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今月(10月1日~10月31日)
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素敵な二人。ネタバレ2024年5月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 時代背景と警官と言う設定もよく織り込まれて居るし、ヒーローとヒロインの性格も良く練られて居て、とても読み応えが有りました。
不遇な境遇で育ちながらも明るく快活なヒロインと、怜悧で冷静沈着だけど誠実で不器用なヒーロー。二人の心の距離が近付いて行く様がとても良かったです。
ずっと積ん読本だった内の一冊ですが、もっと早くに読んどけば良かったなぁ~、と。笑いいね
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エリちゃん可愛い&最高。王太子有能可愛い2024年5月7日一巻読了。滅茶苦茶気になる所で終わったじゃないですかぁぁぁ!!うぅ…SALEの時に続き絶対買います……!
心の声はもの凄く砕けて居ますが、口に出す言葉は調った口調なので、あまり気になりませんでした。寧ろ心中セリフが砕けてるからこそ笑えるシーン満載?
エリちゃんも王太子も頭脳も行動もキレッキレなので、読んで居て爽快です。でも笑いもキレッキレなのでギャップが凄まじい(褒めてる)。
エリちゃんの「自分は悪役令嬢かも知れない」と言う危機感から物語は始まりますが、兎に角エリーも王太子も有能of有能過ぎて、そんな隙など無い……と思いきや、突如ブッ込まれる「○○語の手紙」。…どうなるんですか!?
巻末の、マクナガン初代公爵の口調に大笑いしつつも、心意気に少し泣いてしまいました。素晴らしい家系だな!!(色んな意味で)もっとみる▼ -
最高&最強の王妃(ヒロイン)!!ネタバレ2024年5月1日このレビューはネタバレを含みます▼ あらゆる意味で最強なのに、ヒーローの前では可愛らし過ぎる&全身全霊(しかも、チート級能力と、人心掌握で以て)で尽くしまくるギャップが最高です!何度も読み直したくなるけど、他に読み掛けの本や積ん読本が有るので泣く泣く断念、笑。
この全ての能力の高さと凄まじい知力、カリスマ性ならば悪女に転んでもおかしくないのに、ヒーローを愛するあまり、名実共に「王国が誇る女神。国と国民を救う聖女。」へと完成されて行くのがとても面白く、読んでいて痛快でした。
叔父上、なんで踏んではならない虎の尾を踏んで、自滅しちゃったんでしょうねぇ…。部下は薄々王妃の鬼神っぷりに気付いてたのに。最後に気付くとは、やはり王の器では無かった。でも勿論ギャフンまでの流れは痛快でした! -
主人公が格好よい!ネタバレ2024年4月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 世の中色んなタイプのヒロインがいますが、彼女のような有能過ぎるくらいの主人公も大好きです。いつもより主人公に肩入れして読み始めたせいか、ヒーローがヒロインの冤罪的な悪い噂を鵜呑みにして、処女のヒロインに無体を強いたり心をゴリゴリに踏みにじり続けたりで、自分の中でヒーローの株は最初から底辺に墜落しました、苦笑。
正直「情報戦が命の戦で活躍しておきながら、冤罪を真実と鵜呑みにした上での行動で嫁を傷つけまくるとか馬鹿なのか……!?」と思いながらずっと読んでました。
でも全体的な話の流れはとても面白かったです。軍部と貴族のゴタゴタとか。ヒーローも次第に自分の愚かさを反省し、ライバルの助言?にさえ素直に自分の中に取り入れ、言動を改善させてくれたので、最後は納得出来ました。(1,2巻のみ読了) -
主人公の成長が見ていて気持ちよい。ネタバレ2024年4月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 聖女時代に酷使が当たり前だった境遇や冤罪の苛烈さから、追放直後は自分に自信がなかなか持てなかった主人公。しかしハルが現れ、前向きに変化と成長を遂げて行く姿に心が打たれました。「優しくするだけでは結局その人の成長に繋がらない」と悟り、唯々他人に奉仕するだけだった自分から脱却していく姿も良かったです。
また、ハルを始めとしたヒロインの周囲の仲間たちとの、温かく成長を見守ったり支えたりする関係性も良かったです。ハル最高。(1巻のみ読了)いいね
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【全1-6セット】それなりに幸せです、たぶん 美しき公爵の盲目的執愛【イラスト付】
重いのに面白いネタバレ2024年3月9日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローのヒロインへの執着愛も、ヒーローに執着する女性の思い込みも、もうこれ以上無いくらい重っ重に重いのに、ヒロインと文章がコミカルと言うか、重さをかわすスキルが高いのか、重いのに暗く成り過ぎ無いのが良かったです。
途中でハラハラ&ヒリヒリしつつも、主人公達が陥れられた分、同じくらい徹底的に制裁が返されてスッキリしました。ヒーローとあの女性の「執着と偏愛」の違いはきっと、ヒロインが幼少期のヒーローを猫可愛がりし過ぎたと言う自覚からかな??「自分が依存させる種を撒いた様なもの」と言う自覚が有るから、上手に執着をいなしたり、時には飴を与えたり出来たのかも知れないですね。 -
しぬほど笑った。2024年1月22日最初は漫画の方で(無料試読で)笑い転げていたのですが、漫画で掴みがOKならだいたい小説も良き!!だと感じ、こちらを購入。
歴史は好きですがフランス革命辺りの事は「パンが無ければ、~」はマリーを引き摺り降ろすための讒言、程度しか知りませんでした。
しかし、これは歴史を知り筋肉を知った方が滅法面白い!と思い、ネットでざっくり歴史の流れを頭に入れてから、読みました。最高に面白かった!
歴史には「もし義経が生きていたら。」「もし信長が、」「もし龍馬が、」等々の、膨大な量の歴史物語「if」が有りますが、この作品もある意味では「マリーの、if 物語。」でした。そう言う意味でも面白かったです。 また、「救われて欲しかった」と言う、密やかで深い祈りを感じました。2巻目も買ってますが、他の未読本の山が険しい……。大笑いしたい時に読みますね!もっとみる▼いいね
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元帥閣下の溺愛マリアージュ~薔薇は異国で愛を知る~【SS付】【イラスト付】
作者さん買い。2024年1月22日最近はTLラノベより、流行りの転生系か悪役令嬢系か等々のラノベばっかり読み漁ってましたが、読んでる途中で放置してた事に気付き、読破。細かい流れを忘れかけてたのでほぼ最初から読み直しましたが、とても面白かったです。
ヒロインがとても前向きで真っ直ぐなので良かった。そしてヒーローがクールビューティー系&丁寧語なのが個人的にストライクゾーン真っ只中でした。もっとみる▼いいね
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王子様なんて、こっちから願い下げですわ! ~追放された元悪役令嬢、魔法の力で見返します~
タイトルとあらすじ説明文に大きな解離が…ネタバレ2023年11月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭のセシリアの苦労と苦悩が、読んで居て苦しい程でした。本当に怨んでる、酷いトラウマを植え付けられた相手には、会いたくも無いし、名前さえ聞くのも無理!!と言うのは、とても共感出来ました。
そこから、悪しき魔女を倒し、自分を捨てた国の民さえ救いたいと、乗り越えて行こうとする姿に心を動かされました。
☆5か4か迷ったのですが、理由はタイトルと、説明文が、内容と大きく解離してる点。
ラスボス?の魅了に唯一掛かってないヒロインは、「悪役」ではなく「正義感と責任感に溢れた素晴らしい令嬢」だと感じました。
そして、あらすじに「みんなを救っちゃいます!?」「元公爵令嬢の唯我独尊」と有りますが、ヒロインは国そのものへのトラウマと闘いながら、弱き民を思って行動をして居ます。唯我独尊なのはラスボスとその娘(仮)です。
タイトルとあらすじ説明が、完全にラスボスとその娘視点で、物語と解離して居るので、出版社への☆を減らしたい感じでしたね□ -
クセの強い?ヒロイン(褒めてる)2023年11月14日偶然こちらの直前に読んだ作品が、同じく、「特別に秀でた1つの才能と趣味を持つヒロイン+ヒロインからしたら高嶺の花?の貴公子(でも裏の顔は…、本当は…。※良い意味で)」でした。
クセ強ヒロイン(褒めてる)を中心に転がる話って面白いですね。ヒーローも良い味が出てる。刺繍に首ったけなヒロインが、読んでいて微笑ましくてとても楽しかったです。
今、一巻目読了。SALEで半額で見付けて、このお話を知って良かった!(でも定価は高いな~……)
そして、その大好きな刺繍から始まる、これからの展開が、とても魅力的な匂いがプンプンします!王太子や国の特別機関との関わりから、ヒロインの隠れた才能と力がどう花開くか、そして彼らの研究にどんな大きな影響を与えるか、楽しみでなりません。(SALEで600代なら、纏め買いするのにな~)もっとみる▼いいね
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地味と侮る無かれ、地味と欺かれる無かれネタバレ2023年11月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 一見地味で普通of普通かと思いきや、大好きな本業に全力で打ち込み最高のモノを生み出すための、計算し尽くされた地味さと普通だったとは!
ヒロインは、腹黒ハァハァ!と萌えてましたが、自分の目的(本業)のために敢えて空気や壁と成り、観察眼も情報を集め記憶する能力も高い。とてもえぐい能力と言えるかも知れません。貴族社会は情報戦とも言いますし。
ヒーローの言う通り、もしこれが本業の諜報員ならば、腹黒など可愛いもの、えぐい能力で次々と成果を上げる諜報員と成りそうです。
また、高圧的な高位令嬢からの嫌がらせや罵詈雑言も、「貴重な体験!プロはやはり違う!すべて本業の糧!寧ろご馳走!」と痛くも痒くもない、寧ろご褒美なところは、有る意味現実の人間関係に於いて見習いたいと思うほどでした。
まだ1巻しか読んで居ませんが、続きを読むのが楽しみです!(でも通常のお値段だと高いな~) -
【合本版1-2巻】聖女、勇者パーティーから解雇されたのでギルドを作ったらアットホームな最強ギルドに育ちました。
早く続きを読ませて!!2023年3月27日面白かったです。ぎゃふんもきちんと最後に有りますし、何より主人公を含めた新ギルドパーティーのそれぞれの成長物語がとても良い。素晴らしい。笑いあり涙あり、手に汗握り、「苦労ってのは、泥臭くても皆で精一杯足掻いて、最後に乗り越えて、仲間で成長を喜び皆で笑い合う為に有るんだよなぁ」としみじみ。
それぞれの過去も悲しくて切ないけど、それさえも今の仲間との絆や幸せに繋がって居る。そう思うと、無駄な事なんて何一つ無いなと感じました。
唯一の不満?は、続巻が無い事!○人の伏線回収全然終わって無いし、○剣の選び直し早く見たいし、このギルド全員まだまだメキメキ成長するだろうし、○人集団?の暗躍と目的知りたいし、作者さん!続き読ませて!!もっとみる▼いいね
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捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました
鉄板ストーリーは、様々有るが。2023年3月15日所謂「冷遇&搾取→追放→新天地で能力最大開花→追放元に鉄槌ざまあ→新天地ハピエン」モノで面白い物を読んでみたかった所。
他作の粗筋や評価で、「開花後チート過ぎて面白く無い・ざまあが足りない・よく有る展開」等々購入までなかなか至らず。
たまたま面白そうだと購入したこの作品は、キレイに上記の鉄板&展開で在りつつも、捻りが個性的で買って読んで良かったと思える作品でした。
主人公とヒーローの立場や彼の正体も、その展開もとても面白かった。主人公の事を一番に想い続け我慢に我慢を重ねた結果、竜人でも滅多に無い○○を為して良かった!でも、あんなに強い我慢続きは大変だったろうなぁ。
値引きで半額位だったので☆5ですが、定価だと星は少し落ちるかな?(最近の¥1200位のラノベは皆そうだけど)もっとみる▼ -
火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています
片眼の火神ネタバレ2023年3月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 高位の火神で物作りの神の屋敷や蔵は、玉石混淆の物達で溢れ返って居る。蝶の耳を持つヒロインは、物の「物語」を聴きながら探し物や、掃除を手伝いつつ、火神と仲を深めて行く。
「呪い」と言う罰?の前後の真相は、神話の天照とスサノオを彷彿とさせ面白かった。(火神は、スサノオ×カグツチ÷2、みたいだなと思った)
もし続きがあるなら、天照と火神の仲直りも読みたいな。
神話周辺でもスサノオは大祓詞の祓戸大神だし、シスコン(天照を慕ってる)だし、天照はスサノオを庇おうとして居たし。出雲では姫と民を救う英雄だし。天照とスサノオ仲直りifが読みたい(強欲)。
こう書くと堅苦しい和風ファンタジーの様ですが、ちゃんと面白いです。主人公の義姉は自業自得で水神周辺から所謂ざまぁ展開でスッキリ。猩々達の動向も良かった!
義母はタチの悪い術を持つ性格の悪い術者と言う最悪の組み合わせだったので、彼が誑かされた所はハラハラでした。もし続きが読めるなら、義母の明確なギャフンと実父も誑かされてた?真相が知りたい。勿論火神夫婦の浄めの物語や、蝶の耳による物の物語も面白そう。読みたいな。 -
国王陛下の溺愛ウェディング ~幸せをもたらす伯爵令嬢~【SS付】【イラスト付】
二部目のお話2023年2月27日前作の存在を冒頭で思い出し、何年か前に読んだ作品ゆえこちらで粗筋を読み直してから再読。
国内外の陰謀が物語に絡まり良いスパイスに成りました。周囲の家族愛が様々な形で、そして時代を越えて描かれて居り、どれも切なくて、でも皆一生懸命で応援したくなる「家族」達でした。
隣国の、クールな雰囲気ながら丁寧語なヒーロー(次作)と彼女の物語、読みたいな~と思って居たら既にこれ含めた三部作纏めて買って居ました笑。もっとみる▼いいね
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面白くて久々に全巻一気読みした。2023年2月11日主人公やヒーローは勿論、周囲の人物や仲間の妖まで個性的で魅力的で最高でした。面白くてあっという間に読破。
大抵の黒幕がタチが悪く強力ゆえ、人が亡くなる時は容赦ないですが、それを主人公やヒーローが立ち向かい撃ち破る姿は手に汗握りつつ強く引き込まれました。
また亡くなった人々も、主人公には「見える」ため亡くなって終わりでは無く、ホロリとするシーンも有りました。
物語の根元に日本神話・中国神話・怪異伝等が織り込まれて居り、世界の神話や伝承大好物な自分はお気に入り作品と成りました。
続巻、出て欲しいです!もっとみる▼ -
0試し読みからオネエの正体が知りたくて2023年2月1日正体は○○だな!?と思い、其れを確めたくて購入。
自称「自信も魅力も無い地味女」令嬢が、見事に侯爵令嬢にふさわしい気品と振る舞いを身に付け、美しく成長する物語。色んな意味でギャフンと言わせたシーンは笑った。
服飾系の仕事で数年間しごかれたので「誰かを綺麗にするのは楽しい」「自分磨きの努力は楽しい」両方の気持ちが共感できた。
☆4なのは、高位の令嬢にしては心の声に品が無い様に感じました。冷静な時は上品な令嬢なのですが。特にオネエとの初期の掛け合いが、ドタバタ、いや、口喧嘩?
リアルでも物語でも、オネエの持つ「普段は女性より女性らしい言葉と振る舞いだが、ふとした時に一瞬だけ見せる男の顔と言葉はどんな男よりも漢らしい」と言う魅力が好きなのですが、初期のオネエは直ぐに怒るのが惜しい。
2巻は今から読みます。☆5に成るかな?もっとみる▼ -
残り一日で破滅フラグ全部へし折ります ざまぁRTA記録24Hr.
Real time Attack!ネタバレ2023年1月12日このレビューはネタバレを含みます▼ カウントダウン的に話が転がる転がる。爽快かつ面白かったです。
悪役令嬢のフラグ折りは途中までハラハラ、途中から「どんな頭脳と手腕で盤上を引っくり返してくれるか!?」とわくわくしました。
ルシアのヒロイン視点を最初は「年の近い姉妹?いつでも一緒なの?」とか思っていましたが次第に不穏に成り、一体誰視点?と少しミステリー気分でした。
公爵令嬢がわくわくさせてくれる中、ルシア視点の人は誰?と心がざわざわ、最終的な大どんでん返しが有る意味ルシアにとって最悪のざまぁ展開で、大変良いスパイスに成って居りました。ストーカー、コワイ…。 -
清々しい「悪役令嬢」ネタバレ2023年1月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 「自分の目的の為なら手段を厭わない」「自分の為なら何だって踏み台にする」、と書くと完全に「悪役」な筈。
しかし、「自分」とは「優しくて善人過ぎるエミ」であり、彼女の望む世界(目的)は「自分の力が及ぶ限り、多くの人を幸せにしたい。救いたい」と言う、善なる世界。
ヒロインは紛う事なき悪役令嬢で在りながら、彼女の行いで世界が救われ良い方へ進んで行くのは爽快でした。しかも頭脳も力もチートだから、救う次元が超越して居る。
「悪因悪果」「善因善果」が厳しいというか激しいですが、自分はこれも有りかなと思います。ヒロインは言外に「馬鹿(リィナ筆頭の罪人)は死んでも治らない」と言ってた気がしました。 -
王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います
漫画から入ろうとして小説に辿り着いたネタバレ2023年1月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 小説しか読んで居ませんが、一気読みするくらい面白かったです。
ヒロインちゃん5歳の初めての神経衰弱で圧倒的勝利→「一度捲れば全部覚えられるから…」と当たり前の様に宣うの末恐ろしい子…。その記憶力で膨大な読書量&勉強量×十数年は、クセ強な王も王妃も一目置く令嬢に育つはずですわ。
古今東西、特に昔の高位の令嬢は、己を殺して家や結婚相手に尽くすのが当たり前だったのでしょうが、ヒロインは我慢強く、家や王族への忠義が篤い…あつ過ぎたのかも知れません。
自分を殺し続ける(でも蔭では努力を重ね続けて居る)姿は、少し可哀想でした。その分、所謂ざまぁ展開にスカッとしました。王子も理不尽野郎なままでは無く確り反省猛省して居た所も読後感が良かったです。
二巻読了。今回はヒロインの知識と頭脳で紐解くミステリ!…的なストーリでした。(本当のミステリファンは簡単に解きそうですが、)これはこれで面白かった。え?3巻出てる…?きな臭い?陰謀?ハイ、SALEの時に絶対買います。いいね
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魔界と人界の価値観の違いが凄いネタバレ2023年1月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 価値観の違い、の上に魔族の中でも最高位なヒーローは一筋縄では行かない。下手すると会話の途中で意思の疎通が空中分解するので、この状況にかなりヤキモキしました。
ヒロインが!忍耐強過い~!しかも領地の窮状の原因は伯爵父子では全く無い……。ヒロインが様々な理不尽にめげず、父親の遺志と己の領主としての責務を全うしようと奔走する、健気で賢く心胆ある姿にグッと来ました。
領地の窮状改善だけでも大変なのに、実は敵だった○○。奴の因果応報と悪業を、魔族のヒーローが容赦無く断罪してくれたのがスカッとしました。彼が高位の魔族だから反撃も断罪も出来たと思うので、前半のヒロインとのヤキモキも晴れました。いいね
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作者買い2022年9月10日この作者さんのヒロインは芯がしっかり通って居るので安心して読めます。ヒーローが単なる王子or高位貴族で無い設定も面白かった。巻末短編と後書きの設定読むと「結構設定作り込んで有るのに、ページ数足りなくて泣く泣く割愛。」感を凄く感じました(褒めてます)。なので2巻に分けても良いから折角の設定モリモリに生かした形で読みたかったかも。TL小説にしては少な目の閨事エピソードも、ヒーロー視点エピも、巻末の竜帝との後日譚も、もっと読みたかった!
初版から結構経ってるから無理かもだけど、後書きの続編出ないかな。今小説を漫画化するの流行ってるからそれ絡みとか。火崎さん原作なら失敗しないと思うのよ。もっとみる▼いいね
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無垢ネタバレ2022年8月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 世の中には様々なタイプのヒロインが居ますね。聡明さや心の崇高さや強さが、言動や物語の面白さに直結するタイプに惹かれがちでしたが、これだけ「無垢」で話が動くのが新鮮でした。ヒーローとの馴れ初めがちっとアレで、有る意味悲しいすれ違いですが、その後決して弱味に漬け込まない誠実さでおあいこにします笑。
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絵は、おどろおどろしい?ネタバレ2022年3月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 端的に言うと、ハピエン!現代の異類婚姻譚!めでたし、めでたし!です。
日本昔話のように、昔ならそんな関係も有っただろうし、それは何処かで今も密かに在るモノなのかも。とか思った。
お互い、同じ悩み方を別々に抱えて隠して居たのが、お互い「ヒト」らしいな。
70ページくらいの本当に短い短編なので、値引きされた時に買えたので星4です。いいね
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ヒロイン~!ネタバレ2022年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの性格が快活で聡明で優しくて、目の前の難問にも前向きに挑戦して、読んでいて気持ち良かったです。
ヒロインとヒーローの心のすれ違いの最中は悲しくて胸がキリキリしましたが、その分誤解が解け合った時、本当に良かったー!って祝福でした。
ヒロインが生まれもあり何事にも少し達観してるのに対し、ヒーローが我慢強いけれども独占欲が強く、曰く「子どもみたい」なのもギャップ萌え?みたいな感じで良きかな~。
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スピンオフネタバレ2020年11月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 間違ってジャケ買いした第二弾。読んでみて前作の続編だと初めて知りました。(偶々前後逆に読んだ)
前作では性格は、少し軽めで口も巧く回す分、甘い笑顔に隠して実は策を弄するのも旨い印象が良くも悪くも有りました。
それが今作は思い切り善い方に作用し、いわゆる胸糞な父親に完封勝ちした所がスカッと気持ち良かったです。冷遇してくる兄(皇太子)達から勝ちをもぎ取る所も。
冷遇から戦地の最前線に送られ、一般の兵士と共に死線をくぐり抜けて来た事が逆に、兵士から「この人の為なら何処までも着いて行く」と言う信頼感を得ていたのがアツかったです。これがヒロインを救うことに繋がるのも。いいね
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初めはジャケ買い。でも内容大当たり。2020年9月21日電子書籍初心者の頃イラストの高野さんの漫画だと勘違いして購入、爆。高野さんの漫画が好きだったのでよく確かめもせずに…。でも内容も面白くて結果満足です。
ヒーロー達の出生国での少し不遇なところも、結婚式での大どんでん返しに華を添える形となり、良かった。ヒーローが無法者に最後に放った台詞も良かった。
個人的には、おばあさまの立ち位置と物腰が素敵で、話の終わり付近でヒロインと会話するシーンが印象的でした。貴方はやはり○○だったのか…!もっとみる▼いいね
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背中の傷のくだりが読む度痛々しかった…ネタバレ2020年8月24日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒーローを洗脳?して自分の物にするためなら、陰で狡猾な嘘の吹聴や罠を仕掛ける、ヒロインの敵の本性は怒りが湧くほどでした。ヒロインも十分傷つき、やっとの思いで会えたのに(事故後回復直後&五年後の列車での再会)その心をへし折る様なややっこしい切っ掛けや罠を仕掛けおって…。
だから前半は、なぜこうもヒーローが無体を強いるのかと言う謎、見当は着くけど彼女達にどんな嘘を吹き込まれたのかなぜここまでそれを信じてヒロインの心を踏みにじるのか、訳が分からずヒロインと共に絶望的な気分になりました。
でも次第に彼の背景が記憶が紐解かれて行き、しんどいすれ違いがまだまだ続きながらも、最後にヒーローが全てを思い出し心から懺悔し悔恨を噛み締め、ヒロインとひと悶着有ったものの最終的には結ばれたときは、なんと言うかカタルシスを感じました。
ヒロインが一旦こうと思い決めれば、もう素直には成れなくなる一面も、駆け落ちに纏わる罪悪感と、彼女の善い面が運命の歯車の掛け違いが発生した故かなぁと。あともう一つの救いは、彼女は清貧ながらも、人に恵まれて居たことでした。 -
前回の理由ネタバレ2020年8月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 前回では徹底したオネエキャラぶりに、色物キターー!と言う感じでしたが、本作では、その理由が分かり話に正に華を添えて居ました。
幼い男の子と言うものは時に、簡単に酷い事を言いからかい人を傷つけますが、それが母親との不仲&早い死に別れでより一層心に陰を落とし、女性のような華やかさの服を身に纏い、女言葉を使うようになった…。
でも、ヒーローの言う「服(女性のように華々しい服飾)と、言葉や仕草は武器だ」から、自分の劣等感だった性質を逆に武器に変えたヒーローは強く賢い人間だなと感心しました。それをヒロインは身を以て教わり貴族の社交で胸を張れるように成れて良かった。
血気盛んだった時に身に付いた戦う時の強さと、女性のような自分の容姿を生かし女言葉で返り討ちにする姿の両刀使いは見ていて楽しかったです。 -
お堅い公爵様に迫ったら狼に豹変して朝まで離してくれませんっ!
10年ネタバレ2020年8月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 10年「待て」喰らわされるのはキツすぎる…。頑張ってるのに長年報われないヒーローがちょっとかわいそうになりました。そしてその反動か、GOサインが出るとヒーローがヒロインを貪欲に求める姿に、苦笑いと言うか結ばれて良かったねと言うか…。ヒーローの序盤の冷たい対応の理由が分からない内はモヤモヤしましたが、父親の娘可愛さ・親バカさに振り回された被害者でもあると思うと、ヒーローの我慢強さと努力には天晴れです。手のひらが武人と同じに成るくらい剣技を磨いたのだと思うと、これもヒロインを手に入れるための隠れた努力だったのだろうなと感じられ、ヒーロー…あんたって奴ァ…と感動しました。
あと作者さんには関係なく出版社の意向かもしれませんが、最近の恋愛小説タイトルの長文化、文章化、なんとかなりませんかね?「異世界転生チート物語」特有の、文章的長タイトルみたい…読む前に表紙で胃もたれする…。文学小説の様にしろとは言いませんが、昔は恋愛ラノベも、読み終わった後にタイトルの意味に「そう言うことか!」と唸らされる端的で巧いタイトルも有ったのに……。
この作品に限ったことではないのにここに書いてすみません作者さん。 -
オレンジの片割れネタバレ2020年8月5日このレビューはネタバレを含みます▼ この方の作品は初めて読んだのですが、例え方や比喩の使い方が面白いですね。既存の比喩だけでなく、作者さん独特の比喩の言い回しも面白かったです。
スペインのことわざの「オレンジの片割れ」と出てきた瞬間に、米津さんの「レモン」に込められた想いと曲自体の切なさがブワッと心を締め付け、同時に物語のヒーローの切なく求める想いにも心が締め付けられ、心の収集が付かなくなるほどでした。笑。
その後に「オレンジの片割れ」の比喩が出てくる度に切なさに押し潰されて涙ぐんでしまいました。
いや~信頼していた○○君の行いは、所謂ムナクソでしたね~。でもヒーローの対応が抜け目なくて安心しました。いいね
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一作目を読み直した勢いで再読ネタバレ2020年7月12日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロインの当初のヒーローへの印象が「数多の女性に朗らかに接する軽薄な男」(一作目)だったので、「男女関係なく誰とでも朗らかに接するのは、情報局で働く自分の仕事を滑にするため」とヒーローの印象ががらりと改善させられる二作目でした。
それだけに終盤のヒーローがヒロインを求めて問いかける言葉が、調子の良い甘言ではなく、切なく狂おしいほどの心からのものだと伝わり、キュンキュンしました。
ヒロインの、育ってきた家庭環境から「結婚」に全く関心持てない所や、一家を取り仕切るために育った為、誰かに頼ったり弱味を見せることが出来ないヒロインにも共感が湧き、各方面からの様々な思惑でガチガチな足場を打開して結ばれるに至った時は、ヒロイン・ヒーロー両側から見ても、幸せに報われて本当に良かったと感慨深かったです。
ヒロインの両親の秘密も、ちょっと涙が出ました。いいね
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クールで堅物で冷静なヒーロー2020年7月12日が好きなので、軍服シリーズの中では一番好きなお話です。三作目を読んだので、改めて読み返してみたくなりました。
ヒロインが親友に話した「夢」の真実と、ソーニャお得意のヒロインへの「独占欲と執着」が物語終盤で繋がったとき、ヒーローの堅物さクールさからは想像できない、ヒロインへの独占欲と執着のあまりの強さにゾッとしました。
でもヒロイン視点から見れば、長年色々大変だっただけに(ヒーローもそうですが)、嬉しそうな幸せそうな姿を見ると「報われて良かったね~」と思います。
後から考えると、ヒロインの事故にショックを隠せなかった直後から一転、あのセリフと「笑み」のなかにはもう既に、この計画と算段を立てて居たとは恐れ入ります。ほんの一瞬だろうに、流石、黒い狼。もっとみる▼ -
作者&シリーズ買い2020年7月8日この作者さんと軍服シリーズが好きで特に一作目は大好きで何回も読み返したのですが、三作目の存在を知り喜び勇んで手にしました。数年間濃い恋愛小説から離れてたのですが、やはりソーニャ文庫さんしかも富樫先生の作品は私のツボだと思い知らされまくりです。
各シリーズの三人の「ソーニャ具合」は、父親譲りだったのかと笑えるような苦笑いさせられるような。
個人的に超脇役ですがアンジェラのキャラが好きです。軍服シリーズはこれで終了のようですが、国と国との権謀術数や、それに絡む暗殺者や傭兵が国を挟んでしのぎを削り合う中での恋愛も読んでみたくなりました。もっとみる▼いいね
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先の展開が読めないハラハラ具合が良かったネタバレ2020年7月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 出逢った時は、上品で孤高な雰囲気通りの紳士的な雰囲気そのままの、丁寧で敬語での閨シーン。それと、彼の本業の顔が少し知れてからの、権力や地位を持った者の有無を言わせない、端的で命令形に近い言葉遣いのギャップに悶えました。
普段の言葉遣いも閨でのシーンの語気の強い言葉もヒロインを強く求める切望が現れて居て、今まで己の本当の目的以外には何の執着も持たなかったヒーローが、ヒロインの優しさや律儀さ懐の深さと芯の強さに引かれて行く姿に心を動かされました。
ヒーローが暗躍する魑魅魍魎蠢く政財界の権謀術数に巻き込まれるヒロインに、とてもハラハラさせられましたが、それも読後には物語の良いスパイスと成りました。ヒロインの、それでも彼の側に居たい、愛し続けて生きたい、と想いを言動に移す姿は、ある意味強い爽快感を感じられました。竹を割ったような。
決着が着いたときの、ヒーローの怨敵・宿敵の「年を重ねると業を下ろしたくなる」と言う言葉は世のとおりの真実だと思いました。
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忘れる切なさ 忘れられる切なさネタバレ2020年7月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 冷徹(に見える)ヒーローに怖じ気つかず、悪夢に悩まされるヒーローに寄り添い、どうか夢で苦しみませんようにと祈り手を取り続けるヒロインに、求婚したヒーロー。婚約から結婚までの間に自国の手元に置くことを望み、婚前にも関わらず自分のものにしてしまうほどで、ヒロインの愛されっぷりが微笑ましい。
しかし前王の国土拡大の為の強硬的な戦争により、深く傷ついて仕舞った者が国内外に沢山居り、本編のヒロインも悪役もその一人でした。戦争で沢山のものを失った悲しみと怨みからヒーローを苦しめ、ヒロインを何度も深い絶望の淵に叩き込んだ悪役でしたが、本人は実はヒロインを敬愛しており、最期に彼が選んだ選択にはなんとも言えない切なさで涙が出ました。
ヒロインの師が評した通り、彼の本質は、優しくて穏やかな人間だったのだと思います。…それが戦争により歪められたのがなんとも苦しく悲しくなりました。
ヒーローが二度目に記憶を失った時の、白い紙に綴られた彼自身の切なる想いには、ヒロイン同様涙が止まりませんでした。
最後に完全に記憶を取り戻した後、記憶を失っていた自分(ヒーロー)がヒロインをどう抱いていたのかと妬いて居るのを見て笑ってしまいました。いいね
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無表情、仏頂面、寡黙、不器用、etc. etc.ネタバレ2020年7月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 現実の「人間関係を滑に深める会話や振る舞いの方法」書籍に、おおよそ書かれているであろう人と人の仲を深める為の鉄板の言動を、ことごとく薙ぎ倒すコミュニケーション法を常日頃からぶちかますヒーロー。(本人自覚有り)
対して、心が読める薬を貰ったにも関わらず、安易にそればかりに頼らず、ヒーローの想いを自力で知ろうと努力を重ね、自分の出来る方法を模索するヒロインの聡明さと健気さと意思の強さに感嘆しました。
自他ともに認める鋼の自制心を持つヒーローが、ヒロインの愛らしさに閨で自制が効かず荒ぶって行ったり、仕事場では嫉妬からヒロインに対してふたたび暴走する姿は、普段は冷静で冷徹で完璧な仕事と表の顔を持つヒーローの姿とのギャップが凄まじいので、とても萌えました。
最後の形勢逆転の閨シーンも、ヒーローの過去も含めたヒロインへの想いが良く分かって良かったです。いいね
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らぶらぶネタバレ2020年6月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 義母に牛馬のように酷使されていたりんが、偶然稲荷神と出逢い、最初は戸惑いながらも、しとねで言葉で愛撫で、次第に愛されていくのを受け入れていきます。家で奴隷のような扱いを受けていたりんが、すったもんだ有りつつ最終的には皇子に求愛と結婚(?)を受け、幸せに成れて良かったなぁ、と安心しました。
都の他の女性達とは違い、きらびやかな衣装にも甘くて高級なお菓子にも甘んじて享受するだけではなく、住まわせてもらってるからには何か役に立ちたいと、家事に勤しむ姿は好感が持てました。いいね
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何度泣いたか2020年6月21日他の人間とは違う、特殊な感覚を持つ主人公。それゆえに周囲の人間どころか、血の繋がった実の両親でさえ畏怖し、忌むべき者と言う眼でいつも見られています。そして低級の神々やあやかしの低度のちょっかいは、歳を追う毎に顕著に酷く荒々しい、主人公への執着へと変わっていきます(そこに主人公の魂の秘密があるのですが)
そんなときに表れた神様の朔。主人公は幼すぎて忘れていたけど、朔はあの時の会話を心から嬉しく想い、覚えていた。
主人公は、あやかし達からどんなにひどい目に会っても、彼らの心の奥底に有る良い部分や善なる心をしっかり見ています、強く信じています。その健気さに、何度も泣きました。朔が、彼女を愛する理由、手放したくない他の者に奪われたくない強い思いが良く分かる程の純真な純粋な健気さです。
「 瀬を早み 岩にせかるる滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 」
この百人一首を習ったときは、大自然の美しさ力強さを、愛する人を思う激しい情熱が掛けられていて、素敵な歌だなぁと感動したのですが、この歌はこの物語では、主人公と朔で2回、因縁ある他のキャラクター達で1回、強く想起させられます。
後書きにも有りましたが、鬼丸の過去も1つの物語として読んでみたいです。もっとみる▼いいね
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オネェ神2020年6月21日今ほど異世界転生物が溢れてなかった頃の転生ラブコメ作品ですかね。転生前と後の世界の、恋愛観・恋愛マナー・愛情表現とその解釈の凄まじい違い……その他諸々の文化や風習の違い、(そしてオネェ神が主人公に設定した「ウサギ体質」により)、本当は両片思いなのに、すれ違いまくりまくりまくり…。
主人公も悶えまくってましたが、読んでるこちらも身悶えするほど、すれ違いが過ぎてヤキモキしました。だから心が全て通じ合ったときはホッとした~。
ただ、最後のイイ所で神の召集が掛かって、寸止めと成り、ハッピーエンドなのは伝わるけど、最後までちゃんとやってぇぇぇ()と、続きの欲しい展開で終了&続編無しなので☆4です。クスッと笑える場面も多く、ラスト以外は☆5なのになー。もっとみる▼いいね
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学ぶこと、生きることネタバレ2020年4月5日このレビューはネタバレを含みます▼ 恋愛物語に戦争体験を無理無く絡め、自分と同じ等身大の目線で、様々な登場人物の人生を追体験させていただきました。
「違う時代の過去の時代の、悲しい出来事・戦争」ではなく、「私や私の大切な人達の身に起きた出来事・戦争」を味わった気分です。貴重な体験。有り難う御座います。
コミカルな場面も多く沢山笑わせて貰いましたし、戦争について広島や沖縄で学んだ事も反芻して人々の様々な想いと悲しみと愛情に涙を流しました。特に4巻は涙が止まる暇も無く、目は充血で腫れ上がり泣きすぎて頭痛、鼻水拭きすぎて鼻先真っ赤っかに成りました。笑。鼻が痛い□
死に往く者・一旦その覚悟を決めた者は、死に際しても(決意までに涙を流したとしても)心は晴れやかで、死地に送り出す者こそ哀しみやどうしようも無い切なさが深く募るのだなと、両者の想いに涙が止まりませんでした。
転生後?結婚式場で、いさじさんとみさおが結婚?していたり、空襲で亡くなった赤ちゃんが健康に生まれて居たり、これも泣きました。
沢山の学びと感動を有り難う御座います。 -
面白かった。2020年2月16日タイトルのパンチ力と評価の高さで購入。何度も心動かされて泣かされる場面もありながら、会話が面白くテンポ良くて最高でした。心が苦しくて泣きたくなる展開と明るい楽しいやり取りのバランスや配分が良い。ヒーローとヒロインの会話、高嶺と天宮の会話、羽澄の家族の会話、みんな面白かったです。
あと、主人公がスケッチや日本画を描く過程の場面も目の前で見ているような感覚で、巧い書き方・表現の仕方の出来る作家さんなんだな~、と感じました。そして何となくですけど、今まで読んだ他のTL小説作家さんよりも、この作家さんの知識の高さと頭の中の情報量の多さを感じました。それが作品にきちんと反映されて居るようで素晴らしいです。良い作品を有り難う御座います😊もっとみる▼いいね
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