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今月(10月1日~10月31日)
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感情が天候に反映される特殊能力持ち令嬢は婚約解消されたので不毛の大地へ嫁ぎたい(コミック)
定番設定の物語。独自性はどこに、、?ネタバレ2025年9月30日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。
『電子コミック大賞2026』エントリー作のため、コミック1巻丸々無料! ありがとうございます! でも1巻でお腹一杯になりました(笑)。
なろう系名物の、どこかで読んだ定番設定を盛り込んだ物語で、それらが中途半端で物語のなかで噛み合ってないので、、ご都合主義感満載で、、、独自性どころか、、、。
結局、皺寄せはヒロインにきたみたいです。神レベルの能力の設定が説明不足。それに、隣国に追放されてすぐに新たな婚約者にトキメキますか、、、、?
で、魅力のないヒロインをカバーするために、悪役(元婚約者)は原作よりさらに酷く改編されて、、。
ハァ〜、先が見えすぎて、2巻以降を購読するのは、ちょっとしんどいかなぁ〜。いいね
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隠れ星は心を繋いで~婚約を解消した後の、美味しいご飯と恋のお話~【電子単行本】
コミカライズ化! ウ〜ン、駄目みたい、、ネタバレ2025年9月29日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。
物語の雰囲気が(私好みで)ほっこりしていて、コミカライズ化でステップアップできるか?、、と淡い期待を抱いてたんですが、、駄目だったみたい。
そりゃそうよね、、ヒーローの設定がバレバレ、、、。一流の騎士なら均整がとれた体格で姿勢もいいハズ。のんびりヒロイン!何故気付かない(笑)? (これは作画担当者の責任ではありません。この設定そのものに無理があり、キャラデザが付いてそれが顕在化しただけです。
ほんとに、貴族と婚約できる家格のお嬢様がお一人で、馴染みの食事処で、仕事帰りに、他の男友達と頻繁に外食して、愚痴るって、、。素行不良でゴシップネタのコンポ!、、どんな異世界(笑)? まぁ、、こんな無茶ブリ異世界はなろう系ではもはやお約束で、(私は)慣れました(笑)が、、、。
それでも2巻迄はそこそこ楽しく読めました。原作既読なので、それ以降のイライラ展開が予想されて、、購読中断。
物語の世界観にそぐわない新キャラ•王女様が登場し、物語の暖かい世界観が壊れ、ムカムカモードが生じてきます。
もともとの基本設定が中途半端で、脆弱な世界観の物語です。それが異分子キャラの登場で、、、(涙)。
物語の設定、異分子キャラの登場、、世界観の崩壊、、本当に残念な作品です。いいね
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物語の世界観が可も無く不可も無く、、?ネタバレ2025年9月29日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。流し読みでした。可も無く不可も無く、、面白くないことはないけれど、、何故か微妙な印象、。
今回、書籍1巻を流し読みして、、わかりました。
私、物語の世界観に入れなかったんだ!
裕福な商家の娘。職業司書。勤務時間は? 庶民的な料理屋の常連客?婚約者がいるのに名前しか知らない若い男と友達感覚で料理をつつきながら談笑?、、、〈コンナ異世界アリエナイ〉と、私の[読書センサー]がブレーキをかけて、物語世界に入れなかったようです。
冷めた感覚で物語を流し読みしたので、男友達の正体がわかっても〈ヤッパリそうね〉と生温かく納得。
せめて、料理の内容がもっと詳細(個性的)だったら、料理ラノベとして読めたのかも?、、アッ、ヒロインが王宮食堂に勤務する料理人だったら、、? ウ〜ン、そうすると、ヒーローとの出会いが、、、。
全ての設定が無理ではないが中途半端で、お互いに噛み合わず、堅牢な物語世界が構築されずに終わった物語、、なのかもしれません。
書籍2巻未読。Web系原作既読時、評価を大幅に下げた内容でした。これは原因ははっきりしてます。物語の世界観にそぐわないキャラ•王女様の登場です。
この物語の特色は政治とは距離を置いたほっこりした雰囲気です。それに馴染まないキャラ、、(泣)!
結論、私には合わなかった物語でした。いいね
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黒妖の花嫁~忌み嫌われた私が冷酷大尉に愛されるまで~【単行本版】
『和風花嫁シリーズ』の私のお気に入り!ネタバレ2025年9月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 単話版で数話読み、、心惹かれた作品。私的に命名した『和風花嫁シリーズ』に分類しましたが、その世界観と画力がマッチしていたので、独自路線を歩めれば、良作になるのでは、、、と期待していましたが、、、ウン!良いですよ、、ドンドン他の類似作品と違う展開になっています。
何より、悪役まで美しく神秘的で物語の世界観にドンピシャだったので、登場時、怖気もしてゾワッとしました(笑)。
良作には魅力的な悪役(or脇役)が必須条件です。
これまで冒頭の展開が良いのに話が進むごとに、お約束展開の羅列andおバカ悪役or設定の食い違い•矛盾が続出し、、購読意欲をなくした作品のなんと多かったことか、、(涙)。
この作品には今のところ、、それらが見受けられません。今後は無用の引き延ばしor尻すぼみ展開(完結)が心配ですが、、、私がやっと見つけた〈『和風花嫁シリーズ』のお気に入り〉です。コミック版で気長に追いかけようと思います。
シーモアの『電子コミック大賞2026』のエントリー作品ですが、今後の展開次第ではブレイクし、多くの人に購読される良作になるかもしれません。 -
流行りなんですかね? 魔道具師って、、、ネタバレ2025年9月25日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作(未完)読了。
冒頭の設定がよく似た物語があったような、、、(汗)。ただし、似た様な物語は他にも沢山あるので(笑)、気にしないで読みました。、、、
気になったのは、、、魔道具! 魔道具って何でしょうね? それさえあれば魔力が無い(少ない)者でも魔法が使えるの? 魔力が無くても魔道具を制作できるの? エッ?選ばれた人だけが制作できる? それなら、優秀な魔道具を量産できる魔道具師は国の最重要人物じゃあないの?、、そんな人物を、低待遇で連日徹夜させて勤務させる??【魔道具の設定】はどうなってるの? 、、、そんな疑問ばかりがツラツラ浮かんで物語世界に上手く入れませんでした。
冒頭に強引or無理設定があるのはなろう系アルアルですが、そろそろ【魔道具師設定】に胸焼けしてきました。しかも、ほとんどいつもヒロインには【天才、、】の冠が付く、、、!
主役二名も他作品と比較して、似たり寄ったりで魅力が感じられず、、、、原作既読のためか、ワクワク感もないので脱落かな?いいね
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キャラデザ次第でstep upできたのにネタバレ2025年9月23日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作、書籍ともに購読。けれども、物語のテンポがゆるく堂々巡りで脱落。それでも冒頭の掴みはそこそこ面白いので、作画と改編でstep upできるかも、、、と淡い期待をしていたのに、、酷い、、、(泣)。
キャラデザを一見して、エッ?!、、大きな頭部と細すぎる首、身体、小さく細い手足、、ヒロインの(触角みたいな)特異な髪型、ナニソレ!可愛くない、、、8歳前後のお子様もどきが舞踏会でダンス?、、容貌と言動がアンバランスで、、、ナンカ気持ち悪い、、、物語世界そのものに違和感!、、(エロ、グロシーンを除いて)視覚的に受け付けられないキャラデザは女性向けファンタジー漫画には致命的欠陥です。
おまけに、原作のユルユル展開は踏襲。ウ〜ン(汗)。
これまでにWeb系原作のいくつかが、効果的な改編や的確な画力(魅力的なキャラデザ)を支えにしてstep upしています。つくづく画力って大事だなぁ、と思い知らされて、、脱落。
原作が完結したら、ノベルで追っかけるかもしれません。 -
ループ物語。内容までループしてます!ネタバレ2025年9月23日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作を読んでいましたが、読みづらくなって中断。
書籍化されて少し読みやすくなったような気がします。それでも内容(筋書or設定)は変わりません。
ライトノベルの成否を左右する要因の1つは【物語のテンポ】です。特に異世界物語の良作はページをめくるたびに新鮮な情景が目に浮かびワクワクします。その高揚感がこの作品には、、、皆無(泣)。web系作品の特色で、作品冒頭には少しあったんですよ、ワクワクが、、、。ループ物語なので以前の経験が繰り返されるのはお約束ですが、、、こうも同じ展開が繰り返されると、同じ箇所を読み返しているような錯覚がして、、、物語が全然進展せず、ワクワクどころか疲れて脱落。
Web版原作が完結してから、飛ばし読みするのが最善手かもしれません。内容が似たり寄ったりなので価格も割高に感じます。 -
癒し系漫画に水さす王太子のキャラと作画。ネタバレ2025年9月18日このレビューはネタバレを含みます▼ 原作未読。
癒し系漫画ということで購読。確かに物語はゆっくり進み、ヒロインのビジュアルはgood。『ウンこれはいいぞ』と思ったものの、今だに物語世界に入れ込めません。その理由は2つ。
[理由①]他レビューでも、散々書かれてますが、ヒーローとアノ王太子のビジュアルがそっくり! 最初は双子か?と疑い、もしや裏技設定で【替え玉(入れ替わり)】を使うのでは?と、妙な勘繰りさえしました。(反省)
癒し系漫画はビジュアルが重要。ヒーローと敵役?のビジュアルは明確に描き分けて欲しかった。
[理由②]王太子は物語冒頭でヒロインに(作品タイトルにも使用されている)酷い言葉で侮辱し、公開離婚!、、それが物語中盤から〈実は有能で善人〉でしたモード、で〈和解〉。エッ!何それ! 読者を【ミスリード】して、実はカクカクしかじか、、、でしたパターン?引くわ〜! (これは【キャラ変】ともとれます。) サスペンス系では常套手段ですが癒し系では逆効果。思いやりのある権力者なら公開離婚なんてできません。この離婚は癒し系物語の世界観に不適合すぎます。
物語の世界観に入り込めないし、王太子は根拠不明の有能謙虚モード全開だし、国王がナニソレ!案件だし、、まだまだ話は続きそうだし、、、何より結末が気にならなくなったので、購読中断。、、、完結後に一気読み、、、かな。 -
貴方様が「忘れてほしい」とおっしゃいましたので~婚約破棄された私が、従者から溺愛されるなんて~
作画が心優しい物語にベストマッチ、感謝。ネタバレ2025年9月4日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作、加筆された書籍双方とも読了。
読後優しい気持ちに包まれる善意に溢れた物語です。
作画が物語の世界観とピッタリです。特に主役二名の破壊力!上品かつ麗しい。このキャラデザのおかげで、物語ラストの『チョット上手く行きすぎよ』と突っ込みたくなる気持ちが消滅しました(笑)。
原作の世界観と作画がベストマッチした時、漫画は格段にステップアップするんだ、と感嘆しました。通常なら、下位とはいえ貴族の一人娘に若い男性従者が付添のは有り得ない設定ですが、物語の世界観•作画がその疑念をすっ飛ばしてくれました。この二人の並びは正に絵になる!(笑)
ただ、残念なのは物語の主題とタイトルが全く合致してないことです。
このような不一致はWeb原作のコミカライズにアルアルですが、この作品の場合、特に酷く、タイトルが作品の醸し出す上品な雰囲気を破壊しています。この物語は定番の『婚約破棄物語』ではありません。チートレベルの異能設定や下卑た暴力の応酬も無く、酷薄な家族も登場しません。
タイトルから派手な『ザマァ』を期待した方は拍子抜けするかもしれません。ここは試し読みを活用してから購買を決められることをオススメします。静謐な恋愛物語をお探しの方、酷い家族の物語に辟易していた方々には最適の心を癒してくれる物語です。 -
貴方様が「忘れてほしい」とおっしゃいましたので~婚約破棄された私が、従者から溺愛されるなんて~
心暖まる物語。作者様の加筆•改編に感謝!ネタバレ2025年9月4日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作読了。
Web版は短く、物語の粗筋のような作品で読後、物足りなさがありました。それが、大幅に加筆されて、心暖まる物語になって書籍化されました。
静謐で優しい世界観。主役二名が表紙イラストのイメージにピッタリで、その言動全てが美しく上品。下位貴族とはいえ一人娘に若い男性が従者になるのは有り得ない設定ですが、それを感じさせない世界観です。
作中唯一の身勝手キャラの元婚約者が物語ラストで救済されます。「ソウソウこれで良かったのよ、、」と胸の奥から暖かい感情が湧き上がって、読み終えました。元婚約者の言動は非難されても仕方ありませんが、人間になら誰にでもある感情だと思います。(他作品に頻出する人間離れした愚物では有りません。) 彼に贖罪の気持ちが芽生えれば、、と思っていただけに、物語の世界観に合致する形で的確に加筆•改編してくださった原作者様、本当に感謝です。
その逆に、物語の世界観を汚す作品タイトルには大いに不満がありますが、価格は良心的です。恋愛物語というよりは、大人のための寓話のような物語です。読後、私も周囲のさりげない親切に感謝の気持ちを伝えようと優しい気持ちになりました。 -
理不尽な世界観、スッキリしない結末。ネタバレ2025年8月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 努力して完結まで読了。ヒロインに辛い展開が続き、いつ【断罪】があるのか、それだけが気になってました。
釈然としない結末でした。ヒロイン妹と侍女二名の行為は【犯罪•押し込み強盗、傷害】です。それが、公的に処罰できない(しない)社会ってどうよ、、! いくら異世界貴族社会でも、、理不尽な世界観です。法治国家ではありません。アァ、こんな社会だから、物語発端の[歪んだ血統主義の父][本人確認無しで求婚する高位貴族]が存在するんだなぁ、、と妙な納得感!
登場人物全てに魅力もリアリティも無く、物語世界にはいれませんでした。 -
転生公女は今さら傷つかない 姉の婚約者に嫌われていると思ったのに、溺愛されているようです? 【連載版】
大技設定のてんこ盛りで、、!ネタバレ2025年8月15日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。ヒロインのくだけた口調で書かれた文体で、読むのに苦労しました。
冒頭で【異世界転生】。さらに【替え玉花嫁】の応用形?[婚約者交換]と大技?設定の連続です。、、原作を既読していてもこの展開は付いて行き難かったので、原作未読組はかなり混乱すると思います。「それなら再読すればいいじゃないか!」と思うのですが、物語世界に魅力がないので、再読意欲がわかないのです。
大技設定とそれに付随する伏線や謎だらけで、、「原作読んで、結末はわかっているからもういいや」と。今後の展開に期待する気がおこらず、、脱落です。
私は、個人的に『替え玉(取り替え)花嫁シリーズ』と命名してますが、この設定は雑に扱うと物語が壊れる大技です。この物語はこの大技設定を組み込むために多くの伏線を盛り込み、それらが物語世界になじまなかったように思えます。
他作品のレビューでも明記しましたが、[替え玉(取り替え)]は【周囲を欺く犯罪】です。そこには、必ず周囲を舐めた不快な人物が存在します。(この物語ではヒロイン姉) ために、物語のイライラ度が増し、緻密な断罪がないと、読者は爽快感を得られません。 -
勘違い従姉妹よりも、、実母が不可解?ネタバレ2025年8月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 物語冒頭。『傷物』ったって、誰かを助けようとしてついた傷跡。それを忌み嫌う社会ってどうよ。、、と、思いましたが、ヒーローが迎えに来てくれて、ホッと一息。
そして、ここから物語の根幹に関わる疑問が爆誕!
「(ヒロインの)実母は生きてたの? ヒロインが10年間も1人で辛い目にあってたのに何故放置できた? その間何してた? まさか婚活?
自分で(娘を)迎えに何故行かない?」
「(ヒロインの)祖母はどうして(実の?)孫娘にあんなに酷くあたれたの? (公爵家から)十分な養育費も送られていたのに、、何か恨みでもあるの?」
ヒロインが王都に引き取られて、この疑問が解消されるんだ、、と思っていたら、、性悪勘違い従姉妹が登場! こんなミエミエの意地悪娘を登場させても読者は喜ばないんだから、、実母の不可解な10年間の釈明をはよ、、と思ってしまい、、、物語に没入できません。
まさか[冒頭の設定(伏線)を無視]って、ことはありませんよね、、、。いいね
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清楚系悪役令嬢は断罪されてもただでは起きない 元婚約者の兄に溺愛されてます 【短編】
悪役令嬢ではなく不思議ちゃん系小娘?ネタバレ2025年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 値引きに引かれて購入、、ウン、納得の内容(苦笑)。
ゲーム世界への転生、悪役令嬢、婚約破棄、、物語の中に手あたり次第に基本設定を盛り込んで、、物語全体が薄っぺらになってしまったようです。
こんな無味乾燥な物語になったのはヒロインに魅力がないからでしょう。彼女は何をしたいのか? 濡れ衣きせられて婚約破棄されて、喜ぶって、それってどうよ?どう考えても清楚系の意味がわからない! 自己評価が高く、周囲を舐めた自信満々の態度を取るけれど、、実は現代風小娘で思考回路は不思議ちゃんに見えるんですが、、、、。
物語世界がハリボテなので、感情移入できない物語でした。いいね
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身代わりで縁談に参加した愚妹の私、隣国の王子様に見初められました(コミック)
定番『能無し聖女物語』独自性は?ネタバレ2025年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。Web系界隈では定番も定番の『能無し聖女(令嬢)物語』。そして、このテの物語には[ヒロインに酷い仕打ちをする家族•姉妹]と[実はスゴイ能力を隠し持っていたヒロイン]はほとんどもれなく付いてるお馴染みの設定です。
ここで、この作品が他の無尽蔵にある類似作品から頭ひとつでも抜け出すためには、、独自性が必要ですが、この作品の場合、ヒロインの双子の姉の酷さ、、でしょうか?(呆) 縁談を断るのに妹を派遣するなんて、これだけでも呆れるレベルの話なのに、ヒロインが求婚された後の姉の嫌がらせは幼稚で酷すぎて、もはやギャグです。これで聖女? この国終わってます、、、。
私見ですが、コノテの物語では、ヒロインに目新しい魅力が無い場合、それを酷い悪役で補完しようとして、酷い言動をグレードアップするような気がします。、、ヒロインが辛い目にあうのは、読者目線では心が痛み辛いのですが、、。
最後は『ザマァ』があるとは思いますが、それを楽しみに読むほどの物語でもなく、聖女らしからぬ姉の行為に呆れ果てて脱落です。 -
麗しの皇帝陛下の番に選ばれてしまったのですが、まだ仕事がしたいので秘密です!
忠臣エミリオ様の義憤を全面支持!ネタバレ2025年8月2日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作初読時から、初恋の人の番に選ばれたのに、名乗りでないヒロインに呆れてました。物語ラスト、エミリオ様がヒロインに「私は貴方を許せません」と宣言!主君の苦悩に寄り添っていた忠臣ならではの義憤。それぐらい、ヒロインの思考回路は利己的で、周囲が見えていない、、。
コミカライズ化を知り、頭に閃いたのは『ヒロインのダンマリをどう扱う?』それのみ! これはこの物語の本筋なので安易な改編はできないし、さりとて原作を踏襲すると、ヒロインが読者の支持を得難いし、ウ〜ン、どう扱うんだろう?、、、、エッ!(制作者側は)悪役娘を原作よりさらに酷く改編して対処? これで被害者ヒロインの好感度UP、、、と、なるわけない! おまけに女神様に神聖オーラ皆無。、、物語の理不尽度が増しただけ!
ただ、ここ最近、物語世界で、イジメ行為、酷薄な悪役等が過激化をたどる一因がこの物語の原作改編で推察できました。ヒロインに魅力が無い(or共感し難い)時に、それを隠し比較対象にするために際立った悪役を設定するのかもしれません。
けれども、この物語の[ヒロインのダンマリ]は国是を欺く行為で、悪役娘ごときで誤魔化せる類のものではありません。
この作品の単話版発売直後に、(単話版に)レビュー投稿し、制作者側のそれとは違う原作改編をお願いしました。多数の[いいね]をいただきましたが、(予想通り)すぐさま消去されました(苦笑)、、[以下記述自粛]。
読者には作品を改編する権限はありません。それはわかっています。
でも、この物語の世界観では、皇帝陛下は真摯に国政に向き合えば向き合うほど、国是の【番】の掟に縛られ、ヒロインに自分の恋情を告げられません。その苦悩の原因が[ヒロインのダンマリ]なのだから、理不尽そのものです。また、エミリオ様をはじめとする廷臣達は国政を補佐し、皇帝陛下を慮り、莫大な国税と労力を費して番を捜索しているのに、当の番は、、[以下記述自粛]、、気の毒すぎます。
この物語の【番】設定を黙殺し、非社会的ヒロインに共感できるなら、これを[両片思い]とみなして、キュンキュンできるかもしれません。
私には無理!これはヒロインが小狡い算段をして、勝ち札(番)を騙し持つ反則試合です。
だからエミリオ様を全力支持!
「(私もヒロインを)許せません!(女神よ!真面目に選択しなさい!)(笑) -
婚約破棄してさしあげますわ ~ドロボウ令嬢とお幸せに~【単行本】【コミックシーモア特典付き】
イライラ展開が長すぎるネタバレ2025年7月31日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。イライラ展開の原作でした。
コミカライズ化でその欠点が補えるかと思いきや、、、悪い意味でステップアップしたようで、、(泣)。物語は進まないし、ヒロインはウジウジしてるし、ドロボウ令嬢はイラつく付き纏いを続けるし、、、。
原作改編してほしかったなあ。ドロボウ令嬢は[著作権]に触れる行為をしていると、ヒロインは気付いているし、同意見の友人もいるし、協力して何らかの対策を取れると思うのだけれど、、、。
イラつくのは、その世界観にも原因があります。登場人物の服装•髪型、行動、全てが現代的すぎて、、。未婚の貴族令嬢がグループで街中にでかけたり、喫茶店?で話しますか?[異世界だから、アリ]にしたら、物語世界が嘘くさくなり、キャラに実在感がなくなり共感しにくいのですが、、、。
このごろコノテの西洋風貴族社会異世界物語が多いですね。服装•背景等の作画に異世界ならではのこだわりが見られずほぼ現代風、、、物語世界に没入しにくいです。 -
婚約者から「平民を愛人にしたい」と言われた私-お飾りの妻は嫌なので「真実の愛」と共に破滅させます-
完璧ヒロインの爽快感のない?復讐物語ネタバレ2025年7月31日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作読了。ヒロインは美貌、身分地位、知力胆力、人脈他全て兼ね備えた完璧な令嬢。その彼女を裏切った婚約者に復讐する物語。私には刺さらなかった物語。、、だって、ヒロインが完璧で、婚約者が最低で、勝負は最初からわかってたし、、、。要は、ヒロインがどんな方法で婚約者を懲らしめるか? 物語の興味はその一点に絞られていて、、、その方法が私には刺さらず! 当然、読了後に爽快感なし。
コミカライズはほぼ原作を踏襲。作画でヒロインはさらにカッコ良くなり、婚約者の浅慮ぶりもグレードアップ。
読みながら、ヒロイン様、お金と時間をかけてここまで手の込んだ事をしなくてもいいんじゃない? と思ってしまう私は平民根性丸出しで、ヒロイン様の持つ大貴族様の矜持が好きになれないからでしょうね。
上から目線で平民を眺める支配者階級のヒロイン達、、。アァ、ド平民の私は、こんな世界では生きたくない、と真剣に思ってしまう。異世界のリアリティ無しの身分社会の作り話で本当に良かったです、、、。
高貴なヒロイン様に好感を持てる人にはこの物語は痛快かもしれません。 -
ヒロインの言動にモヤモヤ、、現実感無し!ネタバレ2025年6月30日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作読了。モヤモヤした物語でした。ヒロインとヒーロー、どちらか一方でもマトモな大人の言動をとっていたら、スンナリ終わっていた物語。【すれ違い愛】を描くために、原作段階でかなりお話盛られています。
「ヒロインは何のために死に戻りしたの?」
読者が死に戻りヒロインを応援するのは『死に戻って得た人生で、過去の過ちを繰り返さない、⚪︎⚪︎⚪︎したい、』という明確な目的を持ち、行動するからです。、、自ら命を放棄したこのヒロインにはそれがありません。、、そして、死に戻ってすぐに、元夫にトキメクか?、、イライラ!
何よりも、作画がこの物語の世界観とミスマッチ。
10年前に死に戻り、若返ったハズなのにほとんど変わらない容貌のヒロイン。しかも、童顔丸顔で団子っ鼻、『ローエンシュタインの真珠』のふたつ名は貴族の皮肉でしょ(笑)、と言いたくなる。物語設定上、ヒーローが一目惚れする高貴な容貌のはずだから、、、このキャラデザは、、萎える(涙)。
ヒーローの容貌も並。
王朝貴族物語なのに背景も質素で、家具、調度品、室内装飾等はもう少し豪華に描いた方がいいと思います。
アァ〜ア。もとから脆弱だった物語世界が作画で紙芝居の如き世界になってしまった。
物語の世界観にリアリティ感じられず、そこに登場する人物の言動が薄ら寒い。
ただただ、物語展開上、粘着系悪役を押し付けられた王子様が哀れでした。、、
物語にリアリティを求めない人なら、読める作品かもしれません。いいね
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金貨100枚の花嫁 ~捨てられ令嬢は、疎遠になっていた幼なじみに求婚される~
コレガ幼なじみのこじらせ愛?、、ウ〜ン?ネタバレ2025年6月28日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。コミカライズ化、と聞いて心配した原作。幼なじみの拗らせ愛の物語らしいけれど、ヒーローがマトモな大人だったらスンナリ終わった話だと思います。何をどう考えたら『契約結婚』なんて発想がうまれるのか?理解不能。
ヒロインは鈍感で意地っ張り。何より敵役が浅慮すぎて、、要するに、主要キャラが幼稚だから成立する物語で、、なろう系の中でなら応援できました。
幼稚な世界感でリアリティ無し。
商業化するには無理がある原作でした。いいね
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悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~
祝完結!異世界・転生悪役令嬢物語の最高峰ネタバレ2025年6月26日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系小説では、異世界・転生、悪役令嬢物語が頻出し、乱読していました。そして、疑問に思うことが、、『人の生死がゲーム感覚、お気軽にゲーム世界の悪役令嬢とやらに転生させるけれど、転生前の元の?悪役令嬢はどうなったの? ゲーム世界の人間と現実世界の人間は同じなの??』
この物語はその疑問に応えてくれるものでした。
それだけではありません。冒頭の定番設定・婚約破棄から、意表をつく本来の?悪役令嬢レミリアの復活、それに続く、レミリアの自分語り、、、。この流れはスゴイ!『この作品は他の作品とは一線を画する傑作になる』と予感し、すぐさまWeb系原作読破。、、『原作の記述は淡白で印象薄い、、漫画の方が遥かに劇的! 原作を理解・咀嚼し、超絶画力で作画に落とし込んだんだ、、台詞無しのコマにも深い意味あり。エミリア様、怖いくらいにお美しい!』
その他のキャラも素晴らしく個性的。、、傑作誕生を確信!ドキドキ、、その後は、祈るような気持ちでこの作品を完結まで追いかけてきました。
なろう系原作アルアルですが、冒頭は大盛り上がり、ワクワク、定番設定の羅列で失速、迷走、ヒロインの謎慈愛等でゲンナリ、、、。さらに、後出し設定の追加or書き下ろし等で完結せずに、ダラダラ、、エッまだ続くの? 駄作に成り果て収束。何度、期待を裏切られたことか、、、。
けれども、この作品は違いました。ラストの断罪まで大盛り上がり!ヒロインの慈愛の涙さえ逆利用するエミリア様、ストリーテーラーとしての完璧さにも惚れ込みました。物語が最高潮に達した後に余韻を残してハピエン。喝采しかない!
読者は無力です。大好きな原作がコミカライズされると知り『原作の魅力を最大限に生かし、不備な箇所を改編していただけるように、、』祈るしかありません。その祈りと真逆のコミカライズがなされ、完結まで黙っていられず、改編をお願いするレビューを投稿したことが何度かありました。、、が、もれなく削除され(苦笑)、、悪い予想ももれなく的中し、読み捨ての駄作がうまれただけでした。(涙)
それだけに、この作品には感動しかありません。原作とコミカライズの素晴らしすぎるマリアージュ。これがあるから、Web系小説サイトと漫画サイトのハシゴと追っかけ?をやめられません。
文句なしで[Web系原作異世界・転生悪役令嬢物語]の最高傑作です。 -
狼さんの木陰カフェ~追放聖女は闇魔法でスローライフを送りたい~
最悪の召喚 ヒロイン頑張れ!ネタバレ2025年6月23日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。異世界に召喚されたら、その王国の人間が最低で、獣人の方がはるかに情深かった、、、という設定が新鮮でした。
ともかく、王太子達人間のヒロインへの対応は薄情すぎます。そこから、獣人国に舞台がうつると一挙にファンタジー色満開! 最初は[獣人は人間と食性は同じなんだろうか?][手の指や爪はどうなってるんだろうか?]と、考えていましたが、ヒロインの頑張りに、多少のご都合主義は気にならなくなりました(笑)。(元々[獣人]設定そのものがファンタジー設定そのものです。)
ファンタジー色が強い物語や[獣人]設定が好きな人にはささる物語かもしれません。いいね
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Web系『替え玉花嫁シリーズ』の良作。ネタバレ2025年6月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に多い、替え玉、入れ替わり設定。、、ついに『替え玉花嫁(令嬢)シリーズ』と私的に分類・命名しました(笑)。
替え玉設定にはどうしても無理がともないます。下手すれば物語の世界観を壊してしまう大技設定です。そして『替え玉行為』は人(and社会)を欺く【犯罪】です。
この作品では、冒頭で影武者侍女が本物と強制的に入れ替わります。この展開はgood! [犯罪行為をしたのが悪役]、実にわかりやすい設定で、ヒロインは完璧に被害者です。
他の『替え玉令嬢シリーズ』はヒロインが替え玉にさせられるパターンが多く、犯罪行為に加担させられるヒロイン側の自己弁護に無理無茶が多く、、もれなくシラケてました。
ただし、Web系原作らしく、そこに至るまでの経過はツッコミどころ満載ですが、(笑)。(痣あり王女を宮廷ぐるみで忌み嫌うなら、誕生後、里子にだすなり、王籍剥奪するなりしてない?、、そんな王女に公務をさせる? 外部に出さないのなら、影武者そのものが必要ないのでは?etc。)
けれども、この作品はこの[侍女の犯罪]以降の展開が無理なく自然。ヒロインが直ぐに正体を名乗り出なかったのも納得できます。訳ありヒーローの登場、、帝国が痣あり王女を王太子妃に求めた目的、、、Web系原作では中だるみ無くクライマックスを迎えます。
また、ヒロインが自らの恋心を自覚してからのコミュ力と行動力はイチ推しです。(なろう系特産の卑屈ヒロインや、超鈍感恋愛脳ヒロインではありません。)
ヒーローも溺愛系名物【即恋堕ちツンデレヒーロー】とは少し趣きが異なります。
私見では【替え玉設定】は大人の恋物語にはそぐわない設定です。幼いキャラデザにした作画も成功で、物語の世界観に合っています。ヒーローの家族も心優しく、何よりも王子様が[本物の王子様]なのもポイント高いです。やっぱり、ファンタジーはハッピーモードでなくっちゃあ!
この作品のWeb系原作は『替え玉花嫁シリーズ』の傑作です。制作者様、原作の世界観を尊重しつつ、二人のいじらしい恋物語を描いてくださることを楽しみにしております。 -
冒頭から茶番無理設定を連発し、完結!ネタバレ2025年6月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭から茶番無理設定のオンパレード!結婚後に妻が入れ替わる? そんなのバレるでしょ! しかも相手は王太子。国を欺く犯罪です。、、が、見抜いても糾弾するどころか恋心をいだく冷血?王太子!(共感無理) 性悪妹になりすます気はないのに、替え玉してるつもりのヒロイン。(バカでしょ)、、、、グヂグヂと言い訳しながら、ダンマリを続けイチャイチャし始めるバカップル、、、(呆)。
その後も[コレは無理]という展開の連続。替え玉妃が国政を手助け?? この国終わってる。、、(せめて、ヒーローが田舎貴族の世間知らずの子息だったら、、まだ少しは読めたかも??、、)
[替え玉設定]は誰か(社会or国家)を欺く[犯罪]です。そこには必ず社会を舐めた人物が存在します。この物語の場合、ヒロインとその家族。(ヒロインは無自覚に身勝手で卑怯。)
【2025.7/31加筆】クーポンとポイント消費のためラストの山場?を購入。ヒロイン義妹は悪役としても、ここまで非現実的につくりこむと、こんな女に騙されて結婚した王太子はやっぱり無能?、、と思ってしまう。やっぱり、王太子に魅力がないから、最後の最後までなんたがなぁ〜、、、と微妙にしらけてしまう。(ヒロインは論外。)
善悪ともに登場人物にリアリティが全く感じられず、物語世界が最後まで違和感MAXでした。
冒頭の無理設定が、芋蔓式に次の無理設定を生み出し、無理設定が雪だるま式に増えて、物語世界を構築すらできないまま完結したような物語です。急展開で早めに完結したのが唯一の推しポイントです。 -
婚約破棄された魔法薬師は炎の騎士に溺愛される~ただ幸せに、なりたかった~【単話】
読者が応援する気になれないヒロイン、、ネタバレ2025年6月17日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。読後に不快感しか残りませんでした。これほど反感を感じたヒロインは初めてでした。それでも、なろう系だから、こんな無責任ヒロインもありかな?と、いつものように読み飛ばしていたら、、、コミカライズ化? 冗談でしょ?! 大幅に改編するよね、、原作を踏襲したらあまりにもオスカー様が不憫すぎる。
エッ!いきなり冒頭で、愚物ヒロインの幸せそうなイチャイチャ! ハァ? 顔面張り倒したい!オスカー様の純愛を踏み台にした幸せがそんなに美味しいか?
ヒロインよ、頭お花畑も限度を超えれば、浅慮すぎてもはや軽蔑しかない。毒家族とオスカー様、どちらを大切にすべきか、考える必要もない!すぐさま、逃げるか訴えるかすべきなのに、あんなミエミエの脅しに従ったアナタが愚鈍すぎる。ウジウジする暇があったら自分が作った違法薬の解毒薬を死に物狂いでつくりなさいよ! 薬師としての矜持も、まともな人間としての贖罪意識もない!、、、[以下記述自粛] と、際限なく罵りたくなるヒロインです(呆)
読者に支持されないヒロインは、商業化される恋愛物語には致命的欠陥です。
本当にこれだけ応援意欲がわかないヒロインも珍しい。(おまけに、ヒーロー?の炎の騎士にも魅力がありません。)
原作者様の制作意図の一端はWebページに記載されていました。、、原作者様は自分の書きたいように書かれた。その内容が私には受容できなかった、ということでしょう。
なお商業化にあたって原作と作品タイトルが追加変更されていますが、物語の本筋と合致してません。この物語は『婚約破棄された』でも『溺愛』でもなく、『NTR』に近いです(苦笑)。発刊元の姑息な販売戦略がうかがわれて、、、、大幅変更すべきは別のところです(冷笑)。 -
祈る断罪!冬熊は人が良すぎる!ネタバレ2025年6月14日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作が連載中。冒頭の冬熊が婚約に至る経過は最高に面白く、無理無駄が無い。作画も完璧。冬熊カッコいい!こんなヒーローを待ってたのよ!
けれども原作を踏襲すると、物語はこのあとイライラ展開をします。超強烈ネタバレですが、、、ルミナスの王太子と性悪小娘に断罪無しの和解です。、、エッ!(驚愕) そりゃあないワ! 冬熊、お人好しすぎる!
この作品は『少年漫画』に分類されていますが、いわゆる『婚約破棄系少女漫画』の設定を効果的に盛り込み、視点が男性側。それが本当に新鮮で面白い!
特に、冒頭の婚約破棄ショーのくだりは、、ワクワク! そうそう、こんなことしたら絶対マトモな来賓から苦情がでるよね。厚顔無恥のバカップル!、、そして、恥ずかしめを受けたヒロインの引き取りを申し出る実父。、王妃様、やり手!、、アァそれなのに、それなのに、いくら男性視点とはいえ、少女漫画必須設定の【断罪】無し!なんて、あり得ません。
制作者様、原作を改編し、ルミナスのバカップルに断罪をお願いします。
評価は改編されると期待して星4つ。
断罪無しなら、星1〜2の評価(女性読者視点では性悪小娘は最も嫌われるタイプです。) -
冒頭の展開は最高!されど2巻以降は、、、ネタバレ2025年6月14日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作も読んでいます。書籍版1巻にあたる部分は本当に面白い!ヒーロー目線で語られる婚約までの経過にワクワク、、、!
この勢いで物語がすすめば傑作誕生待った無し、、のハズ、、、。それが、第2巻以降が、、、(泣)!
まず、ルミナス王太子が唐突に反省・謝罪?ウソでしょ?冒頭であんな酷い婚約破棄ショーを演出しておきながら、、、(自国内の)王宮舞踏会とは次元が違う、、他国からの賓客が列席する公的な場での公開断罪破棄! その後、外交問題に発展したのも当然です。、、それをどのツラさげて、、しかも【口だけ反省】(本気で反省していたら性悪小娘とキッパリ別れるハズ) 第1巻と言動が激変、、つまり、ルミナス王太子の【キャラ変】。そして、ヒーローがアッサリ謝罪受け入れ!幻滅MAX!
【敵役の反省、誠実モードへのキャラ変換】は非常に珍しく、私が読破した範囲では、全て駄作です。(それでも、敵役はかなり重い報いを受けてから反省するのが通例です。)
さらに、第3巻では、性悪小娘がヒロインのもとに押しかけ、賓客扱い。ナニ、ソレ! (あなたねぇ、ヒロインに冷たくされたってお話つくって、ルミナスの傲慢王太子に婚約破棄させたんでしょうが!、、それが一転仲良し甘えモード?!) これは【設定の食い違い】しかも断罪無し。勿論、当の本人は罪悪感なんぞこれっぽっちもないので、謝罪など念頭に無く好き放題、、、迷惑かけまくって帰国。(これは駄作でもありえない胸糞展開!)
冒頭の婚約破棄ショーが完璧だっただけに【傲慢王太子の即反省・謝罪とキャラ変】【設定の食い違い】【性悪小娘に断罪無し】には、、、購読時の失望感は半端なかったです。
Web系原作アルアル、冒頭の展開がMAXで、その後は設定の矛盾・食い違いで失速•迷走、ダラダラ続き、、、駄作になって、モヤモヤ完結? 本当に本当に残念すぎる展開です。
【2025.6/26追記】web版原作は連載中。、、今後の展開はわかりませんが、、第3巻の流れでは、ヒーローの協力?でルミナスのバカップルが幸せになる未来が予想され、、、幻滅(泣)!
アァ、第1巻で読むのをやめておけば良かった〜!
評価を星4から2に変更。 -
スポーツ漫画の聖典! 人生は楽しい!ネタバレ2025年6月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 私はスポーツ漫画には興味無く、少年漫画も苦手でした。その読まずぎらいの偏見を根底から覆してくれたのがこの作品です。初読時「スポーツ漫画でここまで人間ドラマが描けるなんて、、!」と、読了後はコミック版の[試合後の全員の集合写真]の見開き頁を見ながら、ただただ泣いてました。
作画は神技。物語設定としては謎部分が多く残されたまま完結しています。そのため完結時、大騒動になりましたが、現在はその不完全さが伝説化し、ファンの想像力をかきたてて無数の2次創作を生み出しています。
この漫画の素晴らしさは語り尽くせないので、私からは初見さんへのアドバイスをひとつだけ。
【初読時は巻数に従って読むべし】
この漫画はスポーツ漫画であると同時に、登場人物の人間(成長)ドラマでもあります。その人間ドラマが最高潮に到達するのがラストの山王戦です。映画化もされた神話の如き名試合です。、、それだけを先に読むことは、これまでの伏線を全てすっ飛ばすことです。勿体無いではすみません。人生大損です。是非巻数通りにお読みください。
実は、私はシーモアさんのレビュー方針に合わないところがあり、ここ最近、過去のメモ書きを在庫一掃セールの如く惰性で加筆訂正して投稿し、新たな文章でレビューを捻出する意欲をなくしていました。ボヤァ〜と過ごしていたら『SLAM DUNK』電子書籍化が告知され、作中の安西先生の名言「諦めたら、そこで試合終了ですよ」が、〈諦めたら、そこで人生終了ですよ〉と脳内変換されて、、。〈私は読書(漫画)が大好きです〉この言葉も脳内点灯(笑)!、、「(60代?若い若い!)人生マダマダ楽しめる!」と前向き思考がフツフツと湧き上がり、、、[(読書の)感動を伝えたい][けれども、感動は相手に押し付けるものではない]と思考回路に余裕も生まれてきて、、、今、このレビューを勢いにまかせて書いてます(笑)。
読了時の感動を脳内で再生するだけで思考を活性化させてくれる作品。この作品に星5つしか付けられないなんて、、、無限大評価があってもいいのに。マッ、同じ土俵で他作品を評価したら、私のレビュー評価が超激辛になるのも仕方ないよね、と、自分のレビューに対する信念も自己修復(苦笑)。
【人生を楽しく前向きに生きる活力】を与えてくれる聖典です(笑)。 -
野獣で冷徹な旦那様は、悪役令嬢と呼ばれる妻が愛おしくて仕方ない
定番の溺愛物語。あっさり断罪が残念。ネタバレ2025年5月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 家族に虐げられたヒロインが嫁ぎ先でヒーローに溺愛され、多分幸せになる物語。定番も定番の物語ですが、TLなのでエロシーンがはいってます。物語としてはこれが自然。婚姻関係を結んだ大人の男女が性関係を持つのは当然で、それがない少女(女性)漫画の方が不自然です。
また、妹がヒロインに縁談を押し付ける経緯(理由)も極めて自然。妹の人間性もお察しできます。(溺愛系少女漫画の、ヒーローにワケアリな蔑称を付け[本当は美形の高位貴族]というご都合主義設定はもうお腹いっぱいです。)
ですから、今後も物語設定さえ丁寧に組み込んでゆけば、、良作になる、とワクワクしていたら、、アァ、定番の陳腐エピソード[ヒロインの無防備実家訪問](泣)。ヒロインが酷い目に合うのはもうお約束です。護衛ぐらい連れて行きなさいよ(苦笑)。
【2025.8.17加筆訂正】ともかく、次は定番のヒーローによる断罪しかない!と、思っていたら、、、アレッ?、、あっさり終わり、次のお話しに、、、? ウ〜ン、一番楽しみにしていた断罪が、、、ヒロインの義母•妹の行為は犯罪です。丁寧に裁いて欲しかったなぁ。TL漫画とはいえ雑すぎる。評価を星2に下げ、脱落決定。
作画は人物の描写(顔長)に癖があり古風です。TL漫画の魅力は画力の占める割合大です。物語設定よりも、作画の好き嫌いで、評価が分かれる作品かもしれません。 -
オバサンは吃驚! コレガTL漫画なのね!ネタバレ2025年5月31日このレビューはネタバレを含みます▼ 15話迄読了。短いページ数なのにほぼ1話に付き1回は美麗なエロシーンがあり、吃驚! なるほど、これがTL漫画なのね、、。
でも、ヒロインがヒーローと結ばれるの早すぎない?見方を変えれば、ヒーローは誘拐犯、もう少し焦らした方が良くない? ヒロインが頭と身体のユルイお花畑令嬢に見えるんですが、、、。毎話エロシーンがあってさすがに飽きてきたんですが、、、、 高評価のTL漫画の物語設定に掟破りのツッコミをする私は、、、TL漫画そのものが合わないんでしょうね(笑)(やっぱり漫画は物語が基盤)
オバサン世代?(現在60代以上〜)の若かりし頃は店頭販売されていたレディコミ雑誌を時々読む程度でした。そこでは性描写は今よりかなり控えめでした。それが電子書籍が誕生すると、紙媒体のレディコミ、TL漫画は衰退し、、、代わって電子書籍の表現は美麗かつ過激になり、、。
まだまだ女性の性的欲求には偏見のある社会です。手軽に女性の性的願望を視覚化してくれるTL電子書籍漫画は時代のニーズに合っているのかもしれません。いいね
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聡明で気高い、こんなヒロインを待っていたネタバレ2025年5月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 義母の策略で意に沿わぬ婚姻届を強いられたヒロイン。ヒーローと相思相愛になり、幸せになる物語。定番設定ばかりですが、ひとつひとつの設定が丁寧に組み込まれ無理がないので違和感なく最後まで読めました。
何よりも作画が綺麗で物語の世界観にピッタリでした。特にヒロインが上品で聡明、気高く美しくてラストの勇気には拍手しました。
ラストで二人の幸せな姿を見て、心が暖まりました。
程よい長さでテンポもよく、サブキャラも悪役もいい味がでています。
上質の恋愛物語をお探しの方、オススメです。 -
政略結婚の夫に「愛さなくて結構です」と宣言したら溺愛が始まりました
「私なんか、、」ヒロインにイラつく、、。ネタバレ2025年5月24日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作読了。なろう系ヒロインが正面に居座る物語。「私なんか、、、」と言いながら、居場所を確保し、口先だけで遠慮して無自覚に図々しい。コノテのヒロインにはもうお腹一杯なのに、幼児性丸出しのヒーローと姑、職業人とは思えない使用人等実在感の乏しい人物ばかり登場します。、、いやいや、王命による婚姻政策なんですよね。もはや国家そのものにリアリティが感じられません。
作画で、この退屈でイラつく物語を少しでも改善して欲しかったんですが、無理だったようです。物語の粗筋を変更することはできても、キャラの性格を変えるのは至難の業です。
従って、この主役二人のキャラを受け入れられる人ならこの物語を読み続けられると思います。 -
政略結婚の夫に「愛さなくて結構です」と宣言したら溺愛が始まりました
なろう系名物「私なんか、、」ヒロインネタバレ2025年5月24日このレビューはネタバレを含みます▼ ヒロイン、ヒーロー全ての人に共感できず。異世界の物語にしてもあまりにも現実味が無く、なろう系原作をかなり努力して読みました。が、いつものように、なろう系でならこれでいいと思い忘却していました。
それが、エッ!コミカライズ? 上手く改編されるならステップアップできるかも?
書籍化? ウ〜ン?
「私なんか、、」「私のせいだわ」が口ぐせのヒロイン、読んでで疲れました。まっ、ヒーローも大いに問題がある人ですが、そんな二人がすれ違おうとイチャコラしようと冷めたため息しかでないんですが、、。
読後には何らかの感動が欲しいです。私は1巻で脱落しましたが、3巻まで出版されていることに驚きました。 -
冒頭に無理設定、されど物語はGood !ネタバレ2025年5月23日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作読了。ヒロインが妹に異能を奪われ、嵌められますが、親友一家に助けられ幸せになる物語。冒頭で、病死した親友に成り替わるのは、親友一家の同意があるのでマァいいとして、たった1年で故国に舞い戻ったら、元家族、特にアノ妹にバレるのでは? (整形では体格は変えられないので、後姿は同じはず。それに、声も、、、) 、、、ちょっと無理設定、、と思ったのですが、、、その後の物語のテンポが良く、面白くて、、冒頭で感じた違和感は立ち消えました(笑)。
やっぱり、筋書の面白さは正義です!
また、この物語の魅力はヒロインにもあります。このテの虐げられ系ヒロインにアルアル卑屈さ、元家族への執着、薄っぺらな偽善性等がありません。聡明で行動力もあるので応援したくなります。何より、その人生目標が明確で説得力があります。
ヒーローも大人の色気がありカッコいいです。
コミカライズはこれからが山場です。原作ではどんどん盛り上がって一気読みしました。納得の断罪、心温かくなるラスト等見せ場の連続です。ヒロインの最後の身の処し方も推しポイントです。
制作者様、その画力と原作改編で更なるステップアップを期待しております。 -
【単話版】妹に婚約者を取られてこのたび醜悪公と押しつけられ婚する運びとなりました@COMIC
ラスト変えられませんか?祈る改編!ネタバレ2025年5月21日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作既読。完結しているのでラストを知っています。終盤でこの物語の世界観が露わになり、読了後モヤモヤしました。それは【絶対的な父権】 ヒロインの父親が何故実の娘に平然と非道な仕打ちができたのか? この世界観が根底にあります。ヒロインは『神の試練』として無表情になり受容するしかなかったのです。原作では、ヒロインはこの世界観から最後まで抜け出しませんでした。、、ヒロインはひとりで辺境に嫁ぎ、自らの価値観を変える絶好の機会なのに、、、(原作初読時「エッ嘘でしょ!」と声が出たくらい、納得できない顛末でした。星2つの低評価は、その時の失望感が尾を引いています、。)
ラストまでは、ヒロインと拗らせたヒーローのやり取りが微笑ましくて、、ヒロインの気持ちが通じた時は胸を撫で下ろし、、、ワクワクしながら原作を読んでいました。それが、、、本当に結末が残念な原作です。
今回、コミカライズ化にあたって作画はイメージどおり。物語も原作を踏襲しています。、、これから山場ですが、制作者様にはこのラストの改編を是非お願いしたいです。
結末迄は読み応えがある推しの原作です。改編次第ではステップアップできると思います。 -
1巻完結。展開も早く楽しめましたネタバレ2025年5月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 最初はヒロインにとって理不尽な展開が続きますが、冒頭で幸せになったヒロインに触れられているし、1巻で完結なので、今後の展開に期待しながら安心しで読みすすめられます。
酷い家族、愚かな婚約者等定番キャラが登場するなかで、新鮮だったのはヒロインの聡明さです。彼女は努力して自分の能力を開花させ、味方を得、自ら居場所を求めて行動します。ヒーローの助けを待っている卑屈ヒロインではなく、家族にウジウジと執着もしていません。
残念なのは作中のイラストで、物語にあってなかったように思えます。 -
【分冊版】身代わりの生贄だったはずの私、凶犬王子の愛に困惑中
タイトルは刺激的!物語の内容は平凡、、。ネタバレ2025年5月17日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作は完結。かなり以前に本編を読了。なろう系らしい刺激的なタイトルに見合わない平凡な物語だったので印象に残りませんでした。
物語の設定は概ね定番。それでも、ヒーローが[狂犬王子]と呼ばれる理由が薄い。(コノテの物語を幾つか読んでいたら[王子は実は美形]とすぐに先が読めます。) そして、何よりもヒロインは実母から薬学の知識とともに[あるトラウマ]を与えられたという設定でした。この設定はこの物語の骨格をなす設定だと思っていたのに、、、それがいつの間にか薄っぺらな扱いになり消え去ってしまったのがつくづく残念でした。
コミカライズを最近知り、読んでみましたが有益な改編はなされず、画力も今ひとつ。
なろう系原作のコミカライズ化を成功させるには、有益な改編か画力が必要です。 -
冴えない加護持ち令嬢、孤高の王子様に見初められる ~美貌の妹に言いなりの家族を捨てたら、真の能力が開花しました~(ノベル)
Web系原作の書籍化は、、工夫が必要。ネタバレ2025年5月8日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。その時は気軽に一気読みしましたが、物語の基本設定や世界観に齟齬があり、違和感が心に残りました。
例① ヒロイン妹が[美しいだけ]で、王太子に圧力をかけるほどの勢力を形成できる?
例② 貴族達は王太子の意向に逆らい、そんなヒロイン妹を支持。この国の王政は大丈夫?
さらに、ヒーローが初登場時にはぶっきらぼうなのに[キャラ変]し、ヒロインに[即恋落ち]するなろう系恋愛物語の定番無理設定も盛り込まれています。
摩訶不思議な世界観です。
書籍化にあたって、大幅に改編されたらしいので、試し読み部分を読みましたが、物語への印象はあまり変わりませんでした。
基本設定と世界観に問題がある物語は書籍化に向きません。コミカライズなら画力で物語を補完できますが、書籍ではそれができないからです。
(この作品のコミカライズは他の電子書籍サイトで販売中です。その画力が、、泣、以下記述自粛)
書籍第2巻はWeb未公開ですが、後付け感が拭えず、購入意欲がわきません。
購入意欲をそそるためには、適正価格で販売することです。割引されたら購入するかもしれません。この作品に限ったことではありませんが、Web系原作の書籍価格は割高です。 -
婚約者に側妃として利用されるくらいなら魔術師様の褒賞となります
原作と作画、エロシーンがミスマッチ!ネタバレ2025年5月6日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作読了。
物語冒頭、独自だけれども無理な婚約(褒賞)設定が登場。でも、これはなろう系ではよくあることで(笑)、その後、物語が上手くつながればいいんです。、、上手くつながれば、、、。
そしてコミカライズ!キャラデザが原作の世界観に合ってません。
特にヒロインとヒーローの容貌が幼すぎます!ヒロインは王太子を出し抜く計画を練るしたたかさと行動力があります。もっと大人のイメージです。ヒーローは(冒頭では伏せられていますが)ある理由から婚姻はできないと諦めています。少し翳りがある美青年のイメージです。
主役カップルが仮装した中学生に見えて物語世界に入れませんでした。
冒頭の独自設定後、ヒーローは〈即恋落ち〉し、〈身分を偽ってました〉という陳腐な定番設定が連続するので、この画力では物語世界を補完できそうにないのが残念です。
コミック1巻の【描き下ろし】がTL並のエロストーリー。確かに原作はR18系です。、、でも、このキャラデザだと、中学生カップルの後先考えない盛りのついた行為を見せられたようで、、見てはならないものを見てしまったような嫌悪感しかしませんでした。ヒロインは王太子の婚約者です。これは不貞行為そのものです。(勿論、公園デートも立派な不貞行為です。もともと、ヒロインの褒賞提案は不貞行為の提案とも言えます。ヒロイン大胆!、、ほんと、キャラデザ合ってません!)
この物語世界の貞操観念はユルユル設定なので、かろうじて物語世界が成立しています。
【描き下ろし】では、ヒーローの心境の変化等二人の内面を補完して欲しかった。
[エロシーンが悪い]のではありません。[物語の世界観に合わないエロシーンが悪い]のです。
物語の世界観が原作のそれとは別種類のものになってしまって残念です。 -
控えめな魅力のあるWeb系良作。ネタバレ2025年5月4日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。定番設定の婚約白紙から始まり、新たな求婚へとつながる物語です。冒頭の展開にそれ程酷い印象を受けないのはヒロインの家族(母・弟)が極めて暖かいからでしょうか。性悪妹・義母などはいません。
何よりもヒーローがヒロインを見初めた逸話が秀逸です。物語の世界観に合致し、ヒロインの人となりがよくわかります。(その逆に、ヒロインの元婚約者の呆れ果てる下衆ぶりも的確に表現されています。)ザ・ご都合主義の〈幼児期に面識があった設定〉に辟易していただけに、原作でこのくだりを読んだ時に「そうそう、こんなエピソード(設定)が欲しかったのよ」と一人で頷いてました。
原作どおりなら派手な断罪はありませんが、因果応報の結果になります。今後、原作が改編されるかもしれませんが、聡明で健気なヒロインが幸せになるはずで、安心して読めます。
作画が控えめで華がないからなのか、レビュー評価が上がらないのが残念です。(ヒロインの髪型は、、確かに野暮ったい、、、泣)
シーモアさん、こんな作品こそ宣伝すべきですよ!(笑) -
ベル・プペーのスパダリ婚約~「好みじゃない」と言われた人形姫、我慢をやめたら皇子がデレデレになった。実に愛い!~(コミック)
物語好きには?の作品。読者を選ぶ物語。ネタバレ2025年5月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 物語重視派としては、この物語には疑問に感じる設定が幾つかあります。その二大謎設定が、、、
[ヒロインが男性に変身する必要があるの?](BL狙いね!)
[婚姻はできても、何故それ以上の行為が17歳まで禁止なの?](同衾して甘々言葉遊び、、お子様恋愛ゴッコ?)
私見では、制作者側がこれを〈この物語の推し設定〉にしているように思えます。ですから、この設定を受容出来ない方にはこの物語は合わないと思います。
また、ヒロインの幼児的容姿と男性風?言葉使い、女性主導の性行為を想像させるイチャイチャ場面、料理の達人のヒーロー等男女の役割分担を逆転させていますが、、、それを面白いと思えるか思えないかは読者の感性次第でしょう。
私はいつもながら、ツンツンしていたヒーローが一瞬?で人形姫に[即恋落ち]するのが、、唐突感Maxでした。(これ程、突飛な設定をてんこ盛りしておきながら、ヒーローが頬を染めてヒロインに恋落ちして甘えるのが、、速過ぎ!、苦笑、唖然!)
ただ、どんな斬新な設定を盛り込んでも、それを表現する画力が無ければ【イタイ物語】になってしまいます。画力は本物。この物語を活かしてるのは物語設定ではなく、画力です。 -
この物語に読者が黙っている訳がない?ネタバレ2025年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭に定番の婚約破棄から始まり怒涛のザマァ展開!イキナリ隣国の王太子が対抗馬として登場(笑)?この男がヒーローだと思ったらそうじゃなくて、、、。冒頭は突飛な設定の連続で突っ込みようがありませんでした(笑)。ただただ流し読みするだけ。ヒーローは謎の人脈を持つこの一家の長兄か?この長兄、有能な策士という感じはしません、、。ヒロインは、、1人じゃないみたい?悪役娘の方が目立っています。物語世界そのものにリアリティがないので、登場人物に感情移入できませんでした。
テンポが良い物語、、と言うよりは、突飛展開の物語。定番設定を盛り込みすぎて、内容が薄口になって、読者は置き去りにされて、物語世界に入れず、読後に何も残りませんでした。読み直す気にもなりませんでした。
価格に対する苦情レビューが多い作品ですが、確かに[再読しない作品]としては割高感があるかもしれません。
物語設定を絞った方が良かった作品だと思います。いいね
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事なかれ令嬢のおいしい契約事情 ~婚約破棄をされたら、王太子殿下とごはん屋をすることになりました!?~ 連載版
冒頭の設定が無茶すぎて、ついて行けず!ネタバレ2025年4月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 自称〈事なかれ主義〉のヒロインが婚約破棄されるも、偶々遭遇した王太子に誘われ、王都に開店するめし屋を手伝う物語。、、
婚約破棄から始まる物語は新たな婚約者がヒーローとして登場するのが定番設定でしたが、、、もういい加減読者もお腹一杯で胸やけしているところで、、、新設定・めし屋経営!突飛すぎてゲップがでてきました(笑) 読者を掴むためとはいえ、無理無茶設定すぎて、ついて行けませんでした。ヒーローは王太子の業務もこなして、料理もプロレベル!ギャグですね。せめてサブキャラで料理人(調理担当者)を登場させなさいよ。料理(飲食店経営)を軽く考えすぎでは、、、?
ヒロインとヒーローは幼い時に知り合ってたような定番伏線もあり、、。
この物語世界が薄っぺらで現実味もないので、登場人物にもリアリティが感じられません。その代表例が王太子のガサツな従者。
物語に独自性を盛り込むのは〈異世界設定〉では〈何でもアリ〉になってしまい、選択肢が広がり過ぎて、突飛な設定に陥りやすいのかもしれません。読者の心を掴めたらいいんですが、掴めなかったら、、、読者は立ち去るだけです。いいね
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嫌われ者の令嬢は、私が愛しましょう。~いまさら溺愛してきても、もう遅いです!~
イザベルの外面も内面も、、コ、コワイ!ネタバレ2025年4月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 私は物語重視で作画は許容範囲は広い方だと思っていますが、、イザベルの容貌、特にオメメの大きさは、、受け付けられませんでした。細身で手が細くて、、カマキリみたいで怖かった、、、(汗) 男性キャラは(内面はともかく) 容貌は麗しいのに、どうしてイザベルのおメメだけがこうなったんでしょうか??
さらに、イザベルの内心の独白もコワイ、、「愛されなかった」「愛されない」、、男性陣への恨み節の羅列で、、、、さらに、その転生前もツライ。、、イザベルを好き嫌いになる以前に、その感情に共感も理解もできませんでした。近寄りたくない人、という感じです。
そして、物語! 何がしたいの?これまた、私には理解できませんでした。
私は読後に何らかの感動が欲しいのですが、、摩訶不愉快な物語でした。 -
99回断罪されたループ令嬢ですが今世は「超絶愛されモード」ですって!?
荒唐無稽、ぶっ飛びループ令嬢の活劇?ネタバレ2025年4月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 整合性も何もかも無視した設定。まさに荒唐無稽の物語です。一例ですが、冤罪処刑が何故99回も繰り返されるのか?、、ヒロインに魔力が蓄積されるまで、、?そんなのアリ?、、そりゃ、ヒロインは壊れるワ! 冤罪処刑がブラックジョークになりすぎて、読むのに疲れました。登場人物のキャラは全て濃口で下品な方にぶっ飛んでいます。特に聖女の下劣な台詞は豚を連想させて、、(人類に有益な家畜)豚に失礼だと思いました(笑)。
物語のテンポがジェットコースターの如く急展開するので、呆れることはあっても飽きることはありません(笑)。
おちゃらけ冤罪処刑が生命を軽々しく扱うように思えてしまう人にはこの物語は合わないと思います。元々〈ループ〉設定そのものが、人の生死を軽々しく扱いやすい設定です。現実では人は死ねば終わりです。やり直しはできません、だから生命を大切にすべきです。ループ物語の良作はそのあたりを上手に取り扱っていると思います。
私とは合いませんでしたが、『ブラックジョークに振り切ったループ物語』としてはこんな物語もアリかもしれません。 -
『和風花嫁シリーズ』のパッケージ替え?2025年4月23日Web系原作読了。基本設定は『和風花嫁シリーズ』の設定を踏襲し、独自性は『花嫁(婚約者)』を『夜伽』と言い換えた箇所でしょうか?
オバサン世代には「これは『夜伽』じゃナイ!物語の内容と合致していない」と突っ込みたくなりますが、物語のタイトル等に内容にそぐわなくても刺激的(or過激or目新しい)用語を使用することは、Web系原作の常套手段なので、(私的には)慣れました。(苦笑)
また、この物語ではヒロインが〈何らかの異能がある〉故に親族達から忌み嫌われます。物語世界が異能者が一般に認知されていない世界線なので、周囲のこの反応には違和感はありません。
それに対していつもながら違和感を感じ、物語への興味が冷めるのは、ヒーローがヒロインに即恋落ちすることです。Web系溺愛物語は溺愛にいたる経過はすっ飛ばす傾向が頻繁にあり、(私も含めて)物語重視の読者は戸惑うことが多いです。この物語にもその傾向があります。川に身投げしようとしていた身元不明の貧相な娘、、人命尊重の観点から身柄を保護するのはいいとしても、そんな娘に国一番の名家の御曹子が即恋落ちしますか?、、、、無理設定でしょ(笑)、、それに対応して、口先では「申し訳ありません、、」と控えめなセリフをはきながら、しれっと邸宅に居座るヒロイン!、これって、もう溺愛物語のお約束ですね。(苦笑)
作画が綺麗なので、そのあたりをどうカバーしてゆけるでしょうか?
私は物語重視なので、昨今の『即落ち溺愛話』は合わないようです。もっとみる▼ -
嵐華子(カドカワBOOKS/KADOKAWA刊)/昴カズサ/八美☆わん
悪女じゃなくて、ヒロインは意地悪婆さん?ネタバレ2025年4月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 公開中のなろう系原作を読んでいます。登場人物が多く、読み難い文章、、読むのが苦痛になり現在中断中。でも、なろう系だから、それでよかった。商業化前の叩き台、叩き台、、、、
それが、この作品をコミカライズ化?(当惑) エッ!勿論改編するよね? ヒロインが地雷なんですが、、(笑)。
ヒロインは〈三度目の人生で、二度目の人生は日本で平穏に86歳の生涯を終えた女性〉という設定。で〈無才無能を装い〉周囲と対立します(呆)。確かに、義母、義妹、婚約者とその取り巻き、、、と酷い人ばかりですよ、でも、その人達と真剣に向き合わず、煽るような台詞ばかり。宥めてやり過ごすことをしません。特に、真面目に心配して苦言をした兄を小馬鹿にしたような態度には怒りが!、、、ヒロインの性格悪すぎ!
ヒロインの内心の表現が〈若者を小馬鹿にする意地悪婆さん目線〉にしか思えません。
この表現を制作者側が【斬新な設定】【この物語の推しポイント】と考えていたら、、、本当にイタイ。『前世で86歳まで生きれた?ソウ、それのどこがエライの?転生できたのは貴女の能力?偶々でしょ!』と、言いたくなります。
こんなお婆さんになりたくない、とオバサンは本気で思いました。
ヒロインはじめとするキャラ全員に魅力がありません。これは物語世界に魅力が無いと言うことです。今更ですが、商業化するなら大幅に原作改編すべきでした。 -
コレが両片思い?、、ドン引きカップル。ネタバレ2025年4月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 読み始めて、、失敗した、、と思いました。ダラダラ引き延ばしてなかなか完結しない物語です。
10年間、人前で口論するカップル、、、こんなカップルに劇場ホールで遭遇したら、、、どうしますか?、、不快感しかないでしょう。(私は目を合わせないようにして、極力避けます) 節度ある大人のカップルとは思えません。ましてや、コレが貴族? いくら異世界でも、、違和感MAXです。
喫茶店で捕物騒ぎを起こす貴族令嬢も登場するし、、(呆)
この物語世界では、貴族とは〈マナー無視の小金持ち〉のようです。
物語世界が破綻しているので、リアリティがなく、幼児的意地っ張りカップルの拗らせ物語をダラダラ読まされて、疲れました。劇場内の小部屋や馬車内でのエロシーンはゾワゾワして、、ドン引きしました。、、せめてご邸宅でイチャついてください。幼稚でツンデレで色欲旺盛って、、、ウッ!
ヒロインも好きになれませんが、登場人物でマトモな人がいません。
制作者側がこの物語設定で【両片思いのジレキュン物語】を描いている、と思っていたら、、、読者の感性に対する敬意が無い、と思います。 -
シリアスな物語が転生してギャグになった!ネタバレ2025年4月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 物語のタイトルどおり、元王妃(ヒロイン)が火刑にされ、死に戻り。さあ、ここからヒロインの華麗なる復讐が始まるんだ、、、と思ったら、シリアス展開はここまででした。自称神獣のワンコが出現し、、物語はギャグ調に方向転換? 漫才のボケとツッコミの如き、ヒロインとワンコの会話。ギャグですね、、、ただし読者置いてきぼりの、寒〜いギャグ(笑)
置き去りにされた読者は脱落するか、頭を空っぽにして読むしかありません。ヒロインが口先だけで行動力がなく、応援する気が全くおこらない人物なのが、どうしようもありません。
リアリティを全く感じない物語世界なので、滅びようと、どうなろうと知ったことじゃありません。勿論脱落。 -
義妹に婚約者を奪われた落ちこぼれ令嬢は、天才魔術師に溺愛される(コミック)
6巻?エッ、まだ続くの?着地点は何処?ネタバレ2025年4月16日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作読了。ツッコミどころはありましたがそこそこの良作でコミカライズ化成功!と、喜んでいたら、まだ続いています(笑)。第6巻は原作者書き下ろしの内容。私的には、後付け感がして、、もうそれは、、いいかな、と思っています。
本当に、今更詮無いことですが、第1〜2巻部分を丁寧に改編して欲しかったです。
ヒロインがたまたま次男を介抱し、家を追い出されたヒロインがたまたま働き口として紹介された家が次男の実家。たまたますぎるでしょ(笑)!そして、ヒロインに即落ちする女嫌いのヒーロー(長男)。[強引な出合い、即恋落ちヒーロー設定]はなろう系恋愛物語の設定の特色です。それにどう対応するかでしたが、、、物語を捻くり回しているわりには、すっ飛ばし感もあって、唐突に物語が進展し、ヒロインと次男のすれ違いも、意味が無くて、、、何も感じませんでした。
恋愛物語は二人の出合いとその過程が最重要設定だと思います。出合いは極力自然、必然に、、、!
ですから、ここは単純に『ヒロインがたまたまヒーローを介抱し、その優しい人柄と不思議な魔力に気付いたヒーローは、弟の世話係としてヒロインを雇い、やがて二人の間に愛が生まれる、、』(この場合、人の良い次男設定無し。) この物語では、最高のキューピッド役・レノ君がいるんですから、これでも良かったのに、と私的には思います。
もうひとつの重要設定・ザマァですが、、ヒロインの義母の設定が酷すぎませんか?出産狙いで不貞をワザとしますか?露見したら離縁確実ですし、、。それとも、ヒロイン父が超鈍感なのか? 義母と義妹を有無を言わさず放逐する為、とは言え強引すぎる設定だと思います。
作画はただだ残念。物語の良さで助かっています。いいね
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可愛い義妹が婚約破棄されたらしいので、今から「御礼」に参ります。
子供向け?としても、、現実味無さすぎネタバレ2025年4月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭のお馬鹿王太子の婚約者断罪騒動に、、、エッ!これは傷害事件(犯罪)でしょう。ここまで過剰な演出(暴力行為)が必要なの?、、と、不快に思う間もなく、、ここから始まる怒涛のザマァ展開。ザマァされる側があまりにもチンピラ臭くて王族・貴族には見えず、爽快感も無く、オバサンはただただ戸惑うばかりの展開でした。何よりも作品タイトルの「御礼」!オバサン世代の私は、どうしても日本のYAKUZA用語「御礼参り(=報復すること)」を連想してしまいます。制作者側は勿論、熟知したうえで使用しているとは思いますが、、西洋風の物語で使用する必然性はないと思います。
男装弁護士のヒロイン、異世界から来た少年?等、設定を盛り過ぎた結果、物語世界が超薄口になったようです。ザマァの帰結が公国建国。軽っ!ザマァも国王廃位も軽く進み過ぎて、物語にリアリティが全く感じられませんでした。とにかく頭の中に?が灯ることが多く、ついていけない物語世界でした。
ザマァ好きにはこれでイイ、と制作者側に思われてもいるようで、、。私の感性が異質なのかな?とも思いましたが、レビューの平均評価4.0以下で少し安心しました。(シーモアのレビュー評価は、ここ最近は特に大甘で平均4.0〜4.2が標準レベル。) 読者(子供)の感性を舐めてはいけません、としか言いようがありません。いいね
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王太子に婚約破棄されたので、もうバカのふりはやめようと思います
バカとは何ぞや?様々な意味があるようでネタバレ2025年4月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 4巻迄読了。結末がどうなるのか?よくわからないし、モヤモヤしてこの先の展開に、、??関心が湧きません。
これはひとえに物語の設定によります。ヒロインはバカのふりをしていた(笑)らしいですが、王太子妃教育を拒否していただけ。王太子の政務書類の審議・決裁の代行はしていたみたい、、コレってバカどころか有能すぎるでしょう。それを評価しない王太子とその周囲。貴方達がバカなんですよ、、、となるはずなんですが、不可思議な国王夫妻と廷臣達がからみ、単純に終わる話を引っ掻き回しているような気がします。何よりヒロインも不思議ちゃんで共感し難いです。
結局、この物語世界はバカばかりじゃないでしょうか?国政に真摯に取り組まないバカ、周囲と対話しないバカ、、、様々なバカがいます。同レベルだから物語世界が成り立っているのかもしれません。一般国民の姿がみえないので国民がどうなっているのか判断できませんかが、私も含めてこの物語世界に追従出来ない読者は、途中脱落するのかもしれません。
ここ最近、異世界王朝物語で頻出する話題(エピソード?)に、ヒロインに対する悪質な噂と王太子(王子)妃教育がありますが、どちらも丁寧に設定しておかないと物語を壊してしまうと思います。
私見ですが、王太子妃教育とは、婚姻前は、政策以外[ex.言語・礼儀作法・所作・芸術(音楽、楽器演奏、絵画等)・ダンス]に限定されるべきだと考えています。史実でも、様々な要因から婚約破棄はしばしばあります。政敵になる可能性のある人物(しかも未成人)に国政の一端でも任せていては、国家の品位を疑われても文句は言えません。
良作はこのあたりのエピソードを無理なく自然に物語世界に練り込んでいると思います。 -
売られた辺境伯令嬢は隣国の王太子に溺愛される【コミックス版】
冒頭ワクワク、中盤混迷、結末どうなる?ネタバレ2025年4月13日このレビューはネタバレを含みます▼ まず、タイトルと物語の内容がピッタリ合ってません。溺愛話に期待した読者は戸惑うかもしれません。けれども、冒頭の物語展開は面白く、ヒロインのキャラも立っていてこの先の展開にワクワクしました。、、それが、ヒロインが学園に入学する?、、ナニソレ感MAX、、ヒーロー(王太子)の目標は国権奪回ではなかったの?そのため剣士の如きヒロインに心惹かれたんじゃなかったの?、、、そして、この頃同時に感じはじめた王太子への違和感、、颯爽と登場したけれど、、この人、見かけだけで実は気弱なお坊ちゃま?、、王朝物少女漫画のヒーローは少し荷が重いかも、、、ヒロインの方が土壇場に強く判断力・行動力もあります。おまけに軍服姿がカッコイイ!このカップルのあり方を受け入れられる人はこの物語を楽しめると思います。(つくづくタイトル合ってません!笑)
今となっては、中盤の学園編?の〝この物語は何を描きたいの感“が勿体無い。ヒロインの無駄使い?です。(笑)
物語はいよいよ終盤ですよね?どう決着がつくんでしょうか?引き延ばしはやめて欲しいです。
長編物語は設定をしっかり組んでいないと、完結まで読者をひきつけるのは難しいですね。私の評価は最初は星5つ、それが徐々に減ってゆき、、。(最近の作品は冒頭に全エネルギーを注ぎ、中盤以降で尻すぼみ(or失速or迷走)する残念なパターンが多いですね。だから、レビューは完結が見えてから書くようにしています。)
完結してから一気読みしようと思います。 -
『エンタメ系少女漫画』の最高峰!ネタバレ2025年4月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 少女漫画界の女王・一条ゆかり先生の代表作のひとつ。6人の超セレブ高校生を中心に巻き起こる、サスペンス、ホラー、恋愛、コメディー、ファンタジー等何でもありの事件の中短編集です。作者様が〈面白い物語を書こう〉と振り切って描かれたようで、面白さMAXでエンタメ感満載の話ばかりです。まず、主役6名の名前はお酒の銘柄にちなんで命名されています。サスガ酒豪の一条先生。『お酒は二十歳になってから』を逆手にとるこの命名。遊び心満載です。
超絶作画でコマ割りはいつもながら神技で、最後の1コマまで見逃せません。
私がこの作品に初めてふれたのは学生時代でした。この頃、高校生を主人公にした少女漫画は恋愛物語が王道でした。(対抗として、スポーツ物語) それが、任侠やヤクザ等も登場し、その路線を真向から崩す痛快な面白さ、毎話ワクワクしながら真剣に?読んでました。この物語には少女漫画の【美・明・善の要素】が濃縮して詰め込まれています。60代になって読み返してもワクワクし読後はニッコリできます。だからこの作品を分類すれば『エンタメ系少女漫画』と言えるかもしれません。そして、今だにこの作品に匹敵する『エンタメ系少女漫画』はないように思えます。
一度TVドラマ化されました。原作へのリスペクトは認めますが、、、以下自粛(泣)。この作品の良さは絶妙なコマ割りを基盤にしている、と思い知らされました。
この物語の6人は漫画の世界で永遠に高校生のままで元気に暴れて?欲しいと思います。もはや祖母目線? (笑) -
作画は綺麗 物語は可もなく不可もなく、ネタバレ2025年4月10日このレビューはネタバレを含みます▼ Web版原作未読。先入観無く完結まで一気読みしました。ヒロインもヒーローも美形、酷い悪役は登場せず。優しい物語です。、、、でも、私には刺さりませんでした。このレビューは読後すぐに記してます。すぐに記さないと内容を忘れ、読後の感想も消えてしまう、、、そんな物語でした。
まず、ヒロインが優等生すぎて、魅力を感じられませんでした。そして、ヒーローよ!いくら意地っ張りでも相手の心がこもったプレゼントを投げ捨ててはいけません。、、これで両片思い?、マァ言えなくもありませんが、二人が離宮で結ばれるシーンを冷めた感情で流し読みした時に自覚しました。この物語は私には合わない!第一王子が俗世離れした善人だったおかげで大団。王政を揺るがす大事件の割には、淡白な終わり方でした。
第4巻で二人が婚姻し、そこそこ綺麗に終わった、と思ったら、まだ続きました。ヒーローの隠し子騒動!これは蛇足以下です。主役二人が護衛も付けずに街遊びをする姿は善良な市民カップルそのもので、一国を担っているカップルには見えませんでした。薄っぺらな物語世界に亀裂を生じさせただけでした。
無茶設定はありませんが、全ての設定が中途半端で小刻みなため、印象薄い物語になったように思えます。
この作品はタイトルを大幅に変えて配信されているようですね。販売実績を上げるための措置と思いますが、作品の表面(タイトル)ではなく内容(設定改編)で勝負すべきでした。 -
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『鬼滅の刃』の柱中心のサイドストーリーネタバレ2025年4月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 『鬼滅の刃』の作者が原作を提供して執筆されたノベルなので、原作の世界観がそのまま生かされています。『鬼滅の刃』に登場する柱(最強の剣士)を中心にした短編集で、凄く読みやすい文章で、内容もわかりやすいです。漫画では触れられなかっサイドストーリーばかりで楽しんで読めます。本編の漫画『鬼滅の刃』の筋書きに無駄に引き延ばしたところが無かったからこそ成立した短編集です。吾峠呼世春氏の語り部としてのすぐれた才能をうかがい知ることもできます。
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セレブ三兄弟のBL版ハーレクインネタバレ2025年4月7日このレビューはネタバレを含みます▼ BLCDを視聴した後、原作をまとめ買いしました。本当に読みやすい文章で、王道設定なので結末も予想できて安心して読めました。まさにBL版ハーレクインです。感動は長続きしませんが、私がこれまで読んでいたBLラノベが重量感があるものばかりだったので、気楽に読めました。ただ、私は紳士服に対する知識はあまり無いので、セレブの容姿とともにそのお召し物の記述があるのが、イメージしにくく、、退屈しました。(ワインの蘊蓄も少々くどかったかな?)この物語を読了し、自分の嗜好に気付きました。今時の王道BLは私には刺さらない、、。私には骨太の古典的BLの方が合うようです。このシリーズ以降、私は新作BL作品は購入していません。今は電子書籍のおかげで読者は自分に合うジャンルの作品を自由に選べます。読書好きにはたまらない環境です。
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哀しくも耽美的なバットエンド!ネタバレ2025年4月7日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品に出会えたのは某動画配信サイトで公開されていたBLCDを視聴したおかげです。主役2人のcvはキラ・石田彰、ルシアン・森川智之。このキャストは声優に関する知識がある人には垂涎の超豪華キャストです。二人の熱演に物語世界にすぐに引き込まれ、最後は号泣。すぐさま原作本をさがしましたが、、20年以上前に出版された初版本は入手できず。イラストも一新された新装版を電子書籍で購入しました。
新装されて出版された事だけでもわかりますが古典的名作です。現在のBLラノベとは一読して雰囲気が違う耽美的で哀愁に満ちた世界観です。
ルシアンは一国の国王です。世継をもうけるために女性を娶らねばいけません。二人の関係は最初から引き裂かれる運命だったと言えるでしょう。けれどもその過程があまりにも哀しく残酷で救いがありません。
それでも、二人の愛の重さには形容し難い感動を覚えます。読み手によって評価が別れる物語だとは思いますが、禁じられた愛の哀しくも美しい結末に涙する名作です。 -
サスペンス風BL、痺れるような禁断の愛!ネタバレ2025年4月4日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品はたまたま視聴したBLCDから知りました。cvが超豪華キャストで、物語の良さを際立たせてました。当然、原作を読みたくなりましたが、BLラノベは当時、一般書店では入手に手間取りました。(例・お取寄せ、予約購入)
ここで電子書籍です。簡単に入手できました!つまり、この作品は私を電子書籍へと導いた記念碑的物語なのです。
この物語は刑事を主役にした犯罪捜査を題材にしています。登場人物はほぼ男性、サスペンス的緊張感もあります。そこにメイン二人の恋情が絡みます。刑事と暴力団の幹部(情報調査員)!決して私情に流されてはいけない関係です。信頼関係を築いても、愛情は厳禁なんて、、かなり苦痛ですよね。まさに、愛の痛み!この関係に痺れました。これは恋愛小説の醍醐味と言っていいでしょう。
それが、作者の巧みな文章で綴られてゆきます。ラストはハッピーエンド。ただし、軽々しいものではありません。かなりの時間と痛みを伴っての納得の結末です。
骨太BLをお望みの方に是非お勧めします。いいね
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『幻の番外編』電子書籍化に感謝ネタバレ2025年4月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 「間の楔」はBL黎明期の傑作です。本編完結後、番外編が某月刊誌に何話か掲載されたそうです。
この短編はイアソンとリキの束の間の幸せな?逸話です。二人の未来を知る読者としては切ない事このうえありませんが、表紙の穏やかな雰囲気の二人を眺めていると、二人は異世界で生存しているような気がして感慨深いものがあります。
掲載時、電子書籍なるものはありません。短編なので一冊で販売することもかなわず、ファンから『幻の番外編』と呼ばれていたそうです。
この短編が電子書籍として発売されて、「そうだ!この手があったんだ!」と気付きました。電子書籍ならその容量に見合った価格設定できるので短編1話でも販売できます。他の短編もできれば発売していただけるとありがたいです。イアソンとリキは電子の世界で永遠に生き続けているんですね。いいね
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BLラノベの原点にして孤高の傑作。ネタバレ2025年4月1日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を知ったのは、某動画サイトで公開されていたアニメ(OVA)からです。作画は古く、現在の美麗なアニメとは比較できませんが、物語がたまらなく斬新かつ魅力的でラストは衝撃的。CVは現在ではあり得ない超豪華キャストで、みなさん名演技でした。特に、主役•イアソンのcv.塩沢兼人氏(故人)の演技は伝説の神演技で、このアニメが今もファンから愛されている所以となっています。
私は塩沢兼人氏のファンでもあったので、その後、CD(ラジオドラマ)の神演技に酔いしれ、次いで原作ラノベの読破に進みました。
私には初めて読むBLラノベでした。
一読して「エッ、これがラノベ?」と困惑したぐらい物語の世界観が壮大かつ緻密でした。舞台は近未来異世界。だからこの物語はSFBLとも言われていますが、かなり特異な世界観です。第1巻ではこの近未来世界のシステムにかなりの行数が割り当てられています。そして、読み進むにつれて、この設定は必要不可欠だとわかります。現在の我々の常識、倫理観が通用しない世界観の設定です。
イアソンのリキへの愛は、今で言う、執着愛、溺愛の一種とも言えますが、この物語世界のシステムでは〈禁断の愛〉などと言う甘々な単語で表現できない〈あり得ない愛〉です。
アニメを視聴してラストを知っていながら、原作は違う終わり方をしないだろうか?いや、アレ以外のエンドはあり得ない、アレは一種のハッピーエンドだ、、、と泣きながら思考は堂々巡りし、、、読了後の余韻は言葉では説明できません。
現在、BLラノベ•BL漫画は手軽に電子書籍で入手出来るようになりました。私は数冊読みましたが、この作品を越える余韻を得られたものはありませんでした。
アニメは最近(?)リメイクされました。BLアニメのリメイクは前代未聞ですが、この原作なら納得です。BL作品は黎明期から隆盛期へ移っています。名作は時代とともに新たな解釈ができます。これはもうBLの古典にして原点になる傑作です。ハッピーエンドに慣れた方には重すぎる物語ですが、読了後の感動は心の奥底まで響きます。読み応えのある物語をお探しの方には必読の作品です。価格も良心的です。 -
漫画の枠を超えたシェークスピア的傑作!ネタバレ2025年3月30日このレビューはネタバレを含みます▼ 私はこの作品をアニメを先に知りました。
アニメの製作発表会で、担当女性プロデューサーが「この原作の素晴らしさは少女漫画の枠を超えており、ハードボイルドでもありBL要素もあり、言葉では到底説明できません。私はこの原作をアニメ化する事が夢でした。」と熱弁されてました。その熱意が反映されたのか、アニメは画像、音楽、声優、ストーリー等全て素晴らしい出来栄えでした。特に最終回のラストシーンは〈アニメ史上最も美しいシーン〉と絶賛される神シーンとなっています。
勿論、私もアニメに魅了され、並行して原作漫画を読み始めました。第3巻ぐらいまでは、少女漫画らしからぬ作画に戸惑いました。特に主人公アッシュが超絶美形には見えず、違和感を感じました。けれども、物語のテンポの良さ、巧みな展開、魅力的なキャラ達に心を奪われ、取り憑かれたように読み続けました。作画は巻数が進むほど熟し、物語のクライマックスを盛り上げました。アッシュが悲劇的最期を迎える予感がして、最終巻を読むのが辛かったです。そして、私の予想の斜め上をゆくラストに顔を両手で覆って泣きました。
その後、結末が変わるはずないのに『アッシュ、生きるんだよ』と心の中で繰り返しつつ何度も読み返しています。物語の中で、多くの人が劇的な最期を迎えますが、それらは物語の設定上全て必然で無駄なものはありません。 結末がわかっているのに読み返したら止まりません。
自分が青年期を終え、冷めた目で若者を眺める年代になりましたが、物語からうける熱病にも似た感動は色褪せることなく読み返すたびに鮮明に蘇ります。この感覚は漫画というよりは、シェークスピア作の戯曲に通じるものがあります。
世代、性別を超えて読み続けられる傑作中の傑作、永遠にMy殿堂入り漫画です。 -
納得のいかないハッピーエンド??ネタバレ2025年3月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 原作既読。原作に長文レビューを投稿していました。ティナが救出され、王太子の求愛に応じるまでをもっと時間をかけて描いて欲しかった、と記しました。
ここでも繰り返しますが、ティナを最も傷付けたのは〈王太子の酷い仕打ち〉だと私は解釈しています。敵王から受けた行為は〈法的に認められた夫婦の行為〉であり、それと引き換えにティナは国家と国民を守れたのです。確かに苦痛にしかならなかったとは思いますが、自ら挙行した婚姻の結果です。理性で諦めて受け入れるしかなかったと思います。
それよりもティナは最愛の人から魂を蹂躙されたのです。王太子の悔悟も月並過ぎます。だから、こんなに簡単に王太子の求愛を受け入れると、ティナの純愛が本当にありふれた作り物になってしまい、本当に大好きな作品だけに、、、結末の解釈が残念でたまりませんでした。ラストを改編してじっくり描いて欲しかったけれど、、、完結してしまいました。ティナが幸せならそれでいいか、、と今は思っています。
YouTubeでも公開されているボイスドラマでは、王太子はcv.木村良平さん。実力のある人気声優です。最後まで演じられるのでしょうか?今後はそちらを、楽しみにしたいと思っています。 -
神獣騎士様の専属メイド~無能と呼ばれた令嬢は、本当は希少な聖属性の使い手だったようです~
唯々イラつく、謙虚ぶりっ子のヒロイン!ネタバレ2025年3月25日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作を読了。
定番設定•家族から無能と蔑まれるヒロイン。ヒーローに救われ、神獣の世話係として雇われます。冒頭に無理無茶設定は一応ありません。
唯々イラつくのはヒロインの言動!事あるごとに「私なんか、、」「私は無能だから、、」何回繰り返す?気が滅入る、、、。そして、この卑屈ヒロインはヒーローに助けてもらうと、何故自分の身元を誤魔化すの?公爵邸にいすわりたいから? 図体しい!(そして、隠し事をしたために後々大事になるのもお約束!)
原作段階でこの物語のヒロインに好感が持てませんでした。卑屈で無自覚に厚かましい、口先だけ謙虚な自己陶酔型の悲劇のヒロイン、、Web系原作を中心に頻出するコノテのヒロインは、、もうお腹一杯で辟易しています。
作画も雑で、物語のテンポも遅く退屈。大幅に改編して欲しかったなぁ。、、ステップアップする要素が見当たりません。 -
『元祖•和風花嫁シリーズ』お腹一杯!ネタバレ2025年3月25日このレビューはネタバレを含みます▼ 第1期アニメ化の際、割引もあり、7巻迄購入。第1巻は面白かった。ところが、ヒーローは第1巻でお約束通りにヒロインに恋堕ちするのに、なかなか進展せず。退屈し、引き延ばし感も感じ、第3巻以降読まずに放置。平易な文章で山場無く淡々と進展する物語。最近やっと第7巻•結婚式まで読了しました。ただただ表紙のイラストが美麗でした。
内容はまさに私が勝手に命名した『和風花嫁シリーズ』の基本設定が盛り込まれ『元祖』と呼ぶに相応しい物語です。
1 舞台は明治末〜昭和初期の架空の日本風社会
2 異能一族(家族)から辛い仕打ちを受けるヒロイン
3 名家のイケメン御曹司との突然の婚約(求婚)
4 女嫌い設定のヒーローがすぐにヒロインに恋堕ち
5 実は最強レベルの異能を所持し覚醒するヒロイン
上記5つの基本設定を受け入れられる人はこの物語を読み続けられると思います。
また、この物語はシンデレラストーリーとも言えます。シンデレラストーリーは王子様と結ばれる場面が最高の山場、というのが私の持論です。この物語も引き延ばさずに早く結婚式をあげていたら、尻すぼみ感が少なかったと思い、残念です。
映画、アニメ化とメディア化されています。アニメは第1期、第2期ともに、アニメファンから作画と声優が絶賛され「ストーリーさえ良ければ、覇権アニメになりえた」と言われています。ファンって、種類は違えど外部の立場になると、忖度しないで辛辣だけれど的確な評価をする場合があります。私も同感です。表紙イラストだけならずっと眺めていたい!物語はもうお腹一杯で胸焼けしています。 -
平成を代表する傑作歴史ファンタジー!ネタバレ2025年3月22日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品を某月刊女性漫画雑誌で初めて読んだ時の感覚は言葉では表現できません。それは『日出処の天子』(作•山岸涼子)を読んだ時の感覚に少し通じるものがありました。掲載されていた月刊誌の発売日を待ち、完結編を読了した時には歴史の証人になったような感覚がしました。史実を基盤にして人間の【業(ごう)】を描いた傑作中の傑作です。
この物語の設定はいたって単純かつ緻密です。時は江戸幕府草創期〈男性しか罹患しない疫病が流行り、男性人口が激減した〉この時、人々、特に権力者はどう対応したのか? どう生きたのか? 、、江戸開城迄の約200年間にわたる壮大な人間ドラマです。作者の【業】の描き方は的確かつ容赦無く、理不尽な結末を強いられる人物が数多く登場します。作画には無駄な描線が無く、武士の時代の素朴で質実な雰囲気に合致しています。長台詞が多く、読むのに時間がかかりますが、その世界観にはいると時間の経過を忘れます。読了後の余韻は深く、人間について考えさせられます。
この作品で特筆すべき事は、江戸時代の人間群像劇でありながら発表当時の社会の動きをも反映している事です。この頃、日本社会では、ジェンダー、家族、夫婦、女性のあり方etcの変化が顕在化し、社会問題化しつつあり、現在迄その動きは続いています。この物語を読むと〝コレって今でもアルよね“と共感したこともしばしばありました。作者の社会や人間に対する観察力の鋭さには感服するしかありません。
映画、TVドラマ、アニメ化とメディア化も盛んで、個人的には某国営放送のドラマが一番のお気に入りです。作中随一の怪物的権力者を仲間由紀恵さんが快演していました。原作では醜悪極まりなかった容貌の人物を当代を代表する美人女優が演じる、そのキャスティングの妙に唸りました。すぐれた文化的作品はその時代•社会を反映しながら次代へ継承されてゆきます。平成の社会を代表するこの作品も令和へ引き継がれ、何年か後に新たな視点でメディア化され、さらに読者を増やすことでしょう。
気楽に読める物語ではありません。やりきれない悲しみに胸が苦しくなる事もありますが、何度でも読み返せる物語で読むたびに新たな感慨に浸れます。これぞ名作。
読み応えのある物語を探しておられる方、必読の傑作歴史ファンタジーです。 -
定番設定てんこ盛り、ザマァは未消化ネタバレ2025年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。異世界転生、婚約破棄、特殊能力(錬金術)、妖精王、竜、幼馴染(初恋の人)etc。、、定番設定を詰め込められるだけ詰め込んだ原作でした。Web系原作には『物語•小説』というよりは『物語の概略•あらすじ』のような作品があります。この作品もそれにあたります。物語の筋書きとしては面白いです。でも、Web系小説はまだプロの作品ではありません。だから、コミカライズ化するなら、何らかの改編をして設定の精査が必要になってきます。実際、改編の結果、良作にステップアップした作品が幾つもあります。、、、でも、このコミカライズは原作を忠実になぞってしまったのです、、、(泣)。ラストがはしょった印象を受けますが、コレ原作どおりです。設定盛り込み過ぎて、ザマァが明確に記されないまま完結します。本来なら、3冊ぐらいは必要な『あらすじ』なんです。そこそこ面白い『あらすじ』なのに残念です。
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ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける
本編が傑作で、短い描き下ろしも涙、涙!ネタバレ2025年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 本当に大好きな作品で、単話版で読んでいましたが、コミック版が発売されたと知り、購入しました。やっぱり一気に読むとさらに感動が深まりますね。コミック特典は2話の描き下ろし!この2話が2話ともいいんです!本編の世界観そのままで、「アリス頑張ってるんだね」とウルウルしてました。作画も安定してるし、、、。本編が本当に無駄の無い傑作なので、サイドストーリーも傑作になるんですよね。
読後になんだか心が暖まり優しい気持ちになるので、何度も読み返しています。
私のマイベスト電子書籍漫画です。 -
姉に婚約者を寝取られたので訳あり令息と結婚して辺境へと向かいます
ヒロインは健気? いや、したたか!ネタバレ2025年3月13日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作読了。
姉に婚約者を⚪︎取られたヒロインは変人と噂の辺境伯令息と電撃結婚します。なろう系らしく、冒頭の設定が“いくらなんでも無理な設定〝。ヒロインは姉への意地から、自分で婚姻相手を決めます。文書を参考にして一度も会ったことのない人を選びます。この決断力!さぞや気丈な令嬢に違いない、、、と思ったら、令息のもとに行った途端、健気で可愛い女の子になります。(キャラデザは幼く、主役二人は中学生に見えました。)この冒頭の無理設定に、違和感を感じない人はこの物語の世界にはいれると思います。辺境伯の邸宅が山小屋もどきだったのは、作者様!やりすぎ(笑)、、。
その後の物語の流れは定石どおり。ヒーローは王都に戻った途端にイケメンに変身?するのは、なろう系漫画を読み慣れている人には予想できます。
この物語の原作者様の作品を幾つか読みましたが、テンポの良い物語と情け容赦ないザマァが特色です。このザマァに到達するために、かなり酷い悪役(今作ではヒロイン姉)が盛大にやらかすのがお約束です。ここまでお馬鹿なキャラに設定しなくてもいいじゃないの?、、と、ここ最近思いますが、派手なザマァを演出するためには酷い悪役が必須設定なのかもしれません。この原作者様、私の推しの1人なんですが、悪役がいつもお馬鹿すぎます。
※ 作品タイトルに採用されている用語を使ったら、ブロックされました。仕方なく⚪︎を使用しました。作者が堂々と使用している単語を、その作品のレビューに使えないのは、、理不尽ですヨネ。 -
旦那様がちっちゃいモフモフになりました ~私を悪女だと誤解していたのに、すべて義母の嘘だと気づいたようです~ 【連載版】
冒頭の強引設定をモフモフが吹き消した!ネタバレ2025年3月13日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作を読了。冒頭で、ヒロインはヒーローの義母と義姉の奸計で結婚し、辛いめにあいます。、、この冒頭の結婚設定はかなり強引です。お家乗っ取りを狙っての悪巧みとしては愚策です。自邸に他人を招き入れるので、計画が破綻する可能性が高くなります。(事実、二人の悪事はヒロインの活躍もあり、露見します。)、、えぇ、わかってます。この設定にしないとこの物語が成立しないんです! 冒頭に無理設定があるのはなろう系原作の特色ですね。でも、この設定の無茶ぶりを受け入れれば、あとは怒涛のモフモフ設定(?)で本当に楽しく読めます。モフモフに変身する前は「旦那様、鈍感!」と呆れていたんですが、モフモフになると俄然可愛い!判断力、行動力もあり、好感度爆上がりでした(笑)。ラストのザマァに容赦なかったのも爽快でした。やっばり物語はこうでなくっちゃあ!
モフモフの可愛らしさは作画あってこそです。コミカライズ化成功です。 -
婚約破棄された可憐令嬢は、帝国の公爵騎士様に溺愛される【電子単行本】
まだまだ淡々と物語は続いています。ネタバレ2025年3月13日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作を読むも途中で脱落。原作は今も連載中。まだ完結してません(泣)! 当然、コミカライズもこれから延々と続くんでしょうね。、、なろう系原作には、読者を惹きつけるためなのか、冒頭で派手な演出(婚約破棄、冤罪、酷いイジメ、死に戻りetc)を設定し、その後失速しながらザマァでいったんケジメを付け、その後、新設定が登場して延々と続く作品があります。この物語はその典型例です。追放されたヒロインがヒーローと結ばれた時点で終わった方が良かったと思います。その場合、すぐに完結してしまいます(笑)が、読者が飽きて離れるよりは遥かにいいと思うのです。
冒頭、聡明でチートレベルの能力を持つヒロインが僻地に追放される設定が理不尽極まりないし、辻褄合わせが難しい物語です。
コミカライズはいつ完結するかわかりませんし、、コミカライズを読むのは原作完結後でもいいかな、と思っています。 -
筋肉好きのヒロインに笑える!ネタバレ2025年3月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 冒頭で、ヒロインは辺境の騎士団に追放されます。この経過がやや強引な設定ですが、王子がお馬鹿ということで納得できれば楽しく読める物語です。天然で前向きなヒロインの活躍に笑えます。その後の展開は予想通りです。ただ、ヒーローの素性が定番設定すぎました。それより特色があるのが作画で、人物の描線が途切れ途切れになっていました。作画で好き嫌いが別れる作品だと思います。
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頭を空っぽにしたら、、読めました。ネタバレ2025年3月12日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作を読むも中途で脱落。それをコミカライズ化するなんてどうなの? と心配しながら読んでみたら、、。やはり改編されなかったようです。ヒロインとヒーローの拗らせゲンカをダラダラ見せられる物語。ヒロインに本気で離婚する気も冷静な判断力もないこと。ヒーローが無神経で不器用なこともそのままでした。読み進むにつれてイラッとさせるカップルです。設定をてんこ盛りして、設定同士が不協和音を奏でているようです。設定の精査をしてからコミカライズ化すれば、と思い残念です。特に聖姫試験は薄っぺらな物語世界を完全に崩壊させてしまいました。ギャグなのか何なのか?、、イタイ設定としかいえません。
何も考えずに流し読みして、第2巻で脱落です。 -
猫好きには呆れ返るほど楽しい物語!ネタバレ2025年3月12日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作読了。中編クラスの長さの原作ですが、定番設定が濃縮されて詰め込まれた原作なので、コミカライズ化に当たって補完•強調されています。勿論、強調されているのはヒーローの猫愛です。このヒーロー、猫への並外れた愛情と甘党以外はデキル王子です。こんなキャラを楽しく見守れたら、これほど楽しめる物語はないと思います。ツッコミどころは多数ありますが、ヒーローとお猫様(ヒロイン)のゴロゴロシーンが明るく打ち消してくれます。楽しい物語の割にザマァは容赦なく、ヒロインも薄っぺらな情けをかけないので好感がもてます。
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偽者に奪われた聖女の地位、なんとしても取り返さ……なくていっか!(コミック)
成功するか?追放された聖女の再就職。ネタバレ2025年3月10日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作読了。追放聖女、偽聖女、お馬鹿王子と定番設定が続きます。珍しい設定は、母国から追放されたヒロイン聖女が自らの意志で隣国に赴き国家再建に貢献することです。ヒロインには元々聖女の能力があるのですから聖女不在の隣国に受け入れられるのは当然と言えば当然で、無理設定ではありません。少々あざとい設定なのは、聖女の能力があるヒロインが追放される経過です。(特に、ヒロインと偽聖女を瓜二つにする必要はなかったと思います。)王子達はお馬鹿としか言いようがありません。その後、ヒロインにとって全て都合良く話が進み完結します。、、これは、なろう系原作の中編クラスによくある特色です。文章量が少ないので〈物語そのもの〉が〈物語のあらすじ〉になってしまいがちです。そのため冒頭では盛り上がっても、その後急速に平坦になり、読者に失速感を残したまま完了してしまう、、、。けれども、無茶設定のない物語なのでコミカライズ化でステップアップ可能です。この物語がコミカライズ化にあたってどのように補完され、ラストのザマァをどうやって盛り上げてくれるでしょうか?作画スタッフ様、期待しております。いいね
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『歴史ファンタジー』の原点にして頂点ネタバレ2025年3月8日このレビューはネタバレを含みます▼ シーモアのマイベストマンガに即決で選択。
あらためて「この作品と同列に評価できる作品が近年発行された作品にはない」と思い知らされました。他の追随を許さない孤高の傑作。神作、別格総本山です。
初読時は学生時代、読み難い漢字、耳慣れない人名、、難しいったらありゃしない!でも何度も読み返し、掲載されていた月刊誌はボロボロになりました。主人公の『厩戸王子』は当時『聖徳太子』として一般に認知されており(肖像画が採用されていたので)『一札(の人)』の隠語としても知られていました。エッ!聖徳太子が主人公?それで超能力者?(当時は異能者とは言いませんでした)、、、何かわからないけれど続きが気になって仕方ない、わかるまで読み返してしまう、、。この物語の持つ魔力は膨大でした。
無限になるほど読み返し、年月を経て、最近人生の節目を超えて思い至ったのですが、この物語の主題の1つは人間の【業(ゴウ)】ではないかと。、、人間である限り逃れられない負の感情•煩悩それらがこの物語を動かす原動力になっているような気がします。
この物語は日本の飛鳥時代直前の史実が基盤になっています。歴史は【業】のなせる技なのかもしれません。
読み返す度に、物語世界に引きずりこまれ、言葉では説明し難い酩酊感に襲われます。
繊細で長い描線で描かれた日本画•仏画のような作画が物語の雰囲気に合致し、唯一無二の世界観を形成しています。
当時は、まだ少女の娯楽道具の一種とみなされていた少女漫画を性別•世代を超える文芸作品へとその価値観を一変させたこと、漫画に史実を綿密に取り込み『歴史ファンタジー』の先駆けとなり、漫画の学術的価値さえ認知されたこと、BL、BLGT、家族問題(毒親、ネグレクトetc)という言葉すらなかった時代にそれらを取り扱ったこと等、、、この作品が与えた影響は多岐にわたり現在も続いています。(現在、シーモアではこの作品を青年マンガに分類してますが、掲載は少女漫画月刊誌でした。当時の少女漫画雑誌の先駆的編集姿勢はもはや伝説。)
実写•舞台•アニメ化は山岸涼子氏の画風が創り出した世界観の再現は不可能とされ、立案されていませんが、能楽では今年(2025年)公開予定です。(個人的には朗読劇を希望していましたが。)
時代を超えて輝く日本文化史に遺る最高傑作の1つです。 -
顔が見分けられない伯爵令嬢ですが、悪人公爵様に溺愛されています@COMIC
なろう系良作。ヒロイン頑張れ!ネタバレ2025年3月7日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作が公開中。定番設定の虐げられるヒロインですが、この物語の魅力はヒロインに『相貌失認症』の障害がある、という設定です。この障害は日本でもようやく認知されてきた障害で、現在治療方法はありません。この障害のある人は良好な人間関係を築くのに大変な苦労をします。周囲の人たちの理解とサポートが必須です。それが、この物語では、、毒家族!ヒロインの自己肯定感が低いことにカンペキに納得できます。ヒロインが前向きな姿勢で、ヒーローと愛を育んでゆく過程は「頑張れ」と応援したくなります。
原作は良作なのに、、作画が残念な出来です。特に、ヒロインの毒父!何故こんなデフォルメされたキャラデザにされたのか?? 何とか癒し系物語の世界を壊さずに描いて欲しいと思います。 -
TVドラマとのタイアップで魅力倍増!ネタバレ2025年3月3日このレビューはネタバレを含みます▼ TVドラマにハマって、この原作漫画を知りました。なにしろアノ名作『大奥』の作者よしなが氏の作品です!期待MAXで読み始めましたが、、、初読の印象は期待したそれと違って、、少し当惑しました。ゲイカップルの心の繋がりを描いていると思いきや、料理メインで台詞が多く、慣れるまで少将読みにくい物語でした。
それでも、ゆっくり読むと登場人物の心のヒダがジワジワと伝わってきました。読めば読むほど心の奥底からジンワリ暖かくなってゆく感じでした。
日常生活の中、ゲイカップルだけではなく、親子、夫婦、職場等の人間関係の断面が控えめに綴られています。異世界物語の派手派手設定に比較すると、本当に地味な日常生活系物語ですが、そんなありふれたネタをすくいあげ物語に仕上げる作者の感性・技量にはあらためて感心するしかありません。
このような漫画が実写化され、新たに多くのファンを得て本当に良かったと思います。TVドラマは原作ファンから神キャストと絶賛され、漫画で表現しきれなかった部分が生身の肉体で見事に表現されていました。実写化が原作をさらに輝かせた幸運な例だと思います。いいね
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戦場の聖女 ~妹の代わりに公爵騎士に嫁ぐことになりましたが、今は幸せです~
最初は面白く、次第にシラケて遂に脱落ネタバレ2025年3月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 作画は私には合いませんでしたが、冒頭の設定は良かったです。戦場で健気に働く軍医のヒロイン。そこにやって来るヒロイン妹(聖女)。数ページで無駄無くこの2名の人となりがわかりました。ヒーローがヒロインに求婚する理由も、他作品にみられる強引さもないし、替え玉設定でもないし、そこそこ納得できました。、、けれども、物語の展開が楽しみだったのはここまででした(遠い目、笑)。これ以降はありきたりの設定ばかり、おまけにヒロインキャラは自己評価低いモードに方向転換します。、、物語への幻滅感ハンパ無かったです。そして、トドメが第4巻、ヒロインが命がけで妹を助けます。、、あゝ、いい子ちゃんぶりっ子の勘違いヒロイン!ここは戦場!あなたの妹は多くの兵士の命を危険にさらしたんですよ!ヒーローの正義の剣で断罪されて当然です。それを、、! 私はヒロインが断罪場面で悪役に情けをかける物語は、ほぼ例外なく駄作認定してます。ヒロインの薄っぺらな優しさ、脳天気な判断力等に興醒めするからです。悪が裁かれない物語世界には爽快感がありません。勿論、脱落決定です。 -
漫画とアニメの幸運すぎるマリアージュ!ネタバレ2025年3月2日このレビューはネタバレを含みます▼ この作品の存在はアニメをみて知りました。そして現在、折に触れて原作漫画を読んでまた感動し、またアニメを見返す、、、その繰り返しをしています。漫画もアニメも何回も繰り返し鑑賞できます。
物語は現代日本の自然豊かな郊外都市。そこで繰り広げられる人と妖の儚く美しい物語です。表現は控えめで厳選された台詞が効果的に配置され、心にしみわたります。
ほとんどが一話完結ですが、継続して登場する人物が話数が進むにつれて増えているので、初見さんには、できれば第1巻から話数順に読まれることをお勧めします。
アニメスタッフが原作をリスペクトし、常に原作の世界観を尊重しつつ製作なされているのでアニメも素晴らしい名作でシリーズ7まで続いています。漫画と原作が見事にマリアージュするとこんなにもお互いに高めあえるんだなあ、とこの漫画を読むといつも思います。ニャンコ先生の声(cv.井上和彦氏)が漫画を読むと聞こえてきて、アニメで名シーンが登場すると漫画の一コマが脳内に浮かび涙することもしばしばあります。世代を超えて読み継がれる癒し系漫画の傑作です。 -
生贄として捨てられたので、辺境伯家に自分を売ります いつの間にか聖女と呼ばれ、溺愛されていました
似かよった物語があるらしいですが、、。ネタバレ2025年3月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 酷似した物語があるらしいですが、私は先行作品を知りませんでした。で、事前知識無しでこの物語を読みました。新鮮味と盛り上がりに欠ける中途半端な物語、という印象です。一例ですが、ヒロインの魔力設定が雑。実家の家族は全く気が付かなかったのでしょうか?ヒロインは辺境伯領到着翌日に光魔法を使用!今までに何か訓練をしていたの?アッサリ魔物は退治されました。魔物ってこんなに弱かった?作画が雑すぎて魔物戦がわかりません。ヒロインは治癒魔法も使えて、ヒーローの母親を治療できました。、、、他にもお馴染みの設定とエピソードが続きます。婚外子で虐げられるヒロイン、聖女設定、血はつながらなくても家族、(中途半端な)ザマァ、お友達探し、ヒーローの恋情とそれに気付かない鈍感ヒロイン、、ひとつひとつの月並エピソードが同テンポで語られ、また次の月並エピソードにつながってゆくので、物語の芯になる設定がわからず、流し読みするしかありませんでした。製作者(原作、作画)自身が物語の設定を消化しきれず、物語のなかに羅列させているだけのような気がします。他作品の設定の真似だから?かもしれません。ここ最近、酷似した物語設定の作品が頻出しているので、似ていることには何も感じなくなりました(笑)が、似せるなら咀嚼して自分の作品に取り込んだうえで独自性を付加して欲しいと思います。 -
私を追い出すのはいいですけど、この家の薬作ったの全部私ですよ?
酷い悪役との醜悪すぎる攻防、、!ネタバレ2025年3月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 1巻を読了。ノベルはイラストだけなので、物語後半からの醜悪さがコミカライズに比較して薄くなっていて、私的には助かりました。ヒロインが薬師設定なのはいいけれど、悪役(ヒロインの父母妹、元婚約者、従業員の薬師達)の人間性が酷過ぎます。ヒロインを人間として認めず、一方的に搾取するだけです。1巻後半はそれら酷過ぎる悪役達とヒロイン達との救いのようのない暴力暴言の応酬戦です。この部分の描写がこれでもかこれでもかという感じで必要以上に長く、台詞も罵詈雑言の罵り合いで、、、刺激が強すぎて私には合いませんでした。何より、戦い?終わった後で、ヒロインが家族の処遇を心配したことに??、モヤっとして、ヒロインの人間性にまで疑問を感じました。そして、ヒーローの正体が、、で、またしても〈ヒーローは身分を偽ってました設定〉、この定番すぎる凡設定に興醒めしました。物語のタイトルに沿った内容は1巻で完了です。もう次巻以降を読む胆力?は私にはありません。いいね
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私を追い出すのはいいですけど、この家の薬作ったの全部私ですよ?
物語とはいえ、酷過ぎる家族と元婚約者!ネタバレ2025年3月1日このレビューはネタバレを含みます▼ Web系原作1巻を読了。ヒロインは両親、妹、元婚約者、使用人達にまで酷すぎる仕打ちを受けます。この物語の特色は悪役の醜悪な人間性です。ヒロインには薬師としての優れた才能がありましたが、その成果(資産、名声等)を一方的に搾取されています。これは主人と奴隷の関係に等しく明白な人権侵害です。元婚約者達は人としてどこか欠けています。、、ここまで醜悪な悪役を造形する必要があるでしょうか?
ヒロイン達とこのヒトモドキとの対決が原作では1巻後半から延々と語られます。不快極まる暴言と暴力の応酬です。
原作を踏襲すれば、この流れがコミックでも2巻から延々と続くはずです。爽快感は全く感じませんでした。ゲンナリ!
作画は標準的。私は過剰な虐めや人間性を感じられない悪役設定は苦手ですので、多分1巻で脱落です。 -
世界に誇りたい日本の漫画文化の金字塔!2025年2月28日この作品が某月刊雑誌に連載された頃から、この作品に取り憑かれています。日本が誇る世界最古の恋愛物語を、当時すでに人気漫画家だった大和和紀氏が漫画化したものです。完結前後で氏が対談、インタビュー等で語られておられましたが、連載開始時から手探りの創作活動だったそうです。衣装・調度品・織物・建造物等現物はほとんど現存していません。それらを、かき集めた膨大な資料と作家の創造力を総動員して優雅な作画におこし、なおかつ原作を読みこみ、現代的に台詞等を慎重に改編し、、、まさに心血を注いで完成された名作です。この物語には、嫉妬、不倫、身分違いの愛、すれ違い、虐め、秘めた愛、禁断の契り、玉の輿、母娘の愛等、現在の恋愛漫画に登場する基本設定が無理無く自然に平安王朝世界に盛り込まれています。日本が世界に誇れる文化遺産が現代日本を代表する文化・漫画によってリメイクされて生み出された永遠の名作。そんな名作が紙ベースの書籍から電子版となり、美麗な作画を細部まで味わいながら鑑賞できます。特に、緻密かつ華麗な背景にはため息がでます。私にとって、もはや至高の芸術品です。もっとみる▼
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面白ければそれで良い?子供向け物語?ネタバレ2025年2月28日このレビューはネタバレを含みます▼ 作画、キャラデザ、物語設定、妹の嫌がらせ、何から何までシリアス感は無く、良く言えば面白い物語? 子供が関心を持ちそうな定番設定を手当たり次第に突っ込んだような物語。オバさんは頭を空っぽにして流し読みしましたが、読後には何も残りませんでした。流し読み漫画なら、それもアリかな?と最近思います。悪役がお馬鹿丸出しで、王子とは勝負にならないとわかりきっているので、幼い心に薄暗い影を落とすことはありません。子供(小学生低学年?)なら気楽に流し読みできる物語かもしれません。
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今は懐かし『昼ドラ』世界の漫画化!ネタバレ2025年2月28日このレビューはネタバレを含みます▼ かって民放TVでは『昼ドラ』なるものが放映されてました。おおむね現代の日本社会を舞台に不倫、浮気、離婚等が主なテーマで泥沼の恋愛模様が繰り広げられていました。原作未読ですが、その『昼ドラ』を西洋貴族社会にうつして漫画化したような作品です。ヒロイン、こんな夫をサッサと身限って離婚したらいいのに、と思うのですが、不倫相手が妹で世間体もありスンナリ思いきれず、復讐を計画します。わぁ、あったあったこんなドロドロ話。実写に比較して漫画の方がドロドロ感は少ないと思いますが、爽やかなラストにならないことはお約束です。読者を選ぶ物語です。
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嵌められましたが、幸せになりました 傷物令嬢と陽だまりの魔導師
微妙なハピエンにモヤモヤ、、!ネタバレ2025年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 婚約破棄の定番設定。ハピエンでしたが読後、爽快感がありませんでした。ヒロインを嵌めた男爵令嬢だけが国家から断罪されましたが、その他の人はお咎め無し、でいいの? 少なくとも男爵令嬢に担がれた公爵令嬢にも責任はあるでしょ!
それよりも何よりも私が一番釈然としないのは、ヒロインが王命でヒーローと婚約しましたが、その王命は男爵令嬢達が流した悪意ある噂をふまえて下されたという物語冒頭の設定です。王家は軽挙な王命を下した事について何の責任もとらず、ラストで王女が正義の味方の如く登場して興醒めしました。、、男爵令嬢1人に罪をかぶせて、その他の人々が手のひら返しで、結婚おめでとう!と笑っているのが、何とも言えないくらいモヤモヤしました。おまけにヒロインまで元婚約者を労ってるし、、、。
架空世界のお伽話とみなして読み捨てるしかない物語でした。
ここ最近、物語冒頭、強引で無茶な婚約設定と並んで事実無根で悪意のある噂で虐める(嵌める)設定が多く見られますが、噂を過激にすればするほど事前事後の設定・処理を丁寧にしないと、物語世界が澱み、読後にモヤモヤが残ります。(ヒロインが奔放な異性関係を楽しんでいるという噂が流れたら、必ずお相手の男性がいるハズです。事実確認しないで発動される王権。架空世界としてもあまりにも薄っぺらい!)
過激な噂で人を嵌めて後始末無しの物語設定は釈然としません。 -
姉のことが好きな筆頭魔術師様に身代わりで嫁いだら、なぜか私が溺愛されました!? ~無能令嬢は国一番の結界魔術師に開花する~(コミック)
定番設定ばかり!描き方で化けられるか?ネタバレ2025年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系で本編完結。魔術師の家系、魔力があり美人の姉、無能扱いされ冷遇されるヒロイン、ヒーローから突然申し込まれる婚約話、、、定番も定番の設定がタイトルにまで盛り込まれています。このテの物語を複数話読んだ方なら、(原作未読でも)今後の展開はほぼ予想できます。問題は、そのわかりきった結末を画力(or改編)でどう補完してゆくかでしょう。
第1巻読後の感想ですが、ヒロインの魅力が今ひとつ伝わりませんでした。読者目線ではヒーローの本心はミエミエです。それなのに、ヒロインは頑なに〈お姉様の身代わり〉、、このお姉様が人徳者だったらいざ知らず、冒頭の登場だけでワケ有り人物なのはわかります。爽やかヒーローと自分を馬鹿にしてきた姉、どちらの言葉を信じるの?わかりきったことじゃない!ヒロインの頑固な鈍感さにイラッとしました。
おまけにキャラデザも私にはあいませんでした。
ヒロインの愚鈍な思い込みを基盤にした勘違いLoveはイラっとするだけで読後に爽快感を感じられないので、2巻購読は無いかな?と思っています。 -
悪役令嬢は魔術師になりたい~婚約破棄からはじまる恋と魔法とミステリー~
前髪の長いヒロインの恋物語、良かった!ネタバレ2025年2月27日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作の中編。原作が堅実な物語設定でテンポ良く進むので、コミカライズも楽しく読めます。ただ、作画が物語の世界観にピッタリ合致してなかったような気がしました。何人かから指摘されてましたが、ヒロインの前髪は確かにクセがありますね(笑)。原作が有り、それを完結まで先に読んでしまうと、どうしても自分の頭の中に自分なりの画像を創りあげてしまいます。私の場合、今回はその画像とかなり乖離していました。それは私の個人的感覚にすぎません。ですから、この物語の素晴らしさは揺るぎません。この物語の中心設定は主役2名の関係です。弟子と師匠から始まり、そこから幾つかの事件を経て恋愛感情に発展してゆきます。(昨今、よくあるイキナリ求婚、溺愛ではありません。)程よい長さで、ストレス無く読めます。いいね
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元祖?和風花嫁シリーズ、どう完結する?ネタバレ2025年2月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 私の中では『和風花嫁シリーズ』の元祖にあたる作品です。発売当初からレビュー数が伸び、これはシーモアさんの推し作品だと察し(笑)、まとめ読みできるまでレビューは遠慮してました。
絶賛するほどの洒落た物語設定はありません。むしろ定番、王道の設定ばかりです。虐げる親族、ヒーローの元婚約者、ヒーローの毒母、と敵役が登場します。私の記憶では、酷いイジメと悪役の醜悪な顔芸が定着したのもこの作品からです。(【傷モノ】という言葉は、一世代以上前では、ある種の女性への蔑視用語でした。そんな用語を作中どころか作品タイトルにまで使用しているところに、良し悪しの評価は別にして、和風花嫁イジメ漫画の先陣をきった作品であると思います。)王道設定を順序よく登場させ、それを的確な画力で綴った物語という印象です。物語内容に新鮮味は余りありませんが、王道ゆえの安心感は抜群です。ヒロインとヒーローは定石どおり。
どんどん定番設定が登場するので、いつ完結するんだろう?と、読了後、余計な心配をしています。読者が飽きる前に完結できたら(一過性の読み捨て漫画では無く)幾度も読み返される名作になれるかもしれません。 -
甘いお菓子の後は甘い溺愛を~婚約破棄された令嬢は辺境伯子息に溺愛される~
シスコン兄と愚鈍ヒロインにイラッ!ネタバレ2025年2月22日このレビューはネタバレを含みます▼ 第8話まで読了。
まだ主役二人が結ばれずに、イラッ!それどころか悪知恵もはたらく強敵女が2名もいて、イライラ物語は続きそうです。
それから、この物語は婚約破棄シリーズだと思っていたら、秘められた異能設定も組み込まれていたようで?、、予感はしてましたが、こんなありきたりの定番設定、必要ですか?、、、ヒロインの無防備な鈍感さが益々際立ち、もとから少なかったヒロインへの好感度が無くなっただけでした。ヒロイン兄の先を見越さない過保護姿勢が元凶とはいえ、ヒロインに『アナタが年齢相応の慎重な言動をとっていたら防げたトラブルです!』と、言いたくなります。
いつも保護されてばかりで、いい子ぶりっ子の愚鈍なヒロインを可愛いと思えるならこの物語を楽しめるかもしれません。
そんなヒロインに好意を抱き、甘やかすヒーローも頼りなくて、、悪役娘の方がたくましい、、。
キャラデザ・作画は可愛いですが、その可愛さがヒロインの頭お花畑の行動をかえって際立たせています。
ザマァもないし、まだまだ変わり映えのしない話がダラダラ続きそうですし、ヒロインキャラが合わないので脱落です。 -
忠誠心がないと言われたので婚約を解消してあげました。 連載版
酷い暴言の応酬にゲンナリ!ネタバレ2025年2月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 複数話の無料分を読んでの感想です。なろう系原作段階で私には合わなかった物語です。ヒロインが婚約者から受ける暴言が酷い。原作読了後、行動力の無いヒロインへのイライラと、婚約者への嫌悪感だけが残りました。
ですから、この作品のコミカライズ化を知って、不安でした。そして、不安的中、、、幼稚なキャラデザで、酷い言動でヒロインが人格否定されています。ここまで不快な表現を踏襲する必要は無いと思います。
キャラの制服がテーラード型のデザインで現代的すぎて、今時の中高校とほとんど変わらない雰囲気で、、、今だに無くならない小中学生のイジメ事件をも連想し、気分を害しました。
作中の台詞の精査等慎重に改編すべきでした。対人関係で心に傷を負った人にはお勧めできません。
【2025.9/18追記】原作踏襲もいいけれど、、、私の願いと真逆の方向。もはや制作者と私の感性(制作姿勢)の違いと考え、離れるしか有りません。ヒロインの偽善にも呆れて、脱落決定。 -
断罪イベ回避のために、悪役令嬢からパティシエにジョブチェンジいたします!【コミックス単行本版】
なにこの土下座謝罪?共感できない世界観ネタバレ2025年2月20日このレビューはネタバレを含みます▼ ゲーム世界への転生、婚約破棄、魔女の媚薬、お菓子作り他、、、お馴染み設定を何の脈絡もなくごちゃ混ぜにして突っ込んだような物語でした。トドメの定番陳腐設定が〈ヒーローは身分を偽ってました設定〉。、、、我慢して最後まで読了。ヒロイン伯爵令嬢が学校でお菓子を個人的に販売したり、王宮の舞踏会で伯爵令嬢が国民を思ってドレス姿で謎の土下座謝罪他、、理解できない世界観でした。シリアスな場面も物語世界が崩壊しているので、緊迫感がなく(呆れた)ため息しかでませんでした。特に、土下座シーンではヒロインへの不快感MAXでした。百万歩譲ってもそれは当事者(王太子)がすることで、ヒロインの行為は越権行為でしかありません。自分に酔っている勘違いヒロインに興醒めしました。シレッと自分の権力を振りかざしたヒーローにも幻滅!コレデハ貴方は凡百な権力者にすぎませんョ!間延びせずに2巻で完結し、作画が標準レベルなのがせめてもの救いでした。 -
和風花嫁シリーズ、今度のお婿様は黒狼?ネタバレ2025年2月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 毎度お馴染みの和風花嫁シリーズ。最近は番と言うのが流行り言葉のようです(笑)。無料分だけの感想ですが、ヒーローがモフモフ耳ではなく、麗しい黒狼そのものに変身するのが斬新です。作画は繊細で美麗、和風の物語世界によく合っています。分冊版は細切れで読むと、酷似した物語が多く他作品の内容と混同するので、10話以上発売された時に一気読みするようにしてます。もうしばらく経ってから読んで、継続or脱落を決めたいと思います。
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不貞の子は父に売られた嫁ぎ先の成り上がり男爵に真価を見いだされる ~ロレッタと天才魔道具士の結婚~
なろう系良作 祝!コミカライズ化ネタバレ2025年2月18日このレビューはネタバレを含みます▼ なろう系原作を読了。
この物語は家族に虐げられていたヒロインがヒーローと愛を育む物語です。定番設定ばかりですが、凝縮されて的確に無理なく組み込まれています。
ヒーローは平民出身の男爵という自然な設定です。(ヒーローが実は隣国の王子様だったとか、悪名高いけれどその噂はデマで実は優しいイケメン高位貴族、という〈実は、、〉というご都合主義の無理設定ではありません。)
ヒロインが虐げられた理由にも説得力があります。
ラストのザマァも的確です。ヒロインの父母は自業自得。このテの物語にはつきもののヒロインの妹、酷いしっぺ返しを受けたけれども、自ら婚約破棄を申し出る姿は潔良かったです。彼女も父母の呪縛から解放されて幸せをつかんで欲しいと応援したくなりました。
このように地力のある原作が標準的画力で商業化に値する作品に仕上がって本当に良かったです。コミカライズ化制作スタッフに感謝です。 -
『成敗』に期待してたのに、、呆れ失望!ネタバレ2025年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 定番の婚約破棄と偽聖女の物語ですが、他の類似作と異なる設定は、悪役妹が自分は無能で姉(真の聖女)の能力に寄生している、と明確に自覚していることです。その一方、ヒロインは自分の能力に気付かず隷属化を強いられています。搾取される側とする側の関係性が明確です。この設定は単純ですが、妹の言動は禍々しいくらいに整合性がとれています。即ち、姉を常に側に侍らせ、自立は断固阻止。読者は、妹(悪役)の悪辣さに憤慨しつつ、ヒロインとヒーロー(正義の味方)がどう対抗するかを堪能するために物語を読みます。(この構図は、懐かしの定番時代劇『水戸黄門』等と共通しています。)
第6話以降、お約束場面〈ヒロインと毒家族との対面〉があります。もしもヒロインが『悪いのは夢魔、両親や妹は悪くない!』と宣って悪役家族を庇ったら、物語は壊滅です。時代劇の魅力は『成敗!』。作画が破綻していますが『成敗』で完結すればかろうじて読める作品になるかもしれません。
【2025.3/8追記】定石どおり?ヒロインが罠にかかりました。ここから『成敗』を期待したんですが、、、。ヒロインよ!まだ家族に縋るの?ヒロインの愚鈍な感覚に呆れました。
【2025.5/4追記】この物語は[これだけはやって欲しくない駄作展開]の連続です。ここまで陳腐な展開が続くと、もはや制作者側との感性の違いとしか思えません。
唯一の救い?は、この物語にこの作画で良かった、ということです。ここ最近、Web系良作の幾つかが拙い作画で壊されてしまい、残念な思いをしていたので、、。この物語にこの作画、皮肉にもベストマッチです。 -
ウ〜ン、トンデモ貴族物語ネタバレ2025年2月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 無料分だけ読んだ感想です。これって貴族のお話ですか? 酔っ払って初対面?の男性に送ってもらう娘、姉の婚約者と関係する妹、それを誤魔化す両親、、、貴族うんぬんより倫理観の欠如した家庭にしか見えませんが。最近、この物語に限らず、貴族社会に対する認識が私のそれと大きく異なる物語が増産されていて戸惑っています。10代をターゲットにした?原作本も発売されていますが、小学生から見た貴族、家族、婚約、、こんな薄いものなのかなあ?と冷めた感覚で無料分を読ませていただきました。
大幅に値引されていることが、この物語への正直な評価なんだと、シーモア顧客の感覚に少し安心しました(笑)。キャラデザも幼稚で私には入りようのない物語世界でした。