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今月(10月1日~10月31日)
レビュー数2件
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子はかすがい的なネタバレ2025年10月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 精霊が視える不思議な力を持つが故に冷遇される第二王子アンリ(ヒト族受け)と、同じく精霊が視えることを恐れた実母から苛烈な仕打ちを受けていた幼いテオフィル(狼獣人)を、成り行きとはいえ丸ごと引き取った辺境伯(黒狼獣人)のグウェン。アンリとは婚姻まですることに。だけどグウェンにもなにやら黒い噂が…。そんな3人が血のつながりとか関係なく家族になっていくお話。ハピエンで良いのですが、なにかもう一捻り欲しかったかなー。馬獣人の登場シーンからして、こいつ当て馬か何かでやらかすんだろうなと思ってたら案の定…。番外編もテオフィル可愛くていいんだけどね。投稿サイトにはスピンオフ的なお話も掲載されてました(本編は購入しないと読めません)。
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主従・人外・敬語攻めネタバレ2025年10月1日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様。個人的には【主従、人外、魔族とヒト、美形敬語攻め】など好きな世界観ですが、なんて言ったらいいかなーー。すこーし物足りない。ロベルト(受け)の「あとで聞いてみよう」が結構多くて。なんでー今聞いたらいいやんと(笑)ロベルトのお兄さんかわいそすぎる。救い出されたあと、幸せでありますように。デビュー2作目とのことですので、今後に期待✨します😍
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純情オメガは恋から逃げたい【シーモア限定特別版】(イラスト付き)
受けに共感できずネタバレ2025年9月8日このレビューはネタバレを含みます▼ おすすめに上がってきたので読んでみました。DNAレベルでの第二性の管理が進んだ社会。オメガをめぐる性犯罪に対しても罰則が厳しく、加害者側のアルファに厳重な刑が処せられる…んだから、事故があった時行政側にすぐ訴えたらよかったのに…。主人公オメガが番を拒否する理由がよくわからず、共感できずでした。攻めのスーパーアルファもどこがスーパーアルファなのかよくわからなかったかなぁ。逃げ込んだ保護施設の方が逆に「スーパー」な感じでした。いいね
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楽しい✨ネタバレ2025年9月7日このレビューはネタバレを含みます▼ 面白かったーー♪「貴婦人たちの噂話」ってタイトルがもう良すぎませんか?表紙絵も綺麗だけと、タイトルに惹かれて読んで正解でした👍めっちゃ笑いました。カステルヘルミ(なんでこんな発音しにくい名前にしたのか)を応援しつつ、あーーー女同士ってこういうのあるよね…わかるわかると共感しつつ。ラストにはちゃんとザマァもありますし、クズ夫も根っからのクズではなかったこともわかって。夫殿、挽回できそうかな?一巻で完結かと思ったら、続きがありそうな?姑と小姑、このままでは終わらないのね(笑)続きも読んでみたいですー😍
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全てを失って得る愛ネタバレ2025年9月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 時代でいうなら大正から昭和初期あたりかしら。その頃の古き良き美しき日本が舞台。とにかく絵が綺麗。ケンタウロスのような坊ちゃんの姿に度肝を抜かれました。坊ちゃんがだらしなく着崩した姿も良いし、軍服姿も良き。ちゅうしたら卵が生まれちゃうーってとことか微笑ましい🤭皆さま書いておられる通り、読んでる途中で「幸せな王子」のオマージュだと気づく。でもあくまでもベースにしてるだけで、坊ちゃんが身体の宝石を血を流しながら剥ぐ理由はたったひとつ。ストーリーは前半と後半で音調が変わるイメージ。渡りまでの時間のなさに追い立てられるように、坊ちゃんと乙鳥の歯車が噛み合わないままぐるぐる回って翻弄されて。切ない通り越して読んでて苦しくなる感じ。くったりと力なく坊ちゃんのスリングに抱かれる乙鳥。描写上手いなぁ…。坊ちゃんと乙鳥が乗る船は、今はどこを走ってるんでしょうね。こういう作品、好きです。
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役目を終えた悪役令息は、第二の人生で呪われた冷徹公爵に見初められました
2巻も出たようですがネタバレ2025年9月2日このレビューはネタバレを含みます▼ 「落ちこぼれΩ〜」が面白かったので作者さま買いでした。が、うーーーん…なんというか、期待が大きすぎたかな?話の展開がゆったりすぎてちと退屈だったのと、個人的には父親のカーティスとではなくカイルとくっつく方が話がより前途多難感があって楽しかったのではと途中で思ってしまいまして(ほんと勝手な意見でごめんなさいですが)。カーティスも後半にちょこっと魔王感出してきてますが、ダリルの前婚約者も小物すぎて脅威にすらなっておらず。悪役令息を演じ切ったダリルはほんとはとても良い子で…感は伝わってきました。2巻も出たようですが、私は一巻まででいいかなぁ。ごめんなさいー次作に期待します✨ -
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惚れさせたいアルファ王子と恋したくない転生オメガは運命の番【SS付】【イラスト付】【電子限定著者直筆サイン&コメント入り】
男性バレエダンサー🩰が主人公ネタバレ2025年8月27日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さま買いですー新作お待ちしてました❤️そして表紙はなんと兼守先生✨素敵すぎですー😍アンドレスのちとチャラい感じがめっちゃ良きー♪むかーしバレエ習ってて観るのも好きなので、ひとつひとつの技を思い浮かべながら読みました。セシリオの体型、ヒップはキュっと上がってて腿とか太いんだろうなー😍私はバレエ🩰めっちゃ好きですが、興味ない人には技とかはちとわかりにくいかなぁ。いたしてるときの「Y字」とか、皆さんすぐわかったかしら…。これをキッカケにバレエのYouTubeとか見てもらえたら。過去生でダンスに「愛がない」って指摘されたあたりとか、ブラックスワン(映画)を思い起こしましたー。セシリオはかなり恋愛にトラウマあって、すぐに悪い方に解釈してウジウジメソメソ😭してたけど、アンドレスがチャラみながらもいいやつすぎましたのでプラマイ0どころかプラス!しっかりスパダリでした。子宝にも恵まれて何より😍あと黒豹獣人の双子ちゃんたちがかわいい♪双子ちゃんのお母さんも元気になってよかった。獣人のお子ちゃまが良い仕事するのは「悪辣オメガ」もですねーー。こちらの作品も大好きです♪ -
もっと読みたーい♪ネタバレ2025年8月26日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さま買いですー♪投稿サイトの連載書籍化ではなく書き下ろしだとか。ストーリーは王道の「長年の両片思いだけど、過去生の記憶があるからこその思い込み・勘違い・言葉足らずですれ違う」です。ユイシスがオメガでも行動派で、運命を待つのではなく自ら動いていくところがよかった♪欲を言えばもっと読みたかったなーーー。尺短い…別作品でも思ったけど。視点チェンジのSS番外編とか。ユイシスが失踪してた間にエレフィスが崩壊していく様子とかあったら尚嬉しい。読みたいです。別作品「破談になるはずの〜」で番外編の追加販売あったから、こちらも今後あるかな?期待してます✨
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【全1-8セット】拝啓、地獄の王の花嫁候補に選ばれまして【イラスト付】
めっちゃおもしろかった❤️ネタバレ2025年8月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様。正直最初はあまり期待せずに読み始めたのですが、試し読みの段階から「これは!」って感じでした。やーおもしろかった❗️ていうか生前の総一郎の人生、壮絶すぎませんか?😭毒継母ひどい…。妹を人質にとられてるようなものだから、従わざるを得なかったのはわかるが…。そして死因も。そんな環境で生きてきた総一郎、なんでこんなに良い人でいられるの?ていうかそもそもなんで地獄にいるの?って謎も、後半で解けます。でもーー神様は残酷だよ。見てるだけだもん。神とはそういうものだが。氷のようだったマダリオが総一郎によって愛を知り…あーこういう世界観好きです❤️溺愛もよき。地獄の鬼より、人間の方が極悪非道というね。読み応えあって楽しかったです✨ -
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受けが漢前でよき♪ネタバレ2025年8月21日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者様買いですー♪受けのアデルが「漢前」なのが最高です!攻めのウィルはアルファだけどなんというか…よくある美と権力と精力の権化(いわゆるスパダリ)みたいな感じではなく、人間らしいアルファなのが好感持てました。アデルもウィルもドイツ風の名をつけたとあとがきにありましたが、名はそうでもアデルの国は日本と中華をMIXしたような東洋的な雰囲気でそれもよかった。よかったのですが、後半が…あっけなかったかなーーー。戦で思わぬ苦戦を強いられたりとか、妊婦となったアデルが敵に攫われてあわやというところをウィルが救いに来るとか、そんな場面も見たかった…。なのでちと物足りないです。星4.5ってとこかな。最後は子沢山でほのぼのです。イラストも素敵でした。
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【電子限定書き下ろし短編付き】宰相閣下の苦手なα【アルファ】
世界観は好きだが色々惜しいネタバレ2025年8月15日このレビューはネタバレを含みます▼ オスマントルコ文化を彷彿とさせる世界観。先生らしく歴史的考証とかはしっかりされてて、世界観はすごく好きですが全体的に細かいとこの詰めが甘く感じるのは気のせいでしょうか?お値段もっと高くても良いから(いま1400とか普通なので)もう少し細かいとこも丁寧に書いて欲しかったなぁ…って箇所が点々とあるのが気になりました。美丈夫でコミュ力高い将来有望αのベルカントが何しろモテモテで。拒否っておきながらモテるベルカントを見てハイリがヤキモキする感じとか良かった。後半、瀕死の重症を負ったベルカントを気遣うあまり倒れてしまうハイリ。執務のあと、ちょっと様子を見るだけ…と病室に立ち寄ったら、いつのまにかすっかり回復してるベルカント。身の回りのお世話(爪の手入れとか)を甲斐甲斐しくしてる取り巻きの近衛兵たちと談笑するベルカントの姿を見て頭真っ白になるとことか…倒れるほど心配したのにねぇ。そこももっと感情ぶつけたら良かったのに、あっというまに絆されてあっさり繋がっちゃうのが物足りなかったかなぁ。取りこぼした伏線とかありそうなので、そこを回収する続編あったら嬉しいです。小山田先生の美麗はイラストは眼福で素晴らしいです♪ -
10歳の年齢差×年下攻め×オメガバースネタバレ2025年8月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様。デビュー作とのことでおめでとうございます🎊早速感想ですが、全体的に穏やかで良いんだけどその分メリハリに欠ける感じが惜しいかなー。ヤキモチ妬くような場面もなく。攻めが10歳から18歳になるまでつきっきりで教育係をしてたにしては2人の関係を揺るがすような大きな事件は起こらず。オメガバースのお約束、受けが薬を盛られてあわや襲われちゃうかもーはあるけど、当然攻めに助けられます。薬盛られたおかげで2人の関係が進展するかと思いきや、媚薬が抜けるまで攻めの助けを借りずに1人で耐えちゃうので…イチャイチャは最後までありません。それとシャニの師匠。ストーリー上必要だったのかな…。王族を離脱する決意を固める上でシェルターみたいなとこに行く必要はあったんだろうけど…。閨教育が不備に終わった時も、何しにきたのあなた?って感じで。飄々としたキャラは面白いけどこのストーリーにはいなくても良かったような。国王もなんだかんだ良い人でした。あんなに攻めをいじめぬいてた兄王子も途中からフェードアウトしちゃって。よく言えば優しいお話。私の好みからすると物足りなかったです。今後に期待します✨
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カイトが歌っていた歌の曲名ネタバレ2025年8月6日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家様。投稿サイトからの書籍化だそうで、おめでとうございます🎉本編の中でカイトが歌っていた曲、なんだろなーーー知りたいなーーーと思ってたら投稿サイトに作家様が書いてくれてました✨ロビンソン、粉雪、まちがいさがし✨おー!そうだったのか。歌がまだ文化としてない世界で、歌で告白は斬新でした。よかった。それにしても文化が未発達…歌も楽器もない世界って想像つかないけど、鼻歌すらないって…殺伐としてるんだろうな。カイト、楽器作っちゃえー。ストーリー自体は、カイトが無双なので穏やかです。後半の浄化の旅で回ってるあたりはちと無双すぎない?(笑)もうちょっと苦戦する場面とかあってもよかったかなー。聖女と第二王子の断罪場面も第一王子が全部仕切っちゃったから…割とやんわりで。よく言えば安心して読めるけど、欲を言えばもう少しハラハラドキドキが欲しかったかな〜。ケビンの「キレイなお兄さんキャラ」はもっと色々活かせたような気もします。ま、欲を言えば、ですー。楽しく読ませていただきました。
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オメガバースの運命の番×獣人と人間ネタバレ2025年8月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 獣人がヒエラルキー上位で、人間は「毛なし」=「ナンファ」と呼ばれ蔑まれている。冒頭はソリスが奴隷商人の館で劣悪な環境にいるところからスタート。悲惨な環境描写は最初だけで、ヴォルフに引き取られてからはそこまでひどいことは起きないです。ヴォルフが最初から溺愛傾向ですしー。召使いたちもみんな親切なので。怖いの苦手な方でも読めると思います。全体的にコンパクトにまとまった可愛いお話でした。表紙絵もお話の雰囲気とあってて良いですね✨個人的には、作者様の作品なら「疎まれ第二王子〜」の方が好きかな〜。
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黒猫×魔法×箒ネタバレ2025年7月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 黒猫と一緒に現代日本から小説の世界へ転生してきたルイ。黒猫と会話できたり、空を飛ぶのに箒🧹に話しかけたりしてるのが、某有名な宅急便の魔女さんを思い起こさせます。常に控えめで言葉遣いも丁寧でどんな相手に対しても優しいルイは、キャラとしては好感度高いし、読んでてほのぼのするようなお話でしたが、うーん…いくらリアムが小説の中では主人公であったとしても、平民出身で勇者でもない、優秀ではあるけどただの侍従と王子の恋は…現実感がなくて。御伽話って感じかな〜。断罪処刑を回避できたのはよかったけど、ジュリアスがもっと非道な人だったら後半盛り上がったかもなぁ。全体的に穏やかで優しいお話でした♪戦とか怖いのが苦手な方には良いかも♪
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いろいろ惜しいかな〜ネタバレ2025年7月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 最近になってオススメに上がってきたので手に取りました。獣人アルファがヒエラルキー上位の世界観で、オメガとの間にしか子をなせない。オメガにも血統があり、由緒正しいオメガの唯は、発情期がこない不完全なオメガながらも妹の身代わりに嫁ぐが…嫁ぎ先の狼獣人がかなりのクズで(笑)なんていうかなー、設定は面白くなる要素結構あるのに、攻め・受けそれぞれのキャラが微妙で。なにより攻めがクズで読んでてイライラしました(笑)攻めが社会的に地位ある立場でありながら、御伽話レベルの「運命の番」を追い求めるロマンチスト(…な割にはオメガを食い散らかしたクズ)というのが私の感覚的にダメでした。発展場?乱行クラブに抑制剤も持たせず(首輪はさせてたけど)オメガの唯を連れて行って、しかも1人にさせて、案の定フェロモン事故うなじ噛みとか。ありえないわー。まぁ最後は収まるとこにおさまりますが、そこに至る過程がね…ということで辛口評価になりました。(私の中では星3は辛口です…星1〜2はレビュー書く価値もないと思ってるから)
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2巻へ続くのかな?ネタバレ2025年7月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 2年間も自分を煙たがり浮気を繰り返す婚約者(王太子)を愛することに疲れ果ててしまった王太子妃候補として完璧な令嬢の、長い長いザマァのお話。これ系のお話によくある、婚約者に見切りをつけてさらに上位のスパダリとくっついてハピエン〜ではなく、王太子妃としての勤めは果たしつつ、相手に心を渡さないと決めるというなかなかに根が深いお話でした。自身の過ちに気付いた王太子がどんなに懺悔しようとも、覆水盆に返らず。心が壊れたままのヒロインのほんとうの幸せはどこにあるのかなーというのが気になってます。だって一巻を読み終えたところでは…いくら腹心の侍女や友人がいるとは言ってもヒロインが幸せそうには見えなくて。なので一巻読了の時点では星4です。ザマァはもちろんあっていいんだけど、ヒロインが幸せであってほしいかなぁ。まぁあの立場ではなかなか難しいだろうけど。次が出るなら、完結まで読んでみてから最終評価したいと思いますー。挿絵は雰囲気あっててよかったです♪
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3巻まで読みました〜ネタバレ2025年7月12日このレビューはネタバレを含みます▼ とにかくタイトルと一巻の出だしが秀逸ですね!ハラハラわくわく読み進めました。事実とは裏腹に社交界で酷い噂を振り撒かれているバイレッタと、戦争だったから仕方ないとはいえ貴族どうしの政略結婚の結婚式後、初夜も済ませないまま8年間戦場から戻らなかった美形の夫(まさかの!夫の名前が放送禁止用語(笑)」。お互いに誤解から始まり延々と両片思いを続けるお話(笑・一言でいえば〜)一巻の巻末SSで未来の2人、というか家族の姿を垣間見ているから、行き着くところハピエンになるとわかってるとはいえ。結婚して8年経ってから始まる、2人のギクシャクした恋のお話です。なぜかトラブルを引き寄せ奮闘するバイレッタをついつい応援したくなります(トラブルのひとつはいつも夫)。文化的に徹底した封建的・男尊女卑の社会。女性がビジネスをやってるだけで色眼鏡で見られるのが…。このあたりよく書けてますね。アナ・ルドの上司にイラつきつつ、2巻まではサクサク読めましたが、3巻に入ったらちょっと中弛みな感じも。この先もどこまでもズレたカップルでいてください(笑)
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完結してなかった💦【追記】2巻で完結ネタバレ2025年6月20日このレビューはネタバレを含みます▼ ラブロマンスというより復讐メイン。恋愛要素全くないけどストーリーはサスペンス調で読み応えあります。割と好きです。ヒロインに記憶がなく、過去の自分が書いた日記が頼り。肉親ですら信用できない。元婚約者とその側近たちのヒロインに対する嫌がらせを通り越した犯罪まがいの行為。ひたひたと忍び寄る暗殺者の影。おーーやっと断罪が始まった‼️と思ったら「一巻の終わり」😆続き待ってまーす♪(続き気になりすぎて投稿サイト読みに行っちゃいましたが書籍で読みたいです)【追記】2巻出たので読みました。縦書きは読みやすくていいですね。断罪のシーンがかなり残酷なので(叩き潰したり焼いたり)書籍化できるのかと思ってましたが。書籍で読めて満足です。
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婚約破棄されて冴えない王弟に嫁がされましたが、幸せになります【完全版】
ダメ男をイケメンに育てるヒロインその3ネタバレ2025年6月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品「君のことを〜」「騎士団長〜」に続く、ダメ男を超イケメンに育てるヒロインストーリー。この作品のダメ男は王弟ポールのことでだけでなく。浮気して婚約者リズに婚約破棄を突きつけておきながら、夫人となったリズにつきまとい続けたクズ中のクズ王太子も含んでると思いました。リズが結婚したポールは、巨漢で吹き出物だらけという見た目だったけど、性格はめっちゃ良くて優しい人。リズはポールの見た目と心を癒して変えながら、性根が腐ってたデレクまで変えていって。リズとデレクがどうなるってことはないけど、リズのお子たちはデレクに夢中🥰魔術を使う世界観でバッチリ悪役もいるので、ストーリーとしても読み応えありました♪ -
騎士団長様に頼み込まれて婚約を結びましたが、私たちの相性は最悪です
ダメ男をイケメンに育てるヒロインその2ネタバレ2025年6月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 別作品のスピンオフとなる本作。こちらはワタシ的に言うと「ダメ男を性格イケメンに育てるヒロイン3部作」の2作目。元となるお話のサマンの親友オスカーは、ダメダメすぎて一周半回って応援したくなるキャラでしたが、スピンオフのサマンは…………かなり印象下がったーーー💢オスカーはマジなDT拗らせでしたが、サマンはそこそこ娼館で遊んでた設定。いわゆる「素人DT」ってやつ?オスカーに偉そうに助言してた割にアンタはなんなの?かつての見合い相手に逆恨みされるのはまだいいけど、あの舞踏会での失言はないわー。人としてかなりガッカリ。サマンが好きになれず星減らしました。いいね
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君のことを好きにはなれないと言われたので、白い結婚を続けて離縁を目指します
ダメ男を性格イケメンに育てるヒロイン1ネタバレ2025年6月10日このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の「ダメ男を性格イケメンに育てるヒロイン3部作」(勝手に名付けてます🤭)の中でいちばん好きな作品。スタートがクズすぎて、断罪して離縁しちゃえーー復讐だーー!なんて勢いで読みましたが…他の皆様も書いてるとおり、オスカーのあまりのダメっぷりになぜかだんだん応援したくなってしまい😆想いが通じて、ハピエンでよかったよかった♪オスカーの親友としてチラリと登場する、黒髪に赤い目の騎士団長サマンのスピンオフもダメ男3部作のひとつです。こちらのサマンは感じいいのに(作者様もサマン好きってあとがきにあったような)、スピンオフのサマンは…そちらの感想は向こうで。このオスカーにしてこのサマンあり?気になる方は読んでみて♪ -
「かわりないか」【2巻も出ましたね!】ネタバレ2025年4月29日このレビューはネタバレを含みます▼ なんの予備知識もなく、なんとなく手に取って読み始めたら…ナニコレすごい。婚約時代から他の女にうつつを抜かす夫。新婚初夜に抱けない宣告され、義父に子種をもらいに行く嫁。←この発想してる時点でだいぶすごいけど。義父も子作りはしてたけど、女の扱いは一切知らない恋愛童貞で。そして閨の指南書(笑)カーマスートラみたいなのが一家に一冊(笑)義父がキャサリンのことを「あれ」とか「これ」呼びするのがなかなかいい。互いにズブズブ溺れていく義父と嫁。ズブズブだけど純愛。そして全てを知っても嫁とよりを戻したい夫。王家も巻き込んでもう気持ちいいくらいぐちゃぐちゃ。陛下の心の声が救い?タイトルにした「かわりないか」嫁が懐妊してからすっかり義父の口癖に。軽い気持ちで読むんじゃなかった😆続きが気になりすぎて投稿サイトいっちゃいました。ラストも壮絶でした。ハマりました♪投稿サイトに外伝があるようなので行ってきます♪【追記】2巻も出ましたねー。でもまだお話終わってないですね。投稿サイトの外伝も読みましたー!もうこの世界観が好きすぎます。書籍の続きも楽しみです♪
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想像以上に良かったネタバレ2025年4月19日このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルが微妙だなー表紙絵もショタ系?と思って読むの迷ってたのですが、読んで良かった。印象ガラッと変わりました。シノブの気持ちの変化をゆっくり追いながら進むお話。同じ出来事をクリシュ視点でも描かれているので、より丁寧。シノブが強盗に襲われるシーンは痛みや辛さがビリビリ伝わってくるようでした。2巻ではクリシュとカラダの関係があった娼婦が登場。クリシュの真面目な性格が災いしたというか、他の娼婦を抱かずにいっつも指名してたらそれは相手も…自分に気があるのかと誤解するわな。この時、クソ真面目に娼婦との関係を正直に告白しようとしたクリシュに対し、シノブがいった言葉…わかるわー。シノブー。そして2人は色々あって世界を救い、レジェンドに…。◼️脇キャラも魅力的な人たちがいっぱい。スピンオフあったらいいな。個人的にはアンネッテが失恋したクリシュの上司ギルバート。17歳の時に40歳年上の女上司に恋をして猛烈アタック、結婚。妻一筋で、妻の老後を看取ってなお後妻は娶らない決意。すごい。←この描写、数行しかないんだけどめっちゃ残りました。ギルバート主役だとBLじゃなくなっちゃうけど。読んで良かったです。
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兼守先生の絵が最高♪ネタバレ2025年4月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 元日本人サラリーマンが自分か書いた小説の中に転生したお話。領主ラウールとラウールの親友フィリクスの両方から告られる立場のステラ。ドラゴンと魔法の世界観で好きなシチュエーションではあるのですが、うーん、ステラのキャラが…。健気受けは好きですが、ステラに共感できずでした🙏自分で書いた小説だから次に何が起きるか分かってて、でも止められないからウジウジウジウジするステラ。吹っ切れるまでに時間かかりすぎかなぁ。ていうか農家の倅で華奢設定ならステラは普通に女性でよかったのでは…。ラウールは男女どっちでもイケる設定でしたし。先生の他のお話は好きなのあるのですが、こちらはごめんなさい。兼守先生の絵はめっちゃ素敵です✨
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惚れ薬を作っていたら、なぜか依頼人の天才魔法使いに執着されています
惜しいネタバレ2025年4月12日このレビューはネタバレを含みます▼ 初読み作家さまです。テーマやシチュエーションはよかったと思いますが、全体的に粗いというか、もっと面白くなるのになーーと惜しい感じでした。特にラストがあっけない。攻めの執着もさほどでもないし。鳥の目を通して「見てる」だけ、別荘に夏の間閉じ込めようとしただけですしね(あっけなく逃げられるし)。婚約者がいながら攻めに横恋慕しているエリーが両思いになったロイに気づいて、別れを迫ってなにかやらかしてくるとか、そこを攻めが怒り心頭で助けに来るとか、もう一波乱、ザマァがあってもよかったかなー。ストーリーが盛り上がりに欠けたまま終わった感が惜しかったです。いいね
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双子×日仏ハーフ兄弟×兄受け×弟攻めネタバレ2025年4月11日このレビューはネタバレを含みます▼ さらに芸能界×奇病…と萌え要素がもりもりてんこ盛りでした✨理人が好きになる女の子を類がみんな奪っていくのは王道かな(そしてすぐ捨てる)。病気で眠っている間は成長が止まるから、兄だけど歳の離れた弟にしか見えない理人。高校時代の類には女性のセ◯レがいて。理人と仲違いした類は、2週間くらいその女のとこに入り浸って、ピアス開けてブランド服いっぱい買って帰ってきた…その時の類がどんな気持ちだったのかは書かれてなくて残念。そして理人が倒れてから5年間、類は女関係どーしてたんだろ。ずーっとあの人と続いてたのかしら。とそんなとこ気になってしまいました(笑)星5つけたけど、4と迷いました。最後がバタバタと慌ただしかったのと、ご両親は何も死なせなくてもよかったのでは…ってところ。保険金で暮らせる設定が必要だったのかもしれませんが、パパもママンも良い人だったから残念。5年後には、理人の身体も肩幅も類に追いつくかな。yoko先生の味わい深いイラストよかったです♪
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2人ともかわいい😍2025年4月9日政略結婚となる男同士の婚姻(後継問題を出さないために)でありながら…とにかく2人がかわいいーー😍そしてクサバのスン…とした感じがまだ良い♪ひらすらすれ違い…空回りしまくる2人ですが、2巻に入ってようやく思いが通じ合います。とにかくかわいかった😍コミカライズは表紙絵と同じもちゃろ先生。原作の雰囲気そのままでそちらも良いです♪もっとみる▼
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色々切ないネタバレ2025年4月9日このレビューはネタバレを含みます▼ なんていうか…結末は想像していた通りでわかってても、ページをめくる手が止まりませんでした。とにかく切ない。色々切ない。夏樹の両親の死因も。父の遺品を隠した夏樹も。兄のほんとの気持ちを知った雨瑠も。雨瑠の名前のことも。野原先生らしい、希望の光溢れるラストに救われます。頑なな雨瑠の心が少しずつ溶かされていくのがよかったです。そしてやっぱり、先生の作品に出てくる女の子は良い仕事しますね。まっすぐな気性の二宮。夏樹のこと好きだからこそ、夏樹が見ているのは自分じゃないことも気づいてて。感情ぶつけられた雨瑠の大人の対応も切なかった。本作も桝目の助先生が表紙絵。野原先生の作品の常連ですね✨煌びやかさはないけど、味があって好きです。
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楽しかった〜♪ネタバレ2025年3月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 結論から言えば面白かったの一言につきます。後半の、隷属魔法で縛られた綾人が凌・辱されて壊れていくとこが印象深いのは確かですが、冒頭のスキル選ぶところとか、アレクを奴隷から解放して自分は去っていくところとか(すぐ見つかるけども)、奴隷主人狩りに襲われて瀕死の重症おうとことか山場があちこちにあって。昇天しそうになるとこを女神に引き戻されるとこも…笑いました。戻ってきてくれてよかった。とにかく楽しかったです。表紙の、アレクとオルそれぞれと手錠で繋がれうつろな目の綾人。実際にはこんなシーンないけど、心理的にはこんな感じでしたね♪
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作者さま買いです♪ネタバレ2025年3月29日このレビューはネタバレを含みます▼ タイトルにも惹かれ…「白い結婚」=性行為のない偽装結婚がオメガバースで成立するのかな?と思ったら、そういうことね〜。「白い結婚」、オスカーにとってはニ重の意味があったってことか。ノアとも、その前の奥方とも。しかし男爵、妹を人質にするとは汚すぎる。ちゃんと成敗されますが。お話の冒頭は妹を人質に取られたノアがとにかく不憫で。根が良い子だから騙してることへの罪悪感で葛藤するとことか、よかった。ノアたち兄妹は、もしかして高位貴族の血筋だったりしてなんて深読みしたけどそれは外れました(笑)最初はツンケンハリネズミ🦔みたいだったアーロがだんだんノアのこと好きになっていくのがかわいかったです。オスカーは…ラストで最初から運命の番だとわかってたとか、最初の感じ悪さからしたら後出しジャンケンにも程がある感いっぱいですが、ノアを救いに駆けつける王道スパダリでよかったです♪
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重いテーマだけど読後感スッキリネタバレ2025年3月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 読み終わってすぐの率直な感想は、先生こういう純文学みたいな作品も書けるんだーすごいなーって。兄が見ている前で両親が惨殺される。犯人は兄の親友の父。重いテーマ。なぜそうなったのか、真相は当時7歳だった弟には知らされず。兄弟身を寄せ合って9年。兄は弟のためだけに生きてきた。16歳になった弟は、真相を知るために1人で故郷へ。そして知ったある事実…。読んでる途中で、あぁそういうことかってわかるんだけど。重くて、切ない。救いようがない。弟と仲違いした兄が身を寄せた、近藤さんはどういう立ち位置なのかな。兄はかつての親友に会って謝罪すると言ってるけど、言って欲しい言葉は謝罪じゃないような。瀬戸ちゃんの存在が、この救いようのないところに光をもたらしてますね。先生の別作品に登場する九条姉みたいなイメージ。重い重いテーマだけど、ラストは希望を感じさせる。静かで、お味噌汁の匂いがしてきそうな。キスシーンすらないこの作品、BLジャンルにしておくのはもったいないです。
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君と、花香る陽だまりで。 拗らせオメガはアルファ御曹司に抱かれたい【イラスト付き】【書き下ろしSS付き】
バリ関西弁のΩと純情スパダリαの初恋ネタバレ2025年3月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 別サイトでだいぶ前に読了していましたが、ようやくシーモアでも読めるようになりましたねー✨
奴隷売買のオークションで目玉商品として売りに出されていたΩのユウヒ。
友人に連れられ初めて足を踏み入れた闇売買の場で、10億でユウヒを競り落とした椿生。
オメガが冷遇される社会で、ユウヒはまともな扱いを受けたことがなく、全身に消えない傷が無数にあり、教育も受けられず文盲でもあり。
椿生もユウヒもそれぞれ初めての恋で、感情を持て余しすれ違いながらも、愛し、愛される喜びを知っていく。
居場所があるって、ここにいて良いってほんとに幸せなことよね。
脇を固めるキャラがみんな良い人で。オメガ風俗店の店長さんすら良い人。
暴力的なシーンはないので、安心して読めます。
何度でも読み返したくなる素敵なお話です。
花言葉にも詳しくなれちゃう(笑) -
もっと早く読めばよかった【7巻読了】ネタバレ2025年3月23日このレビューはネタバレを含みます▼ 【4巻まで読了】複数婚とか3P4Pシチュエーションが実は苦手で読むのをためらっていたのですが、ダメだったら読むのやめたらいいかーと手にとってみたらめっちゃ面白かった🤣早く読めばよかったーと思いました。召喚されて転移してきた異世界は、女が存在せず男しかいない世界。もともとノンケのジュンヤは「じゃない方」扱いをされて最初からハードモード。それでもジュンヤに惚れ込むスパダリメンズたちに愛されて、この世界に馴染んでいく。3巻からはアユムが出てこなくなっちゃったけど、4巻では庇護者にマテリオも加わり(この先まだ増えるんかな)。ジュンヤと愉快な仲間達?ストーリーはジュンヤを中心にエリアスの敵対勢力や神さままで入り乱れて、襲撃・拉致・色々される・救助・濃厚えっち(個別だったり複数だったり)の無限ループです。でも重くなく笑って読めます。将来は王子を即位させてみんなで国づくりと子づくりに励むのかなー。【追記】7巻まで読了しましたー。信仰も行き過ぎると怖いね。そして神殿は腐敗の巣窟だったという。マテリオが庇護者から恋人に昇格。宰相・第三王妃との決戦も近い。そしていよいよ王都へ…。アユム出てくるかな?続きも楽しみです♪
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タイトルどおりのお話ネタバレ2025年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ オメガバースの世界観。アルファの夫、オメガ(男)の妻。2人は幼馴染みで結婚しててそこそこ幸せ。だけどオメガ妻の方にある思惑があり、番契約(うなじを噛む)はしていない。そんなある日街でばったり出会ったオメガ女性に、アルファ夫がビビビと反応した…。とうとう夫が運命の番と出会ってしまった…。◼️テーマは面白いのにストーリーは結末どころか途中のプロセスも余裕で予測できちゃう感じで、惜しいかなー。夫の方に運命のオメガ女性が現れたタイミングで、ビスチェ(オメガ妻)の方にも運命の番のアルファ(隣国の王太子あたりだと尚良し)が現れ…揉めに揉めまくるとか(笑)見たかった。初読み作家さま、今後に期待してます✨
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スピンオフかと思ったらここからスタートネタバレ2025年3月20日このレビューはネタバレを含みます▼ 「宰相閣下のかわいい護衛」の三兄弟の末っ子のお話からずーっとシリーズを読ませていただいてます♪お、続編出たーーと思って早速購入。続編だと思ってたら違うのね。あとがきでは、このアルドとニコラのお話から三兄弟の末っ子と長男(騎士団長)のお話が生まれたとか…💕他の作品の主人公たちもちらりと登場します。投稿サイトの方は読んでないのでこちらの感想だけですが、ニコラ可愛いけどちと押し付けがましいというか。まぁアルドに対しては普通の患者さんに対する以上の想いがあるからね。「〜〜してくださいね」が多くて。ちょっとおかんぽい。そこは「おだいじに」でよくない?…と、小姑みたいなこと思う場面もありましたが、両片思いのアルドとニコラが愛を育んでいくかわいいお話、よかったです。シリーズでは宰相と末っ子のお話が一番好きかな。他のシリーズも合わせて読んでみてください♪
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全体的にはよかったネタバレ2025年3月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 蒸気機関車の時代。レイモンドは孤児から立身出世して鉄道王と呼ばれるようになった人。王族や貴族がいる文化もあってイギリスをイメージして読みました。
個人的にはレイモンドがあまり…複数の孤児を引き取って男手ひとつで社会で生きていけるまでに教育して育てるとかなかなかできることではないあたりはいい人だと思うけど、アシュリーに関しては…失うのが怖いとかわからないではないんだけど、手を離そうとするのも愛すればこそとも言えるけど。でもなぜかレイモンドが好きになれなかったですー。うーん。疑惑のタネを植え付けられたアシュリーが葛藤するとこで列車事故が起きるけど、そこは。え?駅で別れたのにどうやって走る機関車に追いついたの?って感じで(笑)気になっちゃいましたー。細かいところであれ?ってなるものの(王子もねー)、全体的にはよかったです。北沢先生のイラストも雰囲気合ってて素敵でした✨ -
先生の作品で一番好きかもネタバレ2025年3月8日このレビューはネタバレを含みます▼ 現実社会では天涯孤独で居場所がない、不憫な境遇のルカ。唯一の友だちは愛犬の風太。風太が交通事故にあい瀕死の状態の時にどこからか聞こえてきた声に「なんでもしますから風太を助けて」と乞い願ったら…ルカと風太は異世界に転生していて。そこは竜人が世界を統べる国で…。みんながちょっとずつ秘密を抱えてる。ヴィルもアーベルもフィリクスも。ルカがウジウジもだもだするのが若干鼻につきますが(なぜそこで直接聞かないーー?聞いたらいいだけでしょー?は、BLあるあるですかね)王太子ヴィルの孤独やルカへの想いが切なく美しく伝わってきて、最後はあぁ読んでよかったなって思いました。戸田先生の作品は「君の瞳に〜」と「彷徨う記憶と〜」も読ませていただきました。今まで読んだ中で一番好きかも。小山田先生の美麗なイラストもいつもながら素晴らしい。
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続編とセットで読みたいネタバレ2025年2月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 時代違いの前作「今夜だけ生きのびたい」の前に先にこちらを読んでいて、こちらに感想を書かずにいましたが、WEBサイトにあるこちらの続編を読んで、改めて再読したので感想書こうかと。しかしほんと才能ですね。文章も仕立ても好きです。謎解きの要素もあり、長編で読み応えありました。一晩で一気読みとか無理でした(笑)。皆様はじっくり味わって読んでください。イラストもいいですね。星名先生のふわっとした雰囲気の絵が、ソールのどこか根っこがない不安定な感じとぴったりです。いつかいなくなってしまいそうな。キーワードでいうなら【年下攻め、年上受け、年齢差10歳、貴族、身分差】…なんて感じでしょうか。ソールの実家も羽ぶりは良いですが、身分はクルトの生家の方が格上です。しかも嫡子。そんなわけで予想通りクルトの取り巻きたちが色々チャチャを入れてきます。クルトが一途なので心配はないものの(過去に盛んにお遊びしてたとはいえ)。ソールは、表向きは魔力がないくせに魔術本の古書専門店をいとなむちょっとくたびれたお兄さんですが、過去に起きたある出来事から、国家の監視下に置かれている知る人ぞ知る重要人物。罪悪感からかソールの自己肯定感が低すぎる故に、素直になれず頑固さもあって、クルトとの絡みはジレジレする場面も。おぼっちゃまでわがままだったクルトもソールと出会って変わっていきます。謎解きのストーリーは割と骨太です。でもまだ本作ではクルトが学生なので学園の中で完結しますが、続編は国境を越えます。こちらで回収されなかった伏線が続編で回収されていく感じ。やっぱりセットで読みたいなー。続編の出版も待ってます!
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1巻の感想です♪ネタバレ2025年2月17日このレビューはネタバレを含みます▼ 貴族の家に生まれながら、満足な食事も教育も受けられず、使用人以下の扱い(使用人にまでこき使われる)を強いられてきたジル。ライアとの出会いはあらすじに書いてある通り。ライアとの暮らしで初めて人間らしい扱いを受けるジル。ライアも早くに両親を失い辛い幼少期を送っていた。ライアと心を通わせ、ジルは学園に編入してライアと共に学ぶことになったが、そこではなぜかジルを敵対視するアルと頭がお花畑の妹が、ジルを子爵家へ帰そうと説得してきて、それに失敗するとあれやこれやの嫌がらせが始まり…。テーマだけ見たらおもーくなりがちですが、ジルもなかなかの天然なのでそこまで深刻ではないです。父は正真正銘のクズですが、兄もまた父に人生を歪められた被害者ともいえるかな。最後のザマァは猫パンチ(笑)2巻のタイトルは「溺愛」みたいですが1巻でよいかなー。気が向いたら続き読みます。光溢れる表紙絵が素敵でした♪
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健気受け×美人攻めネタバレ2025年2月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 「帝国兵士の治療係」「英雄になれなかった子」の作者様。3作読んで、健気な受けが環境に負けずに懸命に生きる姿を描くのが得意な作者様だなぁと。今回は転生前の記憶があり、小説の悲惨なエンディングを回避するために身を挺する健気&失語症の受けが貧しい家を助けるために奴隷に売られたところからのスタートです。お話は大きく2部構成かなー。表紙の4人が出会う少年時代と、それぞれの成長後。レアンとシエルにはあることを理由に1年の空白期間があり…。誰もが魅了される美人攻めのシエル。レアンに一途だとわかっていても美人であるが故に生じるすれ違いや誤解。まぁハピエンになるとわかってて(信じて)読んでますけど、先が気になって一気に読みました。
エドワードにはついていかなかったのでそちらはあっさり事後報告でしたが、そちらについていくルートもあるなら読んでみたかったです。
北沢先生の美麗な表紙も彩りを添えてくれてますね♪ -
「ふんわり、おっき」ネタバレ2025年2月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 王族や貴族でありながら、毒親に虐・待され体の成長が少年あたりで止まってしまった受けのお話を立て続けに読んでしまい。こちらも最初はあーまた気が重くなる話かなーと思ったら…全然違いました♪
めっちゃ過酷ではあるけど、転生前の現代日本人だった頃の記憶を活かして、その過酷な環境を生き延びてきたクリフのあざと天然キャラがめっちゃ良く。最後まで楽しく読めました♪これは作者様の力量ですかね〜。
ただ、後宮に入れておきながら1年もクリフを放置したリカルデロ…番を放置はダメでしょ〜そこはもう少し攻めザマァ欲しかった…そこだけ納得いかずでしたが、最後はデロデロ甘々で御子にも恵まれて何より。てかあそこにトゲ生えてなくてよかったね♪
表紙も素敵でした♪ -
黒狼将軍の佳麗な仕立屋【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
毒父からのサバイバーネタバレ2025年2月16日このレビューはネタバレを含みます▼ 実年齢21歳なのに体格が少年にしか見えないほど、ある理由で身内から5年にも渡り過酷な虐・待(閉じ込められて食事を与えられない、折檻)を受けてきたローレンス。このお話はBLだけど、ある意味サバイバーのお話とも言えるかなー。魔力を込めて縫い上げた魔導服が、将軍クライドを生きる気力が消えかかっていたローレンスのもとに導き救助されますが、私利私欲のためにローレンスを取り返そうとする父と義弟が…。そして行方不明の母…。そして戦場では慰み者にされそうになり…。ピュアで健気な受けローレンスは快感に弱くちょろすぎでしたが(笑)ラストはハピエンでよかった♪胸くそ悪い毒親・毒弟の手から救われてほんと良かったし、ただ庇護されるだけでなく誇りをもてる仕事があることもよかった。メインカップルよりクライド側近のエリックが好きでした。あとがき見たら作者様もエリック好きだとありましたね♪イラストもよかったです♪ネロかわいい♪ -
よかった♪ネタバレ2025年2月15日このレビューはネタバレを含みます▼ 人間との戦争を終わらせるために、獅子王ムスタファへ嫁ぐことになった、魅了の使い手で魔王の末の王子エインセル。一歩間違えばウザいキャラになっちゃうところ、良い匙加減で終始微笑ましくかわいいキャラでした。キャンキャン吠えるポメラニアンみたいな。どんなに吠えてもかわいい。ムスタファがまたエインセル一途な良い漢で。カナーンの妹はエインセルの兄とくっついたりしないかな?ナハト、レクシー、ティボーたち側近も良い味出してました。ハニは2人の子になるのかな?そこ何かの伏線かしら。続きがあれば読んでみたいです♪
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小山田先生の表紙が素敵すぎる♪【追記】ネタバレ2025年2月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 【レオン】の感想です。皆さんのレビューがあまりに酷評なので、怖いもの見たさで読みました(笑)うーーん…確かに…これは編集さんがもっと頑張らなきゃいけなかった感じですかね…投稿サイトからそのまま書籍にしちゃったとか?(投稿作品は読んでないですが、検索したら…なろうに痕跡があったからそんな感じかな)
まぁでも見方を変えたら、所詮【ぬこ】さまですからね…獅子でも虎でも豹でもなく。猫。考えが浅いのもその時の気分で行動しちゃうのも猫らしい。あ、私猫飼いです♪
騎士団長ギルハザールは王族でαというだけで腰抜けすぎて1ミリもスパダリではなかったです(笑)
発情事故で懐妊したオメガが身分違いを理由に逃げ出すのはオメガバースの定石。レオンを執念で探し出すのも、父・兄王族や村長を説得するのも、レオンを番にするのもギルハザールが自分で成し遂げる話にしてみてもらえたら…。よかったなー。
星の数は小山田先生の表紙に対しての評価ですー。何人の方がジャケ買いしたことでしょう♪
【ミューラン】の感想です。レオンのお話の10年後が舞台。なんとーレオンとギルハザールはその後、12人の御子に恵まれたとか。ミューランもどこか抜けたキャラ(笑)個人的にはミューランのお話の方が好みでした。登場人物がみんなどこかイッちゃってるのは同じですがー(笑) -
2巻待った甲斐がありました2025年2月11日やっと全編読めて満足です♪ベータをオメガに変えちゃうとかの手術や魔法や謎のチカラ技に頼らないストーリー展開がよかった。実際にありそうな、同族経営でパワハラ気質が残る会社。社食もあって。同じ部の30代腐女子社員、壁に達しててよき。そんな中に番探しにやってくるクソオメガ。初めは誉の事故の相手がコイツかと思ったけどね。徹底したクソっぷりで見事なヒール役でした。1巻と2巻の表紙絵のギャップも(笑)それにしても瀧がいいやつすぎるよなーーー。2巻は瀧の存在があって救われます。別サイトのSSでは、新入社員の中にどうやら…♪アルファだけどオメガのお母さん助けて苦労して育った瀧も幸せになって欲しいな。もっとみる▼
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攻めに魅力を感じないネタバレ2025年2月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 攻めに全く魅力を感じないーー。アダムのふりをしたアデルとの初デートで、親の手前迎えには来たけど現地に着いたら自分は他の友人と遊んでてアデルを1人で放置…とか、これ普通に別れるよね(笑)まぁ攻めサイドのストーリーで理由はわかりますが…。攻めを責めるお母様のお怒りももっとも。お母様グッジョブ。アデルも育った環境のせいで対人関係スキルがほぼないのですっかり絆されちゃってますが。うーん。アデルもねぇ…。ピュアではあるかもしれないけど、なんかあまり好きになれず。このカップルを応援したい感じはしなかったな。アデルはジュードとくっついたらよかったのにーと思ってしまいました。
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もう少し拗らせが欲しかったかなーネタバレ2025年1月26日このレビューはネタバレを含みます▼ 先生の作品、これまで本作と「最強の男に〜」「〜会計士」を読ませていただきました。どれも「攻めのド執着」がテーマですね♪そして「歳の差」「年下攻め」。親子ほど歳の離れた番。だいたい受けが絆される。良き♪今回は攻めが代々伝わる異能を使って「攻め」てくるお話で、すごく良かったのですがちと展開が早いかなー。2人が子を授かり、過去の呪いの原因を探る話も楽しかったんですけど、もっと前半の…逃げる受けを攻めが追うあたり、もっとすれ違いとか誤解とか事件とか絡んで欲しかったな。ま、あの異能ではどこまで逃げても瞬きしてる間に捕まっちゃうね。本人たちがあっさりくっついた分、赤髪青髪のご先祖様はだいぶ拗れてましたが。
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出来損ないのオメガは貴公子アルファに愛され尽くす エデンの王子様
めっちゃよかったーーー♪ネタバレ2025年1月19日このレビューはネタバレを含みます▼ 「へび男」の作者様で、「金曜日の〜」の絵師様でもある作者様が文も絵もご自身で担当された作品。文だけでなく絵も描けるってすごい才能!そしてこちらの作品めっちゃ好みでした♪◆オメガバースをベースに独自の世界観。何が「できそこない」なのかというと、それはレオンが見た目「アルファ」のようで、成人するまで一度もヒートがきてないから。でもそれは単なる体質やメンタルの問題ではなく、深い闇の真相があって…。主人公2人の子ども時代におきたある事件の真相を紐解きながら進むお話。なかなかに骨太で、わくわく一気に読みました。◆ジェラルドの幼少期…酷すぎて切ない…。母がほんとうに愛した人は…。胸くそ悪いマッドサイエンティストが最後にくれたヒントでようやく「オメガ」になれたレオン。でもジェラルドはレオンの第二性なんてほんとはどうでもよくて。「あなたがアルファでも抱いていた」。くーーー。鳥籠の中は…わーーー。そう来ましたか。でたーードロドロ執着。よき♪お話の最後には2人のお子ちゃまも登場します。◆お話の中ではノアのポテンシャルが活かしきれてなかった気がしますが、リック、モーリスなどそれぞれのキャラも魅力的でした。できることなら作者様のあとがきも欲しかったなー。あとがきなかったのが残念でしたが、お話は最高でした♪ -
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元ヤクザの設定が2025年1月10日タイトルが過大?というか、過去生のヤクザ設定がいまいち生きていないような。刺されて死ぬ死因くらいですかね。氷のヤクザってほどでもなく…。もうちょっと普通に高校生ヤンキーくらいでも良かったかも。刑事もの中心に「漢」な世界観がお得意の先生なので、魔族や魔獣がいるファンタジーな異世界でどんな任侠が繰り広げられるのかなーーーと期待した分、肩透かしでした。無断で所有印つけられても、あっそう…くらいで受け入れちゃう、受けの受容スキルの高さはすごいなと思うけど。自分の身体(器)じゃないからかな。他の方もレビューに書いておられますが、面白くなりそうなてんこ盛りの設定にしては終わり方が…勿体無い感じです。続編あるのかな?もっとみる▼
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落ちこぼれΩの俺が異世界でα公爵様の“金曜日の恋人”になりました~あの、恋人なのは金曜だけのはずですが?~
やっと読めました2024年12月31日上巻を読んでから下巻はそのうちと思ってるうちに1年近く経っていた(笑)年末だしそろそろ読もうかなと思ったらセールになっていてお得に購入できました。ありがたい。恋愛にトラウマ持ち拗らせ受けオメガに、家族愛を得られなかった拗らせ攻めアルファ。ある意味割れ鍋に綴じ蓋?オメガバースらしく発情誘発剤使われて拐われるお決まりの事件なと、色々あったけどハピエンでよかったです。ていうかその時に投げ捨てられた紅玉のブローチ、見つからなかったのかなー。そしてそもそもなんで攻めが曜日ごとに恋人作っていたのかは…最後まで読んでも結局よくわからずでした。ブラコンが拗れて?日曜だけはダメな理由。長かった(笑)そこでディランの生い立ちが語られます。書き下ろしSSで拗らせの原因(笑)ディランの義兄が登場します。ちょっと良い話でした。しかしツレがその人かー。いいのかなそれで。人じゃないのに。やっと読了できて満足です。現代日本のやつらがどうなったか(キヨタカと弟とか)ちょっと気にはなるけど、楽しかったです♪もっとみる▼ -
ドラゴンパパ探してます。【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】
単行本化を待ってました♪ネタバレ2024年12月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 分冊版で最初の方を読んで、あーこれは一気に読まないとダメなやつだ!(私的に)と、単行本になるのをお待ちしておりました(笑)リュカの父親は兄か弟か…?待望のラストはーーー途中からそうなる予感はしてましたが、5年前のあの夜の真相は…うーーん。うーーーん。しかもジエンとヴァンの髪の色、ほんとは同じ(ヴァンは後から髪を染めるようになった)とかは、後だしじゃんけんにもほどがある感が(笑)作者さまのあとがきに、先生の中では答えがあり、「いつかどこかで」と書かれていた言葉を信じて待ちますーー!SSか続編お待ちしてます。個人的にはどちら推しかというと…ジエンかなー。ヴァンは他でいくらでも相手を見つけられそうですし。ヴァンとくっつく方がセナ的には楽だろうとは思いますが。ジエンも後半ですこーしずつ気持ちを出せるようになってきてますしね。セナが流されるだけの人でなく、自分で選べる人に成長していく話かな。セナは良い子だけど、あまりにものを知らなすぎてなので。終わり方的に実質は星4ですが、みずかね先生の美麗イラストの素晴らしさで星5にしました。 -
良き♪2024年12月29日「聖職者のおっさん〜」の作者さま。今回はDom Subで書き下ろし!ということで、どんな感じになるのかな〜と思ったら…これが良い♪Domに生まれたかった Subのクリス。 Subを囲ってる遊び人という噂でクリスとは犬猿の仲とされるヴィル。ヴィルが軽口として投げかけたコマンドに反応してしまったクリス。そこから2人の関係は大きく変わり…。 ドラゴンなど魔獣が出てくるファンタジーの世界でのDom Sub。よくあるDomが Subを調教するスタイルではなくて、Domが愛する Subに尽くして尽くしまくるスタイル。Dom Subビギナーさんも安心して読めます。ここでも雄っぱい現在がうれしい(笑)2人のこれからも読んでみたいです。もっとみる▼
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傲慢攻め×麗しき受け2024年11月30日時代は明治末期。麗しき日本帝国軍人の受けと、傲慢皇帝攻め。舞台は旧ロシアを彷彿とさせる北の大国シレジア。しかも革命軍とも関わりがあり…。嫌でもバルチック艦隊と日本海軍の開戦をイメージさせますね。歴史好きにはたまらない感じ。こういう舞台が大好物で、わくわくしながら読みました。最後のあたりが駆け足なのが惜しかったー。あとがきではシリーズ化の可能性も?キーワードでいうなら、主従・幼なじみ・再開・王族(皇帝だけど)・軍人かな?アキヒコが余興で袴を纏って居合いを披露するあたりとか、めっちゃ良かったです。民族衣装って言われちゃうのがね(笑)三条とセルゲイのスピンオフとかあるかな?ユーゴのその後も楽しみです。もっとみる▼
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お前のほうからキスしてくれよ【単行本版(電子限定10P有償小冊子付)】
何度も読み返してますネタバレ2024年11月24日このレビューはネタバレを含みます▼ 神田と上野。名前だけ見たら山手線ぽい。上野の住んでるとこも下町っぽかった(駅前のお店の名前が)。神田のふわふわヘアの子犬系のルックスも、実は上野の好みに合わせてたという…無自覚な神田がかわいい。ゲイだってことカミングアウトしてて、マッチングアプリで見つけた相手と「処理」だけしてる上野。それも神田を傷つけないため。この関係を壊したくないから。いいカップルだなー。毎月神田にお金をせびりにくる毒父。何の悩みもなさそうな神田にも陰があって。そういう人物描写も丁寧に描いてある。H描写は少ないけどむしろそのくらいが良い。続編あったら読みたいです! -
テーマは記憶ネタバレ2024年11月23日このレビューはネタバレを含みます▼ レビューに「箱庭」と書いてた方がいたけどまさに。お屋敷の中だけで話が進む。唯一はキオが記憶を消したいと魔法使いのもとに出向いた時だけ。意識を失ったキオの魂が過去を彷徨う夢か現かわからない感覚。全体的にふわふわしてるお話のバランスをとっているのがロシェルの婚約者クラリッサ。彼女の存在がキオのこころを掻き乱すことになるけど、それでも彼女がいなければ何も動かないままだっただろうね。キオが無自覚にクラリッサを傷つけてしまうけど、その時も大人な対応してくれた。当て馬というには良い子すぎます。婚約は国王と父が勝手に決めたのでロシェルの意思ではないものの。キオが寝込んでいるときに、イアンを含めて3人でケーキを焼いてる姿をキオの魂が窓越しに見てしまうシーンとか、切ない演出がすごく上手な作者さまだなと感じました。後半でキオの秘密が明らかになりますが、母親から虐・待されてただけじゃなかったのね。切なさいっぱいなおはなしです。
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獣人と人の恋ネタバレ2024年11月22日このレビューはネタバレを含みます▼ うーーーーん。なぜか秋人(狼獣人で主役・受け)にイライラする(笑)優しい子ではあるけど、行き当たりばったりで計画性なし、貯金もなし。快楽にはめっぽう弱い。満月前後は発情もある。元総合商社社員の蓮見(攻め)より、保育士でずーっとよくしてくれた友人(秋人のことが好き)とくっつく方がよくないー?都内から千葉まで付き合わせたのに帰りは別々とか…秋人も何気にひどい。蓮見は蓮見でまるでペットを飼うみたいな感じだし…。ある意味割れ鍋に綴じ蓋なのかなー。勇佑はかわいいですが、主役2人のキャラが好みではなかったので。辛口ごめんなさい。
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これからは幸せに♪ネタバレ2024年11月14日このレビューはネタバレを含みます▼ 家族から虐げられ奴隷として売られ、奴隷商の地下牢に繋がれ暴力を受け続けてきたルカ。そのルカを救い出したのは騎士のジェラルド。2人の間には過去生からの秘密の因縁があるのだが…。虐げられ続けて生きてきたルカは、人の優しさがすぐには受け入れられずにいたけど、少しずつ心を開いていく姿がかわいかったです。表紙は過去生の2人があるおまじないをしている姿。よく見ると過去生のルカの身体はアザと傷だらけ…ルカに一体何が起きていたのか…。生まれ変わってもズタボロだったけどね。これからは幸せいっぱいでありますように。
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BLジャンルにしておくのがもったいないネタバレ2024年11月11日このレビューはネタバレを含みます▼ 横暴なわがまま王子がある出来事をきっかけに本来の【王】の資質を取り戻し成長していく…そこに王家に伝わる伝説や国家を動かす諸侯たちの思惑、後宮内の勢力争いもあって。重厚なストーリーに引き込まれました。ラストは小中先生らしく、みんなが幸せになる。オズワルドの方が先に逝き、エセルが見送るんですね。そのシーンの描写はないのに、深く余韻が残りました。脇を固める出演者の描き方が見事すぎます!2人が愛し合うシーンは一晩だけですが、その後オズワルドは関係持ってた女たちとは縁切ったのかな。そこは触れられてませんが、そうであったらいいな。笠井先生のイラストも美しくて…可憐なバラの刻印を持つ王太子エセル、腹黒オズワルドの表情がイイ!扉絵のもう1人の男性は?と思ったら、マルジンでしたか。マルジンのエセルへの想いも尊い。読んでよかった!深夜に読み始めて眠くなったらやめようと思ってたのに、ページをめくる手が止められず朝まで一気に読み通しました。
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キウィ、ジャガイモ、アーモンド♪ネタバレ2024年11月9日このレビューはネタバレを含みます▼ 6歳で実母のお葬式の場面で過去生の記憶を思い出し…父と家の没落、自身の断罪を回避するために立ち回るちびっこ、だけど中身はおっさんのフィン。BL小説の舞台なのに同性婚は認められてないって…いいのそれで?と思ったけど、そんな些細なことはどうでも良いくらい面白かった♪ほんと小中先生の作品はハズレなし!最後はみんなが幸せになる…悪いことした人には相応の罰もあってちゃんと勧善懲悪だし。読後感もスッキリ。お名前にフルーツやナッツが散りばめられてるのは小説の世界であることを意識してなのかな?まさかアーモンドとは(笑)欲を言えば、ユエン視点のお話も読みたかったです♪
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楽しかったーネタバレ2024年11月3日このレビューはネタバレを含みます▼ こちらはWEB小説の書籍版とのこと、書籍化おめでとうございます!主人公2人のキャラの作り込みがよかった♪あとがきでは王弟ベルンハルトのキャラの方が先に作られてたとのことですが、ノエルの自由度高いキャラ設定が生きるのは、相対するベルンハルトの見た目や性格がしっかり作られてるからですね。負けることが大っ嫌いで、乗り越える的な重さもなく、苦労知らずに逆境を軽やかにスキップしてる感じが貴族のボンボンならでは。その【軽さ】が、ベルの【重さ】と融合するのがこの作品の魅力だなーと感じました。元夫も予想通りやらかしてくれて。雄っぱいもねー(笑)良き♪くすくす笑いながら読みました♪巻末の子ども時代の話のSSは…ちょっと取ってつけた感があるかなぁ。過去の話よりその後の2人がみたかったです。2人の結婚式とか。北沢先生の美麗な表紙と挿絵も堪能しましたが、一点だけ…ノエルの巻き髪を伸ばしたところはもう少し髪長い感じじゃないかと。ま、強いて言えばです。楽しい作品でした!
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今年読んだ中で最高レベルかもネタバレ2024年11月3日このレビューはネタバレを含みます▼ 今年(2024年)100冊以上は読んだBLノベルの中で1、2を争う作品です。ゴールデンレトリバー系大型ワンコの年下攻めユース、ツンデレで不器用な美貌の黒猫系年上受けアキ、そしてアキの幼馴染みで初恋(長年の片想い)の相手で同居人の英雄ヴェルトル。この3人の関係が絶妙に良い。3人の共通項は、それぞれが抱く罪悪感。他のレビューにも書かれてましたが、私もヴェルトルのアキへの、成就させてはならないと伏しているような想いを感じながら読みました。予備知識なく読んだので、読み始めは、恩人に恋心を抱いた年下わんこの追っかけ学園ストーリーかな…と気楽に構えていたんですが、良い意味で裏切られ、お⁉お‼となる展開で、読み応えあるストーリーにぐいぐい引き込まれました。学園ものどころか、学園の話は少ししかない(笑)最後にようやく明かされる傷の謎。左耳のピアス(ここにユースの執着を感じますな〜🖤)。ユースの溺愛も良いけど、秀逸はラストの…アキが家を出ていく場面。これが読後感をとてつもなく爽やかにしてる。読んでよかったと思わせるラストを書けるってすごい。作者さまの力量ですね。できることならイラストは、もっとアキの美貌が伝わる感じだったらよかったな。惜しいのはそのくらい。ステキな作品と出会えました♪
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ステキなお話ではあるのですがネタバレ2024年10月30日このレビューはネタバレを含みます▼ カズイが異世界へ転移した先の王国では、兄王オズウェルドの圧政に反する王弟レイシュア率いるレジスタンスが一触即発の状況。カズイはグラヴィと呼ばれる、王族に何らかの力をもたらす存在として崇められるような立場。だが何をすれば力を与えられるかはわからない。母から譲り受けた蒼いサファイアのペンダントが何か意味ありそうだけど。レジスタンスの仲間はみんな気のいい人たちでトラブルもないし、隠れ住んでる所は洞窟で…はっきり言っちゃうととにかく地味(笑)もう一捻りあったらすごくよくなる気はしますが。ちと退屈だったかな〜。
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思い出の白い花ネタバレ2024年10月29日このレビューはネタバレを含みます▼ 作者さま買いですー♪やっとシーモアでも読めるようになったのね。少し前に他アプリで最後まで読みました。出会いから5年間に渡るお話で、読み応えあったしめっちゃよかったです♪逆境にあってもたくましく生き抜こうと頑張るオメガのお話がだいすきなので。そして伊達先生の作品にハズレなし。こちらもすーーごく好きなお話でした。一言でいうなら…父と息子とティガの三角関係ってことになるのかな?もうもうもうーー父がクズアルファすぎ。とことんクズ。そしてこの国の法律はオメガにひどすぎ。後半、アーズィムが出てくるシーンはもうクズすぎてむかつきます。父がクズな分、ナウファルが超ーーースパダリです。年下大型ワンコ系の攻め。良き。色々ちょろすぎるティガがほんと前向きな良い子で。良きでした♪ティガの母親との思い出の白い花。ティガに一番似合う花。思い出増えたね♪