夏に多発、バッテリー充電中の事故 車内も航空機内も最大警戒

有料記事

井上道夫
[PR]

 全国で真夏日が続く中、モバイルバッテリーなどに使われているリチウムイオン電池が原因とみられる事故が起きている。長寿命で小型で軽量とあってさまざまな製品に使われているが、何に気をつければいいのだろうか。

 7月20日、JR山手線の車両内で、乗客の女性のモバイルバッテリーが燃える火災があった。女性はスマートフォンを充電中だったという。警視庁によると、このバッテリー(製品名=cheero Flat 10000mAh)はリコール対象製品だった。

純正製品でないバッテリーで多発

 まず、購入するときには、補…

この記事は有料記事です。残り2049文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

この記事を書いた人
井上道夫
くらし科学医療部|消費者庁担当
専門・関心分野
消費者問題
  • commentatorHeader
    インベカヲリ★
    (写真家・ノンフィクションライター)
    2025年7月29日7時0分 投稿
    【視点】

    この夏は、15分ほど歩いただけでも熱中症っぽくなって頭痛が出る暑さなので、ついにハンディ扇風機を買ってしまったのだけど、これがモバイルバッテリーを使うタイプなので困ってしまう。 私の部屋は西日がすごくて、帰ってくるとたいてい高温になっている

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    馬渕磨理子
    (日本金融経済研究所 代表理事)
    2025年7月30日8時34分 投稿
    【視点】

    二つの大事な教訓があると思います。一つは「知らなかった」では済まされないリスクが、誰の身にもあるということ。非純正のモバイルバッテリーが手軽に手に入る時代だからこそ、選ぶ責任と使う責任を持たなければいけないですね。格安商品には裏に安全基準を

    …続きを読む