斎藤知事に元百条委員長が問う 第三者委の指摘を受け入れない理由は

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添田樹紀
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 兵庫県議会で24日、代表質問があり、最大会派・自民党から奥谷謙一県議が質問に立った。奥谷県議は、斎藤元彦知事らの内部告発文書問題を調べた県議会調査特別委員会(百条委員会)の委員長を務めた。一連の問題をめぐる斎藤知事の対応や見解について、斎藤知事に質問した。

 内部告発文書問題では、弁護士らで構成する県の第三者調査委員会が、斎藤知事らの告発者を特定した対応を「公益通報者保護法違反」とし、告発文書の作成・配布を理由に懲戒処分したことを「違法・無効」と指摘した。斎藤知事は「県の対応は適切だった」などとして、これらの指摘を受け入れていない。

 代表質問に立った奥谷県議は、第三者委が、公正中立な立場から客観的に県の対応を検証するために県が立ち上げたものであることを踏まえ、「調査結果を受け入れないなら、何のための調査だったのか」と疑問を呈した。

 また、「過ちを認め、ただす…

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この記事を書いた人
添田樹紀
神戸総局|兵庫県政
専門・関心分野
国内政治、東南アジア、性的マイノリティ
兵庫県の内部告発文書問題

兵庫県の内部告発文書問題

2024年3月、兵庫県の斎藤元彦知事らがパワハラ疑惑などを内部告発されました。告発への知事の対応をめぐって県議会と対立しましたが、出直し選挙では斎藤知事が再選を果たしました。最新ニュースをお伝えします。[もっと見る]