石破首相、参院選大敗でも続投を表明 人事も「考えていない」

有料記事

[PR]

 自民党石破茂総裁(首相)が21日午後、自民党本部で記者会見を開いた。冒頭発言で、与党が大敗した参院選結果について「極めて厳しい、国民の審判をいただいた」としながらも、「国政に停滞を招かない」と述べ、続投する意向を改めて表明した。

関税交渉、早期の首脳会談めざす

 石破茂首相は続投の意向を改めて表明した後、米国との関税交渉や物価高対策、自然災害への対策などを挙げ、「政治には一刻の停滞も許されない。選挙結果に対する重大な責任を痛感しながらも、政治を停滞させないよう、比較第1党としての責任、国民の皆様方に対する責任を果たしていかねばならない」と述べた。

 また米国との関税交渉について、「日米双方にとって利益となる合意を実現する」とした上で、「私自身もできる限り早期にトランプ大統領と直接話をし、目に見える成果を出して参りたい」との考えを示した。

連立枠組みの拡大「現時点で考えを持っているわけではない」

 石破茂首相(自民党総裁)は…

この記事は有料記事です。残り544文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

  • commentatorHeader
    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年7月21日16時25分 投稿
    【視点】

    与党の自民党と公明党が大幅に後退しました(自民35席減、公明6議席減)。この原因を自民党のパーティー券「裏金議員事案」の余波と見なすと、事柄の本質を見失うと思います。「裏金議員事案」は、きっかけに過ぎません。1990年代初頭より、自民党によ

    …続きを読む
  • commentatorHeader
    佐藤優
    (作家・元外務省主任分析官)
    2025年7月21日16時30分 投稿
    【視点】

    石破茂首相は、カルヴァンの影響を受けたプロテスタントのキリスト教徒です。首相辞任のような重要な事柄について、石破氏は、神に祈り、その結果、自らの心に聞こえてきた神の声に忠実に行動します(筆者もカルヴァンの影響を受けたプロテスタントのキリスト

    …続きを読む
参院選2025

参院選2025

2025年7月3日(木)公示、7月20日(日)投開票の参議院選挙に関するニュースをお届けします。[もっと見る]