みずほ、フィンテック新興を460億で買収へ AI融資審査に照準

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伊沢健司
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 みずほフィナンシャルグループ(FG)は29日、フィンテック(ITを使った金融サービス)のスタートアップ企業、UPSIDER(アップサイダー)ホールディングス(HD)の株式の7割を460億で取得し、子会社化すると発表した。同社は人工知能(AI)を使った迅速な融資の審査に強みがあり、みずほはスタートアップや中堅・中小企業向けの融資を加速させる考えだ。

 みずほFGの木原正裕社長と、アップサイダーの宮城徹代表取締役が29日、都内で会見して明らかにした。木原氏は「イノベーションを牽引(けんいん)するスタートアップや、日本経済を支える中小企業の資金調達力の向上を実現したい」と語った。

 宮城氏は「私たちが持っていないネットワーク、データ、販路をみずほはもっている。グループに入り、私たちが提供してきたものを、ペースを速めて世の中に提供していきたい」と述べた。

10営業日で審査完了

 アップサイダーは2018年…

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この記事を書いた人
伊沢健司
経済部|金融担当
専門・関心分野
金融、原発・エネルギー政策、半導体