食品廃棄物からエネルギー 高輪ゲートウェイシティにバイオガス施設

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細沢礼輝
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 JR東日本山手線沿いの車両基地跡地(東京都港区)に誕生させた再開発都市「高輪ゲートウェイシティ」で、食品廃棄物からエネルギーを作り出すバイオガス施設が試験運転を始め、24日に報道公開された。エリア内に10月オープンする「JWマリオット・ホテル東京」の給湯に必要な熱量の1割を担う予定という。

 バイオガス施設は、3月に開業し、オフィスや国際会議場が入るツインタワー「ザ・リンクピラー1」の地下にある。同様の施設がビル内に設けられるのは、大阪市の超高層複合ビル「あべのハルカス」に次いで国内2例目という。

 施設では、ニュウマン高輪などエリア内の飲食店から出る食品廃棄物を破砕、発酵させて、メタンガスを生成。このガスを燃料に屋上の温水ボイラーを稼働させてホテルの給湯に使う。食品廃棄物は資源として再利用することで、7割減量できる見込みという。

 同シティは都心最大規模の約…

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この記事を書いた人
細沢礼輝
東京社会部|鉄道担当
専門・関心分野
鉄道を中心とした運輸部門