富士通新入社員の伊藤誠悟さん、元優勝者に敗退 将棋朝日杯1次予選

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北野新太
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 第19回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)にアマチュア代表として出場した会社員の伊藤誠悟さん(22)=千葉市稲毛区=が23日、東京都渋谷区将棋会館で指された1次予選3回戦で阿久津主税八段(43)に127手で敗れた。

 伊藤さんは1回戦で宮嶋健太四段(26)、2回戦で谷合廣紀五段(31)に勝利し、出場アマチュア10人のうち唯一3回戦に進出。元A級棋士で本棋戦の優勝経験もある阿久津八段に挑む一局となった。

 後手番で横歩取り△3三角を採用。序盤で形勢を損ねたが、先手の中住まいに対して端角を絡めたコビン攻めに活路を見いだす展開に。劣勢となった後は粘りを尽くしたが、勝機は手にできず。一局を通して阿久津八段に貫禄を見せつけられた敗戦となったが、局後はさわやかに振り返った。

 「阿久津先生は自分が子供の…

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この記事を書いた人
北野新太
文化部|囲碁将棋担当
専門・関心分野
囲碁将棋