足をつった鍵山優真、決断までの15秒 終盤の笑顔は「お客さん」へ

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ベルガモ=内田快
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 演技の中盤、ドーナツスピンを終えたところで鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が突然動きを止め、左足のふくらはぎを押さえた。

 イタリア・ベルガモで開幕したフィギュアスケートのロンバルディア杯・男子ショートプログラム(SP)。

 会場が静まりかえる。近くで見ていた三浦佳生は、「どっかやったのか? どっか切ったか?」とけがを心配した。

 鍵山本人も困惑していた。

 4回転サルコーで違和感を覚え、スピンで足をつってしまったという。「試合ではなかなかない」アクシデントに、いったん曲を止めてもらうか迷った。

 「つり癖」自体は元々ある。過去の経験から、自身の場合は一度つると、いったん回復しても演技中に再発しやすいことは知っている。

 ならば、と演技続行を決めた…

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内田快
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