オープンAIとSBG、米5カ所にデータセンター建設 AI投資加速

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サンフランシスコ=奈良部健
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 米オープンAIとソフトバンクグループ(SBG)、米IT大手オラクルは23日、人工知能(AI)の開発や運用に必要となるデータセンターを米国内の5カ所に建設する計画を発表した。今後3年で、4千億ドル(約60兆)の巨額投資となる。AIインフラ投資が熱を帯びている。

 オープンAIやSBGは1月、トランプ米大統領との共同会見で、4年で5千億ドルを投資してデータセンターをつくる「スターゲート」計画を発表。進捗(しんちょく)が予定よりも遅れているとの声があったが、「(5千億ドルを)2025年末までに確実に達成できる道筋が整った」としている。

 オープンAIはSBGとの協力で、オハイオ州とテキサス州の2カ所のデータセンターを建設する。オハイオ州では来年にも稼働する予定だ。

 また、オープンAIはオラクルとテキサス州でデータセンターをすでに建設しており、ニューメキシコ州や中西部にも拠点を増やす。

 オープンAIの対話型AI「Chat(チャット)GPT」は、高性能モデルになるにつれてより多くの学習データが必要になることなどから、計算量が増え、データセンターの新設が急務となっていた。

 サム・アルトマン最高経営責…

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この記事を書いた人
奈良部健
サンフランシスコ支局長
専門・関心分野
テック、インド、財政と政治、移民難民、経済安保
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