林芳正氏、党のめざす「保守」とは「一国平和主義的な観念論を排す」

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与党担当キャップ・笹川翔平
【動画】インタビューに応じる自民党の林芳正氏=2025年9月21日、筋野健太撮影
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候補に迫る

 自民党総裁選に立候補した林芳正官房長官(64)が朝日新聞のインタビューに応じた。

 ――参院選公約の一律2の現金給付をめぐり、「私だったらやらなかった」と発言し、その後撤回した。石破政権内で2給付についてどのような意見を主張したのか。

 「政策決定過程に関わることは控えたい。この公約が『すごくいいからやってほしい』という選挙結果ではなかった。今後はこれをベースに、給付を掲げる政党と議論していく」

 ――立候補会見で「保守」についての考えを述べた。党内には「保守層が参政党に流れた」との危機感がある。参政党の保守とは重なるのか。

 「保守とは、時代に適さないものを改め、維持すべきものは守ること。私の座右の銘である『不易流行』だ」

 ――「日本人ファースト」のような主張は保守だと考えるか。

 「自民党の綱領には、一国平和主義的な観念論を排すとある。我が党はこれを掲げているということだ」

 ――個別政策に通じていることは知られているが、どのような国づくりを目指すのか。

 「秩序のなかで進歩を目指す…

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この記事を書いた人
笹川翔平
政治部|与党担当キャップ
専門・関心分野
国内政治、地方自治、民主主義
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