反射材の着用「呼びかけて」 警視庁がバス協会などを推進役に任命

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太田原奈都乃
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 歩行者の死亡事故が増える冬場を前に、警視庁が24日、バスの業界団体や企業を、反射材普及を呼びかける推進役「TOKYO SAFETY ACTION スペシャルブースター」に委嘱した。冬場は視界が徐々に悪くなる「薄暮」が午後4時以降に来るため高齢者の死亡事故が増えるといい、官民で歩行者への注意喚起を強化する。

 委嘱されたのは、東京バス協会(東京都渋谷区)と靴販売大手のチヨダ(杉並区)。東京バス協会は70歳以上の都民が公共交通機関を定額利用できる「都シルバーパス」の窓口で、申請に来た人に反射材を配ってもらう。チヨダは「東京靴流通センター」などの店頭で、お年寄りの客らに反射材を配布し、活用を呼びかけてもらう。

 交通総務課によると、歩行者が死亡する事故は例年秋~冬に多い。過去5年間の10~12月の死者は計107人で、7~9月(計62人)の約1・5倍。時間帯別では午後4時~6時(計21人)が最多で、年齢別にみると高齢者が目立った。

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この記事を書いた人
太田原奈都乃
東京社会部
専門・関心分野
災害、選挙、人口減少