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ERR_MNG
レビュー
今月(10月1日~10月31日)
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シーモア島


投稿レビュー
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気になる~ネタバレ2013年6月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 大変面白く読ませていただきました。中学生の男の子が主人公です。ある日、彼の前に鳥形の星獣が現れ「ダラシャールという国の法王である」と告げられます(※チベットのダライ・ラマのように輪廻転生によって継承されるらしい…)。それから主人公を取り巻く環境は一変してゆきます。登場人物が多く、舞台も時を越え場所を変え世界を巻き込みと、とても読み応えのある作品でした。『ペットショップ・オブ・ホラーズ』のD伯爵もチラッと登場していたのが嬉しかったです。ラストはあえて読者自身の想像と解釈に委ねるという作者の意図が込められているのでしょうが、私的には是非続編を描いていただきたいと願うほど後の展開が気になって気になって仕方ないです。
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じわじわとハマったネタバレ2012年7月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はよくある陰陽師や妖怪モノと思っていましたが、意外な面白さに徐々に引き込まれました。
なぜなら登場人物がとても魅力的だからです。
ヒロインの徹底的にサバけた男前な性格もそうですが、彼女を取り巻く人達の謎に満ちたキャラに魅了されました。
彼女の養父(天才陰陽師)に関しては、特に掴みどころがなくミステリアスで、その人物像はラストまで最大のテーマとして扱われます。
“実は良い人でした”という、ありがちなオチにしていないのが小気味良く私好みでした。
妖怪や幽霊の描写は少し大雑把ですが、ストーリーがしっかりしていて、伏線も絶妙に張り巡らされています。
試し読みのつもりが、先が気になり2日で全話読んでしまいました。
欲を言えば、あと2、3話位プラス描いてほしかった…。
最大の山場を解決し終えると呆気なく『完結』してしまったので、少し戸惑い余韻に浸れませんでした…😁。
ある意味潔いですが😃
彼等のその後がとても気になります。
続編を描いてほしいですね~ -
😢2012年5月21日死期の迫った祖父の不思議な力により、大正時代へタイムスリップした主人公…。
物語の入口が荒唐無稽なので、それほど期待せずに読み始めたのですが、心震える感動的なストーリーでした。
友情・恋愛・サスペンスetc...あらゆるエッセンスが繊細に組み込まれた作品です。
また、緻密に計算され張り巡らされた伏線にグイグイ引き込まれます。
登場人物達の背景にある悲しいドラマや心理描写が本当に繊細に描かれていて素晴らしい。
それぞれの人物像に魂が込められていて、深く感情移入してしまい幾度も目頭を熱くしました。
切ないストーリーですが、読み終えると暖かい気持ちにさせられます。
もっとみる▼ -
面白い✌ネタバレ2012年5月17日このレビューはネタバレを含みます▼ マキャヴェッリ著『君主論』で理想的な君主と評されたチェーザレ・ボルジアの華麗なる半生にオカルト的な要素をプラスした作品。
枢機卿である父・ロドリゴは自らの野望『教皇の座』を得るためにその見返りとして、間もなく誕生しようとする我が息子・チェーザレを生贄に捧げる契約を魔物と交わします。(手塚治虫の“どろろ”を思い出しました😃)
美しく聡明に成長していくチェーザレ。
しかし父の裏切りを知り、我が身に巣くう魔物に心まで支配されつつある己自身を呪います。
彼にとって唯一の救いであるキアロ(ミケロット)の存在により、かろうじて人間の心を保つチェーザレの姿はとても痛々しくて切ないです。
一方、冷酷で残忍な顔を併せ持ち美しく妖艶なチェーザレに、出会う人々は畏怖の念を抱きながらも魅せられてしまいます。
オリジナリティ溢れる解釈で描かれた悪魔的チェーザレ・ボルジアと、史実に伝わる彼の人物像が違和感なく融合しています。
政治的背景もしっかり描かれていて面白いです。
ただ、内容が濃く長編なのでラストをもっと掘り下げて描いてほしかったです。
(それまでが激動の連続なので、その反動によるギャップのせいか意外に呆気なく感じた…😃)
あと、今更ですがこの手の絵柄は個人的に苦手です😁
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深いネタバレ2012年5月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 恥ずかしながら、このシリーズの存在を最近知りました…。
TVアニメの『フェイト・ゼロ』(※本作品の十年前の設定を描いた作品)があまりに面白かったので興味をもち購入して大正解!
一見幼くて可愛い絵柄とは裏腹に、テーマ性の深いストーリーに夢中になりました。
7人の魔術師達“マスター”が、英霊となった伝説の英雄達“サーヴァント”を魔術召喚し、「聖杯」をめぐって壮絶な死闘を繰り広げます。
神話に伝わる宝具や魔術を使った戦闘シーンは迫力があります。
戦闘だけでなく、登場人物達の心理描写や背景にあるドラマ、緻密に計算され張り巡らされた伏線は素晴らしくグイグイ引き込まれます。
意図せずマスターとなってしまった主人公・衛宮士郎。
命を奪い合う“聖杯戦争”に大きく疑問を抱き、未熟ながらも全力で阻止しようとします。
命の尊さを訴え、ブレる事なく正義を貫こうとする士郎の心の強さに感動します。
また、英雄達の華やかな伝説の裏に隠された、あまりにも悲しい物語が繊細で巧みに描かれています。
特に名もなき孤高の英雄“アーチャー”の強い信念の追求の果てにある計り知れない絶望と孤独を想うと切なくて心が震えます。
“正義”とは何か…と深く考えさせられる作品です。 -
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不朽の名作ネタバレ2012年5月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 最愛の妹メリーベルを失い天涯孤独となったエドガーは、どこか妹の面差しに似た少年・アランを『ヴァンパネラ“ポーの一族”』へ迎え入れます。
…永久に美しい少年の姿をしたエドガーとアラン。
永い歴史の中に伝説のように断片的に残る彼らの足跡…。
しかし、確かに彼らと出会い束の間の時をすごした人々の鮮やかな記憶の欠片を遡り繋ぎ合わせると、そこに『エドガーという少年とその妹メリーベル』の奇跡のような一つの悲しい物語“原点”が浮かびあがってくるのです……。
何度読んでも、緻密に計算されたストーリーと繊細な心理描写に唸らされます。
エドガーの計り知れない絶望と孤独を想うと、心が震え胸が痛くなります。
近年特に吸血鬼ブームで国内外問わずあらゆる作品を目にしますが、四十年近くも昔にこれほど完成度が高く、今なお他の追随を許さない名作を描きあげた当時の萩尾望都の早熟さに改めて驚かされます。
子供の頃に読んだ時は、薔薇の咲き誇る“ポーの村”とエドガーは現実に存在しているのでは…?と夢想したものです😃
この奇跡のような作品に巡り会えた事は私にとっての悦びです。
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着眼点が✌✌2012年4月27日着眼点が新しくユーモアがあり、絶妙に肩の力が抜けていてシュールな作品です。
他の戦国時代ものの作品は、ひたすら戦いだけを描いたものが多いですが(それも面白いですが…😃)、本作品は違います。
文化・芸術的な面にもスポットを当て、戦国時代に生きる武人達の芸術品に対する凄まじい物欲を描き、個々の人物像が新しい角度から人間臭く表現されています。
特に、織田信長の持つ壮大な世界観と研ぎ澄まされた感性をリアルに描いています。
信長の家臣“主人公・古田左介"は、千利休を通じて茶の湯の世界に触れ、わびさびの奥深い精神性を学びます…。
…好みはハッキリ別れるでしょうが、じわじわとハマっていく面白さです。もっとみる▼ -
面白い…がネタバレ2012年4月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 作品紹介だけ読むと半信半疑だったのですが、レビュー高評価を信じて購入を決意!個性的な設定のファンタジーでした。
あらすじは……
臆病で男性恐怖症の主人公・ルカは、何者かの導きにより、社会が女尊男卑で成り立っている異世界へ突如迷い込みます。
男たちが差別され虐げられている姿を目の当たりにし、ルカは心を痛めます。
やがて謎の美しい奴隷(♂)に出逢い、二人は次第に惹かれていきます…。
そして何故か女王に命を狙われ続けるルカ…。そこには前世からの深い因縁が関係していました。
逃亡と戦いの日々のなか、ルカの強く逞しく成長していく姿を描いています。
…ただ残念なのは絵と心理描写です。
一見美しく丁寧ですが、平面的な絵に躍動感はなく、戦闘シーンは稚拙で迫力に欠けます。(…なのに何故戦いがメイン?)
表情に乏しく(…ほぼ無表情🙄)、美形の描き方がワンパターン…。(…髪型と服装で判別🙄)
テーマは“壮大な戦いと激しい恋”であるのに、心情も深く掘り下げて描かれていません。
設定はとても面白いが、表現力が追い付いていないせいか、ストーリーに緩急がなく淡々と進んでいく印象を受け、物語の世界に浸りきる事ができませんでした…。 -
感動的ネタバレ2012年4月13日このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終えて、まるで一本のドキュメンタリー映画を観たような感覚になりました。
ラブストーリー・ヒューマン・サスペンスと色々な要素の含まれた、内容の濃い作品です。
ニューヨークを舞台に、ゲイ社会の悲しい側面がリアルに表現されています。
静かに愛を育む二人に忍び寄る不穏な影。
大きな事件に巻き込まれ、世間の好奇の目に晒される事となります。
二人は傷つきながらも寄り添い互いの手を絶対に離しません。
BL系は正直苦手な私ですが、そんな事は忘れて二人の深い愛情に感動しました。
最後に安住の場所を得た二人の幸せな姿に胸が熱くなります。 -
最高2012年4月12日子供は胸を躍らせ、大人は胸を熱くする…そんな物語です。
宇宙飛行士であるヒビトを弟に持つ主人公のムッタ。
幼い日に誓い合った兄弟の夢を一人叶えた才能ある弟にコンプレックスを抱き続ける日々…。
しかし“兄の秘めたる才能”を見抜き信じてきたヒビトの後押しにより、ムッタはもう一度夢を追う決心をします。
サラリーマンだったムッタのゼロからのスタートなので、宇宙飛行士に関する知識が全くない私でも順を追って理解でき、頭を抱える事なくすんなり物語に入っていけました。
ムッタの、ネガティブでいて大胆、ドジだけど頭は良く、軽薄そうに見えて真面目でハートの熱い、ギャップのある性格がストーリーをより一層面白くしています。
脇を固める登場人物もかなり濃い濃いです。
笑いあり、涙と感動も多々あり、エンターテイメント性の高い作品です。
もっとみる▼ -
バトルロイヤルネタバレ2012年4月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 少しネタバレしますが…
神から未来予知の能力を授かった12人が、能力を駆使して殺し合うバトルロイヤルです。
最後に生き残った1人が神の後継者となります。
主人公を盲目的に愛する狂ヒロインの存在が、物語の重要な鍵を握っています。
一見可愛くて無垢な彼女が、実は大きな秘密を抱えながら一番冷静で残酷にコマを進めていく様子が恐ろしくて、物語を一層面白くしています。
優柔不断で偽善的な主人公には、もどかしさを感じますが…。
12人の互いが予知能力者なので、裏をかいた心理・頭脳戦がとても面白いです。
ラストは予想外の展開でした。 -
面白い✌ネタバレ2012年4月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品のなかで「ARMS」は特に好きです。
他の皆川作品に比べてシリアスで、敵も含めた登場人物の心理描写や背景にある悲しいドラマ、恋愛部分が一番繊細に描かれていると思います。
傷つき苦悩する主人公の姿が本当に痛々しくて切なくなります。
科学的な設定も面白いです。
未だ未知数で謎多き「地球外鉱物」を腕に移植された主人公。
実はそれ自体が意志を持つ変幻自在の“金属生命体”で、時には自ら反物質(反素粒子)を生成したりと戦闘のバリエーションが豊富で飽きません。
一見荒唐無稽だが、読者を納得させてしまうリアリティがあります。
敵も魅力ある能力者が次々と登場し、壮絶で壮大な戦いが繰り広げられます。
童話「不思議の国のアリス」の引用が絶妙でミステリアス。物語を一層面白くしています。
ラストまで予想外な展開の連続で、ストーリーにどっぷり引き込まれました。 -
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情熱的2012年4月5日我々の文明が滅びた後の、遠い遠い未来の日本国が舞台。
王族による独裁体制が長く続き、国家としては未だ未成熟。我々の歴史観で例えるなら平安時代~戦国時代~江戸末期…をMIXした様な背景です。
少女サラサは、今は亡き双子の兄『運命の子・タタラ』の名を引き継ぎ、兄の仇である“赤の王”を討つべく、同胞達の希望を背に王家へ戦いを挑みます。
戦いの日々の中、シュリとの宿命的な出会い…それから嵐のように物語は進んでいきます。
“少女サラサ”と“英雄タタラ”との狭間で葛藤し、シュリへの日々募る想いを胸に秘めながら、男と偽り戦い続ける姿は痛々しくて切ないです。
少女漫画ですか…?と疑うほど、戦いは壮絶で残酷で容赦ない。
そして禍々しくも美しいです。
登場人物達が本当に魅力的(ビジュアルを含め)で、ひとりひとりに魂が込められていて、心理描写の繊細さに心が震えます。
絵のディテールが大雑把なので一見読みづらいのですが、重要なシーンでの鬼気迫るほど美しい表情と、息をのむほど迫力のある表現力には圧倒されます。
戦いもさることながら、情熱的な深い愛を描いた感動的な物語です。
巨匠漫画家達の作品へのオマージュ(パクリともとれる…😁)と思われるエピソードやシーンが所々あり、それを発見するのも一興です。もっとみる▼ -
夢中です2012年4月5日カラーは全く違いますが、田村先生の傑作「BASARA」と甲乙つけがたい程、「7SEEDS」も傑作と言えるでしょう。
絵のディテールが大雑把なので一見読みづらく感じますが、重要なシーンでの息をのむほど迫力のある表情と、美しい表現力には圧倒されます。
隕石衝突により一度絶滅し、生態系や環境が様変わりした地球が舞台です。
隕石衝突による人類滅亡を危惧した政府の要人達により無差別に選ばれし数十名の若者達が、コールドスリープによる永い永い眠りから目覚め、絶望的な環境の未来の地球へいきなり放り出されます。
登場人物は多いのですが、それぞれがとても個性的で、繊細で巧みな心理描写に深く引き込まれます。
ひとつひとつのエピソードに心が震えるほど切なくなり、悲しみや葛藤を抱えながらも、決して希望を失わない彼等に感動させられました。
こんなにも生き抜く事を真剣にリアルに感じた漫画は初めてです。
まだまだ先が見えなくて、かなり長編になるでしょうが、最後まで読み続けたい作品です。
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妬み嫉みネタバレ2012年3月30日このレビューはネタバレを含みます▼ オペラの世界にはあまり興味がなかったのですが、一条先生の描くしっかりしたストーリーと華やかな絵に、すんなり入っていけました。
才色兼備で順風満帆な人生を送ってきた少し世間知らずのお嬢様が、オペラ界での成功を目指すサクセスストーリーですが、ちょっとトントン拍子すぎるかな…?
そんな中、主人公『史緒』に対して凄まじい嫉妬をし執拗に邪魔をする『萌』の存在が、まるで史緒に取り憑く“生き霊”の様にしつこくて良い味出していました😃
あまりの痛々しさに、後半は可哀想に思えてきました…。
彼女の存在がなければ成立しない物語ともいえるでしょう。 -
大人な物語2012年3月30日時代背景は中世ヨーロッパ的ですが、地名など完全オリジナルな世界が舞台です。
“行商人ロレンス”と“豊穣の神・賢狼ホロ”のひょんな出逢いから始まる二人旅のお話です。
各町での、行商人同士の綱渡りのような危うい駆け引きに毎度ハラハラさせられます。
ロレンスの知識も知恵も度胸もあるが若輩ゆえの経験のなさを、ホロが鋭い洞察力と観察眼をもってさりげなくフォローする、絶妙なバランス関係がステキです。
謎かけ問答のような二人の会話のやりとりも小気味よいです。
ホロが生意気で甘え上手でとにかく可愛いです。
普段は美少女ですが、本来の狼の姿に戻った時の大迫力には畏怖するとともに、その神々しさと美しさに魅了されます。
“もののけ姫”にでてくる狼(名前忘れましたが…😁)を思い出しました。
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ジュエルマスターネタバレ2012年3月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 皆川先生おなじみの、スケールの大きいテーマでアクションシーンも満載です。(他の皆川作品に比べ、迫力は若干劣るが…)
ダイヤモンドの利権をめぐって巨大な組織の陰謀が渦巻く中、宝石のパワーを利用して戦う『ジュエルマスター』達の存在が個性的で面白いです。
個人的には、Episode6「エメラルドの瞳」辺りから敵の輪郭がみえてきたので、面白くなっていきました。
欲をいえば、他作品と違ってせっかく女性が主人公で宝石が題材なので、もっとゴージャスで華やかなシーンも増やして欲しかったです。主人公がちょっと地味かな?(※顔は美人)
ゴリラ並みに強いですが…😃
あと、(箸休め的な…)本筋からそれたEpisodeもあり、ちょっと退屈に感じました。私はせっかちなので…😁
ただ、伏線が無数に張り巡らされているので、これらがこの先どう繋がっていくのかワクワクします。期待してます❤ -
世界観が好きネタバレ2012年3月25日このレビューはネタバレを含みます▼ インド神話なども織り交ぜた壮大なファンタジーです。
グロいシーン(内臓飛び出たり)がハンパなく多いのですが、不思議と不快感はないです。
主人公の八雲は、齢300歳の少女?“三つ眼妖怪パイ(=さんじやん)”に命を救われ、パイの妖力により不死身の肉体を得ます。
そして、パイの 「人間になりたい!」 という悲願を叶えるため、二人は『人化の法』を探す旅に出ます。
“さんじやん”のルーツを探れば探るほど謎は深まる一方で、何故だか二人の前に次々と敵が立ちはだかり、物語はとても複雑に絡み合っていきます。
登場人物がとても多く長編なので、話が脱線してるのでは…?と不安になりましたが、根気強く読み進んでいくと多くの伏線がつながりスッキリしました。
さまざまな出会いと二人を待ち受ける過酷な試練のなか、八雲の逞しく成長していく姿、二人の真っ直ぐな想いと深い絆がステキです。
人類の存亡を左右するラストはとても感動的でした。
読み終えると暖かい気持ちになります。
以前は途中で読むのを断念したのですが、今回最後まで読んで良かったです。
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ハマる面白さ✌2012年3月4日陸海空、全ての乗り物を自在に操るアクションシーンは必見です。
絵がとても丁寧で、マシンや武器のディテールも素晴らしい。読んでいてストレスを感じません。
エピソードによって原作者が様々と変わり、細やかな取材に基づいた中弛みのないしっかりしたストーリーに仕上がっています。
中盤から特にスケールが大きくなっていきハマりました。
登場人物も皆甲乙つけがたいほど個性ある魅力的な面々が揃っています。
内容の濃い贅沢な作品です。
既に作者の他作品を知る方々にとっては、期待を裏切らない面白さだと思います。
ページ数も多いので満足です。
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おもしろっ!!2012年2月29日面白い!
主人公アキラの、ほのぼのしたキャラと、時折見せる凛々しい姿とのギャップがステキです。
鎌倉時代から代々続く刀匠の家に生まれるアキラは、刀に宿る魂の姿が見える能力があり、様々なトラブルを危なっかしくも解決していきます。
シリアスなストーリーのはずですが、登場人物達が個性的なので笑えるシーンもあり楽しめます。刀の魂達のキャラも、とても素直で愛嬌があり魅力的です。
刀にまつわる話はしっかりしていて、お勉強にもなりました。
ヒューマン的な要素もあるので刀に全く興味がない人でも引き込まれるストーリーだとおもいます。
絵はナチュラルでとても綺麗です。もっとみる▼ -
暗ーい2012年2月28日楳図先生の「漂流教室」のネカフェバージョンです。異世界の風景も似てますね。
本家も怖かったのですが、こちらの作品は登場人物達が大人なので、人間の黒い部分をより生々しく感じらました。
それぞれが普通の人で華やかさはないのですが、それがリアリティさを増していると思います。
この世界では暴力(性的なものも含め)が絶対的な権力を持ち、どんどん地獄のような泥沼な展開になっていきます。
よくできたストーリーで、読んでいて段々ムカムカしてくるほど、引き込まれてイッキに読みましたが、
主人公が魅力性に欠ける点と、とにかく陰気で気が滅入ってしまったので、評価は3つです…。もっとみる▼