真っ直ぐないい男。溜まりにたまった一生分の愛を注入する涼介の色気にキュン。太一も可愛いかったです。
晴れての念願の結婚式。正装した二人が素敵で、夢が叶った幸せいっぱいの姿に感無量でした。
厳しい義理のお父さんにも喜んでもらえたのが何よりで、これから関係性も変わって行くといいなと願うばかりです。
新婚初夜のエチは、タガが外れた涼介のスイッチが入りえっちでした。太一のカラダが心配だ(笑)
書き下ろしは、涼介目線の切ない想いにジンと来て、幸せになれて本当に良かったです。
カバー下もとても素敵で、子供時代の二人がめちゃめちゃ可愛いかったぁ。キュンです。
ショート漫画も良き。
電子限定おまけ1ページ。シーモア限定1ページ。
まるごと一冊キュンキュンの塊です!
め~っちゃ可愛いマリッジストーリーです。
大好きだぁ。 -
彼らに癒されて眠りたい。ネタバレ2022年5月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 人にとって最も重要な三大生理的欲求。生命を維持するために必要な『睡眠欲』『食欲』『性欲』です。心地よい睡眠をとることで、日々の活力となるとても大事な事。十分な睡眠がとれてないと免疫力も下がるので、病気に打ち勝つにも、よく寝て、よく食べる!これに限る!
睡眠障害に悩まされる人は、老若男女とても多い現状です。この作品は、快適に睡眠をとれるようにサポートするプロ集団『睡眠アシスタント』の恋と仕事のお話で、お仕事系作品はまさにソノオワールド。
その会社のシステムが素晴らしく、サポートするアシスタントも同僚にメンテナンスを受けて、体調を万全に整えたり、アシスタント勤務が難しい時は内勤に変更したりと調整して、きちんと管理されています。私自身の仕事もそうですが、寄り添う立場の者が心身のバランスが悪いと余裕もなく、より良いサービスの提供に支障を来してしまいます。頑張りすぎずに、ほどよくメンテナンスって、これを読んで身に沁みましたよ、ほんと…
それに会社のオーナーがとても素敵な人格者で、ぜひオーナーにメンテナンスされたいな。あぁ、無理して頑張らなくていいんだ、と思えて心が安らげます。内勤の大坪さんも、アシスタントの先輩達郎さんも、みんな優しくてまさに癒しの職場です。
そこで芽生える恋の形が好きだなぁ。
アシスタントのマキノが同期の春臣に恋心を抱いていて…
マキノ自身、自分の気持ちが重いと自覚しているけれど、恋したら誰だってそんなもんじゃないかなぁ。逆に、脳筋春臣が、恋に疎いというか、朴念仁みたいな…
好きになってしまったことを謝るマキノが切なくて、でもきっとそれは春臣の言葉に確信が得られないせい。たぶん好きって言われたら…
自分の中で気持ちがはっきりしないながらも、大きな懐でマキノを受け止めた春臣。マキノに身を任せるくらいには腹をくくり、肝も座ったデカイ男なんだと思います。好きじゃなきゃ出来ないだろうし、マキノがいない世界は春臣には寂しいと思うんだよね。
ゆっくり二人で育んで、もっと素敵な時間を過ごして行ければ、更に快適なサポートも提供していけるはず。
エチはソノオ先生独特の色気を感じるような、しっとり、しっぽりとしています。
書き下ろしでは、春臣が恋人らしくなっていてキュンです。
マキノが警戒する望先輩が復帰してくるし、達郎先輩も気になる。どうやらスピンオフがあるのが楽しみ~。 -
甘ーーーーーい♥️ネタバレ2022年5月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様です。表紙のゴージャス感と色気あるイケメンとチラリと覗く筋肉美、そしてタイトルに惹かれて購入しました。
どんなロマンチックなメロドラマが起こるのか…
地味で真面目な一晴に、危ないところを助けられた御曹司・史。
確かに出会いや恋のきっかけはメロドラマ風ですが、一晴が恋に落ちる決定打としては弱くて、流されてる気がしないわけでもないかな。でも、史の気持ちに正面から向き合おうとしてる誠実さに好感度は上がりますね。
一方の史は、自分の肩書きや金やステータスで寄って来る相手とは違う一晴に運命を感じるロマンチスト。この史がとにかく可愛い人だなぁと思う。運命の人を待ち続け、純粋で恋を知ってキラキラして見えるんです。
急速な恋の展開ではあるけれど、恋に落ちてしまったら時間は関係ないのかもしれないとも思えるくらい、甘い関係を見せつけられるのです。
史がスパダリというか、一晴愛が駄々漏れで終始甘々で、ホントごちそうさまって感じかな。
貞操を守り続けてきた史を大切に思い、焦らず進めて行こうとする一晴も優しくていい。ただ奪って欲しい史と読み手のこちらは、作者様にまんまと焦らされているワケです(笑)早く繋がって欲しいのに…
常に、どちらもお互いに相手を思いやり、労り、優しさに溢れ、愛情に溢れ、ラブラブでお熱いこと。
山あり谷ありなドラマチックな展開を望まれる方には、ちょっと物足りないかもしれませんがストレスフリーで安心して読めますよ。
二人のエチもとても甘く、エロチックで素敵です。
好きで好きでたまらない二人だから、求める姿がえっちぃの。修正されているのがもったいないし、残念無念なくらい構図が素晴らしい。嗚呼、絶景かな。ほどよく筋肉が締まった肢体も綺麗で、描写の仕方で煽るのがお上手です。
一晴も史もどんどんエロくなって行ってドキドキです。特に史の一晴愛が大きいので、愛されたい甘い雰囲気が良くて愛しく見えるし、喜びと幸せ感に満ちていてとても良いんです。
二人の家族も優しくていい人ばかりで、何もかもがトントン拍子に展開して出来すぎ感が否めないけれど、激甘な愛を堪能するには良い一冊かと思います。
マイナスポイントを上回るもので癒されたので、星満点といたしました。読んで良かったと思います! -
アオハルの微妙な関係にドッキドキネタバレ2022年5月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 5月新刊予定の『雨のちマル』(紙は17日発売)が気になって、その前に作者様買いしてみました。
32ページ、読み切りのアオハル。読み終えて、タイトルの意味がなるほどとすごく納得してしまいました。形が変わっても、同じもの…はぁ、そっかぁ、テーマにそった秀逸なタイトル。とても素敵ですねぇ。
親友だと思っていた関係が、ある出来事で二人の間に微妙な空気が流れ出し…
衝動と後悔。混乱と苛立ち。変わってしまう事への恐れや不安。頭の中でぐるぐる巡る心情が、すごく伝わって来ます。
起きてしまった事実はなかった事にはならないけれど、好きだと思う感情は何も間違ってはないと思う。
負の感情がとっさに口に出てしまった浅田。あの言葉は降矢を傷つけたと思いましたが、自分に向けていたのですね…
変わってしまう友達の形。その事が寂しいと思う気持ちと、終わってしまうかもしれない不安が、ちょっぴり切ない。
自分の中に湧き上がって来る感情に向き合う二人がとても良かったです。
まだはっきりとした形にはなっていないけど、答えを二人で一緒に見つけて行けば、きっと新しく変わって行くであろう二人の形。
親友から関係が変わっても、二人が築いてきたものは変わらない。希望が見える素敵なアオハルで、短い中にもギュッと詰められた淡い恋が素晴らしかったです。
ますます新刊『雨のちマル』が楽しみになりました!
*A//様~
気持ちとしては、同志のハグをぎゅうっと。
『恋イン』レビュー拝見して歓喜です。心のいいねを連打いたしました!
私も志山パパとちゃんのエピソードにガチ泣きしてしまいました。ただ引き取っただけでない、実の親子以上の志山パパの愛に泣いてしまいました。その愛情に応えた志山が、数学者の道を行かず官僚となったシーンも良かったですよね。CPではないので、ランキング番外編としては推しの二人です。志山パパが大好きです。
推しCPとしては、どのCPも甲乙つけ難いくらいですが、A//様の推しにもいいね連打です。今、まだ途中の春日の初恋が気になるところです。
そして108期の面々。40オーバーでもみんな素敵。秋草室長の恋がなんとかならんもんですかねぇ(泣)
気になるCPだらけなんですよ…でもなかなか次の新刊までの間隔が長いので(泣)
10巻出たら、A//様とキャッキャッしたいと勝手に思って楽しみにしてます。
いつも素敵なレビューありがとうございます! -
草間先生の年下攻めが好き。ネタバレ2022年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 草間先生の年下攻めが良いですねぇ。大好きです。
仕事の出来る営業・正午(まひる)と父親の跡を継いだ町工場の若き社長ハジメの恋。
まひるは出来る男なのに思い込みや勘違いが強くて、ハジメも勘ぐりが多くて、似た者同士だなぁと思う(笑)
年下の男が嫌いだけど、まひるという嫌いな名前を呼ぶことを許すのも、ハジメの甘えを許すのも、ハジメだからであって、いつしか特別な存在に変わって行くのが素敵なのです。名前が嫌いな理由も深くて、だけどそれもハジメとの出会いで消し去られたように思います。ハジメの一生懸命さがまひるを変えたと思うと、ハジメの昔からの恋心が報われて良かった。
一途さがとても可愛いハジメ。好き過ぎて、付き合っていてもどこか不安で勘ぐりがすぎる。それもまた愛ゆえで、愛おしい。
なんだかんだ言いながら、ハジメに弱いまひるもまた愛おしい。
二人とも背負うものが大きいけど、大切に思いながら支え合ってるのがいいですね。
「お前がいてくれないと、俺はだめだ」最高の愛の言葉じゃないですかぁ。カッコ良かった。
ハジメの父親に真っ直ぐ向き合ったまひるが素敵だったし、勘当したまひるの父親へ会いに行くと言ったハジメの言葉も心強かった。
ゲイである息子に父親が向ける怒りは、心配であり、愛情であるんだと思いたい。
何度目かでようやく話す機会をもらった二人。問いかけた父親に返した返事に、爆笑でした。嘘でしょ(笑)そりゃ、何かが割れる音が響いてもおかしくないね(笑)
ハジメがずっとライバル視してる五十嵐課長が、とても素敵な課長さん。おじ恋にむいてますよ。
課長の何が素敵って、下請けの小さな工場のピンチに、切り捨てることなく必死に奔走してくれるいい人なんです。しれ~っとしてるけど、五十嵐の働きぶりがすごい。こういう下請けの苦労は現実にあるので、なんだかしみじみとしてしまった。
まひるとハジメの関係も知ってか知らずか、しれ~としてる。まひるの憧れの大人の男でしたが、年下ワンコに喰われて正解でした。ハジメのがっつきが良かったです。草間先生のエチシーンは少ないけど、どこか色気を感じて好きです。
古い作品でしたが、草間ワールドを堪能出来ました。すごく良かったです。
セール中の作品も購入済みで、ゆっくり沼に浸ろうと思います。 -
おもしろ~いネタバレ2022年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 初コミックスおめでとうございます。
女性マンガジャンルに分類されていますが、ゴリッゴリ腐男子のBL話で、めちゃ面白いラブコメです。ストレスで疲れた時は、ラブコメに限りますよね。
推しカプをモデルに趣味でBL小説を書き、勝手な推しカプで楽しんでる秋治。
静かに壁になって妄想していた秋治が、カベからいきなりBL当事者になるという展開で面白いんです。
そう来たかぁ。
推しの広樹と理久(ヒロリク)、そしてモブ秋治、それぞれに向く恋の矢印が一方通行のもどかしさは、王道ではあるんだけどやっぱり切なさもチラリ。理久の想い、広樹の想い…真っ直ぐな想いだからこそ、傷ついては欲しくないなぁ。
ままならないのが恋の醍醐味でございます。
でも、重くならないラブコメなので三角関係の展開を楽しめそうです。
モブから主役になってしまった秋治が、流されながら現実逃避で、コラコラ。一番考えないといけないのは君なんだよ…
まぁ、自分でもわからないのかもしれないね…
揺らぐ心は、一体どうしたいんだろう。
壁に徹する事が出来るのか?
そして、広樹にバレた秋治の秘密!
あぁ、なんてとこで続くの(泣)
恋模様が気になる3人です。早く続きをください(泣)
秋治の腐仲間の相田ちゃんが、良いアドバイザーで最強の腐女子で楽しいです。 -
好き。何度でも言います。ネタバレ2022年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ うわぁ、なんて素敵な短編でしょ。読み切りであるのが、もったいないほどに、もっともっと先が読みたくなります。でも、きれいにまとまっていて、余韻が心地よくて、大好きな結び方なんですよね。だけど、続きを~。
昨日、先生のTwitterで「目の毒すぎる職場のふたり」が5月刊行で、3巻で最終巻となると知りちょっと寂しく思ってたんです。とてもキュンキュンする二人ですから…。で、こちらの作品の事も呟いていらっしゃって、続きを望まれてる声に驚かれてました。いやいや先生、読んだファンはみんな続編熱望です!
二人の空気感にドキドキしっぱなしで、どうなの?どうなる?どうよぉぉぉ。
止まっていた時間が流れだし、動き出す関係に興奮です。
二人だけの空間が最高のシチュエーション、たまりません。
短編ならではの余白が素晴らしくて、結びも絶妙でした。いろいろと想像力を掻き立てられた良作です。
「目の毒…」に萌え萌えしてた私は、ma2先生のBLが読みたかったので、最高の気分です!
もっといろんなBLも読んでみたいですね。
そして、この作品の続きを、ぜひ!気になって、気になってウズウズするので、先生助けてください(泣)
100ptで30ページ。これは絶対『買い』ですよ!
ちなみに、『目の毒すぎる職場のふたり』の1巻が5月5日まで半額セール中です。こちらもオススメですぅ~。
『私達が恋する理由』1巻2巻は8日までお得なセール中で、これも絶対購入します! -
待ちに待った一冊です。ネタバレ2022年4月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 出ました!発想の神様・藤峰式先生のオメガバースです。大ボリュームの作品で、読みごたえはたっぷりです。
3人の童貞αが、1人の純潔処女のΩを守るというコンセプトで構成されたアイドルグループ。なんちゅう危険がいっぱいのドキドキ設定なんだろ。さすが、アイデア尽きない神の作品だわ。面白い~。
唯一Ωの優波はお姫様的存在ですが、実は腹黒でそのギャップがすごい(笑)でも、プロ意識は高くてアイドルとして涙ぐましい努力をしてる素敵な子。あざと可愛いお姫様に笑ってしまいます。
そして、心配していた通りの事が起きて…
予期せぬ事故は致し方無いけど、あとはルール無視で普通に盛って、盛って、大丈夫かこの二人(笑)
ソリの合わないα・蘭とΩ・優波だけど、サカリまくるほどカラダの相性は抜群だし、今まで見えていなかったものが見えて来て、二人の間に起きる心の変化にニマニマしちゃいます。
そして芸能界ってコワイなぁと思う圧力。そしてスキャンダル。
一生懸命頑張っても、生きづらさがつきまとうΩの宿命に足元をすくわれる優波の涙が、とても辛くて胸が痛かったです。
そして、ファンの前で本当の自分をさらけ出し、誠意ある謝罪は、誰より一番カッコよくて、ファンの心を動かしたと同時に読み手に感動をもたらしたと思います。優波の真っ直ぐな想いに泣けちゃうよ。
お約束である『みんなの前の告白』は兄・ミナトの影響かな(笑)蘭が『番手当』のミナトの弟だったとは、ビックリです。
絶対はずさない藤峰式作品に、今回も完敗でした。面白いわ、えっちだわ、泣けるわ、忙しい。
キャラも個性豊かで、なんかやらかしてくれる期待感があります。他のメンバーの恋ものが見てみたいなぁ。
さらには『有休オメガ』の二人もチラっと登場して嬉しいサプライズです。繋がる世界が楽しいですね。書き下ろしも最高でした。笑った。
(紙本の)最後に参考文献がズラリとあって、どれも医学的専門書で、頭が下がる思いです。ありがとうございました。 -
世界観にハマリます。ネタバレ2022年4月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 単話売りの一話が0ptで読めるこちらの作品は、フォロー様方のレビューで知り、一話が面白そうな匂いがプンプンとして単行本待ちしてました。首を長くして待ったかいがありました。やはり間違いなかった!とても良かったです。小説家・吉本ばななさんも読まれたそうで、帯を書いていらっしゃいます。
衝撃的な幕開けで物語が展開して行きます。単話一話無料で読めますが、前情報を知らない方が良いかなぁと思います。私はネタバレなしで書くのが苦手で、ホントすみません。
先輩刑事・日野と後輩ミゾ(溝尻)がバディを組んで事件に挑む最中、更なる事件が発生して…
これは夢か幻か現実か、願望がそう見せてしまうのか?目の前に起きている不思議な現実と、欲望からくる妄想が交錯したカオスな状況に引き込まれて、一気に読みました。タイトルの意味に納得です。
独特な絵柄ですが、人物にどことなく色気が漂って魅力的です。背景もとても独特なんですが、混沌とした感情が渦巻いてる描写に絶妙にマッチして、世界観を引き立てています。ホントすごいなぁ。
自分の欲と相手を案じる心の葛藤が、すごくよくわかります。極限の状況の中で、ミゾも日野もただただ自分の気持ちに正直になって想いをぶつけ、全身全霊をかけた恋だなぁと思います。それがホント素敵です。
二人の交わりが美しくて、エロチックでした。特に日野がセクシーですね。エチのシーンでさえも、幻想のような不思議な空気感でした。
番外編がとても良くて、ミゾの昔の傷痕も、心の傷も癒す日野がやっぱり優しかったです。ずっとミゾに優しかった日野。惚れちゃうよねぇ。
日野が優しく言う「しょうがねぇなぁ」が好きで、しょうがねぇといいつつも、何でも許してくれそうな気がします。そんな日野に甘えてみたい(笑)。
作者様の他の作品が5月8日までセール中で、「雪と松」「スティグマタ」も気になるところです! -
楽しすぎるぅぅぅ。ネタバレ2022年4月26日このレビューはネタバレを含みます▼ もぉ~最高に面白い作品に出会ってしまいました!『BLアワード2022』で次に来るBL部門第8位と、素晴らしいデビュー作となりましたね。そう!そうなんです。ホントにこれが初コミックス?と驚くほど完成度が高い!設定勝ちと言ってもいいくらい斬新なアイディアと、練りに練り上げられた緻密な内容があっぱれです。しかも絵柄はポップでめちゃ可愛くて、キャラも全員個性的で楽しいんです。さらにはエロ度が高くて、エロチックな中に甘さと可愛さもあって、見事に甘美な世界にハマリます。これは、人気が高いのも文句なしに納得ですね。ホントに次に来るよ~。
研究特区という特別な機関で、男ばかりの閉鎖空間の中で起きる特殊な研究やシステムが面白いのです。そのシステムによる関係や、人(能力)を狙う話も上手く出来てます。
研究者主席・天木と助手についた春明の特殊な関係が楽しくてしょうがないんですよね~。面白いわぁ。
電子薬の事故が発端で、キメセクしちゃう二人がえっちぃ。スウィーツの甘さを感じそうな濃厚なエチにドキドキしちゃいます。修正されてはいますが、描写がえっちで良いかと思います。
そんな中で、徐々に恋心が芽生えて行く春くんの心情がすごくわかるんです。自分だけに生まれた感情をもて余して切ないんですよ…どっぷり感情移入してしまいました。
天木は天才ではあるけれど、恋に関しては全くの初心者と言っていいほど、恋という感情を知らないのかもしれません。だからこそ、無自覚な嫉妬や執着心ほどキュンキュンするものはないですよね~。天才が故の抱える苦悩で、人を信じられない怖さを知る天木が初めて心を許したのが春くんじゃないかなぁ。ふふっ。恋ですよ、恋。
春くんの胸の痛みを、一瞬にして幸せな気持ちに変えた天木の恋心。それこそが甘い『シュガー』なのでしょうね。
キメセクではない恋人同士のエチは、甘々で可愛いくて、濃密でとろとろにとろけそうです。
甘える天木も貴重な姿で、これまたかわいらしいし、天木を支える男になりたい春くんが男前でした。
はぁ、めっちゃ楽しかったぁ~。良かったよぉ~。
先生のTwitterによると玉森主席や陽介の薬学編があるようで、嬉しい~っ!ちょっと斜め上に飛んで行ってしまってる玉森が気になるし、陽介とどうなってるんでしょね。
すっかり、どっぷり、頼長先生にハマリました。他の作品も楽しみです! -
一話目からエロ度が加速しております。ネタバレ2022年4月25日このレビューはネタバレを含みます▼ やったぁ。『ド腐れダンディーズ』のスピンオフです!前作のミチと薫の大人の切な恋とエロ度が良くて、こちらも購入。正直、便利屋従業員二人の記憶が薄く、ド腐れに戻って二人を探しました(笑)いました、いました。確かにいました。ごめんよ~。
まだ一話しか読んでませんが…読者のハートをつかむには十分な30ページでした。(前作を知らなくても読めますが、ド腐れダンディーズもオススメです。)
寛次も昴も、お互いにプライベートな事には干渉しない暗黙のルールがあるのですが、それぞれの触れて欲しくない事情とやらがめちゃめちゃ気になります。かといって、仲が悪いわけでもないんだけど…
男同士つるむと、健全な若者なら女の子やエロい話題になるのも自然で、流れで抜き合うのもBLあるあるですが、流石イクヤス先生、もう一話目からエロが走っています。フ○ラやら、手やらは舌やら、もぉえっちぃ。ガタイがいいのがイクヤス作品のキャラで、今回はガチムチ過ぎず、いい塩梅に筋肉が締まってええカラダつきです。
互いにプライベートに干渉しないはずなのに、一番プライベートな部分を晒してますが(笑)そこは、いいんだね。ちなみに白抜き修正です。
彼女が欲しいという昴に対する、ん?なリアクションの寛次。寛次の事を知りたくなる昴。
これは、面白い展開になりそうです。先生の描かれる恋模様もキュンとして好きなんですよねぇ。楽しみ。楽しみ。
ミチと薫のおじ恋も素敵でしたが、若い二人が突っ走るエチと恋も楽しみです。
ド腐れなミチと薫のその後も気になるので、後日譚があれば嬉しいなぁ…。 -
最高なんですけどぉ~!ネタバレ2022年4月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買い&フォロー様のレビューで知りました。ありがとうございます。
驚きのレビュー数。嘘でしょ?こんなに素晴らしい作品なのに…もづ九先生と言えば人外のイメージかもしれませんが、愛に溢れた優しい作品です。人外で選択肢から外れてたとしたら、ちょっともったいない気がします。
人間社会の中で、慎ましやかに暮らす人外種たち。時代背景としては大正風味という事で、喫茶店の店員たちの着物姿やボーイたちの洋装も素敵で軍人たちも登場します。
猫人族のサビは人間嫌いですが、その社会で一生懸命生きてる姿が良いんです。不器用な行動しかとれないけど、真っ直ぐで可愛いのです。
そんなサビに絡んで来る常連客で人間の狭間が、何やら胡散臭い。何を考えているのかつかみにくいタイプですね。
謎めいた狭間の雰囲気と行動が、サスペンスのような緊張感がドキドキさせて面白いのです。一体、彼は何者なのか…
怪しげで多くを語らない狭間ですが、サビを気遣い、何気に優しいのがキュンとなるんです。
サビが可愛いくて、心配なのが地味だけどわかります。そこかしこにサビを守る優しさがにじみ出て、心がくすぐられるんです。
ホントにサビが可愛いのよ。最初はツンケンしていたサビも、徐々に変化していく気持ちがなんだかいじらしい。狭間の優しさに心が開放されて、好きになってく過程にニマニマしますよ。
クールな狭間が見せた初めての感情と表情がとても印象的で、恋の自覚が可愛い人でした。
サビの背負う過去も、今起きた現実も哀しいけれど、喫茶店のみんなが家族であり、サビの唯一の居場所。そこに、外の世界へ誘う狭間の言葉は、まさにプロポーズのようなもので感無量。サビの背中を押してくれた家族の温かさにも感動です。泣けてしまいましたよ。
物語の中で、じわじわと優しさや温かさが沁みて来るんです。そりゃ泣いちゃいますってば。ホントに良かったです。
サビのおへその辺りからアンダーヘアにまで広がる猫の体毛も気になりますが、シッポが敏感でえっちだわ。狭間に絡めるシッポも、すりすりしたり、グリグリ顔を埋めたり甘えるサビもめっちゃ可愛いです。ざらつきがある猫人族の舌のフ◯ラは刺激的だろうし、エチも少ないですが色っぽく感じました。
書き下ろしで、甘い二人が見れて幸せな気分でした。サビ、幸せになれて良かったね。 -
可愛いかったぁ。ネタバレ2022年4月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様です。王道の拗らせ両片思いですが、想い合う二人の心情がとても素敵でした。
とある事情ですれ違いのまま疎遠になった幼なじみの再会ものですが、何で?と思うほど見事なまでのすれ違いなんですよぉ。
相手を思う気持ちが深過ぎるが故に、失うことを恐れて自分の気持ちを押し殺してしまうもどかしさに焦れ焦れ感がたまりません。両片思いが大好物な方にはヒットだと思います。どちらも気持ちを温め続けていた一途さが可愛いのです。
桜海目線、映空目線、それぞれの恋焦がれる想いがガンガン伝わって来ます。好きなのに一歩踏み出せず、どうにもならないもどかしさや切なさがチクチクと胸を突いて来ます。言葉にして伝えられれば、どれだけいいか…
相手に対して湧き上がる劣情が溢れ出て、その罪悪感に苛まれながらも求めてしまう心と、慰める身体の描写がリアルにありそうで上手いなぁと思います。純粋に好きでいる感情と、欲情してしまう雄みのギャップにドキドキです。
モデルとしてモテモテな映空も、桜海しか目に入らなくてヤキモチ妬くのが可愛いし、執着にも近い独占欲にテンションが上がりました。こういうの好き。二人とも全力で愛し合ってるのになぁ…
なのに、何でこんなに伝わらないんだぁぁぁ~!
動き出したら早いのが両片思い(笑)
想いが通じ合ってからのエチは、とてもエロくて幸せに満たされているんですが、モノ自体が白抜き修正どころか、形状すらわかりにくいゴーストのような描き方が多くて、非常に残念でした。せめて棒状の形だけでもあったなら…(泣)
恋人になった映空の甘々なイチャイチャが可愛いかったです。
『桜海』『映空』と春を意識したネーミングだそうで、この時期にぴったりで素敵でした。
紙のカバー下のミニ漫画も、作者様の後書きも楽しかったです。 -
す~っばらしい短編集です。ネタバレ2022年4月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 良かったぁ。すんごい良かったです。面白かったですよぉ。短編集ですが、どの作品も深い!謎めいた空気感に引き込まれて、読みごたえのあるものばかりでした。流石のストーリーテラー・草間さかえショーです。
一組目の話は、裁判所の事務官・山田が持った隣人・高天に対するある疑惑。その疑心暗鬼が、読んでるこちらも(どうなんだ?)と引き寄せられてドキドキです。次第に触れる人柄で、高天に対する印象や、罪悪感が生まれて行く気持ちの変化がよくわかります。高天の言う『正しい人』は山田の誠実で真っ直ぐな心を指すと同時に、優しさも感じているように思います。とにかく山田が可愛い気のある人で、アニメの歌をイントロから歌うって笑ってしまいました。そんな山田だから惹かれるのもわかる気がします。一つの疑念が導いた恋の誕生。お見事でした。
二組目は表題作で、山田の同僚で書記官・里村の物語。自死した弟の真相と足跡を、刑事・結城と追うことで浮かび上がる事実。
現場で発見した弟の自筆のメモをとっさに隠した結城が一瞬不可解でしたが、読み進めると見えてくるそれぞれの背景にすごく納得出来ました。この二組目の話の中でも「正しい」という言葉が使われていますが、結城が正しくあろうとするという事は…
刑事が証拠を隠すという重大な事は、職務よりも里村が受けるであろう衝撃から守ろうとした事の方が重要なことだったのでしょうね。
弟が死を選んだ原因は、弟自身も誰も悪くない。けれども、里村は自身を責める気持ちがそうさせたのか、自分を罰するかのような結城との行為が、理解するのが難しい思いでした。それとも、自分の身をもってして弟の性癖を受け止めようとしたのでしょうか…
哀しい話ではありますが、そこは草間ワールドなので重苦しくないちょっとライトな部分もありながらの展開でした。きっと、結城はメモは隠し通して、里村の心を救っていくのだろうね。いつの間にやら手中に落ちてるお互い同士、なんだかいいな。
あとがきで、里村が山田事務官を可愛がってる理由が『疑似弟』とあり、なるほどと大納得。弟を大切に思っているんですねぇ。
三組目は異国の絵描き。祖父のせいで孤独に生きる絵描きアーサーと、その絵と絵描きに魅入られる青年ジョゼの逃避行物語。運命のような二人の恋も良かったし、アーサーと少年ポールの年月を越えた絆が素敵でした。出来る事なら再会して欲しかったですねぇ。 -
短編ならではの結びが素敵ネタバレ2022年4月13日このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様、フォロアー様方、皆さまおっしゃる通り、短編のレビューの難しさを痛感しております。
あらすじでネタばれしてしまう事もありますね。
王道中の王道の設定で、展開も設定のオチも先が読めてしまうけど、それでも面白かったし、短編の余韻を楽しめる結びがロマンチックで好きでした。
届かぬ想いの切なさも、認める事が怖い事実も感情も、どうしようもない心の葛藤が丁寧に描かれています。好きなのに…ただ好きなのに…
エチはないのですが、好きな男の匂いに包まれ、好きな男を想いながら一人で慰めてるのはやっぱりえっちぃです。
ホントに最後の話の結び方が良くて、もうちょっとだけその先が見たかったです。「もう一度…」うん、素敵。
*a○○r様
お元気でしょうか。レビュー書けなくても、BL楽しんでいらっしゃると良いですねぇ。 -
ふっふっふ、面白い予感。ネタバレ2022年4月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 『腐男子くんには秘密がある』で一目惚れした作者様買い、というか1話0で読めます。綺麗で可愛い絵はドストライクに好きで、小丸作品はとってもえっち。エロさ満点でありながら、ストーリーにおや?と思う作品もありますが、手を伸ばさずにはいられない魅力があります。
会社の倒産と社長の夜逃げで、急きょ住み込みのマネージャー業務についた蛯原。俳優デビューする蓮大の担当になっていきなりの、冒頭シーン。
イケメンで俺様攻めの不遜な態度がこれまた良き~。ヌイてくれたら、何でも言う事をきくとなんでそんな上からの立場なんだ(笑)
いきなりフ☆ラさせるって強引な展開だなと思いますが(笑)、BLファンタジーの俺様攻めを際立たせるには、多少の強引さは必要なのかも?
クビにされたら後がない蛯原ですが、ただ言いなりにはならないであろう蛯原の反撃は如何に?
蓮大のワガママは暴走するのか?
そんな二人が、どうやって恋を意識するのだろう…
恋への道のりとエロ度が楽しみです。 -
鳴り止まない拍手を贈りたいネタバレ2022年4月8日このレビューはネタバレを含みます▼ BL AWARD 2022 第3位おめでとうございます。私的には1位の最高傑作ですが、1位に輝いた作品もこの上なく素晴らしいので、同率首位くらいに思っています。これを知らずしてオメガバースを語るなかれ、と叫びたい。この感動を簡単には語り尽くせないので、ぜひ読んで感じて頂きたいと強く願います。
人類史上初のオメガバースという斬新な設定が興味深く、出来上がってしまっている壮大な世界観よりも、その起源に注目した着眼点が素晴らしく、難しい展開を見事に描ききった作者様に惜しみ無い拍手を贈ります。これほどまでに心を揺さぶり、震えるほどの作品に出会えた喜びは久しぶりです。最初から最後まで、ドキドキとした高揚感が収まらず夢中になって読みました。
心も身体もまだ未成熟な少年たちの身の上に起こる未知なる出来事。突然の肉体の変化に戸惑いや混乱がすごく伝わって来るし、誰も経験した事のないものへの不安や恐れは計り知れないと思う。頭の中に流れ込んで来る心の声や、目に見えるような設定は目新しくて、混乱を増すと同時に心を寄り添わせたくなるのも自然です。
抗えない欲望に包まれた小さな体育倉庫は、彼らにとってのエデンの園。世界にたった二人だけしかいないような感覚に陥りそう。自分たちの身に起きている事が不安でありながら、それを上回る身体の疼きが熱を放つように伝わって来る。画力の高さに加え、描写が官能的で美しく見いってしまうほど素晴らしい。これこそがエロス。
生殖行為は子孫を残すための本能ですが、自分たちの変化の意味がわからなくても備わる本能が感じ取り、突き動かされていく様が息を呑むほど。番行為に抗うのも無意識であり、身体が知る本能が凄い。
たった7日間で己の状態を手探りで考え、答えを導く冷静さも素晴らしかった。そういう中で生まれて来る様々な感情や恋心など繊細な心理描写にも惹き付けられます。独りで耐え抜こうとする西央も辛いし、寄り添いながら自分の中の負の感情と戦う痛みを知る織人も切なかった。ずっと胸が詰まる思いで、涙が溢れて来る。想い合って、すれ違って、傷ついて、心が叫んでそうな。爆発しそうな好きという感情を押し殺す切なさがたまらない。もがいて苦しんで、好きの気持ちが残った二人に涙です。一週間が経ち、離れがたい二人の何とも言えない距離感が良かったぁ。最後の愛の告白はプロポーズのようで感無量です。続編が楽しみですね。 -
これ面白~いネタバレ2022年4月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。単行本を待とうと思いましたが、1話が半額(30日まで)&ポイント還元(16日まで)&20%オフクーポン適用出来て45ページあり、2話がポイント還元(16日まで)35ページありと、お得に購入出来ました。レビュー高評価も納得の面白さです。
ベンチャー企業社長の穂積は、非の打ち所のないハイスペック男。なのに、添い寝がないと眠れない寂しん坊。寂しがりというか、甘えたがりかな。それが鬱陶しくもなく、憎めない可愛さを放っています。母性本能をくすぐられるワケではないけど、攻め・伊吹に対する甘え様は完全に心を許しているようでほんとに可愛いんです。伊吹にならなんでも許してもらえそうと思ってるような。
その伊吹は、大学時代の後輩で忠犬のような秘書。穂積に対する世話焼き体質も、心に抱える想い故で、甘やかしが強いんですよね。甘えたがりと甘やかしが割れ鍋に綴じ蓋のよう。
二人の関係性は、出会いから、伊吹が恋に落ちたであろうきっかけ、卒業まで回想として出てきて、伊吹のほろ苦い思い出なのかもしれません。
穂積が罪作りなんだよなぁ。伊吹に対する甘え方や煽りも、嫉妬も全部無自覚なんだもの。あの時の伊吹の精一杯の告白をたった一言で蹴りながら…無自覚ほどズルいものはない気がする。
伊吹が抑えきれずに、感情も欲望も爆発させてしまったのも無理もないと思う。そこからのエチがエロいことったら、流石さきした先生。タガが外れるってこういう事ですねぇ。
八年分の恨み(八年分の募る想い)が一気に溢れだすように攻める伊吹と、ワケわからずされるがままの穂積が1話から既にエロいです。(白抜きですけどね…。)拗らせ片思いの逆襲が始まったのか?…
穂積が鈍いんだか、全く伊吹の気持ちをわかっていなくてもう、もう、もどかしい!
なのに、なんで欲情してんの!穂積、やっぱり面白いわ。
タイトルが気になりますが、これは伊吹目線からの気持ちを表しているのでしょうか。愛しくて堪らなく可愛いけど、恋に気付かないのは憎らしいって感じ?
さて、穂積の恋の気づきがどうなるか、この恋がどう展開していくのか楽しみで仕方ありません。
『XLサイズBL』というアンソロジーに、この二人の短編が収録されているらしく、そちらも気になります! -
エロ可愛いと優しさに溢れた一冊です。ネタバレ2022年4月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 久しぶりの作者様買いです。ポメガバースって何?ってとこから始まって、そんな世界がある事を知らなかった自分に地団駄を踏む私。遅れてますね(泣)
なんとまぁ、可愛い世界観でしょ。感情に左右されてポメになったり、人の姿に戻ったりと楽しい~。完全に設定勝ちです。時々、背景に可愛いポメが描かれてる事がよくありますが、これはポメの可愛さを満喫するには十分なほど。可愛いしかありませんよぉ。
しかも、可愛いのにエロい。エロいのに可愛い。もぉ、どうしましょ。
イケメン松田が大好きな保目谷。好きで好きでどうしようもない想いがエロにまで表れて伝わって来る。ふわふわと可愛い保目谷も、おとなしいようで健全なえっちな男の子ですねぇ。
松田は、保目谷の特殊な体質を目の当たりにしても、何事もないかのように受け入れてる天然ぶりがスゴい(笑)君は、ポメガバースの世界観を知っていたのかい?って思うほど自然なんです。変身の疑問よりも、動揺よりも、きっと亡くなったポメ太を想うおばあちゃんを案ずる気持ちの方が強かったのかもしれませんね。ホントにおばあちゃん思いの優しい男の子なんですよ。祖父母とポメ太に関するエピソードは心が温まって、胸にジーンと来て泣けてしまいました。愛情と優しさに溢れています。
おばあちゃんの為にポメ姿になってもらっていた松田ですが、人間の姿に戻った保目谷の裸体を見て、自然と手が伸びる松田にドキドキ。流れでえっちな関係になったとはいえ、ちゃんと友達でいられない事も考えてる中身もイケメン。すれ違いもあったけど、頭の中が保目谷でいっぱいできゅうぅぅぅんです。
恋も良いけど、エチ描写もたっぷり堪能出来ます。ピチピチとした肢体の肉感の良さと、スベスベしてそうな肌感は若さがはち切れそうです。ぷりんとした、時にキュッと締まったお尻も良き~。何より、どの角度からとっても素晴らしいアングルがスゴいんです。もう、こりゃわしゃたまらんわい。これが修正なんてあり得ない!カラー18·禁であって然るべきだと思います。(懇願)小冊子もエチたっぷりで大満足!
保目谷の兄は、とっても厳しいようですが、心配が過ぎるだけで弟が大事なんでしょうね。お兄ちゃんは変身する体質じゃないのか気になります。 -
愛されてます♥️ネタバレ2022年4月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 新刊作者様買いです。連載中の『半分あげる』の単行本を待っていましたが、別の作品がくるとは油断してました。嬉しい誤算です。
表紙のツバメの瞳が印象的ですが、本編内で自分の不遇にも涙を見せない強いツバメの涙のワケとは…
素敵なお話でした。
実の兄にヤクザに売られたツバメ。幹部・砂塚の身の回りの世話係を命じられるというスタート。
泣きたくなるような自分の境遇を、そしてクズな兄を、更には子供を捨てた両親を、恨まず、憎まず、腐らず、強いんです。強くならざるを得なかったんだと思います。しっかりと地に足つけて、自分の成すべき事を考えて前を向くしかないツバメが、ホントにいい子で素晴らしい。ヤクザにも動じない勝ち気で、啖呵切るほど怖いもの知らずがスゴい。
オカンのように世話をやかれて、ケンケン言い合いしながら翻弄されてる砂塚が面白い。たれ目で、黒髪メガネで良いですねぇ。
とてもアットホームな組で、組長以下みんな優しくて、和気あいあい。砂塚の右腕ヤスが良き~。
ヤクザの組であって、更正施設ではないのだけれど、引き取った若者を育てて送り出す実質駆け込み寺のようでなんだか素敵なのです。もちろん、裏稼業はあるのでしょうが。
ツバメも全面的に守られて、砂塚に関しては過保護過ぎるほど。
健気なツバメに組員達が絆されるように、砂塚も守りたくなってしまうのも無理もない。可愛いもの。
クズ兄登場で怒りMAXですが、ツバメが言えない事を全部代弁した砂塚がカッコ良くて、スカッとしました。それでもね、たった二人きりの兄弟だから見捨てられないツバメが、とても優しいんですよ。
そこから、ツバメが砂塚を意識し始める瞬間にキュンとなります。口は悪いけど、優しさに守られて心が傾いて行くのがドキドキ。砂塚にしてもツバメの懐きようや健気さが可愛いだろうし、そりゃ愛おしくもなるはずですよね。
クズな兄はいるけれど独りぼっちだったツバメは、温かいぬくもりに飢えていたと思います。組員達との団らんは楽しくて、更には砂塚の言葉…
『家族』になる幸せは頑張って来たツバメに最高の贈り物。もぉ、感無量です。
書き下ろしの書店でのお話も心温まる素敵なもの。
アフターストーリーは、ツバメの20歳の誕生日でバースデーエチです!初めてのツバメにけっこうガンガン攻める砂塚。きゃーっ。
先生曰く、屈折した兄が一番の苦労人で、スピンが読みたいです! -
ジョゼ作品の可愛らしさが詰まってます。ネタバレ2022年4月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 『私の愛したツバメ』と二冊同時に発売されたこの作品。なんとデビューでいきなり二冊ってスゴい。
間取りも場所も違う2DKの部屋で、それぞれルームシェアする3CPの織り成す恋模様が、とても可愛くて良かったです。
『トマトとシソとマヨネーズ』:幼なじみの寛ちゃんとウメ。この二人の子供のころの思い出がめちゃめちゃ可愛くて好き~。
ずっとひそかに育てて来た恋心。幼なじみではいられなくなってしまった寛ちゃんの想いと涙が、ちょっぴり切なくて愛しく感じます。ずっと一緒にいるのが当たり前で、離れることを考えもしなかったウメは、その当たり前が恋とは気づかずに、だけど大事にして来たんだろうなぁと思えるんです。幼なじみから突然変わる関係の変化にキュンとしますね。
ベランダで大切に野菜を栽培するように、二人の恋も大切に育んで行きそうな優しいお話です。ジョゼ先生の描く男の子は、ハートをくすぐる可愛らしさがあってキュンとします。エチは事後の雰囲気と、あっ、これから励むのね~っていう感じのみです。
『シャツとシーツと洗濯機』:俺なんか、と恋も仕事も自信のない草壁と、仕事を頑張るきっかけをくれた草壁に恋した岩清水。お互いに心のスキマを埋め合って、満たされていく恋が素敵です。岩清水にぐいぐい押されまくりの愛されまくりな年上草壁が可愛いらしいんです。エチの直接的な描写がありませんが、なるほどタイトルびったりで、二人のやり取りがとても微笑ましくて可愛いかったなぁ。
『ソファとエス』:前の2作とはちょっとタイプが違うけど、ジョゼ作品の片鱗が伺える熱を帯びた作品です。周囲の望むように、いい人であるように振る舞う大原。自分勝手な期待と落胆の周囲の目にうんざりな仙太。お互いに関わりながら、それぞれの呪縛に解放されて、自分は自分なのだと自分らしくいられる相手に巡り会えたことは、幸せなことだと思います。しかもそこに性癖も絡み、熱量はさらに上がってゾクっとしますが、まだソフトな方かもしれません。エスの深みが出れば、もっとゾクっとしたかも?
三組とも、エチの描写はありませんがエチしてます。そしてそれぞれに書き下ろしがあって、ラブラブと可愛い後日譚でした! -
ご馳走さまが聞こえない!【単行本版(電子限定描き下ろし付き)】
大、大、大好き~っ❤️読んで損なし❗️ネタバレ2022年3月30日このレビューはネタバレを含みます▼ め~っちゃ良かった。すんごい良かった。出会えて良かったぁ!初読み作家様ですが、フォロー様のレビューで興味を引かれました。
インキュバスに憑依されてしまうという設定が目新しくて面白い。しかも宿主の命にも関わるというのも斬新です。
これは理性VSインキュバス?と思ったんですよね…
イン魔系はちょっと…という方にもぜひオススメしたい!イン魔ものとはいえ、憑依された堅物リーマン外川主任と、外川に憧れる内瀬の恋がメインとなって、そりゃもうサイコーさ。
ぽけろう先生の描かれる恋の心情が、とても繊細で胸がきゅっとなるんです。互いにその優しさに惹かれていく想いが丁寧に綴られているので、どちらにも感情移入しやすいです。全ては『命に関わる』という事が二人に思い込みやすれ違いを起こさせてしまって、もぉ切ない~。相手を大切に想うからこそ、切々とした感情が心に響いて来ます。ツキンとして泣けてしまいました。とにかく、内瀬が健気でいじらしくて可愛いので、余計に切なさが増す。自分の身よりも、内瀬を守りたい外川も素敵です。徐々に膨らむ想いが、外川の中で手離せないほどの執着心が生まれながらも、そこにあるのはそれぞれの純愛なのです。
タイトルは『ご馳走さまが聞こえない』ですが、二人の接点を終わらせたくなかった内瀬が、「ごちそうさま」を聞きたくなかったんだと思いました。
そして離れようとして離れられず、内瀬の気持ちを知った外川の涙に完全にやられました。
ほんとに素敵な恋模様でした。大好きです。
もちろん、エチもエロさ溢れて、体格差がたまりません。小柄な内瀬がすっぽりと外川の腕の中でおさまるくらい差が大きくて、外川の広い背中や胸板の厚さやほどよい肉感が素敵~。インキュバスが途中で抜けて、外川自身の激しいエチにもキスマークいっぱいにもゾクゾクしました。内瀬を手でしごきながら、自分もしごくのがとってもえっちぃ。やだ、恥ずかし。ただ修正が完全白抜きで、もったいない。
インキュバスは、なんだかんだと二人を焚きつけながら、恋のアシスト役のようでいいヤツでした。彼自身の物語も見てみたいですね。
分冊版の7話から新シリーズにバトンタッチしていました。また楽しみが増えました!ホント好き。
さぁ、これからぽけろう先生を追い続けます。
ぜひぜひ、ぽけろう作品を知って欲しいし、読んでみて欲しい~。好きになると思いますよぉ。 -
スピンオフないかな。ネタバレ2022年3月28日このレビューはネタバレを含みます▼ うーん…うーん…うぅ…
前作『フロムヘブンヘブン』が良くて作者様買いしましたが、期待値が上がってしまって…
駅で見かける気になる人への恋心を、どんな風に描かれるだんろうとワクワクしてました。物語が生まれやすい駅での恋は、ロマンチックかなぁと。
確かに、末永(攻め)の恋が芽生えるきっかけや、想いが増して行く過程はとても素敵でした。たった数分見かける間に、表情から今日はどんな1日だったんだろうと想像していたり、会う事が楽しみになる事で気持ちは膨らんで行くなぁ、と思います。まっすぐに市川を見つめ、まっすぐに想ってる。
ただ、市川の方は友人水尾に失恋してからの切り替えがあっさりし過ぎて、感情移入しにくかったんですよね…あんな事までしてつなぎ止めたかったのに?末永を駅で見かける頃から、気になっていたにしても、ちょっとあっさりかな…最初は寂しかったのかもしれないけど…
そして、彼女がいたにも関わらず、市川の恋心を知って流されながら性的行為を受けてた水尾は最悪ですが、ホントに何を考えているのかわからず、つかみ所がないキャラでした。市川に対する行動もよくわからない。なのに、何故か憎めない不思議なキャラ。
カバー下の漫画が主人公二人ではなく、水尾でしたが、本当に本気で人を好きになった事がないんだろうなと思う水尾。相手の気持ちを汲み取る事の出来ない残念なヤツですが、水尾の本気の恋をスピンオフで見てみたいと思わせる不思議な魅力のあるキャラでした。ぜひ、スピンオフを~。 -
必見のお宝本です!ネタバレ2022年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 本編の沼にハマったら読まずにいられない特別なバイ-ブルです。一巻は全プレペーパーや小冊子のエピソード集で、推しCPをもっと見たいとウズウズしてる人にはたまらない一冊ですねぇ。本編ではまだ詳細を描かれていないCPの話も見れるのも嬉しいです。これを読めばもっと沢山のCPを知りたくなりますよ。
武笠×深津のジェラシーが可愛くて、愛されてますねぇ。深津が報告してた武笠のエチのねちっこさを、こちらでも堪能出来ます。深津の天然と武笠の溺愛が大・大・大好き~。
針生×眞御ちゃんは、好き過ぎて舞い上がる針生の変態度がUPして、愚か指数が星の数で表れて笑ってしまいます。眞御ちゃんをちゃん付けで呼ぶ時と、呼び捨てにする使い分けがずる~い。上手~い。眞御ちゃんの「申し訳ない」がツボです。
厚労省の授乳CP達もそれぞれ楽しく描かれています。
登場するCP全員の詳しい物語を読みたくなる事間違いなし。推しCPが増えるし、今の推しCPをさらに好きになりそうです。とにかく楽しい恋インですね。
そして、2巻はコアなファン向けにぴったりの設定資料集です。
①キャラクターのプロフィール
キャラ設定の注目ポイントに説得力があって、なるほど本編を楽しめる。沢山の登場人物の設定やエピソードが緻密で素晴らしいと実感出来ます。
②なんでもランキング。攻め部門、受け部門に分かれて納得出来るランキングもあれば、まだ知らないキャラはちょっと共感しづらいです。
③登場ロケーション
省内や各個人の邸宅を紹介しているのですが、ゴージャスな邸宅が並ぶ中、深津の質素な家も紹介されていて、ちょっと物悲しさをおぼえた…でもね、大切な家族の思い出のある家を守る深津が素敵ですよね。そして、深津を愛する武笠が守ってくれた家でもあるから一番素敵なんです。
④秋草に媚薬を飲まされたBC達のその後
TC達が介抱し、お姫様抱っこでお持ち帰りにニマニマ。お持ち帰り後が見たいし(特に春日&木菜)、残った蔵本&白戸も気になります。秋草室長の無茶振り恐るべし(笑)
⑤エチをビデオ撮影して眞御ちゃんと見ながら興奮する変態針生に笑うしかない。この二人もたまらん好き~
⑥キャラクター達にインタビュー
惚気です。愛です。インタビューにも個性が光って楽しいです。
お値段的に確かに高いと思いますが、価値ある二冊だと思います。紙でゆっくり読みたくて紙購入しましたが、カバー下も面白かったぁ。 -
神より賜れし御本です。ネタバレ2022年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対ハマる最高傑作。これは何回も読み返す中毒性のある作品です。読み応えと満足感がハンパない。
何故にこれほどの人気があり、その人気が続くのか?恋インフリークスが生まれるには、納得のワケがあったんです。
①お堅い仕事の中の特殊な任務が超エロい。それが真面目に遂行されるから最高。特に、実習やI倉と称した堂々と出来るエロ事が楽しくてしょうがない。カーテンと仕切りだけの中のやり取りが隣も気になる。
②見目麗しい殿方揃い。その中で『推しCP』が出来るのです。自分の中でランキングが出来て、それは変化するかもしれない多種多様な恋の形。似て非なるもので、それぞれの個性を楽しめる。どのCPも順位をつけるのが難しいくらい、全てのCPが愛おしくなりますよ。
③腐女子(男子)の生態を知り尽くした作者様の狙いに見事にハマります。ツンデレ、誤解・すれ違い、健気で一途、焦れ焦れした恋模様の進展を楽しみ、あとから来る幸福感に萌え狂うのです。ツンとか無垢とかの受けSの陥落と溢れるほどの色気に打ちのめされ、攻めSのとめどない甘い愛の言葉と溺愛ぶりに悶絶するんです。死んじゃう。
④エチは激しく激しく愛を注入。初めて見た時は描写に驚きましたが、物語にのめり込めば気になりませんでした。
デケデケデケ~ドゥルルル~ジャン♪(ドラムロールのつもりです。)発表します!
栄えある推しCP第一位に輝いたのは、『武笠×深津』です!極貧苦労人の深津の健気さが愛おしい。雪の中、ボロ家を訪れた武笠と温めあって眠ったエピソードは涙。深津大好きなとこがキュン。
⑵『針生×眞御ちゃん』実った10年越しの恋が素敵。眞御ちゃんの「はりゅ」「申し訳ない」がたまらん可愛いくて大好き。鼻血をよく出す針生の溺愛も楽しい。惜しい!一位と僅差。
⑶『柳×先森』強がる先森が見せた弱さと全てを包み込むワイルド柳の愛に感動。ライオンのぬいぐるみを大切にしてる先森が可愛い。
⑷『春日×木菜』クズ春日に怒り心頭も、本気の初恋に愛しさが。木菜に幸せになって欲しい。
⑸『供威×黒瀬』まだ発展途上な二人ですが、その焦れ具合がええ塩梅に楽しい。
⑹『鶏楽×藍染』盲目の愛にしびれる。藍染の色気がたまらん。
⑺『蔵本×白戸』詳細がまだ描かれてないめちゃめちゃ気になる二人。蔵本、耐えて~。
あと、志山パパと土門の戦いが面白い。志山の子供の頃のエピソードに涙。
まだまだ気になるCPだらけ。 -
すんごい良かったんですけどぉ。ネタバレ2022年3月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様。良かったぁぁ~。想像以上に良くて、素敵なお話でした。タイトルに興味をそそられましたが、読み終えて良きタイトルだなぁと思います。性癖もののえっちぃ話かと思いますよね?確かにエロい事がたっぷりです。が、恋模様はキュンとなる純愛です。
仕事一辺倒の真面目弁護士・工藤は、たまったストレスを人気のないビルのトイレで自-慰をして発散している。その姿を見知らぬ男に激写されて…という展開。
写真をネタにある要求を突きつけたのは、若手俳優の成瀬。最初は、成瀬がクズいなぁ、ゲスいなぁと思うんです。目的の為には手段を選ばない成り上がり者になりたいのか?ただ、俳優として芝居に対する情熱は、役作りを含めて本物なんだと思う。選んだ手段ややり口が間違ってはいるけれどね。
物語の設定としては、ちょっと強引な気がしないでもない。その役作りの為の練習相手をさせられてしまった工藤も、成瀬の無茶なやり方や危なっかしさに、放って置けなくなるのもわかるし、絆されてしまっている面はあると思います。それ以上に成瀬の一生懸命な魅力に惚れてしまうのも自然かな。
やがて思い知る現実は、やはり住む世界の違う人。
成瀬の俳優としての未来の為に、関わらないように離れた工藤の切ない想いが、ツキンツキンと胸を刺して痛い。
偶然の再会で、成瀬の心からの想いと見せたあの表情にまたもやツキンと胸が痛む。
もぉまぎれもなく純愛なのです。ちょっとホロリとウルウルきました。
再会からハピエン迎えるまでの二人のやり取りが最高に素敵でした!ホントに良かった。
役作りの練習のエロも、想いが通じあった幸せエチも、アングルの煽りが刺激的で、指やナニの抜き差しもとてもえっちです。残念なのはシャカシャカ消された修正で、もったいない絵面に無念。
エロも恋もトータル的に良かったし、面白かった!
デビューコミックスから2年半ぶりの二冊目となるこの作品。ちょっとびっくりしましたが、次なる作品が楽しみです。また、長く間が空くのかしら…
蜂谷先生、首を長くしてお待ちしておりますので、どうぞ頑張って下さいませ。 -
嬉しい!楽しい!大好き!ネタバレ2022年3月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 『ヤクヨメ♂』ファンのみなさ~ん。あのタキがスピンオフで帰って来ましたよ~。すっごく嬉しい。レビュータイトルが、ドリ◯ムの曲名のようになってしまいました。
聖良といわおの愛とエロ満載の前作に登場した、いわおの元舎弟で、聖良のオシメを換えながらいわおと共に親代わりになってたタキです!
タキこと滝沢要35歳(バツイチ)と、ヨメ♂ひろ45歳(エロ漫画家)と、タキの愛娘きらら2歳の三人家族は気になってたんですが、まさかスピンオフになるとは…嬉しい誤算。(ごめん、タキ)
聖良&いわおと同様に、朝からイチャエロでぬちぬち、ゆすゆすやってますが、おーい!きららちゃんが側で眠ってるぞぉ。と、やはりエロたっぷり。きっといわお達に負けず劣らずパンパンしそうな予感です(笑)ひろがとってもエロチックに攻め立てられて、可愛らしいエロヨメです。タキの事が大好き。きゃはッ。
なんだか前作よりも見た目カッコよくなってるタキ。ひろを抱きながら、愛しさをしみじみ感じるシーンがとても素敵です。とっても愛してる様子にキュン。その愛しい想いを深掘りして読みたいな。
45歳にして全てをタキに捧げたひろの背景や、バツイチタキとの出会いや馴れ初め、家族になるまでの経緯とか、ヤクザをやめた事だとか気になることが山ほどあります。これから描かれるだろうと思いますがワクワクしますよねぇ。エロだけじゃない、アオネ先生の描かれる深い愛情物語が大好きです。すごく心に染み渡るんですよねぇ。また期待しちゃうな。
聖良やいわおも登場するのかな?またあの二人にも会いたいなぁ。会えるよね♪楽しみにしておこう。
きっとまた、単行本になるまで待てないと思います。で、特典見たさに単行本も買う事になるんだなぁ…
また、続き読んだら更新しますね。 -
星の丘プレミアムマンション203号室【電子限定描き下ろし付き】
この二人、めっちゃ可愛い。めっちゃ好き。ネタバレ2022年3月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 会川フゥ先生のほっこり優しい恋模様が大好きです。ぜひ~。
父親の会社が倒産し生活が一変、マンションという名のボロアパート住まいを余儀なくされてしまった輝。生活レベルの激変低下は、大ショックなはず。しかも周りにいたうわべだけの友達が寄り付いて来なくなるって、これが一番キツイと思う。自分自身も相手も付き合い方が見えてしまうからね。一人寂しくお昼をかじる姿が哀しく見えた瞬間です。
アパートの住人達は、みんなどこか一風変わっていて…
お隣さんの王子くんは、発明オタクの変人なんだけど、人の良さや優しさが何とも言えない魅力を感じます。可愛いのですよぉ。生活(家事)能力ゼロだし、危ない実験をして壁に穴空くし(笑)輝にとってもは関わりたくなかったのに、どんどん何かと巻き込まれて行くのが楽しい~。
いいマンションから見えていた夜景の代わりに、王子くんが作ってくれたプラネタリウム。もう、こんなんされたらキューンとするわよぉ。
他の住人にも、バイト紹介してもらったりと、その関わりを温かく感じるのです。今時って、隣の住人の顔さえ知らないとか、ご近所付き合いのない無機質なものを感じるけど、お隣さんが友達のようになって、助けて助けられて、人と人の繋がりが素敵だなぁと思います。
引っ越しさえなければ、関わる事のなかった二人ですが、困った時に、不安な時に寄り添ってくれた王子くんの存在は大きいですよね。
二人とも好意が見えてはないけど、一緒にいてそういう雰囲気になったというのか、二人が交わしたキスがとてもナチュラルで、惹かれあってるんだろうと思えるシーンにときめいてしまった。
ずっと前から輝を知っていた王子くんの想いがね、すごくわかるんです。あぁ、そっかぁ…
暮らしが一変しても、輝が腐らず頑張れたのは王子くんの存在があったから…惹かれたのも頷ける。
二人の距離の縮まり方が、ホントに自然で良いのです。
好きと気づいてからの初エチにキャッキャッした。あぁぁぁー。王子くんが男に見える。(男だけど)あぁぁ、男だなぁ~。(いや、そうだろ。)ギャップに降参です。
新しいマンションに移るよりも、王子くんの隣を選んだ輝の決断にニマニマしました。
書き下ろしは薄い壁だから、声にご用心。
読後感が幸せな一冊です。
*皆さま~。地震、大丈夫ですか?いつ急に来るかわからないから怖いですね。
くれぐれもお気をつけ下さいね。 -
追いかけて行きます!ネタバレ2022年3月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 丹下道作品に初チャレンジ。その後『恋するインテリジェンス』を読んで丹下作品に魅了されて、もう一度こちらを読み返し、印象が変わったのでレビューを書き直しました。
ケモ耳の可愛さに一目惚れして購入。幼い二人の『約束』に既に心が奪われてしまいます。そして『高貴なる血統』で人外ヒエラルキーともなれば、とっても興味深いです。
アムールトラの血を継ぐ摩宗×蛇の血を継ぐ朱充。
異種間でありながら、血を絶やさない為のペアリングと交配。私の中では目新しくて、面白そうな予感。丸いフォルムのお耳とゆらゆら揺れるしっぽが可愛い摩宗。蛇の低体温な生態などもちゃんと物語に組み込まれてるし、約束の「ゆびきり」と蛇の交配を意味する「指切り」を掛けた話など細かく練り上げられてると思います。何よりキャラが魅力的ですね。大人の意地っ張りな愛らしさとでも言うかな。
一度解消されたペアリングに、傷つきながらも忘れられない両片思いの拗らせ愛。焦れ具合もいいし、好きなのに素直になれないツンツンも可愛い。しばらくずっとモダモダと平行線で、ホントに焦れがお上手なこと。
お互いに不器用で意地の張り合いで、素直になれない気持ちとてもわかります。ペアリングの解消がネックなわけですが、その解消理由にも納得いく。まだその頃は幼かったし、確かめ合うことさえままならなかったほど、傷ついてしまったんだね。誤解もすれ違いも大人になるほどややこしいけど、傷つくのが怖くて前に進めない弱さも伝わって来ます。
20年の想いは変わらず心の中に住み着いて、素直になりさえすれば…あぁ、もどかしい。余裕があるようで余裕なく、互いに翻弄される二人に焦れMAXです。相手を挑発しながら傷ついてるようで、ちょっと切ない。すれ違いに哀しむ朱充の切なさも胸が痛みます。誤解も何もかもが解けて素直になった二人がいいですよね。
気持ちが通じあってからのデレとイチャこらはとても微笑ましく可愛いのですが、エチは激しく攻めたててすごい。
書き下ろしは、どうした事か2ページ分、摩宗のお耳がありません。えっ!?隠れてるの?書き忘れ?
初体験の丹下作品ですが、文字が多く、老眼世代でスマホはきつい(笑)人物も極端に小さい時は『ウォーリーを探せ』の如く、コマ内を探して発見それを踏まえて、つぎなる新章を楽しみたいと思います。
個人的に、畑仕事を手伝っていた宗宏が好き。スピンないかな。 -
読んで、萌えて、楽しんでぇ❤️ネタバレ2022年3月15日このレビューはネタバレを含みます▼ はぁ…幸せ。心にビタミン剤って感じです。ぴい先生ありがとぉぉぉ。最高に楽しめました!
キスに溢れた作品は、他でも読んだ事がありますが、こんなにも濃密なキス三昧は(私の知る限り)かつてあったかしら。『口は第2の性器』と表現される事もありますが、深く侵されて絡められたり、なぞられたり、吸われたりと、とろけてしまうような感覚に陥るのが、そういう所以なのでしょうね。まさに、この作品がとろけるキスを堪能出来る、キスフェチにはたまらない最高の一冊なのです。ちゅ~う。
キスが上手いと噂される真白にとって、セッ☆スよりもキスが最高のえっちな行為で、大好き。(うん、わかるぅ。もちろんエチもいい。)その真白にレクチャーして欲しいと頼み込む、モテメンなのにキス下手な透。(天は二物を与えなかったか…)
流石、プロフェッショナルな真白で、一瞬にして下手な原因を分析するわ、レクチャーも上手いわであやかりたいほど。
この透のイケメンぶりがドストライクで、横顔の美しいラインに、その唇の形も綺麗で美しいのよねぇ。口元の二つのほくろも色っぺぇ。おまけに色んな表情見せてくれて可愛いのなんのって…おねだり顔はズルいぞぉ。まっすぐ見つめる真剣顔に変わるのもたまんない。可愛いが過ぎる~。
さてこのレクチャーが濃いぃぃキスで、美しくエロく描写されてます。そりゃたつのもやむ無し…うん。
キスしながら上気する透の顔も真白の顔も色っぽく、特に興奮度が高まる表情にドキドキさせられます。
レクチャーがいつの間にやら形勢逆転な立場も面白くて、ワクワクが止まらない。
透がまっすぐな男の子で、自分の感情に気づいてからのぐいぐい攻める口説きがたまんねぇ。徐々に欲情も高まり、イケメンの雄みが出るのもキャーッ。気持ちが入って変わるとろけるキスが甘くていい。
一方、真白は大好きなキスが一番の目的のはずが、透の真剣さに戸惑って、混乱する気持ちがすごく伝わって来ます。そこから自分の気持ちに向き合って、嫉妬して、そんな変化がいいね。奪うキスがカッコ良くてテンション上がる~。
そして肝心のアレは?もちろん最後にありますエチエチです。自称、性欲高い透の絶倫ぶりが見たかった(笑)続編で今度はエチを!
書き下ろしは、透目線で語られる可愛い独占欲。何よりセッ☆スの良さを知った真白の開脚『かぱ』が最高の眺めでした。ふぐりも可愛いくて、愛でたい私です。 -
面白くないわけがない!ネタバレ2022年3月14日このレビューはネタバレを含みます▼ うわぁ、またまた新作スゴい!絶対途切れる事なく、連載を抱えていらっしゃる藤峰式先生。読まずにはいられない魅力満載の作品を、次々読める幸せよ…ただただ心配は、お二方の体調です。ゆっくり休まれる事があるかしら…くれぐれもご自愛くださいませ!と祈りを込めてレビュー書かせて頂いてます。
また新たな世界へ突入です。タイトルだけで興味が引かれるそのインパクト、流石です。
前世で殺した男(記憶なし)×前世で殺された男(記憶あり)。
キテレツな設定が可笑しくて、期待値もググンと上がるというものです。どこからやって来る、その数々の発想。インタビュアーになって聞いてみたいです。読者を飽きさせないってスゴいですよぉ。
哀しい出来事の前世の記憶は、『悲恋』を想像させがちですが、そこはもう悲恋にならないところが藤峰式先生(たぶん。おそらく。きっと。maybe ?。)フッて笑えてしまう、そのコメディセンスが好きでポチっと押す手が止まりません。
御曹司4人のシェアハウス寮監督となった綾斗。前世の記憶が残り、すっかり貴族気分(笑)殺された記憶を持つ綾斗と前世の綾斗を殺した奏との出会いで物語がスタートします。
寡黙な奏の綾斗を見る目が、何やら意味深に感じるのは私だけでしょうか…本当に記憶がないのかなぁ?…謎めいたイケメンの魅力に惹かれちゃう。
急にお金が必要となった綾斗を、奏がカラダを買う急展開。はい!皆さん。一話から期待を外さない藤峰式劇場の開幕ですよぉ~。がっつり、あはんうふんの大サービス。そして、受けの感度が良すぎるのは、言わずもがな。寡黙な年下攻め奏くんもフル回転です。良いですねぇ、寡黙なのに攻めたてるって。
気になる事が色々あって、前世の二人の間に何があったのか?奏に記憶がないのだろうか?エチの感覚の記憶さえあるのも濃厚故か(笑)
寮生の他3人も個性豊かな困ったちゃん達で楽しそうです。
これからの展開が楽しみで待ちきれません。 -
あー好き。もー好き。ちょー好き。ネタバレ2022年3月12日このレビューはネタバレを含みます▼ もぉ、なんでしょ。どうしても惹かれてしまう世界観。不思議な魅力がありますね。草間先生の織り成す物語の味わい深さが、じわじわ~って心に染みてくるんです。ページを開けば、そこはもう草間ワールドに迷い込んでしまいます。先へ先へと進めながらワクワクが増して行くような高揚感があります。好きだなぁ。
決して派手さはなく、穏やかでありながら情緒豊かで、心の機微を描くのがお上手です。
色んな事を失って、心に隙間が空いてしまったようなリーマン篠田。コーヒーの匂いに誘われて、ふらっと導かれた煙草屋兼骨董品屋。こういう描写に趣がありますね。柔和な店主・朝倉との出会いから、心の隙間を埋められて、変わって行く感情が丁寧に綴られて行きます。
篠田が大切に思う人を大切にしてるつもりで出来てなくて、実際ホントに不器用な人だと思います。地下鉄のホームを当て所なくさ迷う野良犬のように、篠田もまた心の行き場を探して彷徨うようで、犬を重ね合わせたのも上手いなぁ。
拠り所を見つけたものの、深く踏み込めないもどかしさよ…
朝倉の方は、惹かれて行くのが目に見えてわかるけど、彼もまた一歩踏み出せずにもどかしい。
壊れた骨董品の修復と、人間関係を重ね合わせて見せるのもまた素晴らしいと思います。ヒビが入っても、人はまた元に戻せる。篠田が唯一取り戻したい関係。不器用なりに出した答えが良かったねとしみじみ思う。
朝倉の健気さを可愛く感じる篠田ですが、その『可愛い』は紛れもなく『愛しい』なのですよ。素敵ですよねぇ。
二人の距離の縮め方も素敵で、今作品は『犬』の使い方が絶妙です。上手すぎて、思わず唸る私。『外村探偵社…』でも思ったんですよ、渋いわ。
晴れて恋人となってからのエピソードが、めっちゃ好きで心をくすぐるんです。小さなハートの矢がトスッ、トスッ、と胸に刺さる。うぅ~やられた。おかずの真ん中と端っこ。二人の関係の紹介。何気にしてる指輪と転居届。キュンとしてニマニマしちゃうのよぉ。
温泉地での浴衣でエチも、和室の薄明かりの中でえっちだし、ちょっとがっつく朝倉にドキッ。
まだお互い不器用だったりするけれど、ゆっくり育んでる二人が大好きです。 -
愛を惜しみ無く与え合う二人ネタバレ2022年3月10日このレビューはネタバレを含みます▼ めっちゃ良かったぁ~。面白くて、可愛くて、ホロリ来て、存分に楽しめました!
『笑うクズには福来たる』に登場してた芸人コンビ・弾マックスがスピンで帰って来ました。びっくりでした。
売れてなんぼのお笑い芸人。鳴かず飛ばずでいるには厳しい世界で、てっぺん目指す太一と司の物語。結成10年目にしていら立ちや焦りを見せる司に比べ、どことなくのほほ~んとしてる大型犬のような太一が、めちゃめちゃ可愛いんです。
コンビ内の温度差があるように見えて、実は情熱を秘めて目指すところは同じなんですよね。
そこで発覚してしまった太一の恋心。大事な時に、コンビを続ける上では大事件ボッ発とは…
心に決めた相方はただ一人だけではあるけれど、それぞれがお互い相手の将来を考えて葛藤するのは、本当に大切に思っているからで、それこそが愛だなぁ。
10年のこだわりで司の心が揺れてしまうくらい不安定な中で、ホワホワ太一の方がどっしり構えて、腹をくくっていたように思える。肝が据わっていたのは太一の方で、きっと何もかも捨てる覚悟でいたのかなと思うと、カッコ良すぎて惚れてまうやろ~。ホロリ来ちゃった。
深い深いコンビ愛です。何があっても、隣に立つのは一人しかいないのですよ~。
「これからも…」最高のプロポーズじゃないですかぁ!相方として、恋人として末長く…
太一の一途な想いも良かったし、太一のでっかいカラダと心も丸ごと受け止めたでっかい心の司が男前でした。
ホワホワ可愛い太一が男の顔つきで、オス感出すのはたまりません。ドキッとします。
太一の言う「ちん◯んおばけ」に笑ってしまいましたが、そのおばけが司の中か…カラダでかいもんね、やっぱりちん◯んも…無事を祈る。ちなみに、ちん◯んおばけの姿は拝めません(泣)。合掌ならず無念。が、エチは良く、体格差も程よくええ塩梅な二人です。コンビを超えてラブラブな姿も新鮮でした。
前作の『タランテラ』の二人にも会えて良かったです。互いに切磋琢磨しながら、どちらのコンビもてっぺん勝ち取れるように頑張れ~。
面白かったぁ~。 -
どこまでも ついて行きます あかね愛ネタバレ2022年3月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 5・7・5の俳句でレビュータイトル詠んでみました。にゃあぁぁ~。ヤバいです。楽し過ぎて心臓が踊る。跳び跳ねる。めっちゃ面白かったぁ。『花といっくん』から始まりスピン『月と太陽』『華と楽』さらにまたスピンの本作品と、あかね作の神作品たちです。激推しですよ~。
あの、あの腹黒きのこがまさかのスピン。先生がどんな風にきのこを料理されるのか、とても楽しみでした。あやつがメインディッシュになろうとは!
遊び過ぎの成れの果てが、『きのこのきのこがたたずにきのこ不全』(早口言葉じゃないですよ。)若い身空で残念なヤツだけど、きのこ将太は相変わらずの腹黒で、ゲスッぷりは健在(苦笑い)が、美しく成長しているのが悔しい(笑)
想像してみたんです。そんな将太が恋をする?ないないないって思うでしょ?どんな人に、どんな風に恋に落ちるかなんて想像つかなかった。それが弱点があったわけですよ~。『圧倒的雄み』
はぁ…納得。さすがのあかね先生です。そうですよね。確かに、親戚・詩郎にはソレがあるのです。ぽ~っと見惚れてしまうような圧倒的雄みと、駄々漏れる男の色気がプンプンと…あぁ、じゅるっとヨダレが出る。両方兼ね備えてるって何なのぉ。あかね先生の描かれる色気が堪らなく好き。伏し目がちなあの目がたまらんし、ゾクゾクします。崩した髪とキス顔と…はぁ、素敵。振る舞い全て男前。
猫にまたたび、将太に詩郎。
生まれて初めて知ったであろうきのこのカオス。カオスなのです。それを恋と呼ばずに何と呼ぶーッ。
混乱ぶりが怖すぎて、面白すぎて腹が痛い。ヒーッ。可愛いんです、とっても。キラキラきのこ。恋する気持ちで、あんなに可愛いくなるもんだ。そしてその本気にマジでしびれました。
壁にぶつかって、へこんで、放った一言の大嫌いは、大好きにしか聞こえなくて、ちょっぴり切ない。
それでもただでは引き下がらないのが将太らしくて、面白いヤツ。それでこそきのこだ!
詩郎にとっては尻の青いクソガキで、だけど可愛いくて放って置けなくなるくらい、きのこの毒まみれがニマニマしちゃうな。もう降参して陥落するしかないヤクザな大人に万歳です。もう、何だこの最高の二人。エチがエロくて美しくて合掌ものですね。修正が邪魔なの(涙)復活きのこもほとばしる。溺れる詩郎、デレる二人がぜひ見たい~。
将大と椿さんのラブラブも、まだまだ見足りないのです。先生、信じてますよ~。 -
これからどんどんハマっていく予感ネタバレ2022年3月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 羽純先生、初のコミックスで獣人もの、さらにはオメガバースとの組み合わせという事ですが、初めてでこの世界観の仕上がりは素晴らしい!
獣人とか人外とかオメガバースとか、ファンタジー過ぎる設定に苦手意識がある方もいらっしゃるかと思いますが、選択肢を狭めてしまうのはもったいない。私もそうでしたから…でも、人×人であろうと獣人(人外含め)×人であろうと、根底にあるのは『愛』しかなくて、美しいものなんですよねぇ。種族を越えた愛って尊いです。
たった6歳で、Ωというだけで親に捨てられてしまったカイ。しかも、第二の性や発情期など何の知識も教えずにαの元に差し出すなんてなんて親。獣人の命を宿せるのは人間のΩのみ。Ωを道具のように考えるΩ差別がオメガバースの最も嫌な部分なんですが、そこを蹴散らすαルアードの愛にメロメロです。カイを引き取った事は、同情だったかもしれない。ですが、Ωも人間も関係なく区別することなく、一個の人間として尊重してくれるルアードに惚れてしまいます。
決して目に見えてわかる優しさではないし、ぶっきらぼうなんですが、いやいや伝わってくるんですよぉ~。優しさが、労りが。大切にしたい想いがそこかしこに見えて来ます。
居場所のなかったカイに温かくて心の休まる居場所をくれたルアード。ルアードそのものがカイの居場所なんです。幼い子供が懐いて、親しみを持つ気持ちが恋に変わるのも自然なこと。
来るべき発情期が来たら、αのものにと自然に考えてしまうのも、自分がΩであるという役割を理解したことで、それがなんだか切ない。ルアードしか見てなくて、ルアードしか考えられないカイが苦しむ姿が辛いね。愛しているのに不器用なんだよ、ルアードってば。魂の番とか、運命の番とか関係なく惹かれて行った二人が、やっと結ばれた時には拍手。ふぅ…αなのにモダモダしたねぇ。エチは一気に溢れ出すように求め合うのです。うふ。
作中に脇で登場した、ダート(Ω)とジュダ(獣人)の話もすごく気になるところで、連載中『レムナント』がスピンオフで楽しみです。こちらの巻末では二人のエピローグとして、幸せが運ばれて来たエピソードがあり、時系列が前後するような感じとなりますが、安心して読める保険と思って『レムナント』本編を読もうと思います。もう完全に世界観にハマりました。良かったぁ~。番外編はレムナント3巻で読めるそうで重複注意です。 -
寄り添う人がいるだけで…ネタバレ2022年3月5日このレビューはネタバレを含みます▼ ジョゼ先生初連載という作品。とても深くて、何度か読み返しました。BLのラブな部分は精神的繋がりが前面にあって、エチエチは期待出来ません。人生再生物語と言った感じですが、とても良かったです。
病院内のカフェで働く若菜は、『愛人』と噂されるツバメと知り合います。70過ぎの老人の相手ともなると、金かスケベ心かと下世話なイメージに傾きそうですが、ドロドロトしたものではありません。ツバメと言う名前ではあるけれど、「若いツバメ」ではない?のかな。ツバメを支援するパトロン的存在で、そこに全くの下心がないとは言えないけど…
バレエダンサーであったツバメの輝く光の表舞台からの転落。トラウマに囚われてしまった闇を抱える苦しみ。
博臣と言うパトロン的存在は、疲れきったツバメの止まり木となり、また光の世界へ戻したかったのだろうと思います。一ファンとしてバレエダンサーを愛し、一人の男としてツバメを愛した気がします。ツバメが博臣の側に居るのも、愛なのか、敬愛なのか、恩義なのか、難しいところなんですよね…
そういう中で、若菜との出会いは新鮮で、好き勝手言っている周囲とは違い、素のままの自分を見てくれる事が嬉しかったに違いないと思うのです。嘘がない若菜といる事は心地いいし、惹かれてしまうのもとてもわかります。華やかな世界とその裏の影にいたツバメにとっては、若菜とのありふれた日常を感じる幸せと、博臣の側を離れられない葛藤があったのかな…
ツバメを諦めなかった若菜もカッコ良かったし、外の世界へと背中を押した博臣が素敵でした。
彼らがいたから、また表舞台に立つ事が出来た。
踊る事の楽しさを取り戻す事が出来て良かった!
これからは、若菜と寄り添いながら前を向いて歩いて行けますね。幸せになるんだよぉ~。
ちゅう止まりの二人ですが、二人が寄り添うまでの過程が良かったので、これはこれで良しとします。あとは、脳内補完で… -
なんだかドキドキするんですけどぉぉぉ。2022年3月5日久しぶりの作者様買い。タイトルの意味が気になって購入ですが、まだ様子伺いで2話まで読了です。
大学受験を失敗し、姉の友人加藤を家庭教師として紹介された爽士。そこから三年、ひそかに一途に片思い継続中の爽士が良いのよ~。加藤は姉の早百合が好きだと思っている爽士ですが、そうなんだろか?
姉と恋人のトラブルを機に、急に豹変した加藤の行動が、どうしても解せない。ずっと爽士の気持ちに気づいていながら、素知らぬフリをしていたのは優しさか?何故、急に爽士自身に彼の気持ちを暴露したのか?なんかざわざわします。考えすぎかもしれないけど、ざわざわ。
お試しの付き合いを持ちかけたのも、ざわざわ。加藤は爽士に対する気持ち言ってないもんね。何なの~?なんか魂胆あるのぉ?うがった見方しか出来ない汚れた大人になってしまったわ(泣)
いろんな事すっ飛ばして、セッ☆スもいいけど、なんか気になって仕方ない。
お試しを承知であっても、やっとたどり着けた仮の恋人の座。純粋に思って来た爽士にそのままでいて欲しいなぁ。
これは、早く続きが知りたいけど、単行本まで我慢出来るかな…もっとみる▼ -
後半の巻き返しで、断然面白くなりました。ネタバレ2022年3月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 『一生俺に憑いてこい!』が面白かった厘先生。
コミカライズは、原作のイメージを損なわないようにしつつ、作画される作家さんの味も発揮して欲しいところで、ある意味難しいと思うのですが、さてどんな風に調理なさったでしょうか…
BLCDコミカライズ三部作。202号室担当の千代崎先生が良かったので、101号室購入です。
友人で幼馴染みの駿輔と成生。終電逃してラブ ホに行く事になり…初のラブ ホ探検ではしゃぎ、一緒に入るお風呂でえっちな事をされる成生。前半の大部分のページ数をとられ、おや?これは声が主役のCD用のためか?と思ったんですが、徐々に巻き返す展開がいい!駿輔の気持ちが見え出して、甘さが加わるんです。好きなんだなぁって。抑えていた気持ちが、抑えきれずにゆっくりと溢れだすように甘く、そしてエロく二人の関係を変えて行く…
恋が成り立たなかった友人同士の間に、友情は続くのか?大きなテーマで、男女関係なくこういう経験された人も多いかと思うのですが、とても感情移入しやすいですね。想いを寄せた方も、寄せられた方も、気まずいだけだし、片思いの方からすれば辛いだけ…友情を続ける事は、なかなか難しい事なのでは?…
だから駿輔の気持ちが、すごくわかるんです。でも、なんだろ。表現の問題か、言い方が悪いのか、あの駿輔の終わりの告げ方は、少し脅迫めいてきついと思った。あれだと成生が責められているように見えるし、駿輔の気持ちを押し付けてしまうように見えてしまうんですよね…ちょっと違和感。駿輔はきっとそうではないはずで、振られた相手の側にいるのが辛いだけなんじゃないかと。成生を困らせるような事はしたくないと思います。
二人の関係にヒビが入ってしまったけれど、そこをね成生が本当にカッコ良かった!この巻き返しのおかげで星5つにしましたもん。
戸惑いやら、哀しみやら、成生だって混乱したと思うのに、一生懸命に駿輔の気持ち、自分の気持ち、いっぱい頭を悩ませて出した答え。
腹をくくって、大きな心で受け止めて、後悔しないように素直な気持ちで二人の事を考えた成生が、男前過ぎる。まだ確実じゃない。でも始まる新しい関係にドカッと腰を据えた成生の男気よ。素敵だね。
恋人としての初エチは、愛したい悦ばしたい駿輔の手や口の攻め具合がえっち。だんだんと余裕をなくしていく二人が良くて、もう友人の影がありませんでした。良かったぁ~。 -
アオハルの眩しい恋が好き。ネタバレ2022年3月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。もぉ、幸田先生のDKの可愛らしさが大好きです。ぴゅあぴゅあでキラキラ輝いてます。これぞアオハル、恋せよ若者たちーーーっ!
青春を謳歌するのに、年齢は関係ないかなぁって思うんです。いくつになっても恋は素晴らしいものだし、『青春再び』と楽しめると思います。だけど、10代のまだ青くて未熟で、何色にでも染まれる貴重な年頃のアオハルは二度とない。その多感な思春期に、恋して揺れて、立ち止まって悩んで、また歩きだす。そういう事を経験しながら大人になって行くんですよね。あぁ、素晴らしきかな、10代の恋。帰りた~い(泣)戻りた~い(泣)やり直した~い(泣)
ゲイばれして不登校になって留年した和泉。その傷ついた痛みは忘れられないでしょう。それでも、誰かを好きになる事は、最も自然な感情で、和泉がまた恋をしたくなった事はとても喜ばしいと思いました。そんな中で、好きな相手・陸にゲイばれするという追いうちに、胸が痛い。神様、そりゃないよ~。
そして、陸の行動に驚く和泉と私。きっとそれは、優しさだけじゃない、でもまだ不確かなものかな。
いい子を演じて来た陸にとって、自分らしく生きてる和泉は眩しい存在で、無意識に惹かれて行くのも、これもまた自然な流れに思えます。
すれ違ったり、ぶつかったり、突っ走って間違えた事をしたとしても、何度でもやり直せる。まっすぐに、自分の気持ちに正直に向き合う二人がとても清々しくて、愛おしささえ感じられる二人でした。気持ちを告げるシーンにジーンとしたねぇ。
恋のキュンキュンがお上手な幸田先生ですね。エチも、気持ちいいも、興味が高まるお年頃で、はやる気持ちが可愛いかったです。書き下ろしも我慢の出来ないリアルさに、思わずニンマリ。いい!
ラブラブにほっこりですよ~。 -
愛おしいのです。ネタバレ2022年3月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 三上と里、あかりと彼シリーズ完結が寂しすぎます。終わっちゃうんですね…寂しいぃぃ。もっと、もっと見たかったです。大学生編とか期待してたのになぁ…いや、またきっと会えると信じて。
完結を飾るにふさわしく、優しさや思いやりや、愛がたくさん詰まった短編集です。これは必見です。友愛、恋人への溢れる愛、どちらも心を寄せ合う素敵な彼ら。大好きです。
あかりの恋を心配する面々(ハセ君もいて嬉しい。)みんながあかりを大切に思ってる中、小さい頃から側にいた里の思いは、他のみんなとはまた違う特別なものを感じます。里の心配と寂しさ。あかりも前は寂しかったんだよ?お互いに、それぞれの道が出来たとしても、変わらぬ友情が続くのだと思えるエピソードでした。何より、瑞貴の想いがね、素敵です。里に向けたあの言葉がカッコよくて、里たち以上にあかりをちゃんとわかってるんですよぉ。くぅ~。大人の包容力がありながら、対等にあかりを見ているのが、とても素敵な瑞貴さん。決して大人気なくはないですよ~。
◯◯しないと出れない部屋+αでは、楽しませてもらいました。この+αが面白いオプション付きで、そう来たかぁ(笑)それぞれのCPらしいやり取りに、思わず笑みがこぼれてしまった。
卒業編では、もう感極まる思いです。あかりと瑞貴の二人の言葉の深みを感じながら、走馬灯のように本編での思いが頭の中で巡りましたねぇ。誰かに自分を認めてもらいたくて、もがいて苦しんできたあかり。手を伸ばして、親さえも掴まなかったその手を掴んでくれたのは瑞貴だけ…
背負ってきた寂しさや哀しみを、制服と共に脱ぎ捨てて、辛い思いをしてきた自分からも卒業出来る。
あの「ありがとう」の言葉が心に響いて泣きそうになる。
僕を見つけてくれて、ありがとう。
僕を愛してくれて、ありがとう。
そして、これからもよろしくね。
そんな風な想いが込められているように伝わって来ました。あっ、ダメだまた泣きそう。
瑞貴の「お疲れさま」にも、一人でよく頑張ってきたねと言ってるように思えました。
素敵な素敵な二人だけの卒業式でした。
はぁ、またシリーズ全部読みかえそう。三上と里のレビュー書いてなかった事にビックリしました。続刊出て気づいて良かった(泣)
まよ先生、素敵な恋をありがとうございました。
三上&里、あかり&瑞貴、そしてハセくん。
君たちに出会えて良かったです。ありがとぉぉぉ。 -
LOVE HOLE 202号室 ~うっかり☆ナイトフィーバー~
千代崎先生だから読みたくて。ネタバレ2022年3月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 『faker - フェイカー』で鮮烈なデビューを飾られた千代崎先生。その画力の素晴らしさと完成度の高い物語に、思わず唸ったものです。だから次回作品を楽しみに心待ちしてました。そして!新作情報にガッツポーズしたら、なんとBLCDのコミカライズではありませんか…ん…どっしょっかなぁ、としばらく保留。千代崎先生だから読みたいし、読んで正解。
一軒のラブ ホテルを舞台に3組のCPの恋やエチを描いた三部作です。ちなみに101号室:厘てく先生。303号室:屋号先生。
大学三年生のユキは、年齢=彼女いない歴の童貞くん。童貞を卒業したくて、デリ ヘル嬢呼んだら高校時代の憧れの先輩だった…という始まり。
ゲイや男性風俗に偏見のない様子のユキ。さすがに先輩の変貌ぶりにはビックリでしょうが、流されるままに出来ちゃうもんで、童貞くんのオス感もなかなかのものでございます。
憧れは、憧れのままなのか。その憧れは先輩だからなのか。噂されるくらいずっと見ていたのは…
ユキの何気ない言葉で、明かされる恋心。
ずっと、ずっと、好きだった純愛。天笠の密かな恋心を描いた高校時代が良いのよ~。
そっと隠した想いを伝えられず…離れたのに。
溢れ出した想いを止められずに、傷つきながら言葉にする天笠が切ないのです。絶ちきろうとして、絶ちきれずに、まだ好きだったんだなぁ。
自分の気持ちすら見えてなくて、鈍感なのか、無自覚なのか、ユキちゃんよ~。気づいたユキの必死さが良かった。
偶然の再会は、二人の関係を変える奇跡です。
天笠の涙を流す姿が可愛いくて、ほんとに好きなんだなぁって伝わって来ます。心を通わせてからのエチは、ユキの客として初めて抱かれた時とは違って、天笠の表情が幸せに変わっています。とても素敵です。
舞台がラブ ホという事と、BLCDという事も相まって、エチエチ描写はたっぷりです。修正も甘くて、構図も良いし、身体つきも綺麗ですねぇ。さすが千代崎先生。天笠が色っぺぇです。
書き下ろしは教室を模したコンセプトルーム。制服着た二人の教室エチがやらし~。でも、高校時代の片思いを取り戻すのもいいし、天笠の過去歴を上書きしたいユキが男前でした。
天笠が大学を中退した理由とか、デリ ヘルに流れた経緯とかなくて、ちょっと中途半端だったかな…もったいない。天笠目線ならなぁ…
次は、千代崎先生のオリジナルを楽しみにお待ちしております! -
面白すぎて、やめられない、止まらないネタバレ2022年3月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 留まる事を知らない快進撃。次々生み出す奇抜なアイデアに抱腹絶倒。書き下ろし見たさで単行本必須、罪な藤峰式作品だよ、まったく…だってね、斜め上行くぶっ飛びなコメディセンスとドエロなエチエチに底がないんですよ。更に恋心エッセンスを振りかけたら最強でしょう?
今回も笑わせて頂きました。お互いに向いてる方向が違うのに、何故か最後は向き合っている。くるくるくる~っと◯回転ジャンプだとか、鉄棒の大車輪のように、見事ぶれずに10.00な着地。すごいです。
童貞青葉がイケメン幼馴染みの涼に、マウントとりたくてついたある嘘から始まるドタバタラブエロです。期待を外さない濃厚ドエロです。
青葉の思考がとてつもなく面白い。マウントとりたい気持ちはわかるけど、どうしてそうなるんだろ(笑)青葉がとってもアホな子で、突っ走るアホ可愛さ爆発です。涼はモテメンなのに、青葉の事となるとかなりのメンヘラぶりを発揮。不器用でダダ漏れてますよ、涼くん。ふっ。二人の恋のベクトルが真逆の方向で、モダ焦れ拗らせてんこ盛り(笑)これぞ恋キュンの醍醐味なのだよねぇ。先生の描く攻め様Sが好き。
勘違いと誤解をはらんだ暴走車。マウントとったつもりで、どんどん墓穴を掘る青葉に笑いが止まらない。いや、実際掘られてますけどね(笑)どこまでも幸せな勘違い思考で勝ってるつもりで、開発されてくカラダです。いいキャラだわ、ほんと。
そして、仲良くなってく植野の登場で風向きは変わるのか?…
あぁ、青葉よ君は何処へ向かおうとしてるんだ(笑)
思考が1周回って半回転オーバーだな。
無自覚な嫉妬さえも鈍ちん。涼は苦労するなぁ。だけど、なんだかニマニマしちゃうぞ。
二人の仲を取り持つ植野の作戦がなければずっと平行線で気持ちは交わらなかったかも。カラダはガッツリ交わってたけどね。見事に回収、着地させた先生、素晴らしい!
書き下ろしは、クールな涼の照れ顔必見です。好きが駄々もれだっただけに、やっとですね。面白かった!
『オメガの掟』の単行本(4月発売予定・紙媒体)も待ち遠しい。 -
弦ちゃーーーーーん❤️(絶叫系)ネタバレ2022年3月1日このレビューはネタバレを含みます▼ もう沼ですよ、すっかり沼。抜け出すよりも、更に深みに潜りたい。作品完全制覇目指して、もっともっとと欲が出る。優しい空気感の中に、ちょっと木枯らしを吹かせて、また暖かい日差しに触れる。そんなイメージのジョゼ作品が大好きです。
ありふれた日常に潜む恋の痛み。
好きな人に好きな人がいる恋の一方通行が、たまらなく切なくて、胸が痛みます。
兄・奏に長年の片思いをしてきた幸太郎を、ずっと見守ってきた弦ちゃん。もう、弦ちゃんに始まり、弦ちゃん一色に尽きる一冊です。
どんな思いで二人を見て来たのだろう…
どんな思いで幸太郎の髪に触れてきたのだろう…
平気なフリして、幼馴染みの関係を必死に保とうとする弦ちゃんが切なくて、哀しくて、愛おしく感じます。胸がね、きゅってなるんです。自分がワガママになれば、それぞれの関係も心も傷つけてしまうから、守ろうとしてたんでしょうね。
起きてしまった『勘違い』…弦ちゃんのわずかな期待を奪うには、辛すぎて…
離れたところで、忘れられない事は誰より一番自分がわかっているだろうに。余計に苦しくなりそうで…あぁ、弦ちゃん、泣いちゃうじゃないの。
一方、幸太郎に関しては、おそらく好感度の差が出て来るのではないかと思います。
奏一筋で弦ちゃんの気持ちに気づかなかったのは、どうしようもないこと。だけどね、事実を知ってからも、弦ちゃんがどんな思いで側を離れたのか、きっと考え付かない。離れていくのは寂しくて、幼馴染みを失いたくなくて…幸太郎、君はずっとずっと弦ちゃんの優しさに甘えて来たんだよ。
あっちがダメならこっちとか、身代わりだとか、そんな気持ちはさらさらない。少し曖昧ではあるけれど、今更ながらで遅いけど、ただひとつの真剣な思いをやっと気づけたのかなと…自分の事を惚れ尽くしてくれる男の一途さと、限りない優しさと強さと、溢れる愛を…弦ちゃんが大切だと気づけて良かったね。
あの水族館は、弦ちゃんにとって命綱が切れるかどうか宙ぶらりんで、一世一代の賭けに出たと思うし、幸太郎にとっては一世一代の決心だったと思う。生半可な気持ちじゃ行けない。
変われなかった二人が、変わろうとしていく関係となり、変わる未来が嬉しいです。二人ともが辛い思いをしてきた分、幸せになって欲しい。
それにしても、首筋、うなじ、ほくろ、垂らす唾液、やだ色っぽい。激しいエチの描写はないけれど、艶に満足です。 -
初エチヘGo ! Go ! Go!ネタバレ2022年2月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 『犬を拾いました。』で泣けてしまい、作者様買いしました。
まだ3話までしか読んでませんが、めちゃ可愛くて、えっちでエロ可愛~。
バーのアルバイト先の店長・葵と恋人になった春翔。大好きな葵とえっちしたいのに、軽くあしらわれて、なかなか進展しない。
初エチ目指して、葵に喜んで欲しくて、興奮して欲しくて、あの手この手で攻略しようと奮闘する春翔が可愛い~。えっちなヒモパンを買ってみたり(このパンツ姿、葵さんしか見てなくて読者に内緒とは~。煽られてるのはこっち?)
ちくびの開発を試みたり、お尻を拡げてみたりと煽る。(その煽り成功だよ、春翔。きみ、素質あるよ。)
無自覚で素のままのうぶうぶ春翔に、簡単に煽られてる葵のリアクションがいい(笑)意外にもチョロいむっつりさんだなぁ。ふっふっふ。
でもね…
春翔を大切にしたいんだよねぇ。純真無垢で、まだ何も染まってないまっさらなな恋人を大事に思う葵にキュン。
えっちしたい年下恋人と大切にしたいイケてる恋人の攻防戦となるか?と思いきや…早々に決意が揺らぐ葵さんてば、豆腐のように脆い決意(笑)いや、わかるけどね。愛おしくなっちゃうよぉ。
それでも大切にしたくて最後までしない葵と、手を出されない春翔の不安で、心のボタンの掛け違いがちょっぴり切ないのです。
好きだから繋がりたい思いを受け止めて欲しい。
大切にするのは身体だけでなく、春翔の気持ちも汲んであげて欲しいよね。葵の気持ちはよくわかるからもどかしい。
ラブコメ要素が楽しくて、クスッと笑えるお話です。都度、オチの付け方や落としどころが上手いなぁと思います。大好きです。
真逆な二人が付き合うまでの経緯も気になるところですが、描かれれば嬉しいなぁ。
さてさて、初エチまでの道のり、どうなることやら…楽しみです!想像するより険しい道のりじゃないかも?煩悩との戦いか、葵さん。ぎゃ~っ、早く抱いてぇぇぇ。
*フォローして下さる方が増える中、大変感謝の気持ちでいっぱいです。心から嬉しく思います(*^^*)本当にありがとうございます。皆さま方の参考になれているのかしら?と、責任感じる今日この頃。少しでもお役に立てますように… -
めっちゃ好きな作品見っけ♪ネタバレ2022年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 『外村探偵社の招かれざる客』ですっかり魅了されて作者様買い。先生の世界観にワクワクさせられて、とても心地いいのです。
言葉選びも秀逸で、作品内はもちろんの事、各コンテンツのタイトルがこれまたセンスの良さが伺えます。
短編集ではありますが、『イロメ』『ヌレル』と連作で、4組の色恋が楽しめて、関連してくるCPもあって更に面白さが膨らんで行きます。
そして各話の間に描かれるミニ漫画やコメントもあって、そんな設定?と、裏話もとても楽しめました。
先生の年下攻めがたまらんねぇ。そして、エチ描写がガッツリなわけでもないのに、作品全体に漂う色気と艶の空気感はなんでしょ。じわじわ湧き出てくるんですよね。
イロメ:こっそり見つめる目。そらす目。そんな目をされてしまったら…。目は口ほどに物を言う。心をくすぐられて、もう恋に落ちるしかないね。
花いちもんめ:構いたくなるのはどうしてだろうか…寂しいだけじゃない恋の芽生え。
うらはら他:触れる手や身体が熱いのはどっち?思いをはらんで、熱を帯びる…幼馴染みが変わる関係にドキドキ。不器用さが恋の進展を面白くしますね。
カオス他:教師・白井と卒業生・壬生谷。このCPの話が一番好き。この話に関わってくる前出の別CPもあって、連作で深みを増して面白かったです。
恋の痛手を味わってしまった白井のフラクタル。恋に臆病になってカオスに陥る彼を、一途な想いが迷いを吹き飛ばす。白井は壬生谷を「おれのカオス」と言うけれど、カオスから救った救世主は壬生谷だと思う。うぅ、草間先生の年下攻めたまんねぇ。
『ヌレル』ではそれぞれのCPの続編や過去エピソードで、更に引き込まれて行きます。
壬生谷の(もしかしたら?)という不安は、もどかしいけれど、白井の心は揺るぎない。そして、壬生谷のブレないまっすぐな愛が眩しい。白井のあの涙は愛が溢れ出たものだと思います。感動だね。
それにしても壬生谷の「俺でイッて?」は殺し文句ですわぁ。ギュインてなりました。えっ!でもバズーカ壬生谷なんだよね?(こぼれ話に笑ってしまった)
満たされた2冊です。良かったぁ~。
フォロー様方発見で、語り合いたくなりました。
*草間ワールドもそうですが、ヤマ◯タト◯コ作品も…あぁ、語り合い合宿したいですぅ。 -
読み返しては幸せに浸ります。ネタバレ2022年2月26日このレビューはネタバレを含みます▼ そわそわ。ウズウズ。みんた日和に落ち着かなくて、仕事中もそわそわ。配信、発売日になぜ忙しい(涙)はぁ…『みんた休暇』申請したいわ…次は、絶対『びぃどろ休暇』だなぁ。やっと読めた興奮と多幸感に包まれる私。これぞみんた日和な幸せの一時。
キュンの神様が世に放った『キューピッドの落雷』が、どれだけ衝撃に撃たれた事でしょ。その中で、一際目を引く猛生先輩の存在感たるや、恋に落ちたファンは多く、スピンとなれば歓喜の舞いですよね。単行本まで長かったぁ~。幸せだぁ~。
もぉ、初っぱなのわこちゃんの密かな想いから、心が騒ぐ。ずっと大事に温めて来た恋心を、わこちゃんごと抱きしめてあげたい思いでした。
そして、猛生の発言から動き出した恋に、アドレナリンが止まらない。抑えきれずに、ぶわっと溢れ出した長年の想い。誰よりも一番近くにいて、ずっと側で見守りながらわこの気持ちを尊重して来た猛生が、一番気づかなかった心。
ここからの猛生が、とても大きな心で優しくて素敵なのです。真正面からわこの気持ちに向き合って、寄り添う。どうして、みんた先生の描く男子は、こんなにもキュンキュンさせるのかしら。びぃどろのタカラ先輩も然り、特に攻めSの男前偏差値の高い事ったら。彼らのニカッて白い歯見せる笑顔と体格差は反則ですよね~。落ちます、確実に。さらには、どかっと大きく構えて、スポッと心ごと包み込んでくれる優しさと安心感で、落ちます私も。
だけど、わこちゃんの自分ばかりが好きだと不安になる気持ちも、めちゃめちゃわかるんです。好きだからこそ、不安なのです。たった一言、大切な言葉を待っていたのではないかなと思います。
わこが想っている以上に、猛生は大切に想ってくれてるし、言葉以上のものをわこに注いでいるんだよね。無自覚だったかもしれないけど、ずっとずっと猛生の一番はわこしかいなくて愛してる。離れる事が考えられない二人だと思うのですが、なんと大学進学と同時にギャ~。ん?これって、大学同棲編の予告を期待しちゃうぞぉ?みんた先生、どうか忘れた頃のサプライズでいいからお願いいたします。
素直になったわこがだいぶと可愛くて、愛おしい。それをサラッと口に出来るイケメンよ…ホントにもぉ。イチャイチャからのエチが最高の瞬間でした。
書き下ろしも大満足だし、何よりキューピッドの二人も見れて幸せ。紙媒体の小冊子も最高でしたよぉ。電子も買お。 -
好きだぁ~。ネタバレ2022年2月25日このレビューはネタバレを含みます▼ お値下げ&ポイント還元、3月3日まで。ちょっと二の足踏んでたような作品でも、読んでみようかな?と思えたら、いい作品に出会えるかも。
もうこれはめちゃめちゃ良かったです。重苦しさがないと言えばウソになりますが、akabeko風味がピリリと効いた中から生まれる愛のお話に感動です。
人は誰しも過ちを犯す事があります。良かれと思ってした事が、思わぬ形で人を傷つけてしまったり、逆に傷つけられてしまう事がある。
悪気のないつもりが、無知ゆえに人を傷つける。
ウソが人を傷つける。
深く考えてみると、知らない内に誰かを傷つけていたら…と思うとなんだか怖くなりますね。
自己肯定感の低いペコが、唯一自分を認めてくれた『先生』に、ウソと過ちで傷つけられて、ずっと先生に囚われているのが哀しい。
そして、ペコが出会った大学の『先生』光樹もまた、傷ついた過去に囚われて…
どちらも人を信じる事が怖くなりそうな辛い過去。
出会ってまた傷つけて、傷つけられてと辛い中でも、ペコは『先生』の亡霊から決別出来たように思います。人は弱くて脆い。けど、誰かの為に強くなれる。恋に臆病になりそうでも、誰かを好きになりたいと思うペコが可愛くて愛おしくなります。自分の気持ちに正直に、目の前の恋を必死に掴み取ろうとするペコを応援したくなるんだなぁ。
そんなペコを可愛く思わないわけがないよね。最初は確かに間違えた事をした光樹も、怒りを持ち続ける事はマイナスにしかならないけれど、純真なペコを知り、心が解放され、人を信じる事が出来たはず。
もう愛しかないのです。
ただ、ただまっすぐに愛を求めていた二人が、出会って自らに向き合って、乗り越えた先に笑顔が見えた。な~んて素敵なの。
遊びなれたはずのペコが初々しくて、好きな人に抱かれて気持ち良さを知るエチが最高に良かったです。光樹も優しくしてやりたい、気持ち良くしてやりたいと甘々で素敵でした。
ペコというキラキラネーム。由来からして好きになれない名前だろうけど、愛しい人に呼ばれたら、それは一瞬にして魔法がかかり大事な名前となるのでしょうね。読後感は幸せに包まれました。 -
ダブルフェイスにくちづけ【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】
最高過ぎるよぉ。ネタバレ2022年2月23日このレビューはネタバレを含みます▼ すごいです!せの先生初デビューコミックスの物語の完成度の高いこと!とっても面白かったです。
今作品の絵はまだ少し若くて、身体つきのバランスなど不安定さは見えるんですが、顔の表情は美しく、吸い込まれそうな輝く瞳は当初から綺麗だったようです。(二冊目の単行本となる『獅子の踊り子』では更に絵柄が美しく進化されてます。)
そして本題の物語は…暗殺対象者と暗殺者の禁断のラブロマンス。マフィアの若きボス・アレックス×気高く美しい日本人暗殺者・カナタ。アレックスの先代が残した『資産』を巡った抗争を元に、目まぐるしいジェットコースターのような展開が面白いんです。
マフィアの抗争や暗殺と言っても、若い構成員で一見ヤンキー同士のケンカ上等くらいな様相です。が、内容的には裏社会の汚いマフィアが仕掛ける暗殺なので…
カナタに惚れた男としてのアレックスの口説きと、それぞれの思惑、駆け引き、取り引きとハラハラ、ドキドキです。そんな中での惹かれていく様がキュンとするけれど、そうは簡単には行かないから面白い。気まぐれな猫のようにとらえどころのないカナタ。獲物を逃がさないハンターのような本気を見せた瞬間のアレックスの表情にゾクゾクします。
暗殺者カナタの壮絶な過去が、今あるカナタを作りあげてしまった事が哀しくてたまりません。裏社会を憎み、身も心も削られるカナタが辛すぎます。自由が欲しくて、自由を手に入れた籠の鳥は帰る場所さえないなんて…
孤独に生きて来たカナタが、恋心を持つ自分を認めたくないというのも、それほど簡単に変われないのもわかる気がしました。気持ちを否定しながらの葛藤が切ないですね。
そして、敵対する組織をぶち壊すためのアレックスの大博打が、見事で壮快でスカッとしました。『資産』を守り、カナタを守り、最高の男です。大切に守り抜いた『資産』の正体も素晴らしかったです。
もう、これは観念するしかないよね?カナタ。認めちゃいなさい。気まぐれな子猫ちゃんが、素直に愛される姿が可愛くて、愛し愛されの幸せエチでズブズブエチでした。そんな可愛いことも言っちゃうのね~。
まだまだ翻弄したりされたりしそうな二人ですが、幸せになれーーーッ。
めちゃ面白かったです! -
ゾクゾクする~。ネタバレ2022年2月22日このレビューはネタバレを含みます▼ あぁぁぁ~。ついに開けちゃった。開ける事に躊躇してしまう扉を開いてしまった…やっぱり読みたいakabeko作品。大好きなんですよねぇ。今なら3月3日までBL作家まつりで、数々の作品がお値下げ&ポイント還元中です。祭りだ、祭りだ♪~、豊年祭り~♫(by北島サブちゃん)
いや、これ、明るく歌でも歌わないと、ヒリヒリした緊張感でゾクゾクします。
ヤクザ・地下格闘技と来たら痛いわ、辛いわのイメージがあるから手が伸びにくいかもしれません。闇ある世界観に引き込まれて、飲み込まれて、苦しくてと、わかっていてもその先にある光を求めて読みたくなるのがakabeko中毒なのです。泣ける名作が多い故にファンの心を掴んで離さない。
一度堕ちたら這い上がれない地下格闘技場を担うヤクザの天馬。新入りで入って来た龍に、亡き兄貴の影を重ねる…
まだ一話のみなので、天馬の想いはハッキリ見えませんが、慕う兄貴がヤクザの世界で生きる道しるべであったとしたなら、その道しるべを失ってしまった天馬は暗闇の中で彷徨っているだけなんだろうか?ファイター達よりも、天馬自身が暗闇の世界から這い上がりたいような気がしました。
どんな事情で龍が地下に堕ちたのかわからないけど、這い上がりたい龍の面構えはカッコいいし、実際めちゃくちゃ強い。龍が天馬の道しるべになって光へ導くのでしょうか。それとも天馬が導くのでしょうか。この先、二人にどんな事が起きるのか不安とドラマチックな展開を期待してドキドキです。うーん…これを一話一話配信待つのはしんどいかな?単行本まで待つか思案中です。 -
優しい優しいお話が紡がれています。ネタバレ2022年2月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いです。ジョゼ先生の世界観がホントに優しくて大好きです。
取り壊し決定の旧校舎に、学園の七不思議があるという…
生徒会長である清人が、イタズラを確かめに行って出会った謎の男。学園の用務員として旧校舎にいる七郎は、なんと清人の亡くなった兄の友人だった…
七郎が旧校舎の取り壊しを引き伸ばそうとする想いが優しくて、心にじんわり沁みてくる。
亡くなった清一の未練とは。
清人が意地をはって、兄に優しく出来なかった後悔。
それぞれの想いが交錯する中で、心の中にある感謝や愛情や謝罪や伝えるべき事の大切さを、痛切に感じます。亡くしてから、失ってからでは遅いのだと。
今、生きてるこの瞬間、大切な人との時間を大事にしないとなとしみじみ…
清人を大切に思う兄清一は、いつも穏やかに見守ってくれていて、弟の気持ちを汲んでいる。
寄り添う心と歩み寄る気持ちが重なった時、涙がポロポロと。本当に優しい愛情が見えた瞬間でした。
兄が残した未練を自分なりに考えて思いやった清人の心根も素敵で、自分の中に芽生えた感情を押し込めてしまった切なさがチクチクします。が…
さすが、弟が可愛くてたまらないお兄ちゃんのアシストがナイスでした。じゃあ、清一の心残りとは?
それぞれが、大切な言葉を伝え合い、こちらの気持ちもほっこり温かくなる。
安心したかのように、清一が姿を消してしまった時、また涙がハラハラ零れました。空の上からお兄ちゃんは見守ってくれているよ絶対に。
誤解も解けて、清人は勇気を出し、憎からず思ってた七郎もその手を取りめでたし、めでたしで良かったぁぁぁ。
が、まだ幼さが残る清人に手を出す事をセーブする大人な七郎。もぉ、出しちゃえ。出しちゃえ。
抑えきれずのちゅう止まりで、まだ恋人ホヤホヤの可愛いさです。続編無理だろうけど、進展が見たい。
スッゴい素敵な作品で、ますますジョゼ先生が好きになりました。 -
満喫!堪能!合掌…ネタバレ2022年2月20日このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃ楽しかったぁ。最高に満足の新刊です。『溢れて零れて、我慢できない』の鷹臣スピンオフに驚きですが、すごく良かったです。『溢れて~』はおもらし系は苦手でしたが、2作目『ドラスティックfロマンス』が、『ふぐり』をこよなく愛しひたすら愛でる変態イケメンが面白かった。さすが性癖開花のスペシャリスト。
今回は『恥ずかしがり屋のち・く・び』
ある理由で嫌いな金持ち相手に詐欺まがいに荒稼ぎしてる奏。ヤクザの頭と知らずに鷹臣をカモにしようとして…
返り討ちにあって、ぐずぐずに蕩けていく奏が色っぽい。ヤクザ相手に物怖じしない口のきき方や、小さな抵抗で抗っても抗えきれない奏が可愛いくて、鷹臣が気に入るのもすごくわかる。
徐々に心を開いて、子供のように素直になる瞬間がホントに可愛い奏。氷や空きボトルで攻める鷹臣が楽しそうだ。
元々綺麗な絵の上に、描写がエロくて読み手を煽る、そそるのが上手い!肉厚感じる舌の動きや絡み付く舌がヤバい。下着の上からでもいきり立つナニの形がやらしくてドキっ。修正で隠された部分でもうっすらと見えるんですが、竿とふぐりの形がきれいに描かれているはずなんですよね…あぁ、もったいない…そして、指や竿で拡げられた秘境の入り口までもがリアルな描写で、さらに構図がいいんです。しまった身体もラインも美しい。やまち先生すげぇです。修正さえなければ…もったいない…でも合掌~。
規制緩和運動起こしたい(笑)
鷹臣を敵視してる敵対組のヤクザとのトラブルや、過労死した父親の復讐やらと問題がある中で、鷹臣が奏を大切に思っているのがすごく伝わってくる。
元よりセ◯レでも、愛人にするつもりもなく愛でる気持ちが愛しさに変わり、大切な存在になっていく様が良いのですよね~。キュンですよキュン。
鷹臣に惹かれていく奏にもニマニマしてしまいます。そりゃ、惚れてしまうよ。髪を下ろした鷹臣も良き。
ただ側に置いておくつもりもなく、奏が選ぶ道を尊重しようと考える鷹臣は最高のスパダリです。そんな鷹臣の元を離れるはずがないですよね。
復讐を断念したお人好しに優しい奏に変わって、父親の復讐を果たした鷹臣。モヤモヤしたのがスッキリ、さっぱりしました。やっぱり愛ですね。そしてやっぱりヤクザですね(笑)恋した阿久津も可愛かったな。
終始ニヤケながら読んだ一冊でした。これはきっと何度も読み返すし、鑑賞してしまうかも~。 -
心揺さぶる感動作です。(ネタバレです)ネタバレ2022年2月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 思わず唸る。こんなに衝撃デビューを飾られた作家様に惜しみ無い拍手と、全身全霊エールを贈りたい。これがBL初?かと思うほど、繊細に練り上げられたストーリーに興奮がおさまらない。私の力では伝えきれないので、どうかぜひとも読んで、感じて欲しいですねぇ。
『神様と生け贄』『神様と人間』『オメガバース』この中でどの設定をとっても浅くならずに活きてるし、バランス良く融合されてテーマ倒れなし。それがすごい!
Ωであるが故に村のために、守り神の生け贄とされてしまうルカですが、太陽神クロの供物でありながら穏やかで楽しく暮らす日々が優しい世界観へと誘います。ルカを労るクロが優しくて、だけど番になろうとしないのは…人間の寿命が問題だとばかり思っていました。先立たれる哀しみを味わいたくないから、愛したくないのかと…
そんな生易しいものじゃない衝撃の事実が明らかになって行く事に、どんどん言葉を失って行きました。穏やかで優しさのある日々から一転、何という強くて美しい世界観を作り上げたのでしょう。
実り豊かな大地や人々を守るための生け贄。
人間が犯した愚かな罪。
罪で恩恵や加護を受ける人間。
後半に語られるクロの真実が、驚愕で苦しくて胸が痛くてしょうがない…
クロの哀しみと怒りはどれほどのものか…
そして、それを知ってしまったルカの哀しみを考えると、たまらなくて涙が止まらない。
それでも愛さずにはいられないんですよね。
傷ついた神様の心が癒されるのは、信じる事の出来るルカの愛。心を埋め合う二人の愛とルカの幸せな涙が美しい。感動に心が震えます。
訪れた二人の幸せで終わらせないところが、この作家様の素晴らしいところです。たとえ人間を信じられなくても、それでも彼らは信じたのでしょう。村を大地を人々を守るために、『全てに等しく平等に』という信条を貫き通した展開に感動。ウェラの遺志は守り継がれた、これこそが神の加護なのです。全てをやり遂げるまで番にならなかったのも素晴らしい。
手を繋いで歩いて行く後ろ姿のラストが素敵です。
エチはオメガバースらしく濃厚で、ルカが結構えっちに喘ぎたっぷり可愛いく乱れます。
書き下ろしは、神様というよりは人間臭さが強くてとてもイチャイチャで可愛い。電子のおまけは、フ◯ラのためのインフラ整備に笑ってしまい、本編では想像つかないラブコメ風です。
はぁ…素晴らしく良かったです。 -
イケメン眼福ありがとう~。ネタバレ2022年2月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 大好きな中田先生の新刊。Qpaで少し見かけてから単行本化を楽しみにしてました。今回はちょっとだけハマりづらかったです(涙)
先生の人外ものは珍しく、ワクワク。しかも精を喰らう鬼とくれば、むふふのふ。
鬼の蓮はワンコのように可愛いし、行き倒れの蓮を助けた京は黒髪イケメンとくれば楽しみ倍増。
精を喰らう話なので、いつもよりはエロ度も高く、濃い描写。
なのですが、星が減ってしまったのは京の子供の頃のトラウマが辛くて。精を喰らうテーマで地雷はきつかった…。小さな一コマでさえ…子供が傷つくのは辛いなぁ。
トラウマ設定なしで、いっその事快楽に走っていたら違った印象だったかなぁ…快楽から恋へなら…
互いに心を通わせあって好きになっていくのも、もうちょっと踏み込んでいたら…でも、蓮の角のエピソードはグッと来た。哀しい恋をして来た蓮の切なさが報われた時は本当に嬉しかったですし、京も独り寂しさから救われて、愛されて私も幸せ気分です。
恋に希望を捨てていた鬼と、希望を取り戻せた男の恋として素敵な物語でした。
作品内にガツンと衝撃の登場をした蓮のお父さん・シノが、めっちゃ良かったです!お父さんというか、悪い気を集めて蓮という鬼を作り出した生みの親?ってところかな。シノの存在感が大きくて、作品に厚みを持たせた気がしました。
『追憶』というタイトルのシノの番外編が本編よりも好き。思い出のある品に懐かしみ、過去へ想いが遡り…
逃げて来た山の神への生け贄・キヨを救った形のシノとの出会い。
夢を喰らう鬼のシノが、キヨの夢に入り込んでするエチが、ロングの黒髪をほどいて色っぺぇ~。修正ありますがきわどいアングルで、つながる局部の部分がエロかった。
キヨを想い人の元へ帰した優しいシノだけど、ほんとは自分の手元に置いておきたかったんじゃないかな。寂しかったんじゃないかな…ちょっと切なさ感じるシノでした。こういう恋っていいなぁ。
蓮を作り出したのも、悪い気が悪い鬼にならないためだし、父として蓮を心配してるのも優しい。
シノのスピンオフがぜひとも見たい!
そしてまさかのラストがお見事でした。あぁぁぁ、そう来たかぁ。中田先生、好き~。
キヨの特殊な見た目が気づきにくかったのですが、目を凝らして見てようやくわかった五十路です。紙で読んだので、電子でどのように見えるかはわかりません。 -
これは傑作です!ネタバレ2022年2月18日このレビューはネタバレを含みます▼ うぅ…また連載途中で手が伸びてしまった(泣)ガマンの効かない手がポチっとな…
いやぁ、これめっちゃ好き。面白いです~。
タイトル通り、かなりポンコツ度が重症のドクターです(笑)
頭と手術の腕がいいけど、ズレてる言葉を患者にかけてしまう、とんでもないお医者さん・芥川。こんなドクター職場にいたら、ぷぷぷと笑ってしまうけど、患者さんは投書箱に殺到しそうです。
外で見てる分には面白いけど…
両親を亡くした甥っ子・剣人を引き取った芥川ですが、懐かないわ、家を出たいわと問題あり。
うーん…まっ、そうなるな…
頭が良くても、情緒や温かみに欠けている自覚がないから厄介なんだけど、冷たいわけではない。そこを一風変わったキャラとして愉快に楽しく描くソノオ先生が素晴らしい。心に寄り添うことがどういう事かわからない感じで、剣人にすれば金銭的援助や責任感だけでは寂しいよ…もしかしたら芥川自身が、そういう愛情を受けずに育てられたのかな?とさえ思ってしまう。もし自身が愛情を知らない人だとしたら、愛される事の喜びや幸せを感じて欲しいですよね。
そこにお助けマン登場で、剣人の塾の講師が素敵。
芥川のあまりなポンコツぶりに、芥川の心の面倒までみる羽目になる展開が面白い。自己を知りなんだかウキウキの芥川。なぜだか赤面の八木。置いてけぼりの剣人。コラコラ。
これは面白い予感しかないですよね。本気の恋を知らない芥川が、自分から恋焦がれたらどうなるんでしょう。なんだか芽生えて来た恋模様から目が離せません。待ちきれないよぉ。個人的に八木のタレ目なイケメンがどストライクで、二人の進展が楽しみです。そして、少しずつ見えて来る八木の過去が気になって仕方ない。
剣人も、きっとぬくもりが欲しいはず。甘えたい時期に甘えられないのは寂しい。愛情を知った芥川に、剣人も似た境遇を持つ八木も溢れるほどに愛されて欲しいなぁと願います。
あと、表紙のVサインしてる剣人好き。めっちゃ可愛くないですか?少年の無邪気さがラブリーです。
続きが早く見たいのですが、これとは別に連載抱えていらっしゃるし、3月25日にはキャラコミックスから新刊『どうしようもない僕の運命の恋』が発売される予定(紙媒体)でお忙しいソノオ先生。
新刊予告が嬉しい~。
ソノオ先生、お身体ご自愛くださいませ。
また続きを読んだら更新します。現場からは以上です。 -
可愛い恋に夢中です❤️ネタバレ2022年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ ぐふふっ。もぉ、表情筋が弛みっ放しで締まりのない顔しているはずだ。ニマニマが止まらない。
優等生とヤンキーの組み合わせは萌えCPの1つです。どんなに王道展開でも、優等生・宮成に運命の赤い糸が見えてしまうという設定は、面白くて楽しい。宮成自身も真面目が故のキャラがクスっと笑えて可愛い子です。
羽柴はヤンキーではあるものの、とにかく優しい男の子。他人のためのケンカでも言い訳しない男前がカッコよ~。見た目でダメな奴と決めつけるダメ教師に、羽柴のあきらめ感があるのも無理ないけど、なんだかもどかしい。そこを宮成が掩護射撃したところはスカッとしました。母親のために強くなりたいと心に誓った小さな羽柴少年のいじらしい事よ。ほんとはずっと心優しい子なんだよね。
運命の赤い糸なんて信じないし、恋に落ちるわけがないと否定しながらも、羽柴の優しい面に惹かれていくのもとても自然です。恋を知らない優等生くんが、恋を意識する。なんて可愛いんだろ。
羽柴の気持ちはまだはっきりと見えて来ないけれど、気持ちがどう動いていくのか見ものです。
赤い糸が見えていても、見えていなくても、きっと恋に落ちてるんじゃないでしょうか。これからが楽しみです。
最近多い少女漫画ジャンルのBL。おそらく少女漫画では、きわどいエチは期待出来ない気がします。あれば嬉しいなぁ…
ただ気がかりは、宮成の問題。優秀である事が当たり前の考え方の父親と、兄弟格差を生んでる家庭内の宮成の辛い気持ちが痛いほどわかります。うちの父親も褒める事を知らない人でしたから…どれだけ頑張っても虚しくて、自分のために頑張るしかない。誰のためでもなく、自分自身のために頑張りなさい。と、全世界の子供たちに声を大にして叫びたい。宮成のように、自分が悪いと自己を責める事がとても辛くて、そんな風に思わないで欲しい。「すごい」と認めてくれる羽柴が心の拠り所になるのもわかります。
まだ、家族の件では不安が残りますが、どうか宮成を傷つけないで欲しいですね。
この先、全力で応援したい二人の恋です!
とても綺麗な絵で好きなのですが、テレビのCM明けのように各話の冒頭が同じ件を繰り返して始まるのがたまにキズかな。そこに大切なコマが費やされるのは、もったいない気がしました。「いや、ソレさっき見たって」と突っ込まずにはいられない(笑)でも作品好きだぁ~。
続きが楽しみで待ちきれません! -
すんごい良かったよぉ。ネタバレ2022年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ フォロー様オススメ「必読ヨンデヨンデ本」をポチっとしたら、読み応えありのすんごい作品に出会ってしまった。そのムードある世界観と衝撃に、一気に引き込まれてしまいました。何と表現したらいいのか語彙力ない自分がもどかしいのですが、作品全体が放つ色っぽさとムード漂う空気感が魅惑的。作品を読まずにいた時は、夜の街の大人の恋かと思いきやなんと高校生。しかも女装ときた…
偶然見つけてしまったクラスメイト秘密。
隠しておきたい秘密の暴露って、どことなく禁断のエロスの匂いがしてゾクゾクします。
女装する八代に対して、(何故)という好奇心から始まり、やがて性的対象に近い関心へと移り変わり、やがて落ちる恋。その百瀬の心の動きや行動が、なんだかリアルです。
一方、秘密を知られてしまった八代は、バレてしまった事実以上にもっと怖れていたものが…
百瀬は欲望に正直で、抑えきれない衝動と暴走が見ていて危ないけれど、気になって気になって仕方ない様子はとても可愛らしい一面があります。
傷つきやすい10代の欲望と悩みと葛藤が、とても繊細に描かれていると思います。
まだ自分の何足るかがはっきりと見えていない八代の不安と焦燥が、認めたくない真の自分を閉じ込めたくなるだろうなぁ…
心をかき乱され、全てをさらけ出されてしまいそうな本当の怖れが、徐々に浮き彫りにされて行く描写が上手くて、読みながら緊張感に包まれました。
見ないフリをして来たはずの自分の奥底に眠る願望に向き合う事の勇気はどれほどのものか…
それを解放してくれたのは、誰でもない追う百瀬。
そしてまた、心ない言葉の攻撃から「百億倍可愛い」と守ってくれた唯一の味方で、ヒーローだ。ただ一人認めてくれる人がいるだけで、心が救われる思いですよね。
様々な感情の鬩ぎ合いの中で、恋に落ちて行く様も、自分に正直に生きようとする姿も素晴らしい。
当たり前のように、いつもと同じく待ち合わせるラストがとても素敵でした。
ボーナストラックは、欲望のままに身も心も解放されたエチなんですが、別にある特別編(40ポイント・PC非対応との事)が初エチなんですかね?こちらは、STAY GOLD1巻でも読めるそうです。
出会えて良かった! -
二人の優しい歴史ネタバレ2022年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様です。とっても可愛いラブラブな表紙に惹かれて決めました。少女漫画ジャンルではありますが、れっきとしたBLです。
ページをめくって読み始めると、おや?おやおや?
ぬぁぁぁーっ。一連の物語かと思ったら、ショートエピソードが詰まってました。あちゃー、やっちまったぜ…そうか…これ、pi◯ivからの書籍化単行本、なるほど…
でも、楽しかった!お付き合い編から遡り、付き合いたて編、出会った高校生編と流れて行くので、二人の歴史に触れる事が出来るので、楽しめました。
27歳、可愛いカフェ店員ウタ×溺愛系男前なせっちゃん。恋人同士の日常を、宇宙一イチャつく(帯の煽り文句に苦笑い)ラブに乗せてショートエピソードとして可愛く綴られています。
ほのぼのと優しく穏やかな時間。高校生から数えたら、もう10年以上も一緒にいるのに、好き好きが溢れてラブラブな二人。この二人には倦怠期なんてないんじゃないの?と思うくらい好きな気持ちが新鮮なんですよねぇ。ウタはいつまでも初々しくて、えっ?濃厚エッチしてますよね?って突っ込みたいくらいウブなリアクション。可愛いねぇ。
そう!エチしてます。が、しかしその直接的な描写はありません。きっと、この二人は濃厚エチだわ、と匂わせてる程度です(笑)たぶん、濃厚(笑)
可愛いウブなウタが、性欲ある宣言はそりゃ鼻血もんですわよ。しかも、そっちかぁ…想像しちゃうなぁ…
そして、絵本作家のせっちゃんは、ウタをダーリンと呼ぶほど甘いんです。ウタが可愛くてしょうがないベタ惚れで、そんな君が可愛いよ。いちいちが男前に愛してるんだよぉ。そして男前な受けに妄想が働く(笑)
高校生のエピソードがとても素敵で好き。
野球が上手くなれなくて、自信を失くしているウタに、何気ない言葉をかけたせっちゃんが輝いて見えた。物事に意味のないものは何一つないんだよと思える、素敵なお話でした。ウタも勇気をもらったんじゃないでしょうか。
こんな風に互いを知りながら、好きになっていったんだろうなぁという優しい作品です。
ちょっと濃いめのBLに胸がもたれた時、可愛い恋で癒されて下さいませ。
作者様の他の作品も読んでみたくなりました。 -
沢山のティッシュとハンカチをご用意下さいネタバレ2022年2月16日このレビューはネタバレを含みます▼ こ、これは…スゴい新人作家様現る。月並みな言葉しか浮かびませんが、本当に素晴らしいデビュー作だと思います。読んで良かった!フォロー様の強いオススメがなければ知らずにいた作品。出会えた事とレビューに感謝の気持ちでいっぱいです。
最初はユキノリがパトロンになりたいと申し出た理由がわからず、それが気になって引き込まれたのですが、リオがユキノリを財布のように扱うクズさ加減に、これは私、無理かも…って思ったんです。でも!及び腰の皆さん、どうぞ引かずに読んでみて下さい。天地がひっくり返るほどの展開に、心がどれだけ揺さぶられるか…ほんとは愛の塊なのです。
お金が、良くも悪くも人を変えてしまう事は多々あります。生きて行く上で、当然お金は大事なものですが、お金を腐るほど持っていても、心が満たされなければ虚しい気がします。人の心を動かすものは、やっぱり心じゃないかと思える作品です。
ユキノリがパトロンになる理由が見えて来て、胸がざわつく。頑張っても、頑張っても頑張れと言われると追い詰められる。頑張っているのに…そんな時に、頑張らなくていいんだ、ありのままの自分でいいんだと思える優しさを貰えたら、どれだけ心が解放された事だろう。差し出された何気ない優しさが、それだけで支えとなりますよね。
ユキノリの真っ直ぐな誠実さに、あれほどクズだったリオが、あんなにも変われるものなのかと思うくらい優しくなるなんて…人は誰かのために変われるものなのだ。
失う事を恐れて抱え込んで守るやり方は、多少エゴのように思えるけれど、やり方を間違えただけで大切にしたい、守りたい気持ちはとてもよくわかります。優しくしたいと、ぐちゃぐちゃな顔で泣くリオに、涙腺崩壊。人生諦めかけてたユキノリが、救われた事に感涙。(昼休みに読むんじゃなかった。私の顔もぐちゃぐちゃ。)胸いっぱい。涙いっぱい。鼻水いっぱい。ティッシュ大量消費。はぁ…人生捨てたもんじゃない。
人と人を繋ぐのは、寄り添う心があってこそ。それが一番大切だと思います。愛って強くて尊い。
ちゃんと誠実に向き合って告白したリオが可愛くてカッコ良かったです。仕事も恋も、足並み揃えてお幸せに…
素晴らしい作品に感動の嵐でした。
私も、オススメのバトンを誰かに繋げて、広がって行ければ嬉しいですね。 -
たまにかける黒縁メガネ男子が最高❤️ネタバレ2022年2月15日このレビューはネタバレを含みます▼ デビュー作『失恋ジャン-キー』に惚れ込んで、番外編では萌えまくり。『かわいいはじめて』が連載中ですが、こちらが先に配信されるとは、嬉しい誤算にホクホクです。とにかく鷹先生の魅力的なキャラと物語が大好き。『可愛い』にもいろんな可愛いがありますが、柔らかい線ではなく、どちらかと言えばゴツゴツした男の子の可愛いギャップは、ごっそりハート持ってかれます。デフォルメされてるチビ絵も魅力が際立ってひたすら愛でたい。ニカって笑うあどけない笑顔。口いっぱい頬張ってモクモク食べる元気男子。たまらなく可愛い~。
ルームシェアする事になった秋月と早瀬。飼い犬の代わりにハグをするルールが出来て…『ルールを破って謝罪の図』がお気に入り。ぷるぷる反省する正座の秋月をぎゅうっと抱きしめたい。
確かにハグをは幸せホルモンを分泌し、癒し効果と極上の愛情の証ですが、早瀬の想いが見え隠れしてワクワク…きっと好きなんだろうなぁ、って思える雰囲気がジワジワと滲み出てくる感じが、ダダ漏れよりもなんだかいいね。ゆっくりと、そして一気に溢れだす想いが言葉よりも先に出てドキドキ。
恋だわ、恋。動き出すわ~。ほんと楽しい。
ちゅうやら、素マタやら、色恋に慣れてなさげな秋月がワタワタと赤面パニックが可愛いのです。でも酔うとキス魔って(笑)酔ってる姿が激ヤバ。
意識して、悩んで、ゲイと噂される神城に相談して、また悩む。知ってしまった、きっと多いであろう哀しい現実に胸が痛くなる。偏見や興味本位な心ない陰口、差別…神城が失ったものが、あまりにも大きすぎて辛いのです。だけど、堂々としているその姿は、誰よりもカッコいい。
秋月が気づいた恋心。雨と共に流れる涙が切なくて、冷たく降る雨が打つようで…
ただ、そんな哀しい現実を不安に思うよりも、それ以上に嫌われる事を恐れる秋月の本気に胸を打たれます。心の葛藤が切々と伝わってくるのです。
そして、秋月の不安を吹き飛ばすような、早瀬の力強い言葉。お互いに揺るがない気持ちがあれば、何があろうと、この二人なら大丈夫。二人ともカッコよくて素敵。
そして!初夜の可愛い事ったら。緊張でカチカチで始まり、熱に溶かされ悦びとなる。ぐふっ。
終始キュンキュン、幸せ満喫の一冊に太鼓判!この二人の番外編か続編を見たいし、傷ついてる神城には絶対幸せになって欲しい…だから鷹先生、スピンオフで神城に愛の手を何とぞ~。 -
うわぁぁぁぁぁぁぁ。ネタバレ2022年2月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 藤河先生最新作に舞い上がる。しかも、なんと『最高の小説家』の番外編スピンオフですよぉ。まさか違う角度から二人を見れるなんて、最高じゃないですか。
本編は27日まで一巻のみ値下げセール中です。まだご存知ない方は、ぜひ色気と艶の官能的な二人に悩殺されちゃって下さい。
そして!今回は城寺先生の行きつけ書店の、書店員女子の目線での、まさしく『覗き見』スピンオフで楽しく描かれています。19ページ100ポイントで短いながらも、萌えたっぷり。おそらく自分達では気づかないであろう部分のお互いの愛され度が、第三者目線で語られるのも粋な演出で、間接的な気付きの方がキュンとさせられるかも。
店員さんの萌え萌えな心の声は、きっとみんな同じように思うはず(笑)それを上手く面白可笑しく調理される藤河先生の表現力がナイスです。
たまたま聞こえてしまった推しの会話(そうなのか?)
私なら…
頭の中をぐるぐる回転させて、色々パズルを組み合わせて、探偵よろしく二人の関係を考えてしまいそう。
耳が羽ばたいて飛んでしまいそうなくらい、ダンボの耳になって、全神経をそこに集中させてしまうなぁ。
そして、「家政婦は見た」の如く、こっそり瞬きもせず目を凝らして見る(笑)
それにしても、書店員さん、よく見ていらっしゃる。第三者だからわかる一般人に向ける笑顔との違い。ふふ。愛がダダ漏れな二人。なんて愛しそうなの。素敵です。
あからさまなイチャつきはないけれど、推しを見ているだけで、目が喜ぶ気持ちはすご~くわかります。楽しいねぇ。書店員さんが羨ましい。もっと見ていたいなぁ。
これは一話読み切りなのでしょうか…完結表示がないのは、また続きがあるのかな?
期待してお待ちしておりますが、大病後ゆえ、藤河先生ゆっくりとお身体ご自愛くださいませ。応援しております。 -
ホクホク満足。ネタバレ2022年2月13日このレビューはネタバレを含みます▼ うん、今回も白松先生のツキンと胸刺す切なさに、独り酔いしれ満足。当たりハズレがある中でも、追わずにいられない作家様です。
異国の王子様との恋バナは王道中の王道で、読める展開だとしても、描く作家様で新鮮味があって好き。ましてや、褐色男子の魅力はたまりませんな。
それにしても36歳にしてアラフォーと呼ばれてしまうのですね…こわい、こわい。
旅行出版社のライター巽は、異国の王子ニコラのお世話をする事となり…
直ぐに巽を気に入るニコラの無邪気さが、何とも愛くるしいんです。子供のような屈託のない笑顔と天真爛漫な振る舞い。仔犬がじゃれつくように巽に懐くあどけないニコラ。それだけで癒される。
酔った勢いとはいえ、ニコラを抱いてしまって一大事。処女を捧げてしまった相手と添い遂げる慣習があり…とまぁあるあるですが。抱かれるニコラも、お尻の良さを知っておねだりするニコラも可愛いので良し。ポツリとこぼした「愛しい」という言葉が、とても印象的で胸に響きました。
ただ可愛いだけでなく、日本人の亡き母親を大切に想う優しさや、素直にまっすぐな気持ちをぶつける強さや健気さやが、仕事に疲れ、夢破れた挫折感を持つ巽には眩しく映って見えたかもしれません。
心の中にくすぶるものがあって、前に進み切れない気持ちはわかりますし、心のゆとりや余裕がないのもわかるけど…
ニコラの良かれと思ってした事は、本当に純粋で巽のためを思ってした事だったので胸が痛い。
失くした夢を取り戻そうと思えたのも、ニコラの思いやりのおかげ。
もう大切なものを失くしてはいけない…ちょっぴり泣けちゃうね。
心からのキスと愛して止まないエチにぽ~っとなりました。今回は解す指と手がえっちだったなぁ。手と指が綺麗に描写されてて良かったです。
起き上がれないほど王子様を抱き潰す絶倫36歳。バツイチアラフォーそうでなくっちゃね。
キュンな恋に大満足でした。
ニコラ王子の付き人?お世話係のサキが、忍者のようにシュタッと現れ、シュタッと去る(笑)仕事が出来て空気読める人で最高の脇役さんでもっと見たかった。めっちゃお気に入り~。
王子様系の物語に出てくるお付きの人とか執事さんって、どの作品もいい味出してる人が多いなぁと思うのは私だけでしょうか…つい、目が行ってしまう。どんな作品も脇をしめる人って重要だし、主人公と作品を支えてますね。サブ最高ですよ。 -
とろっとろに溶かされて❤️ネタバレ2022年2月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 『僕おま』ロスで寂しいにやまファンの皆さま!最高のラブエロでござりまする~。めっちゃ面白かったぁ。
アンソロジーで描かれた短編を寄せ集めて、再編集した3CPがとにかくエロ可愛い~。
表題作は、男のロマン『おっぱい』と『ちくび』にスポットライトを当てたおっぱい祭りが楽しい。筋トレ趣味のおムネちゃんが、職場の後輩・奈良に攻め立てられて擦った揉んだでさぁ、大変(笑)「もにもに・きゅむきゅむ・ぱにゅ・ぢゅぽんっ」
お尻の「くぱぁっ」て開く瞬間も好きだけど、いろんな擬音が楽しくて。おっぱい攻めで、もちろん疼く息子たち。残念ながら完全白抜きで、もったいない…せめて短冊で修正を甘くして欲しい一冊です。擦り擦りの接触事故からの~、イ~ン!何故真っ白なの(泣)でもエッチ。新しい扉をギィ~と開いた瞬間でした。
ヤキモチも絡んでの、シャワー室エチはエッチだわぁ。
2組目は、マッサージ師・恩田×常連イケおじ蓮見。疲れを癒す普通のマッサージから、性-感マッサージへ…
爽やかに素敵なダンディ蓮見が、あぁまさかの不能だなんて…そのトラウマが何ともお気の毒。
あぁぁぁーっ。アングルも布越しも体勢もエロい。イケおじが、とろけて乱れる様もエロい。そして白抜きが邪魔(笑)
恩田(のテクニックとカラダ)なしではいられなくなった蓮見さん。身も心もハマりましたとさ。
3組目が一番好きです。『熟れおじ』に収録されていた年の差CPでとっても可愛いかったです。枯れおじから脱出した熟れおじの快感が一気に解き放たれる。45歳になるまで、ずっとひた隠しにしてきたゲイ。ある機を境に一年発起。お友達を作ろうと出会い系をポチっとしたウブウブな古賀。違うんだよ、そのお友達じゃないんだよ(笑)なんて可愛い人。そう、何もかもが真面目で、初めてづくしで、そのウブさと一生懸命さが可愛い過ぎる。キュン。
出会った怜くんも、とってもいい子で、古賀を嘲笑したり、食いものにしたりせず、優しく受け止めてくれるのが素敵。優しく、古賀さんの心とカラダを開いて、開発、開発。感度良しの古賀さんがエロい。そして色っぽさと可愛いさのミックスが素敵。どうぞと差し出すお尻がぷりッ。大好きなくぱぁっ。奥深く突き上げられる古賀が飛びそうだ。
お家エロでは怜くんを悦ばせたくて、こっそりお勉強の古賀さんがこれまたいい!こんな素敵な人、そりゃ惚れちゃうよぉ。
修正以外は堪能(まだ言うか。)