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ヤンデレ漫画20選|トキメキ?戦慄?病むほど溢れる愛が癖になる

大好きな人に「自分だけを見てほしい」「ずっと一緒にいたい」と思うのは、恋愛漫画でもよくあるシチュエーション。しかし、相手への想いが強くなりすぎて異常な行動に出てしまうと「ヤンデレ」と呼ばれることも。相手を深く強く愛するヤンデレ達は、好きな人へのストーキングや束縛、邪魔になる人を排除するなどして、手に入れるための手段は問いません。そんなギュッと詰まった重い愛を描いたおすすめのヤンデレ漫画20選をご紹介します!
目次
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好きすぎてヤバい…愛が重めなヤンデレラブコメ漫画7選
ヤンデレは学校や自宅にも押しかけて、相手の都合などおかまいなしに過剰な愛を押し付けます。そこまで愛されたら悪い気はしないかも…? ギャグテイストだからこそ、ヤンデレ達の怖さが引き立つ漫画をご紹介します。
花野井くんと恋の病
【作品情報】作者は『おはよう、いばら姫』『マイ・フェア・ネイバー』などで人気の森野萌で、講談社『デザート』にて掲載しており、現在(2023年6月13日時点)13巻まで発売中。 2018年「第9回ananマンガ大賞」準大賞を受賞し、2023年6月時点の累計発行部数は380万部を超えました。2020年にボイスコミックが発表され、2024年にはTVアニメも放映が予定されている人気作です。
【おすすめするポイント】「彼女になった子と一緒のお墓に入りたい」と言うちょっと変わった颯生と、地味で普通の女の子・ほたるの不器用なラブストーリー。颯生はただ彼女の笑った顔が見たいがために、普通ならそこまでしないということをする一途な性格なだけです。そんな颯生に、ほたるは時には叱りながらもどんどん惹かれていくことに。「人を好きになる」瞬間を繊細に描いていて、ほたると颯生の両方に感情移入できる作品です。
渡くんの××が崩壊寸前
【作品情報】作者は『ラーメン大好き小泉さん』『JA~女子によるアグリカルチャー~』などで知られる鳴見なる。『ラーメン大好き小泉さん』はテレビアニメや実写ドラマにもなった大人気作です。本作はKADOKAWAの『ヤングエース』や講談社『月刊ヤングマガジン』で連載しており、現在(2023年6月15日時点)14巻まで発売中。幼なじみに執着される男子高生を描いたラブコメです。
【おすすめするポイント】ごく普通の学園恋愛ストーリーかと思いきや、登場人物はみな心の中に複雑な葛藤を抱いており、ヤンデレ要素が見え隠れする本作。直人と幼なじみ・紗月、そしてもう1人のヒロイン・石原紫(いしはらゆかり)との間に生じるすれ違いや誤解が、どんどん心の闇を深めていくところが見ものです。「サイコパスかな?」と思うほど陰影のある登場人物達が、とのような結末を迎えるのかが気になって一気に読んでしまうでしょう。
鳶田くんと須藤さん
【作品情報】作者は『地政学ボーイズ ~国がサラリーマンになって働く会社~』や『セーブデータで恋をしてみた』『絶望男子と中国娘』『彼女の腕は掴めない』などで人気の理央。本作品は秋田書店のWeb漫画サイト『Champion タップ!』で連載され、全2巻で完結しています。突然現れた束縛系ヤンデレ男子に付きまとわれる地味女子のラブコメです。
【おすすめするポイント】いきなり現れたヤンデレ男子・鳶田となし崩し的に付き合うことになった凪子。電話のルールを決めたり、盗聴器をしかけたりと鳶田は凪子につきまとい、束縛します。そんな鳶田の行動を「ヤンデレのメモ」としていちいち解説し、凪子がツッコむ様子が面白い! ストーリーを読み進めると、鳶田が凪子に執着する理由も徐々に判明していき、最後は鳶田の純粋な恋心にジーンときちゃう作品です。
太郎くんは歪んでる ~ただ、愛しすぎてしまっただけなんだ~
【作品情報】作者は『夜ノ井月彦の幸せな地獄』『執事たちの沈黙』『君に萌えていいですか?』などで人気のある桜田雛。本作品は2011年に発表された『太郎くんは歪んでる』の続編で、小学館『Cheese!フラワーコミックス』で連載したのち、1巻で完結しました。下ネタオンパレードのイケメンに偏執されるラブコメディです。
【おすすめするポイント】女子高生からモテモテなのに、泉のことしか頭にない太郎のヤンデレぶりが痛快なラブコメ。「薄いジャージを着てほしい」など太郎の突飛な発言が面白くて、「なんでだよ!」とツッコみながら面白く読み進めてしまいます。太郎の奇妙な性格を「歪んでいる」「気持ち悪い」と思いつつも、嫌いになれない泉もけっこうヤンデレかも…?
こはるの日々
【作品情報】作者は『えろまんっ! ~エロマンガ専門学校に男は僕だけ!?~』などの作品を描いた大城ようこう。本作品は講談社『good! アフタヌーン』で連載され、全4巻で完結しました。普通の男子がかわいい女の子から好かれるピュア恋ものに見えますが、ところどころに女の子の異常な執着が垣間見えるちょっと怖い作品です。
【おすすめするポイント】絵がかわいくて、一見ほのぼのとした学園ラブストーリーのような感じがするのですが、実はこはるはかなりのヤンデレ女子。放課後、晃が見たのは、恍惚とした表情で晃のリコーダーを舐めているこはるでした。晃に気付いたこはるは悪びれもせず、晃に会えて嬉しいと近づいてくる様子は、ちょっとサイコホラーのような怖さも…。こはるが晃に執着した理由を知ると、女性読者はちょっと同情してしまうかもしれません。
恋愛暴君
【あらすじ】男子高生・藍野青司(あいのせいじ)の家に、突如来訪した少女・グリ。彼女は、「KISS NOTE」を持っており、このノートに名前を書かれたものがキスをしないと、24時間以内に「自分が死ぬ」という。ノートに名前が書かかれていた青司は、さっそくグリへキスするも、青司の相手が書かれていなかったためキスは無効に。学校でキスのチャンスを探すことにしたグリと青司は、青司が憧れる女子・緋山茜(ひやまあかね)をターゲットにしようとしますが…。
【作品情報】作者は『雪の新妻は僕と溶け合いたい』『見せる、見つめる、ふたりだけ』などでお馴染みの三星めがね。フレックスコミックスの『メテオCOMICS』にて連載された作品で、全14巻で完結済みです。テレビアニメやWebラジオなども放送されました。女の子に付きまとわれる男子高生、そんな様子が気に食わないヤンデレ女子によるラブコメです。
【おすすめするポイント】グリが持っている「KISS NOTE」をきっかけに、青司のハーレム生活が始まるラブコメディ。青司を想う茜のヤンデレ度はかなり強めで、初見のグリを本気で殺そうとしてナイフで襲い掛かるほど。青司へ見せるしおらしく悲しげな表情と、グリに見せる猟奇的な表情のギャップがたまりません! グリと茜だけでもややこしいのに、青司の周りには他にも女の子達が寄ってくるのでますます波乱万丈に…。青司が誰を選ぶのかが気になって、最後まで読み進めてしまう作品です。
間宮さんといっしょ
【作品情報】作者は、本作が代表作となるガオシで、小学館の連載投稿トーナメントに本作で入賞し、デビューを果たしました。同社の『裏少年サンデー』や『マンガワン』にて連載され、全3巻で完結済です。自分と一緒に死んでくれるほど愛して欲しいヤンデレ&サイコパス女子と、そんな彼女を愛して本当に死んだ女子の百合漫画です。
【おすすめするポイント】佐々良のヤンデレぶりも際立ちますが、佐々良の言葉を受けて涼が本当に死ぬなど冒頭からぶっ飛んでいる本作。しかも幽霊の涼や、涼のストーカーをしている女子などと話すうちに、佐々良の「他人なんかどうでもいい」というサイコパスっぷりが徐々に現れてきます。そんな佐々良の本性を知った上で、本気で好かれたいと思う涼も相当病んでいるような…。独特な世界観がクセになる作品です。
転生したら溺愛!?異世界が舞台のヤンデレ恋愛漫画3選
転生モノや異世界モノでは、騎士や魔法使いなど現実には出会えないイケメンがたくさん登場しますよ。実は、彼らの中にもヤンデレがいるんです。イケメンからたっぷり溺愛されたい人におすすめのヤンデレ漫画をご紹介します。
転生してヤンデレ攻略対象キャラと主従関係になった結果
【作品情報】本作の原作は喜多結弦、作画は『ばんぱいやのパフェ屋さん』のやぎ、キャラクター原案は『お局令嬢と朱夏の季節』『心の声が聞こえる悪役令嬢は、今日も子犬殿下に翻弄される』などで知られるShabonです。KADOKAWAの『B's-LOG COMIC』にて掲載され、全2巻で完結しました。イケメンでヤンデレな従者に翻弄される令嬢に転生するファンタジー作品です。
【おすすめするポイント】セシルはゲームの知識を総動員して、なんとか生き残ろうと必死です。まずはアシュレイをいじめたことで殺されるルートを回避するために、セシルはアシュレイへ優しく接することに。本来はヒロインを慕うヤンデレのアシュレイが、セシルに惹かれていく様子にニヤニヤしちゃいます。それ以外にもヤンデレ男子による死亡ルートが多数あるので、どうやってセシルが切り抜けていくかも見どころ!
ヤンデレ魔法使いは石像の乙女しか愛せない 魔女は愛弟子の熱い口づけでとける 【短編】
【作品情報】原作は『私の心臓と破綻した神のプログラムについて』など多数の作品を手掛けたクレイン、作画は『ぼっちのお作法』『サエズリルール』などで知られるセキモリです。竹書房の『華猫』にて連載しており、現在(2023年6月14日時点)18巻まで発売中。2023年の「電子コミック大賞 2023 異世界部門」を受賞電した話題の異世界転生ラブストーリーです。
【おすすめするポイント】石像になったララを保護していたのは、かつての弟子・アリステア。弟子だった頃からララを慕っていた彼は、縁談などがあっても見向きもせず、石像のララに服を着せて話しかける日々。愛するララが目覚めたとあれば、もうアリステアの想いは止まりません。「ララがいなければ人間は滅んでもいい」とまで言うアリステアは、確かにちょっとヤンデレ気質があるようにも見えるかも? 変化球ではあるものの、ララとアリステアのピュア恋ストーリーです。
悪役令嬢と鬼畜騎士 連載版
【作品情報】原作は本作が代表作となった猫田の小説、キャラクター原案は『君恋ふ』など多くのライトノベルでイラストを手掛けた旭炬、作画は『アドルフ王子の教育的指導』なども手掛けた生還です。一迅社の『ZERO-SUMオンライン』にて連載し、全2巻で完結済。コミックシーモアにて現在(2023年6月15日現在)単話版を13巻まで配信しています。
【おすすめするポイント】本来はヒロインを想い続けるはずのルカスは、ツェツィーリアを愛するヤンデレ男子になっていました。ツェツィーリアに優しく微笑みかけた次の瞬間に、他の男から贈られたドレスを気に食わないといわんばかりに真顔で切り裂きます。ルカスのあまりの変貌ぶりには、ツェツィーリアだけでなく読者もビックリ。狂気的なルカスの気持ちはツェツィーリアに伝わるのか…? 一方通行な恋の行方が気になって読み進めてしまう作品です。
不穏な気配と狂気にハラハラ…ヤンデレサスペンス漫画3選
ヤンデレの言動だけでもゾクゾクするのですが、そこに謎解きや事件などが絡んでくると読み応えが一気に倍増! 好きな人が危険な目に遭ったら、ヤンデレは一切手加減せずに守ろうとします。そんなサスペンス要素もあるヤンデレ漫画をご紹介!
未来日記
【作品情報】作者は本作をはじめとする未来日記シリーズや『七つの魔剣が支配する』『花子と寓話のテラー』などを手掛けたえすのサカエ。KADOKAWAの『月刊少年エース』にて連載され、全12巻で完結済です。2011年にはテレビアニメ化も果たし、外伝作品やスピンオフも描かれました。サバイバルゲーム×ヤンデレという手に汗握る作品です。
【おすすめするポイント】未来日記を持った雪輝は、便利な予知能力を得たと喜んだのもつかの間で、残酷なサバイバルゲームに巻き込まれることに。そんな雪輝に恋している我妻由乃(かさいゆの)は、雪輝のためなら容赦なく人を殺そうとし、自分の身すら犠牲にしようとするヤンデレ女子。雪輝にはかわいい一面を見せますが、雪輝へ近づく女子に敵意をむき出しにして襲い掛かります。ストーリーも秀逸なのですが、つい由乃の狂気っぷりに目が行ってしまう作品です。
シュガーウォール
【作品情報】『珊瑚と人魚』を描いたninikumiによる本作は、徳間書店の『COMICリュウ』で連載され、全6巻で完結しました。幼なじみの高校生カップルの友達以上恋愛未満な日々を柔らかいタッチで描いていますが、ヤンデレ女子特有のゾクっとする要素がちりばめられています。途中でサブキャラを中心としたストーリーが挟まりますが、やはりこちらもヤンデレ気質ありです。
【おすすめするポイント】サイコパスのような黄路の行動から日常に内包される狂気が垣間見え、ゾクっとさせられる作品。夕食を食べてきたという卯月に、黄路は吐かせてまで自分の料理を食べさせようとすることも。しかし、黄路と卯月の過去を知ると、本当にアブノーマルなのは黄路なのか卯月なのか、そこにある恋は本当に恋なのかが分からなくなってきます。先の読めない展開が続くので、読む手が止まらなくなるでしょう。
ブラック彼女
【作品情報】作者は、『黒森さんはスマホが使えない』でも知られる吉原雅彦。KADOKAWA『月刊コミックアライブ』で連載されたのち、全4巻で完結しました。クラスのいじられキャラで気の弱い男子と、彼に想いを寄せるヤンデレ女子達のラブストーリーに見えますが、かわいい女の子が猟奇的な行動を繰り広げるサイコホラーな作品。
【おすすめするポイント】クラスでからかわれているテルを、いつも助けてくれる優しいマヒル。テルは、そんなマヒルのことを好きになります。しかし、マヒルは「テルをいじめていいのは自分だけ」と言い、テルの目が欲しいと言ってドライバーを取り出します。どうやら、あるきっかけでマヒルのヤンデレスイッチが入ってしまい、猟奇的な行動に出るようです。 それでも自分を助けてくれたマヒルを信じ、テルは彼女へ告白して付き合うことに。テルの安否と2人の過去が気になって最後まで一気に読んでしまうでしょう。
異常なサイコに要注意!ヤンデレホラー漫画4選
ヤンデレが一番欲しいものは、好きな人からの愛。2人の仲を邪魔する人物は、殺してでも排除します。また、好きな人がずっと自分を愛し続けてくれるように、相手を支配して逃がしません。サイコなヤンデレ達が主人公を追い詰めるホラー漫画をご紹介します。
ハッピーシュガーライフ
【あらすじ】高校1年生の松坂さとうは、見た目がかわいいため、男の子をとっかえひっかえして遊んでいました。しかし、好きな人との2人暮らしを境に、ぱったりと男遊びを止めると宣言し、バイト後には愛する人が待つ家へまっすぐ帰るように。帰宅したさとうを温かく迎えたのは、純粋でかわいい8歳の幼女・神戸しお。さとうはしおに会ってから初めて「人を愛する」ことを知り、2人で甘い生活を過ごしていました。そんなしおを守るためなら、さとうは殺人も厭いません…。
【作品情報】作者は『恋愛自壊人形 恋するサーティン』なども描いた鍵空とみやき。スクウェア・エニックス『月刊ガンガンJOKER』で連載し、全10巻で完結済です。なお、テレビアニメ化を果たした後に、8人のキャラクターを主人公にした短編読み切りが連載され、これらの読み切りと描き下ろしを収録した『ハッピーシュガーライフ 11巻 Extra Life』も発売されました。
【おすすめするポイント】いたいけな幼女・しおに心を奪われたさとうは、2人きりの生活を守るためにどんなことでもしてその狂愛を貫いていきます。まずは、2人で住む家を手に入れるために邪魔な家主を殺害。しおが連れ去られそうになった時も、躊躇せず相手の目に包丁を突き立てます。普段はにこやかなさとうが、一瞬で豹変する様子が怖くて夢に見そう…。さとうとしおが迎える結末は、切なくてジーンとさせられます。
サエイズム
【作品情報】作家は『カイン』や『アスクレピオス』などを描いた内水融です。秋田書店の『チャンピオンクロス』で連載が完結した後、同社の『マンガクロス』で「Second Season」として連載を再開。以降も続けてコミックス化され、現在(2023年6月16日時点)12巻まで発売中です。ヤンデレ女子高生が、同性の友人に歪んだ友情を強要していきます。
【おすすめするポイント】冴が持つ美沙緒への支配欲や執着心があまりにリアルで、実際のモデルがいるのかと思うほど。いじめよりもキツい冴の束縛を受けている美沙緒を助けようとする人達も現れますが、冴の妨害を受けてことごとく失敗。しかし、美沙緒は冴に立ち向かうことを決心し、協力者とともに冴の秘密を探っていきます。4巻で決着がついたと思いきや、5巻以降も美沙緒は冴の呪縛からは逃れられません…。
異常者の愛
【作品情報】作者は『ヒロインは絶望しました。』『マコさんは死んでも自立しない』などを描いた千田大輔。講談社から出版されており、マンガボックス編集部の『マンガボックス』に掲載し、全6巻で完結しました。かわいい絵柄でヤンデレヒロインの偏執的な愛を描いたサスペンス・ホラー。10年に渡って繰り広げられる惨劇に、ゾクゾクさせられる作品です。
【おすすめするポイント】片思いをこじらせた三姫は、一弥との仲を邪魔する人を徹底的に排除するサイコパスになっていきます。しかし、小学校時代はほんのプロローグで、6年後となる高校生時代が本編です。自分の罪を償った三姫が、一弥の前にまた現れ、今度は一弥本人も酷い目に遭うことに…。かわいらしい絵柄とは裏腹に、流血などのグロい描写が登場するため、ギャップに驚かされる作品です。
ひぐらしのなく頃に 鬼隠し編
竜騎士07 / 鈴羅木かりん ・ スクウェア・エニックス
【あらすじ】山奥の雛見沢村へ引っ越して来た少年・前原圭一(まえはらけいいち)は、かわいい竜宮(りゅうぐう)レナや楽しい同級生達のおかげで村の生活を楽しんでいました。ある日、圭一はレナの趣味である宝探し(ゴミ漁り)に付き合うことに。そこで出会った写真家の富竹ジロウから、村で起きた過去の事件について聞かされます。事件のことをレナに訪ねてみますが、レナも知らない様子。後日、また宝探しに付き合った圭一は、古い雑誌の情報から村でバラバラ殺人事件が起きていたことを知り、この事件に興味を持ち始めます。
【作品情報】原作者は『うみねこのなく頃に』でも知られる竜騎士07、作画は『青鬼』などの作画も担当した鈴羅木かりん。スクウェア・エニックスの『ガンガンパワード』で掲載され、全2巻で完結済です。同人のサウンドノベルゲーム『ひぐらしのなく頃に』の第1話目にあたるエピソードで、2007年に公開された実写映画『ひぐらしのなく頃に』のベースシナリオにもなっています。
【おすすめするポイント】平和な村に隠された陰惨な事件が冒頭で明るみになり、圭一はどんどん疑心暗鬼にかられていきます。普段はかわいくて素朴なレナが、鉈を持ってヤンデレ的な表情を見せるシーンは、「レナといえばこのシーンだよね」というほど人気なのでお見逃しなく! 裏があるようにも取れる会話から誤解や妄想が広がり、さらに村の風習などが積み重なって想定外の結末を迎えるストーリーも秀逸です。
歪んだ愛情&独占欲を堪能できる…ヤンデレBL漫画3選
「好きになったら性別なんて関係なし!」というBL漫画にも、歪んだ愛で相手を独占しようとするヤンデレ達が登場します。胸キュンというより、怖くてドキドキしちゃうようなヤンデレBL漫画をご紹介!
蟷螂の檻
【作品情報】作者は『犬も喰わない』『チョコレートストロベリーバニラ』などのBL漫画を手掛ける彩景でりこ。祥伝社『on BLUE』で連載され、全5巻で完結済です。また、イラストや書店限定の小冊子などをまとめた『蟷螂の檻 特典収録電子小冊子』も発刊されています。地方の旧家・當間家の若き主である育郎と、使用人・典彦の倒錯した愛を描いたBLの名作。
【おすすめするポイント】地方の旧家を舞台に、使用人と若き主の間で育まれる倒錯した関係が繰り広げられ、まさに病みBLの傑作とも言える本作。典彦は育郎を壊してみたいと思っているサイコパスで、快楽と罵倒で育郎を墜としていきます。育郎も典彦の歪んだ愛に飲み込まれてしまい、いつしか主従関係が逆転。さらに、育郎には妾腹の兄や政略結婚した妻などもいるので、ドロドロした人間関係も見どころです。
オレだけ見ないと××しちゃうぞv
【作品情報】作者は、『アイドルと恋するとは思わないじゃん?』『下のくちから召し上がれ』などのBL漫画を描いた三島一彦。徳間書店のボーイズラブ・アンソロジー『Char@』で連載し、全1巻で完結済です。本作は幼なじみに恋するヤンデレ男子の行き過ぎた愛情をコミカルに描いたラブコメで、ドラマCDも制作されました。
【おすすめするポイント】ちっちゃくてリボンの髪飾りも似合っちゃうようなかわいい満ですが、中身は幼馴染みの圭一を独り占めしたいヤンデレストーカー。圭一が女の子話をすると、普段のニコニコ顔が嫉妬に歪み、乱暴な行動に出ることも。圭一の全てを愛するがゆえに盗聴したり、圭一のゴミを収集したりと、エスカレートしていきます。ベースはラブコメなのですが、ホラー的な怖さもたっぷり詰まっています。
scarlet
【作品情報】表題作に加えて複数の作品が掲載された短編集で、作者は『覆面係長』『こいしい悪魔』『理想の誘惑』などのBLコミックを手掛けた斑目ヒロです。幻冬舎の『リンクス』で連載し、全1巻で完結済。表題作と他1作品を収録したドラマCDも発売されました。表題作は、浮気を繰り返しながらも恋人(男性)を暴力で束縛するヤンデレ男が破滅していくダークなストーリーです。
【おすすめするポイント】BLには珍しく、女性を含む三角関係が描かれている作品。女にだらしないダメ男・亮を受け入れて堪え忍ぶアキオには、「そんな男とは別れちゃえ!」と言いたくなるかも。ついにアキオから見限られたと思った亮は、ヤンデレ化して暴走し、悲劇的な結末を迎えます。ただ、続編となる『scarred』では、2人のその後がほっこりとした雰囲気で描かれているので、読後感はスッキリ。胸キュンストーリーが好き人には、同時収録の『ワンナイトスタンド』がおすすめです。
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純粋が故に愛が暴走! ヤンデレたちの狂気と予測不能な行動から目が離せない
相手を深く愛しすぎてしまい、暴走してしまうヤンデレ漫画20選をご紹介してきました。一見普通の人に見えるのに、一瞬で狂気的な表情や言動に変わるというギャップがヤンデレ漫画の大きな魅力。ヤンデレ達の異常な心理状態と予測不可能な行動に、怖さを感じながらもグイグイと引き込まれてしまいます。今回はラブコメをベースにした比較的ライトな作品から、猟奇的でダークな作品まで幅広くピックアップしているので、ヤンデレにちょっと興味がある方も、お気に入りのヤンデレ作品を見つけたい通な方もぜひチェックしてみてくださいね。