自民、1人区で支持落ち込む 無党派層が参政に流れる 朝日出口調査

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磯田和昭
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 参院選全体の勝敗を決してきた改選数1の1人区。伝統的に自民の支持基盤が厚い地域が多いとされるが、7月20日の投開票日に朝日新聞社が実施した出口調査では、その基盤が細ったうえに、保守的な政策を掲げた参政に無党派層の支持で侵食されている様子が目につく。

 自民は1人区で、2012年の政権復帰以降、野党系に大きく勝ち越してきた。1人区全体で政党支持率をみると、自民支持率は前回22年の参院選出口調査では49%だったのが、今回30%に大きく落ち込んだ。次いで立憲が14%、3番手の参政が13%などだ。

 1人区全体で支持政党別の投票行動を見ると、自民支持層のうち5%が参政候補に投票。前回は2%で、自民支持層の投票先としての割合は小さいが、やや増えた。

 選挙区の勝敗のかぎを握る無党派層は、1人区全体の16%を占める。無党派層のうち22%が参政候補に投票。無党派層の投票先としては立憲候補22%、自民候補20%とほぼ並ぶ多さだ。

 前回、1人区の無党派層の投…

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