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復讐漫画25選|絶望からの壮絶な復讐劇に切ない&スカッとする

「復讐」と言っても、その理由はそれぞれです。いじめ、男女の愛増、犯罪…さまざまな要因で一度は絶望のどん底に落ちるも、決意をもって壮絶な復讐劇に進んでいく主人公たち。今回は、その中のオススメの25選をご紹介!復讐を遂行するまでは気をもんでしまいますが、成し遂げたあとの爽快感に満足すること間違いなしです。また、想いに共感して切なくなるストーリーの漫画もありますので、気になる一冊をぜひ読んでみてください!
目次
壮絶ないじめを発端とした復讐漫画5選
見るに耐えかねるいじめに耐えてきた主人公が、積もり積もった深い恨みを晴らすために復讐を決意する…!これまで辛い時間を過ごしてきた主人公に共感して、悪役が転落していく様にスカッとすること間違いなしの漫画を5選紹介します。
美醜の大地~復讐のために顔を捨てた女~
【作品情報】作者は『惨殺の智~津山30人殺しは巡る~』『緋い初夜~家畜同然に売られた女の復讐~』などでも知られる藤森治見。ぶんか社の『まんがグリム童話』に連載中で、現在(2023年9⽉15⽇時点)20巻まで発売中です。同級生のいじめで家族を失った女性が、姿を変えて地獄の復讐へと足を踏みいれていきます。
【おすすめするポイント】絢子を含むいじめに加担した7人の感情や人生が詳細に描かれており、復讐が完了してもどこか哀しさが残ります。いじめグループの中には絢子を頂点として複雑な人間関係があり、そこには女同士のドロドロとした愛憎も。毎回といっていいほど、読者の予想を裏切る展開が待ち構えています。綿密な計画で復讐を遂げていくハナが、ラスボスである絢子をどう追い込むのかが気になって、一気に読んでしまう作品です。
復讐チャンネル ウラミン ~公開処刑ナマ配信中~
【作品情報】作者は『闇金ドッグス』や『クロムノイド混合遺伝子』などで大人気の飯星シンヤ。ぶんか社の『comic RiSky』に連載中で、現在(2023年9⽉15⽇時点)6巻まで発売されています。動画配信を活用し、チャンネル登録者達の協力を得て過激な復讐を始めます。
【おすすめするポイント】王道の復讐ストーリーですが、協力者のおかげで計画も難航することなく、サクサクと進みます。ターゲットが終始悪い人物として描かれているので、復讐完了後には罪悪感もなくスッキリ!早い段階でみのりの復讐は完結し、その後はチャンネル登録者の復讐を引き受けていきますが、そこから予想外の流れになっていきます。人間の怖さが凝縮されている作品といえるでしょう。
復讐心中
【作品情報】原作は『隣の席の、五十嵐くん。』などでも知られるひなた、作画は『嬢王』や『SOLEIL~ソレイユ~』などの作画も手掛ける紅林直。CLLENNとNTTソルマーレの共同レーベル『シーモア×Mosh!』に連載しており、現在(2023年9⽉15⽇時点)23巻まで発売中です。兄をいじめて自殺へ追い込んだ教師に、妹が復讐していきます。
【おすすめするポイント】復讐といっても凄惨な内容ではなく、サスペンスドラマのようなストーリー。兄に代わって復讐すべく、詩は優一へ近づきますが、優一の不可解な言葉が謎を呼び、序盤から引き込まれます。優一がどこまで詩の素性を知っているのかが気になるところ。後半は優一に対する詩の気持ちが変化していき、思いもよらぬ方向へ。真実を知った時は「まさか…」と驚かされます。
ミスミソウ 完全版
【作品情報】作者は『妖怪マッサージ』や『ハイスコアガール』などで人気の押切蓮介。ぶんか社『ホラーM』で連載したのち全6巻で完結し、2018年には実写映画も公開しました。いじめで家族を殺された少女が、命を懸けていじめっ子を追い詰めます。
【おすすめするポイント】独特な絵柄が陰鬱なストーリーとマッチしており、春花の絶望感やいじめグループの怖さを倍増させます。春花の受けたいじめも復讐の内容も犯罪レベルで、痛々しいシーンも多数。ヒューマニズムや救いがほとんど見当たらないまま、恐怖に満ちたストーリーが展開され、やるせない結末を迎えます。体の芯から震えるサイコホラーを読みたい方におすすめ。
復讐教室
【作品情報】原作は『堕落する彼女』などの作品で人気を集めている山崎烏、作画は『魔王様にパフェを作ったら喜ばれました』『クックロビンを殺すのは』などで知られる要龍。双葉社『アクションコミックス』で連載し、全7巻で完結しました。自分をいじめたクラスメイト全員を地獄へ落していく復讐ストーリーです。
【おすすめするポイント】ドロドロした復讐劇ですが、無駄なくストーリーが進行し、美麗な絵も相まって読みやすく仕上がっています。クラスメイト数十人を相手に、直接は手を下さずにターゲットを追い詰めていく彩菜の頭脳戦が見どころ。誰が味方で誰が敵かわからないサスペンス要素と、話が進むごとに強まる彩菜のサイコな雰囲気に、ずっとゾクゾクさせられます。
不遇な主人公が無双していく異世界復讐漫画3選
罪をかぶせられたり、弄ばれたり…不遇な運命をたどるものの、右に出る者はない無双と化して復讐を成し遂げていく物語を3選ご紹介。自分を悪者に仕立て上げた憎き相手に地獄を見せることができるのか?どんな復讐劇になるのか気になってしまうこと間違いなしです。
復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する
【作品情報】原作は『冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する』などで知られる斧名田マニマニ、コンテは半次、キャラクター原案は『幼馴染でお嫁ちゃん』で人気の荒野、作画は『フェイク・マリアージュ騎士・姫・狂想曲』などの作品を手掛けた坂本あきら。集英社『ヤングジャンプコミックスDIGITAL』に連載中で、現在10巻(2023年9⽉15⽇時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ラウルの生還後、すぐに自分を殺した悪女・ヴィクトリアとの対決となり、冒頭からクライマックスのような盛り上がりを見せます。ラウルの復讐に一切迷いがなく、どの復讐エピソードも因果応報といった展開なので、「ざまぁ」と言いながら心置きなく楽しめます。画力が高い分、グロいシーンもインパクト大なので、グロが苦手という方はご注意ください。
回復術士のやり直し
【作品情報】原作は『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』で人気の月夜涙、キャラクター原案は『セックス・ファンタジー』などの作品で知られるしおこんぶ、作画は『回復術士のおもてなし』で評判の羽賀ソウケン。本作品はKADOKAWA『角川コミックス・エース』に連載しており、現在(2023年9⽉12⽇時点)13巻まで発売中です。TVアニメ化も果たした異世界ファンタジーでの復讐劇です。
【おすすめするポイント】回復術にも関わらず、模倣や破壊などの効果を持たせたチート設定が秀逸!気弱なケヤルが自我を取り戻した時に、一瞬で性格が豹変するあたりに、恨みが相当溜まっていたことがわかります。グロい表現が満載ですが、怖いもの見たさで読み進めてしまうかも。他の復讐漫画とは少し違い、復讐を「ターゲットの破滅」で終わらせないところも作品の面白みの一つといえるでしょう。
悪女は砂時計をひっくり返す
【作品情報】原作は本作が代表作となったSANSOBEE、作画は『公爵夫人の50のお茶レシピ』や『相思相愛』などの作品で人気のAntstudio。ピッコマ『Piccomics』に連載中で、現在(2023年9⽉15⽇時点)4巻まで発売されています。自身の人生を狂わせた義理の妹へ復讐すべく、転生して悪役令嬢を目指します。
【おすすめするポイント】悪役令嬢の転生モノでは、幸せになろうと前向きなヒロインが多い中、アリアは復讐へ全振りしていくのが面白い!ただミエールを憎むだけでなく、自分の至らなさもあったと反省し、自ら成長しようとする真面目な性格にも好感が持てます。一方、微笑みながらアリアへ理不尽な仕打ちをするミエールは、サイコパスそのもの。そんなミエールだからこそ、アリアの復讐に黙っているわけもなく…。最後まで悪女同士の勝負を見届けたくなります。
望みのために戦う!ダークファンタジー復讐漫画6選
魔法や異形などが存在し、暗鬱な世界観で繰り広げられるダークファンタジー系復讐漫画を6選ご紹介します。重苦しい雰囲気の中、登場人物たちに訪れる試練の数々…。困難な状況でも自分の望みのために戦うことを決断する主人公に勇気をもらえるかも?
進撃の巨人
【作品情報】作者は本作が代表作となり、人気漫画家の仲間入りを果たした諫山創。講談社『別冊少年マガジン』に連載し、全34巻で完結済です。TVアニメや国内外での実写映画、ミュージカルやアクションゲームなどにもなりました。母を殺した巨人へ復讐すべく調査兵団へ入団した少年の物語です。
【おすすめするポイント】ベースは人間vs巨人という構図ですが、人間世界の謎が続々と明らかになっていき、国同士の諍いに発展するなど、スケールが大きくなっていくところが見どころです。作り込まれたキャラクター、いくつも張り巡らされた伏線、アクセントとしてのギャグシーンなど、設定と構成が素晴らしい!巨人のビジュアルが不気味すぎて、本作を読んだ日は巨人の夢を見てうなされてしまうかも…。
ベルセルク
【作品情報】作者は『ドゥルアンキ』や『ギガントマキア』などの作品を描いた三浦建太郎。白泉社『ヤングアニマル』に連載し、現在(2023年9月12日時点)41巻まで発売中です。TVアニメ、劇場アニメも公開されて話題を呼びましたが、作者が亡くなったため本作は未完となりました。
【おすすめするポイント】人知を超えた存在が数多く登場するダークファンタジー。緻密に描き込む画風が、本作の緊張感や臨場感をアップ。ガッツと旅を共にするエルフ・パックがところどころギャグで笑わせてくれるので、終始どんよりせずホッとさせてくれます。本来は優しいグリフィスが、人を人と思わない狂気溢れる存在に変わっていく様子は、何度読んでもゾクゾクします。
はめつのおうこく
【作品情報】この作品の作者は『国産少女クラリス』『剣の王国』などの作品で有名なyoruhashi。マッグガーデン『月刊コミックガーデン』に連載し、現在(2023年9⽉12⽇時点)8巻まで好評発売中です。テレビアニメ化も決定しました。
【おすすめするポイント】世界観が細部まできちんと創り込まれていているので、ファンタジーの世界に没入できます。物語が進むにつれて、アドニスの気持ちが少しずつ開かれていくところにも注目です。物語の導入部分には残酷なシーンも多く、魔術を使えない人間らの狂気のような執念が見えて一瞬ゾッとしてしまうかも。完全なる「善・悪」が存在しない、ダークなストーリーが好きな方におすすめです。
ファイアパンチ
【作品情報】作者は『チェンソーマン』『ルックバック』などで知られる藤本タツキ。集英社『少年ジャンプ+』に連載し、全8巻で完結しました。文明が崩壊した世界で、妹を殺した英雄に復讐する少年を描いたダークファンタジーです。
【おすすめするポイント】冒頭から自分の腕を切り落として、人肉を食料として乏しい村人たちに食べさせるというショッキングなシーン。カニバリズムが淡々と描かれる特殊な世界観に気持ちを整理できないまま無条件で引き込まれていきます。壮大なストーリー展開で、人間の内面がよく描かれているので、復讐をテーマにしたダークファンタジーの中でも読み応えは抜群。復讐劇は1巻で収束し、2巻以降はまたガラッと雰囲気が変わるので、読み進めるごとに驚きがあります。
累
【作品情報】作者は『太陽と月の鋼』などを手掛ける松浦だるま。講談社『イブニング』に連載したのち、全14巻で完結済です。醜い容姿で周囲の人間から仕打ちを受け続ける主人公が、特殊な口紅を使って復讐していくサスペンスで、実写映画化も果たしました。
【おすすめするポイント】見どころは、累の圧倒的な演技力と美への執着。母親譲りの演技力を持ちながら、醜い容姿に苦しむ累が、口紅の力で大女優へとステップアップしていくストーリー展開が秀逸です。また、美への執着を持ちながらも、顔を奪った相手への罪悪感に苦しむ累の心情描写に胸をしめつけられる瞬間も。本作の後半は母の秘密も明らかになっていくので、まさかの展開に驚愕するかも。
かつて神だった獣たちへ
【作品情報】作者は『黄昏乙女×アムネジア』や『結婚指輪物語』などを描いためいびい。講談社『別冊少年マガジン』に連載し、15巻で完結済です。2019年にはアニメ化も果たしました。神と呼ばれた異形の兵士が、獣狩りの旅を始める冒険ストーリーです!
【おすすめするポイント】全編を通してワクワクさせてくれるのが擬神兵達の存在です。神話をモチーフにした擬神兵達が多く登場し、それぞれの性格や能力、狂気に走ってしまった理由なども丁寧に描かれています。また、ただの敵としてではなく、元同志を討たなければならなかったハンクの葛藤や、獣狩りの旅で擬神兵と出会うたびに変わっていくナンシーの心情も見どころです。
男女の愛憎から始まる復讐漫画4選
男女の愛増劇はその名のとおり、憎しみと愛情が入り混じっています。愛しているから略奪や不倫をされたら100倍憎い!となる主人公に共感できるのではないでしょうか?愛する想いに葛藤しながら復讐していく物語を4選ご紹介します。
レプリカ 元妻の復讐
【作品情報】原作は『君は綺麗なアヒルの子』などを手掛けたタナカトモ、作画は本作がデビュー作となるひらいはっち。コアミックス『コミックタタン』に連載し、現在(2023年9月9日時点)10巻まで発売中です。イジメっ子により夫を略奪されてしまった主人公が、顔も名前も変え、様々な手段を使って復讐していきます。
【おすすめするポイント】不倫した桔平と、幼少期からいじめ続けてきた花梨は、同情の余地が一切無い人物。すみれが様々な手段を使って、二人を転落させていく様子にゾクゾクしつつスカッとします。すみれはどこまで花梨を追い込んでいくのか、終わりはあるのかが気になって、一気に読んでしまうでしょう。夫への怒りと女性同士の根深い憎悪が絡まったドロドロなストーリーを楽しめます。
RISKY~復讐は罪の味~【単行本版】
【作品情報】作者は『バニシング・ツイン~私の中の君~』などで知られるたちばな梓。アムタス『めちゃコミック』に連載し、全7巻で完結済です。商社マンの男性と婚約して幸せな結婚を迎えるはずの女性が、ある日から不審な事象に見舞われるラブサスペンスで、ドラマ化も果たしました。
【おすすめするポイント】過去に罪を犯した美香や亨が、謎の人物の策略によって少しずつ罠にはまっていく様子にワクワクします。ゆるふわ系女子に見えて裏ではキツいという美香のキャラクターがリアルすぎて、思わず「こういう人いる!」とうなずいてしまうかも。また、美香もなかなかの悪女ですが、さらに強烈な女性も登場するのでそちらもお見逃しなく!
スイート リベンジ
【作品情報】原案は本作がデビュー作となる澤田賢一、作画は『柏屋コッコの人生漫才』でお馴染みの柏屋コッコ。フジテレビジョン『FOD』に連載中で、現在(2023年9月10日時点)3巻まで発売されており、2021年にはドラマ化も果たしました。一見、地味で冴えない女性がどうしようもない男達に罰を与える痛快復讐劇です。
【おすすめするポイント】普段は地味な風貌のマリコが、実は恋愛の達人というギャップが最高。狙った男性を虜にするために、相手の好みに合わせて様々なタイプの女性に変身する様子は「お見事!」と言いたくなります。どんどん堕ちていくターゲットにスカッとすること間違いなしです。容姿だけでなく精神的な部分も解析し、相手の恋心をくすぐるマリコの言動を参考にすると、恋愛テクニックが身につくかも。
復讐のサレ妻〜夫の不倫相手は保育士でした〜【単話版】
ひだりて / COMIC ROOM ・ コミックルーム
【あらすじ】由里の毎日は大忙しです。朝起きたら食事の準備、駄々をこねる娘を保育園に登園させて自分も出勤。夕方には帰宅して食事の準備と慌ただしく動きます。しかし、そんな由里を尻目に、夫の裕翔(ゆうと)は保育園のお迎え以外は非協力的。そんなある日、由里は裕翔からネックレスをもらいます。久々のプレゼントに喜びますが、なぜ今なのかと疑問が頭をよぎる由里。さらに後日、仕事があると言って遅くなった裕翔のワイシャツから、保育園の担任がつけていた香水の匂いと長い黒髪を見つけてしまいます。
【作品情報】作者は本作がデビュー作となるひだりて。COMICROOM『COMICMOON』に連載中で、現在(2023年9月10日時点)3巻まで発売されています。仕事、家事、育児に追われながらも一生懸命な妻がいるのに、夫は保育園の担任と不倫。怒れる女性達の徹底的な復讐劇です。
【おすすめするポイント】序盤では由里の素敵なお母さんっぷりに目を奪われ、家事や育児に追われながらも、しっかりと育児を両立させていく由里の手際の良さに感動。また、夫・裕翔のダメっぷりと、由里を大事にしない姿勢に、女性読者はふつふつと怒りがわいてくるでしょう。秘密を知ってしまった由里が、そんな二人に対してキツい復讐していく様子にスッキリ!ストーリーもテンポよく進んでいくので、短時間でサクっと読めます。
愛する家族のために決意する復讐漫画4選
大事な家族がバラバラに離れてしまい、絶望に打ちひしがれているところに、家族が離れていった原因を作った者がいたと知ったら…?愛する家族の想いを胸に、淡々と復讐の準備を始めて遂行していく主人公たちの復讐漫画を4選ご紹介!
復讐の未亡人
【作品情報】作者は『金魚妻』などでお馴染みの黒澤R。双葉社『毒リンゴcomic』に連載中で、現在(2023年9月10日時点)10巻まで発売しています。パワハラにより夫を失った主人公が、夫を追い込んだ人間達に復讐していくリベンジストーリー。テレビドラマ化も果たしました。
【おすすめするポイント】密がその妖艶な容姿とさまざまな能力を活かし、優吾の仇討ちをしていくところが一番の見どころ。密の濃厚なエッチシーンにドキドキしつつも、罠にはまって落ちぶれていくターゲットたちを見るとスカッとします。密の生い立ちや、復讐への思いが交差し、謎はどんどん深まるばかり。読み進めていくほどにストーリーがどんどん面白くなっていくので、最後まで目が離せません。
御手洗家、炎上する
【作品情報】作者は『17歳の塔』や『私のアリカ』などを手掛けた藤沢もやし。講談社『Kiss』に連載したのち全8巻で完結し、ドラマ化も果たしました。代々、医師を輩出する名家で起きた火事の真相を探るサスペンスストーリーです。
【おすすめするポイント】復讐モノでありながらプロットが緻密に作り込まれているので、推理小説を読んでいるかのようなスリルがあります。杏子と妹の柚子の二人が事件の真相を探るべく奔走しますが、御手洗家と真希子には様々な秘密が隠されており、ストーリーは二転三転。読み進めるにつれて人間関係がどんどん変化していき、最後まで裏切られます。
復讐の時間
【作品情報】原作は『今日も、ご令嬢は王子の正体を見破れない!~転生したら両片思いのまま溺愛されています~』などを描いた前田留衣、作画は本シリーズが代表作となった佐藤猫。DPNブックスの『コミックなにとぞ』に連載され、全7巻で完結しました。
【おすすめするポイント】みきとあげはによって大切な家や家族を奪われてしまう琴葉。16年の長い時間をかけて念入りに計画を立て、「何とかしてあげはを、地に落としてやる」という琴葉の並々ならぬ執念に恐怖すら感じます。絶妙なタイミングで人気絶頂のあげは親子を追い詰めていく琴葉の復讐劇に思わず拍手!琴葉にやられても、黙っていないあげはの逆襲劇にもご注目。
復讐の子守唄
【作品情報】本作は『分身-女子高生Mの悲劇-』『できごころ』『十年目の復讐』などの復讐劇や、ミステリー・サスペンスの著書に定評がある百鬼夜行。シーモアコミック『シーモアコミックス』にて7巻まで発売中(2023年9月12日現在)。愛娘を心無い男によって自死に追いやられた老婆の悲しい復讐劇を描いた作品です。
【おすすめするポイント】どこでもいるような普通の初老の和子が復讐の鬼へと化していく様子に、怒りだけではなく悲しさを感じます。和子の穏やかな表情の裏で燃え上がる復讐心。人間の奥底に秘めた感情が爆発するといかに怖いか…。また、物語が進んでいくうちに、愛美を死に追いやった慶介の本性や、その家族との関係も明らかにされてストーリーに面白味が倍増します。ドキドキしながら一気に読んでしまうでしょう。
社会にはびこる悪を成敗する復讐漫画3選
社会で蔓延している犯罪・いじめに対して、裏で手を回して成敗していくストーリーの漫画を3選ご紹介します。目の前の敵だけでなく、背後にはもっと大きな悪の組織が潜んでいることも…?非道な悪を許さず、懲らしめていく展開は爽快です!
善悪の屑
【作品情報】作者は『スフェリコン』『半獣頭を撃たれても死なない男』などを手がけた渡邊ダイスケ。少年画報社『ヤングキング』で連載し、全5巻で完結しました。物語は第2部『外道の歌』(全15巻)へと引き継がれています。実際の事件をモチーフとしているため、正義とは何かを考えさせられる作品です。
【おすすめするポイント】過去に起きた実際の事件をベースに描かれているため、ゾクゾクするようなリアルさがあります。作中の復讐の描写もかなり過激。つい被害者の気持ちに寄り添って感情移入してしまうので、復讐を達成した時にはスカッとすること間違いなし。武は冷静で冷徹な復讐屋ですが、その中にも人間的な魅力があり、セリフや振る舞いから「本当の正義とは何か」「倫理とは何か」を深く考えさせられます。
レンタル・マーダー~復讐のプロ、お貸しします~
【作品情報】原作・ネームは『いせかいねこひつじ』の八重樫ひのめ、作画は『3年C組鬼瓦先生~なぜか皆に好かれている体育教師~』のどでんちゃん、その他にチームでんがしも本作に携わっています。ソルマーレ編集部『コミックシーモア』に連載中で、現在(2023年9⽉13⽇時点)6巻まで発売されています。
【おすすめするポイント】真白がいじめられている描写は壮絶で胸が痛み、読んでいて辛くなりますが、レンタルマーダーのスタッフ・聖花が登場してからは、テンポよく物語が展開。現実には難しい復讐劇も、本作ではサクッと成し遂げるので爽快な気分になれます。真白の思考や感情に共感するあまり、一刻も早く復讐を終えて幸せになって欲しいという応援の気持ちで読み進めてしまいます。
ウロボロス―警察ヲ裁クハ我ニアリ―
【作品情報】作者は『不能犯』『チェンジザワールド―今日から殺人鬼―』など数多くの作品を発表してきた神崎裕也。新潮社『月刊コミックバンチ』に連載し、全24巻で完結済です。本作は、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』のタイトルで実写ドラマ化も果たしています。
【おすすめするポイント】兄弟のように育ったイクオと竜哉が、共通の目的のために別々の道でそれぞれ成長していく姿が丁寧に描かれており、本作の世界観にグイグイと引き込まれます。イクオと竜哉の幼少期からの絆や、苦難を乗り越えて復讐のために巨大な組織に立ち向かう姿が感動的で、気付けば全力で応援しているかも。警察や極道の組織の内情もリアルに描かれているので、裏社会を知りたい方にもおすすめです。
必ず地獄に落とす…壮絶な復讐劇は一度読むと止まらない!
今回はスカッとするものから切ない気持ちになるものまで、厳選された復讐漫画を25選ご紹介しました。復讐をすることになった理由に鬱々としつつも、「どうにかして報われてほしい!」と応援したくなるはずです。さらに、復讐が成功したときには、気分が晴れて安堵感も…。登場人物にそれぞれ個性や背景があるように、各々復讐内容は違います。読み比べて、お気に入りの「復讐」タイプを見つけてみるのも楽しみ方の一つかもしれませんね。