就職氷河期の40~50代が参政に投票 国民民主は20代 出口調査

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 今回の参院選で伸長した参政党や国民民主党に、比例区で投票したのは、どんな人が多かったか。朝日新聞社が7月20日に実施した出口調査で分析して浮かび上がったのは――。

 とりわけ急伸した参政に投票した人をみると性別では男性が60%、年代別では40代、50代が厚く、それぞれ21%だった。いわゆる「就職氷河期世代」の男性が多かったようだ。

 それより上の年代からの人気は比較的、薄かった。全投票者と参政投票者との年代別割合を比較すると、参政投票者は10~50代の各世代で、全投票者の割合を上回ったが、60代は全投票者が16%だったのに対し参政投票者では13%、70代は17%に対し7%、80歳以上は9%に対し2%だった。

 投票の際、SNSや動画サイ…

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    河西秀哉
    (名古屋大学准教授=皇室・近現代史)
    2025年7月21日9時53分 投稿
    【視点】

    私自身はまさにこの世代(40~50代)にあたります。 「就職氷河期世代」とも言われるこの年齢層は、閉塞感が漂う日本社会で、これまでも「何か変えてくれそうな」雰囲気をつかもうと、維新などを含めて新しい勢力に投票してきたのかもしれません。「この

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    安田峰俊
    (ルポライター)
    2025年7月21日10時54分 投稿
    【視点】

    参政党は他党にはない強さがあります。この一晩、彼らの今回の躍進の理由を考えていたのですが、 ・論理的一貫性やポリコレ的配慮といった複雑な思考にコストをかけたくない層 ・それらの思考スキームを当然の前提としてものを言う旧来のメディアやインテリ

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