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いちょうにりんごさんのページ|漫画の感想・口コミも業界最大級!シーモアレビュー
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ERR_MNG
レビュー
今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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本当のところは分からないのだろうけれどもネタバレ2025年3月31日このレビューはネタバレを含みます▼ ビアズリーの作品、彼に関する逸話や噂がうまく取り上げられていた。
病が悪化したときや、作品が発表できない時期など、暗い雰囲気もよく描かれている。それでも、一貫しているのは自分の作品への情熱や世に自分の名を残したいという欲、命ある限り描こうとしていた強さが伝わってきた。
作品のインスピレーションや執筆シーンはどこか幻想的で、ビアズリーの元の絵ともマッチしていたと思う。
この漫画を知った時期に、ちょうどビアズリー作品の企画展があり見に行ってきた。卑猥な露悪的なものであるけれども、美しさやどこか惹かれる作品もあり、不思議であった。個人的には『髪盗み』が気に入っており、その作品に関してはこの漫画(2巻12、13話)にも取り上げられており、好きな話である。ビアズリーの絵のモチーフも所々ちりばられており、裏表紙までオマージュされた絵があって、見ごたえがある。 -
おもしろい!ネタバレ2023年12月30日このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルから興味を持ち、4巻まで無料のタイミングで試し読みしてみました。ストーリーはテンポよく進んで、巻が進むごとに新たな登場人物が現れて仲間やモブキャラが増えたり、事件やキャラクターの背景が分かって読みやすいです。(原作の小説だともう少し情報があるのかな?)絵は後に出てくるノイリやラントちゃん達可愛らしいキャラクターが本当に可愛らしくて好みでした。
主人公のルゼが器用で中々に万能な能力もあって、一番癖が強いような印象がありますが、面倒見がよくていいキャラです。最初の頃の身代わりの男装騎士から、紆余曲折あって色んな方面に活躍していきます。結局13巻まで購入してしまい、今までの事件の黒幕は?殿下とはどうなるのか?等気になる点はありますが、原作を読まずに新刊を待ちたいです。 -
純潔の男装令嬢騎士は偉才の主君に奪われる【電子限定SS付き】
有能な人達ばかりでネタバレ2023年11月15日このレビューはネタバレを含みます▼ キャラクターや世界観の設定がしっかりできている感じがして、安心して読めた。
タイトルからどうだろうと思ったけれども、凛々しく騎士であることに誇りを持つノアと、おちゃらけたところもあるが思慮深いヨハンの関係性もよかった。ノアの鈍感なところも可愛く、互いに理解しあって絆を深めていくところに好感が持てた。他の護衛騎士達は癖が強いと見せかけて、根が良い人達ばかりで、最後の方はわちゃわちゃ仲良くて、おもしろかった。(そして、皆さん有能なので、危機や反対派に対しても無双していた。)
続きもあるようなので、待機してみたいです。 -
伝えたいっていう気持ちネタバレ2023年11月3日このレビューはネタバレを含みます▼ ジャンルでいえばBL、手話が題材にあるけれども、それらを通り越して、相手に伝えたい、相手が伝えようしていることを知りたいという、誰もが思う気持ちが溢れて伝わってきて何だか感動してしまった。伝えようと諦めないことが大事なのですね。
絵が綺麗なだけでなくて、それぞれの場面でどうやって相手に伝えているか、手振り、ボディーランゲージでの大胆な動き、顔の表情、声(文字の配置)も色々駆使されています。2人の感情や距離間も細やかでドキドキしてしまいました。
メイン2人とも誠実さがあり、前向きな感じがあってよいです。
1巻だけでもきれいにまとまっていると感じますが、テレビドラマから舞台に目標を定めてからの藤永くんの今後も気になります。
手話のことも少し知ることができて、勉強になりました。いいね
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あとで読み返したいと思うネタバレ2023年9月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 『白眼子』スピリチュアルな、不思議な力を生業にした人達について、彼らと出会った光子の目を通して語られていきます。特殊な能力といっても、そう都合良くはなく、シロさんの謙虚さが読んでいくうちに頷けます。光子と同じく、誰かの気持ちを少しでも救えるのはすごいと思います。
戦後間もない北海道が舞台で、子供だった光子の率直な思いや経験から当時がどんな様子であったか、少し察することができました。
『二日月』中盤~終盤にかけての状況が続くと思うと、主人公と同じ立場になったときあの転校生とどう付き合っていくのか(普通にイヤだなと思いましたが)、考え込みそうになりました。 山岸先生の他作品にも出てくる、不安やモヤモヤといった負の感情とどう向き合うか、セルフコントロールや他人への声のかけ方がやはり大事なのですね。
2作品だけですが、後味は悪くなく、すーっと馴染むような終わり方でした。ほんの少しヒャッとした部分はありましたが、全体的に怖くはないです。何年経っても共感できるところがある作品で、また読み返したいです。 -
世界はきれいなんだなって思わせてくれるネタバレ2023年9月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 石について研究し旅をするベントと、鉱石を食べて通常のヒトよりも長生きする種族であるイーリス。
特殊な種族であるイーリスは、時折表れる彼の過去の描写から辛い思いをしたのだろうと察せられるのですが、ベントとの旅は穏やかで、少しずつイーリスの中の世界が広がっていく様子がよいです。
(途中怪しい人達と遭遇した展開にはドキドキしましたが、)
2人で旅をしながら出会った人達、景色、鉱石、食べ物、星、語り合ったこと、思いなど、それらが積み重なって結晶のようになっていく。記録をつけることにどんな意味があるのか、タイトルのつけ方が秀逸です。
一つ一つの絵が白黒でももちろん素敵なのですが、この作品はカラーだとなお美しいのだろうと思わされます。
BL?というよりは友情や家族愛に近くて(ジャンルなんて忘れていましたが)、ファンタジーな作品で私は好きです。1巻完結でキリも良いのですが、これからも彼らの旅路に幸あれと願いたいです。 -
笑ったネタバレ2023年8月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 母を連れていった男への復讐のために、北斗の拳のケンシロウのようになるんだ、といつの間にかマッサージ師に… 主人公の沼倉さんも大分変わった人ですが、癖や独特感のありすぎる客や復讐相手の木村関係の人達などをマッサージで解決していきます。
北斗の拳のネタも出てきて、トキとリンのところは笑ってしまいました。まだ2巻までしか読んでいないのですが、ラオウも出てくるのかしら。そんなところも楽しみになりつつ、復讐の行方も気になりつつ、これからどれだけ笑わせてくれるのかと期待しています。
あとは、沼倉先生はマッサージに関してはスゴ腕でお客さんの身体へ誠実さも感じられるのですが、他はツッコむところが多いので、里香さんがんばって!いいね
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人それぞれネタバレ2023年8月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 検査~治療選択~退院~仕事復帰と、様々な場面が主に4~8コマの漫画で描かれています。特に退院後の生活や仕事復帰までのことは初めて知ることもあり、勉強になりました。もちろん全員に当てはまるわけでなく、人それぞれなこともありますが(医療も日進月歩ですし、)、迷いながらも自分で選択して、病気とどのように向かいあっていったのかが分かり、何かきっかけになる作品だと思います。
治療中・選択での迷いや焦り、家族や友人との会話、しんどいこと、嬉しいことやクスッとしてしまうことなどもあり、日々の出来事を丁寧に描いています。
1つ1つを経験していく上での作者の方の心の持ちよう、物事の捉え方もいいなと思いました。前向きな時やダメな時、休む時がそれぞれあっていいのだとストンと納得できました。
また、治療中や通院中でのこうしたら良かったこともまとめられていて、参考になりました。(特に記録帳はいいなと思いました)
絵はかわいらしく、とても読みやすかったです。1巻だけでも区切りはいいのですが、2巻では仕事復帰していく過程+αで描かれているので、セットで読むのもよいかと思います。なお、2巻が2018年発行のため、医療に関しては新しく更新されていると思いますが、身体の不調で気になったら放置せず、相談、病院へ行くは大事ですね。
先生、描いてくださりありがとうございます。 -
花が舞っているネタバレ2023年8月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 「白木蓮抄」母の静養もあって、親戚の家へ引っ越したりよ。近所にあるマグノリアが目印の洋館、そこに越してきた住人達との出会いが中心の展開になります。それぞれに忘れられぬ思い出、そしてりよ自身の気持ちの変化、少女から大人へと少しずつ成長する様子も描かれているのもいいなと思います。
「不死の花」能を軸とし、踊りやお家の事情も絡んだ話の展開が気になりつつ、時々幻想的な絵にハッとさせられます。物語の終結のさせ方も見事と思いました。
「それは天使の樹」奔放な、でも人情味のある話であり、この本の中でもお気に入りの作品です。
最後に波津先生の解説があり、花郁先生がどんな方だったのか少しでも知ることができてよかったです。少女漫画らしいというのか、花が舞っている、ファンタジーな絵もきれいでした。他にどんな作品があるのかと気になりました。 -
何だか切なくなるネタバレ2023年8月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 「鬼」大学生のサークルメンバーが、東北地方へ旅行に行ったお寺で不思議な現象に遭遇します。現在と過去の出来事が行き来して、ストーリーが進んでいきます。過去に何が起こったのか、地元の人々が避ける寺の云われとは何かをサークルのメンバーで調べていき、徐々にかつての子供達とリンクしていきます。このお話の最後の山場の方は少し泣きそうな気持ちになりました。過去とここでは示しましたが、そう昔のことではなく、現在異常気象に悩まされる私達にとっても切実な問題になり得るものと思います。そうせざるしかなかった親達と違う選択ができるのかと考えさせられ、忘れがたい作品です。
「ある夜に」別作品に収録されている「時計草」と同じようなテーマであり、短いページ数でも作者の考えが色濃く反映されているなあと感じます。
「時じくの香の木の実」意味が分かってくるとちょっと怖くなってきました。 -
方言がよいわぁネタバレ2023年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 時代的には明治(日清戦争後どれくらいか経って)で、瀬戸内の島が舞台です。方言での会話が多く、最初はどういう意味か分からないものもありましたが、読み進めるとだんだん意味も何となく分かってきて、いい味を出しています。
ヒロインである椿、島へ教師としてやってきた銀次郎の視点でストーリーが進んでいきます。椿と潮の関係性が丁寧に描かれていて、主従としての清く潔いところも、片恋や夫婦のようなところもどれもよかった。それぞれの挿絵はどれもキレイでした。そして、何より潮がちゃんと椿様の危機に助けに来てくれて、本当に安堵しました~
島の宝、人魚、美女、事件、と謎やミステリーな要素もありで、それらもどう関わってくるのか気になる展開になります。
ラストに向けては怒涛の展開で、これまでの伏線も回収されていき、そこに向かうべき形で終結します。もう少し書いてもという意見もありそうですが、切迫感があって、私にはちょうどいいかなと思いました。文句無しに☆5で。いいね
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長生きしてねって思っちゃうネタバレ2023年8月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 幕末の歴史上の有名人が女子高校生(教師もいる)に転生した学園もの。幕末の頃を考えると、揉めそうな関係性、不穏な事情もありそうですが、まあ女子高生だからもあってか、平和的?かな。
恋や友情に、昔や今のしがらみも関わりつつ、これからどんな展開になってくるのか、気になります。
昔を振り返る場面もありますが、ただ今は部活動や委員会活動したり、動画を撮ったり、ただおしゃべりしたりして楽しそうに過ごしているのを見ていると、かわいらしいし、よかったね、みんな長生きしてねって思ってしまう。いいね
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不思議なことは起こるのだなネタバレ2023年7月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 絵柄がギャグタッチ(編集者さんがそう言うから…)なのもあってか、250ページほどなのにスルスルと読んでいってしまいました。でも、怖いと思う絵が時々出てくるのですよね~
漫画家さん達が中心の体験談である『ゆうれい談』の後、『読者からのゆうれい談』はたしかに怖いなあと思いました。
その時、あるいは振り返ってから怖いと思ったことをそのまま話して描かれているので、夢や幻視といった勘違いかもしれないと思われる内容もあります。それでも、あれは何なのか、と世の中には説明できないものもあるのだと思ってしまいます。
また、なぜ幽霊が現れたのか、不思議な体験をしてしまったのか、理由や由来を探ることもありますが、分からないままの話もあり、でもただ怖がり続けるのとは違うなあとも思わされます。山岸先生が案内しながら、話が進むのもあってか冷静なまま読んでいられました。
最後の小野不由美さんの解説で、『ゆうれい談』が発表された当時の様子が分かってなるほどと思いました。
それから、作中にも出てきたK先生の作品を読んでみようと思いました。いいね
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たしかに憎めないネタバレ2023年7月30日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインのニーナは、周囲の思惑で子供の頃から不遇な立場に追いやられてしまいますが、諦めはあっても、悲観しすぎず自分を持った人物です。現実主義ながら相手を配慮する気持ちが常にあって、ヒロインであるニーナさんにかなり好感が持てました。
言葉がなくても仕草や表情から察するものはあるといいますが、ニーナの父親やルスランもニーナに対して結構誤解しています。耳が聴こえないからと無遠慮に話して、でもニーナには読唇術で相手が何を言ったのかが分かる。ルスランさんも最初からかなり喋ってしまい、その言い方は… と残念な部分もありますが、このヒーロー憎めないのですよね。子どもっぽいところもありますが、優しい気質で正直なので、ストレートにニーナへ思いを伝えたり、甘えたりと2人の仲が近づいていく雰囲気もよかったです。
後半は危機に直面しますが、ラストの様子から2人がこれからも仲睦まじいことも窺えて安心しました。 -
かわいらしいネタバレ2023年7月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の『イン・ザ・ポケット』は20世紀?くらいの時代が舞台で、同じく『胸に飼う』のようにクラシカルな雰囲気もありつつ、『ざわざわ毛糸』『窓税』のように読み聞かせの昔話のようなストーリー、『換毛期』『流行温度』の現代でありながらまるで魔法があるかのような、様々な物語が読めました。各話ページ数にバラつきがありますが、どのお話も読み終わると少し優しい気持ちになれました。私のお気に入りは『あめおり』です。
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じわりとした怖さと冷静さネタバレ2023年7月26日このレビューはネタバレを含みます▼ 『艮』「うしとら」と読むだけに家に関する怪異があります。相談する相手がいたからよかったものの… 。 日常の仕事や家事をする描写が描かれているので、実際に晶子さんのような立場になったら、もうたしかにしんどくて怖くなってしまうなあと思いました。
『死神』死神の存在は則ち、
『時計草』この話がある意味一番怖かったです。
『ドラゴンメイド』こちらは、怪異というよりは昔話に近いようなまとめ方で、歴史の勉強にもなりました。
全部に怪異や怖い存在が関係する内容なのですが、冷静に見つめる視点も描かれているので、では遭遇した後どうすればいいのかと少し考えさせられるところがあります。 -
おもしろいし、なんだか勉強になる。2023年7月23日人間じゃないキャラクターが多いのですが、地獄での日常や仕事の様子が描かれていて、なかなかに人間らしくて個性的で面白いです。ストーリーも大体が一話完結なので、気軽に読めます。
地獄の鬼目線で分析されたり、ホントにそう!というツッコミを入れられたり、死後だからこそ言えるジョークなど、発見もありました。
昔話でお馴染みのキャラクターもたくさん出てきて、その後そうなったか!という展開もなかなかおもしろいです。
死後、人間は亡者となってどうなるのか、裁判の様子も具体的に描かれていて、生きている間気をつけようと思います~もっとみる▼いいね
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あら、好きだわーネタバレ2023年7月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 11歳にして王位を継承したザーフィラ。突然国王となり勝手が分からないながらも、一生懸命勉強し、叔父上達の助けを借りながら、皆が頼れる王になろうとがんばる姿に、いじらしくて応援したくなります。そして、王としてその場をどう収めるべきかという困難な場面では、決然とした態度と有無を言わさぬ采配に、私も何だか惹き付けられました。王と年相応な可愛らしい少女とのギャップがよいです。叔父上達やギーナといった周囲のキャラ、陛下のためにと色々画策しちゃってたまにクスっと笑えたりもしますが、真に彼女を支えようとするところがよいです。
まだ1巻なのですが、王としてどう采配していくのか、ギーナやアゼルのように周りの人間をどんどん魅了していくのかと、今後が気になります。いいね
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えぇー!続きはないのですかーネタバレ2023年7月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻はまだ序章な感じがしつつも、この巻としてキリがよかったです。現在と過去の場面をいききし、黒澤さんが警察官を辞めて探偵業を始めたきっかけの事件、どこかずっと緊張感のある2人の関係性には、いつの間にか引き込まれました。依頼内容であった失踪事件もうまくまとまった感じはしました。(ただ親御さんの気持ちを考えると少しモヤモヤは残りましたが)
2巻からは、事件に関わる人間関係や組織としての事件捜査の様子がより詳しく描かれていて、ミステリー小説や刑事ドラマと同じく、ドキドキしながら読めました。主人公2人の警察官と探偵という立場の違い、葛藤、信念や想いにもグッときました。
一方で、ここまで探偵・刑事ものとして書けているならば、BLの要素はなくてもいいのではないかとも思えてしまいました。(それだけ2人の関係が甘くない、カカオ純度の高いチョコレートを食べている気分でしたが、これでも十分でした。)
レビューを見ていて頭では分かっていたつもりですが、2巻を最後まで読み終わったとき、えぇー!ここで終わるの?!一体何が、誰が関係しているの!?と声を出してしまいました。
配信日を見るからに、続きが出るのは... でも折角ここまで描かれているならば、続編を読みたいです。待ちたいです。
イラストは表紙だけで、私は文章だけでも十分でしたが、作者様のあとがきは読んでみたかったです。 -
続きが読んでみたい作品にネタバレ2023年6月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 龍と龍の声を聞く人の存在はありつつも、ファンタジーにしては結構現実味のある物語です。生まれや性別、龍の声が聞こえるかどうかによって、人々の見方が違うことが分かりやすく描かれています。だからこそ、異端であった人々への仕打ちが、読んでいて辛く、私も憤りを感じました。能力ではなく、個人の特性や個性だ、という日織の冷静な意見がありつつも、育ってきた環境や刷り込まれた習慣などの影響でどうあっても受け入れられない人達の意見の対立がきちんと描かれています。差別がなぜこうも根強いのか、どうしたら人々の意識を変えられるのか、日織と同じように考えさせられました。最初に思っていたよりも話が重たかったです。
日織は皇位継承争いを勝ち抜き、人々の意識を変えることができるのかが、1~2巻での見所です。
3~4巻で1つの区切りとなっていて、登場人物達それぞれに試練があります。(あまりネタバレしたくなくて、順番に読んでほしいの気持ちはありつつ、2巻までとはまた違う様相を示します。戦や外交、世継ぎ、為政者の資質についてなど、皇位継承後に向き合わなければならない問題に直面していきます。苦しんで、勇気を振り絞って選択して、真っ向から闘って決断した日織達の様子を、ドキドキハラハラしながら読んでいきました。あまり主人公へのご都合主義を感じさせないところもよいです。日織の成長ぶりを見てほしくなります。)
宮廷ものですが、世界観をしっかり作っている印象があり、今後は主要人物のいる龍ノ原以外の、他の八国についてもどんどん絡めていくのかと、続編が気になります。
時代的には飛鳥~奈良時代?くらいなのか、巻末に参考資料も多く載せられております。作中の装飾や建築に関する言葉で、イメージしづらいものもあったので、勉強したくなりました。主な登場人物紹介でイラストがあります。でもせっかくならば本編に挿し絵もいくつか欲しかったなあという我が儘な気持ちが少し残ります。 -
泥にゆっくり沈むようなネタバレ2023年5月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 西洋を中心とした童話をもとに、現代のお話が紡がれています。童話の中のモチーフがちりばめられていて、おとぎ話のかけらがそれぞれのストーリーの鍵になっています。そして、おとぎ話は夢のある話ばかりでないように、この本の各ストーリーで描かれている現実世界は残酷だなと感じることがあります。中には思わず目を背けたくなるような状況になってしまった子供や大人のお話もありました。空間や小物などは色彩豊かに書かれているのですが、読んでいてどこか浮かない、鬱屈としたやや暗い展開のものもあります。全体的に大人向けな作品の印象です。悲しみ、焦り、後悔、他人には理解できないような感情や欲求など、各話違う形でヒシヒシと伝わってきます。また、暗に明言されていない部分に、その状況から察したり、想像力を掻き立てられたりもして、上手い書き方をするなあと時々思いました。
それぞれの主人公達が何を選んだかを読んで確かめてみてほしいです。個人的には「アマリリス」がお気に入りです。いいね
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秘密が零れていくようなネタバレ2023年3月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 立ち読みの時点でも、何かある家族なのかなと思ってみたら。。。
10年刻みで遡っていくそれぞれの過去の話から、あっ、そういうことなのかと少しずつ秘密が明らかになっていきます。その真実に胸の奥の方で震えて驚きつつ、好きな人とずっと一緒にいたい、最初はただそんな気持ちからなのだとも思えてきます。その時代の「ふつう」とはかけ離れているかもしれないこと、自分でもどうしようもないこと、その時々で選んできたことが未来へ繋がっているのだと全部を読んで感じました。よく出来ているストーリーだなと思います。
電子版特典では、作者がどのような思いでこの作品を書いたのかが分かり、読めてよかったです。いいね
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何だか読んでいて前向きになれましたネタバレ2023年2月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 市井で評判の謎の女占術師の凜可馨が、後宮で占術の提供を依頼されることから物語が進んでいきます。凜可馨の正体である、実は男性の泰隆と、助手である夢鈴のコンビが、後宮で妃の悩みや騒動の解決に一役買っていきます。
『執筆中につき後宮ではお静かに』の続編にあたる作品であり、前作の主人公の翔青楓の妹、夢鈴が主人公。姉の青楓も書物第一な変わり者として描かれていましたが、夢鈴はポジティブ思考で、筋力は裏切らない!というキャラとなっています。(度々出てくる「懸垂しよう!」という言葉にふと笑ってしまいます。)一方の占術を行う泰隆は、観察眼が鋭いのに率直すぎる口の悪さもあって、夢鈴が依頼者へマイルド化して伝えているところもおもしろいです。正体を隠しての占術ですが、2人の行動や優しさが人の心を救うことに繋がっていく展開がよかったです。
前作の登場人物や事件のきっかけも関わり補うような流れがあり、前作のコミカライズを読んでいた私にとっては全体のストーリーがしっくりきました。前作に比べるとミステリー要素は薄いですが、各キャラクターが立っていておもしろく読みやすいです。
オリジナルエピソードは、最後にある姉の青楓視点の内幕話です。本編の第3章あたりのお話でしょうか。夢鈴以上に合理的な青楓さんらしい話や、本編でややはっきりしなかった泰隆の過去の一部の話もあるため、こちらの内幕話付の方の購入でよかったです。いいね
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あっという間に読み進めてしまいネタバレ2022年12月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 前から書店で見かけていて気にはなっていたのですが、アニメを見てから続きがさらに気になってしまい、購読。中華系の後宮が舞台で、幽鬼の存在や不思議な術を扱うなどファンタジー要素もあります。巻を追うごとに様々な人々が登場します。その人物の個性にも深みがあり、それぞれがこのように繋がっていくのかと納得しました。最終巻まで読んでも無理矢理や無駄がない展開だなと思われます。寿雪と高峻との関係はどうなるのかとヤキモキしたり、謎が分かっていくうちに2人が選ばなければならないものにさびしさを感じたりしました。
重い部分も少しありますが、全体的に読みやすく根底に人を想う優しさが滲みでているのが感じられます。衣装の描写も丁寧で色鮮やかです。あと欲を言えば、スピンオフが読んでみたいかな、です。いいね
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原作も気になってきた!ネタバレ2022年11月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 『妖怪』『ミステリー』『謎解き』これらの要素がイイ感じにブレンドされた作品。登場するキャラクターもそれぞれに魅力があって、メインの青児さんと皓さんと紅子さんの組み合わせは特に好みでした。読み進めるうちに明かされる謎。この謎解きと関係者の過去や心情の設定も凝っていて、ページを進めていくおもしろさがあります。
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こわいと思いつつネタバレ2022年10月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 最初は密さんが旦那さんの死に関わった人々への復讐でした。が、その後は偶然出会った凛ちゃんや近隣の和代さん。凛ちゃんの家族や学校関係者にまで大小の関わりができ、復讐や事件にまで波及していきます。密さんが主人公ですが、それぞれの話の展開でメインとなる人物の視点が変わっていきます。やるせない現実に直面したときに、登場人物達が合法・非合法的なやり方でやり返したり、乗り越えたりするところがすごいです。虐げられたとき、悪意や敵対心を持った人物と対峙したときに果たしてどのようにすべきか、学べることもありました。(もちろん読んでいく中で、そんな人物に出会わないこと、未然に避けることが一番だなと痛感します。)
密さん達の過去や伏線も含め、今後どのように展開していくのかドキドキしながら読んでいきたいです。いいね
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思っていたのとはネタバレ2022年10月22日このレビューはネタバレを含みます▼ SF宇宙もの2作品と、日本の高校生が主人公の1作品がまとまった短編集です。
表題作「パピヨン」この作品があったからこそ『輝夜姫』ができたのだなと感じられるいい作品でした。
「MAGIC」終盤はどうなってしまうのかとドキドキしながら読んでいきました。ラストは胸をうたれるような、祈るような気持ちになりました。絵が印象的にキレイで、ラストまでのストーリーの持っていき方がうまいなあと思います。
「サイレント」最後まで読んでタイトルの意味を察すると、主人公の彼の気持ちがヒシヒシと伝わってくるようでした。いいね
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タイトル名が良いなあネタバレ2022年10月15日このレビューはネタバレを含みます▼ ジャック&エレナのシリーズが3話、ロボットのお話が2話と他に2話の短編作品がまとまっています。
エレナ達がメインのお話はやはり切なくて、ときどきおもしろくて、でもロボットも生物も愛しくなってしまうような、どの話のストーリーも絵もよかったです。
特に表題作で出てくる植物と虫の関係性も興味深くて、へえぇと勉強にもなりました。
ロボットが主人公の「もうひとつの神話」「ナポレオン・ソロ」もいいお話でありながら、そう遠くない未来に起こり得る話で少し怖さと悲しさも湧きました。
「天女来襲」「ネオ・ドーベルマン」こちらはストーリーがどう決着するのかが分からない点でもおもしろい話だったなと思いました。いいね
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最後まで読んで。ネタバレ2022年10月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻でもときどき胸に迫るような部分もありましたが、2巻の最後まで読んで泣きそうになりました。
ロボットのエレナとジャックが、依頼のあった恐竜の棲む星セレツネワへ行こうとするところから始まります。エレナの過去やセレツネワの人々、竜の存在などが絡み合いながら進んでいきます。やはりジャックがお人よしなのか、私たちと似た視点だからのか、ジャック達が出会う人々にどこか共感してしまいます。そして、最後まで読み終えてから振り返ってみると、セレツネワの人々やエレナ達のストーリー・思いがこんなところに終着するのかと驚きました。
ジャック&エレナシリーズの2作品目ですが、エレナがメインな作品です。不老不死で、様々な優れた能力やヒトを惹きつける容姿を持ったロボットのエレナ。人類の夢の結晶でありながら、人間と変わらない心を持っていること、何百年も生き続けることの意味が何であるのか、そんなこともどこか強烈に示されています。
エレナにはジャックが本当に必要だったのだなと感じる作品でした。いいね
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続きが気になる作品にネタバレ2022年10月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 絵がきれいで上手いな~というのが第一印象で、かつ登場人物のキャラやセリフも胸に迫るようなものがあって説得力のある作品です。一度夢を諦めざるをえなった恵さんが、再び好きな漫画を描くようになるのか、ドキドキしながら応援するような気持ちで続きを待ちたいです。
4巻の時点では、ラブストーリーな要素はまだなさそうなのですが、そんな部分もこれからどうなるのかしらと少しだけ期待しています。いいね
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ついつい2022年10月8日数年に1巻出るかの新刊ペースですが、振り返って読んでしまう。バトルものでありつつ、キャラクターが抱える過去、謎や伏線部分が徐々に明らかになってくるストーリーの展開にもドキドキしながら楽しみにしています。もっとみる▼
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今後の人生を考えてしまうネタバレ2022年9月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 8巻まで読んで
いろんな事実がわかってきて、ええぇっという驚きと、いやでも展開として詰め込み過ぎじゃないかな…なんて最初は思っていました。ですが、よくよく読み進めていったり、身近な家族や知人のことを思い出したりしていき、色んな人達の本音がリアルに感じて共感してしまいます。特にゆりあさんのふとした時に流す涙には、私まで身につまされました。
家族、病気、介護、子育てについても、ゆりあさん達のような向き合い方があってもいいのだな、とも思えてきました。もちろん、衝突があっても逃げずに話を聞き、時には立ち向かってくれる!男前なゆりあさんがいてこそ、成り立つのでしょうが。そんなゆりあさん達から、もう少しだけ踏ん張るぞと勇気を貰える作品ではないかと思います。
この後どうなるのかと続きを読むのが、ドキドキします。いいね
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歴史物(日本+西洋?)ネタバレ2022年8月27日このレビューはネタバレを含みます▼ ちょうど大河ドラマで出てきた修善寺と関係があるのかな~と思い、何となく購読しました。絵は端正ですっきりした人物の絵という印象があり、全体的に読みやすいと思います。
一番最初の「死出の山越」は平家物語が原作。源平での争いが始まったころ、武将として親が子のために、子が親を思うように、手柄を挙げるため戦い、武士の誉れを守ろうとする。だからこそ、最後まで読むと悲しいかな、皮肉なことだと思えてなりません。
「人喰い」は今昔物語集がもとになっている?のか、おそらく平安時代が舞台で、貴族の兄弟2人が鬼が出ると噂の僧都殿について話し出したことから物語が始まります。
「蛇姫御殿」物心がついた時には山寺に預けられ、たった一度出会った父からは、決して還俗して家に戻ってはならぬと、告げられるが…
「修禅寺物語」岡本綺堂の戯曲が原作。鎌倉幕府2代目将軍の源頼家、面職人の夜叉王、夜叉王の娘が主だった人物です。頼家の孤独、面職人としてのこだわり、そしてラストがまた…
ここまでは日本の中世が舞台で、短編として読み切れて良いかなと思いました。
「略奪された娘」これだけは西洋系かと(登場人物の名前から予想)。終わり方から、ここから先にさらに物語が始まりそうだけれども、終わりかな。続きあれば面白そうだけれども。 -
江戸時代の不思議なお噺ネタバレ2022年8月21日このレビューはネタバレを含みます▼ タイプの違う怖さや不思議さのある話が5話分収録されています。ストーリーの主役は江戸時代の町人であり、お武家さんは出てこなかったですね。丁稚奉公や女中さん、口入屋さんなどといった江戸時代の町の人々がどのように暮らしていたのかも何となく分かります。
これぞホラー、とても怖い話というわけではないかもなのですが、人の中の嫉妬や妄執、心の奥底にある暗い部分などが露になる、そんな怖さがあります。絵の雰囲気もあっているなあと思います(特に女の人の表情が)。舞台は江戸時代といえども、現代の私たちのすぐ近くでも起こりそうな、そんな身近さがあり教訓にもなるかと思います。
原作の小説「あやし」も以前1度読んだことがあるのですが、また読んでみようかと思いました。いいね
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絵もですが、キャラクターとしても魅力的ネタバレ2022年8月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 表題作の「花情曲」。官吏としての未来ある若者・宋貴祥と牡丹の精・待春がこの後どうなってしますのかと気になり、立ち読みから購読。
収録されている他の話にも花の精といった人でない存在が出てきますが、幻想的でありつつとても人間くさい感じでキャラクターとして魅力があります。だからこそ、現実での花はどんな気持ちなのかと考えちゃいました。
描かれた時期が違うため、話によって絵がちがうと感じますが、どちらも丁寧でそれぞれに良いな~と思います。いいね
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手仕事とはほんとうにすごいネタバレ2022年8月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 一つ一つの絵が綺麗で、登場人物の髪型、衣装、小物などにも見入ってしまいました。6つの物語が収蔵され、中国の古典を原作・原案、または中国を舞台にした作品です。
表題作は(ネットで検索したところ)約1700年以上前の東晋の時代で、その他に清朝時代が舞台の作品がいくつかあります。その当時の時代についてよく知らなくても、何となく理解できてしまう物語がほとんどだと思います。そして、どれも心に何か残るような、それでいておもしろい作品です。登場人物もそれぞれに共感するところがあり、表情も豊かで魅力があります。
意外にも280ページほどあり、古典や短編もの好きの私にとっては購読でき満足です。いいね
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うわーーーネタバレ2022年7月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 最後まで読まないと分からなかったです。原作の小説は未読で、気になってはいたので漫画から入りましたが、小説の方も読みたくなりました。雅な(かと思えば暗い)雰囲気、絵柄、人物の言動やストーリーの展開など、いい意味で裏切られました。これは、ネタバレも見ずに順番に読めて良かったです。
最終巻でちゃんと回収されますが、情報過多にもなり色々整理したくなります。どうやら、『烏に単衣は似合わない』であまり触れられていなかったことが、続きの作品や外伝で少しずつ明らかになるようなので、やはり次作品も読んでみたいです。 -
アイスダンスを見たくなりましたネタバレ2022年7月27日このレビューはネタバレを含みます▼ フィギュアのシングルもルールがよくわかっていなかったのですが、アイスダンスが競技としてどこに重きを置いているのかを(最終巻の発行が2012年であるため、今とまたルールが違うところもあるかな。)少しずつ解説も載せてくれているし、リフトやステップなどの止め絵でもきれいだな~と思えたため、読むのに入り込みやすかったです。
コーチやライバルなどそれぞれの人物のキャラも立っていて、おもしろいです。
アイスダンスという競技、作品を仲間と作り上げていく創作的要素、恋、サスペンスなど色んな要素があり、前途多難なことがあっても最後には落ち着くところに収まってしっかり描かれているなと思います。
重い内容もあって、トラウマとどう向き合うか、近くや周りにいる人間としてどう支えていけるか、そんなところも共感し考えさせられました。最後まで読み進めていき、みちるたちが笑って過ごせていて本当によかった~ -
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試し読みからは想像がつかずネタバレ2022年7月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みや作品紹介だけでは展開が想像がつかなかったのですが、最後までどんどん読み進めていけました。バレエや家族との関係で悩みどころのあった主人公のみどりでしたが、クヨクヨしていた様子からめげずに自分のできることを精一杯やろうと取り組んでいきます。苦手だと思っていても、自分の意見をもって相手に反論できるようになっていった姿には好感が持てました。みどりと同じバレエスクールの生徒達もそれぞれに共感できるところがあり、レッスンや舞台について互いに反発しつつも、切磋琢磨していく姿に爽やかさがありました。
時折その人物の不安定な、悩ましい感情の吐露が丁寧に繊細に表現されていて、グッとくる場面もありました。でも深刻な根を詰めたようなだけではなくて、コミカルな明るい部分や軽快さもあって、作品全体を通して読みやすいと思います。
あとは、ちょこちょこ見られるバレエの様々な演目のシーンが、その場面に説得力をもち、かつ素敵でした。
読んでいくうちにだんだん登場人物たちの関係性があれ!?っとなってきましたが、最終的に落ち着くところに落ち着いたなというラストもよかったです。 -
こっちの方がよりホラー・オカルトでネタバレ2022年7月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 続編作品で、主人公の初音ちゃんが陰陽師として、オカルト&霊能関連の悩みごとへの解決に乗り出しています。霊や妖怪、オカルト関連の事件がより濃厚になった印象です。そして人間の強い思いや怨念も(むしろこちらの方が怖い)。全てを語るわけではないけれども、1話のストーリーとしてしっかり結びがあり、スラスラと読めました。
現在進行形の話の他、初音ちゃんや無山さん達の昔のお話、前作品からの人物やヒトでないもの達も登場し、最後まで読みごたえがありました。
完結しましたが、その後のお話も読んでみたいな~なんてちょっと思いました。いいね
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やさしいライオンですネタバレ2022年6月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 物心ついた時に、龍一くんという少年に拾われた、ライオンのシーザー。ライオンみたいに強くてカッコイイ猫になる!と思って生きてきたけれども、小心者で、狩りは苦手で、むしろ他の動物と仲よくしようとしちゃうのです。(最初の立ち読みで驚きとおもしろさがこみ上げてきました。)強く気高いライオンを望んでいた龍一ぼっちゃんからは、諦められてしまうこともありますが、シーザーはとてもやさしいのです。大好きな龍一ぼっちゃんと一緒に暮らせるようにと、一途に行動するところにギュッとつかまれました。
Ⅱだけは、シーザーや龍一くんの近所で飼われていた子犬のトング目線のお話です。動物の立場からみるため、何で?と悲しくなってしまうところもあり、考えちゃいました。
美麗なキャラクター、クスっと笑ってしまうような場面、そしていつの間にか感情移入してしまう表情の絵に釘付けでした。メリハリがあり、ストーリーの組み立てが上手いなと思います。
正直なところ、清水玲子先生の作品で最後までどうなるかと身構えていた部分はありましたが、ラストはあったかい気持ちになりよかったです。いいね
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タイトル通りでしたネタバレ2022年6月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 大河ドラマの影響で、鎌倉時代のものに興味がわき、購読。三代目執権の泰時の孫にあたる、経時や時頼、檜皮達のそれぞれの目線でのお話が描かれています。親戚関係や政治的な立ち位置のためにどうにもならない恋のお話や、その人物のその後のことを思うと切なくなるお話もありました。それでもどのお話も心惹かれるようなものばかりでした。
最初の方に家系図があるので、人間関係が分かりやすかったです。
最後の「わらわべ水鏡」は、江戸時代の大坂、七夕の時期が舞台です。子ども達のやりとりがかわいらしかったです。 -
ふと、こわくなる。ネタバレ2022年6月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 絵の雰囲気はやわらかくかわいらしいのですが、読んでいくとじわじわと怖さも感じる短編集でした。
『真瞑きり』『乾杯』読み終わっても、すぐ落ち着かないような怖さがありました。
『夢渡り』幸せだと思ったときに起こるなんて、切なさまで感じました。
『キンダー・ガーデン』これだけは他の作品とちがって、おもしろさと優しい雰囲気もあります。鬼さんやエバさん、お地蔵さんがこの作品のような存在で、賽の河原がこんな場所なら本当にいいなあと思っちゃいました。いいね
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ダーシーさんの真意もネタバレ2022年6月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 前編では、何となく互いに気になりつつも避けていたエリザベスとダーシー。後編では2人の関係にも動きがあり、ヤキモキしながら読んでいました。気づかぬうちに偏見とプライドによって思い違いをし、他人ともすれ違ってしまい、幸せを逃していくことになるのかと痛感しました。最後の数ページに漫画家の先生のあとがきがあるのがよかったです。
エリザベスとダーシー、エリザベスとキャサリン夫人での会話の中で、直接的な言い方や核心を突いた言い回しをしないところがおもしろいなあと思います。原作の小説もいつかちゃんと読もうと思いましたし、映画もまた見たくなりました。いいね
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繊細さに惹きつけられましたネタバレ2022年6月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 2人が書く作品にも出てくる植物と鳥が、扉絵や背景などによく描かれているのですが、どれも繊細で素敵で惹きつけられました。
ストーリー全体としては比較的静かに流れるような感じで、メインの2人の関係が変わっていく様子が丁寧に作り込まれており、読み応えがあります。特にモノローグは小説の一節を読んでいるようで、描かれている絵以上に想像力を膨らませられました。顔の表情からも、時々グッとくるところがありました。1冊単行本として読めてよかったです。いいね
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絵の雰囲気がピッタリネタバレ2022年6月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 映画を見たことがあり、気になっていた作品。18世紀~19世紀初頭のイギリスが舞台。主人公のエリザベス(リジー)達はロンドンから離れた田舎町に暮らしており、貴族の青年が町のお屋敷に越してきたことから物語が始まります。
200年前の海外の国の物語ですが、相手のことをきちんと知っているのか、噂話や悪評で偏った見方をしていないか、身分を超えていけるのか、相手自身はともかくその人の親兄弟姉妹ともやっていけるのか、と現代の人間関係、恋愛や結婚でも気にしてしまう要素がきちんと描かれていて、各登場人物に色んな面で共感できる作品です。
登場人物の顔や性格も描き分けられていて、一人の人物としては分かりやすいのですが、初見だと人間関係が分かりにくいところがあるかもしれません。
時代背景として、当時のイングランドでは階級制度がきっちりしており、相続権の問題、女性が自立できる職業が限られていたこと、持参金についてなど、当時の女性は結婚がより切実であることが伝わってきました。途中に出てくるエリザベスやシャーロットの結婚観については、どちらも間違っていないよなあと思ってしまい、印象に残りました。
エリザベスとダーシーさんのすれ違いはこの後どうなるのか、後編も読んでみたいです。いいね
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生き生きしている!ネタバレ2022年6月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 健康な身体に生まれ変わって、ずっとやりたかった農業に携われたときのエレナの笑顔に惹かれ、読み始めました。貴族身分、竜や不思議な植物の存在など、エレナの前世とは違う世界設定ですが、農業の知識も活かせれており、なるほどとなりました。
サクサクと話が進み、従者やエレナの父親達もテンションが高いから?か、読んでいてテンポ感がよいです。エレナと王子が2人の雰囲気もやわらかく温かい感じがして、好感が持てました。
農業を通して土地を再生し、国や民を守ろうとするエレナや王子達のこれからの活躍に期待しています。 -
海野つなみ/栗原まもる/ひうらさとる/飛鳥あると/樋口橘/小原愼司/上田倫子/TONO/なかはら・ももた/おかざき真里/柘植文
どこか希望があるようなネタバレ2022年6月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 好きな作品の漫画家さんが何人かおり、興味があって購入。世界の終末がテーマで、海野さんのネームを基に10人の漫画家さんによって描かれた短編作品集です。
様々な国、文化、習慣、年齢や立場の登場人物達のお話が読めました。短いページの中にギュッとつまっていて、それぞれにおもしろかったです。もうすぐ世界が終わるとなったら、平時のような状況ではないのに、読み終わってみるとどこかに希望があったと感じられる、そんな作品ばかりでした。個人的には『聖地巡礼』『老嬢の一日』が特に好きでした。
後半のページでは、各作品ができたきっかけや描かれた流れについて、漫画家の方々のインタビューが読めたり、海野さんの原作ネームが見られて、出来た作品との比較もできたりして、また違ったおもしろさがありました。 -
続き出ていた!ネタバレ2022年6月4日このレビューはネタバレを含みます▼ 都道府県の神様を擬人化!そしてバトル!?するという設定に最初はビックリして読んでいました。その土地の名産品や地理的関係、小ネタ諸々がたくさんあって、笑ってしまったり、へえ~ってその県を知るきっかけになったりしました。
漫画での描写ではチラっとなのですが、ニュースでも取り上げられるような社会問題もストーリーの背景にあり、結構笑えない未来の状況もあって、鳥取君たちはじめ都道府県の神様が必死な理由も納得ですし、熱い思いも伝わってきました。本当に鳥取県が首都になるのかしら~いいね
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好きな雰囲気でしたネタバレ2022年6月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公である縫子、その友人の明と友枝の日々の生活や将来への悩みなどが主軸となっています。3人それぞれの視点のお話ですが、その中で縫子が練習している刺繡、その刺繍にまつわる過去の人々の生活や思いのお話も描かれ、縫子達の思いともどこかリンクしていて、幻想的な世界観が感じられました。私自身は刺繍とはあまり縁がないと思っていましたが、一針一針紡がれて国も時間も超えて伝わってきたものがあるというのを知り、すごいなと思いました。背景にも描かれる柄や文様も素敵です。最後までどこか優しく包んでくれるような雰囲気で、縫子達のお話が読めてよかったです。
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本編を読んでいればより楽しめるかとネタバレ2022年5月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 本編の『ボクラノキセキ』の番外編3話が最初の方に収録されています。短めのお話だけれども、各話でメインとなる人物の視点が異なり、それぞれに大切な思い出なのだなと分かる内容でよかったです。その他に読切が5話あり、どれも恋愛感情が絡むお話ですが、それぞれの結末は…
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リアルな感じがまたネタバレ2022年5月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 現代でア◯マゲドンみたいことになって、思いがけず再会した2人。終末という状況でいっしょに行動していきますが、次の展開が読めませんでした。たしかにBLだけれども、えっ!事件もの?青春もの?SF?な色んな要素がミックスされた感じです。でもしっかり収まる形になっていき、読み応えがありおもしろかったです。
あと数日間で地球が危ない中、インフラや交通機関、スマホなどがどうなるか、メインの人物達以外の人の行動もまたありそう~と思える、リアルな感じがまたよかったです。自分だったらどんな行動するのかも考えてしまいましたね。 -
第二部も!ネタバレ2022年3月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 第一部を読んでからだと、あの六花ちゃんが高校生になって、バレエを続けていて、国際コンクールに出るなんて!と感慨深いものがありました。もう気持ちは親戚のお姉さんやお母さんと同じような感じです。
出場者の緊張感や指導者側の気配り、本番前後の心身の状態、評価の順位に対する疑問などコンクール独特の雰囲気が細かい描写からも伝わってきて、読んでいる私までドキドキハラハラしていました。
クラシックバレエの美しさに加え、コンテンポラリーの躍動感もより伝わってきて、バレエってやっぱり凄いなって思います。実際にバレエを見たくなります。
そして、千花ちゃん見守っていてくれたんだね!ありがとう。泣
この作品はバレエですが、夢に向かって懸命に頑張る人たちに幸多からんことをと願うばかりです。 -
短編集ネタバレ2022年3月4日このレビューはネタバレを含みます▼ ジャンル・掲載雑誌出版社が色々な短編作品が読めました。
『月に向かって投げろ!』はサスペンス的要素もあって、ストーリーが凝っているなあと感じました。私はこれが一番おもしろいと思いました。
エッセイ的な『親父衆』や浦沢さんのL.A.音楽紀行『Musica Nostra』では、あーやっぱり音楽っていいなあ~、浦沢さんの目や耳の付け所がおもしろいな、と思えました。
『いっつあびゅうてぃふるでい』は「絵になる」ってたしかにそうだなと思ってしまう、ふと心に残るエピソードでした。
全体的に身構えず軽い気持ちで読める、明るめな作品がほとんどな印象です。いいね
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厳しい世界だネタバレ2022年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 主人公で小学生の六花ちゃんをはじめ、バレエに魅せられた少女たちのひたむきな姿に夢中になって読んでしまいました。夢をつかむことに、実力はもちろん、努力、自分を立て直すための精神、家族や友人など周りの人との関係、体形、お金や運など本人の意志だけではどうにもならないこともあると突きつけられているようで、しんどいこともありました。頑張る六花ちゃんや千花ちゃん達のことは、父兄の方と同じ気持ちで応援していました。前半の巻では家庭環境がどんなに振り回すのかという現実の面もあって辛いこともありましたが、後半の方はもう涙が。第二部も読まねばと思いました。
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やっぱりおもしろいネタバレ2022年2月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 0ptで100ページ近く読めるとは!そしてやっぱり本編をちゃんと読みたくなる~
各エピソードの3話分でもこれからどんなストーリーが展開するのかとおもしろい要素がつまっています。いいね
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初期のころのネタバレ2022年1月29日このレビューはネタバレを含みます▼ SFものや青春もの、ファンタジーなどで、萩尾先生の初期のころの作品が中心にまとまっています。こどもから大人へと成長していく過程での戸惑いやハチャメチャさを描いた作品、手塚治虫さん?作品のようなユーモアと皮肉も合わせもったコミカルな作品、短いページ数でありながら切なさと哀愁のある作品など、いろんなタイプの作品が読めて満足しました。
萩尾先生がどんな状態でネームを考えているのかを描いた『デクノボウ』。他の作家先生のことも知ることができ、おもしろかったです。
最後に載せてある作品『月蝕』は左開きで描かれているため、(その前にある『神殿の少女』が読み終わったあとは)最終ページのP.332からお読みください。 -
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ワクワクしますネタバレ2022年1月25日このレビューはネタバレを含みます▼ まだ1巻までしか読んでいないのですが、古代エジプトの遺跡の歴史や発掘・盗掘の経緯も知ることができ、勉強になりました。そして山岸さんの作品らしい、人知を超えた不可思議な現象のシーンもアクセントになり、話の展開がおもしろいです。
あの有名なツタンカーメンの王墓の発見・発掘がどのようになされるのかと興味が湧き、続きが読みたいです。
最終巻読了後
本当に気の遠くなるような、根気と偶然の出来事(同じロマンを分かち合う出資者や考古学者、協力者の存在、この作品ならではの不思議な出来事も含めて)があって、王墓が発見されたのだなと感じ、思わず深いため息が出ました。正式に発掘調査を開始するまでの期間、発見してからの遺物を傷つけないように調査や記録する作業、お披露目や報道関係での出来事などが色々と細かに描かれており、主人公達の日々の気苦労も伺えました。
墓や宝物など細やかな描写でありながら、全体的に専門的になりすぎず、登場人物達のコミカルなやり取りもあり、読みやすいです。今こうしてツタンカーメンのあの黄金のマスクや秘宝が見られ、本来の王墓にミイラが納められているのもハワードさん達のおかげなのだなと納得しました。 -
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なやましい感じネタバレ2022年1月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 表紙絵の「遮那王宵月記」はなかなかよかった。義経の少年時代、鞍馬寺に預けられたときから奥州に行く前の話。義経が平氏の清盛打倒を決意し、修行に励む姿や戦う姿にを意外にもきちんと描かれ、迫力があった。
「青蓮華」「源平紅雪綺譚」は平経正や平敦盛が主人公で、源氏との戦の前の話。こちらは貴族的な感じを意識してか、二人とも雅な、きれいな顔つきで、性格的にも根はいい人だなという好印象で、彼ら自身もストーリーとしても悪くはないのです。が、少しBLっぽい感じがあるので、思っていたのとは違うということには気を付けた方がよいかも。いいね
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ペンギンかわいいネタバレ2022年1月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 選り抜きなため、初めて読むとよく知らない人物やもう一羽のペンギン!さんもいきなり出てくる感じがします。が、それでもすぐ理解して読めます(なぜペンギンが京都に…は謎のままでしたが)。ちとせちゃん、ジェスチャーで伝えている姿がかわいらしいです。
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不思議な学校ネタバレ2022年1月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 寄宿学校とも少しちがう「学校」が舞台のお話。
突然「外」から「学校」へ連れてこられたサイラス。「家」でお父さんとお母さんの三人で生活していたが、一度も外に出たことがなかったため、好奇心で外に出てみたら他の大人達に「学校」へ連れてこられたのだ。サイラスの面倒を看ることになったお姉さん的な立場のエニコ。彼女たちによると、子どもは「学校」で暮らすというのが当たり前ということらしい。血のつながりのない大人で先生でもある「お父さん」「お母さん」と子供たちの生活。お互いのことを話すうち、エニコもサイラスも自分にとって当たり前と思っていたこととは違うことを知るばかり。
血のつながりのないお父さんやお母さんでない大人たちと暮らすようになったわけは?この世界の仕組みは?なぜだろう?と知りたくなるようなミステリアスな部分も醸しつつ、谷和野さんらしい温かみのある絵や登場人物、ストーリーで、安心して読めそうです。いいね
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本編4巻待っている2022年1月18日スピンオフで淑乃が高校の修学旅行のとき、しかもベリアル(バアル)目線でのストーリー。まだお互いに素直じゃない、家族以上のはっきりとした名前のない関係ですが、陰ながら淑乃を必死で守ってきたの分かる(もう愛じゃないか!)作品です。もっとみる▼
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