富士山静岡「エヴァ」空港へようこそ 国内外の誘客へ旅客ビル装飾

戸村登
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 富士山静岡空港静岡県牧之原市坂口)の旅客ターミナルビルに、アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(2021年)の世界を追体験できる装飾がお目見えした。天竜浜名湖鉄道の天竜二俣駅(浜松市天竜区)がモデルとなった「第3村」が映画に登場することにちなんだ観光誘客キャンペーンの一つ。来年2月28日まで。

 浜松市と天竜浜名湖鉄道、遠州鉄道でつくる実行委員会が、「エヴァ」のテレビ放送開始30周年に合わせて外国人観光客やアニメファンを呼び込もうと企画した。今回は、空の玄関口のにぎわいを期待する県も企画に加わった。「浜松市×エヴァンゲリオン『シン・ハママツ計画』」として、ビル内の階段やエレベーターなどがエヴァ仕様に飾られている。

 実行委員長を務める天竜浜名湖鉄道の松井宜正社長は「静岡空港を玄関口に、国内はもちろん、海外からより多くのみなさまに来ていただくことを期待している」と意気込みを語った。

 実行委員会では「2025人類乗車計画 浜松補完MAP」を製作。浜松市内など24カ所で「エヴァンゲリオンスタンプ」を用意するスタンプラリーも開催中だ。天竜二俣駅には、エヴァンゲリオンのキャラクターのスタンドパネルが展示され、天竜浜名湖鉄道の「転車台見学ツアー」(大人600、子ども300)も、平日は午後1時50分、土日祝日は午前10時50分と午後1時50分に開催されている。

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