米ペンシルベニア州のUSスチール工場で爆発 2人が死亡、けが人も

ニューヨーク=田中恭太
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 米ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊にある米鉄鋼大手USスチールの工場で11日、爆発があった。AP通信などによると2人が死亡し、少なくとも10人がけがをしている。

 爆発があったのは同州クレアトンにある、製鉄過程に必要な「コークス」を製造する工場。北米最大のコークス製造施設で、約1400人の従業員が働いているという。

 シャピロ州知事はX(旧ツイッター)で「複数の爆発が起きた」と言及。「負傷した従業員は地元の病院に搬送されて治療を受けており、現場では捜索活動が行われている」と投稿した。

 USスチールは6月、トランプ政権が買収を承認したことで、日本製鉄完全子会社になった。USスチールの本社はピッツバーグにあり、今回の施設は本社にほど近い工場の一つだ。

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この記事を書いた人
田中恭太
ニューヨーク支局
専門・関心分野
国連、米国社会、国際情勢、裁判、独占禁止法