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今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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安定の執着溺愛攻め2021年12月10日迷わずの作者様買いです。さなゆき先生安定のスパダリ執着攻めですね。連れ子同士の義兄弟もので、スパダリDK一途執着攻め×柔らかリーマン美人受け。攻めのDK弟は小さい頃から自覚があり、受けの兄をゆっくり浸食していく… あることをきっかけに、攻め弟は、自分の気持ちを兄に告白、体のほうもゆっくり浸食していく。今まで、極度のブラコンの自覚はありながらも、兄弟愛だと思って生きてきた兄が、それをきっかけに、ぐるぐるするんですが、結局、それは恋愛感情ともつながっていることを自覚して…というお話です。海外に生活拠点のある理解ある両親、周りの友達、同僚、きっかけになったいい人先輩も告白まではしてないし、今作は嫌な人が出てこないので、ストーリー自体の起伏は少ないのですが、攻めの、受け意外のものには無感情で冷たく、受けのためだけに生きている病みっぷり溺愛ぶりが堪能できます。プリフェクトやインザケージの攻め系ですね、二人だけの世界が非常に美しい。本篇186p、描き下ろし8p、電子限定描き下ろし1p。もっとみる▼
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逃げるも追うも執着愛😍2021年12月10日作者様買いです。“何かいいの見つけた!”のスピンオフですが、テイストが全く違うので、“馬鹿とハサミ”が好きで来られた方は、こちらだけでも楽しめます。“何いい”では、受け攻めのそれぞれの友達として、お話をかき回すくらいには登場しているのですが、“何いい”と同じシーンを、こちらでは、こちらの主役目線で描かれているので、どちらを先に読んでも、答え合わせのような感覚で読めますので、こちらを先に読まれてから、気になれば前作を買われてもいいと思います。同じシリーズですが好みが分かれると思いますので。私は、こちらの、病みクズ攻め×閉ざし受けのCPのほうが俄然好きで、ジリジリとするやり取りにドキドキします。人に執着したことのない攻めが歪んだ愛情に自覚ないまま、追い、もう傷つきたくない受けは逃げる… お互いの執着愛が少しずつ近づき、歪んだまま重なるのをみるのが楽しみです。ひなこ先生の作品は基本、溺愛攻めなので、そこを裏切らないラストになるはず笑もっとみる▼
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さわやかで秀逸なラスト2021年10月8日itz先生の作品でいうと、”ぼくらが恋を失う理由”系統ですかね、リアルBLの王道ですが、表紙デザイン通りの繊細でステキな作品です。DKもので、特進クラスのいつも一人で行動している物静かな優等生タイプの陽×いつでも友達に囲まれて女の子からの告白も日常茶飯事の陽キャ翔太。正反対なのに、よく目が合い、お互いなんとなく気になる存在だった二人が、ふとしたきっかけで、屋上に上がる踊り場で話すようになるところから、ゆっくりとふたりの時間が動き始めます。タイトルは、正反対の二人である「対照」という意味合いですが、陽は、誰にも言えない自分を抱えていて、過去のトラウマから、深く他人と関わるのを避けて”表”の仮面を被っています。また、翔太も、口にしたくないコンプレックスやジレンマがあり、それをごまかすために、”表”の仮面を被っています。自分のなかと外が「対照」でもある、そんな二人が出会うことによって、お互い、相手や自分と向き合い、正直に、前を向けるようになっていきます。悩み、劣等感、弱さ、強さ…繊細なDKの心情の推移が丁寧に描かれ、二人がはっきりと付き合うことになるまでのお話です。翔太と、その周りの重要な役割の友達が明るいキャラなこともあり、どっしりとした重さより、清々しく軽やかな読後感でした。本編のラストは秀逸で、タイトルの深さも相成り、ほろりとしました。その後、描き下ろしで陽のトラウマになった彼の回収もきちんとされており、その数ページもすごくよかったです。本編310p、描き下ろし10p、特典1p、全326p。最後まで二人のHはなく、特典pまで読んでも、どちらが受け攻めかは、想像の域を出ません(笑)。
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歳の差逃避行BL2021年9月22日単行本化、ずっと待っていました。大手自動車企業の社長の息子で、有名進学校主席、引かれたレールをただ諦めて歩いている、巷の高校生らしい経験をしたことのないJK受けと、受けの逃げた猫を取り壊し予定のアパートの1室で手当保護していた、”悪い人ではなさそう”な攻めとのお話。攻めは何かから逃げているようで、いつ受けの目の前からいなくなるか分からない不安から、受けは家出をして攻めに着いていくことを決意。素性も本名さえ知らない二人の逃避行が始まります。2巻を通して、丁寧な心理描写は、あがた先生らしさがよく出ています。受けは早い段階で気持ちを自覚していますが、大人である攻めはそう簡単に認めることができず、それでも惹かれあい、現実と逃避の間で、じりじりと進みます。帯にフラグ立ってるし、読めば読むほど、メリバが想像されますが、ちゃんとハピエンですので、その終末に向かってドキドキハラハラしながら、読んでください笑。メリバのほうが現実的だと思われる方もいるのかな、と思いますが、私は、このエンドでほっとしたし、ラスト少し足早感はありますが、大学で経済学とか学んでいる少し大人になった受けと、その受けを溺愛している攻めを見たいです。この出会いによって、現実で逃避していたことにそれぞれが向き合い、踏み出し、だからこそ、またここから新しく始まることを含めたタイトルだと思います。部位白塗り、1巻本編239p、2巻本編171P、番外編、描き下ろし全248p。もっとみる▼
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10年後の映画部OB会希望!2021年9月22日高校の映画部を舞台にした黄昏アウトフォーカスシリーズ4作目。黄昏→残像→宵々。(宵々の前にoverlapが出てますが、こちらは、黄昏cp9割くらい、残像cpの前日譚といったところでしょうか、特別版です。)残像スローモーションで、結構印象に残る脇キャラの映像クリエイター、不愛想ハイスペック攻め礼と、恋人探しが入部動機です、と挨拶しちゃう陽キャ1年受け詩音のお話。礼は、残像のとき、好きなキャラだったので、嬉しいです。自分のやりたいことだけにしか興味がなく、興味がないから、軽く詩音と付き合うことにしたり、その後放置だったりして、「付き合う」を楽しみたい詩音は振り回されたり。でも、他人にも自分自身にも興味がなかった礼、恋人ごっこをしたかった詩音が、お互い、少しずつ心通わせ、本当の恋人になる、というお話。不愛想で淡々としていた礼が、振り回しているはずの詩音に、だんだん振り回されていくのがいい。自覚してからの、行動力と甘さには萌えます。所々、ポエムっぽい表現が出てきて、シリーズ他作と、違う雰囲気のところもありますが、それは、最後に納得します。もちろん、二人の恋のお話なのですが、シリーズ通して、主軸に、恋以外にも自分を懸けられるものに懸命になっている男の子たちの姿があり、心打たれます。あと、先生の描くキャラの、ちょっとした顔の角度、仕草などが色っぽくてかっこよくて眼福です。Hは、修正で雰囲気が壊れないよう、できるだけ見えない角度での描写です。基本的には、この1冊でも内容は分かりますし、楽しめます。シリーズに興味がなければ、小冊子なしのほうの購入でいいと思いますが、シリーズ他cpも好きな方は、絶対、他cpが出ている描き下ろし付きのこちらをお薦めします。本編206p、描き下ろし13p、番外描き下ろし付き全260p。もっとみる▼
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新しいオメガバ一途攻め2021年9月21日すぎちよ先生の作品は、スノーマン以来で、オメガバにΔという新しい設定に惹かれ、購入。Δという、Ω性をβ性に変える性質の性をもつソウと、同じ児童施設で育った幼馴染のα新のお話。ソウは、自分の性質を利用して、性差に苦しむΩの性を変える仕事をしています。そこに、βになりたい、というαが仕事依頼をしてくるのですが、それが、施設で別れたきりの新で…。再会によって、ソウの環境や色々なことが絡まりながら、それでも一途に強くソウを想う新に、ソウが“壮一郎”として生きられる場所を見つけるハピエン。でも、初めての後ろは…と貞操を守ってきたほどには想い続けていた新に、再会したとき、そこまでいかないと新だと気づかないかな?と、ソウに違和感を感じました。7年ぶりなので、中学入るくらいまでは一緒に生活していたはずなのに。あと、新が施設を出たあとすぐ、初めてのHは、同室幼馴染Ωユキくんと、です。事情があり、ストーリーで大事な要素なのですが、ユキは、その後も登場しますので、地雷の方もいるかと思います。あと、仕事中の相手はΩなのでタチですが、新とは、受けになります、リバ地雷の方も。二人としてはハピエンなんですが、今後の性やその先について、残るものがあり、読後感はあまりすっきりしませんでした。思ったよりワンコ攻めで、あまり好みのキャラではなかったのと、お話はよく練られていると思いますが、曖昧な部分もあり、ストーリーの重さのわりに、浅くあっさりと感じました。が、新しい視点とある意味純愛一途攻めで、読んでよかったです。部位白ぼかし、本編195p、後日譚2作、おまけ、全222p。もっとみる▼
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スパダリ溺愛攻め😄2021年9月21日過去から現代への転生もので、元第一王子攻め×元平民郵便配達員受け。現代では大学生。あと、同じく、過去の記憶を持つ、攻めの元側近執事で友人の早乙女と、ほぼ3人でお話は進みます。子供のころ、同時に過去の記憶を取り戻した攻めと早乙女が、自分たちも同じ時代に、近い関係・場所で生まれ変わっているのだから、受けもきっとそうだろう、と、受け探しをしながら、成長。ようやく、同じ大学で受けと出会うのですが、受けは自分たちとは違い、記憶が戻っていなかった、いうところから始まります。過去の悲惨な別れから、それぞれ、色々な思いを解決しながら、ハピエンです。現代の流れの中に、過去のことが差し込まれ、お話が交差しながら進みます。過去ストーリーの重さのわりに、全体的にあっさりしていますが、現代の二人の関係に重きをおいて1冊にまとめるなら、私はこれでいいと思いました。というか、本編最後の数ページに、ぎゅっときれいにまとまっていて、”これでいいんだ”と思わされる、先生のテクニック?笑 ウルっとしちゃいました。過去のルーク王子の記憶を持ってはいるけれど、現代に生まれて、現世の環境のなか生きてきたのだから、ルークである以上に「広人」だし、受けも「ミカ」であるけれど、「洸」なのだと。過去に捕らわれていた攻めが前を向きつつも、それでも、過去と現代がつながっている読後感は、過去も救われたようで、すっきり幸せになりました。そして、灰田先生お得意の、スパダリ溺愛攻めが充分堪能できます。灰田作品は、わりと早めに軽く体の関係ができますが、こちらも例外ではありません。私は潔くて好きですけどね。部位白抜き、本編188p、描き下ろし、おまけ、全199p。もっとみる▼
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あっさり2021年9月19日ノンケ攻めが受けに墜ちていく様をみるのが好きなので、そこに期待しての購入でしたが、さらっとしていて、あまり好みではありませんでした。はっきり思ったことを口にしてしまうノンケリーマン攻め×恋愛体質の不器用ゲイ受け。攻めが隣に引っ越してきてすぐ、隣室の受けの喘ぎ声と、男の相手に遭遇し、受けがゲイだと知るけれど、偏見のないクールで男らしい態度は好ましいです。でも、まだガスが使えないのに、カップラーメンしか買ってこなくて、偶然顔を合わせた受けに火を借りて食事を共にし、受けが攻めに恋に落ちる、という流れが、ストーリー的にわざとらしく感じました。また、ノンケだと分かっている攻めがゲイの自分と恋愛できる、という前提でグルグル悩んでいる受けも不自然でした。悩む部分はソコじゃないのが、ノンケ×ゲイBLの醍醐味なのでは?さらに、そのノンケ攻めが、受けに墜ちていく、というところも、あっさりしていて、読み応えがないです。せめて、S攻めキャラ、分かりますが、付き合うことになってから、一言「好き」の言葉は欲しかったですかね、溺愛攻めになるな、という後ストーリーを想像させてほしかった。攻めキャラは結構好きなんですが、色々惜しいです。本編135p、おまけ、描き下ろしで、全145p。もっとみる▼
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文学情緒2021年9月16日ここのつ先生の作品は、なびかないシリーズも読んでますが、こちらは、しっとりとしたリーマンものです。ここのつ先生らしいギャグっぽいところもありますが、全体的にシリアスです。過去に捕らわれている外面のいいバイ攻め×純朴真面目地味受け。基本、攻め目線で、お話は両片思いから始まっています。「盗作」で新人賞をとってしまったことを、「許された」ことによって、罪悪感の逃げ場を失い、抱え続ける、攻め。いじめを受けていた頃、その作品に救われて生きてきた受け。その二人が、同期入社で出会い、友達から恋人へ、攻めの凍土を溶かすまでのお話です。終始、桜が、心情や時間、気持ちの流れなどを表すのに使われていて、美しい作品です。最後に、お兄さんの手紙のような小説作品、攻めの凍土をとかしてようやく咲いた花の下、うまく表現されていて美しく、当て馬が登場するタイプのものではないので、すっきりと読み終えました。ただ、キャラなのでしょうが、同期なのに、受けが終始敬語使いなのが、気になってしまいました。もっとみる▼
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アリ婚🖤2021年9月16日作品内容に書かれている通りのトンでも設定で、両家の両親も、村の人たちも、「男同士の結婚」というところにさほど異議がなく、「無理」と思っているのは本人たちのみ、という、明るいスタート?笑。 思った以上におもしろかったです。
褐色大学生攻め×社会人童顔受け。村のしきたりを遂行させようとする両家両親の画策で、元々東京で一人暮らしをしていた二人は同居することになります。そこから、一緒に生活しながら、ノーマルな二人が、村のしきたりを受け入れ、「儀式」を全うする努力をしながら、お互いを受け入れていくお話です。とはいえ、攻めは、最初から受けに惹かれていて、一途溺愛系ですね。7歳差CPですが、攻めが、若さと拙いところを残しつつ、男らしくて生意気Sなのが、好みです(笑)。受けの会社同僚友達田端くんもすごくいいですし、両親、村の人々含め、嫌な人は出てきません。攻めの牽制も好物なので、あのワンカットにゾクリとしました、ありがとうございます😍
基本、受け目線。友達田端目線もあり、ニクイw。描き下ろしで、攻め目線。
いつき先生の、やり取りのコミカルさによるテンポのよさ、シリアスさ等は健在ですが、他の作品と少し毛色が違います、いい意味で。たくさんの愛あふれる1作でした。もっとみる▼ -
独特な魅力2021年5月14日読み始めの、背徳的で閉鎖的な印象が、読み終わった後は、全く違う印象になる作品です。登場人物が多いので、話が複雑そうに思えるけれど、傷つきながら生きてきた二人の恋を軸に、多感で特別な年代の子たちが駆け抜けていく人生のほんの一瞬の時間を切り取ったお話。暴力的な描写が多く、ハードで重い設定なのに、どこかおだやかで、抒情的で美しく、登場人物に悪人で嫌な人が一人も出てこない不思議さ。 兄弟の呪縛、占い師の呪縛、母親に対する呪縛…それぞれの永久凍土を少しずつ溶かしながら、”春は誰にでも訪れる”。夜の重い雨のシーンで始まり、春の清々しい風のなかに終わる上手さに脱帽です。作中の脇役セリフに「なんだか夢でも見てたみたいだな」とありますが、読者も同じように感じるでしょう。もう1cpのお話が入っています。こちらも、設定重めですが、攻めの子の明朗さとお話の分かりやすさで、読みやすく面白かったです。
なお、暴力、流血、ドラッグ、女の子とのシーン等がありますので、苦手な方はご注意。もっとみる▼ -
優しい、DKドムサブ作品。2021年5月13日基本、S攻めが好きなので、ドムサブものも読みますが、これは、対等がベースにあるドムサブ作品といいますか…。プレイもとても優しくおだやかで、高校生の初々しさもある青春BLです。「契約」ではなく、パートナーであり、恋人になるまでの二人の心情が、揺れ動きながら丁寧に描かれています。Dom性の攻めも劣等感をかかえていたり、二人の関係を築きながら自分と向き合い気付いていくお話。ドムサブの王道を読み慣れていると、物足りなさを感じる方もいるかと思いますが、こういうのもいいな、と思わせてくれる作品でした。丸ごと1cp、全172pの内、本篇152p、他後日譚等。もっとみる▼
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攻めの溺愛Sぶりが良すぎ❤2021年4月27日作者様買い。基本的にSM系はあまり好きなほうではないのですが、これはすごくよかったです。肉体的な痛みを与えない、愛情たっぷりのソフトSMでした。表の世界では、攻めが高校生で、受けが教師という関係性なのですが、裏の精神性関係は、主従逆転します。そのバランスがすごく上手で、関係性が交代する瞬間の攻めがものすごく色っぽくていいです。支配と従属、二人の愛情の形のなかで、ストーリーは安定して進み、濃厚なエロで読み応えあります、高校教師×生徒という関係性から、最後まで致すのは、攻めが卒業してから、なのですが、充分満足できます。禁止されるほどやってみたくなる心象をカリギュラ現象といいますが、このストーリーの根底でありスパイスとして、とても上手く構成されており、タイトル通り、うまいなぁ、と思いました。もっとみる▼
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スパダリ溺愛執着攻め😄2021年3月24日昔の作品ではないのに、昔の少女マンガの王道展開のように感じました。宇宙が好きな共通の夢を持つ二人のお話で、受けの、高校時代のトラウマと誤解が、社会人になって攻めと再会し、ぐるぐるしながらも解けていき、自分の気持ちも自覚してハピエン、というストーリーです。スパダリ溺愛執着攻め…好きな設定だし、コメディっぽい軽い場面の折り込み方も嫌いではないのですが、トラウマの根源でイジワルな役の双子が、社会人になっても中身が子どもすぎで、行動が稚拙なところが、昔っぽく感じるのかな。二人の邪魔をする役のもう一手、攻めの義父で会社代表を、ビジネスで負かす件(ビジネスBLではないので、そこは駆け足です)も古く感じます。猫野先生の作品は、こういう軽いものが多いですが、「アイコン」のようなシリアスで病みめな作品のほうが好きです。先生の、攻めの執着愛が好きで、つい買っちゃうんですけどね^^もっとみる▼
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クズ攻め×トラウマ受けの王道2021年3月17日クズノンケ俺様攻め×トラウマのあるゲイぼっち受け。攻めが体を強要するところから関係は始まり、だんだん本気になるという王道展開で、攻めが、自覚ないときはチャラさ発動してるところも個人的には好きですが、ここは好みが分かれるかもしれないですね。お互い、自覚が体の後なだけで、相手の存在を意識してるときから惹かれあってたからこその展開なんじゃないかな、と思うので、後半、急ぎ足というより、話数が足りないという感じでした。攻めが自覚してから、あと、1~2話は欲しかったかなぁ。受けにトラウマを与えた親友も、実は、ずっと苦しんでいたことが分かったところの回収と、ヤリノンケの攻めを、受けがトラウマを乗り越えられるほど信じられると思った展開が弱かったように思いました。あと、俺様クズ攻めのキャラが、自覚後は、クセのないただの優しい彼にキャラ変したのは少し残念(笑)。もっとみる▼
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王道幼馴染もの。2021年3月11日みよし先生お得意の王道幼馴染もの。美容師ゲイ受け×会社員ノンケ攻め。高校時代の回想が所々に折り込まれ、“俺が今から迎えに行くよ”というセリフが引き立っています。攻めの、高校時代からモヤッとしていた気持ちの正体に気付き、自覚してからの押しアピにキュンとします。受けも男らしくていいです。この作品は、以前作品の“片想いとパレード”に、攻めキャラや流れが似てますね。でも、“パレード”は気持ちの推移がゆっくり丁寧な描写で泣けましたが、こちらのは、わりとあっさりめでした。攻めはノンケなので、元カノをにおわせるペアマグカップ、枕、車のアクセサリーなどが出てきます。ストーリー表現上の小道具になっているので、自覚前はいいんですが、車のアクセは、付き合った後もつけたままで、描き下ろしの一番最後のページにチラッと出ていて、がっかりしました。みよし先生も、わざと描かれているんですけど、私は、攻めの無神経なところがどうしても気になって…。自分は、受けの元カレに嫉妬するんですけどね。そういう攻めをかわいいと思える方はいいかと思います。押し攻めは好きなんですけど…。2cpめの話は、本篇受け奏の元カレも、何かをひきずっているので、そちらのスピンオフ的なお話を期待しましたが、全く違うお話でした。もっとみる▼
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肉体美♡2021年1月25日作者様買いです。
売れっ子二世タレント「完璧な本田龍」と本当の自分との間で、自暴自棄になっているゲイの攻め×渡米したけれど、自分の撮りたいものが分からなくなり帰国した、挫折スクープ記者、でも腐ってはなくて、まっすぐで男らしい面もある、ノンケ褐色受けマナト。
大きな出来事や当て馬が出てきて起伏するタイプの作品ではなく、お互い、本当の自分を理解し、本当の自分を認められ、本当の自分でいられる相手であることを、気付き、自覚していくストーリーで、自分の足で立てる場所を見つけながら、お互いが大切になっていくハピエンです。
”本田龍”の仮面を被った攻めが、受けマナトに本気になるにつれ、時折、マナトにだけ見せる”本当の表情”が、きちんと描き分けされていて、すごくいいです。
後半になってから、攻めがマナトに本当の名前を言うのも、読者側も、その瞬間に初めて本名があることを知るので、ニクいですね笑
デッサンもしっかりされているので、肉体が美しく、どの角度のからみも本当に美しい。
ただし、受けはノンケなので、始めは付き合っている彼女がいて、ストーリーにも作用しています。嫌な子ではないですが、女の子が登場するお話が苦手な方はご注意を。もっとみる▼ -
男らしい色気と肉体美2020年9月29日“バカな犬~”が大好きで、ゆいつ先生を追ってます。今作品は、試し読み段階では、主人公2人共、あまり好きになれず、購入をずっと迷っていたのですが、REVERSEの番外編がどうしても気になって購入。真壁は、本篇でも、主人公恭平の情報屋として少し登場します。番外編、クールだった真壁の溺愛攻めっぷりがよかったです。甘々イチャラブが見られました。本篇は、元探偵の便利屋と元ヤクザのCP。冒頭の印象と違って、皆さんが言われる通り、鬼柳がだんだんかっこよくなってきますねww 受けも男気なところがいいです。ただ、今作は、人物の描き分けが甘く、誰か分からなくて立ち止まってしまう場面が幾度もあります。二人が惹かれあって、気持ちを自覚し大切になっていく過程がもう少しゆっくり丁寧であればいいなと思いました。ヤクザな部分もさらっとした感じでしたが、任侠物が苦手な方はいいかと思います。個人的に、当て馬的な存在である姫野の、鬼柳への執着愛も好きです。スピンオフ、出ないかな(笑)もっとみる▼
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思った以上によかった❤ネタバレ2020年7月13日このレビューはネタバレを含みます▼ マスク男子とか、メガネ男子とか、あまり好きなほうではないんですが、試し読みで気になって購入。受けの佐山が、マスクをしているのには過去のトラウマが関係していて、自分と他人との壁として、マスクをしています。でも、攻めの才川には、最初から、地の、口が悪い言葉を吐いてるのがいいです。気持ちを自覚するのは、受けが先で、トラウマである自分が発する言葉で才川のことを傷つけるんじゃないか、と不安になり、離れようとしたり、ギュっとなる場面もあります。トラウマを克服するところも見せ場の一つで、その後の開放された受け佐山と、受け止めた攻め才川もとてもいいです。トラウマを克服しても、地の自分でいられるのはお互いだけ、というのが分かるのもいいですね。トラウマ描写はありますが、一貫して、嫌な人物は出てこないので、読後感がとてもいいです。S攻めの溺愛、大好物でした😍
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う~~んネタバレ2020年6月18日このレビューはネタバレを含みます▼ ”ギャングの飼い方”が好きで、作者様買いです。年下イタリア人パティシエ攻め×世話好き料理人美人受けのお話。人に興味がないため、ワンナイトの女性と遊ぶ節操なしの攻めが、自分好みの味の料理を作り、自分の作ったドルチェを一番美味しそうに食べる受けに、だんだん本気になっていき…というストーリーですが、攻めの”不愛想でゲス”という部分がもっと強く出ててもよかったかな。「でも誰よりもおいしいドルチェを作る」というギャップがもっと分かりやすく、受けに墜ちたときの豹変っぷりが大きく感じられたかと。あと、受け攻めともノンケなのですが、3年も受けのことを好きな、ゲイのアキラさんの気持ちを知っていて過ごしてきた受けが、攻めのどこをそんなに急に好きになったのか、いまいち分からず、ノンケなのに、自覚も早いです。攻めの豹変、溺愛、甘さ、当て馬… 好きな要素が散りばめられていますが、受けが流されやすいからか全体的に足早で浅く感じました。当て馬のアキラさんと、バイトのシンヤくん、スピンオフほしいですね。
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切り口の違うオメガバ純愛2020年4月3日読み終わったあと、すぐにはレビュー書けないくらい、二人の人生の重みをドンっと受けてしまった。。。麻生先生の作品は、心理描写が繊細で、どの作品も一本の映画を観たような読後感がありますが、こちらも、それを逸しません。こんなに重くてつらくて美しいオメガバ作品を読んだことがありません。タイトルですが、リバ地雷の方、用語のリバ意ではありませんのでご安心を。Re:birthリ・バース、もう一度生まれる、という意味だと思います。最後まで読めば、納得するタイトルでした。攻めのαが刑事という職業なので、バース事件との絡みも、この作品に深さと重みを与えています。幾重にも重なる層、登場人物も、丁寧に回収されるストーリーの終焉。オメガバの神作。すばらしかったです。もっとみる▼
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スピンオフ希望します!ネタバレ2020年1月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 傷心旅行中の大学生ゲイ椋×元義息子に特別な想いを抱くバツイチリーマン瑞月の年の差CPのお話。長崎で出会った二人は、お互い、行きずりの相手のつもりが、恋に落ち、横浜の、瑞月のマンションで同棲を始めるが…。元義息子が上京してきて、揺れ動く関係… 定広先生定番のリバはありますが、内容上、定広作品によくある、義息子とも関係する、という展開はなく、ハピエンです。5年後の3人の姿も見られ、眼福!よかったです。“院内感染”でも、想くんの描き下ろしスピンオフが見られて、私の中で回収できたので(笑)、こちらも、大翔のスピンオフ、お願いします(祈)。表題作のほか、ビジネス系BL一作。こちらもよかったです。スパダリ社長攻め×部下で義弟受け。主従関係でなくてはならない二人が、根底ではお互いを絶対的に信じ、絶対的な存在であるラストがとてもいいです。
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グッバイ・フライデー【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
ブレない溺愛攻めがかっこいい2020年1月20日「作品内容」通り、至高のスパダリ攻め。受け攻めとも、デキるリーマンCPのお話で、1話1エロタイプの濃厚H多め。画力あるので、色気半端ないです。スパダリ攻めが、トラウマのためワンナイト派のクール美人受けを甘く堕としていく、というお話ですが、最初から、お互いがお互いに堕ちているので、内容は浅いです。トラウマ持ちの受けの凍土を、攻めのブレない愛が少しづつ溶かしていくところがいいですね。お互いを好きになる過程や、焦れなどが欲しい方には足りないと思いますが、終始、溺愛甘々攻めに萌えたい方には、いい作品かと思われます。表題作と、両片思いCP美容師×モデルの短編が入っています。両作とも、嫌な人は出てこないし、むしろ脇役もいい味出しているので、ストレスなく読めました。もっとみる▼いいね
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完結!2020年1月6日下巻出るまで長かった~!ようやく、かんちゃんが前に進めるようになってよかった。「錆びた夜~」⇒「恋愛ルビ~」⇒「はだける~」です。「錆びた夜~」は林田こと“かんちゃん”と弓のお話で、林田の過去、弓が今の恋人真山くんとつきあうまで、です。弓が主役なので、林田の葛藤もきちんと描かれてますが、DV彼氏のような役割になってます。「恋愛ルビ~」の後半に「はだける~」の林田と秀那がつきあうまでのお話「ほどける怪物・前後編」があります。上巻の特典小冊子「薊」は、「錆びた夜~」の林田目線でのお話です。「はだける~」上下巻だけでも内容は分かりますが、シリーズで読んだほうが、林田、弓の心情がよく分かって、下巻がぐっと深くなります。大きな出来事があって一転するお話ではなく、それぞれがゆっくり、自分と向き合い、相手と向き合い、凍土が溶けていくようにハピエンに向かう、それぞれが流す涙が美しいお話でした。よかったです。もっとみる▼
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楽しく読めるオメガバース2019年12月24日単話で読んでいたんですが、合本版待ってました!多くのオメガバース作品にある、背徳感や暗さ、階級重、病み…ほぼないです。主役のΩたつるが、明るくポジティブで、アホカワなので、相手αの山岡の悩みも軽く乗り越えて、ハピエンです。αの友達芳野は当て馬かな、と思いきや、特に大きなことは起こりません(芳野は違う巻で出てきます)。ただ、たつるとのHはあるので、ご注意。番になるのも軽いんですが、たつるの性格と山岡の覚悟が見えるので、違和感はありませんでした。単話は続いていますが、このCPは、これで完結します。他のCPのお話が人つながりでつながっていて、二人のその後も垣間見れるので、次巻も楽しみです。もっとみる▼
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涙ネタバレ2019年12月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 3話まで読み放題で読みましたが、所々絵が雑なところもあり、あまり好きではなかったのですが、プロローグのフラグと、続きが気になり、つい購入。クールで感情のない先輩攻め×健気後輩ゲイ受け。大学の先輩後輩なんですが、受けがバイトしているカフェの店員と客、というシチュのほうが多いです。1巻は作品内容通りで、あっという間に読み終わりました。2巻から、両親からの愛情を感じられずに育ち、人の好意に感情を持たない冷たい宝生先輩の永久凍土が、受け彩鳥くんの想いによって溶かされていきます。宝生先輩は変わった体質で、自分に好意を持つ人間の体液で空腹を満たす、そして、キスすると彼に関する記憶をなくす、というファンタジー設定です。そんな体質の宝生先輩が、先輩との記憶を失くしたくない、という彩鳥くんを大切に思って空腹と戦い、彩鳥くんはそんな先輩を、人の好意を食べなくても生きていけるようになって、愛することを知ってほしい、たとえ、それが自分じゃなくても、と健気に画策します。2巻はすごく苦しいです。二人が苦しみながら愛し合い、ハピエンになる最後まで、泣けました~。最後はちゃんと、あーよかったねー、とほんわり温かく終われます。
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思ったよりイチャラブでかわいい。2019年12月5日デビュー作とのことですが、おもしろかったです。今時、短ラン、ボンタンのヤンキー?と、一昔前の漫画かと思いましたが、スマホ使ってました(笑)。表現描写もタッチも青年漫画のようですが、ちゃんとBLしてます。突然の父親同士のカミングアウトも軽く、本人たちが幸せならいいだろ、と受け止める虎司に反して、受け止めきれない龍一…だったら、ヤッて理解してみるか、と。そこから、敵対している番長同士という関係が変わってくるのですが、虎司のチャラキャラのおかげで、軽く色々飛び越えられてます(笑)。体から始まり、お互い、自分の気持ちに気付いて、通じ合うまでのお話です。ケンカップルなんだけどイチャラブが楽しめます。硬派龍一×チャラい虎司ですが、二人とも真っ直ぐで、ピュアで、男気があって、かわいいです。もうひとつのお話は、アイドル×隣人小説家ストーカー。ストーカーが策士で病んでます。執着愛が、救いなのか恐喝なのかは取る側の気持ち次第ですね、好みはあるかと思いますがハピエンです。全150p中、表題作約105p、描き下ろし3p、残り別CP。もっとみる▼
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ふしだらな旋律-君の音色が俺を狂わせる【単行本版特典ペーパー付き】
うーん…2019年11月30日デビュー作のようですが、お試しを読んで、その先が気になり購入。高校同級生もの。ビッチ攻め×真面目トラウマ持ち受け。子どもの頃、バイオリンの演奏会で、受けに一目惚れしていた攻めが、高校生になり、受けと無理矢理関係を持つのですが、自分の気持ちに気づき、きちんとした気持ちを伝えようとする。でも、トラウマのある受けとすれ違い、なかなか恋人にはなれなくて、というお話です。最後はハピエンで、甘々も少し見られます。丸ごと1CP。あっさりしてますがエロ多め。登場人物は、ほぼ、3人で展開。出番は少ないけど、印象深くて気になる、受けの弟くんが、プラス。舞台もほぼ学校なんですが、背景はほとんど入っておらず、背景としての人物もほとんど描かれてないので学校感もなく、学校にHしに行ってるの?他に生徒はいるの?という感じ。1台のカメラで撮られた映画のような、アングルにバリエーションがなく、全体的に単調で分かりにくい。独特の絵ですが、上手ですし、キャラも独特で印象的なので、この作品を読み返すことはあまりないかもしれませんが、もっと最近の作品だとどうなんだろう、と、気にはなります。もっとみる▼ -
ガチムチではない肉体美に眼福!2019年11月29日「俺しか知らないカラダ」が良くて、作家様買いです。やはり、体の線がいいですね、男らしいのに色気があって、好きです。“作品内容”に、「執着年下ノンケ」とありますが、実際は、大学職員ゲイ受け×同じ大学の学生年下ゲイ攻め、です。攻めが、自分がゲイだと気づいて、初めて行ったハッテンバで声をかけてきたのが、同じ大学職員の、受け萩原。“俺しか知らない”は、攻め目線でしたが、こちらの作品は、受け目線で進んでいきます。ワンナイト主義の受けが、一途攻めにだんだん堕ちていくお話です。気持ちが通じ合うまでと、付き合ってからのお話が半々くらいで入ってるので、好きがダダ洩れの攻めと、まともに付き合うのが初めてでとまどう受けの、かわいいやり取りが堪能できます。特に大きなことは起こりませんが、受けの気持ちの動きだけで読ませるところになんだかハマってしまいます(笑)もっとみる▼
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お仕事BLおもしろい!ネタバレ2019年11月21日このレビューはネタバレを含みます▼ ユギ先生は、脇キャラも手を抜かず、ちゃんと見えない設定までされて描かれるので、主要CP以外の人たちのスピンオフを読みたくなりますね。山田BL、読んでませんが、読んでみたくなりました。ノンケの元ヤン職人×ゲイのフリーデザイナー。主役も脇役も、みんな男気があって潔く、強くて優しくて、悪い人は出てきません。活版印刷も、いつものことながら、よく取材されて描かれているので、背景や内容も丁寧で、名前しか知らない職業でしたが、興味が湧きました。興味がない方でも、難しく描かれているわけではないので、さらっと読めます。お話も、大きくすれ違ったり、こじれたりせず、仕事でぶつかりながら、葛藤や傷付いたりしつつ、気持ちがゆっくり動いていって、ハピエンです。どっちが攻めなんだろ?と、明かされるまではっきりせず、楽しみに読めました。ただ、個人的な好みですが、マスターがゲイではなかったのは、違和感ありましたが。エロ少な目、ストーリー重視。丸ごと1CP。
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不機嫌な君と気まぐれなキス【おまけ漫画付きコミックシーモア限定版】
スピンオフ2019年11月18日「あさってにキス」のこの二人、あさってのあとがきに、もっとこの二人を描きたかった、とつぶやかれていたので、スピンオフあるかなと思ってましたが、二人とも実際はこんなキャラだったんですね~。大学生になった有&昭久も、いい役割で登場するし、その後も知れるので、あさって、お持ちの方、もう一回読んでから、不機嫌、読まれるといいと思います。内容的には、前作読んでなくても、この二人の関係性が分からない、とかはないので、楽しめます。文川先生の作品は、硬派攻め×天然受けが多いですが、こちらは、チャラくてだらしない攻め×世話焼き受けです。ですが、読んでるうちに、チャラ攻めのいいところがどんどん出てきて、受けのかわいいところも出てきて、基本、私はあさってのCPのほうが好きなんですが、こちらのキャラも好きになりました。また、Wデート見たいですね。もっとみる▼いいね
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至福ネタバレ2019年11月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 高校からの同級生親友同士が、10年目にしてその関係が変わっていく、というストーリー。MODSシリーズよりは軽く読めます。煙草と手袋の小道具の使い方、いいですね。ナツメ先生の絵は、ちょっとした顔の角度や手、体の線が、色っぽく、かっこよくて好きです。料理人ノンケ攻め×花屋ゲイ受け。受けも攻めも男前でかっこいいです。エロありますが、基本的にストーリー重視。ラスト、すれ違ったまま別れて6年後、お互いが自立して再会する一途ラブ、かと思いきや、想いが通じあってからの遠距離恋愛6年後、のお話だったので、至福です。
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振り切れてなくてハマらず2019年11月6日病み系かと思って読み進んでいましたが、あっさり終わってしまいました。デリホスS攻めの、本当はM受けの優×スパダリ、病みS攻めの斎藤さん。同棲の流れになったとき、軟禁くる?と思いきや、気持ちの通じ合ってない二人のただの同棲ストーリーでした。攻めが長年、受けに執着してきたわりに、実際の再会後の執着感は足りないし、憎悪が愛情だったと認めたのもあっさりでした。過去のことが共通のトラウマになっているのに、そこも、さらっと描写で、全体的に浅い印象になっているのがもったいないなと思います。S攻めの執着溺愛設定は好きですが、Sにもなりきれてなくて、中途半端にキャラが散らかっていて、入り込めませんでした。おっしゃってる方多いですが、「前日談」として、女性とのからみの1話がありますが、元々この1話は別のアンソロジーなので、苦手な方は読まなくても本篇に何の影響もありません。TLも描かれる作家さんなので、女性描写も綺麗ですけどね。丸ごと1CPです。もっとみる▼
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ダークで衝撃的純愛2019年11月1日好き嫌いがある作品だと思いますが、私は好きでした。冒頭から衝撃を受けますが、ハピエンです。ずっと女装癖のある実の弟のことが好きだった兄、富士。弟の彼氏ノンケ石井。ほぼ、三角関係のこの3人でお話が進みます。メロンソーダの甘いけど強い炭酸の刺激、きれいで毒々しいエメラルド色、合法ドラッグ、本当の愛… 深くて、組立てが上手いですね。終始重く、苦しくてつらい、と思いながら読みますが、ラストは意外にライトに終わります。この展開も好き嫌いあるかと思いますが、読後、後味が苦く残るのが苦手な方にはいいかと思います。弟アキちゃんに幸あれ。丸ごと表題作。もっとみる▼
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ピュア恋ネタバレ2019年11月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 鈴丸みんた先生の作品は、デビューコミックス、キュー雷のときから追っていますが、高校生の初々しい恋とはちがって、大人のピュア恋が楽しめます。恋をしたことのない、純情三十路お人よし美人ゲイ受け×恋愛ごっこ達人者のモテメン、バイ大学生攻め。お互い、初めての本気の恋に、自分にも相手にも振り回されながら、すれ違い、空回りしながら、通じ合う、というストーリーです。今までの駆け引き恋愛癖でのせいで、受けの佳乃に冷たい態度をとったりしていた攻めのロウが、通じ合ってから、甘々一途になるのがいいです、年下らしい表情も見せ、素で付き合える相手に出会えたからだよね、とニヤニヤしました。そのあたりもうまく描かれていて、さすが!です。修正も甘めで、受け攻めとも、Hの表情がかわいく、お互いへの愛あふれてます。先生のあとがきを読むと、また最初から見返してしまいますよ(笑)
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かわいい天然受け2019年10月29日おもしろかったです。試し読みで1話を読めると思うのですが、その次話からおもしろいです。じみ先生の作品は、受けと攻めのキャラがだいたい同じ感じのものが多いのですが、それでも、やっぱりおもしろいです。あほえろかわいい、素直な受け×無口系で大人かっこいいモテメン攻め。受けと攻めの目線が交互に描かれているので、あぁ、そこはそっち目線だとそうだったのかぁ、と、楽しめます。なので、わりと早い段階で両片思いになってるんですが、お互い、ぐるぐるして、なかなか通じ合えない、という展開。元々、ライトに読める作品を描かれる作家さんですが、終始ニヤニヤしてしまいます。脇役に、男の子も女の子も家族も出てきますが、みんないい人ばかりなので、ストレスなく、癒されながら読み終えられます。丸ごと1CP。もっとみる▼
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ロミジュリネタバレ2019年10月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 大まかなストーリーは好きなんですが…。受けの獣人・幸を大事に想うあまり、ずっと手を出せなかった攻めの獣人ハンター・後醍が、どうしてそのタイミングで軽く押し倒しちゃった?お互い重いものを抱えているし、ストーリーも重いので、時々ギャグで笑える要素があるのは構いませんが、最後までいってなくても関係の入り方をもう少し丁寧に大切にしてもらえないかなぁ、と。その一線で、二人の関係が変わる線なので。後醍がいきなり、仕事場に幸を同行させたのも解せないし、幸のお母さんが、急に、獣人で外の人間世界を知らない息子一人を残して姿を消したのも曖昧なままです。本筋のストーリーは、二人の葛藤や想いがしっかり描けているし、獣人に捕らわれた幸を救いにきた後醍に対する幸の想いには泣けます。後醍の溺愛甘々もいいです。ただ、それ以外のいろんなところが散らかってます。コマ割りとセリフなどの多いページも多く、次に読むときは、そのへん飛ばしたりしちゃいます。他の方も書いてますが、もっと筋組して2巻にしたほうが、重い設定を生かして深さも出て、いいんじゃないかと思いました。ちなみに、獣人を殺戮します、共存系ではないので、苦手な方はご注意!
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完結!おもしろいっ2019年10月24日小鉄子先生の作品は、キミコレにハマり、スタンダードからファンタジーから読みましたが、外れなしですね。長編が多い方ですが、これは、2巻完結でスッキリ!1巻は、鳥と話せる主人公、犬崎が、カラスに恋したり、高校生に恋したりして、ぐるぐるしてます。2巻でその恋が進展。色々、気になる秘密が明かされます。全巻通して、鳥とのシュールなやりとりが笑え、言葉の通じない動物に癒されます。私もクロと話せたら、好きになっちゃうかもな~、と思わされる、先生のセンスと画力!主人公の職業も、探偵という名の何でも屋、というところが、お話にすごく合っていていいです。大学生になった充も見られます。もっとみる▼
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タイトル通り!ネタバレ2019年10月23日このレビューはネタバレを含みます▼ ARUKU先生の作品は、時代設定も様々で、内容も実にバリエーションに富んでますが、この作品は、その中では、現代の王道ものですかね。大学教授で医者ですが、人に対しての情に欠けた、スパダリS攻め×人に触ると痛みを感じるアレルギーを持つ、天然健気受け。ある事故をきっかけに、攻めが、受けに対して愛情を持っていることを自覚。それから、甘々が楽しめます。一度は、受けが攻めから離れ、1年後。一途愛は実を結びます。ARUKU作品は、愛のために何かを犠牲にできる、そこがきちんと描かれているので、泣けます。
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執着受け2019年10月23日任侠もので、重め。SM、暴力シーンあります。媚の元凶の前作ですが、一応、二人の関係は完結してますので、この1冊で終わらせても大丈夫です。伏線、完全回収されてはないので、気になることがある方は、元凶に進んで下さいね。やり手若頭S攻め×忠誠ワンコ執着受け。修正も甘いので、楽しめます。表題作のほか、短編2作。美容外科医S攻め×純朴受けの幼馴染再会もの。攻めの、執着愛変態っぷりが良かったです。3作目は、大学時代に顔見知りの先輩後輩が再会、両片思いリーマンもの。こちらは、年下ワンコ攻めです。池玲文先生の作品はどれも、愛が重く、濃く、やられますね。もっとみる▼
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スパダリ年下攻めの執着愛ネタバレ2019年10月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 小さいときから何でも手に入り、思い通りになってきた、金持ちやり手経営者、達哉が、唯一、自分の誘いにのらず、自分を諭した聡太を想い続け、大人になって再会してから、手に入れようとしますが、その育ちゆえ愛情表現が下手で、金銭取引で体の関係を強要、という形になってしまう。それでも、少しづつ、聡太も絆されていくのですが、誤解やトラブルなどがあり、自分の気持ちに気付きながらも、聡太は、達哉との関係を清算し、離れる。結果的には、誤解も解け、達哉は、お金で人の気持ちは買えない、きちんと言葉で伝えなくてはいけない、ということに気付き、ハピエン、というお話ですが、一度離れてから再スタート、の展開が早かったですね~。ここの気持ちの動きをもう少しじっくり読みたかったです、私の好みかもしれませんが。まきの先生らしい、執着一途攻めの王道ですが、おもしろかったです。丸ごと1CPです。
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最後まで読んで、また読み返せるストーリーネタバレ2019年10月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 芽玖先生にハマった最初の作品です。あっさりした、どことなく気怠い感じの絵ですが、色気あります。骨ばった手の動きも、色っぽくて好きです。大学内では地味なクールビューティ、学務課の職員でゲイ受け策士×モテメン、ノンケ大学生年下攻め。ノンケの二条が、居酒屋のトイレで男同士のHの声を聞き、翌日、それが同じ大学の職員、千鳥だと知り、気になり始める、というところから始まります。大人の色気とかわいらしさのある千鳥に、ノンケ二条が堕ちていく、という、付き合うまでは二条目線のストーリーです。が、付き合ってからの、千鳥目線では、もっと以前に二人は出会っており、気になり始めたのは千鳥が先で、二条は堕ちたのではなく、堕とされた、ということを知ると、タイトルの意味が納得でき、もう一回最初から、隠れた千鳥目線で、楽しむことができます。短いですが、別冊続編「印」も、よかったです。結局のところ、二人の一途ラブがいいです。あと、もう1作入っており、こちらは、蛇喰い以前の、初オリジナルBL作品だそうで、モテ高校生親友同士のCP。ライトで楽しく読めました。
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溺愛っぷりがかっこいいネタバレ2019年10月16日このレビューはネタバレを含みます▼ インザケージがよくて、こちらも、お得意の執着溺愛攻めということで、即購入!不幸な生い立ちがあるにも関わらず、強く優しい受けを、ヤクザの息子二人が取り合う、というお話。三角関係ものですが、攻め二人とも、受けに一途で、重い執着愛がいいです。結果、受けが攻め二人共を愛し、二人恋人でハピエン。ストーリー的にどちらかを選ばなかったほうが納得いったし、この終わり方でよかったです。が、好みはあるかと思います。1冊まるごと表題作なので、イケメンでかっこいい二人の執着溺愛っぷりが、存分に楽しめます。極道の息子設定ですが、任侠自体の重い迫力はなく、内容も、主人公の受けが前向きで明るい性格のため、暗くならず、比較的ライトに読める作品。ただ、暴力、流血、3P、苦手な方は注意。
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見た目大人の座敷童子2019年10月15日中身は5歳児、体は大人の座敷童子・攻め×不幸体質の小説家の卵・受け。ショタNGなので、しばらく購入迷いましたが、攻めの見た目はちゃんと大人で、好みだったので、購入。1冊丸ごと1CP。湖水先生の作品の中では、コミカルなほうで、狸親分含め、主要登場人物が多いです。攻めの座敷童子は、「遊ぼう遊ぼう」とせがみ、中身は一貫して子供らしいのですが、次第に、オトコとしても成長していく部分があり、BLとして、ちゃんと楽しめました。座敷の嫉妬もかわいいです。ただ、基本中身は子供なので、私的にキュンどころがなく、何度も読み返すような1冊にはなりませんでした。義理弟の幸汰が、引っ越しの手伝いのときも、春休みも、なぜか制服しか着ていないのが気になりますが(笑)、いい役なのに、途中から出てこなくなったのも気になります。Hは少な目、最後までの描写はありません。2巻、又は獏と江成のS×SのCPでスピンオフとかあれば、この巻がもう少しおもしろいのかもしれません。もっとみる▼
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実兄弟もの2019年10月10日子供の頃、両親の離婚で離れ離れになった実の兄弟が、高校生になって再会して…というもの。イケメン一途年下攻め×しっかり者でトラウマをかかえたゲイ兄受け。兄弟ものは、実兄弟、腹違い、連れ子兄弟、数々ありますが、その中では、あっさりの部類ですね。兄弟病み系執着ものも好きですが、これは、あがた先生らしい、2巻にわたり、ゆっくり、二人の気持ちが近づいたりすれ違ったりしながら、合わさっていくものです。本篇ではエロ少な目、心理描写重視。番外編以降で、恋人になってからの二人が見れます。兄和泉の元カレの登場も、お互いに未練のない関係なのが分かってよかったですし、さらには馨の嫉妬にニヤニヤしちゃいます。もう少しあとの、二人が社会人になって、同棲している様子とかも見たいです。ただ、ノンケ弟が、兄への気持ちを自覚するために必要な表現として、女の子とのエッチ描写があります。 苦手な方はご注意。もっとみる▼
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