維新、退潮傾向を打開できず 「全国政党化」遠いまま、存在感示せず

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宮脇稜平 野平悠一
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 日本維新の会は目標としてきた「6議席以上」の議席獲得を確実にした。ただ、もともと党内では「低過ぎる目標」と指摘されていた。党の再生を託されて昨年12月に代表に就いた吉村洋文大阪府知事にとり、初の国政選だったが、退潮傾向の打開にはつながらなそうだ。

 維新は2022年参院選で、比例区では野党最多の784万票を獲得、選挙区を含め12議席を得ていた。その後は与党寄りの姿勢などが批判を浴びて失速。昨秋の衆院選で議席を減らして当時の馬場伸幸代表が辞任し、党勢回復の切り札として吉村氏が登板した。だが、議席ゼロに終わった今年6月の東京都議選に続き、今回の参院選でも存在感を示せず、悲願の「全国政党化」は遠いままだ。

 党内からは「もともと低い目…

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