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攻め厨は心配性さんのページ|漫画の感想・口コミも業界最大級!シーモアレビュー
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ERR_MNG
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今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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新たな性癖の扉をこじ開けられましたネタバレ2025年9月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 黒髪美丈夫イケオジがガンギマリで闇堕ちするシーン、素晴らしかったですね!!(瞳孔かっ開き)
光が消えた黒ーい悪ーい瞳やばー!アンリさながらの恍惚の表情でニタニタしてしまいました。ヨルガ様のビジュ、キャラデザに☆10でお願いしたいです。普段は余裕と貫禄たっぷり、飄々としているイケオジの余裕が無くなった表情って何でこんなに滾るのでしょうか。
とりあえずヨルガ様と共にアンリに完堕ちしたい次第です。BLらしい展開は二巻目から、一巻無料期間中ですので気になったら課金して損はさせません。既に6周しました。
滾りすぎて原作に手を出したい気持ちでいっぱいですが、時間が溶けるのが恐くて手を出せず。このパターン多いです。コミカライズで楽しむとして4巻発売を今から心待ちにしています。 -
アディショナルタイムに思いを馳せるネタバレ2025年9月17日このレビューはネタバレを含みます▼ ロスタイムをアディショナルタイムと言い始めたのはいつからでしたっけ。
色んな意味でファンタジーだな、と。別れた元彼に何だかんだと理由付けて呼び出されてはズルズル…ってどうしても共感できず、???のまま読み終わりました。お互いに気持ちが残ってるとは言え、じゃあ何で別れたの?となるし生活面の細かい事を話し合いでお互い擦り合わせできないならそれまでの関係だと思うのですが。別れた元彼にお気軽に連絡しちゃうのも、ホイホイ毎度ついて行っちゃうのも、喧嘩の後になし崩し的に寝技に持ち込むのも、なんか嫌だ。
令和も7年が過ぎた今、性差を持ち出すのもナンセンスなのですが、女性脳と男性脳ってあると思うんですよね。女性は別れる決断をしたらスパッと前を向いて次に行くけど、男性は元恋人=良き思い出、かついつまでもワンチャンあると思ってるんだよな。笑
上書き保存と名前を付けて保存とは実によくできた例えです。そう思うと実にBLらしいテーマ、展開なのでしょうか。 -
恵まれていることに気付くまでの成長記ネタバレ2025年9月15日このレビューはネタバレを含みます▼ トラウマ克服できたから見えてくるものがあるのね。
イラストレーター鼎×元ゲイビモデル就活生七都生。七都生は休学&留年で大学生6年目、鼎は七都生の大ファンで、とあるきっかけでゲイビ時代の源氏名で呼び止めてしまう…情報量が多すぎて逆にファンタジーとして入り込みやすかったです。変則的漫画あるある設定、強火ヲタ×推し様ですね。
出来の良い兄弟と比べられてきた生い立ち故に自己肯定感の低い似た者同士の2人、セ〇レ兼ビジネスパートナーになりうまく行くかと思いきや…!?なお話。セ〇レ設定なので濡場が多いです。鼎が七都生ガチ勢ムッツリ属性なのでこれまたドエロいことに。
七都生のトラウマ原因の元彼。うわ、これ上手く行きそうな時に元彼が出張って来て引っ掻き回す展開だったらヤダな…といつ出てくるかハラハラしながら読み進めてましたが結局最後まで出てきませんでした。回想の中だけの屑男でした。よかったよかった。地雷とまではいかないけど当て馬にページ数割かれるの複雑な気持ちになる人です。当て馬無理界隈の方にも自信を持ってお勧め。 -
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もうちょいバチバチ感欲しかったネタバレ2025年9月14日このレビューはネタバレを含みます▼ くっつくの早いてぇ…!物語の序盤も序盤でくっついてしまうのなんなん?なんですぐベッドインしてしまうん?当時試し読みで2人のバチバチ感が好きでポチった者としてはもうちょいバチバチやってて欲しかった。1巻ラストでくっついてえちは書き下ろしでよかった。なんなら2巻以降に引き伸ばしてもよかった。スピン元羊ヅラの由良さんの美人でスンッとしてる感じ、ツンツントゲトゲ感が好きでした。そのままのキャラでいて欲しかった、どうしてこうなった…。キャラ崩壊してニャンニャン&ウジウジしているのが何ともいたたまれない。そしてアレだ、セリフ外の心の声が多すぎる。こちとら歴戦の腐の者也、台詞外の補完はお手の物なんですわ。心の声に頼る前に表情とか瞳で感情の移り変わりを見たいってもんよ。
まぁ色々言いましたけど、既刊は全部揃えてるし新刊出たら買ってしまうんですけどね。(はい、解散!) -
たこやき、暫定彼氏、台風ネタバレ2025年9月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 寂しがり屋モテ男小此木×天性人たらし早瀬。無自覚人たらし早瀬にモテ男小此木が翻弄されまくるBLあるある設定と思いきやそこは流石アオハルの名手黒井つむじ先生、小此木も一筋縄ではいかないんです。一捻りも二捻りも効いていて先生の既刊作品の中で一番好きです。もうアレだ、小悪魔早瀬が籠絡されていく様をニマニマしながら壁として眺める漫画。
物語序盤の早瀬はいつも笑顔で人当たりが良い故に男女構わずモテまくり、本心が読めない、掴みどころの無い人間味の無さ、キスされそうになっても余裕な笑みのロボみ、これは確かに難攻不落すぎるなぁ!?と頭抱えました。小此木を応援せざるを得ない。受けでも攻めでもロボみがある宇宙人的イケメンが絆されて徐々に人間になるの好きだな、その過程をニタニタしながら見守り隊。もはや性癖。
えちは本編終盤に事後匂わせ、書き下ろしに多分初夜のピロートークだけ。直接的な描写はないですが全然物足りなさとかはないです。この程度が丁度いいかもしれない。
本作が最新と思っていたら先生のSNS情報によると2作品連載中だそうです。全然追えてなかった、また一つ長生きする理由が増えました。 -
キュンが過ぎる2025年9月7日幽霊とか心霊物とかホラー系が大の苦手でタイトルだけで避けていましたが、ほとなか先生の他作品にハマって既刊の本作に手を出しました。読んでビックリ、すっごい可愛い作品。タイトルで避けていたのが勿体無いくらい。こんなに可愛くておせっかいでちょいウザで人情味溢れる幽霊見たことない。笑
これは是非是非ネタバレ無しで読んでいただきたいです。あー!そういうこと!?となること間違いなし。畳み掛けるようなキュンキュンホロリで汚れた心が浄化されました。あと他レビューでも言及されていますがpixivで第0話が読めます。何で単行本収録していないんだろう、物語の入り易さが全然違いますので本作に滾った方はチェックしてみてください。もっとみる▼ -
蕎麦が伸びるとツッコミたいネタバレ2025年9月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 酒&グルメ漫画好きです。主戦場がBLなのでもちろんBL的なグルメ漫画は色々と読んでいるのですが、大体ホンワカハートフルえろ少な目(若しくは無し)なんですよね。安心してください、本作はガッツリエロいです。(Frontき長いな)
エロ過ぎて自分的グルメ漫画枠から外していたくらいですが、丁度シーモアさんでセール&クーポン対象になっているのでもっと皆さんの目に留まると良いなぁ。
エロシーンは擬音語&セリフ枠外の喘ぎ声多目で、お、おぅ…となるかも。水澄(受)がちょっと華奢&喘ぎ過ぎで女の子に見えなくもない。この点が気になる人はいるかも。それでも☆5なのは誓さん(攻)が男前すぎるから。黒髪無表情攻めが好き過ぎて。ただ36歳設定だったらもうちょいイケオジ感欲しかったし、水澄に至っては20代にしか見えないとか色々あるのですが、キヨさん視点でニヨニヨ見守ってしまいます。あーそばがきアテに日本酒飲みたい。 -
好き嫌いは分かれそうだけど2025年9月7日攻め厨は大好きでしたね!!(クソデカボイス)
イケメン×イケメンはなんぼあってもいいですからね、組み敷かれる年上ヤンキーとか最&高。
レビュー賛否分かれていますが、どちらの意見も理解できます。読みながら噛み砕いて消化する、BLあるある無理矢理設定を全力で理解するスキル発動しました。
メイクやコーデ動画がSNSでバズる理由って、スキルとかクオリティよりも本人のキャラ設定や顔面レベルに寄る処が大きいと思うので、YURAがハネてる理由も理解できました。手がやたら綺麗&映り込む顔もイケメン!?ときたら世の女子は食いつくでしょう。
カイトは幼少期から両親の愛情を十分に受けられなかったことで、愛情不足による試し行動に走ったと思えば迫ったり引いたりの謎ムーブも理解できる気がします。
他レビューでも触れられていますが、作中モブ女達恐すぎ。全くの他人に臆せずカメラレンズを向けてしまうリテラシーの低さ、本人の了承無しに顔出し&個人情報を世界中にばら撒く個人情報保護法フルシカトムーブ、目に余るというか看過できないレベルで終わってんなぁと思いましたが、先生なりのSNSへのマナー喚起なのかな?と解釈しました。問題提起もあるのかな、考えすぎでしょうか。もっとみる▼ -
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金字塔2025年8月23日レビューするのが勿体無いくらいの神作品。バンド物BLの最高峰です。拙い語彙力では伝え切れないのがもどかしいですが、とりあえず最高です。(語彙力小学生になるな)
ギフテッド椎名が盲目的にアラタのことをずっと好きなのが刺さりまくるんですよね。受け一途厨としてはたまらんのです。椎名みたいなキャラって何故か性に奔放なビッ/チキャラに描かれがちだから一途キャラ設定にしてくださって先生方ありがとうございます!という心境です。ビッ/チキャラはスンッ…となる勢です。
バンド漫画としての完成度もとんでもなくて、個人的にはTO-Yトーイと同じくらいかそれ以上に衝撃を受けた作品です。声が、音が聴こえる漫画。(説明しよう!TO-Yとは後年アーティストやバンドマンに多大な影響を与えた1980年代のバンド漫画だよ!攻め厨はリアルタイムではないけど漫画ヲタの叔母に教えてもらったよ!)
久しぶりに読むと静佳のTシャツに毎回新鮮な気持ちで吹き出せます。あのTシャツすごいんですよ、重い場面でシリアスになり過ぎない絶妙なスパイスなの。本作に滾った方は番外編同人誌もマストです。電子書籍で読めるなんて良い世の中。
長期休暇の度に読み返しては「やっぱりウノハナ先生ズ最高だわ…神ユニット…」となり他作品をデビュー作から順に読み返すまでがルーティン。音楽繋がりで他作品とリンクしていたり嬉しい気付きがあります。もっとみる▼ -
オサレBL2025年8月20日ジェンダーレス男子いいですねー。アパレル業界は全然分からないのですが作者様がお仕事をされていたということで熱量が伝わる作品でした。
まひるちゃん、可愛いしかっこいいんですが前髪を切った後は女の子にしか見えなくて、BL読んでる気にならなかったのが少し残念。パッツンじゃなくて、センターパートとかワンレンとかモードに振る方が良かったのでは…と素人の独り言です。
テイストは全然違うのですが、ご近〇物語とかパ〇キス読んでた世代なので、どこか懐かしさのような新鮮な気持ちのようなものも感じつつ。
陽平が好きなアーティストの若かりし頃に似ていて、もしかしてモデルにしたのかな、とか考えてちょっとドキドキします。もっとみる▼ -
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スーパーモフモフタイムネタバレ2025年8月20日このレビューはネタバレを含みます▼ モッフモフじゃないか…!!(歓喜)1粒で2度も3度も美味しい神作品でした。タルジュのお腹でお昼寝したい人生だった。
完全に個人的考察なのですが、ソーンお兄ちゃん王子、キリルパッパ王が陰ながらイリヤに目を掛けていて、機械工学を学ばせたり本音を隠してオメガが神の使いと崇められる大国ハヌに嫁がせたことに、少なからず嫉妬していたんだろうなと。美しい衣装を身に纏い愛されオーラ満開のイリヤに粘着&固執していたのではないかと。なにこの悪役令嬢ムーブ。読者にも嫌われれまくっているのは本望でしょう。
今更ですが下巻の作画やデフォルメについて、先生(ユニットなので先生方ですね)の作品あるあるというか、もはやそういう芸風(芸風言うな、作風と言え)なので、あまり気に留めていませんでした。
上下巻だけでもキリよくスッキリ終わっていますが、ぜひぜひ雪花の章まで読まれることをお勧めします。 -
つづきのつづき…!?ネタバレ2025年7月26日このレビューはネタバレを含みます▼ めちゃくちゃかわいい作品。BLにかわいいという形容詞をあまり使わないのですが、これはめっちゃくちゃかわいい。つらくかなしい恋愛遍歴のせいで自己肯定感低め&認知歪みまくってる瀧くんが包容力カンスト&庇護力コスモのシンゴとの出会いで歪んだ認知の矯正、更生を図っていくお話。
作者様の力量凄いなぁと思うのは重い話だと読者に全く感じさせないところ。デフォルメも多くて軽いラブコメのノリでスルスル読めるので胸焼けしない、読後感も悪くない。このデフォルメもすごくかわいいんですよ。(以後かわいい禁止な)
瀧くんは自己肯定感こそ低めだけど闇メンヘラ感は無いので温かいご家庭で丁寧に育てられた背景を想像しちゃいます。あのおばあちゃんのご家庭ならそうなのでしょう。後天的な闇なら晴れるのも早いはず。続続刊かなり期待しております。 -
【極】2025年7月26日すっっっっっごい良かったな…!?(碇ゲン〇ウポーズ)
甘々修正で名高い海王社さんも時代の流れには逆らえないのか、今後甘々修正はこの極シリーズで行くんだろうな寂しいなぁ…としんみりしながら通常盤の発行日を確認したら2021年…あれ?この時点では海王社さんまだまだ現役のはずでは?こっから更にバフかけたオトナ版てどこまで見せてくださるの?内臓透けてしまわない?修正カンストしてしまうのでは?と思いながら定価でポチりました。2巻完読後スピンオフの小野寺くん【極】も定価でポチりました。(はい、カモネギー)
本作のレビューを見てくださる方は内容よりも通常盤との修正の違いを確認したいのだと推察します。極細一本線です。極細、一本線です。大事なことなので2回言いました。海王社さんの本気を確認するべく修正の違いを見比べたいので今後通常盤もスピンオフと併せてポチる予定です。(こいつアホや)
内容薄すぎてレビュー通報されたらどうしよう、ごめんなさい許してください。以上、碇ゲ〇ドウポーズでお送りしました。もっとみる▼ -
本当に恐ろしいものは何かを考えさせられるネタバレ2025年7月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 世の中で一番恐ろしいのは死神でも呪いでもヒロポンでもなく、生きている人間でしたというお話。
本牧のチャブ屋崩れが序盤の舞台だったり明らかに昭和の某文豪の最期をオマージュしていたり冒頭の鉄道事故が物語の最重要キーだったりと、個人的に滾るエピソードが多くて没入感がありました。戦後の国鉄三大ミステリーとか大好きなの、敗戦国の闇しかなくて。
こんだけ詰め込んだら取っ散らかって収集つかなくなりそうなのに、2巻以降の終盤に向けた伏線回収で物語の奥行きと厚みをマシマシにしながら最後までダレない疾走感のある神展開に作者様の力量と熱量とセンスを感じました。
本作にピンと来なかった方は横浜のチャブ屋や黄金町を代表とする赤線、青線の歴史とか民俗学とかこれを機に少し気にしてみると人生の引き出しと話のネタは増えるかも。もちろん鉄道事故史も。実際に進駐軍の信号無視トレーラーと衝突した鉄道事故があります。
個人的な感想でアレですが久しぶりに昼から野毛飲みしたくなりました。少し京急側に歩くと本作序盤の舞台となった雑多混沌殺伐とした街並みを令和の現在でも肌で感じることが出来ます。 -
3分クッキング(意味深)2025年7月17日色んな意味でハードル上げ過ぎて避けていた作品です。本作に限らず重い作品が今しんどくて意図的に避けているんですが、すごく勿体無いことしていたと後悔しています。
本作はシンプルにフラットな目で見るとBL界隈で擦られ過ぎた設定、ワル×優等生ですよね。物語が進む中で増えていくお仲間?もモブの女の子達も(斬られ役を除いて)総じて皆良いキャラ。キャラ設定とバックボーンがしっかり詰められていて濃いので説得力があります。
内容全然違うのですが、何故か平成の伝説の問題ドラマ「リップスティック」を連想してしまい読んでいる途中レ〇ッカのフレ〇ズがずっと頭の中でBGMで流れていました。(若い方知らないですよね、ごめんなさい)
最近の「新人」作家様方のデビューコミックスのクオリティときたらすごいですよね。新人と言っても、同人作家歴が長くて固定ファンが付いている伝説の神オブ神壁サーさんが数多ある出版社から満を持して商業デビューのパターンだと思いますが。煽り文句の大層さも担当様の期待があるからこそですし。商業化でむやみやたらと消費されることなく描きたいものを描き続けていただきたいな、とメジャーデビューしたインディーズバンドの古参バンギャのような心境です。もっとみる▼ -
忘れられない恋をして【シーモア限定特典付き】【コミックス版】
琥珀糖をアテに1杯やりたくなるネタバレ2025年7月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 大学生ボーイ亮太×美人小説家藤乃。本作はネタバレ&事前情報無しのまっさらな状態で読む方が絶対に楽しめるのですが、自分のような地雷絶対回避過激派向けにギリギリ寸止めラインで可能な限りネタバレ無しでレビューします。
海千山千(と思われる)美貌ゲイの藤乃さんが、亮太の咄嗟の仕草に初恋の人の重ねてDKの面差しで見つめるシーンがとても好き。藤乃さんの過去の匂わせと亮太トリガー説を読者に印象付けつつも、ミスリードを誘う演出と描写が一捻り効いていて丁寧だしおもしろい。初恋の人の重ねるというか、まぁそりゃあそうですよねとなるわけですが。(ギリギリ寸止めラインとは)
倫理観警察が一瞬スタンバイしかけましたが、最後まで出動要請はかかりませんでした。倫理的な問題はまず無いのでそこはご安心ください。親子丼はありません。亮太以外に受けビッ/チムーブもありません。
基本漫画面食いなので登場人物のビジュは良ければ良いほど滾るのですが(漫画くらい夢みたい派)もちぱむ先生の絵柄は本当に綺麗で目の保養になります。あと作中の重要アイテム琥珀糖。ウイスキー、特に国産シングルモルトのアテに良いのでお酒がめちゃくちゃ飲みたくなる作品です。 -
タイトルのセンスに拍手喝采2025年7月11日好き過ぎて同人誌版も揃えちゃったよ。同期リーマン同士のオフィスなラブ。BLあるあるありがち設定ですが何でだろう、すごく好き。特別絵柄が好みな訳じゃないし何ならご両人共にタイプでは無いのですが(面食いでごめんな)何故こんなにもツボるのか。好きになる切っ掛けが「見た目」なんですよ。お互いがお互いの顔がタイプなの、正直でとってもよろしい。ビジュは大事ですからね、好きな顔なら多少イラッとしても大抵の事は許せますからね。ゲイ界隈でお互いの見た目が好きって、何だかすごく生々しくてよかったです。あとタイトルが秀逸。作者様か担当様か存じ上げずアレですが、センスありすぎ。
評価すごく迷いましたが、当時半額+クーポンで冒険ポチして良作に当たったので、お得感半端なかったんです。定価高めなので諸手を挙げてお勧めは悩むところではありますが、リーマンBL好きならセールとかクーポンで狙うのはアリアリのアリだと思います。もっとみる▼ -
隠れ病み属性イケメン×湿度ゼロメンヘ/ラネタバレ2025年7月11日このレビューはネタバレを含みます▼ サノアサヒ先生の感性一体どうなっちゃってるんでしょう。何だかもうやばいしすごいしか感想が出てこない。語彙力が小学生男子。
先生の描かれる湿度ゼロのカラッとしたメンヘ/ラと病み属性イケメンすごく好き。ヒトミにシンパシーしか感じないし全ての顔面コンプ勢に読んで欲しい。BL枠なのが勿体無いまである。朝方5時に暗い部屋で一人メイクしているシーン、リアルに涙出たわ。10代20代の頃は常にM〇CのBAみたいなバッチバチに強めメイクしてたし、マツエク+黒コン+Di〇rのマキシマイザー装備でスッピンと言い張ってたおばさんです。強迫性障害とか醜形恐怖症と診断された訳じゃないけど身だしなみとかお洒落の域を完全に通り越して何かに取り憑かれてたから、ヒトミの言動一つ一つが刺さりまくってやばかった。顔面コンプ持ちにとってメイクは武装だし万能感あるけど、立派な鎧ほど重いですから。スッピンを全力で全肯定してくれるメガ崎に出会えてよかったよね、本当に。他レビューにもありましたがコスメ業界に就職してはいかがでしょうか。笑 -
ムチムチ超新星!!2025年6月28日ビッグバァァァン\スーパノーヴァ/!!で当時の既刊全巻揃えました。新刊出たら買ってしまう今1番好きなお料理漫画です。面堂と十越さんの掛け合いが楽しい。良い意味で軽いので身構えずに読めます。
面堂はズボラって程ズボラじゃないですよね。本当のズボラは何とかして包丁とまな板を出さない方向で考える。平日夜に包丁とまな板を使う面堂は勤勉なズボラ。
めんつゆ縛りだと早い段階でネタ切れしてしまうのではと要らん心配しましたが、新たにポン酢キャラも出てきたり今のところマンネリ感はありません。
職場の人間関係と雰囲気も社長筆頭にとても良いですし、平日仕事終わりの夜とか土日の怒涛の家事が一段落した後に何となく読んでしまう自分的癒し漫画です。もっとみる▼ -
エルフと聞いて飛んできました2025年6月28日また秀逸なファンタジーBLが爆誕してしまった…。ハルモト先生のリーマン新作がバチクソにハネてる時にアレですが本作も負けず劣らず素晴らしいのです。今この勢いなら言える、こっちの方が好みかもしれない。魔族、魔物、人間、妖精が争いながらも共存している世界観。かつて愛した人間の面影、というには余りにも「そのもの」過ぎる人外とのあれこれです。1巻はさわり程度に過去の回想が入りつつ物語の背景と主要登場人物紹介、続編乞うご期待!というところで終わっています。主人公リュカが消えないで、と願ったのはさてどちらだったのでしょうか。
エルフ大好きおばさんなので美形白銀エルフが出張っているだけで贔屓にしちゃいますよね。長編BLは初挑戦とのことなので、描きたいものを描き切っていただけるように微力ながら応援しています。追い掛けたい作品がまたひとつ増えました。もっとみる▼ -
頭抱えるくらい良かったネタバレ2025年6月27日このレビューはネタバレを含みます▼ これだからBL漁りはやめられない。ヤンキー亜蘭×優等生政宗。ヤンキー×優等生なんて幾度となく擦られた鉄板ネタのはずなのに何故本作はこんなにも刺さるのか。予定調和をほんのりぶち壊してくる設定が活きています。政宗が絵に描いたような順風満帆な優等生ではないこと、亜蘭の特殊な出自(ミックス)故に外見が目立ちすぎて逆ルッキズムの被害者だったこと。それらが良いスパイスになって、既視感ー!!とはなりません。あとサブキャラが良すぎた。腐男子宇野も良いけど何と言っても玉井ですよ、玉井!玉井が好きすぎた。語彙力どこいった。サブキャラがキャラ立ちしている作品に外れは無い。
全編通してピュアピュアなDKBLと思いきや、エロに特化したPINK版もあり痒いところに手が届く、至れり尽くせりな作品です。読み放題でも読めるみたいですがポチりました。おすすめします。 -
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自己犠牲か、自己満かネタバレ2025年6月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 小石川先生の新刊がハネていますがまずは既刊再読、滾りすぎて新刊になかなか辿り着けません。これはレビューしないと、ということで一番好きな作品から。
「幸福な王子」の物語をモチーフに、神獣・瑞獣思想や戦時下のエピソード等オリジナル要素を詰め込んだファンタジーBLです。麒麟の末裔の見目麗しい坊ちゃんの美しい自己犠牲と執事乙鳥への利他的な愛のお話…と思いきや、どっこいそれに留まらないんですよねえぇ!!(クソデカ感情アンコントローラブル)
「幸福な王子」の核となる部分の博愛と悲壮の解釈と表現方法が、本作は改変されています。具体的に言うと坊ちゃんの利己的な要素が入ってきます。自傷行為で人の気を引くような、カジュアルに表現すると構ってちゃん。ただその行為はいかにも「道化」的であり実際に助けられた人間もいる。見るからに痛々しいし狂気さえ感じるのに、美しい。
「幸福な王子」自体が無自覚の自己満からの盛大な巻き込み犠牲案件なので、先生の解釈としての原作救済なのかもしれません。少し回りくどくなりましたが、この改変でガッカリする方が減るといいなという希望的観測で敢えて触れています。笑
先生の他作品へのレビューで大人の絵本、大人の童話という表現を見かけますが、ポップで美しい絵柄も相まって成程その通りに思います。BL初心者にお勧めを聞かれたら、小石川先生作品と答えます。 -
聖母フラッシュネタバレ2025年6月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 絶対的聖母DKというパワーワードよ。聖母江波×バブみ系優等生雨宮。江波のポテンシャルときたら半端ないんです、攻め厨滾るわぁ。戦国武将でビジュがジュ〇ンボーイで聖母なの。なんだよ聖母って(ツッコミ遅いんだわ)
そしてどうしても黙っていられない。髪サラサラ系イケメン+おしゃ/ぶり、ときたらもう、おばちゃんの世代だと某白書の某エンマをどうしても連想してしまいましてね。実はおしゃ/ぶりに霊力溜めてる系?魔封環発動のオチ来ちゃう?ってちょっと期待してしまいました。んなわけあるかい。
4話の表紙は多分授乳クッションですよね。授乳クッション抱きしめておしゃ/ぶり咥えてるDK、絵面が良い意味でやばい。変な扉開きそうになりました。
本編はキスまで、描き下ろしでめでたく致しておりますがここでももちろん登場するおしゃ/ぶり。おしゃ/ぶりはちゃんと毎日煮沸消毒して自然乾燥させなきゃダメよ。笑
あと最後に、おしゃ/ぶりが不適切ワード引っかかって笑いました。ハイ、皆さんが静かになるまでに6箇所直しました。 -
上村一夫先生ワールドへようこそネタバレ2025年6月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 阿部定編☆5、高橋お伝編☆4、本牧お浜編☆3でお願いします。本作は上村一夫先生の絵の素晴らしさに尽きるので評価すること自体野暮なのは重々承知で、史実・創作・虚構のバランスを熟考した上でレビューします。
上村先生作品を鑑賞目的なら阿部定編だけで良いかも。竹久夢二を思わせる美しい日本絵を堪能したい方はおいでませ。
阿部定事件は男性「性」への憎悪・復讐という解釈があり自分も成程と思ったクチです。
本作を含めて後年の創作物の殆どで周りの男性に本名の「定」呼びさせていますが、実際は仕事中はもちろんプライベートでも源氏名や偽名を使い本名を明かすことはなかったそうです。最後の愛人吉蔵や一度は改心を決意するほどの本命だった大宮先生にさえ「田中加代」と名乗っています。吉蔵の最期の言葉は「おかよ」でした。事件後、初めて本名の「定」を血で書きつけ、また別の名前を使い泊まった宿館に刑事が訪れた際に「私がお定ですよ」ともう芝居は終わりとばかりにあっさり自白して逮捕されています。有名な逮捕時の笑顔の写真と相まって、何だかゾッとしませんか。
以前は阿部定さん苦手でなぜこんなに持て囃されるのか取り巻き含めて全く理解できなかったのですが(心酔して対談した昭和の某文豪とかさ)阿部定さん、性被害サバイバーなんですよね。14歳時のレ〇プ事件から転落人生が始まった、というふうに語られることが多いですが、まんまトラウマの再演行動、5F反応ですよね。この辺りが雑多に語られている時点でTHE男社会の夢ロマンスが垣間見えるというか、やはり女は男が好きなんじゃないか!!と騒ぎ立てるのは軽率だと思います。
高橋お伝は当時の写真を見るに現代でも十分通用するかなりの美人ですが、存命中はもちろん死して尚男たちの興味欲望嘲笑の対象になり大衆に消費されたと思うと何とも切ない話です。お浜編はほぼほぼフィクション、ストーリー性高いですしお浜の気風の良さは読んでいて気持ちいいですが他2作品と比べるともう一声。ボーイのくだりは不要だったかな。 -
浦島太郎の解釈違いと本当の結末ネタバレ2025年6月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 試し読みもせずに新刊ジャケ買いして大当たりだったパターン。爽やかな表紙からはちょっと想像出来なかったバッチバチのお仕事BLでした。そしてちゃんとエロいの、素晴らしいな。海洋生物ガチ勢しかおらん臨センにインターンで来た院生別所×口元のホクロが色っぽい訳あり先輩宮島さん。10年ぶりに再会したのに何やら先輩の様子がおかしいぞ、というつかみから1話目は割と唐突に展開します。宮島さんのビッ/チムーブに当初困惑してしまいちょっと無理かもと心折れかけましたが2話目冒頭の忖度無しの虚無顔、か~ら~のウミガメへのガチ愛、熱量の高さがモヤモヤを帳消しにしてくれました。別所の研究者としての成長も丁寧に描かれており、何となく院に進んだ別所が臨セン職員さん達の意識の高さに触れたりウミガメ保護や環境問題に携わる内に本当にやりたい事が自分の中で明確になって行く、という展開がすごい良かった。刺さりました。
ストーリーの邪魔にならない絶妙なギャグとデフォルメが効いていて途中ダレずに読めます。職員さん達が海洋生物にハァハァしたり熱量高いワンブレストークかますのもヲタクには親和性高いですし、作中の浦島太郎の効かせ方もセンスを感じました。
読み終わってから気付いたのですが「二度目の朝は君に1曲」の新藤先生だったのですね。お仕事BLに定評のある安定の新藤先生作品ですので、少しでも表紙が気になったら安心して大海原に飛び込んでください。 -
これはいい太宰2025年6月3日かなり解像度高いな。笑
太宰好きがイメージする太宰ですね。恥の多い生涯を送ってきました、と言いながら人前で恥をかきたくないし他人にアレコレ口出しされるのは気に食わないしプライドが山ほど高いくせに芥川賞を取るのに必死ムーブかます愛すべき貴族モドキが現代に転生するとこうなるのか、と。共感性羞恥でつらい、というレビューも分かります。それこそが太宰です。
学生時代の友人が太宰はライトに楽しむ位が丁度いい、好きになればなる程嫌いになる、と言っていたのをこの作品を読んでふと思い出しました。当時周りの女性達もこんな哲学的メンヘラ感情を抱いたのでしょうか、気になります。もっとみる▼ -
ワンコインの幸せ2025年5月30日別媒体電子書籍で購入済みですがシーモアさんでも揃えたくてお布施しました。チャリーン
「年下上司は褒められたい」の番外編、ポリネシアン流儀に基づく足掛け5日間に渡る2人の初夜を描いた同人誌です。何となくは知識があったけど改めて調べちゃったよポリネシアンセ〇クス。AIの悪い活用方法。
気になる修正、1ページずつ見比べてみましたが(暇人か)別媒体よりやっぱり厳しいですね、真っ白けっけでした。雨宮、アウト~ってつい言ってもうたわ。シーモアさんで配信された事に意味があるので文句は無いです。
本作の完成度ときたら素晴らしいのですが作者様のSNSで別パターンの初夜があってもいい、のようなことを仰られていたので柏木さん年上の包容力でヨシヨシパターンくる?スーパー雨宮覚醒しちゃう?色々と妄想が捗りました。先生、何時でも別パターンお待ちしております。
こちらに書くべきではないかもしれないですが本編にアホなレビューしているので補完させてください。本編ラスト、読者に解釈を委ねるフワッと着地エンド、個人的には嫌いじゃないです。余韻を楽しむ、台詞の行間を読む、考察の余地がある…想像力逞しく余白を補完するのは読み手側の特権だと思っていたのですが、近年どうやらそうでは無いらしい。流行語が毎年変わるように、台詞も結末もより「分かり易さ」が好まれる時代なのでしょう。曰く想像力より高く飛べる鳥はいない、のに少しばかりかなしいのは老害のはじまりなんだろうなぁ。もっとみる▼ -
自己責任で2巻まで読んだ感想ですネタバレ2025年5月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 見えている地雷を踏みに行ったら全く別の方向から手榴弾が飛んできたでござるの巻。
子供が自由に外に出られるセキュリティガバガバハウスに驚いて内容が入ってこない。未就学児子育て中ならば、ある程度の年齢になるまでチャイルドロック設置するのが保護者の責任では。設置しないなら絶対に大人が目を離してはダメですよね。この時点で子育てBLの説得力がゼ~ロ~に。
離婚理由はレビューで事前認識していましたがやはり実際読むと胸糞悪い。育児ノイローゼになるまで産後の奥さんと子供を放置した挙句、言うに事欠いて責める言葉を投げ掛けるとは。そこは「自分が子供を見ておくから少し横になって休みなよ」が最適解だと思うのおばさんは。この場面で奥さん酷い!成瀬さんが可哀想!><となる読者はいるのでしょうか。
これらがなければトンデモ&トンチキ設定BLとして或いは楽しめたのかもしれません。働きながら子育て中の当事者としてはツッコミ所が多すぎて早々に離脱と相成りました。 -
どんな匂いなんだろうネタバレ2025年5月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 調香師黒蜂×特異体質御園。寸止めされ続けて早二年が経過しました。キツいて…先っぽ寸止めはキツいて!!(お前は何を言っているんだ)
香り、匂いをテーマにしたBL作品てどエロいですよね。五感の中で唯一脳にダイレクトに伝わるのが嗅覚と言われていますし、人間の本能に直接訴えかけるからでしょうね。匂いは記憶と結びつきますし。
挙体芳香と言う稀有ながら実際に存在している特異体質御園。御園はそれをコンプレックスに感じており体臭を「リセットする」香水、0番を含むフレグランスシリーズの新ラインを完成させて世に送り出すことが目下の目標。無自覚に他人を惹き付けてしまう体臭以外の部分、自分の本質を見て欲しいと常々思っているところに0番を完成させるべく欧州から召喚された並外れた嗅覚を持つ調香師黒蜂と出会い、関係が進展していくものの果たして黒蜂の本心やいかに…!?という所でtobecontinued…今あらすじ書いてて続きが読みた過ぎて涙出てきたわ(遠い目)
黒蜂は本能のままグイグイいくようでちゃんと「待て」が出来る男だから全く気持ちが無い訳でも無さそうだけど、最後の台詞が意味深で何やら不穏な空気??何なにどうなっちゃうの~状態でおあずけくらっています。続巻発売が当初の予定よりも少し遅れているようですが長生きする理由がまた一つ増えたと思って気長にお待ちしておりますよ。読者も「待て」ができるので…!! -
「いつか」の為の物語。ネタバレ2025年5月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 最遊記シリーズ読むなら絶対に外せない外伝。今更自分がレビューするまでも無い超有名な作品ですが、久しぶりに読んだら案の定涙で溺れて窒息しそうになったので散文書き留めておきます。
結末ありきの物語と分かっていても最終巻しんどい、もれなく毎回しんどい。どうにか4人で幸せエンドルートないもんかと祈るような気持ちで毎頁読み進めてるし嗚咽せずに読み終えたことがない。
シリーズ未読の方は外伝から手を付けない方がいいかも。元祖西遊記と異なり最遊記の世界線では前世の記憶を持たずに転生しているので、まずは読み手側が先入観を持たずに無印から攻略していくのがおすすめ。
無印→RELOAD→外伝の順で読み進めて涙と情緒が落ち着いた後に、無印から再読すると最初とは全く違う印象の物語になり新鮮な気持ちで二週目いけます。金蝉、天蓬、捲簾が命を賭して守った悟空の笑顔と未来にまた出会えます。観世音菩薩の印象も大分変わるので背景に深みが出てより物語の輪郭がはっきりする感じ。うーん、未読の方が羨ましいです。 -
ハニちゃん萌え2025年5月23日なーんも考えずに考察とか深読みしないで読めるただただアホなエロ漫画のつもりでポチりました。(エロ漫画言うな)
それなのに…何ということでしょう、蓋を開けたら元社畜リーマンと新職場の愉快な同僚達と植物(!?)のハートフルヒューマンストーリーでした。いやエロ漫画には変わりないのですが。
端的に言いますと限界社畜リーマンが触手プレイでアンアン言わされているのを|壁◜ω◝ )ニチャア←こういう顔で眺める漫画です。上手く説明出来ないんですけどね、꧁⍢⃝꧂←何かこうなっているんですよ、知らんけど。
触手プレイ苦手でしたがいけたわ普通に。気付きたくなかったまである。自分、観葉植物萌えなので普通に受け入れてました。何なら段々可愛く見えてきます。情緒おかしくなります。
ひとつだけ、過去の回想でパワハラ描写がありますので地雷の方はご注意を。パワハラ上司の心情は巻末でネタあかしがあるので救いにはなっているのかな。
定価ではちょっと…な方も今なら割引&還元なのでこの機会にレッツ触手プレイ( ◜ᴗ¯)(¯ᴗ◝ )もっとみる▼ -
ひと夏のその後と大事にされ過ぎた金魚たちネタバレ2025年5月21日このレビューはネタバレを含みます▼ ハイブリッド・スターダストのスピンオフ。秘書会沢×社長代理凛さん。凛さんが院生で会沢が大学生、学生時代の馴れ初め。時系列としてはこちらが先なのでスピン元未読でも違和感無く読めます。
梅雨の始まりから晩夏、初秋にかけて、お隣さん同士のひと夏の恋とその後のお話。夏の終わりの淋しいような切ないような空気感、お祭りの喧騒、雨音、風鈴、扇風機、作中に漂うノスタルジックな雰囲気がとても好きで何度も読み返した大切な作品です。そしてですね、ひと夏の、にはならなかったんですよねえぇ!!(クソデカ感情溢れるの早すぎ問題)
私生児として産まれ生い立ち複雑な凛さんが圧倒的光属性会沢と出会い、徐々に心を開いて自分の中で燻っていた過去を許して前に進む決断をする救済ストーリーなのですが、この会沢がまたすごいんです。凛さんとの数か月を若気の至りとして綺麗な思い出のまま心の奥にしまい込まずに、努力を重ね続けて正面玄関から堂々と会いに行った行動力と実現可能な地頭の良さ、規格外の包容力。夏祭りの帰り道、父性に飢えている凛さんが在りし日の父親の面影を会沢に重ねてやっと心からの本音を吐露できた場面は何度読んでもグッときます。
細かいところで携帯電話とかノートPCに(ガラケー、notフラットキーボード)年代を感じさせる演出が実にエモい。
それなりに大きな企業だと新卒入社後一週間足らずの時期はまだリクルートスーツ着て研修中なのでは…何なら本配属決定は数か月先では…などと思ったりするのは、野暮ですね。インターンで暫く働いて人脈を作り地ならしをしてから入社した…全ては凛さん付秘書になるために!と脳内補完しておきます。 -
男前な女形、エロホクロを添えてネタバレ2025年5月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 学生漫画家御法川×大衆演劇女形西(四十万)。みよしあやと先生の描かれる黒髪男子は何故こんなにも力強く色気のある男前なのか…!!(蹲りながら床ドンドン)
どこからどう見ても綺麗め美人なのに華奢とか可憐という要素はなくちゃんと「男性」なのです。留年している設定なのでお兄さんのヨシヨシ感もあり。この年代の数歳差は結構大きいですよね。
芸能BLは住む世界が違い過ぎてあまり感情移入出来きず完全にファンタジー枠として読むことが多いのですが、本作は大衆演劇を舞台としており大衆を冠していることに違わずドサ回り感や一座の家族感が程よく我々庶民の感覚に落とし込まれていて、全く違う世界のはずなのにどこか身近に感じられました。御法川の漫画家設定故のヲタクムーブも読者には親和性があり(え、ない?)、ただの芸能BL枠には収まりきらないエモさを感じる作品です。
色っぽい場面はありますが最後までは致しておらずその点が物足りない方も見えるかもしれません。個人的に、中盤で西が御法川におねだりして紅を引いてもらうシーンが何やらとってもエロく感じてこのページだけでお腹いっぱい感がありました。
御法川の眼鏡を直す仕草と西のゾーン入った時の表情が色気ダダ漏れで好き。おすすめです。 -
もう、これ以上は無い。2025年5月11日カホリストです、紛うことなき。ぼくはね。
本作は短編集なので感想が難しいので端的にいきます。BLジャンルにハマることになったきっかけであり、自分の価値観と倫理観と性癖を思いっきり捻じ曲げられた短編集です。10代の頃に出会えたのが幸か不幸か、こんな鈍器で頭をかち割られたような衝撃を味わう体験はもう無いだろうな、と思いながら他の作品を読んでいます。それは仕方のない事で、あの頃の感性のままで、というのは到底無理筋、周りの環境や背負うものが増えて自分自身が変わったのももちろんあるのですが。届かないんですよね。未だに。いやむしろBL界隈で小野塚カホリ作品通らない人なんている?いやいないだろ。はい、意識高い系カホリストムーブ出ました。
何度も単行本を買っては手放し、電子書籍で手に入れても買って満足して読まない時期がありました。それでもこの作品の自分の中での存在感は絶対に変わらないし、多分棺桶の中に入れてもらう、そんな作品です。本作収録作品では「万事快調」が1番好きです。もっとみる▼ -
雰囲気、抜け感、こなれ感ネタバレ2025年5月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 今時っぽい感じ、絵柄も展開も。無駄な台詞が無くてコマ割りが特徴的、余白で読ませる感じがこなれ感があってお洒落(ファッション雑誌の批評か)
割と早い段階で気持ち通じ合うし周りの友人も家族も同性同士の恋愛に理解がある世界線。お互いの過去に対する多少の嫉妬はあるけど大きな波乱は起きず、ストレスは無いもののサラッとし過ぎていてちょっと物足りないかも。両片思いの期間、もう少し引っ張った方が好みだったかもしれない。
超個人的な意見ですがデートの待ち合わせ場所が中目黒なのがすごく良い、ベタなのが良い。近年お洒落タウン気取ってるけど垢抜けなさが残る商店街とか古くからある民家とか、目黒川沿いの遊歩道が瞬時に浮かんできて、ガツガツしていない街の雰囲気が作品に合っていると思いました。作者様のセンスですね。
更に余談、BL作品って何故か繁華街だと池〇駅登場率高し、京〇線沿いの駅が舞台になることが多くないですか?笑 -
24時間オチないKISS【単行本版(電子限定描き下ろし付)】
おしごとBL~癖強×癖強~2025年5月6日ノンデリ無自覚ハラスメント上司がページが進む毎に徐々に可愛く見えてくる逆蛙化現象を味わえます。こんな昭和風味のウザ絡みオッサンのどこが可愛いのかひとっつも分からんし試し読みの時点では風俗の下りにちょっと引いたくらいなのに。それがどうですか、致してるシーンがやたら色っぽいし艶っぽくて何やら人妻感まであるし。実にけしからんのですよ。本当に何なのこの作品は、癖強も大概にしてほしい(ほめてます)
加藤スス先生ワールドの真骨頂、ギャグセンスの鮮度も産地直送捌きたてのピチピチで涙出る程笑えるし誰も嫌な人は出てこないし(癖強は出てくる)、胸糞展開も無いので安心して読めて読後ニタニタ幸せになれる作品です。同じ世界線のスピンオフ「巧みなKissで受注して」も負けず劣らずの癖強具合で本作にハマった方はそちらもあわせてオススメです。もっとみる▼ -
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王一族ネタバレ2025年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 好きすぎるんだが??シゴデキイケメンブラザーズしか出てこないユートピアはこちらです。これはもうお仕事漫画だな!?とりあえず王皓様の立ち姿が美しすぎて目頭押さえながら天を仰ぎました。そして王雹様のドSっぷりよ、まぬけだなーって思う。(イケメンボイス)って、おにうえぇぇぇー!!わたくしめ仰せの通りの間抜けにございますれば、僭越ながら全巻取り揃えてしまいましてございまする…!!
ツッコミ所はありまして、今をときめく高級文官の御息女ともあらば身分的には正一品の上級妃として入内してもおかしくないはずですが、そこは宮女見習いなのかーいとか色々。権謀術数渦巻く後宮においては身分を隠して下級宮女として潜り込んで内偵するのが正解なのか、と思いきや王一族という出自バレバレで遠巻きにされる設定ですし。笑
多少難癖をつけましたが、数ある中華ファンタジーの中でも着眼点が目新しく最近の最推し漫画です。おすすめします。 -
目黒大智について言及しまくるレビューネタバレ2025年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 2巻良すぎたな!?終始目黒目線で読んだので水野先輩が爆イケだわ可愛いわ風見くんだわで、情緒迷子めでたく尊死昇天。水野先輩はヒロインポジじゃなくてヒーロー枠だった。これからも7歳のチビ目黒ごと癒してあげてください水野先輩。スピン元と他作品も履修完了、セールありがとうございました。(2025.06.21追記)
目黒の顔面が強すぎて黒髪太眉童顔攻めが大好きだと改めて所信表明をさせていただく所存。コテコテのおっちゃん関西弁に違和感がある方も見えますが、幼少期に両親が離婚して母方祖父母に預けられた設定がここで活きてくるのではないかと!祖父母にちゃんと可愛がられて言葉のコミュニケーションを密に取っていたから、若者らしくない言葉使いが定着しちゃったとは考えられないでしょうか。沢山お話したんですよきっと。預けられた当初は伸び放題だった髪の毛がスッキリお坊ちゃんカットになっていたり表情も気持ち明るくなっていたり、祖父母に愛情深く育てられたのは間違いないはず。それでも運命の相手を探し続けて危うい程恋愛面にアグレッシブだったのは、ある意味ロストチャイルドだったのかなと。愛着障害から来る試し行動だと思えば、目黒がチャラいとか軽いとか自分勝手とはとても思えないのです。無償の愛情を注いでくれるはずの絶対的存在(=両親)に置いていかれた幼少期の経験は、その後の人格形成に影響を及ぼさない訳が無く認知の歪みもあったのではないかと考察します。軽ーいノリのリーマンラブコメと見せかけて実はトラウマ救済物だったとは、これはもうエモエモのエモですね!(語彙力の敗北)
続編は目黒の過去が深掘りされているようなので2巻発売を楽しみにお待ちしております(2025.04.29) -
人外好きが原点について語るレビューネタバレ2025年4月27日このレビューはネタバレを含みます▼ やたら人外が好きなんです。鬼とか狐とか妖怪とか。とりわけ烏天狗が大好きで。なぜだろうと思っていたのですが、考えれば本作が原点でした。うらめしやを全巻揃える為にシーモア始めたんでした(心からどうでもいい情報)
本作中のキャラデザが大好きなので何を読むにしても、鬼は鈴音、天狗は流星坊、狐は東火が基準になっちゃっています。ワシを超えて行け状態。陰陽師は勘解由小路光宙…とはならなかったです残念。野村〇斎様が偉大過ぎました。雪女郎のお話何巻目だっけなーと思って探していたら、お梛事件帖のエピソードだった!というのを何回かやっています。
正直申し上げて幽霊、お化けの類は苦手ですし霊能力者とか胡散臭いと思ってしまう質ですが、本作は主人公のお妖さんが密教・神道・修験道・陰陽道に通じており、真言を唱えて敵と戦ったり苦しい修行の末にようやく式神を召喚したり…と少年漫画のようなバトル、スポコン感があるところが昭和世代には親和性がありますし、刺さります。気合入ってるお妖さん好き。
ここからは完全にガチのネタバレなので最終巻迄読んでいない方は回れ右を推奨します。「現在の男」の傍にいるために「最初の男」の式神になったお妖さんの覚悟は本当にすごい。式神になってまで佐治を悲しませたくない、佐治の命が尽きる迄見届けたい、看取りたい、というのがもう…お妖さんも大概重い女でした。そして流星坊はうらめしや外伝の最重要人物になっていく、と。素晴らしい伏線です。お見事としか言いようがありません。 -
情報量が多すぎる…ッッッネタバレ2025年4月25日このレビューはネタバレを含みます▼ いやそれなー。盛大な出オチ漫画です。1話目で既にクライマックス。初回でファンファーレ鳴っちゃってる。でも☆5付けちゃう、何故なら山田(攻)が好みすぎるから…!(チョロー)黒髪長身出し惜しみ系イケメン攻め大好きありがとう。本作はそんな山田にキュンしまくるスパダリ育成乙女ゲーなのかもしれない。
初っ端からトップギアで峠攻めてくるのでおいおい倫理観一体どうなっちゃってるんだよ…と頭抱えましたが、年齢的なアレコレは全く問題ないのが早目に判明してよかった。おばさん倫理観警察だからその辺すごく厳しいんですよ。レビューできなくなるところでした危ない危ない。
通常版オトナ版共にセール中なので未読の方は是非この機会に一話目ズコー!(表現よ)を体験してみてください。もちろん買うなら視界良好オトナ版で!オトナ版2巻には小冊子の内容も収録されていますので重複購入にお気を付けて。自分はお布施のつもりで課金しましたチャリーン。 -
当て馬が当て馬たる所以ネタバレ2025年4月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 特筆すべきは作中の全てのモヤモヤを一切帳消しにしてくれる駿介(攻)の爽やかさと誠実さでしょうか。光属性過ぎる。この包容力と安定感で大学生という末恐ろしさよ。圧倒的伸び代。そして際立つ黒田(当て馬)の超絶謎ムーブ。黒田が秋(受)にウダウダ言って引っ掻き回すところ、すごい良い事言ってる風なのに何一つ響いて来ないのが逆にすごい。あんなドヤァ…されてこんなに響かないことある?何だろう、己の語彙力以上に一生懸命何か良い事言おうとして失敗した感が共感性羞恥でうわぁぁぁ!!ってなりました。これ狙って描いてるとしたらいちかわ先生天才すぎます。目ぇさませ秋ってそんなトンチキ理論誰も納得しないって…と思ったら、秋ィィィー!そういうとこやぞ!?色々書きましたが先生の作品の空気感好きです。「シバは今日もばか!」が先生の初読み作品でしたのでこのウジウジグダグダ感が新鮮でした。
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DKパ・ド・ドゥでバズるとか…素敵やん?ネタバレ2025年4月20日このレビューはネタバレを含みます▼ ぼかぁね、バレエ漫画が大好きなんですよ。なので採点甘めです。未完の大器見延×挫折経験のある天才一宮。完結してなかった…!アメリカ編まだまだ続きます。本作は余白の補完が必要、かつほんの少しでもバレエへの興味が無いと楽しめず退屈かも。そして二見先生の扱いに困ります。多分4巻が出たら書き直しますが二見先生についてレビューします。(需要と供給のバランスおかしい)
中途半端に二見先生との関係を匂わせて一方的に終わらせているので消化不良に感じる方が多いのも分かります。二見先生がした事はガチめのタイーホ事案だしそもそも自分の地雷なので普段であればもう読まないフォルダにぶち込んでレビューもしないところですが、彼は本作におけるロットバルトそのものなんですね。白鳥の湖作中のロットバルトの解釈は諸説様々にありますが概ね悪の権化、オデットとジークフリートの恋路を邪魔する存在として演じられることが多いです。しかし「で、キミは結局何がしたかったん??」という考察の余地がある役柄でもあります。なぜオデットに呪いをかけたのか?好きなの?嫌いなの?その解釈は演出家や演者、観客に委ねられて明確なアンサーが無いのです。それこそが本作における二見先生のポジションなのではないかと。昼寝シアン先生はバレエ経験者ですのでその点にかなり含みを持たせて描かれていますが、同じくバレエ経験者もしくは自分のようなバレエヲタク以外はここまで深く考察しながら読み込むことは稀だと思いますので、未経験者が多い(と思われる)読者に解釈を委ねるというスタンスは些か不親切に感じられます。…とか言っといて4巻以降二見先生がまた出張ってきたら大笑いしてください。本番前にシューズと衣装メタメタにするの昭和のスポコンバレエ漫画感が出ていて笑いました(褒めています)
見延の身体的、能力的に神に選ばれたの如く恵まれているのに本人の意識の問題もありまだまだ完成されておらず伸び代たっぷりなところが超大作バレエ漫画アラ〇スクのオマージュを感じました。個人的に分かりやすく派手な演目が好きなので、イチさんに黒鳥オディールの32回転を超絶技巧テクニックを織り交ぜて作中で是非やっていただきたいです。 -
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斬新が過ぎる2025年4月17日掛け布団×トラウマ持ちリーマン。ちょっと何言ってるか分からないですね。情報量が多すぎて一瞬思考迷子なるわ。掛布さん(攻)はお布団の付喪神でイケボ、Ht:210cm、シングルサイズと同じ身長だよ。つまり…どういうことだってばよ?読み放題で読めるみたいなので、どういうことだってばよ?したい方は騙されたと思って読んでみてください。思いの外と言ったら失礼ですが、刺さります。
別ジャンル別名義でSNS投稿されていた時から追っていた作家様です。まさかBL界隈でまたお目に掛かれるとは。BLで単行本出すのが目標とのことでバッチバチに数字で応援していきます。(出版界は1に数字、2に数字、3.4も数字で5に数字)もっとみる▼ -
ヒリヒリの上巻、キラキラの下巻ネタバレ2025年4月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 一言で言うとトラウマ救済系ですが全編通して良い意味で軽いので心がズーンと沈まない、爽やかで瑞々しい読後感。キャラの性格、纏う雰囲気がそうさせるのかどこかシュールでシニカルな世界観、表情や台詞にユーモアが丁度いい塩梅で効いています。本編終了後の余韻さえ楽しめました。月並みですが映画を一本見た後のような。
早川の幼少期~中学時代の体験は苦しくて辛いものでしたが、彼の家族、とりわけ母親が理解者でいてくれて本当に良かった、救いでした。家族まで否定的だったらしんどすぎて読めないところでした。だからこそ早川は音楽を捨てきれなかったのかな。個人的な意見ですが早川闇落ち時代の奔放さは「トラウマの再演」と考察します。「クセ含めて好きになってくれる人」=紺ちゃんに出会えて良かったね。
出会った頃から一貫している紺ちゃんの落ち着きっぷりは一体何なのでしょうか。人生何週目なのでしょうか。紺ちゃんさんとお呼びした方がいい?紺ちゃんさんの安定感とグルグルしている早川の対比の描写が上下巻通してまた素晴らしいのです。そしてシンプルに早川のキャラデザがすごく好み。綺麗な輪郭とまあるい頭。まるっこい後頭部と襟足が可愛くてニマニマします。感情無くなると目から光が消えるところもよい。終盤は終始目に光が入ってキラキラしているのが感慨深かったです。
あとあれですね、隙あらば紺ちゃん(さん)に突っ込みかねないグイグイ感(ナニとは言わない)とーってもよいですね(ハイ台無しー)
小冊子のお洒落でゆるい雰囲気も好き。本編の余韻に浸りたい方はそちらもあわせておすすめです。 -
焦燥感と喪失感と小道具の使い方ネタバレ2025年4月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 「フローライトスター」のスピンオフ、前作のBa.しゅん×すず兄律さんのお話。メインカプのその後も収録されているので前作履修推奨です。
本作のハイライトはあそこですよね、138、139見開きページ。涙出たわ。し゛ゅ゛ん゛ざん゛がん゛ばれ゛…!!(鼻水かみながら)ってなりました。律さんとしゅんのキャラも相まって淡々と飄々と進んできたストーリーが雪崩のように一気に展開した瞬間ですよ。魅せ方天才。律さん&すずくん美人兄弟の絡みが見たかったとか(ブラコン設定期待したのに笑)律さんの売れっ子天才アーティストの破天荒エピソードもっと欲しかったとかそもそも本編のページ数もっと欲しかったとか表紙のデザインもう少しやりようがあったのでは…??(小声)とか色々と思うところはありましたが、あのシーンだけで元取れました本当に。
繰り返しますがどうしても表紙が色々と惜しいと感じてしまいます。前作はカッコ可愛いバンドものという感じだったのに。パッと見スピンオフと気付けないですもん。律さんの儚げ繊細な美人みも100%伝わらなくてもどかしいですし、もっと沢山の方の目に留まって欲しい良作だけにそこだけが本当に惜しいです。 -
繊細、気怠さ、浮遊感ネタバレ2025年4月14日このレビューはネタバレを含みます▼ バンドものでVo.耀司×Gt.すずくん。すずくんが一貫して耀司ガチ勢なのがとてもよい。耀司のパフォーマンスを見て一瞬でその才能と華に惚れ込み、自分の鳴らす音で歌ってくれませんか、と初対面で(バンメン曰く)プロポーズかましたり終電を理由に耀司を自宅に連れ込んだり一生懸命食らいついていくのが、何だかとっても新鮮で刺さりました。攻め厨目線だと受ちゃんが攻にクソデカ感情抱えてグイグイいくのすごく健気で可愛く見えます。憧れの人に流されてしまうのは自然の摂理よ。ガチ勢故にバンドの将来を考えて身を引こうとしたり。もう糟糠の妻の域。
耀司は見栄えはもちろん佇まいやステージでの立ち姿がTheフロントマンで、恋愛もどっちにもモテて去るもの追わず、相手に不自由していない感がいかにも沼。かと思えばさみしい顔見せちゃったり。もしかして須野先生は元バンギャなのでは、と思うほど解像度が高い。>才能と華と同時に陰もあってどこか行っちゃいそうな掴み所のないボーカル
すず兄律さんとBa.しゅんがメインのスピンオフ「インフィニットスター」に続きが収録されているので、本作の雰囲気が気に入った方はそちらも合わせておすすめです。 -
「渡さない」履修完了者は必修2025年4月13日肝心な場面で響夜降臨にクッッッッッソ吹きました。笑い過ぎてむせた、呼吸困難なるわこんなん。何回読んでも分かってても毎回吹く。笑いの鮮度ピチピチ過ぎてしんどい。前作に引き続き、いやそれ以上に加藤スス先生ワールドがキレッキレに冴え渡り全編通してゾーン入っています。前作で比較的まともに見えた陣内のヤバみが…そうだよな健全なDTDKだよな。柔道のくだりもいちいち細かいネタぶっこまれて毎ページ笑かしに来るので深夜と人前注意です。
そして平&金田のスピンオフはいつなのでしょうか。どっちがどっちなのでしょうか(おいやめろ)いけにえもんぜんばらいの続編が終わって落ち着いてから描いてくださらないかな。いつまでもお待ちしております。もっとみる▼ -
「進まない」とセットでどうぞ2025年4月13日俺のアオハルシリーズ1冊目。BLでこんなに吹き出すことある?加藤スス先生のギャグセンスと自分の笑いのツボの親和性がすごく高くてちょっとした小ネタとか台詞回しにいちいち反応してしまってページがなかなか進まない事件。髪の毛とか背景とか手書き台詞にネタがちょいちょい仕込まれていて何回読んでも同じとこで吹くわ、分かってるのに。もはやゾーン入ってる。サブキャラがキャラ立ちしている作品が好きなので平&金田にもれなくロックオンしました。スクールカースト最上位のシュッとしてる1軍男子達がそれぞれ秘密や悩みを抱えているって人間味があって実に味わい深いです。「渡さない」「進まない」両方履修おすすめです。もっとみる▼
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その恋、自販機で買えますか?【単行本版】【コミックシーモア限定特典付き】
自販機補充のお兄さんてかっこいいよねネタバレ2025年4月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 設定は好きで試し読み部分は良かったのですが、年下攻×年上受のうまみと味わいが無いに等しいのが惜しい。年上受に求めるものとして、年齢と経験から来る落ち着きとか余裕とか含蓄とか達観してる感とか、滲み出るような色気とか会話の駆け引きとか、手練手管とは言わずとも年下攻をうまくいなして操縦するヨシヨシ感を期待しているわけなのですよ(期待値高いな)恋愛経験は無いにしても社会経験はそれなりに積んでいるわけで30代ともなれば人間性が成長・成熟していてほしいのですが、そういう要素さえあまり感じられず良い歳した大人同士の恋愛にはとても見えなくて、社会人BLを読んでいる気になれなかったです。変な当て馬や意地悪な人は出てこないしお互いの同僚も温かく見守っていたり、歩さん(受)のお母さんもすごく良い人で理解があったりでストレスフリーですが障害も無いので少々退屈。色々と書きましたが3巻&番外編まで全て読んでいますし(今迄のご高説は一体何だったんだ)平日の夜とか心が疲れて重い作品がしんどい時に読み返すかも。 -
主役食いのあの人ネタバレ2025年4月9日このレビューはネタバレを含みます▼ みんな気になるリオ。登場シーンで既に持って行かれました。オネエキャラの子供来たでと思ったら8ページで既に王になってたわ。見た目細身の綺麗めオネエなのに中身キレッキレの一国の統治者でバリタチとか盛り過ぎて設定迷子になりそうなのに何か納得させられるキャラデザ秀逸すぎませんか。釣り目三白眼黒髪褐色肌て。他国の中隊長(恐らくノンケ)をあっさり組み敷いて自身の有能な用心棒にして従えるとかどんな手練手管を使ったんだ…何者なんだよリオ(王だよ)
リオの立ち姿とか指先がちゃんと「ほげって」いて嬉しい。書き込み丁寧で芸が細かいと思いました。傾向としてサブキャラがキャラ立ちしている作品が好きみたいです。作者様の拘りと遊び心を感じますし作品が締まります。…これ何のレビュー? -
つよい(物理的に)ネタバレ2025年4月8日このレビューはネタバレを含みます▼ あーはいはい可愛い三毛猫ちゃんがイケメンスパダリ蓮木くんによしよしされるやつね!(購入ボタンポチー)表紙の印象で決めつけていました。ゴメンナサイしにレビュー書いています。三毛くんめっっっっっちゃ強かった物理的に。過保護パパに習わされたであろう護身術でモブ犬×3撃退してたわ。喧嘩強い受けだーいすき!(唐突な癖暴露)見た目可愛くて華奢で守られてばかりのきゅるきゅる受けにはピクリとも反応しない、男前受け過激派ワイもこれにはニッコリ。モブ犬×3懲りずにまたちょっかい出して殴られてるし嚙ませ犬すぎて逆に気の毒なるわ。隣のお部屋の獅子原くんと鳳くんも良いキャラ。こんなキャラ立ちしてるサブキャラなかなかいないで。獅子原くんと鳳くん分の加点して☆5でお願いします。
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黒髪太眉童顔攻めソムリエかく語りき2025年4月6日色素薄い系美人受け~未亡人みを添えて~。色素薄い系受け村住人の必修科目です。晃さん(受)の美貌と未亡人みは表紙と試し読みで十分にお分かりいただけると思いますが、個人的に律(攻)がどちゃクソタイプ過ぎて☆10つけたい。黒髪太眉童顔年下キュルルン攻めてアンタ。好み過ぎてツラい、おばちゃんの性癖ど真ん中過ぎた。晃さんでなくても全力で絆されますわこんなん。晃さんと律の関係性も切ない。そしてプレイ内容かなり激しめなのに絵柄が美しすぎてあまりエロさを感じさせない不思議。海外の映画や宗教画を見ているようです。
まだまだ明かされていない過去エピソードがありますし今後どういう風に伏線回収していくのか続きがとても気になるところですが、更新かなりゆっくりペースの作者様ですので期待を高く持ちながら気長に待ちたいと思います。
スーツ左前右前問題は言われて気付きました。レディースのジャケット(左前)を見慣れてるので初見は全く違和感が無かったです。笑
ともあれ2025年4月の月間クーポン対象なのでこの機会に全力でおすすめしたい作品です。もっとみる▼ -
柏木くんと瑞稀くんのハッピーライフ大作戦!【電子限定描き下ろし付き】
最高にアホ可愛いアオハルBL2025年4月4日隠れイケメン陰キャ(アホ)×女の子苦手陽キャ(アホ)。女子避けの利害一致でお付き合いのフリ大作戦を続けるうちに…!?というある意味王道展開です。二人していちいちおバカでゆるいので既視感はあるのになぜか新しい新感覚ゆるゆるDKBL。冒頭から既にアホなのですが、なんでwそうなるwwとツッコミながら読み進めると不意に柏木(攻)が最高難易度の隠れスパダリ技を繰り出してくるんですよ。素で照れるわ。瑞稀(受)じゃなくても全力で真っ赤になってときめくわこんなん。10.0!!
瑞稀の女性嫌いの原因になったトラウマはなかなかにエグい、でもそこまで詳細な描写は無いので耐えられるレベルでした。柏木は何故か女子に嫌われてる設定ですが意地悪な人は出てこないし胸糞展開もないし、読後にキュンとハッピーと癒ししかない優しい世界でした。もっとみる▼ -
方言男子2025年4月3日追記)レビューしてから何だかんだで何周もしてる。おバカDKの中毒性ヤバいな、☆5←☆4に変更。
kyo-konイケメン月岡くん×勉強ができるタイプのおバカ時枝くんのセ〇レから始まるアレコレです。あるある設定ですね。紅先生の作品は平和で誰も傷付かないので好きです。意地悪な人は出てこないし胸糞エピソードも無い、可愛いDKがひたすらワチャワチャイチャイチャしているのをニマニマ眺めて楽しめます。一時期ハマって毎日のように読んでいたのですが、久しぶりに読み返したら割とツッコミ所多いし目の肥えた今では稚拙に感じる点もあったりラジバンダリ(唐突なダブルダッチ)。ノリが同人誌ぽく感じたりもしますがそういうのを含めて何か癖になるというか粗削りな部分さえもDKの若さと勢いとエロでカバーしている謎の中毒性がある作品です。
女の子登場率が高いのでBLに女は要らんという方はその点気になるかも。2巻が気になるところで終わっているので3巻発売を待ち望んでいますが1巻と2巻の期間も結構間が空いているのでまだまだ先かな。気長に待ちます。もっとみる▼ -
助演女優賞は真白母2025年4月1日上田にく先生の作品はギャグ、コメディ、シリアス、エロの塩梅が実に丁度いい。絵柄も設定も展開も良い意味で軽いので身構えずに気楽に読めます。ギャグに振りすぎて寒い展開になることもなく重いテーマも扱いつつ(今作の同性結婚とか)心がズーンと落ちない全てが絶妙なバランス。こちらは同性結婚有りの世界線で結婚相談所を舞台にした偽装結婚から始まるアレコレです。
楓(攻)はあれだけ整ってるのに眼鏡と髪型だけで逆武装するの無理あるな?とか真白(受)が年齢の割に初心過ぎんか?とか色々ツッコミ所はありつつ、真白の真面目の方向性が遥か斜め上を行ってたりキャラ強すぎる真白母とか登場回数1回だけなのにやたら印象的なゆるキャラすぎる真白父とか、更に上をいく癖強キャラ設定と上田ワールドの謎の勢いで途中ダレることなく読み進められて読後にんまり幸せになれます。おすすめ。もっとみる▼ -
眠れないから抱いてくれ!【電子単行本版/限定特典まんが付き】
トンチキ設定と思ってごめんなさい2025年3月25日夢をテーマにしたBL好きです。セールのタイミングで勢いで買ってみました。タイトルだけ見てギャグに振りすぎてサムい感じになってるか、無理矢理シリアスにしようとして読者ポカーン置いてけぼりエンドかどちらかだと思ったらどちらもなかった。思いの外しっかりとストーリーが作りこまれてました。いや割と設定と展開が強引というか無理があるのですが、都度「お、おう…」「眠れないからね、仕方ないね(ニッコリ)」となりながら引きこまれるという謎の勢いで物語が進んでき、気付けば倉持(攻)に感情移入していました(チョロー!)この倉持がまた、恋の落ち方が中学生男子か!というチョロさでアレコレ致してることとのギャップがすごい。愛い奴よのぉ倉持よ。
結局なぜ社宅で予知夢を見るのかは謎のままで「いや分からんのかい!読者置いてけぼりエンド!笑」となりました。もっとみる▼ -
お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】
思わぬ方向から刺されましたネタバレ2025年3月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 神田の屑親父が本当に無理で内容が入ってこなかったです、つら。息子に金の無心って。恐らく何年も粘着されているだろうに絶縁しない神田も正直理解ができない。そして何が一番嫌かって今後も屑親父が二人に絡んできそうな伏線があるところ。上野の「実家太い設定」がまさかの伏線回収になったりしないよな、お金欲しさで屑親父がカットインしてこないよな!?と勝手に未来を想像してしまい心から楽しめなかったです。上野マチアプ出会い厨設定より神田屑親父の方が個人的に嫌でした。でもこの屑親父が間違いなく二人の関係性を変えるきっかけになっているし、何なんマジで作品中の必要悪という位置づけなのかこの屑親父は。内容入ってこないけどウエカン可愛いし続編楽しみだから☆4だよ、でも屑親父は一生絡んでくるな(泣)
ご参考までに子供が犠牲になる暴力(含性暴力)、虐/待、ネグレストの直接的描写が絶対NG、過去の回想や匂わせもしんどい、毒親エピソードは肉親に味方がいるとか救いがあれば何とか耐えられる…という感じです。同じような地雷の方はご参考までに。レビューで屑親父にここまで言及している方はいらっしゃらないので毒親が気にならない方ならば楽しめると思います。 -
小林について語る2025年3月17日説明しよう!小林とはメインカプ右側早坂王子の高校の同級生かつ現同僚という近しい間柄にして、年下巨乳彼女持ちというおいしいポジションの黒髪眼鏡ノンケチャラ男である!
正直小林のキャラデザが一番タイプ。黒髪眼鏡ってアンタ。そしてノンケチャラ男、BL全く関係ねぇ。そんなの関係ねぇ。小林の何がいいって最後までノンケ設定を崩さなかったところ。ノンケ死守。BL界隈でこのポジションのキャラってメインカプがうまくいきそうな時に出張って来たり邪魔してみたり最終的に当て馬ザマァ展開になったとしてもとにかく余計なことしかしないので登場時点で警戒するのですが小林は一味違う。いや最初は余計な一言のせいでメインカプが拗れるのですが(余計なことしてたー)そこは小林すぐさまリカバリーしてメインカプのために一肌脱ぐ、と。
小林が早坂王子に「ずっと好きだった…!」的に告ってたらその時点で激萎えして画面そっ閉じ&もう読まないフォルダinしていたところです。危ない危ない。黒髪眼鏡というBL親和性の高いキャラでありながらもノンケに徹した小林とありこ先生のセンスに敬意を表したいです。センキューノンケ。もっとみる▼ -
攻め厨ワイ大歓喜で咽び泣く2025年3月16日雨宮おまっ…お前イイ男になったなぁ…!!(何処から目線)
単話配信で1話だけ読んだ時にコレ絶対好きなヤツ、と確信して単行本発売まで待ちました。単話買い我慢するの辛かった。良く耐えた。雨宮くんが想像の遥か上をいく爆イケ&色男に育ってくれて本当に待った甲斐があったなと。おばちゃん嬉しい。
1話目終盤の展開はかなり完成度の高いイントロダクションで、雨宮徹という男に読者は興味関心を持たずにいられない演出、2話目以降の各エピソードで見せる表情や態度、台詞に段階を経て惹き付けられ堕とされていくと。雨宮はワシが育てた!そう言いたくなる男、雨宮徹。さながら読者巻き込み型攻め。攻め厨ワイ大満足ニッコリエビス顔。過去のアレコレで人間関係構築を諦めたどこか陰と未亡人みのある柏木さんが徐々に艶っぽくなっていく過程も楽しめます。
二人の初夜を描いた同人誌があり別媒体電子書籍で購入済みなのですがシーモアさんでも最近配信開始したようです。かなり内容が濃いので本編にハマった方は楽しめるかと思いますのでそちらも合わせておすすめ。別媒体電子書籍の方が修正がおっと誰か(ryもっとみる▼ -
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2巻が1巻超えてきたパターン2025年3月16日ジャンルでいうとお仕事BL枠なのですが主要カプ含めて登場人物全員ガチの仕事人間。その設定とキャラ付け必要でした?みたいなミーハー感は全く無くて全編通してお仕事ガチ勢。ファイアーマン、レンジャーという人命を預かる仕事なので当たり前っちゃ当たり前なのですが「お仕事BL」として大変完成度が高いと思いました。続編で面倒臭い女や不要な当て馬登場でありきたりな嫉妬展開ではなくて、キャリアアップを通して変化するパートナーとの向き合い方をテーマに持って来たのが個人的にすごい良かった、刺さりました。ただ一点だけ、2巻冒頭のキャンプエピソードは既刊の小冊子と重複しているのが…!実質150ページ位なので重複収録するならもっと本編が見たかった、書き下ろしが見たかったなぁ。これから買う方には親切だと思います。それを差し引いても大変よいお仕事BLでした。もっとみる▼
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3巻まで読んだ感想です2025年3月12日1巻しゅ、しゅきっ…!!☆5、2巻蛇足、ただただ蛇足☆1、3巻え、どちら様ですか…??☆3、という訳で間をとって☆3で!!2巻が超不完全燃焼だっただけに3巻を楽しみにしていましたが絵柄が変わり過ぎじゃあありませんかいな??(動揺し過ぎて日本語おかしい)もはや誰!?レベルで分からん。主要登場人物の書き分けが出来ておらず冴ちゃんとバーのマスターを混同してカオスになりました…同じ感想の方いらっしゃいますね。好きな作品なので続きが出たら買ってしまうけど(買うんかーい)複雑な気持ちです。全く別人が喋ってる違和感が…。もっとみる▼
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3rdシーズン決定おめでとうございます2025年2月8日永条先生のSNS情報ですが3rdシーズンが決定、2025年末頃スタートだそうです。とても嬉しい。単話買いで追いかけている数少ない作品の一つなので、楽しみ過ぎて今年始まったばかりなのに今から年末が待ち遠しいです。こちらは数あるリーマンBLの中でもダントツ最高峰(自分比)、ビジュ良しシゴデキリーマンの千堂くんと和泉くんがセ○レ→恋人になるまでの1stシーズン、恋人同士になり和泉くんの家族登場&トラウマ掘り下げの2ndシーズンとなっております。あらすじだけ見るとBL王道パターンでありふれた話に思いがちですが、とにかく永条先生の圧倒的画力で繰り広げられる絵面強過ぎハイスペイケメン達のあれやこれやが全ページ眼福過ぎて多幸感がエグいです。心情の変化の書き込みも丁寧でストーリーの流れに違和感もないですし、BLあるあるご都合主義も感じません。リーマンBL好き、スーツ男子好きならまず課金して損はないと思います。攻め厨で受けの華やかさと美人度にうるさい自分が保証します!!笑もっとみる▼
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【18禁版】運命だけどあいいれない【単行本版(シーモア限定描き下ろし&特典付き)】
両方買っても後悔しない2025年2月8日我々一兵卒が重課金する事で単行本2巻オトナ版発売への道のりが拓けるならばッ…これしきのポイント消化など一遍の悔いなしッ…!!通常版にもレビューしていますが永条先生の圧倒的画力により繰り広げられるシゴデキイケメン恋愛バブ×拗らせ過ぎな負けず嫌いノンケ美人です。全編通してビジュ良ぉ…絵面強ぇ…と目頭を押さえながら天を仰ぐことになります。和泉くんのせいで色素薄い系ツンツン美人受け村に永住する事になりました。自分は通常版と両方購入していますが後悔などする訳がなく、単行本2巻オトナ版も発売されることを首を長くして熱くお待ちしております。もっとみる▼ -
リーマンBLの最高峰2025年2月8日※2巻もオトナ版を熱くお待ちしております!出版社様何卒お願いいたします!!
和泉くんに性癖歪められました(なんて??????)
色素薄い系ツンツン美人受け沼への扉が開いたのは思えば和泉くんがきっかけでした。攻め厨ですがBLにおける満足度は受けの自分好み度に比例していて、和泉くんが基準になっています、もはや。やはり受けはビジュアル華やかな美人でなきゃ。攻め厨なのに受けの話しかしてねぇ。
内容はシゴデキイケメン恋愛バブ×拗らせ過ぎた負けず嫌いノンケ美人。1巻はセ○レ→本気になり色々あってモニョモニョ、2巻は家族登場、過去のトラウマ掘り下げで2人の仲が深まり…でありがちと言えばありがち展開なのですが、永条先生の圧倒的画力と顔面偏差値のエグさで読後の満足度が大変高いです。全編通してビジュ良過ぎて「なんかすげぇもん見た…」ってなります。
冒頭の通り単行本1巻は通常版とオトナ版があり自分は両方購入しました。内容同じなのに(笑)2巻も期待していていいですか…!!もっとみる▼ -
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